JP3136450B2 - 地下構造探査方法 - Google Patents
地下構造探査方法Info
- Publication number
- JP3136450B2 JP3136450B2 JP11565892A JP11565892A JP3136450B2 JP 3136450 B2 JP3136450 B2 JP 3136450B2 JP 11565892 A JP11565892 A JP 11565892A JP 11565892 A JP11565892 A JP 11565892A JP 3136450 B2 JP3136450 B2 JP 3136450B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- underground structure
- vibration
- data
- central station
- phase velocity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設、土木の分野にお
いて、基礎構造の支持層の決定や、重要構造物建設の際
の設計用入力地震動作成等に適用される地下構造探査方
法に関する。
いて、基礎構造の支持層の決定や、重要構造物建設の際
の設計用入力地震動作成等に適用される地下構造探査方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】基礎構造を構築する場合、地震対策のた
めに地下構造を解析することが必須である。そのため
に、従来の地下構造探査方法は、数100mから数km
の範囲にわたって多数の振動センサを配置し、各振動セ
ンサをケーブルにより収録装置に接続し、振動センサに
より得られる振動データを解析することにより行われて
いる。
めに地下構造を解析することが必須である。そのため
に、従来の地下構造探査方法は、数100mから数km
の範囲にわたって多数の振動センサを配置し、各振動セ
ンサをケーブルにより収録装置に接続し、振動センサに
より得られる振動データを解析することにより行われて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法においては、多数の振動センサをケーブルによ
り収録装置に接続するため、場所によっては振動センサ
の配置に制約を受けるという問題を有し、また、データ
の同時性を確保するために、各センサ位置で人間が操作
しなければならないという問題を有し、さらに、各セン
サの位置を把握するのに測長器を使用したり地図上でセ
ンサ位置を測定するため、精度が悪く、またデータを収
集するのに時間がかかるという問題を有している。
来の方法においては、多数の振動センサをケーブルによ
り収録装置に接続するため、場所によっては振動センサ
の配置に制約を受けるという問題を有し、また、データ
の同時性を確保するために、各センサ位置で人間が操作
しなければならないという問題を有し、さらに、各セン
サの位置を把握するのに測長器を使用したり地図上でセ
ンサ位置を測定するため、精度が悪く、またデータを収
集するのに時間がかかるという問題を有している。
【0004】本発明は上記問題を解決するものであっ
て、センサの配置に制約を受けることなく、短時間で高
精度に地下構造を解析することができる地下構造探査方
法を提供することを目的とする。
て、センサの配置に制約を受けることなく、短時間で高
精度に地下構造を解析することができる地下構造探査方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の地下
構造探査方法は、複数の人工衛星1と、一つの中央局2
と、複数のローカル局3と、中央局2およびローカル局
3において地表面に配置される振動センサ4とを備え、
人工衛星による測地システムにより前記各振動センサ4
の空間位置を測定し、該空間位置データと振動データを
無線により前記中央局に伝送、収集し、振動センサのデ
ータから周波数−波数解析により位相速度曲線を求め、
これを地下構造における表面波の位相速度の理論的曲線
と比較することにより、任意の深さにおけるせん断波速
度を求めることにより、地下構造を決定することを特徴
とする。
構造探査方法は、複数の人工衛星1と、一つの中央局2
と、複数のローカル局3と、中央局2およびローカル局
3において地表面に配置される振動センサ4とを備え、
人工衛星による測地システムにより前記各振動センサ4
の空間位置を測定し、該空間位置データと振動データを
無線により前記中央局に伝送、収集し、振動センサのデ
ータから周波数−波数解析により位相速度曲線を求め、
これを地下構造における表面波の位相速度の理論的曲線
と比較することにより、任意の深さにおけるせん断波速
度を求めることにより、地下構造を決定することを特徴
とする。
【0006】
【0007】
【作用】本発明においては、振動センサのデータから周
波数−波数解析により位相速度曲線を求め、これを地下
構造における表面波の位相速度の理論的曲線と比較する
ことにより、ある深さにおけるS波速度、P波速度を求
めることができ、地下構造を解析することができる。
波数−波数解析により位相速度曲線を求め、これを地下
構造における表面波の位相速度の理論的曲線と比較する
ことにより、ある深さにおけるS波速度、P波速度を求
めることができ、地下構造を解析することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明の地下構造探査装置の1実施例を
示す概略構成図である。本発明は、複数の人工衛星1、
一つの中央局2および複数のローカル局3から構成さ
れ、中央局2およびローカル局3においては、地表面に
振動センサ4が配置、接続される。
明する。図1は本発明の地下構造探査装置の1実施例を
示す概略構成図である。本発明は、複数の人工衛星1、
一つの中央局2および複数のローカル局3から構成さ
れ、中央局2およびローカル局3においては、地表面に
振動センサ4が配置、接続される。
【0009】中央局2およびローカル局3は、複数の人
工衛星1と送受信が行われ人工衛星1による測地システ
ムにより、それぞれの空間位置が測定され、その空間位
置データは無線で中央局2に伝送、収集される。中央局
2では、中央局2およびローカル局3の空間位置データ
に基づいて、振動センサ4の配置情報を構成し振動セン
サ全体の特性を計算する。中央局2から測定開始命令を
発すると、各ローカル局3は同時に地盤の振動測定を開
始し、中央局2では測定開始後、各ローカル局3から振
動データを無線で収集し、データ処理、解析を行って地
下構造を決定する。振動センサ4の配置は必要に応じて
変更され、その場合には上記処理を繰り返す。
工衛星1と送受信が行われ人工衛星1による測地システ
ムにより、それぞれの空間位置が測定され、その空間位
置データは無線で中央局2に伝送、収集される。中央局
2では、中央局2およびローカル局3の空間位置データ
に基づいて、振動センサ4の配置情報を構成し振動セン
サ全体の特性を計算する。中央局2から測定開始命令を
発すると、各ローカル局3は同時に地盤の振動測定を開
始し、中央局2では測定開始後、各ローカル局3から振
動データを無線で収集し、データ処理、解析を行って地
下構造を決定する。振動センサ4の配置は必要に応じて
変更され、その場合には上記処理を繰り返す。
【0010】次に本発明における地下構造の探査、解析
方法について説明する。地盤は、工場、交通等の人為的
振動や波浪、風等の自然的振動により絶えず微動してお
り、この微動のスペクトルの卓越周期、振幅が地下構造
に関係することは従来から知られているが、本発明者等
は、微動の上下成分を観測しその周波数特性や波動伝搬
性状を検討した。
方法について説明する。地盤は、工場、交通等の人為的
振動や波浪、風等の自然的振動により絶えず微動してお
り、この微動のスペクトルの卓越周期、振幅が地下構造
に関係することは従来から知られているが、本発明者等
は、微動の上下成分を観測しその周波数特性や波動伝搬
性状を検討した。
【0011】すなわち、図2に示すように、12地点に
振動センサを配置し、その範囲を半径40m、最小間隔
を10mとし、各地点において微動の上下成分を測定す
ると図3に示すデータが得られ、全観測点でのパワース
ペクトルでは、図4に示すように、ある周波数で大きな
勢力を示し各観測点で共通した卓越振動が見られた。次
に、全観測点の波形から例えば周波数−波数解析(以下
F−K解析という)を行い、ある周波数に対応したF−
Kスペクトルを計算し、微動の到来方向および位相速度
を求める。図5はある周波数でのF−Kスペクトルの例
を示し、原点とピーク位置(黒点)を結ぶ線から波の到
来方向が求められ、原点とピーク位置との距離から位相
速度が計算される。このようにして求めた周波数に対応
した位相速度は、図6の○点に示すように、プロットさ
れる。図6の曲線C(f)は、PS検層による既知の地
下構造に対するレーリー波(表面波の一種)の位相速度
を示し、2.2〜5Hzの範囲ではF−Kスペクトルか
ら求めた位相速度と良い対応を示すことが判明した。な
お、点線Aは振動センサの配置範囲の大きさから決まる
解析限界を示し、点線Bは振動センサの最小間隔から決
まる解析限界を示している。
振動センサを配置し、その範囲を半径40m、最小間隔
を10mとし、各地点において微動の上下成分を測定す
ると図3に示すデータが得られ、全観測点でのパワース
ペクトルでは、図4に示すように、ある周波数で大きな
勢力を示し各観測点で共通した卓越振動が見られた。次
に、全観測点の波形から例えば周波数−波数解析(以下
F−K解析という)を行い、ある周波数に対応したF−
Kスペクトルを計算し、微動の到来方向および位相速度
を求める。図5はある周波数でのF−Kスペクトルの例
を示し、原点とピーク位置(黒点)を結ぶ線から波の到
来方向が求められ、原点とピーク位置との距離から位相
速度が計算される。このようにして求めた周波数に対応
した位相速度は、図6の○点に示すように、プロットさ
れる。図6の曲線C(f)は、PS検層による既知の地
下構造に対するレーリー波(表面波の一種)の位相速度
を示し、2.2〜5Hzの範囲ではF−Kスペクトルか
ら求めた位相速度と良い対応を示すことが判明した。な
お、点線Aは振動センサの配置範囲の大きさから決まる
解析限界を示し、点線Bは振動センサの最小間隔から決
まる解析限界を示している。
【0012】以上説明したように、振動センサのデータ
から例えばF−Kスペクトルにより位相速度曲線を求
め、これを地下構造における表面波の位相速度の理論的
曲線と比較することにより、任意深さにおけるせん断波
速度を求めることができ、地下構造を解析することがで
きる。図7は前記した本発明における地下構造探査方法
のフローを示している。
から例えばF−Kスペクトルにより位相速度曲線を求
め、これを地下構造における表面波の位相速度の理論的
曲線と比較することにより、任意深さにおけるせん断波
速度を求めることができ、地下構造を解析することがで
きる。図7は前記した本発明における地下構造探査方法
のフローを示している。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、自動的に高精度にかつ短時間で各センサの位置
を検出することができる。また、ケーブルを廃止できる
ため、センサの配置に制約を受けることなく自由に配置
することができる。さらに、電波により同時かつ一箇所
にデータを集積するため、即座にデータ処理ができると
共に、中央局のみで測定を行えるため省力化を図ること
ができる。
よれば、自動的に高精度にかつ短時間で各センサの位置
を検出することができる。また、ケーブルを廃止できる
ため、センサの配置に制約を受けることなく自由に配置
することができる。さらに、電波により同時かつ一箇所
にデータを集積するため、即座にデータ処理ができると
共に、中央局のみで測定を行えるため省力化を図ること
ができる。
【図1】本発明の地下構造探査装置の1実施例を示す概
略構成図
略構成図
【図2】本発明に係わる観測方法を説明するための図
【図3】図2の観測点における振動データを示す図
【図4】図2の全観測点での微動のパワースペクトルを
示す図
示す図
【図5】ある周波数でのF−Kスペクトルの例を示す図
【図6】周波数と位相速度の関係を示す図
【図7】本発明における地下構造探査方法のフローを示
す図
す図
1…人工衛星、2…中央局、3…ローカル局、4…振動
センサ
センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川瀬 博 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−116483(JP,A) 特開 昭63−122976(JP,A) 実開 平4−20195(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 1/28 G01V 1/22
Claims (1)
- 【請求項1】複数の人工衛星と、一つの中央局と、複数
のローカル局と、中央局およびローカル局において地表
面に配置される振動センサとを備え、人工衛星による測
地システムにより前記各振動センサの空間位置を測定
し、該空間位置データと振動データを無線により前記中
央局に伝送、収集し、振動センサのデータから周波数−
波数解析により位相速度曲線を求め、これを地下構造に
おける表面波の位相速度の理論的曲線と比較することに
より、任意の深さにおけるせん断波速度を求めることに
より、地下構造を決定することを特徴とする地下構造探
査方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11565892A JP3136450B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 地下構造探査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11565892A JP3136450B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 地下構造探査方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05312963A JPH05312963A (ja) | 1993-11-26 |
| JP3136450B2 true JP3136450B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=14668100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11565892A Expired - Fee Related JP3136450B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 地下構造探査方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3136450B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003043152A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-13 | Arukoihara:Kk | 地盤調査方法、地盤調査装置及び地盤調査システム |
-
1992
- 1992-05-08 JP JP11565892A patent/JP3136450B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05312963A (ja) | 1993-11-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Anthony et al. | Do low‐cost seismographs perform well enough for your network? An overview of laboratory tests and field observations of the OSOP Raspberry Shake 4D | |
| Louie | Faster, better: shear-wave velocity to 100 meters depth from refraction microtremor arrays | |
| Genrich et al. | Instantaneous geodetic positioning with 10–50 Hz GPS measurements: Noise characteristics and implications for monitoring networks | |
| Di Giovanni et al. | A seismological study of the Sos Enattos Area—the Sardinia candidate site for the Einstein Telescope | |
| CN1325493A (zh) | 地震数据采集方法与装置 | |
| Johnson et al. | Snow avalanche detection and source constraints made using a networked array of infrasound sensors | |
| Antonovskaya et al. | New seismic array solution for earthquake observations and hydropower plant health monitoring | |
| Picozzi et al. | Interferometric analysis of strong ground motion for structural health monitoring: the example of the L’Aquila, Italy, seismic sequence of 2009 | |
| Santos et al. | Understanding the fundamentals of earthquake signal sensing networks | |
| McComas et al. | Infrasound monitoring in non-traditional environments | |
| Cates et al. | Seismic detection of sonic booms | |
| JP3136450B2 (ja) | 地下構造探査方法 | |
| Arosio et al. | Lab and field tests of a low‐cost 3‐component seismometer for shallow passive seismic applications | |
| Rind | Microseisms at Palisades: 3. Microseisms and microbaroms | |
| JPH10319128A (ja) | 受動型地下構造探査装置 | |
| Herring et al. | GPS measured response of a tall building due to a distant M w 7.3 earthquake | |
| Ahn et al. | Development of seismic intensity maps using low-cost micro-electro-mechanical systems seismic network | |
| Coward et al. | Vehicle-induced seismic effects at a gravitational wave observatory | |
| KR102692444B1 (ko) | 지진파 자료와 맥동 자료를 활용한 지진계 센서 방위각 방향 원격결정 시스템 및 방법 | |
| EP4639230A1 (en) | Method for ambient vibration analysis | |
| CN111691876A (zh) | 一种利用声波测井对邻井成像的方法、装置及存储介质 | |
| Farine et al. | General application of MEMS sensors for land seismic acquisition—Is it time | |
| JPH0915343A (ja) | 地盤空洞検知方法およびその装置 | |
| JPH063459A (ja) | 地下構造探査装置 | |
| Park et al. | Seismic Approach to Quality Management of HMA |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |