JP3134300U - Oil gauge device - Google Patents
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Abstract
【課題】タンクを空にすることなくゲージ管内部の洗浄を可能にする。
【解決手段】オイルゲージ装置は、鉛直方向に延びて設けられた透明樹脂からなるゲージ管11と、ゲージ管11の上端に設けられた上継ぎ手12と、ゲージ管11の下端に設けられた下継ぎ手13とを備える。ゲージ管11の軸心に軸心が一致して上継ぎ手12に形成されゲージ管11に連通する連通孔12aと、その連通孔12aに取外し可能に取付けられ取付けられた状態で連通孔12aを封止可能に構成された封止体14とを備える。連通孔12aが雌ねじ孔であって、封止体14が連通孔12aに螺着された雄ねじである。連通孔12aの孔径がゲージ管11の内径以上に形成され、ゲージ管11と上継ぎ手12と下継ぎ手13が射出成型により一体的に形成される。
【選択図】 図1An object of the present invention is to clean the inside of a gauge tube without emptying a tank.
An oil gauge device includes a gauge pipe 11 made of a transparent resin extending in a vertical direction, an upper joint 12 provided at an upper end of the gauge pipe 11, and a lower pipe provided at a lower end of the gauge pipe 11. And a joint 13. A communication hole 12a that is formed in the upper joint 12 so that its axis coincides with the axis of the gauge pipe 11 and communicates with the gauge pipe 11, and the communication hole 12a that is detachably attached to and attached to the communication hole 12a is sealed. And a sealing body 14 configured to be stoppable. The communication hole 12a is a female screw hole, and the sealing body 14 is a male screw screwed into the communication hole 12a. The hole diameter of the communication hole 12a is formed to be larger than the inner diameter of the gauge tube 11, and the gauge tube 11, the upper joint 12, and the lower joint 13 are integrally formed by injection molding.
[Selection] Figure 1
Description
本考案は、燃料タンクに貯留された燃料や、油圧装置のタンクに貯留された作動油、又は減変速機などの機器に貯留された潤滑油等の液面の位置を外部より検知するためのオイルゲージ装置に関するものである。 The present invention is for detecting the position of a liquid level such as fuel stored in a fuel tank, hydraulic oil stored in a tank of a hydraulic device, or lubricating oil stored in a device such as a reduction gear from the outside. The present invention relates to an oil gauge device.
従来、エンジンを備える機器においては、その燃料を貯留するタンクが備えられる。また、その機器にエンジンの回転を減速させる減変速機や油圧装置が設けられている場合には、その減変速機の内部には潤滑油が貯留され、油圧装置には作動油を貯留するタンクが備えられる。また、エンジンを備えていないような工作機械等にあっては、切削等の加工時に生じる熱を除去してその加工を容易にするために切削油をその加工箇所に流すことが行われる。その関係上、それらの機械等には、切削油を貯留するタンクを設けるものが知られている。これらの燃料や潤滑油、作動油及び切削油は機器や機械の稼働状況に応じてその量が変化するものであり、常に適正な量が貯留されていることが望まれる。そして、タンク等に貯留された燃料や潤滑油等の量を知るために、それらの液面の位置を外部より検知するためのものとして、オイルゲージ装置が知られている。 2. Description of the Related Art Conventionally, equipment equipped with an engine is provided with a tank that stores the fuel. In addition, when the equipment is provided with a reduction gearbox or a hydraulic device that decelerates the rotation of the engine, lubricating oil is stored in the reduction gearbox, and a hydraulic oil tank is stored in the hydraulic device. Is provided. Further, in a machine tool or the like that does not include an engine, a cutting oil is flowed to the processing portion in order to remove heat generated during processing such as cutting and facilitate the processing. In view of this, it is known that these machines and the like are provided with a tank for storing cutting oil. These fuels, lubricating oils, hydraulic oils, and cutting oils vary in their amounts according to the operating conditions of equipment and machines, and it is desirable that appropriate amounts are always stored. And in order to know the quantity of fuel, lubricating oil, etc. stored in a tank or the like, an oil gauge device is known for detecting the position of the liquid level from the outside.
このオイルゲージ装置として、図6に示すように、タンク2等の側壁外部に鉛直方向に延びて設けられた塩化ビニール等の透明樹脂からなるゲージ管3と、そのゲージ管3の上端に設けられた上継ぎ手4と、ゲージ管3の下端に設けられた下継ぎ手5とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このオイルゲージ装置は、ゲージ管3と別部材からなるゲージステー6がタンク2の近傍の部材に取付けられ、このゲージステー6に、直線状のゲージ管3が鉛直方向に支持されるようになっている。即ち、ゲージステー6の上支持部6aに上継ぎ手4が取付られ、ゲージステー6の下支持部6bに下継ぎ手5が取付られ、この上継ぎ手4と下継ぎ手5との間に、別部材からなるゲージ管3を連結するようになっている。
As shown in FIG. 6, the oil gauge device is provided with a
一方、タンク2の上部には内部に連通する上部ノズル2aが設けられ、この上部ノズル2aに上連結管7の一端が接続され、この上連結管7の他端が上継ぎ手4に接続される。上継ぎ手4にはタンク側ノズル4aとこのタンク側ノズル4aと連通しゲージ管3の上端が嵌入する下部ノズル4bを備える。そして、この上連結管7及び上継ぎ手4を介してゲージ管3の上端がタンク2の内部に連通される。一方、タンク2の下部には内部に連通する下部ノズル2bが設けられ、この下部ノズル2bに下連結管8の一端が接続され、この下連結管8の他端が下継ぎ手5に接続される。下継ぎ手5にはタンク側ノズル5aとこのタンク側ノズル5aと連通しゲージ管3の下端が嵌入する上部ノズル5bを備える。そして、この下連結管8及び下継ぎ手5を介してゲージ管3の下端がタンク2の内部に連通される。このような構成のオイルゲージ装置では、タンク2内部の燃料の一部が下連結管8及び下継ぎ手5を介してゲージ管3に浸入し、ケージ管3に浸入した燃料の液面によりタンク2の外部からそのタンク2内部に貯留された燃料等の液面の位置を検知することができるようになっている。
しかし、上記従来のオイルゲージ装置では、ケージ管3の内部に浸入した燃料等がそのゲージ管3の内部に付着し、そのゲージ管3の内部に浸入した燃料等の液面の位置が確認し難くなることがあり、このため、このオイルゲージ装置を定期的に交換または洗浄する必要があった。そして、オイルゲージ装置を洗浄または交換する際にはゲージ管3自体を取外さなければならず、その際にタンク2等に設けられたノズル2a,2bから燃料や油等が流出しないようにするため、一旦機器の運転を停止してタンク2内部の燃料や油を抜き取ってその内部を空にしなければならない煩わしさがあった。
本考案の目的は、タンクを空にすることなくゲージ管内部の洗浄が可能なオイルゲージ装置を提供することにある。
However, in the conventional oil gauge device, the fuel or the like that has entered the
An object of the present invention is to provide an oil gauge device capable of cleaning the inside of a gauge pipe without emptying a tank.
請求項1に係る考案は、図1に示すように、鉛直方向に延びて設けられた透明樹脂からなるゲージ管11と、ゲージ管11の上端に設けられた上継ぎ手12と、ゲージ管11の下端に設けられた下継ぎ手13とを備えたオイルゲージ装置の改良である。
その特徴ある構成は、ゲージ管11の軸心に軸心が一致して上継ぎ手12に形成されゲージ管11に連通する連通孔12aと、その連通孔12aに取外し可能に取付けられ取付けられた状態で連通孔12aを封止可能に構成された封止体14とを備えたところにある。
As shown in FIG. 1, the device according to
The characteristic configuration is that the shaft center coincides with the axis of the
この請求項1に記載されたオイルゲージ装置では、ケージ管11の内部を洗浄する場合には、図2に示すように、封止体14を連通孔12aから取外してその連通孔12aを開放させ、その開放された連通孔12aを介してゲージ管11の内部を洗浄することができる。このため、ゲージ管11を取外すことなくそのゲージ管11を洗浄することが可能になり、従来必要であったゲージ管の洗浄毎にタンク等の内部の燃料や油を抜き取るという繁雑な作業をなくすことができる。
In the oil gauge device according to the first aspect, when cleaning the inside of the
請求項2に係る考案は、請求項1に係る考案であって、連通孔12aが雌ねじ孔であって、封止体14が連通孔12aに螺着された雄ねじであることを特徴とする。
この請求項2に記載されたオイルゲージ装置では、封止体である雄ねじ14を連通孔である雌ねじ孔12aに螺着するだけでその連通孔12aを封止することができる。また、その連通孔である雌ねじ孔12aから封止体である雄ねじ14を中心軸を中心として回転させるだけで取外すことができる。このため、その雄ねじ14を回転させるだけの比較的単純な作業でゲージ管11を洗浄する際に必要な連通孔12aを開放させることができる。
The device according to
In the oil gauge device according to the second aspect, the
請求項3に係る考案は、請求項1又は2に係る考案であって、連通孔12aの孔径がゲージ管11の内径以上に形成され、ゲージ管11と上継ぎ手12と下継ぎ手13が射出成型により一体的に形成されたことを特徴とする。
上継ぎ手12とゲージ管11と下継ぎ手13を射出成型により一体的に形成することを考えると、中間に位置するゲージ管11の貫通孔11aを作るための棒状の金型の抜き方向が問題となる。けれども、この請求項3に係る考案では、連通孔12aの孔径をゲージ管11の内径以上に形成するので、貫通孔11aを作るための棒状の金型をこの連通孔12aを介して引き抜くことができる。よって、上継ぎ手12とゲージ管11と下継ぎ手13を射出成型により一体的に形成することが可能となり、それらが別部材からなる従来に比較して、その成型作業が比較的容易となり、比較的安価なオイルゲージ装置10を得ることが可能になる。
The invention according to
Considering that the
請求項4に係る考案は、請求項3に係る考案であって、上継ぎ手12にゲージ管11に直交する上貫通孔12bが形成され、下継ぎ手13にゲージ管11に直交する下貫通孔13bが形成され、上貫通孔12b及び下貫通孔13bにそれぞれ挿通された取付ねじ21を更に備え、それぞれの取付ねじ21を介して取付けられた上継ぎ手12と下継ぎ手13によりゲージ管11を鉛直に取付けるように構成されたことを特徴とする。
この請求項4に記載されたオイルゲージ装置では、取付ねじ21により上継ぎ手12と下継ぎ手13を直接取付けることが可能となる。このため、従来必要とされた取付ステーを不要にすることができ、更に安価なオイルゲージ装置を得ることが可能になる。
The device according to
In the oil gauge device according to the fourth aspect, the
請求項5に係る考案は、請求項4に係る考案であって、ゲージ管11の上端が上貫通孔12bに連通して形成され、ゲージ管11の下端が下貫通孔13bに連通して形成され、上貫通孔12b及び下貫通孔13bにそれぞれ挿通された取付ねじ21がタンク17の側壁17aに形成された雌ねじ孔17bに螺合された場合にタンク17内部を上貫通孔12b及び下貫通孔13bに連通させる油道22が取付ねじ21に形成されたことを特徴とする。
この請求項5に記載されたオイルゲージ装置では、取付ねじ21により上継ぎ手12と下継ぎ手13をタンク17の側壁17aに取付けるだけの比較的単純な作業で、そのタンク17内部をゲージ管11に連通させることができる。このため、タンク内部をゲージ管に連通させるために従来必要とされた連結管を不要にすることができる。
The device according to claim 5 is the device according to
In the oil gauge device according to claim 5, the inside of the
請求項6に係る考案は、請求項5に係る考案であって、取付ねじ21が頭部21aと頭部21aに基端が接続されたねじ部21bを有し、ねじ部21bの軸心に直交してねじ部21bを横断するように形成された横孔22aとねじ部21bの軸心に沿ってねじ部21bに形成されねじ部21bの先端に一端が開放し横孔22aに基端が連通する軸孔22bにより油道22が形成されたことを特徴とする。
この請求項6に記載されたオイルゲージ装置では、従来からあるいわゆる六角ボルトを加工することにより本考案の取付ねじ21として使用することが可能になり、取付ねじ21の単価が押し上げられることを抑制することができる。
The device according to claim 6 is the device according to claim 5, wherein the
In the oil gauge device according to the sixth aspect, a so-called hexagon bolt can be used as the
本考案のオイルゲージ装置では、ゲージ管の軸心に軸心が一致して上継ぎ手に形成されたゲージ管に連通する連通孔と、その連通孔に取外し可能に取付けられ取付けられた状態で連通孔を封止可能に構成された封止体とを備えたので、ケージ管の内部を洗浄する場合には、封止体を連通孔から取外してその連通孔を開放させ、その開放された連通孔を介してゲージ管の内部を洗浄することができる。このため、ゲージ管を取外すことなくそのゲージ管を洗浄することが可能になり、従来必要であったゲージ管の洗浄毎にタンク等の内部の燃料や油を抜き取るという繁雑な作業をなくすことができる。 In the oil gauge device of the present invention, a communication hole communicating with the gauge pipe formed in the upper joint with the axis center coincided with the axis of the gauge pipe, and the communication in a state where it is removably attached to and attached to the communication hole. Since the hole is provided with a sealing body configured to be able to seal, when cleaning the inside of the cage tube, the sealing body is removed from the communication hole, and the communication hole is opened. The inside of the gauge tube can be cleaned through the hole. For this reason, it becomes possible to clean the gauge tube without removing the gauge tube, and it is possible to eliminate the complicated work of draining fuel and oil inside the tank etc. every time the gauge tube is cleaned. it can.
この場合、連通孔が雌ねじ孔であって、封止体が連通孔に螺着された雄ねじであれば、その連通孔である雌ねじ孔から封止体である雄ねじを回転させて取外すだけの比較的単純な作業で、ゲージ管を洗浄する際に必要な連通孔を開放させることができる。そして、連通孔の孔径をゲージ管の内径以上にして、ゲージ管と上継ぎ手と下継ぎ手を射出成型により一体的に形成すれば、比較的安価なオイルゲージ装置を得ることが可能になる。 In this case, if the communication hole is a female screw hole and the sealing body is a male screw screwed into the communication hole, the comparison is simply made by rotating the male screw as the sealing body from the female screw hole as the communication hole and removing it. The communication hole necessary for cleaning the gauge tube can be opened with a simple operation. If the hole diameter of the communication hole is made larger than the inner diameter of the gauge pipe and the gauge pipe, the upper joint and the lower joint are integrally formed by injection molding, a relatively inexpensive oil gauge device can be obtained.
また、上継ぎ手に形成された上貫通孔と下継ぎ手に形成された下貫通孔に取付ねじを挿通させて、それぞれの取付ねじを介して取付けられた上継ぎ手と下継ぎ手によりゲージ管を鉛直に取付けるようにすれば、従来必要とされた取付ステーを不要にすることができる。また、取付ねじがタンクの側壁に形成された雌ねじ孔に螺合された場合にタンク内部を上貫通孔及び下貫通孔に連通させる油道を取付ねじに形成すれば、取付ねじにより上継ぎ手と下継ぎ手をタンクの側壁に取付けるだけの比較的単純な作業で、そのタンク内部をゲージ管に連通させることができる。このため、タンク内部をゲージ管に連通させるために従来必要とされた連結管を不要にすることができ、更に安価なオイルゲージ装置を得ることができる。 In addition, the mounting screw is inserted into the upper through hole formed in the upper joint and the lower through hole formed in the lower joint, and the gauge tube is vertically moved by the upper joint and the lower joint attached through the respective mounting screws. If it is made to attach, the attachment stay conventionally required can be made unnecessary. In addition, if the mounting screw is formed with an oil passage that connects the inside of the tank to the upper through hole and the lower through hole when the mounting screw is screwed into the female screw hole formed on the side wall of the tank, the mounting screw can The inside of the tank can be communicated with the gauge pipe by a relatively simple operation in which the lower joint is attached to the side wall of the tank. For this reason, it is possible to eliminate the connection pipe that has been conventionally required for communicating the inside of the tank with the gauge pipe, and it is possible to obtain an inexpensive oil gauge device.
次に本考案を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、本考案のオイルゲージ装置10は、鉛直方向に延びて設けられた透明樹脂からなるゲージ管11と、そのゲージ管11の上端に設けられた上継ぎ手12と、そのゲージ管11の下端に設けられた下継ぎ手13とを備える。ゲージ管11は断面円形の孔11aがその軸方向に貫通して設けられ、そのゲージ管11を貫通する孔11aに連通する連通孔12aが上継ぎ手12に形成される。この連通孔12aはゲージ管11の軸心にその軸心を一致させた雌ねじ孔であって、ゲージ管11に形成された貫通孔11aの断面形状より大きく形成される。この雌ねじ孔からなる連通孔12aには雄ねじ14が螺着され、この雄ねじ14はその雌ねじ孔からなる連通孔12aを封止して、この連通孔12aからゲージ管11の内部である貫通孔11aに埃等が侵入することを防止するようになっている。なお、図に示す雄ねじ14は、樹脂成型品からなる孔付きボルトを示す。
Next, the best mode for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIGS. 1 to 3, an
また、オイルゲージ装置10は、ゲージ管11の内径より大きな雌ねじ孔11aを形成することにより、その上継ぎ手12とゲージ管11と下継ぎ手13が射出成型により一体的に形成される。即ち、上継ぎ手12とゲージ管11と下継ぎ手13を射出成型により一体的に形成することを考えると、中間に位置するゲージ管11の中央を貫通する貫通孔11aを作るための棒状の金型をその成型後にその貫通孔11aから引き抜くことが必要になり、その棒状の金型の抜き方向が問題となる。けれども、本考案のオイルゲージ装置10では、貫通孔11aの断面形状より大きな雌ねじ孔からなる連通孔12aを上継ぎ手12形成するので、貫通孔11aを作るための棒状の金型を成型後にこの連通孔12aを介して引き抜くことができる。よって、上継ぎ手12とゲージ管11と下継ぎ手13を射出成型により一体的に形成することが可能となり、その成型作業が比較的容易となって比較的安価なオイルゲージ装置10を得ることが可能になる。ここで、ゲージ管11は透明樹脂からなることが要件とされ、耐薬品性を有することが好ましい。このため、射出成型する樹脂としては、ポリカーボネート(PC)やアクリル樹脂等が例示される。
Further, in the
図1〜図5に示すように、ゲージ管11には有色板16が添着される。この実施の形態におけるオイルゲージ装置10は、タンク17の外壁17aに直接取付けられるものを示し、有色板16はゲージ管11のタンク17側である裏側に添着される。この有色板16は、有色樹脂を成型することにより作られた白色の上下に長い長尺状の板材であって、その幅方向の中央における上下には位置決め用の小孔16aが形成される。ここで、この有色板16は白色であることが好ましいが、白色に限定するものではない。そして、射出成型によりこの有色板16を得るための白色樹脂としてはポリスチレン樹脂(PS)が例示される。
As shown in FIGS. 1 to 5, a
図3〜図5に示すように、ゲージ管11には、先端において有色板16を幅方向から挟むスカート部18がそのゲージ管11の両側から幅方向に突出してそのゲージ管11と一体的に形成される。このスカート部18はゲージ管11の全長に亘って形成され、その上端及び下端が上継ぎ手12及び下継ぎ手13に連結され、ゲージ管11の機械的強度を向上させるようになっている。また、ゲージ管11の裏側における上部及び下部には、有色板16の小孔16aに挿入されるボス11bが突出して形成される。そして、そのボス11bを小孔16aに挿入するように有色板16をゲージ管11に添着させると、スカート部18は、その先端縁においてその有色板16を両側から挟んでその有色板16をそのスカート部18が覆うように構成される。
As shown in FIGS. 3 to 5, the
ゲージ管11の上端及び下端の双方には有色ベルト19が巻回される。有色ベルト19は有色樹脂を成型することにより作られたU字状の部材であって、ゲージ管11の表側における上端及び下端にはこの有色ベルト19が挿入される溝11cが表側に形成される。有色ベルト19は、人の注意を引きつける色、例えば赤色等に調色可能な樹脂を成型することにより作ることが好ましく、この調色可能な樹脂としては、商標名が「ジュラコン」として知られているPOM(ポリアセタール樹脂)が例示される。
A
図4に示すように、この溝11cに連続するスカート部18にはU字状部材からなら有色ベルト19の両端が挿通する係止孔18aが形成される。有色ベルト19はこの溝11cに装着可能に形成され、その溝11cに装着された状態でその有色ベルト19の両端は係止孔18aに挿通され、その係止孔18aの孔縁に係止して溝11cからの離脱を禁止する鍵爪19aが有色ベルト19の両端にそれぞれ形成される。従って、鍵爪19aが係止孔18aの孔縁に係止された状態で、U字状の部材からなるこの有色ベルト19は溝11cに装着され、これによりこの有色ベルト19はそのゲージ管11を約4分の3回転巻回するように構成される。
As shown in FIG. 4, a
図1〜図3に戻って、上継ぎ手12にはゲージ管11に直交する上貫通孔12bが形成され、下継ぎ手13にはゲージ管11に直交する下貫通孔13bが形成される。ゲージ管11の上端は上貫通孔12bに連通して形成され、ゲージ管11の下端は下貫通孔13bに連通して形成される。また、それらの上貫通孔12b及び下貫通孔13bには取付ねじ21がそれぞれ挿通され、それぞれの貫通孔11aに対応するタンク17の側壁17aには、その側壁17aを貫通して外部から内部に連通する雌ねじ孔17bが形成される。そして、上貫通孔12b及び下貫通孔13bにそれぞれ挿通された取付ねじ21をその雌ねじ孔17bにそれぞれ螺合することにより上継ぎ手12と下継ぎ手13はこの取付ねじ21によりタンク17の側壁17aに取付けられ、この取付ねじ21を介して取付けられた上継ぎ手12と下継ぎ手13により、それらの間にそれらと一体的に形成されたゲージ管11を鉛直に取付けるように構成される。
Returning to FIGS. 1 to 3, the upper joint 12 is formed with an upper through
この実施の形態における取付ねじ21は、六角柱からなる頭部21aと、その頭部21aに基端が接続された雄ねじ部21bを有するいわゆる六角ボルトであって、上貫通孔12b及び下貫通孔13bにそれぞれ挿通された取付ねじ21がタンク17の側壁に形成された雌ねじ孔17bに螺合された場合に、タンク17内部を上継ぎ手12における上貫通孔12b又は下継ぎ手13における下貫通孔13bに連通させる油道22が取付ねじ21に形成される。この実施の形態における油道22は、雄ねじ部21bの軸心に直交してその雄ねじ部21bを横断するように形成された横孔22aと、雄ねじ部21bにおける軸心に沿ってその雄ねじ部21bに形成され、雄ねじ部21bの先端に一端が開放し横孔22aに基端が連通する軸孔22bにより形成される。そして、取付ねじ21が挿通される上貫通孔12b及び下貫通孔13bにはパッキンとして機能するOリング23がそれぞれの両端に装着され、油道22を介して上貫通孔12b又は下貫通孔13bに流入したタンク17内部の燃料又は油が外部に漏れることを防止できるように構成される。
The mounting
このように構成されたオイルゲージ装置10では、タンク17内部の燃料や油の一部が取付ねじ21に形成された油道22を介して下貫通孔13bに至り、その下貫通孔13bからゲージ管11に浸入する。そして、ケージ管11は透明樹脂からなるので、そのゲージ管11に浸入した燃料や油の液面の位置によりタンク17の外部からそのタンク17内部に貯留された燃料等の液面の位置を検知することができる。このとき、本考案のオイルゲージ装置10では、白色の有色板16をゲージ管11のタンク17側である裏側に添着させているので、ケージ管11に浸入した燃料や油はその有色板16の表側に位置して際だち、その液面の位置を比較的容易に認識することができる。また、ゲージ管11の上端及び下端の双方には有色ベルト19を巻回させたので、この上下の有色ベルト19の間に液面が存在することにより適正な量となるように、ゲージ管11をタンク17の外壁17aに取付ければ、その液面の位置により、タンク17の外部からそのタンク17内部に貯留された燃料等の適正な量を把握することができる。
In the
一方、ケージ管11の内部に浸入した燃料や油がそのゲージ管11の内部に付着して、そのゲージ管11の内部に浸入した燃料等の液面の位置が確認し難いようなことがあれば、そのゲージ管11の内部を洗浄する。図2に示すように、この洗浄にあっては、先ず、上貫通孔12bに挿通されてタンク17の側壁17aに螺着された取付ねじ21を取外す。この上貫通孔12bに挿通された取付ねじ21は一般的にタンク17の内部に貯留された燃料や油の液面よりも上方に位置するため、その取付ねじを取外してもタンク17の側壁17aに形成された雌ねじ孔17bから内部の燃料等が漏れ出すことはない。
On the other hand, fuel or oil that has entered the inside of the
次に、封止体14を連通孔12aから取外してその連通孔12aを開放させる。この実施の形態では、連通孔12aが雌ねじ孔であって、封止体14が連通孔12aに螺着された雄ねじであるので、その連通孔である雌ねじ孔12aから封止体である雄ねじ14を回転させて取外すだけの比較的単純な作業で、連通孔12aを開放させることができる。そして、その開放された連通孔12aに、例えば綿棒24等のようなゲージ管11の内部を洗浄するもの挿入させ、その連通孔12aからゲージ管11の内部にまでその綿棒24等の先端を進入させる。そして、その先端をゲージ管11の内表面に押しつけて移動させることによりゲージ管11の内表面に付着した燃料等を取り去り、これによりその内表面を洗浄する。このため、ゲージ管11を取外すことなくそのゲージ管11を洗浄することが可能になり、従来必要であったゲージ管の洗浄毎にタンク等の内部の燃料や油を抜き取るという繁雑な作業をなくすことができる。
Next, the sealing
そして、洗浄後にあっては、取付ねじ21を上貫通孔12bに挿通してタンク17の側壁17aに形成された雌ねじ孔17bに螺着するとともに、封止体である雄ねじ14を連通孔である雌ねじ孔12aに螺着してその連通孔12aを封止することにより一連の洗浄作業を終了させる。
After the cleaning, the mounting
10 オイルゲージ装置
11 ゲージ管
12 上継ぎ手
12a 連通孔
12b 上貫通孔
13 下継ぎ手
13b 下貫通孔
14 封止体
17 タンク
17a 側壁
17b 雌ねじ孔
21 取付ねじ
21a 頭部
21b ねじ部
22 油道
22a 横孔
22b 軸孔
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記ゲージ管(11)の軸心に軸心が一致して前記上継ぎ手(12)に形成され前記ゲージ管(11)に連通する連通孔(12a)と、
前記連通孔(12a)に取外し可能に取付けられ取付けられた状態で前記連通孔(12a)を封止可能に構成された封止体(14)と
を備えたことを特徴とするオイルゲージ装置。 A gauge pipe (11) made of transparent resin provided extending in the vertical direction, an upper joint (12) provided at the upper end of the gauge pipe (11), and provided at the lower end of the gauge pipe (11). In the oil gauge device with the lower joint (13),
A communication hole (12a) that is formed in the upper joint (12) and communicates with the gauge tube (11) so that the axis coincides with the axis of the gauge tube (11).
An oil gauge device comprising: a sealing body (14) configured to be able to seal the communication hole (12a) in a state where the communication hole (12a) is detachably attached to and attached to the communication hole (12a).
それぞれの前記取付ねじ(21)を介して取付けられた前記上継ぎ手(12)と前記下継ぎ手(13)により前記ゲージ管(11)を鉛直に取付けるように構成された請求項3記載のオイルゲージ装置。 An upper through hole (12b) perpendicular to the gauge pipe (11) is formed in the upper joint (12), and a lower through hole (13b) perpendicular to the gauge pipe (11) is formed in the lower joint (13), It further comprises a mounting screw (21) inserted through the upper through hole (12b) and the lower through hole (13b),
The oil gauge according to claim 3, wherein the gauge pipe (11) is vertically attached by the upper joint (12) and the lower joint (13) attached via the respective attachment screws (21). apparatus.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007003989U JP3134300U (en) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | Oil gauge device |
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ID=43284889
Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2007
- 2007-05-30 JP JP2007003989U patent/JP3134300U/en not_active Expired - Lifetime
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