JP3134135U - クールジャケット - Google Patents

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Abstract

【課題】使用時間は三時間を限度として、掛かる時間が限られている通勤やビジネス外出時等において、当該上着の着用外形や体裁、および作業効率を損なうことなく、太陽熱や外気温の高低により人体が感じる寒暑に起因する不快感を和らげ、快適な生体感覚を維持する。
【解決手段】本考案は夏季における通勤やビジネス外出時等、三時間を限度とした、主に屋外活動や作業において上着を着用する際でも、上着内部を熱制御できる、宇宙技術で開発されたサーマルシートを取り付けることにより保冷し、冬季においても上着の内側を積極的に加温させ快適である。そして、夏季、冬季ともサーマルシートの取り付けによる体形や体裁外観及び、作業性に影響することはない。
【選択図】図3

Description

本考案は、背広やスーツの上着、または、ジャケット(以下、「上着」という)着用において、太陽熱や外気温によって人体が感ずる暑さ寒さを熱制御することのできる、サーマルシートを取り付けた上着に関するものである。
勤め人は、通勤やビジネス外出において夏季でも上着を着用することがある。そのような場合、暑さによる不快を感ずるが、着用外形を損なわず軽くて薄い、有効なコントロール方法はない。また、冬季においてコートやオーバー等の防寒着を着用しても保温が不足する場合、または、防寒着を着用できないオフィス内や会議等の場合、寒さをコントロールする保温材やそれの装着ホルダーはあるが着用外形や体裁に問題があり、効率も良くない。
現代社会の建物は冷暖房が行きとどき、オフィス内などは環境が快適である。しかし、屋外における夏季の通勤時やビジネス外出の際、掛かる時間は限られているが、太陽熱や外気による自然環境に直接さらされる。その場合でも、上着の着用を必要とすることがあり、暑さで不快を感ずる。
そして、夏季における急激な冷却方法の場合、上着の背中と生体間はほとんど間隙が無いことより、その間における温度傾斜が高く、結露して背中が濡れてしまう。
また、冬季においては、防寒着等を着用しても保温不足である場合、または、それが着用できない作業や会議等の場合において、服装体形や体裁、作業効率に影響することがない方法で、保温を必要とする。
請求項1に記載の考案は、現在、どこでも入手できる上着に当該サーマルシートを着脱することのため、上着の内側で背中に相当する、上の部分(以下「背中上部」という)にマジックテープを設け、その着脱を任意、且つ自在にする。
また、当該マジックテープの設置位置を背中上部の、上段、中段、下段位置に設け、人体が最も快適さを要求する位置にサーマルシートを移動して取り付ける。
請求項2に記載の考案は、冷却と保温を司るサーマルシートである。サーマルシートは宇宙技術で開発された軽くて薄い素材を組み合わせた四層構造であるが一体を成している。最外側、すなわち上着の背を通して太陽光や外気に当たる側は断熱層である。断熱層の内側が保冷材、または保温材を装架する温度コントロール層で、その内側は体温と温度コントロール層の間で熱のやり取りをするサーマルブランケット層である。次の人体に一番近い側の層が冷却により発生する結露を吸収する結露吸収層である。
当該温度コントロール層にはポケットが六ヶ所有り、夏季は保冷材を冬季は保温材を挿入するが、挿入位置と個数は生体要求に合わせ選択して使用する。これにより体の感じる生体環境は夏には涼しく、冬は暖かい環境となる。
上着の内部で背中下部にまで垂れ下がるサーマルシートは固定せず、フリーであることにより冷却、または、保温された背中部位の空気循環をもたらしながら、上着を着用した体型に対して自然にフィットすることより外形体裁や作業効率も良く、問題を解決している。
本考案のサーマルシートは上着に取り付けて使用するが、その使用時間は三時間を限度として、掛かる時間が限られている通勤やビジネス外出時等において、当該上着の着用外形や体裁、および作業効率を損なうことなく、太陽熱や外気温の高低により人体が感じる寒暑に起因する不快感を和らげ、快適な生体感覚を維持する効果をもたらす。なお、夏季においては三時間を限度とするが、冬季においてはこの限りでない。
上着の背中上部に、サーマルシートを取り付けるためのマジックテープを設ける。一方、当該サーマルシートにはあらかじめマジックテープを設けてあり、夏季は保冷材を当該ポケットに挿入して上着に取り付ける。
この上着は三時間を限度とした通勤やビジネス外出等に着用するが、目的地に到着した後、サーマルシートから保冷材を抜き取り、次に使うまで冷凍庫にて冷やす。再度使用するときは、冷凍庫から取り出しサーマルシートのポケットに挿入して上着を着用する。
冬季は上記保冷材の代わりに保温材を使うが、保温材は使い捨てである。このようにしてサーマルシートは夏季、冬季ともに繰り返して使用する。
クールジャケットは前記したように夏季と冬季で保冷材と保温材を入れ替えることにより、いずれも使用できるが、以下、冬季における一実施例を図面に従い説明する。
図1において、サーマルシートの構造は、断熱層1にマジックテープ1aが設けられている。温度コントロール層2には2aで示すポケットが六ヶ所あり、保冷材を挿入するが、挿入位置と個数は六ヶ所の内で生体要求に合わせて選択する。そして、サーマルブランケット層3、結露吸収層4と合わせて一体を成している。なお、当該構造を示す形状は図示例に限定されるものではない。
図2において、上着の背中裏側5にマジックテープを三ヶ所設ける。その位置は、上段位置6と中段位置7及び下段位置8である。
図3に示す9は、5に密着したサーマルシートの実態例であり、当該構造を図1で示した。上記において、保冷材を挿入済みの当該サーマルシート9は、図2で示すマジックテープ6、7、8の内、人体が最も快適さを要求する位置を選び当該マジックテープに密着させて取り付ける。
着用準備のできた上着の背中裏側が図3の5で、背中の下部にまで垂れ下がるサーマルシートは固定されず、これを着用する。
以上の事が夏季の例である。
冬季においては、温度コントロール層2のポケット2aに保温材を挿入したサーマルシート9を上着の背中裏側5に密着させて着用する。この交換サイクルにより、生体環境は夏に涼しく冬は暖かい環境となる。なお、図1において記したが、図2、図3においても当該図面形状は、図示例のものに限定されるものではない。
本考案におけるサーマルシートの構造図である。 本考案において上着の背中裏側、上部にマジックテープを設け、その位置を示した実施例の正面図である。 本考案における上着の背中裏側、上部にサーマルシートを取り付けた実施例を示す、正面実装図である。
符号の説明
1 断熱層 5 上着の背中裏側
1a シート側マジックテープ 6 上段マジックテープ
2 温度コントロール層 7 中断マジックテープ
2a 冷・暖材ポケット(六ヶ所) 8 下段マジックテープ
3 サーマルブランケット 9 サーマルシート
4 結露吸収層

Claims (2)

  1. 背広やスーツの上着、または、ジャケットにおいて、夏季は涼しく冬季は暖かい機能を有するサーマルシートを装着し、その着脱を自在にできる手段を備えたことを特徴とするクールジャケット。
  2. 請求項1において、快適な着用環境を維持するサーマルシートは、夏季において冷却機能を有し、冬季において保温機能を有する手段を備えたことを特徴とするクールジャケット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022003180A (ja) * 2020-06-23 2022-01-11 株式会社バートル 上着

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