JP3133693U - 簡略化した構成要素を備えるヒンジ - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器に配設する、簡略化した構成要素を有するヒンジを提供する。
【解決手段】中央ブラケットと、第1の傾斜ヒンジ集成体と、第2の傾斜ヒンジ集成体と、回転ヒンジ集成体とを有する。中央ブラケットは、主アームと、第1アームと、第2アームとを有する。回転ヒンジ集成体は、互いに対応する固定制限スペーサと回転制限スペーサとを有する。回転制限スペーサーは固定制限スペーサよりも厚さが厚く、この回転制限スペーサが従来使用される数多くのスペーサーに代わり得る。したがって、本考案によるヒンジの構成要素が簡略化され、製造コストおよび組み立ての複雑性を低減する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、ヒンジに関し、特に、電子機器のカバーとベースの間に配設される、簡略化した構成要素を有するヒンジに関するものである。
ノート型パソコンや携帯電話といった電気機器は、カバーと、ベースと、ヒンジとを含有する。従来のヒンジは、カバーを横軸線および長手軸線に沿ってベースに連結し、カバーをベースに対して回動させ得るようにしている。カバーをベースに対して回動させたときに電子機器が損傷を受けないようにするために、従来のヒンジ機構では、位置決め機能や制限機能を提供するために、互いに対応する構造を有するスペーサを数多く使用している。
しかしながら、スペーサが多いということは、製造コストを増大させ、組み立てを複雑にする。
これらの欠点を克服するために、本考案は、上記の問題を軽減または未然に防ぐために、簡略化した構成要素を有するヒンジを提供する。
本考案の主目的は、簡略化した構成要素を備えたヒンジを提供することにある。本考案の簡略化した構成要素を有するヒンジは、中央ブラケットと、第1の傾斜ヒンジ集成体と、第2の傾斜ヒンジ集成体と、回転ヒンジ集成体とを有する。中央ブラケットは、主アームと、第1のアームと第2のアームとを有する。回転ヒンジ集成体は、互いに対応する固定制限スペーサと回転制限スペーサとを有する。回転制限スペーサーは固定制限スペーサよりも厚さが厚く、従来使用される数多くのスペーサーに代わり得るものである。したがって、本考案によるヒンジの構成要素が簡略化され、製造コストおよび組み立ての複雑性を低減する。
本考案の他の目的、利点および新しい特徴は、添付図面と関連した以下の詳細な説明からより明らかとなろう。
図1および図2を参照すると、本考案によるヒンジは、中央ブラケット10と、第1の傾斜ヒンジ集成体20と、第2の傾斜ヒンジ集成体30と、回転ヒンジ集成体40とから構成される。
図3および図4を参照する。中央ブラケット10はU字形であり、主アーム11と、第1アーム12と、第2アーム13とを含む。
主アーム11は、第1端部と、第2端部と、内側表面と、外側表面と、2つの側部と、円形中央穴111と、2つのリブ112と、環状凹部115と、少なくとも1つの位置決め戻り止め113と、少なくとも1つの制限突起114とを有する。リブ112は、主アーム11の2つの側部それぞれに垂直に、内側表面に向かって形成されている。環状凹部115は、中央穴111の周囲で主アーム11の内側表面に形成されている。少なくとも1つの位置決め戻り止め113が環状凹部115に形成してある。また、少なくとも1つの制限突起114が主アーム11の外側表面にから突出して形成されている。
第1のアーム12が主アーム11の第1端部に垂直に形成されている。第1のアーム12は、内側表面と、外側表面と、円形の中央穴121と、内側環状凹部122と、傾斜面123と、少なくとも1つの制限突起124と、外側環状凹部125と、少なくとも1つの位置決め戻り止め126と、オイル流路127とを有する。内側環状凹部122は、中央穴121の周囲で第1アーム12の内側表面に形成してある。傾斜面123は、内側環状凹部122周囲に形成してある。少なくとも1つの制限突起124が第1のアーム12の内側表面に形成してあり、そこから突出している。外側環状凹部125は、中央穴121周囲で第1アーム12の外側表面に形成してある。また、少なくとも1つの位置決め戻り止め126は外側環状凹部125に形成してある。オイル流路127は、外側環状凹部125に形成してある。
第2のアーム13が、主アーム11の第2端部に垂直に形成されており、非円形の中央穴131を有する。
第1の傾斜ヒンジ集成体20が、中央ブラケット10の第1アーム12に連結される。第1の傾斜ヒンジ集成体20は、傾斜軸21と、固定位置決めスペーサ22と、第1の回転ブラケット23と、ワッシャ24と、締め具25とから構成されている。
まず、傾斜軸21が中央ブラケット10の第1アーム12に回転自在に連結される。傾斜軸21は、内側端部と、外側端部と、延長ロッド211と、位置決めヘッド212と、制限ヘッド213と、制限突起214と、環状突起215と、位置決め突起216を有する。延長ロッド211は、傾斜軸21の外側端部に軸線方向に形成してあり、第1アーム12の中央穴121を通して位置付けられる。延長ロッド211はねじ付きロッドである。位置決めヘッド212は傾斜軸21の内側端部に半径方向に形成されている。制限ヘッド213は、傾斜軸21の外側端部に半径方向に形成されていて、傾斜軸21の延長ロッド211が中央穴121を通して位置付けられたとき、その外側表面が第1アーム12の内側表面に当接するようになる。制限突起214が制限ヘッド213の縁に横方向に形成されていて、第1アーム12の少なくとも1つの制限突起124に選択的に当接するようになる。環状突起215が延長ロッド211周縁の制限ヘッド213の外側表面に形成されていて、第1アーム12の内側環状凹部122に対応して係合するようになる。位置決め突起216は位置決めヘッド212の内側表面側に形成してある。
図6および図7を参照して説明すると、固定位置決めスペーサ22が、中央ブラケット10の第1アーム12に通した傾斜軸21の延長ロッド211上に、第1アーム12の外側表面と隣接した状態にしてしっかりと装着される。固定位置決めスペーサ22は、弾性があり、側部から見ると「>形状」になっており、内側表面と、外側表面と、中央突起221と、少なくとも1つの位置決め突起222とを有する。固定位置決めスペーサ22の内側表面の環状縁部は、第1アーム12の外側表面に当接している。中央突起221は、固定位置決めスペーサ22の外側表面の中心部周囲で軸線方向に、形成されている。また、少なくとも1つの位置決め突起222は、固定位置決めスペーサ22の内側表面に形成してあり、第1アーム12の少なくとも1つの位置決め戻り止め126に対応して、選択的に係合するようになっている。
さらに、第1の回転ブラケット23が傾斜軸21の延長ロッド211上にしっかりと装着される。第1の回転ブラケット23はL字状の形態で、主リーフを有する。この第1の回転ブラケット23の主リーフは、内側表面と、外側表面と、中央突起231と、中央凹部232とを有する。中央突起231は、第1の回転ブラケットの主リーフの23の内側表面の中心部周囲で軸線方向に形成してあり、固定位置決めスペーサ22の中央突起221に当接するように位置付けられる。中央凹部232は、第1の回転ブラケット23の主リーフの外側表面に形成してある。
次に、ワッシャ24を傾斜軸21の延長ロッド211周囲に装着する。そして最後に、締め具25を傾斜軸21の延長ロッド211の先端上にしっかりと装着して、接続部材全てを接続固定する。締め具25は、延長ロッド211上へ螺合できるようにしたナットである。
図3、図4、図5、図14、図15、図16を参照して第2傾斜ヒンジ集成体30を説明する。バレル31と第2の回転ブラケット32とから成る第2傾斜ヒンジ集成体30は、中央ブラケット10の第2アームに13に連結される。
まず、バレル31を、中央ブラケット10の第2アーム13にしっかりと連結する。バレル31は断面が非円形であり、内側端部と、外側端部と、外壁と、複数の段部と、環状突起311とを有する。複数の段部はバレル31の外壁面に沿って形成されていて、各々の段部の直径は内側端部側から外側端部側へ向かって小さくなっている。段部は、バレル31の内側端部に形成したヘッド313と、このヘッド313に隣接して形成された初期段部314と、バレル31の外側端部に形成された最終段部315とを含む。バレル31のヘッド313は段部のうちで最も大きい直径を有し、初期段部314は段部のうちで2番目に大きい直径を有し、最終段部315は段部のうちで最小の直径を有する。環状突起311はバレル31の外側端部から軸線方向に延びていて、複数のギャップ312が形成されている。
延長ウィング317がバレル31の内側端部から半径方向に延びており、中央ブラケット10の主アーム11に当接することで安定性を高める。
バレル31が中央ブラケット10の第2アーム13の中央穴131内にしっかりと装着されると、初期段部314が中央ブラケット10の第2アーム13の中央穴131内に緊密に装着され、バレル31を第2アーム13の中央穴131内にしっかりと配備されるようになる。バレル31を第2アーム13の中央穴131内にしっかりと装着できるように、バレル31には、その外壁から半径方向に延び、第2アーム13の外側表面に当接する留め突起316が有るのが好ましい。バレル31は、第2アーム13に形成してもよい。
そして、第2の回転ブラケット32が、バレル31の最終段部315上に回転自在に装着されて、バレル31の環状突起311に当接して位置付けられる。
図3および図4を更に参照して、回転ヒンジ集成体40を説明する。回転ヒンジ集成体40は、中央ブラケット10の主アーム11に連結される。回転ヒンジ集成体40は、中央軸41と、弾性スペーサ42と、回転位置決めスペーサ43と、固定制限スペーサ44と、回転制限スペーサ45と、締付用ブラケット46とから構成される。
中央軸41は、主アーム11の中央穴111を過して飛び出るように設置して、主アーム11に回転自在に連結される。中央軸41は、内側端部と、外側端部と、制限ヘッド411と、複数の留め突起415とを有する。制限ヘッド411は、中央軸41の内側端部に半径方向に形成してあり、傾斜軸21の位置決めヘッド212に対応しており、2つの制限側部412と、2つの平坦側部413と、環状スロット414とを有する。2つの制限側部412は互いに対向している。2つの平坦側部413も互いに対向している。各々の制限側部412は、2つの平坦側部413間に形成してある。制限側部412および平坦側部413は、傾斜軸21の位置決めヘッド212と交互に整合する。中央軸41の制限ヘッド411には、傾斜軸21の位置決めヘッド212の位置決め突起216に対応して、環状スロット414が半径方向に形成されていて、位置決め突起216と選択的に係合するようになる。留め突起415は、中央軸41の外側端部から軸線方向に延びている。
次に、弾性スペーサ42が中央軸41の周囲に装着される。
そして、回転位置決めスペーサ43が中央軸41上にしっかりと装着され、主アーム11の内側表面と隣接するようになり、少なくとも1つの位置決め突起431を有する。回転位置決めスペーサ43に形成されたこの少なくとも1つの位置決め突起431は主アーム11の位置決め戻り止め113に対応して、選択的に係合する。
更に、図13を参照する。固定制限スペーサ44が中央穴111から延び出た中央軸41周囲に装着される。固定制限スペーサ44は、その縁部に半径方向に形成した或る程度厚みのある制限突起441を、或いは、その軸線方向に形成した限定突起441’を有する。
更に、回転制限スペーサ45が中央軸41上にしっかりと装着される。この回転制限スペーサ45は、或る程度の厚さがあり、第1制限突起451と第2制限突起452とを有する。回転制限スペーサ45の厚さは、固定制限スペーサ44の厚さよりも厚くなっている。第1、第2の制限突起451,452は、回転制限スペーサ45に軸線方向に形成されており、互いに対向している。第1制限突起451は、主アーム11および固定制限スペーサ44の制限突起114、441、441’に選択的に当接する。
そして、最後に、締付用ブラケット46が中央軸41の外側端部上にしっかりと装着される。締付用ブラケット46は、留め穴461と、複数の留め用戻り止め462と、少なくとも1つの制限突起463とを有する。留め用戻り止め462は、留め穴461に半径方向に形成してあり、締付用ブラケット46を中央軸41上にしっかりと装着するよう、中央軸41の留め突起415と係合するようになる。少なくとも1つの制限突起463が締付用ブラケット46に形成してあり、回転制限スペーサ45の第2制限突起452に対応し、選択的に当接する。
図3、そして図8を参照すると、上述したようにして組み立てたヒンジがカバー50とベース60との間に配設されているのが示されている。回転ヒンジ集成体40の締付用ブラケット46がカバー50に取り付けられている。第1、第2の回転ブラケット23,32がベース60に取り付けられている。そして、図9のようにカバー50をベース60に対して開,閉動作させる場合には、カバー50は、中央ブラケット10および回転ヒンジ集成体40を、第1、第2の回転ブラケット23,32に関して回転させる。さらに図10を参照すると、カバー50をベース60に対して回転させたい場合には、カバー50は、締付用ブラケット46を中央ブラケット10に関して回転させるようにする。
図3,図4,図8,図9にあるカバー50は、ベース60に対して開,閉される状態を示す。第1アーム12が傾斜軸21に対して回転する。
固定位置決めスペーサ22が傾斜軸21上に装着してあるので、第1アーム12は固定位置決めスペーサ22に対して回転する。そして、第1アーム12の少なくとも1つの位置決め戻り止め126が少なくとも1つの位置決め突起222に係合すると、カバー50はベース60に対して位置決めされるようになる。
第1アーム12の制限突起124は、傾斜軸21の制限突起214に当接し、カバー50の回動角度を制限する。
第1アーム12が傾斜軸21に対して回転すると、傾斜軸21の制限ヘッド213が第1アーム12の内側環状凹部122および傾斜面123をこするようになる。材料は押圧されたときにその強度が強まるものなので、第1アーム12の内側環状凹部122および傾斜面123は第1アーム12の強度を高め、傾斜軸21の制限ヘッド213との間で摩耗を減らす。同じ原理で、外側環状凹部125は第1アーム12の外側表面の摩耗を減らす。
更に、図3,図4,図8、図10〜図12を参照すると、カバー50がベース60に対して回転した状態を示してある。締付用ブラケット46が、中央軸41を中央ブラケット10に対して回転させる。
回転位置決めスペーサ43が中央軸41上にしっかりと装着されているので、回転位置決めスペーサ43は中央ブラケット10の主アーム11に対して回転することができる。そして、回転位置決めスペーサ43の少なくとも1つの位置決め突起431が主アーム11の少なくとも1つの位置決め戻り止め113と係合すると、カバー50はベース60に対して位置決めされることとなる。
回転制限スペーサ45が中央軸41上に装着されているので、回転制限スペーサ45は固定制限スペーサ44および主アーム11に対して回転する。回動制限スペーサ45の制限突起451、452が、主アーム11および固定制限スペーサ44の制限突起114、441、441’に当接して、カバー50の回動角度を制限する。
回転位置決めスペーサ43が主アーム11に対して回転すると、主アーム11の内側表面をこするようになるが、主アーム11の環状凹部115が主アーム11の摩耗を減らす。
中央軸41の制限ヘッド411の平坦側部413が傾斜軸21の位置決めヘッド212と整合すると、位置決め突起216が中央軸41の制限ヘッド411にある環状スロット414の係合から外れ、中央軸41の制限ヘッド411が傾斜軸21の位置決めヘッド212に対して回転できるようになる。したがって、中央軸41は傾斜軸21に対して回転できるようになる。
中央軸41の制限ヘッド411の制限側部412が傾斜軸21の位置決めヘッド212と整合すると、位置決め突起216が中央軸41の制限ヘッド411の環状スロット414と係合し、傾斜軸21が中央軸41に対して回転しなくなる。これによって、カバー50をベース60に対して回転して開けた状態にしても、カバー50が不用意に閉まることがないので、不必要な破損を防ぐことができる。
回転ヒンジ集成体は、互いに対応する固定制限スペーサと回転制限スペーサとを有する。回転制限スペーサー45は固定制限スペーサ44よりも厚さが厚く、この回転制限スペーサ45を以って、従来使用される数多くのスペーサーに代えることができる。
本考案の構造および構成要素の詳細と共に本考案の数多くの特徴および利点を説明してきたが、本開示は単なる説明に過ぎない。添付の特許請求の範囲が表現する用語の広範囲にわたる一般的な意味で示す全範囲に対して本考案の細部、特に本考案の原理内での諸部分の形状、寸法、配置における変更を行うことが可能である。
本考案によるヒンジの第1実施形態の斜視図である。 図1のヒンジの別の斜視図である。 図1のヒンジの破断斜視図である。 図1のヒンジの別の破断斜視図である。 図1のヒンジのバレルの斜視図である。 図1のヒンジの側部図である。 図1のヒンジの底面図である。 電子装置に装着して使用状態を示す図1のヒンジの端面図である。 図1のヒンジを装着した電子装置を閉じるときの操作状態を示す端面図である。 図1のヒンジの更なる操作状態を示す斜視図である。 図1のヒンジの更なる操作状態を示す側部図である。 図1のヒンジの更なる操作状態を示す底面図である。 本考案によるヒンジの第2実施形態の部分展開斜視図である。 本考案によるヒンジの第3実施形態のバレルの斜視図である。 図14のヒンジのバレルおよび中央ブラケットの部分断面側部図である。 図13のヒンジのバレルおよび中央ブラケットの部分断面側部図である。
符号の説明
10 中央ブラケット
11 主アーム
111 円形中央穴
112 リブ
113 少なくとも1つの位置決め戻り止め
115 環状凹部
12 第1アーム
121 円形の中央穴
123 傾斜面
124 少なくとも1つの制限突起
125 外側環状凹部
126 少なくとも1つの位置決め戻り止め
127 オイル流路127
13 第2アーム
131 非円形の中央穴
20 第1の傾斜ヒンジ集成体、
21 傾斜軸
211 延長ロッド
212 位置決めヘッド
213 制限ヘッド
214 制限突起
215 環状突起
216 位置決め突起
22 固定位置決めスペーサ
221 中央突起
222 少なくとも1つの位置決め突起
23 第1の回転ブラケット
231 中央突起
232 中央凹部
24 ワッシャ
25 締め具
30 第2傾斜ヒンジ集成体
31 バレル
311 環状突起
312 複数のギャップ
313 ヘッド
314 初期段部
315 最終段部
317 延長ウィング
32 第2の回転ブラケット
40 回転ヒンジ集成体
41 中央軸
411 制限ヘッド
412 制限側部
413 平坦側部
414 環状スロット
415 複数の留め突起
42 弾性スペーサ
43 回転位置決めスペーサ
431 少なくとも1つの位置決め突起
50 電子装置のカバー
60 電子装置のベース

Claims (16)

  1. 簡略化した構成要素を備えるヒンジであって、前記ヒンジが、
    第1端部および第2端部を有する主アームと、前記主アームの第1端部に垂直に形成した第1アームと、該主アームの第2端部に垂直に形成した第2アームと、を有する中央ブラケットと、
    前記第1アームに回転自在に連結された傾斜軸と、前記傾斜軸上にしっかりと装着された第1の回転ブラケットとから構成される、前記中央ブラケットの第1アームに連結される第1傾斜ヒンジ集成体と、
    前記中央ブラケットの第2アームに連結され、且つ、中央ブラケットの第2アームにしっかりと連結されるバレルと、前記バレル上に回転自在に装着される第2の回転ブラケットとから構成される第2傾斜ヒンジ集成体と、
    前記中央ブラケットの主アームに回転可能に連結される中央軸と、該中央軸の周囲に装着され、ある程度の厚みがあり、固定突起が形成されている固定制限スペーサと、前記固定制限スペーサよりも厚さが厚く、中央軸上にしっかりと装着され、更に、固定位置決めスペーサの制限突起に対応して選択的に隣接するようになる第1の制限突起が形成されてた回転制限スペーサーと、そして、前記中央軸上にしっかりと装着された締付用ブラケットと、から構成される、前記中央ブラケットの主アームに連結される回転ヒンジ集成体と、
    から成ることを特徴とするヒンジ。
  2. 前記固定制限スペーサの制限突起は、固定制限スペーサの一端部で半径方向に形成されていることを特徴とする請求項1記載のヒンジ。
  3. 前記制限突起は、固定制限スペーサに軸線方向に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のヒンジ。
  4. 前記回転制限スペーサはその軸線方向に第2の制限突起が形成されていて、前記第1の制限突起と相対向しており、
    前記締付用ブラケットには、回転制限スペーサの第2の制限突起に対応して選択的に隣接する少なくとも1つの制限突起が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のヒンジ。
  5. 前記中央部ブラケットの第1アームは、その外側表面に少なくとも1つの位置戻り止めが形成されており、
    前記第1ヒンジ集成体は、更に、第1アームの外側表面に隣接する傾斜軸上にしっかりと装着される弾性の固定位置決めスペーサを包含し、且つ、
    第1アームの外側に隣接している環状端部を有する内側表面と、
    外側表面と、
    固定位置決めスペーサの外側表面中心周囲軸線方向に形成された中央突起と、
    固定位置決めスペーサの内側表面に形成されて、第1アームの少なくとも1つの位置戻り止めに対応して選択的に係合するようになる少なくとも1つの位置決め突起と、を有し、
    前記第1の回転ブラケットは、主リーフと、前記主リーフの内側表面の中心周囲軸線方向に形成され、固定位置決めスペーサの中央突起と隣接するようになる中央突起と、を有する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のヒンジ。
  6. 前記中央部ラケットの主アームは、
    中央穴と、
    内側表面と、
    前記中央穴周囲で主アームの内側表面に形成された環状凹部と、
    を有し、
    前記第1アームは、
    中央穴と、
    内側表面と、
    外側表面と、
    前記中央穴周囲で第1アームの内側表面に形成された内側環状凹部と、
    前記中央穴周囲で第1アームの外側表面に形成された外側環状凹部と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のヒンジ。
  7. 前記バレルは、断面が非円形であり、
    内側端部と、
    外側端部と、
    外側壁部と、
    前記バレルの外側壁部に沿って形成され、内側端部から外側端部へと直径が狭められているた複数の段部と、
    前記バレルの外側端部から軸線方向へ伸長する環状突起と、
    を有し、
    前記第2アームは、前記バレルの環状突起に隣接するようになる、
    ことを特徴とする請求項6に記載のヒンジ。
  8. 前記バレルの段部は、
    バレルの内側端部に形成されたヘッドと、
    前記ヘッドに隣接して形成され、中央ブラケットの第2アームにしっかりと装着されている初期段部と、
    前記バレルの外側端部に形成された最終段部と、
    から成り、前記バレルのヘッドは段部の中で最大径であり、前記初期段部は、第2に大きい径をしており、前記最終段部は、段部の最小径であり、
    前記第2傾斜ヒンジ集成体の第2回転ブラケットは、前記バレルの最終段部に回転可能に装着される、
    ことを特徴とする請求項7に記載のヒンジ。
  9. 前記中央部ラケットの第2アームには中央穴があり、
    前記中央部ラケットの第2アームの中央穴にはバレルの初期段部がしっかりと装着されるようになる、
    ことを特徴とする請求項8記載のヒンジ。
  10. 前記バレルは、その外側壁部から半径方向へ伸長して、前記第2アームの外側表面に隣接する締付け用突起が形成されていることを特徴とする請求項8に記載のヒンジ。
  11. 前記バレルは第2アームに形成されていることを特徴とする請求項8に記載のヒンジ。
  12. 前記バレルの環状突起には複数個の間隙が形成されていることを特徴とする請求項8に記載のヒンジ。
  13. 前記バレルには、その内側端部部から半径方向に伸長し、中央ブラケットの主アームに隣接する拡大ウィングを有することを特徴とする請求項12に記載のヒンジ。
  14. 前記傾斜軸は、
    外側端部と、
    前記傾斜軸の外側端部に半径方向に形成され、第1アームの内側表面に隣接している外側表面を有する制限ヘッドと、
    を有し、
    前記制限ヘッドの一端部には横方向に制限突起が成形され、第1アームの少なくとも1つの制限突起に選択的に隣接するようになる、
    ことを特徴とする請求項13に記載のヒンジ。
  15. 前記中央ブラケットの主アームにはその環状凹部に少なくとも1つの位置戻り止めが形成されており、
    前記回転ヒンジ集成体は、更に、主アームの内側表面に隣接している中央軸上にしっかりと装着されている回転位置決めスペーサを包含し、該回転位置決めスペーサに形成され、主アームの位置決めよう爪に対応して選択的に係合するようになる少なくとも1つの位置決め突起を有する、
    ことを特徴とする請求項14に記載のヒンジ。
  16. 前記傾斜軸は、
    内側端部と、
    前記傾斜軸の内側端部に半径方向に形成された位置決め突起と、
    を有し、
    前記回転ヒンジ集成体の中央軸は、
    内側端部と、
    前記中央軸の内側端部に半径方向に形成され、傾斜軸の位置決めヘッドと対応するようになる制限ヘッドであって、互いに相対向する2つの制限側部と、互いに相対向し、前記2つの制限側部との間に形成された2つの平坦側部を有し、前記制限側部と平坦側部は傾斜軸の位置決めヘッドと交互に整合し合う、というようになる制限ヘッドと、
    前記中央軸の制限ヘッドに半径方向に形成され、傾斜軸の位置決めヘッドの位置決め突起に対応して選択的に係合するようになる環状スロットと、を有する、
    ことを特徴とする請求項15に記載のヒンジ。
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