JP3127840U - 粉茶竹炭シート - Google Patents

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Abstract

【課題】短時間で安価に大量に製造できるとともに、表面からの物質の離脱がなく、多様な効能を有する粉茶竹炭シートを提供する。
【解決手段】紙製のシート1と、シート1の一方の面に、粉茶と澱粉を混合したものをインクのように用いて、スクリーン印刷により付着させた粉茶印刷面2と、シート1の他方の面に、粉末の竹炭と澱粉を混合したものを、インクのように用いて、スクリーン印刷により付着させた竹炭印刷面3とを有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、茶と竹炭の効能を利用した粉茶竹炭シートに関するものである。
従来から、竹炭の効能として、脱臭、消臭、調湿等が知られているが、特に、木炭と比較しても優れた点として、珪酸やカリウムが多く含まれていることにより、土壌の改良に適していることが挙げられる。
このような竹炭の利用方法としては、箱や袋に入れて、室内、冷蔵庫内、下駄箱内、車内等に置いたり、そのまま若しくは破砕して土中に埋めたりすることが行われていた。
しかしながら、このような竹炭は、そのまま持って利用すると、手に黒い粉が付着して汚れることになる。箱に入れても、内部に落下する粉が蓄積され、処分する際などに飛散して周囲を汚すことになる。閉じた袋に詰めたとしても、効能を発揮させるためには、袋は目の粗い布製にする必要があり、粉の飛散は免れない。
これに対して、例えば、特許文献1には、竹炭をバインダー樹脂と混合した竹炭バインダー剤を、シート状の基材に塗布することが提案されている。
特開2004−351817号公報 特開2003−268290号公報 特開2003−147694号公報
しかしながら、特許文献1は、基材としてプラスチックフィルムや布地を用いることを前提としており、バインダー樹脂として、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂等を用いるため、製造に手間と費用がかかり、製品が高価なものとなる。
これに対処するために、特許文献2には、炭粉末、ポリマーエマルジョン、セルロース系水溶性ポリマー、有機溶剤等を含む塗料を、紙に塗布することが提案されている。また、特許文献3には、炭を糊状にして紙に塗布することが提案されている。
ところが、これらの従来技術は、塗布という方法によっているため、仕上がり表面の均一性を維持しにくく、同一の品質の製品を短時間で大量に製造することは難しい。また、このような塗布による方法では、竹炭そのものを扱うよりも汚れ難いが、完成品の塗布面に触れた場合には、炭の離脱による付着は生じる。
また、単に紙に竹炭を塗布したものでは、竹炭の効果しか期待しえず、その利用範囲は限定されてしまう。特許文献3には、種々の物質を塗布することが記載されているが、塗布の態様については明確でなく、結局、製造の困難性、塗布物質の離脱による付着の問題は残る。
本考案は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、短時間で安価に大量に製造できるとともに、表面からの物質の離脱がなく、多様な効能を有する粉茶竹炭シートを提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1の考案である粉茶竹炭シートは、紙製のシートと、前記シートの一方の面に印刷により付着された粉茶と、前記シートの他方の面に印刷により付着された粉末の竹炭と、を有することを特徴とする。
以上のような請求項1の考案では、紙製のシートの片面に粉茶、反対の面に粉末の竹炭が、印刷により付着されているので、印刷機を用いるだけで、短時間で安価に大量に製造することができる。また、茶に含まれるカテキンによる抗菌、抗毒作用と、竹炭の脱臭作用等の効能があるため、幅広い用途に利用することができる。さらに、基材が紙であるため、所望の形状に簡単に切ることができるともに、土壌に埋めれば分解され、通常の可燃ごみとすることもできるので、処分にも困らない。
請求項2の考案は、請求項1記載の粉茶竹炭シートにおいて、前記粉茶は、澱粉に混合したものが印刷されていることを特徴とする。
請求項3の考案は、請求項1又は請求項2記載の粉茶竹炭シートにおいて、前記竹炭は、粉末にして澱粉に混合したものが印刷されていることを特徴とする。
以上のような請求項2及び請求項3の考案では、澱粉に混合した粉茶若しくは粉末の竹炭を用いるので、通常の印刷に用いるインクと同様の手法によってシートに粉茶及び竹炭を付着させることができ、乾燥すると離脱しないので、他所を汚すおそれがない。
請求項3の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の粉茶竹炭シートにおいて、前記竹炭及び前記粉茶は、前記シートにスクリーン印刷されていることを特徴とする。
以上のような請求項3の発明では、スクリーン印刷を用いるため、使用する紙を問わずに仕上面を均一にすることができる。したがって、印刷業界より排出される廃紙を利用してもきれいに仕上げることができ、安価に製造可能となる。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項の粉茶竹炭シートにおいて、前記粉茶及び前記竹炭の少なくとも一方の印刷面は、文字を構成していることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の粉茶竹炭シートにおいて、前記粉茶及び前記竹炭の少なくとも一方の印刷面は、図を構成していることを特徴とする。
以上のような請求項5及び請求項6の発明では、印刷面が文字や図を構成しているため、広告媒体や装飾物としての利用価値が広がる。
以上説明したように、本考案によれば、短時間で安価に大量に製造できるとともに、表面からの物質の離脱がなく、多様な効能を有する粉茶竹炭シートを提供することができる。
本考案の実施の形態(以下、実施形態とする)を、図面を参照して以下に説明する。
[実施形態の構成]
まず、本実施形態の構成を、図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は本実施形態の断面図であり、図2(a)は粉茶を印刷した粉茶印刷面、図2(b)は竹炭を印刷した竹炭印刷面を示す。すなわち、本実施形態の粉茶竹炭シートAは、紙製のシート1の一方の面に、粉茶を印刷した粉茶印刷面2と、他方の面に粉末の竹炭を印刷した竹炭印刷面3とを有している。なお、本実施形態は、単に粉茶及び竹炭を、樹脂や溶剤に混合して塗布したものではなく、以下のように製造されるものである。
まず、飲料業界より排出される「ごみ」となる緑茶のスラッジを、乾燥させて微粉末製造装置かけて微粉末とする。なお、このお茶は無農薬栽培されたものが望ましい。また、竹炭の製造業者より排出される「ごみ」となる竹炭のスラッジを、微粉末製造装置にかけて微粉末とする。茶及び竹炭をどの程度の微粉末とするかは限定されないが、例えば、30ミクロン以下とすることが望ましい。
次に、粉末とした茶及び竹炭を、澱粉と水分を含む接着剤に混合して、通常のスクリーン印刷機で使用できるインクと同様の流動体とする。この接着剤は、接着剤業界より排出される「ごみ」となる接着剤を活用することができる。
そして、スクリーン印刷機にシート1をセットして、粉末茶を含む流動体をインクとして用いて、シート1の一方の全面に印刷することにより、粉茶印刷面2を形成する。また、同様に、竹炭を含む流動体をインクとして、シート1の他方の全面に印刷することにより、竹炭印刷面3を形成する。
なお、シート1として用いる紙は、印刷業界より排出される「ごみ」となる紙を活用することができる。シート1の表面は、粉茶印刷面2、竹炭印刷面3で覆われてしまうので、印字等がなされていてもかまわない。以上のように印刷処理を行い、乾燥させることにより、粉茶竹炭シートAが完成する。
[実施形態の作用]
以上のような構成を有する本実施形態は、基本的に、次のような茶と竹炭の両方の効用が得られる。
[茶の効用]
最近の研究では、緑茶に含まれる「カテキン」は強い抗菌、抗毒作用をもつことが判明している。また、「カテキン」は、強い抗酸化作用によって、活性酸素で傷ついた細胞を修復し、癌化を抑制するともいわれている。このため、対象物を粉茶竹炭シートAにおける粉茶印刷面2に接触させた場合、菌の繁殖を抑える働きが得られる。
[竹炭の効用]
竹炭は多孔質で、微細なパイプを束ねたような構造になっている。このため、竹炭には、それらの孔による吸着効果を、竹炭が発するマイナスイオンの効果によって、エチレンガスを除去し、生物の鮮度を保つ能力がある。例えば、1gあたり、約50mlのエチレンガスを吸着し、除去する効果がある。
[使用法]
本実施形態は、次に例示するように、様々な態様で使用することができる。
[消臭剤]
例えば、図3に示すように、粉茶竹炭シートAを短冊状に切断したものを、図4に示すように、容器10に入れて下駄箱Bの中に置いたり、靴11の中に直接入れておくことにより、消臭剤としての効果が得られる。同様に、図5に示すように、粉茶竹炭シートAを冷蔵庫C内に入れておいても、消臭効果があり、食品12に匂いが移らない。さらに、図6に示すように、粉茶竹炭シートAを車Dの内部に置いておけば、新車出荷時の匂いや喫煙時の匂い等、車内の様々な匂いが除去される。
[栽培促進]
また、図7〜9に示すように、粉茶竹炭シートAを適当な形状に切り取って、植木鉢13の中に敷き、土14を入れて植物15を栽培すれば、植物15の成長が促進される。また、図10に示すように、粉茶竹炭シートAを地面16に直接埋めれば、土壌が改良される。このように、地面16に放置しても、粉茶竹炭シートAは自然に分解されるため、処分に困らない。
[食品の保存]
上記の冷蔵庫Cにおいても同様であるが、例えば、図11に示すように、食品12を箱17に詰めて運搬する場合に、粉茶竹炭シートAを同梱すれば(梱包材としてもよい)、上記のエチレンガスの吸着効果によって、食品12の鮮度が長期間保持される。なお、粉茶の殺菌効果は、対象と接触していることにより得られるため、粉茶印刷面2側が食品に直接接するようにして同梱することが望ましい。
[広告・装飾]
さらに、図12〜14に示すように、自社の製品に粉茶竹炭シートAを、同封、同梱、収容等する場合に、これに文字や図形が印刷されていれば、自社や他社の広告や、製品の装飾の一種として利用することができる。
[実施形態の効果]
以上のような本実施形態では、印刷機を用いて印刷を行うだけで、粉茶竹炭シートAを短時間で安価に大量に製造することができる。そして、各材料は、すべて「ごみ」として処分されるものを利用することができる。このため、粉茶竹炭シートAの単価は非常に安くなり、様々な用途に気軽に使用することができ、普及が期待できる。特に、基材が紙であるため、ユーザはハサミ等で所望の形状に簡単に切ることができ、土壌に埋めれば分解され、通常の可燃ごみとすることもできるので、処分にも困らない。
また、澱粉に混合した粉茶若しくは粉末の竹炭を用いるので、通常の印刷に用いるインクと同様の手法によってシート1に粉茶及び竹炭を付着させることができ、乾燥すると離脱しないので、他所を汚すおそれがない。
また、スクリーン印刷を用いるため、使用する紙を問わずに仕上面を均一にすることができる。したがって、印刷業界より排出される廃紙を利用することができ、より一層安価に製造可能となる。
[他の実施形態]
本考案は、上記の実施形態に限定されるものではなく、使用する紙の大きさ、形状、材質、色等は自由である。使用する材料は、上記のように各種スラッジを利用できるが、必ずしもこれを利用する必要はない。澱粉以外の成分を混合してもよい。印刷する領域、形状、大きさ等も、特定のものには限定されない。文字や図を印刷する場合の態様も自由である。茶と竹炭のいずれか一方を文字や図としてもよいし、双方を文字や図としてもよい。
本考案の粉茶竹炭シートの一実施形態を示す断面図である。 図1の実施形態の粉茶を印刷した面(a)、竹炭を印刷した面(b)を示す図である。 図1の実施形態を短冊状に切断した状態を示す図である。 図1の実施形態を下駄箱に使用した例を示す図である。 図1の実施形態を冷蔵庫に使用した例を示す図である。 図1の実施形態を車内に使用した例を示す図である。 図1の実施形態を植木鉢の形状に合せて切断した状態を示す図である。 図1の実施形態を植木鉢内に収容した例を示す図である。 図1の実施形態を植木鉢内に収容し、植物を植えた例を示す図である。 図1の実施形態を地面に挿入した例を示す図である。 図1の実施形態を食品を搬送する箱に入れた例を示す図である。 図1の実施形態において、文字を印刷した例を示す図である。 図1の実施形態において、図を印刷した例を示す図である。 図1の実施形態において、図を印刷した例を示す図である。
符号の説明
1…シート
2…粉茶印刷面
3…竹炭印刷面
10…容器
11…靴
12…食品
13…植木鉢
14…土
15…植物
16…地面
17…箱
A…粉茶竹炭シート
B…下駄箱
C…冷蔵庫
D…車

Claims (6)

  1. 紙製のシートと、
    前記シートの一方の面に、印刷により付着された粉茶と、
    前記シートの他方の面に、印刷により付着された粉末の竹炭と、
    を有することを特徴とする粉茶竹炭シート。
  2. 前記粉茶は、澱粉に混合したものが印刷されていることを特徴とする請求項1記載の粉茶竹炭シート。
  3. 前記竹炭は、粉末にして澱粉に混合したものが印刷されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の粉茶竹炭シート。
  4. 前記竹炭及び前記粉茶は、前記シートにスクリーン印刷されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の粉茶竹炭シート。
  5. 前記粉茶及び前記竹炭の少なくとも一方の印刷面は、文字を構成していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉茶竹炭シート。
  6. 前記粉茶及び前記竹炭の少なくとも一方の印刷面は、図を構成していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉茶竹炭シート。
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