JP3126389U - 石材連結用アンカー - Google Patents

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Abstract

【課題】製造が容易でしかも十分な強度を有する石材連結用アンカーを提供する。
【解決手段】隣り合って配置された2つの大型石材16、18を連結するための石材連結用アンカー10であって、管状部分10aに4つ以上の縦割り11を入れて形成された拡径部12を両側に有する直線材13と、必要に応じて、直線材13の拡径部12に押し込んで拡径部12の実質直径を広げるピン14とを有する。そして、直線材13は、例えば鉄又はステンレスの中実棒又はパイプによって形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、例えば、護岸又は堤防工事等で使用する大型石材(例えば、1〜5m)を連結する場合に使用する石材連結用アンカーに関する。
例えば、特許文献1に記載されているように、本出願人は先に自然石からなる複数の石垣石を上下左右に並べ、これらの自然石を支持棒によって連結した護岸壁を提案した。そして、自然石を連結する支持棒49(一例)を図4に示すが、テーパーピン50を入れ込むことによってその実質径が拡大する拡径部51を一方に他方には雌ねじ52が形成された連結部53を有する金具54を2組と、両側に雌ねじ52が螺合可能な雄ねじ55、56が形成され、直径は金具54と略同一のロッド材57とを用意し、ロッド材57の両側に金具54をそれぞれねじ込んだものであった。
特開2001−55717号公報
しかしながら、この従来技術に係る支持棒49においては、雌ねじ52を有する金具54及び雄ねじ55、56を有するロッド材57を用意することは極めて手間であり、更に、金具54及びロッド材57を鉄材によって構成した場合には長期間風雨に曝すとねじの部分が錆びて雌ねじ52と雄ねじ55、56が螺合しにくくなるという問題があった。
更には、ロッド材57の端部を縮径して雄ねじ55、56を形成しているので、支持棒49の強度は雄ねじ55、56の部分で決まり、強度不足となる場合があった。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、製造が容易でしかも十分な強度を有する石材連結用アンカーを提供することを目的とする。
前記目的に沿う本考案に係る石材連結用アンカーは、隣り合って配置された2つの大型石材を連結するための石材連結用アンカーであって、直線材の両側の管状部分に、周囲に4つ以上の縦割りが形成された拡径部を設けている。
この石材連結用アンカーを使用する場合には、石材連結用アンカーを大型石材の連結穴に入れた後、この石材連結用アンカーを叩き込むことによって、周囲に縦割りが形成された拡径部が座屈を起こして周囲に広がり、連結穴に固着される。なお、別に用意したピンを端部から差し込んで拡径してもよい。
また、本考案に係る石材連結用アンカーにおいて、前記縦割りは円周方向に均等に形成されているのが好ましい。ここで、均等には多少(±20%以内)の製作誤差があってもよい。縦割りの数は、例えば4〜12程度、更に好ましくは、4又は8がよい。
本考案に係る石材連結用アンカーにおいて、前記直線材は中実棒からなって両側に前記管状部分が形成されている場合と、前記直線材はパイプからなっている場合がある。
そして、本考案に係る石材連結用アンカーにおいて、前記拡径部の内側端には開放端に拡径するテーパーが形成されているのが好ましい。
更に、本考案に係る石材連結用アンカーは、前述のようにこの直線材からなる石材連結用アンカー単独でも使用可能であるが、前記縦割りされた拡径部に端部から嵌入して該拡径部を拡径するピンを備えており、このピン(テーパーピンがより好ましい)を拡径部の端部から叩き込むことによって、拡径部を拡大させ大型石材に設けた連結穴に石材連結用アンカーを固定するのがよい。
本考案に係る石材連結用アンカーは、直線材の両側に拡径部が一体的に形成されているので、従来のようにねじを用いて連結する必要がなく、製作が容易になる。
また、連結部分がないので、施工時の強度が増すと共に、全体的な石材の連結強度が増す。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明し、本考案の理解に供する。
ここで、図1(A)は本考案の一実施の形態に係る石材連結用アンカーの平面図、(B)は同石材連結用アンカーの正面図、図2は同石材連結用アンカーの使用状態の説明図、図3(A)は本考案の他の実施の形態に係る石材連結用アンカーの平面図、(B)は同石材連結用アンカーの正面図である。
本考案の一実施の形態に係る石材連結用アンカー10は、鉄又はステンレス材からなって、管状部分10aに複数の縦割り(この実施の形態では4つ)11を入れて形成された拡径部12を両側に有する直線材13を備えている。そして、この石材連結用アンカー10を使用する場合、この拡径部12をそのまま押し潰して拡径することもできるが、この拡径部12に押し込んで拡径部12の実質直径を広げる2つのテーパーピン14(ピンの一例、片側しか図示せず)を有する。以下、これらについて詳しく説明する。
直線材13の長さは、例えば、0.5〜4m、その直径は例えば、10〜100mm程度となって、両側には直径(外径)の2〜5倍程度の深さの穴15が形成されている。穴15の内径は直径の1/2〜3/4程度となっている。穴15の内側端部は面取りされて、開放端に拡径するテーパー16aが形成されている。なお、両側の穴15が形成されている部分以外の直線材13は中実棒からなっている。
穴15の部分には穴15の略底部まで達する縦割り11が形成されている。縦割り11の幅は出来るだけ小さい方が好ましいが、通常は0.5〜3mm程度となっている。この実施の形態では縦割り11の数は均等角度(即ち、90度)で4つであるが、5つ以上の縦割りを形成してもよい。また、縦割りは傾斜角度0を超え45度以内の範囲でスパイラル状に形成してもよい。スパイラル状に形成すると、穴15の長さに対して切り込みによって分割された片の長さが増すので、分割された片に対する荷重が緩和される。
一方、テーパーピン14は市販のもので十分であるが、穴15の平均直径の1.2〜1.5倍程度の最大径を有して、テーパーピン14の軸心に対して5〜30度程度の傾斜角(即ち、稜線と軸心とのなす角度)を有する円錐台形状をしている。
この石材連結用アンカー10を使用する場合には、図2に示すように、隣り合って配置された連結しようとする大型石材16と大型石材18及び大型石材17と大型石材18に対して連結穴19、20を形成する。連結穴19は大型石材18を貫通するが、大型石材16は貫通しない構造となっている。また、連結穴20は大型石材18は貫通するが大型石材17は貫通しない構造となっている。なお、大型石材16、17は地盤に対してアンカー21、22で固定されている。
まず、所定長さ(即ち、連結穴19、20の深さの例えば70〜90%)の石材連結用アンカー10を用意する。連結穴19、20の直径は石材連結用アンカー10より1〜3mm程度大きくしておく。石材連結用アンカー10の下端部にテーパーピン14を固定させた状態で、連結穴19(又は20)に入れ込み、上部から石材連結用アンカー10と同一直径の棒(又は管)Aを挿入し、ハンマーで棒Aの端部を叩き、下部のテーパーピン14を穴15内に押し込み、拡径部12を拡径させる。これによって、石材連結用アンカー10は大型石材16(又は17)に形成されている連結穴19(又は20)から抜けないようになる。
次に、連結穴19(又は20)の上部から別のテーパーピン14を落とし込み、上部から棒Aで叩き込み、上側の拡径部12を拡径させる。これによって、石材連結用アンカー10の上側は大型石材18に固定される。以上の操作によって、大型石材16と大型石材18及び大型石材17と大型石材18が連結される。
次に、図3に示す本考案の他の実施の形態に係る石材連結用アンカー25について、前記実施の形態に係る石材連結用アンカー10との相違点について説明する。
この石材連結用アンカー25は、中実の棒ではなくて管(パイプ)によって直線材32全体が形成されている。従って、両側部には当然管状部分が形成されている。そして、両側端部に、その直径の2〜5倍の縦割り26が形成され、その部分に拡径部27を形成している。そして、拡径部27の周囲には複数の環状溝28が形成されている。この環状溝28は縦割り26によって形成された拡径片29の外側に形成され、その数は3〜5個(複数)程度で十分である。環状溝28の深さは管の厚みの0.05〜0.3倍程度が好ましい。なお、縦割り26の底部に一致する部分にも環状溝28を形成するのが好ましい。このようにして直線材32が形成され、この直線材32の端部、即ち、拡径部27にテーパーピン14を差し込んだ場合、容易に拡径する。
この石材連結用アンカー25の使用方法については、石材連結用アンカー10と同じである。
なお、ピンを使用しない場合には、大型石材の連結穴にこの石材連結用アンカーを落とし込み、上部からこの石材連結用アンカーと同一の直径を有するパイプ又は中実棒で連結穴の底に叩き込み、拡径部を座屈させて広げる。これによって、石材連結用アンカーの端部が連結穴に固定される。
前記実施の形態においては、具体的数字を用いて本考案に係る石材連結用アンカーを説明したが、本考案の要旨を変更しない範囲での数値変更は可能である。
なお、拡径部にピンを入れる場合、必ずしもテーパーピンでなくてもよく、例えば、球体、ナット、金属塊などであっても適用できる。
(A)は本考案の一実施の形態に係る石材連結用アンカーの平面図、(B)は同石材連結用アンカーの正面図である。 同石材連結用アンカーの使用状態の説明図である。 (A)は本考案の他の実施の形態に係る石材連結用アンカーの平面図、(B)は同石材連結用アンカーの正面図である。 従来例に係る石材連結用アンカー(支持棒)の説明図である。
符号の説明
10:石材連結用アンカー、10a:管状部分、11:縦割り、12:拡径部、13:直線材、14:テーパーピン、15:穴、16a:テーパー、16〜18:大型石材、19、20:連結穴、21、22:アンカー、25:石材連結用アンカー、26:縦割り、27:拡径部、28:環状溝、29:拡径片、32:直線材

Claims (6)

  1. 隣り合って配置された2つの大型石材を連結するための石材連結用アンカーであって、直線材の両側の管状部分に、周囲に4つ以上の縦割りが形成された拡径部を設けたことを特徴とする石材連結用アンカー。
  2. 請求項1記載の石材連結用アンカーにおいて、前記縦割りは円周方向に均等に形成されていることを特徴とする石材連結用アンカー。
  3. 請求項2記載の石材連結用アンカーにおいて、前記直線材は中実棒からなって両側に前記管状部分が形成されていることを特徴とする石材連結用アンカー。
  4. 請求項2記載の石材連結用アンカーにおいて、前記直線材はパイプからなっていることを特徴とする石材連結用アンカー。
  5. 請求項2記載の石材連結用アンカーにおいて、前記拡径部の内側端には開放端に拡径するテーパーが形成されていることを特徴とする石材連結用アンカー。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の石材連結用アンカーにおいて、前記縦割りされた拡径部に端部から嵌入して該拡径部を拡径するピンを備えていることを特徴とする石材連結用アンカー。
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