JP3126381U - ネイルケア作業時に発生するガスや微細粉塵の除去装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネイルサロンなどにおけるネイルケア作業時に不可避的に生じる有害なガスや微細粉塵が人体に吸引されることが無いようにし、作業環境を良好なものとするための新規な除去装置を提供する。
【解決手段】所定方向に向けた照明手段4と該照明手段4が照らす方向に沿って風を送ることが出来る送風手段2とをコンパクトに一体化すると共に、送風方向と正対した吸引手段3を所定間隔を取って設けることで、送風手段2と吸引手段3の間で発生するガスや微細粉塵の90%以上を周囲に飛散させずに除去できるネイルケア作業時に発生するガスや微細粉塵の除去装置1。
【選択図】図1
【解決手段】所定方向に向けた照明手段4と該照明手段4が照らす方向に沿って風を送ることが出来る送風手段2とをコンパクトに一体化すると共に、送風方向と正対した吸引手段3を所定間隔を取って設けることで、送風手段2と吸引手段3の間で発生するガスや微細粉塵の90%以上を周囲に飛散させずに除去できるネイルケア作業時に発生するガスや微細粉塵の除去装置1。
【選択図】図1
Description
本考案は、ネイルサロンなどにおけるネイルケア作業時に不可避的に生じる有害なガスや微細粉塵が人体に吸引されることが無いようにし、作業環境を良好なものとするための新規な除去装置を提案するものである。
近時、特に女性の間では美容上の要求から爪の手入れを専門のネイルケア技術者を利用して定期的に行うことが常識化しつつある。
このネイルケア作業は、各種薬品を使った爪の洗浄作業、爪表面の研磨作業、マニキュア等の塗作業、仕上げ作業などから構成されている。
このネイルケア作業には、必ずしも人体に無害とは言えないシンナー系の揮発性のガスや研磨作業に伴う微細な粉塵が不可避的に発生してしまう。
このような揮発性ガスや微細粉塵の除去はネイルケア作業を行う部屋内に空気清浄機を設置するなどして行われているのが現状である。
しかしながら、上記したような背景技術では、ネイルケア作業により不可避的に生じる人体に有害な揮発性ガスや微細粉塵をネイルケア作業者やお客さんが呼吸によって吸引してしまうことを有効に阻止することができないという課題が以前存在している。
本考案は、上記したような背景技術における課題を解消するように研究を重ねた結果として創案したものであり、照明手段を備えた送風手段と吸引手段を適切に組合わせることで、両者の間で行われるネイルケア作業に伴う有害な揮発性ガスや微細粉塵が人体内に取り込まれることを有効に防止することに成功したものであって、具体的には以下の如くである。
(1) 所定方向に向けた照明手段と該照明手段が照らす方向に沿って風を送ることが出来る送風手段とをコンパクトに一体化すると共に、送風方向と正対した吸引手段を所定間隔を取って設けることで、送風手段と吸引手段の間で発生するガスや微細粉塵の90%以上を周囲に飛散させずに除去できることを特徴とするネイルケア作業時に発生するガスや微細粉塵の除去装置。
(2) 吸引手段による吸引力を送風手段による送風力よりも相対的に強いものとすることでガスや微細粉塵の飛散を防止していることを特徴とする前記(1)項に記載のネイルケア作業持に発生するガスや微細粉塵の除去装置。
(3) 照明手段が送風手段と吸引手段の間で行われる作業の手元を照らすに適したスポットライトであることを特徴とする前記(1)項又は(2)項に記載のネイルケア作業持に発生するガスや微細粉塵の除去装置。
(4) 送風力、吸引力、照明光量の調整手段を備えていることを特徴とする(1)項〜(3)項の何れか1つに記載のネイルケア作業時に発生するガスや微細粉塵の除去装置。
(5) 送風方向、吸引方向、照明方向の調整手段を備えていることを特徴とする前記(1)項〜(4)項の何れか1つに記載のネイルケア作業時に発生するガスや微細粉塵の除去装置。
所定方向に向けた照明手段と該照明手段が照らす方向に沿って風を送ることが出来る送風手段とをコンパクトに一体化すると共に、送風方向と正対した吸引手段を所定間隔を取って設けることで、送風手段と吸引手段の間で発生するガスや微細粉塵の90%以上を周囲に飛散させずに除去できることにより、ネイルケアサロンなどにおけるネイルケア作業中に不可避的に生じてしまう人体に有害なシンナー系の揮発ガスや微細粉塵類をネイルケアの利用者やネイルケア技術者が呼吸により吸引することを有効に阻止することが可能となる。
吸引手段による吸引力を送風手段による送風力よりも相対的に強いものとすることでガスや微細粉塵の飛散を防止していることにより、ネイルケア作業中に生じるガスや微細粉塵を効率的に吸引回収してネイルケア利用者やネイルケア作業者の健康を害することがない、清浄な室内空間を効果的に実現することができるようになる。
照明手段が送風手段と吸引手段の間で行われる作業の手元を照らすに適したスポットライトであることにより、ネイルケア作業をより行いやすくすると共に、サロン室内の雰囲気を高めるインテリア照明的効果をも持たせることができるようになる。
送風力、吸引力、照明光量の調整手段を備えていることにより、実際のネイルケア作業の条件や環境に合わせた微調整を自在に行うことが可能となる。
送風方向、吸引方向、照明方向の調整手段を備えていることにより、手指の爪のみでなく足指の爪のネイルケア作業を行うような場合でも適宜な装置調整を行って自在な対処を行うことが可能となる。
上記してきた本考案の具体的な実施例の若干を添付図面などを利用しながら以下説明する。
図1は、本考案による除去装置1の全体構造の1例を示す説明図面である。
本考案のネイルケア作業時に発生するガスや微細粉塵の除去装置1は、図示のように送風手段2と吸引手段3とを正対して配置せしめ、その間でネイルケア作業をすることで生じるシンナー系の揮発ガスや微細な粉塵類を送風手段2による送風で吸引手段3の吸引部に送り込みして周囲への飛散を阻止するものである。
図1は、本考案による除去装置1の全体構造の1例を示す説明図面である。
本考案のネイルケア作業時に発生するガスや微細粉塵の除去装置1は、図示のように送風手段2と吸引手段3とを正対して配置せしめ、その間でネイルケア作業をすることで生じるシンナー系の揮発ガスや微細な粉塵類を送風手段2による送風で吸引手段3の吸引部に送り込みして周囲への飛散を阻止するものである。
ここで、本考案では送風手段2とコンパクトに組合わせた照明手段4を設けており、送風と共にネイルケア作業場所6などの手元を照らして細かな作業をより行い易くすくような配慮を施している。この場合の照明手段4はスポットライトのように比較的狭い場所を明確に照射できるものである方が望ましい。
送風手段2による送風は吸引手段3による吸引とつり合う物でなければならない。吸引に対して送風が弱すぎると発生するガスや微細粉塵を充分に収集することができず、逆に強すぎるとかえって吹き散らしてしまう結果になるからである。
この両者のバランスには、送風手段2と吸引手段3との距離その他も関係するので、慎重に調整する必要があるが、吸引力の方が送風力よりも若干強めであることが望ましいと考えられる。
この両者のバランスには、送風手段2と吸引手段3との距離その他も関係するので、慎重に調整する必要があるが、吸引力の方が送風力よりも若干強めであることが望ましいと考えられる。
吸引されたガスや微細粉塵は、吸引手段3に備えられたフィルター5やその他の清浄化手段によって除去され、残りの空気はクリーンな状態で排気される。この関係は基本的に既存の空気清浄機の機能と相違ないものである。
ネイルケア作業の具体的な状況やその他の周囲環境条件によって、送風力や吸引力、照明の強さなどを調整することが望ましいが、このような場合においても本考案の目的であるガスや微細粉塵の除去を確実に実現するためにこれらのバランスをきちんと調整してやることが必要である。
また、送風や吸引の向き、照明の方向なども作業状況に適合して任意に調整可能なものとすることが望ましいが、やはりこの場合にも効率的な除去が達成できるようにつり合いの取れたものとして行うような配慮が重要である。
上記してきたような本考案による除去装置1を用いて実際にネイルケア作業を行ったところ、従来と比べて揮発性ガスの匂いもなく、爪研磨作業による微細粉塵の周囲への飛散も有効に阻止されていることが確認できた。
図1のものはやや大型の除去装置1であるが、図2のように吸引手段3部分を小型化して卓上使用可能なものとすることも可能である。ガスや微細粉塵の除去機能そのものに関しては相違ないものとして実現できている。
既存のネイルサロンなどにはこの卓上スタイルのものの方が設置し易いものとも考えられる。
既存のネイルサロンなどにはこの卓上スタイルのものの方が設置し易いものとも考えられる。
以上説明したように本考案によれば、従来は必ずしも問題視されていなかったネイルケア作業時における揮発性ガスや微細粉塵の発生を事前に解消し作業環境を健康的なものとすることができ、併せて優れたデザイン性を付与することで照明機能付きの新規なインテリア機器として提案することも可能である。
したがって、本考案は産業上有用なものであると理解できるものである。
したがって、本考案は産業上有用なものであると理解できるものである。
1 本考案の除去装置
2 送風手段
3 吸引手段
4 照明手段
5 フィルター
6 ネイルケア作業場所
2 送風手段
3 吸引手段
4 照明手段
5 フィルター
6 ネイルケア作業場所
Claims (5)
- 所定方向に向けた照明手段と該照明手段が照らす方向に沿って風を送ることが出来る送風手段とをコンパクトに一体化すると共に、送風方向と正対した吸引手段を所定間隔を取って設けることで、送風手段と吸引手段の間で発生するガスや微細粉塵の90%以上を周囲に飛散させずに除去できることを特徴とするネイルケア作業時に発生するガスや微細粉塵の除去装置。
- 吸引手段による吸引力を送風手段による送風力よりも相対的に強いものとすることでガスや微細粉塵の飛散を防止していることを特徴とする請求項1に記載のネイルケア作業持に発生するガスや微細粉塵の除去装置。
- 照明手段が送風手段と吸引手段の間で行われる作業の手元を照らすに適したスポットライトであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネイルケア作業持に発生するガスや微細粉塵の除去装置。
- 送風力、吸引力、照明光量の調整手段を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つに記載のネイルケア作業時に発生するガスや微細粉塵の除去装置。
- 送風方向、吸引方向、照明方向の調整手段を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1つに記載のネイルケア作業時に発生するガスや微細粉塵の除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006005928U JP3126381U (ja) | 2006-06-26 | 2006-06-26 | ネイルケア作業時に発生するガスや微細粉塵の除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006005928U JP3126381U (ja) | 2006-06-26 | 2006-06-26 | ネイルケア作業時に発生するガスや微細粉塵の除去装置 |
Publications (1)
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JP3126381U true JP3126381U (ja) | 2006-10-26 |
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Family Applications (1)
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JP2006005928U Expired - Fee Related JP3126381U (ja) | 2006-06-26 | 2006-06-26 | ネイルケア作業時に発生するガスや微細粉塵の除去装置 |
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2006
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