JP3126123B1 - 冷菓製造装置 - Google Patents
冷菓製造装置Info
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Abstract
し得る冷菓製造装置及び冷菓製造方法を提供する。 【解決手段】 冷却シリンダ2にて製造された冷菓1を
排出する冷菓排出路12が製品取出部10の貫通穴11
に接続され、貫通穴11内を移動するプランジャ14に
て接続開口12aを開閉して冷菓抽出口13からの冷菓
1の取出しを可能とする。プランジャ14の内部にはソ
ース21を通すソース供給路18が形成される。プラン
ジャ下端14aにはソース供給路18を延ばす延長管1
9がプランジャ14の外径よりも小さい外径を有して設
けられる。延長管出口19aは、プランジャ14を上昇
移動させて冷菓1を取出す際に、冷菓1の取出し流路2
0の内部に没するように形成されている。
Description
製造されたソフトクリーム、アイスクリーム又はシェー
ク等の冷菓を店頭にて抽出販売する冷菓製造装置に関す
るものであり、詳細には、ソースを冷菓と同時に供給し
得るものである。
又はシェーク等の冷菓を抽出販売する冷菓製造装置にお
いては、一般に、複数種類の冷菓を製造する機能が求め
られている。
れたバニラソフトクリームとチョコレートソフトクリー
ムとの両ソフトクリームをノズル付近で合流させ、攪拌
することなく二層状態でノズルから送り出すものがあ
る。
アイスクリーム又はシェーク等の冷菓にシロップを混合
することにより冷菓を製造する装置があり、このような
装置は、加えるシロップによって多種の冷菓を製造する
ことができる点で、さらに上記の要望を満たしている。
することにより冷菓を製造する冷菓製造装置が、特許第
2953757号公報に開示されている。
すように、フリーザドア81の背面側にはソフトクリー
ムの原料であるミックスを冷却製造するミックス冷凍シ
リンダ82が設けられ、このミックス冷凍シリンダ82
にて製造されたソフトクリームは、フリーザドア81内
の中央に下向きに設けられたソフトクリーム抽出路83
から取り出されるようになっている。
隣には、シロップを冷却するシロップ冷却シリンダ84
・84が設けられ、フリーザドア81内には、ミックス
冷凍シリンダ82とシロップ冷却シリンダ84・84と
の間にそれぞれ下向きの混合抽出路85・85が設けら
れている。
クス冷凍シリンダ82からのクリーム導入路86・86
及びシロップ冷却シリンダ84からのシロップ導入路8
7・87が接続されている。
入路86にて混合抽出路85に押し出される際にその横
からシロップ導入路87を通したシロップが導入される
ので、両者が合流し、できあがったソフトクリームは、
図11に示すように、ソフトクリーム88とシロップ8
9とが2層状態になった冷菓となる。
冷菓にシロップやチョコレート等のソースをかける、所
謂トッピングを施すようにしたものがあるが、通常、こ
のトッピングは店員が手で行うようにしており、トッピ
ングに手間がかかるという問題があった。
53757号掲載公報に記載された冷菓製造装置より
も、ソフトクリームをコーンに盛り付けた後、その後に
シロップやチョコレート等のソースをかけるというイメ
ージが必要となる。
ば、特開平7−264991号公報に開示された冷菓製
造装置がある。
12(a)に示すように、冷菓91を製造する冷却シリ
ンダ92の前端部にフリーザドア93が設けられてい
る。このフリーザドア93には、縦方向に貫通する貫通
管94が形成されているとともに、この貫通管94を上
下移動する円柱状のプランジャ95が設けられている。
却シリンダ92内からこの貫通管94までを水平に貫通
する冷菓抽出路96が設けられており、これによって、
プランジャ95をレバー97にて上下移動させて冷菓抽
出路96を開閉させることができるようになっている。
したがって、図12(b)に示すように、レバー97に
てプランジャ95を上方移動させることにより、前記冷
却シリンダ92内の冷菓91が、冷菓抽出路96及び貫
通管94を通して、貫通管94の下端に設けられた冷菓
取り出し口98から取り出されるものとなっている。
ャ95には軸心部を通すトッピング材料導通路99が形
成されている。このトッピング材料導通路99は、下端
部が2方向にY字状に別れているとともに、そのトッピ
ング材料導通路出口99a・99aは、プランジャ95
を最下位置に移動したときに冷菓取り出し口98の壁面
に密着して塞がれるようになっている。
95を上方に移動させることにより、トッピング材料導
通路出口99a・99aが開放され、冷菓91を貫通管
94に吐出させると、トッピング材料導通路出口99a
・99aも開放されてトッピング材料が表面から冷菓9
1にかかる。
は、トッピング材料が冷菓91にかかかった状態に提供
される。
特開昭55−37195号公報に開示されたものがある
が、この冷菓製造装置についても、表面からシロップを
かける構成となっている。
来の冷菓製造装置では、いずれも冷菓の周囲にシロップ
等のソースをかけたイメージのものとなっている。した
がって、ソフトクリームの内部にソースが混入されたも
のを製造することはできないという問題点を有してい
る。
クリームを食するときに、外見はソースのかかっていな
い通常のソフトクリームであるが、実は内部にソースが
封入されており、ソフトクリームを食したときにそれが
分かるという製品もシーズとして望まれている。
たものであって、その目的は、内部にソースが封入され
た冷菓を容易に製造し得る冷菓製造装置を提供すること
にある。
菓製造装置は、上記課題を解決するために、冷却シリン
ダにて製造された冷菓を排出する冷菓排出路が製品取出
部の縦穴に接続され、上記縦穴内を移動するプランジャ
にてその接続開口を開閉して冷菓抽出口からの冷菓の取
出しを可能とする冷菓製造装置において、上記プランジ
ャの内部にはソースを通すソース供給路が形成される一
方、上記プランジャの下端には上記ソース供給路を延ば
す延長部がプランジャの外径よりも小さい外径を有して
設けられ、かつこの延長部の出口は、プランジャを上昇
移動させて冷菓を取出す際に、冷菓の取出し流路の内部
に没するように形成されているとともに、プランジャが
最下降したときのプランジャの下端は冷菓抽出口に当接
する一方、プランジャが最下降したときの延長部の下端
出口の位置は、冷菓抽出口に対してプランジャの略上下
移動距離以上となるように設定されており、さらにプラ
ンジャが最下降したときの延長部の下端出口は大気に開
放されていることを特徴としている。
造された冷菓を排出する冷菓排出路が製品取出部の縦穴
に接続され、上記縦穴内を移動するプランジャにてその
接続開口を開閉するので、接続開口が開状態になると冷
却シリンダ内の冷菓が冷菓排出路、縦穴及び冷菓抽出口
からなる冷菓の取出し流路を通して冷菓が取り出され
る。なお、上記冷菓の取出し流路とは、冷菓排出路から
冷菓が例えばコーン等に盛り付けられる直前までの流路
をいう。
はソースを通すソース供給路が形成される。また、プラ
ンジャの下端には上記ソース供給路を延ばす延長部がプ
ランジャの外径よりも小さい外径を有して設けられ、か
つこの延長部の出口は、プランジャを上昇移動させて冷
菓を取出す際に、冷菓の取出し流路の内部に没するよう
に形成されている。
冷菓を取出す際には、冷菓が冷菓排出路の接続開口から
縦穴を経て冷菓抽出口に至るときに、この冷菓の取出し
流路の内部に、プランジャの外径よりも小さい外径を有
するソース供給路の延長部の出口が没するように挿入さ
れた状態となる。
供給することによって、冷菓の内部にソースを層状に注
入することができる。
菓を容易に製造し得る冷菓製造装置を提供することがで
きる。
ース供給路へのソースの供給を停止すれば、ソースを封
入しない通常の冷菓を取り出すことが可能である。
冷菓を取り出す場合には、前回の残余ソースを混入させ
ないことが必要となる。
したときのプランジャの下端は冷菓抽出口に当接する一
方、プランジャが最下降したときの延長部の下端出口の
位置は、冷菓抽出口に対してプランジャの略上下移動距
離以上となるように設定されており、さらにプランジャ
が最下降したときの延長部の下端出口は大気に開放され
ている。
トローク分以上であり、かつプランジャが最上昇したと
きの延長部の下端出口の位置は冷菓抽出口よりも略下方
位置となる。
縦穴の冷菓抽出口近傍の壁面等に付着することはない。
ンジャの下端は冷菓抽出口に当接する一方、さらにプラ
ンジャが最下降したときの延長部の下端出口は大気に開
放されている。
封入しない通常の冷菓を取り出す場 合に、確実に、ソー
スが混入しない冷菓を取り出し得る冷菓製造装置を提供
することができる。
たときの延長部の下端出口の基準位置を冷菓抽出口とし
ているが、この冷菓抽出口の位置は厳密なものではな
く、冷菓抽出口への抽出流決定位置までを含むものをい
う。すなわち、冷菓抽出口の少し上であっても、ソース
が縦穴の壁面等に対流することなく冷菓抽出口を通ると
される位置まで許容できるものである。
記課題を解決するために、請求項1記載の冷菓製造装置
において、プランジャに設けられた延長部の出口の口径
は、冷菓抽出口に対する内接円の直径よりも小さくなる
ように形成されていることを特徴としている。
型等の形状となっており、冷菓の取出し流路の最も径の
小さい部分はその星型の凹部となるところである。した
がって、冷菓の内部にソースを封入するためには、その
星型の凹部の内側にソースを注入する必要がある。
けられた延長部の出口の口径は、冷菓抽出口に対する内
接円の直径よりも小さくなるように形成されている。
れるソースは、星型の凹部の内側となる。
を容易かつ確実に製造し得る冷菓製造装置を提供するこ
とができる。
記課題を解決するために、請求項1又は2記載の冷菓製
造装置において、延長部を含むソース供給路は、プラン
ジャ内を通すソース供給管にて形成される一方、上記の
プランジャは、冷菓の取出しに際して、固定されたソー
ス供給管に沿って上下移動して接続開口を開閉すること
を特徴としている。
供給路は、プランジャ内を通すソース供給管にて形成さ
れる。また、プランジャは、冷菓の取出しに際して、固
定されたソース供給管に沿って上下移動して接続開口を
開閉する。
ためには、必ずしもソース供給路をプランジャと一体に
移動させる必要はない。
路を固定のソース供給管として形成し、プランジャは冷
菓排出路における接続開口の開閉のみを行う。
を開けたときには、ソース供給管の出口が冷菓の取出し
流路の内部に没する。なお、ソース供給管は、プランジ
ャ内を通して形成されるので、当然に、プランジャの外
径よりもソース供給管の外径の方が小さくなる。したが
って、容易に、ソース供給管の出口が冷菓の取出し流路
の内部に没して、ソースが冷菓の内部に注入される。
ースが封入された冷菓を容易に製造し得る冷菓製造装置
を提供することができる。
プランジャの動きに連動しないので、プランジャの最下
降状態、つまり冷菓を取り出さない平常時において、ソ
ース供給管を冷菓抽出口から突出させないようにするこ
とができる。したがって、平常時に冷菓抽出口から突起
物が出ないので、安全性の面で優れたものとなる。
記課題を解決するために、請求項1、2又は3記載の冷
菓製造装置において、冷菓の取り出しを停止するときに
は、プランジャを下降移動して接続開口を閉じる前にソ
ースの供給を停止させる2段階停止制御手段が設けられ
ていることを特徴としている。
の冷菓を取り出す場合には、前回の残余ソースを混入さ
せないことが必要となる。
止するときには、プランジャを下降移動して接続開口を
閉じる前にソースの供給を停止させる2段階停止制御手
段が設けられている。
きには、2段階停止制御手段は、先ず、プランジャを下
降移動して接続開口を閉じる前に、ソースの供給を停止
する。これにより、延長管からの冷菓の取出し流路への
ソースの注入が停止される。
を維持しているので、冷菓は冷菓抽出口から逐次取り出
される。
に、冷菓抽出口の近傍に残余ソースがあったとしても、
冷菓と一緒に全て外部に排出される。
入しない通常の冷菓を取り出す場合に、確実に、ソース
が混入しない冷菓を取り出し得る冷菓製造装置を提供す
ることができる。
するときに、先に、ソースの供給を停止することによっ
て、冷菓の取出し停止後にソースが冷菓に供給されて冷
菓に露出状態にかかるということがない。
を容易かつ確実に製造し得る冷菓製造装置を提供するこ
とができる。
記課題を解決するために、請求項1ないし4のいずれか
1項に記載の冷菓製造装置において、延長部を含むソー
ス供給路又はソース供給管は、複数設けられることを特
徴としている。
供給路は、複数設けられる。
合わせて冷菓に封入することができる。
の冷菓を製造することができるので、ソースの封入され
た冷菓のバリエーションを増すことができる。
記課題を解決するために、請求項5記載の冷菓製造装置
において、複数のソース供給路又はソース供給管は、そ
れぞれ口径が異なるものを含むことを特徴としている。
は、それぞれ口径が異なるものを含む。
ではなく、それぞれの口径を異ならせることによって、
各ソース供給路から供給されるソースの量を調整するこ
とができる。
種の冷菓を製造することができるので、ソースの封入さ
れた冷菓のバリエーションをさらに増すことができる。
て説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態
の冷菓製造装置及び冷菓製造方法は、レストラン等を含
む店頭にて冷菓を抽出販売する冷菓製造装置及び冷菓製
造方法に適用されるものである。
すように、ソフトクリーム、アイスクリーム又はシェー
ク飲料等の冷菓1を製造する冷却シリンダ2を備えてい
る。
軸心に駆動軸3を有する図示しない攪拌装置である螺旋
状のダッシャーを備えており、ダッシャーを回転しなが
らソフトクリーム等の原料であるミックスを冷却混合し
てソフトクリーム等の冷菓1を製造するようになってい
る。
冷却シリンダ2にて製造された冷菓1を取り出すための
機構を有する製品取出部10が設けられている。
縦穴としての貫通穴11を有するとともに、製品取出部
10の下部における冷却シリンダ2側には、貫通穴11
と冷却シリンダ2との間に、冷却シリンダ2内からこの
貫通穴11までを水平に連通する冷菓排出路12が設け
られている。
12aにて貫通穴11の内側に開放されており、冷却シ
リンダ2の冷菓1は、常時、この接続開口12aの位置
まで満たされている。
3に示すように、冷菓抽出口13が例えば6方向に広が
る星型形状に形成されており、上記冷菓1がこの星型形
状の内側と後述する延長管19の外側との間から押出し
抽出されるようになっている。なお、本実施の形態にお
いては、上記冷菓抽出口13の形状は6方向に広がる星
型形状となっているが、必ずしもこれに限らず、例え
ば、4、5、7、…方向に広がる星型形状とすることが
可能であり、その他、三角形や四角形若しくは他の多角
形、又は円形若しくは楕円形等とすることも可能であ
る。
11の内径に略等しい円柱状のプランジャ14がこの貫
通穴11に上下摺動移動自在に設けられている。そし
て、このプランジャ14は、製品取出部10の最前端部
に設けられた操作レバー15を回動操作することによっ
て上下移動するものとなっている。
置となったときのプランジャ下端14aの位置は、貫通
穴11における冷菓抽出口13の上側にプランジャ14
の下端が当接する位置である一方、プランジャ14が上
昇移動して最高位置となったときのプランジャ下端14
aの位置は、図1(a)(b)に示すように、冷菓排出
路12の上端よりも少し下がった位置である。なお、上
記のプランジャ14が最高位置に上昇移動したときのプ
ランジャ下端14aの位置は、必ずしもこれに限らず、
冷菓排出路12の上端よりも上であっても良い。すなわ
ち、操作レバー15を手に持って回動させてプランジャ
14を上方移動させたときに、冷菓排出路12を通る冷
菓1が十分に冷菓抽出口13から取り出せる状態であれ
ば良い。
示すように、外周の上下2箇所にOリング16・17が
設けられている。このOリング16・17は、プランジ
ャ14が最下位置となって接続開口12aを閉じている
状態において、この冷菓排出路12の接続開口12aの
上端及び下端よりも少しずつ上側及び下側の位置に設け
られている。これによって、プランジャ14と貫通穴1
1との気密性が確保され、冷菓1が漏れるのを防止して
いる。
クリーム及びシェーク飲料等の冷菓1を販売する場合、
バニラ原料等をベースとして冷凍し、上からかけるもの
等として冷菓抽出口13にて各種フレーバを合流させる
ことにより、販売商品のバリエーションを増やす方法が
あり、市場においても多く採用されている。
ベリーシロップ、青リンゴシロップ、チョコレートシロ
ップ、コーヒーシロップ、バナナシロップ、パインシロ
ップ、オレンジシロップ、抹茶シロップ等の他、果物の
果肉固形分を混入した各種果肉入りフィリング、各種果
実ジャム、小倉あん等が存在する。
ロップ、果肉入りフィリング、果実ジャム、小倉あん等
を総称して「ソース」と呼称する。
冷菓製造方法では、上記のソースが冷菓1の内部に封入
された状態に自動的に形成することができるようになっ
ている。
菓製造装置では、プランジャ14の内部に、同図に示す
ように、ソース21を通すソース供給路18が形成され
ている。
ース供給路18を延ばす延長部としての延長管19が設
けられ、かつこの延長管19の延長管出口19aは、図
1(a)(b)に示すように、プランジャ14を上昇移
動させて冷菓1を取出す際に、冷菓取出し流路としての
冷菓1の取出し流路20の内部に没するように形成され
ている。なお、この冷菓1の取出し流路20は、冷菓排
出路12から冷菓1が例えばコーン等に盛り付けられる
直前までの流路をいう。
は、プランジャ14を最高位置に上昇移動させたとき
に、例えば、冷菓抽出口13における開口13aの略上
端位置になるように形成されている。
管出口19aが冷菓1の取出し流路20の内部に没し、
冷菓1の中心にソース21が埋もれた状態でその冷菓1
が星型の冷菓抽出口13から取り出されるようになる。
取り出せるようにするために、本実施の形態では、先
ず、上記の延長管19の延長管出口19aの口径は、図
3に示すように、冷菓抽出口13に対する内接円13b
の直径よりも小さくなるように形成されている。
プランジャ14の延長管19における下端の延長管出口
19aの位置は、冷菓抽出口13の開口13aに対して
プランジャの略上下移動距離以上となるように設定され
ている。これにより、接続開口12aを開く状態にプラ
ンジャ14を最高位置まで上昇移動させたときにおいて
も、延長管出口19aの位置は、図1(a)に示すよう
に、冷菓抽出口13の開口13aと略同一レベルの位置
以下となるので、冷菓抽出口13を取り出したときに、
確実に、延長管出口19aが冷菓1の取出し流路20の
内部に没するようになる。
は、ソース21の供給を停止していれば、従来の所謂プ
レーンの冷菓1を取り出すこともできる。この場合、前
回のソース21が貫通穴11における冷菓抽出口13の
近傍の壁面に付着していた場合には、今回のプレーンの
冷菓1にその残余ソース21が混じることになる。
昇したときの延長管19の延長管出口19aの位置は、
厳密には、例えば、後述する実施の形態2の図6及び実
施の形態3の図8等にも示すように、冷菓抽出口13の
開口13aの下端であることが要求される。
にその残余ソース21が混じることを回避できる。
昇したときの延長管19の延長管出口19aの位置は、
厳密さを要求しないときには、図1(a)に示すよう
に、冷菓抽出口13の開口13aの上端、又は上端より
も少し上であっても良い。
上端の少し上にて、冷菓抽出口13への抽出流が決定さ
れる。したがって、延長管出口19aの位置がこの抽出
流決定位置よりも下側であれば、冷菓1の取り出し時
に、ソース21が冷菓抽出口13の上側で対流して貫通
穴11の壁面に付着するということがない。
とを同時に停止する場合の説明であって、本実施の形態
では後述するように、冷菓1とソース21との停止は2
段階停止制御を行っているので、ソース21が貫通穴1
1の壁面等に付着したとしても最後の冷菓1のみの抽出
時に一緒に排出される。このため、プランジャ14が最
上昇したときの延長管19の延長管出口19aの位置
は、さらにその上側位置まで許容できる。
8を延ばす延長管19はプランジャ14とは別体の管に
て、プランジャ14の外径よりも小さい径を有して設け
られているが、必ずしもこれに限らず、例えば、プラン
ジャ14を一体成形して、プランジャ14の先端にプラ
ンジャ14よりも径の小さい延長部分を形成することも
可能である。
制御について説明する。
作レバー15のハンドル操作等によるプランジャ14の
上下動を、図示しない抽出制御用スイッチレバーにて検
出して行われる。プランジャ14が上がると図示しない
冷菓抽出用スイッチがONし、図示しない攪拌モータが
始動する。攪拌モータは冷却シリンダ2内の攪拌兼冷菓
押出し器として機能する図示しないダッシャーに連動し
ており、ダッシャーの運転によって冷菓1が冷菓抽出口
13から抽出される。
ャ14が接続開口12aを塞ぐことにより冷菓1の抽出
が停止し、冷菓抽出用スイッチがOFFする。
しての抽出制御用スイッチレバーを2段アクションと
し、プランジャ14の上下動を2段階で検出可能に構成
する。
で図示しない冷菓抽出用スイッチがONし、プランジャ
14が接続開口12aを開けることにより冷菓抽出が開
始する。また、プランジャ14の上昇第2段階で図示し
ないソース抽出用スイッチがONし、ソース抽出を開始
する。
ース抽出用スイッチがOFFしてソース21の抽出を停
止する一方、プランジャ14の下降第2段階でプランジ
ャ14が接続開口12aを閉じて冷菓1の抽出を停止
し、冷菓抽出用スイッチがOFFする。
装置は、ソース抽出口である延長管出口19aとソース
貯蔵容器との間に、例えば、チューブポンプやギヤーポ
ンプ等の圧送手段を設け、前記ソース抽出用スイッチと
連動制御することにより、容易に達成できる。
開始は冷菓1が僅かに早く、抽出停止は冷菓1が僅かに
遅いことになるため、抽出された製品において、ソース
21は冷菓1の内部に封入されることになる。
タイマとを連動し、前記ソース抽出用スイッチOFFの
タイミングでソース抽出の停止を遅延させるようにタイ
マを働かせれば、抽出された製品は、冷菓1の内部にソ
ース21が封入され、さらに冷菓1の上にはソース21
がトッピングされることになる。
取り出すときの動作、つまり冷菓製造方法について説明
する。
造されており、取り出し可能状態となっているものとす
る。このとき、冷菓排出路12にも冷菓1が充満されて
いる。一方、ソース供給路18からはソース21が供給
できる準備ができているものとする。
操作レバー15を押し下げる。これによって、くの字状
に形成された操作レバー15の他端部がプランジャ14
に係合しているので、図1(a)(b)に示すように、
プランジャ14が上昇移動し、冷菓排出路12の接続開
口12aが開いた状態となり、冷却シリンダ2の図示し
ないダッシャにて冷却シリンダ2内の冷菓1が押し出さ
れて、冷菓抽出口13を通して外部に排出される。
検知する図示しないスイッチレバーによって、図示しな
いソース供給装置が働き、プランジャ14及び延長管1
9内部のソース供給路18にソース21が供給され、ソ
ース供給路18の内部のソース21が下方に押し出され
る。
冷菓1の取出し流路20の層流内に埋没しているので、
取り出した星型の冷菓1の略中心にソース21が封入さ
れたものが取り出せる。
は、バニラ原料等をベースとした冷菓1であるが、その
内部にはソース21が封入されたソフトクリームが完成
する。
レバー15を押し上げるとプランジャ14が下降移動し
て、冷菓排出路12の接続開口12aが閉じられる。そ
して、これに連動して、図示しないソース供給装置のソ
ース21の供給も停止される。
の抽出制御にて説明したように、抽出制御用スイッチレ
バーを2段階制御して、冷菓1とソース21との抽出停
止にタイムラグを設けて制御しているものとしている。
下降させて、冷菓1の抽出を停止し、かつ図示しないソ
ース供給装置のソース21の供給も停止した状態におい
ても、延長管19の延長管出口19aは、下方を向いた
開口となっている。
の供給を停止した状態においては、ソース21はソース
供給路18に充満した状態となっているが、このソース
21が抽出待機中に垂れ落ちることはないものとなって
いる。この原理を以下に説明する。
由は、開口方向、ソース供給路18の口径、ソース21
の粘度、及びソース供給路18の密閉度に関係してい
る。
る状態においては、延長管出口19aのみが大気に解放
されており、ソース供給路18には全てソース21が充
満している。ソース21が垂れ落ちるためには、垂れ落
ちるソース21の量に匹敵する大気が、ソース供給路1
8内に侵入するか、又はソース供給路18の圧迫等で容
積が相当量減少した場合である。
ス21は大気圧と圧力バランスするので、垂れ落ちるこ
とはない。これは目薬の点眼容器やインクのスポイド等
と同一原理である。
向は、鉛直方向が最も効果的である。開口方向が傾斜す
れば、開口面の上方から大気が侵入し易くなり、開口面
の下方には重力でソース21が集まり、表面張力の限界
を超えれば1滴が落下する。
9aのソース21と大気圧とのアンバランスが助長され
るため、次々に大気が侵入し相当量のソース21が垂れ
落ち続け、ついには延長管出口19aよりも上方に位置
するソース供給路18内のソース21は全て垂れ落ちて
しまう。
程垂れ落ち難く、大きい程垂れ落ち易い。上記の延長管
出口19aの開口方向の説明にて述べた大気の侵入に対
し、侵入し難い口径の小さいものが有利であることは言
うまでもない。
ち難く、低い程垂れ落ち易い。これも大気の侵入に対
し、侵入し難い高粘度のものが有利である。
も重要なファクタである。ピンホール程度の大気侵入口
があって密閉度が損なわれてもソース21が垂れ落ちる
ことになる。重量で垂れ落ちようとするソース21に対
し、ソース供給路18の密閉状態が、ソース供給路18
内を負圧にキープしてバランスし、ソース21の垂れ落
ちを防止する。仮に、延長管出口19aの他端が解放さ
れていた場合、ソース供給路18内のソース21はいず
れか低い方から全て流出することになる。
路18の密閉度をキープするように構成され、延長管出
口19aの開口方向は極力鉛直方向に構成されている。
また、ソース供給路18の口径及びソース21の粘度
は、使用するソース21の種類に応じて、ソース21の
供給性やソース21の垂れ落ち性等を確認しながら適当
なバランスに設定される。
来、トッピングと称して、冷菓1の周囲にシロップ等を
かけたイメージのものは多く見られるが、本実施の形態
では、抽出中の冷菓1の断面の中央部にソース21を入
れながら同時抽出を行うことができる。
を抽出すれば、ソース21のない所謂プレーンの冷菓1
が抽出することになり、しかも、抽出された冷菓1への
ソース21の混入を防止することができる。
では、冷却シリンダ2にて製造された冷菓1を排出する
冷菓排出路12が製品取出部10の貫通穴11に接続さ
れ、この貫通穴11内を移動するプランジャ14にてそ
の接続開口12aを開閉するので、接続開口12aが開
状態になると冷却シリンダ2内の冷菓1が冷菓排出路1
2、貫通穴11及び冷菓抽出口13からなる冷菓1の取
出し流路20にて冷菓1が取り出される。なお、上記冷
菓1の取出し流路20とは、冷菓排出路12から冷菓1
が例えばコーン等に盛り付けられる直前までの流路をい
う。
4の内部にはソース21を通すソース供給路18が形成
される。また、プランジャ下端14aにはソース供給路
18を延ばす延長管19がプランジャ14の外径よりも
小さい外径を有して設けられ、かつこの延長管19の延
長管出口19aは、プランジャ14を上昇移動させて冷
菓1を取出す際に、冷菓1の取出し流路20の内部に没
するように形成されている。
せて冷菓1を取出す際には、冷菓1が冷菓排出路12の
接続開口12aから貫通穴11を経て冷菓抽出口13に
至るときに、この冷菓1の取出し流路20の内部に、プ
ランジャ14の外径よりも小さい外径を有するソース供
給路18の延長管19の延長管出口19aが没するよう
に挿入された状態となる。
を押出し供給することによって、冷菓1の内部にソース
21を層状に注入することができる。
た冷菓1を容易に製造し得る冷菓製造装置を提供するこ
とができる。
は、星型等の形状となっており、冷菓1の取出し流路2
0の最も径の小さい部分はその星型の凹部となるところ
である。したがって、冷菓1の内部にソース21を封入
するためには、その星型の凹部の内側にソース21を注
入する必要がある。
れば、プランジャ14に設けられた延長管19の延長管
出口19aの口径は、冷菓抽出口13に対する内接円1
3bの直径よりも小さくなるように形成されている。
から冷菓1に注入されるソース21は、星型の凹部の内
側となる。
冷菓1を容易かつ確実に製造し得る冷菓製造装置を提供
することができる。
ス供給路18へのソース21の供給を停止すれば、ソー
ス21を封入しない通常の冷菓1を取り出すことが可能
である。
て冷菓1を取り出す時に、延長管19の延長管出口19
aの位置が、冷菓抽出口13に対してあまりに上側にあ
ったのでは、冷菓1の取り出し時に、ソース21が冷菓
1に混入するおそれがある。
21が冷菓抽出口13の上部にて対流し、例えば、ソー
ス21が貫通穴11の冷菓抽出口13近傍の壁面等に付
着するおそれがある。そして、このソース21は冷菓1
の取り出し停止時にも、貫通穴11の壁面等に付着した
状態で残余ソース21として残る可能性がある。この残
余ソース21が貫通穴11の壁面等に付着した状態で、
ソース21を封入しない通常の冷菓1を取り出そうとす
ると、ソース21のないはずの冷菓1に当該残余ソース
21が混入し、好ましくない。
は、冷菓1の取り出し時における延長管19の延長管出
口19aの位置は、冷菓1の取り出し停止時に残余ソー
ス21が冷菓1に対して非混入となる位置に設定されて
いる。つまり、冷菓1の取り出し時における延長管19
の延長管出口19aの位置は、冷菓1の取り出し停止時
に残余ソース21が冷菓に混入していない位置となるよ
うに設定されている。
冷菓1を取り出す場合に、確実に、ソース21が混入し
ない冷菓1を取り出し得る冷菓製造装置を提供すること
ができる。
しない通常の冷菓1を取り出す場合には、前回の残余ソ
ース21を混入させないことが必要となる。
は、プランジャ14が最下降したときの延長管19の延
長管出口19aの位置は、冷菓抽出口13に対してプラ
ンジャ14の略上下移動距離以上となるように設定され
ている。
14のストローク分以上であり、かつプランジャ14が
最上昇したときの延長管19の延長管出口19aの位置
は冷菓抽出口13よりも略下方位置となる。
21が貫通穴11の冷菓抽出口13近傍の壁面等に付着
することはない。
1を封入しない通常の冷菓1を取り出す場合に、確実
に、ソース21が混入しない冷菓1を取り出し得る冷菓
製造装置を提供することができる。
最上昇したときの延長管19の延長管出口19aの基準
位置を冷菓抽出口13としているが、この冷菓抽出口1
3の位置は厳密なものではなく、冷菓抽出口13への抽
出流決定位置までを含むものをいう。すなわち、冷菓抽
出口13の少し上であっても、ソース21が貫通穴11
の壁面等に対流することなく冷菓抽出口13を通るとさ
れる位置まで許容できるものである。
しない通常の冷菓1を取り出す場合には、前回の残余ソ
ース21を混入させないことが必要となる。
は、冷菓1の取り出しを停止するときには、プランジャ
14を下降移動して接続開口12aを閉じる前にソース
21の供給を停止させる抽出制御用スイッチレバーが設
けられている。
ときには、抽出制御用スイッチレバーでは、先ず、プラ
ンジャ14を下降移動して接続開口12aを閉じる前
に、ソース21の供給を停止する。これにより、延長管
19からの冷菓1の取出し流路20へのソース21の注
入が停止される。
た状態を維持しているので、冷菓1は冷菓抽出口13か
ら逐次取り出される。
仮に、冷菓抽出口13の近傍に残余ソース21があった
としても、冷菓1と一緒に全て外部に排出される。
を封入しない通常の冷菓1を取り出す場合に、確実に、
ソース21が混入しない冷菓1を取り出し得る冷菓製造
装置を提供することができる。
止するときに、先に、ソース21の供給を停止すること
によって、冷菓1の取出し停止後にソース21が冷菓1
に供給されて冷菓1に露出状態にかかるということがな
い。
冷菓1を容易かつ確実に製造し得る冷菓製造装置を提供
することができる。
冷菓1を店頭にて抽出する際に、冷却シリンダ2にて製
造された冷菓1は、冷菓1の取出し流路20にて取り出
される。
取り出しているときに、冷菓1の取出し流路20の内部
に没するようにソース21を注入する。なお、冷菓1の
取出し流路20とは、冷菓1が冷却シリンダ2を出て例
えばコーン等に盛り付けられる直前までの流路をいう。
冷菓1を容易に製造し得る冷菓製造方法を提供すること
ができる。
されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可
能である。例えば、上記実施の形態では、ソース供給路
18は、1種類のソース21を供給するために、1本と
なっていた。
く、例えば、図5に示すように、複数本とすることが可
能である。これによって、種類の異なるソース21…を
供給することができ、冷菓1に異なるソース21…を封
入することが可能となる。
るだけではなく、同図に示すように、その口径を異なら
すことも可能である。これによって、冷菓1に封入され
るソース21の量を異ならすことが可能となる。
全ての口径についてそれぞれ異ならせる必要はなく、同
図に示すように、大、小、小等の組み合わせのように、
同じ口径のものがあっても良い。
における延長管19を含むソース供給路18又は後述す
る実施の形態2及び実施の形態3にて説明するソース供
給管31・41は、複数設けることが可能である。
組み合わせて冷菓1に封入することができる。
の冷菓を製造することができるので、ソース21の封入
された冷菓1のバリエーションを増すことができる。
る延長管19を含むソース供給路18又は後述する実施
の形態2及び実施の形態3にて説明するソース供給管3
1・41は、上述したように、複数設ける場合には、そ
れぞれ口径が異なるものを含むことが可能である。
だけではなく、それぞれの口径を異ならせることによっ
て、各ソース供給路18…から供給されるソース21の
量を調整することができる。
て多種の冷菓1を製造することができるので、ソース2
1の封入された冷菓1のバリエーションをさらに増すこ
とができる。
て説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜
上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機
能を有する部材については、同一の符号を付し、その説
明を省略する。また、前記実施の形態1の各種の特徴点
については、本実施の形態についても組み合わせて適用
し得るものとする。
示すように、プランジャ14の内部に縦方向にソース供
給管31が通されている。そして、プランジャ14は、
冷菓1の取出しに際して、固定されたソース供給管31
に沿って上下移動するようになっている。
供給管31を遊嵌する遊嵌穴32が穿設されており、こ
の遊嵌穴32に、製品取出部10に支持固定されたソー
ス供給管31が通されている。したがって、プランジャ
14は、このソース供給管31に沿って上下に移動自在
となっており、その外周面にて冷菓排出路12の接続開
口12aを開閉するものとなっている。
菓抽出口13における開口13aの下端位置になるよう
に固定されている。
1を取り出すときには、図7に示すように、プランジャ
14を最上昇移動したときに、プランジャ14の下端位
置が、例えば、冷菓排出路12の上端よりも少し下側に
位置すると共に、ソース供給管31の下端位置は、固定
されているので、冷菓抽出口13における開口13aの
下端位置を維持している。
ソース供給管31の下端位置の出口が、確実に、冷菓1
の取出し流路20の内部に没するようになる。
心にソース21が封入されたものが取り出せる。
では、延長管19を含むソース供給路18は、プランジ
ャ14内を通すソース供給管31にて形成される。ま
た、プランジャ14は、冷菓1の取出しに際して、固定
されたソース供給管31に沿って上下移動して接続開口
12aを開閉する。
入するためには、必ずしもソース供給路18をプランジ
ャ14と一体に移動させる必要はない。
ス供給路18を固定のソース供給管31として形成し、
プランジャ14は冷菓排出路12における接続開口12
aの開閉のみを行う。
開口12aを開けたときには、ソース供給管31の出口
が冷菓1の取出し流路20の内部に没する。なお、ソー
ス供給管31は、プランジャ14内を通して形成される
ので、当然に、プランジャ14の外径よりもソース供給
管31の外径の方が小さくなる。したがって、容易に、
ソース供給管31の出口が冷菓1の取出し流路20の内
部に没して、ソース21が冷菓1の内部に注入される。
ース21が封入された冷菓1を容易に製造し得る冷菓製
造装置を提供することができる。
り、プランジャ14の動きに連動しないので、プランジ
ャ14の最下降状態、つまり冷菓1を取り出さない平常
時において、ソース供給管31を冷菓抽出口13から下
方に突出させないようにすることができる。したがっ
て、平常時に冷菓抽出口13から突起物が出ないので、
安全性の面で優れたものとなる。
て説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜
上、前記の実施の形態1及び実施の形態2の図面に示し
た部材と同一の機能を有する部材については、同一の符
号を付し、その説明を省略する。また、前記実施の形態
1及び実施の形態2の各種の特徴点については、本実施
の形態についても組み合わせて適用し得るものとする。
示すように、冷菓抽出口13よりも小径のソース供給管
41がプランジャ14の最下降位置の下方にて側方から
導入される。
冷菓1の取出し流路20の内部に没するように形成され
ている。
は、プランジャ14は、一般的な従来品と同様に、ソー
ス供給管31を中に通したものとはなっていない。
たように、ソース供給管41がプランジャ14の最下降
位置の下方にて側方から導入されるようになっている。
1を取り出すときには、図9に示すように、プランジャ
14を最上昇移動したときに、プランジャ14の下端1
4aの位置が、例えば、冷菓排出路12の上端よりも少
し下側に位置するとともに、ソース供給管41の出口4
1aの位置は、冷菓抽出口13における開口13aの下
端位置に維持固定されている。
ソース供給管41の下端位置の出口41aが、確実に、
冷菓1の取出し流路20の内部に没するようになる。
心にソース21が封入されたものが取り出せる。
では、冷菓抽出口13よりも小径のソース供給管41が
プランジャ14の最下降位置の下方にて側方から導入さ
れるとともに、ソース供給管41の出口は冷菓1の取出
し流路20の内部に没するように形成されている。
入するためには、必ずしもソース供給路18をプランジ
ャ14と一体に移動させる必要はない。さらに、必ずし
もソース供給路18をプランジャ14の中に通すことも
ない。
抽出口13よりも小径のソース供給管41を、プランジ
ャ14の最下降位置の下方にて側方から導入する。ま
た、ソース供給管41の出口を冷菓1の取出し流路20
の内部に没するようにする。
ース21が封入された冷菓1を容易に製造し得る冷菓製
造装置を提供することができる。
以上のように、プランジャの内部にはソースを通すソー
ス供給路が形成される一方、上記プランジャの下端には
上記ソース供給路を延ばす延長部がプランジャの外径よ
りも小さい外径を有して設けられ、かつこの延長部の出
口は、プランジャを上昇移動させて冷菓を取出す際に、
冷菓の取出し流路の内部に没するように形成されている
とともに、プランジャが最下降したときのプランジャの
下端は冷菓抽出口に当接する一方、プランジャが最下降
したときの延長部の下端出口の位置は、冷菓抽出口に対
してプランジャの略上下移動距離以上となるように設定
されており、さらにプランジャが最下降したときの延長
部の下端出口は大気に開放されているものである。
供給することによって、冷菓の内部にソースを層状に注
入することができる。
菓を容易に製造し得る冷菓製造装置を提供することがで
きるという効果を奏する。
ジャのストローク分以上であり、かつプランジャが最上
昇したときの延長部の下端出口の位置は冷菓抽出口より
も略下方位置となる。
縦穴の冷菓抽出口近傍の壁面等に付着することはない。
ンジャの下端は冷菓抽出口に当接する一方、さらにプラ
ンジャが最下降したときの延長部の下端出口は大気に開
放されている。
封入しない通常の冷菓を取り出す場合に、確実に、ソー
スが混入しない冷菓を取り出し得る冷菓製造装置を提供
することができるという効果を奏する。
上のように、請求項1記載の冷菓製造装置において、プ
ランジャに設けられた延長部の出口の口径は、冷菓抽出
口に対する内接円の直径よりも小さくなるように形成さ
れているものである。
れるソースは、星型の凹部の内側となる。
を容易かつ確実に製造し得る冷菓製造装置を提供するこ
とができるという効果を奏する。
上のように、請求項1又は2記載の冷菓製造装置におい
て、延長部を含むソース供給路は、プランジャ内を通す
ソース供給管にて形成される一方、上記のプランジャ
は、冷菓の取出しに際して、固定されたソース供給管に
沿って上下移動して接続開口を開閉するものである。
ースが封入された冷菓を容易に製造し得る冷菓製造装置
を提供することができるという効果を奏する。
プランジャの動きに連動しないので、プランジャの最下
降状態、つまり冷菓を取り出さない平常時において、ソ
ース供給管を冷菓抽出口から突出させないようにするこ
とができる。したがって、平常時に冷菓抽出口から突起
物が出ないので、安全性の面で優れたものとなるという
効果を奏する。
上のように、請求項1、2又は3記載の冷菓製造装置に
おいて、冷菓の取り出しを停止するときには、プランジ
ャを下降移動して接続開口を閉じる前にソースの供給を
停止させる2段階停止制御手段が設けられているもので
ある。
には、ソースの供給を停止しても、接続開口は開いた状
態を維持しているので、冷菓は冷菓抽出口から逐次取り
出される。
に、冷菓抽出口の近傍に残余ソースがあったとしても、
冷菓と一緒に全て外部に排出される。
入しない通常の冷菓を取り出す場合に、確実に、ソース
が混入しない冷菓を取り出し得る冷菓製造装置を提供す
ることができるという効果を奏する。
するときに、先に、ソースの供給を停止することによっ
て、冷菓の取出し停止後にソースが冷菓に供給されて冷
菓に露出状態にかかるということがない。
を容易かつ確実に製造し得る冷菓製造装置を提供するこ
とができるという効果を奏する。
上のように、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の
冷菓製造装置において、延長部を含むソース供給路又は
ソース供給管は、複数設けられるものである。
合わせて冷菓に封入することができる。
の冷菓を製造することができるので、ソースの封入され
た冷菓のバリエーションを増すことができるという効果
を奏する。
上のように、請求項5記載の冷菓製造装置において、複
数のソース供給路又はソース供給管は、それぞれ口径が
異なるものを含むものである。
ではなく、それぞれの口径を異ならせることによって、
各ソース供給路から供給されるソースの量を調整するこ
とができる。
種の冷菓を製造することができるので、ソースの封入さ
れた冷菓のバリエーションをさらに増すことができると
いう効果を奏する。
示すものであり、(a)はプランジャを最上昇させて接
続開口を開けて冷菓を冷菓抽出口から取り出している状
態を示す断面図、(b)はソースが中心に混入された冷
菓を取り出している状態を示す底面図である。
ために、プランジャを最下降させた状態を示す断面図で
ある。
の内接円内に延長管が設けられている状態を示す底面図
である。
のソースを封入した冷菓であるソフトクリームの上部を
破断して示す斜視図である。
とした状態を示す底面図である。
を示すものであり、接続開口を閉じるために、プランジ
ャの中心に設けられたソース供給管に沿ってプランジャ
を最下降させた状態を示す断面図である。
昇させて接続開口を開けた状態にして冷菓を冷菓抽出口
から取り出している状態を示す断面図である。
の形態を示すものであり、ソース供給管がプランジャを
最下降させたときの下方から導入される状態を示す断面
図である。
昇させて接続開口を開けた状態にして冷菓を冷菓抽出口
から取り出している状態を示す断面図である。
取出部を裏面から見た状態を示す構造図である。
れた冷菓であるソフトクリームの状態を示す外観図であ
る。
トッピングを自動的にかけるためにソース供給路をプラ
ンジャ内部に形成した状態を示す断面図であって、
(a)はプランジャを最下降させて接続開口を閉じた状
態を示すもの、(b)はプランジャを最上昇させて接続
開口を開けた状態を示すものである。
Claims (6)
- 【請求項1】冷却シリンダにて製造された冷菓を排出す
る冷菓排出路が製品取出部の縦穴に接続され、上記縦穴
内を移動するプランジャにてその接続開口を開閉して冷
菓抽出口からの冷菓の取出しを可能とする冷菓製造装置
において、 上記プランジャの内部にはソースを通すソース供給路が
形成される一方、 上記プランジャの下端には上記ソース供給路を延ばす延
長部がプランジャの外径よりも小さい外径を有して設け
られ、かつこの延長部の出口は、プランジャを上昇移動
させて冷菓を取出す際に、冷菓の取出し流路の内部に没
するように形成されているとともに、 プランジャが最下降したときのプランジャの下端は冷菓
抽出口に当接する一方、 プランジャが最下降したときの延長部の下端出口の位置
は、冷菓抽出口に対してプランジャの略上下移動距離以
上となるように設定されており、さらにプランジャが最
下降したときの延長部の下端出口は大気に開放されてい
ること を特徴とする冷菓製造装置。 - 【請求項2】プランジャに設けられた延長部の出口の口
径は、冷菓抽出口に対する内接円の直径よりも小さくな
るように形成されていることを特徴とする請求項1記載
の冷菓製造装置。 - 【請求項3】延長部を含むソース供給路は、プランジャ
内を通すソース供給管にて形成される一方、 上記のプランジャは、冷菓の取出しに際して、固定され
たソース供給管に沿って上下移動して接続開口を開閉す
ることを特徴とする請求項1又は2記載の冷菓製造装
置。 - 【請求項4】冷菓の取り出しを停止するときには、プラ
ンジャを下降移動して接続開口を閉じる前にソースの供
給を停止させる2段階停止制御手段が設けられているこ
とを特徴とする請求項1、2又は3記載の冷菓製造装
置。 - 【請求項5】延長部を含むソース供給路又はソース供給
管は、複数設けられることを特徴とする請求項1ないし
4のいずれか1項に記載の冷菓製造装置。 - 【請求項6】複数のソース供給路又はソース供給管は、
それぞれ口径が異なるものを含むことを特徴とする請求
項5記載の冷菓製造装置。
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JP11335644A JP3126123B1 (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 冷菓製造装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11335644A JP3126123B1 (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 冷菓製造装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3126123B1 true JP3126123B1 (ja) | 2001-01-22 |
JP2001149020A JP2001149020A (ja) | 2001-06-05 |
Family
ID=18290915
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11335644A Expired - Fee Related JP3126123B1 (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 冷菓製造装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EA019787B1 (ru) * | 2010-01-19 | 2014-06-30 | Унилевер Н.В. | Устройство и способ получения замороженных кондитерских изделий |
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JP6013203B2 (ja) * | 2013-01-15 | 2016-10-25 | 株式会社愛産製作所 | 吐出装置 |
-
1999
- 1999-11-26 JP JP11335644A patent/JP3126123B1/ja not_active Expired - Fee Related
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EA019787B1 (ru) * | 2010-01-19 | 2014-06-30 | Унилевер Н.В. | Устройство и способ получения замороженных кондитерских изделий |
US8895097B2 (en) | 2010-01-19 | 2014-11-25 | Conopco Inc. | Apparatus and process for preparing frozen confectionery products |
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