JP3125411U - ガラス繊維織物構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な、柔らかさ、含浸性、浸透性、遮光性、機械的特性、耐熱性および寸法安定性を有するガラス繊維織物構造体を提供する。
【解決手段】
1本の単たて糸2と2本の引そろえよこ糸3が、織り合されて、互いに重なる単たて糸2および引そろえよこ糸3を有するガラス繊維織物1を形成し、1本の単たて糸2と2本の平行な引そろえよこ糸3が、織り合されて、重なり位置に配置される複数の織合せ点4が、形成され、各々の織合せ点4の周囲に、複数の貫通部5が形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、ガラス繊維織物に関し、さらに具体的には、単たて糸(single warp yarn)と引そろえよこ糸(double weft yarn)によって織られるガラス繊維織物に関する。
に関する。
現在のガラス繊維織物またはガラス織物は、名称が「糊付けされたガラス繊維織物(Sized woven glass fabric)」である特許文献1および名称が「グラスクロスおよび同一のものを含むプリプレッグ(Glass cloth and prepreg containing same)」である特許文献2に開示されるように、編み(knitting)技術を採用し、ガラス繊維糸を織っており、ガラス繊維単たて糸とガラス繊維単よこ糸は、織り合わされて、単たて糸単よこ糸平織り(plain weaving)ガラス繊維織物を形成し、ガラス繊維単たて糸とガラス繊維単よこ糸の重なり位置に、複数の織合せ点が形成され、また、各々の織合せ点4の周囲に、複数の貫通部(perforation)が形成される。
名称が「印刷配線盤(patch board)に使用されるガラス繊維織物および同一のものから製造される印刷配線盤」である特許文献3は、ガラス繊維引そろえたて糸とガラス繊維単よこ糸によって織られたガラス織物を開示しており、ガラス繊維引そろえたて糸とガラス繊維単よこ糸を織る際、2本のガラス繊維糸が、撚糸機によって撚り合わされ、2重より糸(double−strand yarn)となる。
米国特許第4066106号明細書 米国特許第4428995号明細書 台湾特許第375574号明細書
しかし、特許文献1および特許文献2に係る前記従来技術は、単たて糸単よこ糸製織方法を採用しているので、織合せ点および貫通部の高密度は、織物の不十分な柔らかさを結果として生じ、後のガラス繊維織物の含浸プロセスにおいて、織合せ点および貫通部に、樹脂を迅速に浸透させることができず、したがって、浸透性不良を生じさせる。密集した織合せ点はまた、ガラス繊維織物の表面における平面度(flatness)不良および大きな拡張性を結果として生じる。ガラス繊維織物を、多層プリント回路基板のラミネーションおよび孔あけ加工のために使用する場合、短絡あるいは回路破壊が、プリント回路基板上で容易に発生する。大きな拡張性は、プリント回路基板の大きな直線変位を引き起こし、このような構成は、ガラス繊維織物の寸法安定性不良を生じさせるためである。
また、特許文献3に係るこのような製織は、単たて糸単よこ糸製織に属しており、当該特許発明の欠点は、特許文献1および特許文献2に係る2つの米国特許と同様である。
従来技術の前記欠点を考慮し、本考案の考案者は、関連した産業における長年の経験に基づいて、実験および修正を実施し、従来技術の欠点を克服するための、実行可能な解決策を、最終的に案出した。したがって、本考案は、従来技術の欠点を克服し、また、ガラス繊維織物を織るための方法をさらに提供することによって既存の不十分な点を避けることであり、織られたガラス繊維織物は、良好な、柔らかさ、含浸性、浸透性、遮光性、機械的特性、耐熱性および寸法安定性を有するガラス繊維織物となる。
つまり、本考案は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、良好な、柔らかさ、含浸性、浸透性、遮光性、機械的特性、耐熱性および寸法安定性を有するガラス繊維織物構造体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本考案は、
単たて糸、および、
引そろえよこ糸
を有するガラス繊維織物構造体であって、
1本の単たて糸と2本の引そろえよこ糸が、織り合されて、互いに重なる単たて糸および引そろえよこ糸を有するガラス繊維織物を形成し、
1本の単たて糸と2本の平行な引そろえよこ糸が、織り合されて、重なり位置に配置される複数の織合せ点が、形成され、
各々の織合せ点の周囲に、複数の貫通部が形成されている
ことを特徴とするガラス繊維織物構造体である。
上記のように構成した本考案によれば、良好な、柔らかさ、含浸性、浸透性、遮光性、機械的特性、耐熱性および寸法安定性を有するガラス繊維織物構造体を提供することができる。
新規であると考えられる本考案の特徴は、添付の実用新案登録請求の範囲において、特に記載される。しかし、本考案は、添付の図面と関連させ、本考案の実施の形態の特定の一例を説明している、以下の詳細な説明を参照することで、最もよく理解されるだろう。
図1は、本考案に係るガラス繊維織物構造体を説明するための概略図、図2は、本考案に係るガラス繊維織物構造体を説明するための拡大平面図、図3は、本考案に係るガラス繊維織物の糸の構造を説明するための断面図である。
本考案に係る技術的な特徴、特色および利点は、添付の図面を参照し、以下の好ましい実施の形態の詳細な説明において、明瞭となるだろう。
本考案に係るガラス繊維織物構造体を説明するための概略図である図1を参照する。本考案に係る改良されたガラス繊維織物構造体は、織機(不図示)によってガラス繊維糸を織って、単たて糸2および引そろえよこ糸3を有するガラス繊維織物1とする。ガラス繊維織物1は、単たて糸2および引そろえよこ糸3を織る方法を使用する。当該方法は、単たて糸2と引そろえよこ糸3の織合せ点4の密度および厚みを効果的に削減し、また、ガラス繊維織物1の所望の柔らかさを達成し、そして、ガラス繊維織物1の織合せ点4に対し、シランカップリング剤をコーティングすることの難しさの欠点を克服し、ガラス繊維織物1の良好な柔らかさを提供することが可能である。本考案はまた、ガラス繊維織物の樹脂コーティングの含浸および浸透性を向上させ、プリント回路基板および複合材料の寸法安定性に加え、プリント回路基板および複合材料の機械的特性および耐熱性を強化する。
本考案に係るガラス繊維織物構造体を説明するための斜視図および拡大平面図である図1および図2を、それぞれ参照する。前記のガラス繊維織物1は、1本の単たて糸2および2本の平行な引そろえよこ糸3を使用し、織り合せ、重ね合わされた単たて糸および引そろえよこ糸を有するガラス繊維織物1を形成する。1本の単たて糸2と、2本の平行な引そろえよこ糸3の重なり位置において、織合せ点4が形成され、また、各々の織合せ点4の周囲に、小さな貫通部5が、複数形成される。前述の単たて糸2および引そろえよこ糸3は、E−グラス(E−glass)糸である。当該E−グラス糸は、2.75〜204テックス(tex)の範囲にわたる番手(yarn count)、および、3〜9ミクロンの範囲にわたる繊度(fineness)を有する。
本考案に係るガラス繊維織物構造体を説明するための拡大平面図および断面図である図2および図3を、それぞれ参照する。ガラス繊維織物1は、織布機によって織られることで、同じサイズの単たて糸2および引そろえよこ糸3を有するガラス繊維織物1を形成しており、織合せ点4と貫通部5は、従来の単たて糸および単よこ糸により形成される場合に比べて、少ない。同一の時間間隔内で織られるガラス繊維織物1の長さは、従来のガラス繊維織物の長さより大きく、したがって、本考案は、コスト効率がより良好である。
しかし、織られたガラス繊維織物における織合せ点4および貫通部5の削減は、ガラス繊維織物1の良好な柔らかさを付与し、かつ、後のコーティングおよび含浸プロセスの際において、織合せ点4および貫通部5に、樹脂を急速に浸透させ、単たて糸2および引そろえよこ糸3を完全にカバーすることを可能とする。なお、ガラス繊維織物1のために含浸される樹脂の量は、プリプレッグの単位重量に関して、20〜90%であり、また、プリプレッグの厚みは、0.040〜0.600mmである。
さらに、織られたガラス繊維織物1は、織合せ点4および貫通部5の数を削減するだけでなくて、また、織合せ点4の厚みを削減することで、ガラス繊維織物1の平面度および拡張性を減少させる。例えば、多層プリント回路基板のラミネーションおよび孔あけ加工の際において、プリント回路基板の直線変位は、減少する。したがって、プリント回路基板の上層および下層の回路において発生する短絡あるいは回路破壊を妨げ、また、ガラス繊維織物1のために、従来のガラス繊維織物の場合と比較し、より良好な寸法安定性を付与する。
以上のように、本実施の形態に係るガラス繊維織物構造体は、単たて糸2および引そろえよこ糸3を含んでおり、たて糸およびよこ糸の織合せ点4における糸密度および厚みを効果的に削減し、良好な柔らかさをガラス繊維織物1に提供し、ガラス繊維織物1の織合せ点4においてシランカップリング剤を浸透およびコーティングすることの難しさを克服するために、2本の平行な引そろえよこ糸3および1本の単たて糸2を使用し、互いに重なる単たて糸2および引そろえよこ糸3を有するガラス繊維織物1を、織り合わせている。したがって、ガラス繊維織物1は、良好な、柔らかさ、ガラス繊維織物上における樹脂の含浸性、コーティングおよび浸透性、完成品の機械的特性、耐熱性、遮光性および寸法安定性を、達成することが可能である。
なお、本考案は、好ましい実施の形態に関して説明されたが、本考案の範囲を限定することを意図していない。多様な置換および変形は、前述の説明において示唆されており、また、これ以外のものに関しても、当業者においては、思い付くだろう。したがって、全てのこのような置換および変形は、添付の実用新案登録請求の範囲で定義される、本考案の範囲内に包含されることを意図している。つまり、本考案は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の範囲内で種々改変することができる。
本考案に係るガラス繊維織物構造体を説明するための概略図である。 本考案に係るガラス繊維織物構造体を説明するための拡大平面図である。 本考案に係るガラス繊維織物の糸の構造を説明するための断面図である。
符号の説明
1・・ガラス繊維織物、
2・・単たて糸、
3・・引そろえよこ糸、
4・・織合せ点、
5・・貫通部。

Claims (6)

  1. 単たて糸、および、
    引そろえよこ糸
    を有するガラス繊維織物構造体であって、
    1本の単たて糸と2本の引そろえよこ糸が、織り合されて、互いに重なる単たて糸および引そろえよこ糸を有するガラス繊維織物を形成し、
    1本の単たて糸と2本の平行な引そろえよこ糸が、織り合されて、重なり位置に配置される複数の織合せ点が、形成され、
    各々の織合せ点の周囲に、複数の貫通部が形成されている
    ことを特徴とするガラス繊維織物構造体。
  2. 前記よこ糸は、2.75テックス〜204テックスの範囲にわたる番手を有するE−グラス糸であることを特徴とする請求項1に記載のガラス繊維織物構造体。
  3. ガラス繊維の糸は、3ミクロン〜9ミクロンの範囲にわたる繊度を有することを特徴とする請求項2に記載のガラス繊維織物構造体。
  4. 前記ガラス繊維織物をコーティングして含浸するために使用される樹脂は、熱硬化性樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のガラス繊維織物構造体。
  5. プリプレッグの単位重量に関し、前記ガラス繊維織物を含浸するための樹脂の量は、20%〜90%であることを特徴とする請求項4に記載のガラス繊維織物構造体。
  6. 前記プリプレッグは、0.040mm〜0.600mmの厚さを有すことを特徴とする請求項5に記載のガラス繊維織物構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014167083A (ja) * 2012-06-15 2014-09-11 Boeing Co 複数樹脂複合材構造体およびその製造方法

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