JP3122437U - 貴重品持ち出し禁止装置 - Google Patents

Abstract

【課題】微弱電波を利用した貴重品持ち出し禁止装置であり使用方法が簡単で、設置も簡単にでき安価な貴重品持ち出し禁止装置である。
【解決手段】貴重品に取り付ける送信タグにモーションセンサーを内蔵させ、送信タグを貼り付けた貴重品を動かしたときだけ電波が設定時間送信する仕組みである。送信時間は通常約１０秒〜６０秒程度である。また出入口に設置している受信機に電波の届く距離は通常約１０ｍ以内であり調整できるようになっている。タグを取り外したときに出る電波は別チャンネルとし、別の警報用受信機で受信し、警報を発生させたり通報装置に連動できる。
【選択図】図２

Description

この考案はノートパソコンや高級絵画、重要書類等にタグを取り付け無断で持ち去ろうとしたとき出入り口で警報を出したり、通報装置が働くようにしたものである。従来よりお店等で出入り口にゲートを設け商品を万引きしようとするとゲートやタグからさまざまな警報音が発生するものがあるが、装置が大げさで目立つため美術館や、銀行等では使用するのは困難であった。また従来の装置ではほとんどＲＦＩＤの技術を利用し、出入り口で微弱電波を発生するゲートを設置し、商品に取り付けたタグのＩＤを識別するものである。

考案が解決しようとしている課題

従来のＲＦＩＤ方式ではタグの送信電波の出力が弱くゲートの受信アンテナを大きくする必要があり、受信機外観が大きくなり見栄えが悪く、また受信範囲は１ｍ前後と限られていた。設置場所によってはノイズが多く使えない場所もあった。

課題を解決するための手段

このタグはタグ自体に電波送信回路を内蔵し、電池の消耗を少なくするために常時は電波を送信せず、モーションセンサーが働いたときだけ設定時間、微弱電波を送信するものである。設定時間は通常約１０秒から６０秒程度であり調整可能である。
タグを貴重品から取り外したときは異常とみなし別の電波を送信し、近くに設置した専用受信機から警報を鳴らしたり、通報できる仕組みとなっている。

考案の効果

この安価なシステムは従来お店でしか使えなかった万引き防止システムと同様の効果を美術館や一般の事務所や銀行で貴重品持ち出し禁止装置として容易に使用できる装置である。

送信機内蔵タグはできるだけ薄く小さくし電池は容易に手に入る薄型コイン電池を使用する。 取り付けは両面テープで貴重品に貼り付ける。
スイッチは簡単に入り切りできないような場所に取り付ける。
受信機は出入り口の目立たない場所に設置しアラームを鳴動させたり通報装置につながるようにする。

銀行の出入り口に設置し、ノートパソコンや顧客名簿、重要書類、絵画等に送信タグを貼り付け出入り口に受信機を設置し送信タグの付いた貴重品を持ち出そうとすると出入口でアラームを鳴動させたり自動通報することができる。
美術館では絵画や彫刻品等に貼り付ける。
展示会場では展示商品に貼り付ける。

個人情報保護法の施工以来、保険会社、銀行、証券会社等の顧客情報、原子力発電所や各種の研究所の極秘データの紛失が大きな社会問題となっている。
本装置は比較的持ち出されやすい顧客管理情報の入ったノートパソコンや高級絵画や置物等に取り付けて無断持ち出しや紛失、盗難を未然に防ぐことを目的とし、さまざまな分野での利用が考えられる。
お店ではデジカメ等の高価商品の万引き防止に使える。

本考案の使用イメージ図である。 本考案の外観図である。 本考案のモーションセンサーの１例である。 本考案の回路ブロック図である。 本考案のタグ取りはがしスイッチ図である。

Claims (2)

1. 貴重品に取り付けて、動かすと電波を送信するタグと出入り口に設置してタグの電波を受信する受信機からなりタグを取り付けた貴重品が出入り口に近づくと受信機から警報を出したり通報装置につながる仕組みの貴重品持ち出し禁止装置。
2. ［請求項１］の装置において、タグを取り外した時は別チャンネルの電波送信回路で別の電波を送信して警報または通報できる仕組みの貴重品持ち出し禁止装置。

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