JP3121772U - 防護衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は防護衣服に関し、弾丸や砲弾の破片に対して防護性を発揮し、着水、受傷、着火等の緊急時に、索状体を引き抜く簡単な取扱操作により前部防護衣、後部防護衣、胴帯体等の構成部材の接続を解いて即座に脱ぎ捨てることができ、安全性を高くする。
【解決手段】防護手段を有する前部防護衣1と、後部防護衣2と、前部防護衣および後部防護衣の肩部を連結可能に左右の肩部に備えた肩部繋止帯3と、腰帯体4とを備え、一端側をひとまとめに配索された4本の索状体5のうち、2本を前部防護衣1と後部防護衣2との肩部繋止帯3の接続個所に第1接続手段6を介して接続可能に配索し、残りの2本を後部防護衣と腰帯体4との接続個所に第2接続手段を介して接続可能に配索し、索状体を引き抜くことにより前部防護衣1と前記後部防護衣2と前記腰帯体4とを分離可能に接続した。
【選択図】図1

Description

本考案は防護衣服に関し、弾丸や砲弾の破片に対して防護性を発揮し、着水、受傷、着火等の緊急時には、索状体を引き抜くという簡単な取扱操作により索状体により接続されている前部防護衣、後部防護衣、胴帯体等の複数個の構成部材の接続を解いて即座に脱ぎ捨てることができ、安全性を高くしたものである。
従来、着用することにより弾丸や砲弾の破片に対する防護性を発揮する防弾衣として、被着者の身体の前面を被覆する前防護部と、背面を被覆する背面防護部とを、着用者の肩に対応する位置で化だ部により分離可能に係止し、かつ前防護部に設けた面ファスナーに背面防護部に設けた止着バンドを止着して着用者の胴部を覆うように一体化するものがあった。そして、被着者の身体サイズに対応して防弾衣を調整して着用するようにしたものがあった(例えば特許文献1参照)。
実用新案登録第3067817号公報
ところで、上記特許文献1に記載の上記従来の防弾着は、被着者の身体の前面を被覆する前防護部と、背面を被覆する背面防護部とは、着用者の肩に対応する位置で化だ部により分離可能に係止する構造により、被着者の身体サイズに対応して防弾衣を調整して着用するものであり、前防護部と、背面防護部とを完全に分離するものではない。しかも、背面防護部に設けた止着バンドも背面防護部から分離されるものではない。
従って、特許文献1に記載の上記従来の防弾着は、着水、受傷、着火等の緊急時に、防弾着を即座に脱ぎ捨てることがでず、脱ぎ捨てるのには多くの時間がかかるので、安全性に欠けるものであった。
本考案はかかる問題点を解決し、着水、受傷、着火等の緊急時に、簡単な取扱操作により前部防護衣、後部防護衣、腰帯体等の複数個の構成部材の接続を簡単な取扱操作により解いて完全に分離して防弾着を即座に脱ぎ捨てることができ、安全性を高め、また構成部材を完全に分離後は洗濯も容易に行え、しかも、分離された構成部材相互の再度の組付けも容易であり、補修、交換も容易で保守、管理が楽に行える防護衣服を提供することを目的とする。
本考案は上記課題に鑑みてなされ請求項1に記載の考案は、
防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
一端側を1まとめに配索された4本の索状体のうち、2本を前記前部防護衣と前記後部防護衣との前記肩部繋止帯の接続個所に第1接続手段を介して接続可能に配索し、残りの2本を前記背部防護衣と前記腰帯体との接続個所に第2接続手段を介して接続可能に配索し、前記索状体を引き抜くことにより前記前部防護衣と前記後部防護衣と前記腰帯体とを分離可能に接続したことを特徴とする。
また、本考案の請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
4本の索条体のうち2本の索状体が、短索状体であり、該短索状体は、前記前部防護衣の一側の胸元付近から前記前部防護衣と前記後部防護衣との前記肩部繋止帯による接続個所に配設した第1接続手段を介して連結可能にかつ分離可能に配索されることを特徴とする。
また、本考案の請求項3に記載の考案は、請求項1または2に記載の考案において、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記下部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
4本の索条体のうち2本の前記索状体が、長索状体であり、該長索状体は、前記前部防護衣の一側の胸元付近から一側の肩部に沿って配索されることにより前記後部防護衣と前記腰帯体との接続個所に配設した第2接続手段を介して連結可能にかつ分離可能に配索されることを特徴とする。
また、本考案の請求項4の記載の考案は、請求項1,または2,3の何れか1の請求項において、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
前記肩部繋止帯は、前記前部防護衣、または前記後部防護衣の何れか一方における左右の肩部に上下対向して設けた上肩フラップ、および下肩フラップと、該上肩フラップ、および下肩フラップとの間に挟持可能に固定され、輪状のスリーブ帯体が設けられた中間フラップと、結合リングを有し、前記前部防護衣、または前記後部防護衣の何れか他方における左右の肩部に前記上肩フラップ、および前記下肩フラップ、前記中間フラップに対して前記第1接続手段を介して接続可能に設けられた被接続フラップとにより構成されることを特徴とする。
また、本考案の請求項5に記載の考案は、請求項1,または2,3,4の何れか1の請求項において、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
前記腰帯体は、雄状係合部材と該雄状係合部材が係脱可能になる雌状係合部材とよりなる適宜係止手段の前記雄状係合部材、または前記雌状係合部材の一方を前面の一端に装設して他端を袋状の前記後部防護衣内に配挿した左右1対の内側腰バンド構成体にて構成される内側腰バンドと、前記第2接続手段を介して一端が前記後部防護衣に着脱可能に接続されて前記内側腰バンドの外側に捲回されるとともに他端が適宜係止部材により開閉可能に結合される外側腰バンドとより成ることを特徴とする。
また、本考案の請求項6に記載の考案は、請求項1,または2,3,4,5の何れか1の請求項において、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
4本の索条体のうち2本の索状体が、短索状体であり、該短索状体は、前記前部防護衣と前記後部防護衣との前記肩部繋止帯による接続個所に配設した第1接続手段を介して連結可能にかつ分離可能に配索され、
前記第1接続手段は、前記短索状体が挿通可能な前記スリーブ帯体と、前記短索状体の手前側から後方側が前記スリーブ帯体の背面側に跨いで配装される前記結合リングとから構成されることを特徴とする。
また、本考案の請求項7に記載の考案は、請求項1,または2,3,4,5,6の何れか1の請求項において、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
前記第2接続手段は、前記長索状体が挿通可能に前記後部防護衣内に配挿される前記外側腰バンドの一端に所望個数が設けられるとともに前記後部防護衣内に挿入される左右何れか一方の前記内側腰バンド構成体の一端に前記長索状体が挿通可能に所望個数が設けられた輪状のスリーブ帯体と、前記後部防護衣内に前記スリーブ帯体に対応して前記外側腰バンドの他端に設けられた他のスリーブ帯体と、該スリーブ帯体と前記スリーブ帯体内に挿通される前記長索状体の手前側から後方側が前記スリーブ帯体の背面側に跨いで配装される前記結合リングと、から構成されることを特徴とする。
また、本考案の請求項8に記載の考案は、請求項1,または2,3,4,5,6,7の何れか1の請求項において、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
前記前部防護衣および前記後部防護衣の少なくとも下縁に、スライドファスナーを開閉可能に設けることにより前記前部防護衣および前記後部防護衣の内部に前記防護部材としてのセラミック等により形成されるアマープレートとを収脱可能に収納したことを特徴とする。
また、本考案の請求項9に記載の考案は、請求項1,または2,3,4,5,6,7,8の何れか1の請求項において、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
少なくとも前記前部防護衣および前記腰帯体に所望間隔にて縫着された所望複数段のウエピングテープと、拳銃、連射銃、ショットガン等の弾納用、フラッシュ弾収納用、医薬品収納用、無線機収納用、ガスマスク収納用等の各種ポーチの背面に所望数段設けられ各段毎の前記ウエピングテープ間の間隙に配置される吊りテープと、布帛、合成樹脂シート、皮革等の柔軟性を有する素材により可撓可能に鞘状に構成されて前記ウエピングテープおよび前記吊りテープ内に各段毎に変位して上下方向に抜差可能に挿入される案内テープと、該案内テープ内に挿通経路に沿って導入されて前記ポーチの背面に設けた被係合孔内に係脱可能に係入されて合成樹脂等の可撓性材料にて先端側に設けられた芯部材と、を備え、前記ポーチを前記前部防護衣、前記腰帯体に着脱可能に取付けることを特徴とする。
また、本考案の請求項10に記載の考案は、請求項1,または2,3,4,5,6,7,8,9の何れか1において、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
任務状況等に対応して必要時に、首の周囲を保護する保護立衿部材、喉を覆う喉保護部材、左右の両肩を覆う肩保護部材、左右の両脇を覆う脇保護部材、股間を覆う股保護部材等の保護拡張部材を適宜係止手段により着脱自在に取付けることを特徴とする。
本考案の請求項1に記載の考案によれば、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、一端側を1まとめに配索された4本の索状体のうち、2本を前記前部防護衣と前記後部防護衣との前記肩部繋止帯の接続個所に第1接続手段を介して接続可能に配索し、残りの2本を前記背部防護衣と前記腰帯体との接続個所に第2接続手段を介して接続可能に配索し、前記索状体を引き抜くことにより前記前部防護衣と前記後部防護衣と前記胴帯体とを分離可能に接続したことを特徴とするので、着水、受傷、着火等の緊急時に、簡単な取扱操作により前部防護衣、後部防護衣、腰帯体等の複数個の構成部材の接続を簡単な取扱操作により解いて完全に分離して防弾着を即座に脱ぎ捨てることができ、安全性を高め、また構成部材を完全に分離後は洗濯も容易に行え、しかも、分離された構成部材相互の再度の組付けも容易であり、補修、交換も容易で保守、管理が楽に行える。
また、本考案の請求項2によれば、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、4本の索条体のうち2本の索状体が、短索状体であり、該短索状体は、前記前部防護衣の一側の胸元付近から前記前部防護衣と前記後部防護衣との前記肩部繋止帯による接続個所に配設した第1接続手段を介して連結可能にかつ分離可能に配索されることを特徴とするので、2本の短索状体を1まとめに引き抜くという簡単な取扱操作により、前部防護衣と後部防護衣との肩部繋止帯の接続個所の接続が解かれるため、前部防護衣と後部防護衣とは肩部繋止帯にて分離される。また、前部防護衣と後部防護衣との組付けも容易に行える。
また、本考案の請求項3に記載の考案によれば、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記下部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、4本の索条体のうち2本の前記索状体が、長索状体であり、該長索状体は、前記前部防護衣の一側の胸元付近から一側の肩部に沿って配索されることにより前記後部防護衣と前記腰帯体との接続個所に配設した第2接続手段を介して連結可能にかつ分離可能に配索されることを特徴とするので、2本の長索状体を1まとめに引き抜くという簡単な取扱操作により、後部防護衣と腰帯体との接続個所に配設した第2接続手段での後部防護衣と腰帯体との接続が解かれるため、後部防護衣と腰帯体とは分離される。また、後部防護衣に対する腰帯体の組付けも容易に行える。
また、本考案の請求項4の記載の考案によれば、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、前記肩部繋止帯は、前記前部防護衣、または前記後部防護衣の何れか一方における左右の肩部に上下対向して設けた上肩フラップ、および下肩フラップと、該上肩フラップ、および下肩フラップとの間に挟持可能に固定され、輪状のスリーブ帯体が設けられた中間フラップと、結合リングを有し、前記前部防護衣、または前記後部防護衣の何れか他方における左右の肩部に前記上肩フラップ、および前記下肩フラップ、前記中間フラップに対して前記第1接続手段を介して接続可能に設けられた被接続フラップとにより構成されることを特徴とするので、前記前部防護衣、または前記後部防護衣の何れか一方における左右の肩部に上下対向して設けた上肩フラップ、および下肩フラップと、該上肩フラップ、および下肩フラップとの間に挟持可能に固定された中間フラップとに対して、前部防護衣、または後部防護衣の何れか他方に設けた被接続フラップを第2接続手段にて接続が解かれるため、上肩フラップ、下肩フラップ、中間フラップと被接続フラップとは分離される。
また、上肩フラップ、下肩フラップ、中間フラップと被接続フラップとの再度の組付け
も容易に行える。
また、本考案の請求項5に記載の考案によれば、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、前記腰帯体は、雄状係合部材と該雄状係合部材が係脱可能になる雌状係合部材とよりなる適宜係止手段の前記雄状係合部材、または前記雌状係合部材の一方を前面の一端に装設して他端を袋状の前記後部防護衣内に配挿した左右1対の内側腰バンド構成体にて構成される内側腰バンドと、前記第2接続手段を介して一端が前記後部防護衣に着脱可能に接続されて前記内側腰バンドの外側に捲回されるとともに他端が適宜係止部材により開閉可能に結合される外側腰バンドとより成ることを特徴とするので、2本の長索状体を1まとめに引き抜くという簡単な取扱操作により外部防護衣に対して外側腰バンドの接続が解かれて分離される。また、外部防護衣に対する再度の組付けも容易である。
また、本考案の請求項6に記載の考案によれば、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、4本の索条体のうち2本の索状体が、短索状体であり、該短索状体は、前記前部防護衣と前記後部防護衣との前記肩部繋止帯による接続個所に配設した第1接続手段を介して連結可能にかつ分離可能に配索され、前記第1接続手段は、前記短索状体が挿通可能な前記スリーブ帯体と、前記短索状体の手前側から後方側が前記スリーブ帯体の背面側に跨いで配装される前記結合リングとから構成されることを特徴とするので、2本の短索状体を1まとめに引き抜くという簡単な取扱操作により、前部防護衣と後部防護衣との肩部繋止帯の接続個所の接続が解かれるため、前部防護衣と後部防護衣とは肩部繋止帯にて分離される。また、前部防護衣と後部防護衣との再度の組付けも容易に行える。
また、本考案の請求項7に記載の考案によれば、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、4本の索条体のうち2本の前記索状体が、長索状体であり、該長索状体は、前記後部防護衣と前記腰帯体との接続個所に配設した第2接続手段を介して連結可能にかつ分離可能に配索され、前記第2接続手段は、前記長索状体が挿通可能に前記後部防護衣内に配挿される前記外側腰バンドの一端に所望個数が設けられるとともに前記後部防護衣内に挿入される左右何れか一方の前記内側腰バンド構成体の一端に前記長索状体が挿通可能に所望個数が設けられた輪状のスリーブ帯体と、前記後部防護衣内に前記スリーブ帯体に対応して前記外側腰バンドの他端に設けられた他のスリーブ帯体と、該スリーブ帯体と前記スリーブ帯体とに挿通される前記長索状体の手前側から後方側が前記スリーブ帯体の背面側に跨いで配装される前記結合リングと、から構成されることを特徴とするので、2本の長索状体を1まとめに引き抜くという簡単な取扱操作により外部防護衣に対して外側腰バンドの接続が解かれて分離される。また、外部防護衣に対する外側腰バンドの再度の組付けも容易である。
また、本考案の請求項8に記載の考案によれば、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、前記前部防護衣および前記後部防護衣の少なくとも下縁に、スライドファスナーを開閉可能に設けることにより前記前部防護衣および前記後部防護衣の内部に前記防護部材としてのセラミック等により形成されるアマープレートとを収脱可能に収納したことを特徴とするので、銃弾や砲弾に対する防護機能を充分に発揮し、身体の動きに円滑に追従し、運動性に優れている。しかも、汚れた場合には前部防護衣および後部防護衣からソフトアマープレートを取出すことにより洗濯が容易に行える。
また、本考案の請求項9に記載の考案によれば、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、少なくとも前記前部防護衣および前記腰帯体に所望間隔にて縫着された所望複数段のウエピングテープと、拳銃、連射銃、ショットガン等の弾納用、フラッシュ弾収納用、医薬品収納用、無線機収納用、ガスマスク収納用等の各種ポーチの背面に所望数段設けられ各段毎の前記ウエピングテープ間の間隙に配置される吊りテープと、布帛、合成樹脂シート、皮革等の柔軟性を有する素材により可撓可能に鞘状に構成されて前記ウエピングテープおよび前記吊りテープ内に各段毎に変位して上下方向に抜差可能に挿入される案内テープと、該案内テープ内に挿通経路に沿って導入されて前記ポーチの背面に設けた被係合孔内に係脱可能に係入されて合成樹脂等の可撓性材料にて先端側に設けられた芯部材と、を備え、前記ポーチを前記前部防護衣、前記腰帯体に着脱可能に取付けることを特徴とするので、拳銃、連射銃、ショットガン等の弾納用、フラッシュ弾収納用、医薬品収納用、無線機収納用、ガスマスク収納用等の各種ポーチを着脱できる。
また、本考案の請求項10に記載の考案によれば、防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、任務状況等に対応して必要時に、首の周囲を保護する保護立衿部材、喉を覆う喉保護部材、左右の両肩を覆う肩保護部材、左右の両脇を覆う脇保護部材、股間を覆う股保護部材等の保護拡張部材を適宜係止手段により着脱自在に取付けることを特徴とするので、
例えば通常戦闘、対市街地戦、接近戦等の任務状況に対応して必要時に、首の周囲を保護する保護立衿部材、また、喉を覆う喉保護部材、左右の肩を覆う肩保護部材、左右の脇を覆う脇保護部材、股間を覆う股保護部材等の拡張保護部品を本実施形態1の防護衣服の該当個所に着脱自在に取付ることにより、防護衣服が単独に使用される場合よりも保護範囲を拡大し、弾丸や砲弾の破片に対して確実な防護性を発揮することができる。
以下、図面に従って本考案を実施するための最良の形態ににつき、詳細に説明する。
図1は本考案の防護衣服の実施形態1を示す斜視図、図2は同じく本実施形態1を構成する後部防護衣から前部防護衣を分離した状態の斜視図、図3は同じく本実施形態1を構成する後部防護衣から前部防護衣、腰帯体を分離した状態の斜視図、図4は同じく前部防護衣と後部防護衣とを肩部繋止帯により接続する第1接続手段を示す拡大斜視図、図5は同じく本実施形態を構成する後部防護衣を背面側から見た拡大背面図、図6は同じく本実施形態を構成する後部防護衣と腰帯体とを接続する第2接続手段を示す拡大斜視図、図7は本考案の前部防護衣や後部防護衣にソフトアマープレートを収納した状態の拡大断面図、図8は本考案の防護衣服に各種ポーチを装着した状態の前方から見た斜視図、図9は本考案の防護衣服に各種ポーチを装着した状態の後方から見た斜視図、図10は本考案の防護衣服にポーチを取付けた状態の正面図、図11は同じく本考案の防護衣服にポーチを取付ける状態の斜視図、図12は同じく本考案の防護衣服にポーチを取付けた状態の斜視図、図13は同じく本考案の防護衣服に着脱可能に取付ける拡張防護部品としての保護立衿部材を示す斜視図、図14は同じく本考案の防護衣服に着脱可能に取付ける拡張防護部品としての喉保護部材を示す斜視図、図15は同じく本考案の防護衣服に着脱可能に取付ける拡張防護部品としての肩保護部材を示す斜視図、図16は同じく本考案の防護衣服に着脱可能に取付ける拡張防護部品としての脇保護部材を示す斜視図、図17は同じく本考案の防護衣服に着脱可能に取付ける拡張防護部品としての股保護部材を示す斜視図である。
本実施形態1は、図1において、防護手段を有する前部防護衣1と、防護手段を有する後部防護衣2と、前記前部防護衣1および前記後部防護衣2の肩部を連結可能に前記前部防護衣1および/または前記後部防護衣2の左右の肩部に備えた肩部繋止帯3,3と、前記前部防護衣1および前記後部防護衣2との下縁を締付可能な腰帯体4とを備え、前記前部防護衣1と前記後部防護衣2とを前記肩部繋止帯3を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服である点は上記特許文献1の防弾衣と同様の構成である。
しかしながら、本実施形態1の防護衣服においては、一端側を1まとめに配索された4本の索状体5,5,5,5のうち、2本を前記前部防護衣1と前記後部防護衣2との前記肩部繋止帯3,3の接続個所に第1接続手段6を介して接続可能に配索し、残りの2本を前記後部防護衣2と前記腰帯体4との接続個所に第2接続手段7を介して接続可能に配索し、前記索状体5,5,5,5を引き抜くことにより前記前部防護衣1と前記後部防護衣2と前記腰帯体4とを分離可能に接続したことを特徴とする。
前記前部防護衣1は、高強度・高弾性率の織布、または芳香族アラミド繊維、或いは超高分子量ポリエチレン繊維を用いて表地1Aと、裏地1Bとにより袋状に形成される。また、前記後部防護衣2は、例えば、図5に示すように、同様材料により表地2Aと、裏地2Bとにより袋状に形成される。前記表地2Aは、左右両開きに構成され、その全表面には雄状鉤群と、該雄状鉤群が係脱可能な雌状ループ群とからなる係止手段Kのうち、雄状鉤群と、雌状ループ群との何れか一方が形成され、他方はバックポーチBPの対向面に形成されるとともに、側縁にはスライドファスナーSFの一方のファスナー半体が設けられ、他方のファスナー半体が前記バックポーチBPの対応位置に設けられることにより、バックポーチBPを後部防護衣2の背面に着脱可能に取付ることができるようになっている。
そして、前記前部防護衣1および前記後部防護衣2の少なくとも下縁に、図7に示すようにスライドファスナー8,8′を開閉可能に設けることにより前記前部防護衣1および前記後部防護衣2の内部に前記防護手段としてのセラミック、また脂肪族ポリエチレンの織物を幾重に折り重ねて金属箔を積層する等により形成されるアマープレート9を収脱可能に収納する。このアマープレート9は前記前部防護衣1および前記後部防護衣2内に設けたポケット内に収納される。
4本の索条体5,5,5,5のうち2本の索状体5,5が、短索状体5A,5Bであり、該短索状体5A,5Bは、前記前部防護衣1の一側の胸元W付近から前記前部防護衣1と前記後部防護衣2との前記肩部繋止帯3,3による接続個所に配設した第1接続手段6を介して連結可能にかつ分離可能に配索される。これらの索条体5,5,5,5は、可撓可能な金属線条材の外周に柔軟性を有する合成樹脂を被覆したものが最適に使用されるが、この他に例えば紐であってもよい。また、これらの索条体5,5,5,5の長さ、および太さは適当なものが選択される。
このように4本の索条体5,5,5,5を前記前部防護衣1の一側(図1においては着用者の右側)の胸元W付近に1まとめに配索し、このうち2本の短索状体5A,5Bを反対側の手(片手)で1まとめに引き抜くという簡単な取扱操作により、例えば着水、受傷、着火等の緊急時に前部防護衣1と後部防護衣2との肩部繋止帯3,3の接続個所の接続が直ちに解かれ、前部防護衣1と後部防護衣2とは肩部繋止帯3,3にて即座に分離されるとともに前部防護衣1と後部防護衣2との組付けを容易に行うためである。
また、4本の索条体5,5,5,5のうち残りの2本の前記索状体5,5が、長索状体5C,5Dであり、該長索状体5C,5Dは、前記前部防護衣1の一側の胸元W付近から一側の肩部に沿って配索されることにより前記後部防護衣2と前記腰帯体4との接続個所に配設した第2接続手段7を介して連結可能にかつ分離可能に配索される。
このように、2本の長索状体5C,5Dを1まとめに引き抜くという簡単な取扱操作により、後部防護衣2と腰帯体3との接続個所に配設した第2接続手段7での後部防護衣2と腰帯体4との接続が直ちに解かれて後部防護衣2と腰帯体4とを即座に分離するためである。しかも、後部防護衣2に対する腰帯体4の組付けも容易に行える。
また、前記肩部繋止帯3は、前記前部防護衣1、または前記後部防護衣2の何れか一方における左右の肩部に上下対向して設けた上肩フラップ10、および下肩フラップ11と、該上肩フラップ10、および下肩フラップ11との間に挟持可能に固定され、輪状のスリーブ帯体13が設けられた中間フラップ12と、結合リング15を有し、前記前部防護衣1、または前記後部防護衣2の何れか他方における左右の肩部に前記上肩フラップ10、および前記下肩フラップ11、前記中間フラップ12に対して前記第1接続手段6を介して接続可能に設けられた被接続フラップ16とにより構成される。
前記第1接続手段6は、例えば図4に示すように前記短索状体5A,5Bが挿通可能な前記スリーブ帯体13と、前記短索状体5A,5Bの手前側から後方側が前記スリーブ帯体13の背面側に跨いで配装される前記結合リング15とから構成される。
また、前記腰帯体4は、雄状係合部材17Aと該雄状係合部材17Aが係脱可能になる雌状係合部材17Bとよりなる適宜係止手段17の前記雄状係合部材17A、または前記雌状係合部材17Bの一方を前面の一端に装設して他端を袋状の前記後部防護衣2内に配挿した左右1対の内側腰バンド構成体18A,18Bにて構成される内側腰バンド18と、前記第2接続手段7を介して一端が前記後部防護衣2に着脱可能に接続されて前記内側腰バンド18の外側に捲回されるとともに他端が適宜係止手段17′により開閉可能に結合される外側腰バンド19とより形成される。
前記第2接続手段7は、例えば図5に示すように前記長索状体5C,5Dが挿通可能に前記後部防護衣2内に配挿される前記外側腰バンド19の一端に所望個数が設けられるとともに前記後部防護衣2内に挿入される左右何れか一方の前記内側腰バンド構成体18Aの一端に前記長索状体5Cが挿通可能に所望個数が設けられた輪状のスリーブ帯体20,20′と、前記後部防護衣2内に前記スリーブ帯体20に対応して前記外側腰バンド19の他端に設けられた他のスリーブ帯体22内に挿通された前記長索状体5C,5Dの手前側から後方側が前記スリーブ帯体20,20′;22の背面側に跨いで配装される前記結合リング21と、から構成される。
また、図10乃至図12において、23は少なくとも前記前部防護衣1および前記腰帯体4に所望間隔にて縫着された所望複数段のウエピングテープであり、24は拳銃、連射銃、ショットガン等の弾納用のポーチP1、フラッシュ弾収納用のポーチP2、医薬品収納用のポーチP3、無線機収納用のポーチP4、ガスマスク収納用等の各種ポーチP5の背面に所望数段設けられ各段毎の前記ウエピングテープ23,23,23・・・間の間隙に配置される吊りテープであり、25は布帛、合成樹脂シート、皮革等の柔軟性を有する素材により可撓可能に鞘状に構成されて前記ウエピングテープ23,23,23・・・および前記吊りテープ24,24,24・・・内に各段毎に変位して上下方向に抜差可能に挿入される案内テープであり、26は該案内テープ25内に挿通経路に沿って導入されるように先端部に設けられた合成樹脂等の可撓性材料にて形成された芯部材であり、この芯部材26は前記ポーチP1,P2,P3,P4,P5・・・の背面に設けた被係合孔27内に係脱可能に係入される。
そして、前記ポーチP1,P2,P3,P4,P5・・・を前記前部防護衣1および前記腰帯体4に着脱可能に取付るのには、先ず少なくとも前記前部防護衣1および前記腰帯体4に所望間隔にて縫着された所望複数段のウエピングテープ23,23,23・・・間の間隙に各種ポーチP1,P2,P3,P4,P5・・・の背面に所望数段設けられた吊りテープ24,24,24・・・を配置する。次いで、ウエピングテープ23,23,23・・・と、吊りテープ24,24,24・・・とに対して布帛、合成樹脂シート、皮革等の柔軟性を有する素材により鞘状に構成された案内テープ25を各段毎に変位して上下方向に抜差可能に挿入するが、この際、案内テープ25内に合成樹脂等の可撓性材料にて形成された芯部材26を挿入して行く。その後、前記ポーチP1,P2,P3,P4,P5・・・の背面に設けた被係合孔27内に芯部材26の少なくとも先端側に略U字状に折曲された係入部26aを係脱可能に係入することによりポーチP1,P2,P3,P4,P5・・・を前部防護衣1、および腰帯体4に着脱可能に取付けることができる。
図13において、30は拡張防護部品としての保護立衿部材であり、この保護立衿部材30は本実施形態1の防護衣服に必要に応じて首部を周囲から覆うように係止手段31を介して着脱自在に取付けられることにより首部を周囲から保護するためのものである。そして、この保護立衿部材30は防護衣服の前記前部防護衣1および後部防護衣2と同様材料により形成されることにより弾丸や砲弾の破片に対して防護性を発揮する。
前記係止手段31としては、例えば図示のような雄雌の面ファスナーであるほか、図には示さないが、雄雌のスナップ、また前述の各種ポーチPを防護衣服に取付る場合の取付方法と同様、防護衣服に所望複数段設けられたウエピングテープ23、このウエピングテープ23,23,23・・・の間に配置される吊りテープ24、これらのウエピングテープ23,23,23・・・および吊りテープ24・・・内に各段毎に変位して上下方向に挿通経路に沿って抜差可能に挿入される案内テープ25,該案内テープ25内に導入される可撓性材料により形成される芯部材26等を用いて保護立衿部材30を着脱自在に取付ける。
また、図14に示す32は同じく必要に応じて本実施形態1の防護衣服に喉を覆うように係止手段31を介して着脱自在に取付けられる拡張防護部品としての喉保護部材であり、この喉保護部材32は喉を保護するためのものである。そして、この喉保護部材31は、前記保護立衿部材30と同様に防護衣服と同様材料により形成される。
また、図15に示す33は同じく必要に応じて本実施形態1の防護衣服に左右の両肩に係止手段31を介して着脱自在に取付けられる拡張防護部品としての肩保護部材であり、この肩保護部材33は肩を覆うように取付けることにより肩を保護するためのものである。
また、図16に示す34は同じく必要に応じて本実施形態1の防護衣服に左右の両脇に係止手段31を介して着脱自在に取付けられる拡張防護部品としての脇保護部材であり、この脇保護部材33は脇を保護するためのものである。
また、図17に示す35は同じく必要に応じて本実施形態1の防護衣服に股部、および下腹部を覆うようように係止手段31を介して着脱自在に取付けられる拡張防護部品としての股保護部材であり、この股保護部材35は股部、および下腹部を保護するためのものである。
本考案の実施形態1は以上の構成からなり、高強度・高弾性率の織布、または芳香族アラミド繊維、或いは超高分子量ポリエチレン繊維を用いて表地1Aと、裏地1Bとにより形成された前部防護衣1と、また、同様材料により表地2Aと、裏地2Bとにより形成された後部防護衣2とは、4本の索状体5,5,5,5のうち、2本の短索状体5A,5Bを肩部繋止帯3,3の接続個所に第1接続手段6を介して配索することにより前部防護衣1と、後部防護衣2とは接続され、また、後部防護衣2と、腰帯体4とは、4本の索状体5,5,5,5のうち、残りの2本の長索状体5C,5Dを前記後部防護衣2と前記腰帯体4との接続個所に第2接続手段7を介して配索することにより後部防護衣2と腰帯体4とを接続しているので、着用者は前部防護衣1と、後部防護衣2とを身頃の前後に着用するとともに係止部材としてのスライドファスナー等の係止手段17′を開閉させることにより前部防護衣1と、後部防護衣2との腰周りに腰帯体4を捲回して装着する。
そして、図7に示すように、袋状の前部防護衣1と、袋状の後部防護衣2との少なくとも下端には開閉可能にスライドファスナー8,8′を設けているので、この前部防護衣1と、袋状の後部防護衣2内に設けられたポケット内に、例えばセラミック、また脂肪族ポリエチレン織物を幾重に折り重ねて金属箔を積層する等により形成される防護手段としてのアマープレート9を収脱可能に収納して着用すれば、通常戦闘はもとより、対テロ市街地戦、接近戦等で使用される拳銃、連射銃、ショットガン、フラッシュ弾等の各種銃弾や砲弾に対する防護機能を充分に発揮する。
また、前述のように前部防護衣1および後部防護衣2は、高強度・高弾性率の織布、または芳香族アラミド繊維、或いは超高分子量ポリエチレン繊維を用いて形成されるので、身体の動きに円滑に追従し、運動性は優れたものになる。
そして、前記前部防護衣1および前記腰帯体4には、所望間隔にウエピングテープ23,23,23・・・を縫着し、このウエピングテープ23,23,23・・・間の間隙に拳銃、連射銃、ショットガン等の弾納用のポーチP1、フラッシュ弾収納用のポーチP2、医薬品収納用のポーチP3、無線機収納用のポーチP4、ガスマスク収納用等のポーチP5等の各種ポーチP1,P2,P3,P4,P5・・・の背面に所望数段設けられた吊りテープ24,24,24・・・を配設し、このウエピングテープ23,23,23・・・と、吊りテープ24,24,24・・・とに対して布帛、合成樹脂シート、皮革等の柔軟性を有する素材により鞘状に構成された案内テープ25を各段毎に変位して上下方向に抜差可能に挿入し、この案内テープ25内に合成樹脂等の可撓性材料にて形成された芯部材26を挿入し、その後に、前記ポーチP1,P2,P3,P4,P5・・・の背面に設けた被係合孔27内に芯部材26を係脱可能に係入することにより拳銃、連射銃、ショットガン等の弾納用のポーチP1、フラッシュ弾収納用のポーチP2、医薬品収納用のポーチP3、無線機収納用のポーチP4、ガスマスク収納用等のポーチP5等の各種ポーチP1,P2,P3,P4,P5・・・を前部防護衣1、および腰帯体4に着脱可能に取付けることができ、便利である。
また、本実施形態1の防護衣服では、例えば通常戦闘、対市街地戦、接近戦等の任務状況に対応して必要時に、図13に示すように首の周囲を保護する保護立衿部材30、また、図14に示すように喉を覆う喉保護部材32、図15に示すように左右の肩を覆う肩保護部材33,33、図16に示すように左右の脇を覆う脇保護部材34,34、図17に示すように股間を覆う股保護部材35等の拡張保護部品を本実施形態1の防護衣服の該当個所に着脱自在に取付けることにより、防護衣服が単独に使用される場合よりも例えば首、喉、左右の両肩、左右の両脇、さらには股間や下腹部等、保護範囲を拡大し、弾丸や砲弾の破片に対して確実な防護性を発揮することができる。
そして、着水、受傷、着火等の緊急時に本実施形態1の防護衣服を脱ぐ場合には、前部防護衣1の一側、図示する実施形態では右側の胸元Wに1まとめに一端側が配索されている4本の索状体5,5,5,5を反対側の手(左手)で1まとめに引張ると、第1接続手段6において短索状体5A,5Bが挿通されている前記スリーブ帯体13とこのスリーブ帯体13の背面側に跨いで配装される前記結合リング15とが係合することにより前部防護衣1と後部防護衣2とを結合している肩部繋止帯3,3の接続が、スリーブ帯体13から短索状体5A,5Bが引き抜かれることにより直ちに解かれるので、前部防護衣1と後部防護衣2とは肩部繋止帯3,3にて即座に分離される。
同時に、4本の索条体5,5,5,5(図示する実施形態1では右側)のうち残りの2本の長索状体5C,5Dは、前記前部防護衣1の一側の胸元W付近から一側、図示では左側の肩部に沿って後部防護衣2内に配索されることにより前記後部防護衣2とは前記腰帯体4との接続個所に配設した第2接続手段7を介して後部防護衣2と腰帯体4とは連結可能にかつ分離可能に接続されているので、この2本の長索状体5C,5Dは引張られ、第2接続手段7において長索状体5C,5Dが挿通されているスリーブ帯体20,20′;22と、このスリーブ帯体20,20′;22の背面側に跨いで配装される前記結合リング21とが係合することにより後部防護衣2と腰帯体4との接続が、スリーブ帯体20,20′;22から長索状体5C,5Dが引き抜かれることにより直ちに解かれるので、後部防護衣2と腰帯体4とは即座に分離される。
従って、着水、受傷、着火等の緊急時に、前部防護衣1における一側、例えば右側の胸元Wに1まとめにされている4本の索状体5,5,5,5を反対側の右手で引抜操作を行うだけの簡単な取扱操作により前部防護衣1と、後部防護衣2と、腰帯体4とを即座に完全に分離することができる。そして、着水、受傷、着火等の緊急時の難を容易に免れることができ、安全性は高まる。しかも、前部防護衣1と、後部防護衣2と、腰帯体4とを即座に完全に分離することができるので、洗濯をした場合に完全に汚れを落とすことができる。また、古くなった前部防護衣1と、後部防護衣2と、腰帯体4との補修、交換も容易で保守、管理が楽に行える。
また、前部防護衣1、または後部防護衣2の再度の組付けは、肩部繋止帯3が前記前部防護衣1、または前記後部防護衣2の何れか一方における左右の肩部に設けた上肩フラップ10、下肩フラップ11、中間フラップ12に対して前記前部防護衣1、または前記後部防護衣2の何れか一方における左右の肩部に設けた被接続フラップ16との再度の組付けもスリーブ帯体13内に短索状体5A,5Bを挿通し、短索状体5A,5Bの手前側から後方側が前記スリーブ帯体13の背面側に結合リング15を跨がせることにより容易に行える。
また、後部防護衣2と腰帯体4との再度の組付けは、後部防護衣2内に配挿される外側腰バンド19の一端に所望個数が設けられるとともに後部防護衣2内に挿入される左右何れか一方、例えば内側腰バンド構成体18Aの一端に所望個数が設けられた輪状のスリーブ帯体20,20′内に、長索状体5Cが挿通され、また、前記後部防護衣2内に前記スリーブ帯体20に対応して前記外側腰バンド19の他側に設けたスリーブ帯体22内に長索状体5Dを挿入し、それから対応する結合リング21を長索状体5C,5Dの手前側から後方側が前記スリーブ帯体20,20′;22の背面側に跨ぐようにすることにより後部防護衣2と腰帯体4との再度の組付けを行うことができる。
また、図示する上記実施形態1では、前部防護衣1の右側の胸元Wに2本の短索状体5A,5Bと、長索状体5B,5Dを引張り可能に1まとめに配索しているが、2本の短索状体5A,5Bと、長索状体5B,5Dとの引張り元は、左側の胸元に配索してもよく、長索状体5B,5Dは左側の肩を経て後部防護衣2内に配索してもよい。
本考案は、着水、受傷、着火等の緊急時に、簡単な取扱操作により前部防護衣、後部防護衣、腰帯体等の複数個の構成部材の接続を簡単な取扱操作により解いて完全に分離して防弾着を即座に脱ぎ捨てることができ、安全性を高め、また構成部材を完全に分離後は洗濯も容易に行え、しかも、分離された構成部材相互の再度の組付けも容易であり、補修、交換も容易で保守、管理が楽に行える用途・分野に適する。
図1は本考案の防護衣服の実施形態1を示す斜視図である。 図2は同じく本実施形態1を構成する後部防護衣から前部防護衣を分離した状態の斜視図である。 図3は同じく本実施形態1を構成する後部防護衣から前部防護衣、腰帯体を分離した状態の斜視図である。 図4は同じく前部防護衣と後部防護衣とを肩部繋止帯により接続する第1接続手段を示す拡大斜視図である。 図5は同じく本実施形態を構成する後部防護衣を背面側から見た拡大背面図である。 図6は同じく本実施形態を構成する後部防護衣と腰帯体とを接続する第2接続手段を示す拡大斜視図である。 図7は本考案の前部防護衣や後部防護衣にアマープレートを収納した状態の拡大断面図である。 図8は本考案の防護衣服に各種ポーチを装着した状態の前方から見た斜視図である。 図9は本考案の防護衣服に各種ポーチを装着した状態の後方から見た斜視図である。 図10は本考案の防護衣服にポーチを取付けた状態の正面図である。 図11は同じく本考案の防護衣服にポーチを取付ける状態の斜視図である。 図12は同じく本考案の防護衣服にポーチを取付けた状態の斜視図である。 図13は同じく本考案の防護衣服に着脱可能に取付ける拡張防護部品としての保護立衿部材を示す斜視図である。 図14は同じく本考案の防護衣服に着脱可能に取付ける拡張防護部品としての喉保護部材を示す斜視図である。 図15は同じく本考案の防護衣服に着脱可能に取付ける拡張防護部品としての肩保護部材を示す斜視図である。 図15は同じく本考案の防護衣服に着脱可能に取付ける拡張防護部品としての脇保護部材を示す斜視図である。 図17は同じく本考案の防護衣服に着脱可能に取付ける拡張防護部品としての股保護部材を示す斜視図である。
符号の説明
1 前部防護衣
2 後部防護衣
3 肩部繋止帯
4 腰帯体
5 索状体
5A 短索状体
5B 短索状体
5C 長索状体
5D 長索状体
6 第1接続手段
7 第2接続手段
13 スリーブ帯体
15 結合リング
20 スリーブ帯体
20′ スリーブ帯体
22 スリーブ帯体
21 結合リング
23 ウエピングテープ
P ポーチ
P1 ポーチ
P2 ポーチ
P3 ポーチ
P4 ポーチ
P5 ポーチ

Claims (10)

  1. 防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
    一端側を1まとめに配索された4本の索状体のうち、2本を前記前部防護衣と前記後部防護衣との前記肩部繋止帯の接続個所に第1接続手段を介して接続可能に配索し、残りの2本を前記背部防護衣と前記腰帯体との接続個所に第2接続手段を介して接続可能に配索し、前記索状体を引き抜くことにより前記前部防護衣と前記後部防護衣と前記腰帯体とを分離可能に接続したことを特徴とする防護衣服。
  2. 防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
    4本の索条体のうち2本の索状体が、短索状体であり、該短索状体は、前記前部防護衣の一側の胸元付近から前記前部防護衣と前記後部防護衣との前記肩部繋止帯による接続個所に配設した第1接続手段を介して連結可能にかつ分離可能に配索されることを特徴とする請求項1に記載の防護衣服。
  3. 防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記下部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
    4本の索条体のうち2本の前記索状体が、長索状体であり、該長索状体は、前記前部防護衣の一側の胸元付近から一側の肩部に沿って配索されることにより前記後部防護衣と前記腰帯体との接続個所に配設した第2接続手段を介して連結可能にかつ分離可能に配索されることを特徴とする請求項1または2に記載の防護衣服。
  4. 防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
    前記肩部繋止帯は、前記前部防護衣、または前記後部防護衣の何れか一方における左右の肩部に上下対向して設けた上肩フラップ、および下肩フラップと、該上肩フラップ、および下肩フラップとの間に挟持可能に固定され、輪状のスリーブ帯体が設けられた中間フラップと、結合リングを有し、前記前部防護衣、または前記後部防護衣の何れか他方における左右の肩部に前記上肩フラップ、および前記下肩フラップ、前記中間フラップに対して前記第1接続手段を介して接続可能に設けられた被接続フラップとにより構成されることを特徴とする請求項1,または2,3の何れか1の請求項に記載の防護衣服。
  5. 防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
    前記腰帯体は、雄状係合部材と該雄状係合部材が係脱可能になる雌状係合部材とよりなる適宜係止手段の前記雄状係合部材、または前記雌状係合部材の一方を前面の一端に装設して他端を袋状の前記後部防護衣内に配挿した左右1対の内側腰バンド構成体にて構成される内側腰バンドと、前記第2接続手段を介して一端が前記後部防護衣に着脱可能に接続されて前記内側腰バンドの外側に捲回されるとともに他端が適宜係止部材により開閉可能に結合される外側腰バンドとより成ることを特徴とする請求項1,または2,3,4の何れか1の請求項に記載の防護衣服。
  6. 防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
    4本の索条体のうち2本の索状体が、短索状体であり、該短索状体は、前記前部防護衣と前記後部防護衣との前記肩部繋止帯による接続個所に配設した第1接続手段を介して連結可能にかつ分離可能に配索され、
    前記第1接続手段は、前記短索状体が挿通可能な前記スリーブ帯体と、前記短索状体の手前側から後方側が前記スリーブ帯体の背面側に跨いで配装される前記結合リングとから構成されることを特徴とする請求項1,または2,3,4,5の何れか1の請求項に記載の防護衣服。
  7. 防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
    4本の索条体のうち2本の前記索状体が、長索状体であり、該長索状体は、前記後部防護衣と前記腰帯体との接続個所に配設した第2接続手段を介して連結可能にかつ分離可能に配索され、
    前記第2接続手段は、前記長索状体が挿通可能に前記後部防護衣内に配挿される前記外側腰バンドの一端に所望個数が設けられるとともに前記後部防護衣内に挿入される左右何れか一方の前記内側腰バンド構成体の一端に前記長索状体が挿通可能に所望個数が設けられた輪状のスリーブ帯体と、前記後部防護衣内に前記スリーブ帯体に対応して前記外側腰バンドの他端に設けられた他のスリーブ帯体と、該スリーブ帯体と前記スリーブ帯体内に挿通される前記長索状体の手前側から後方側が前記スリーブ帯体の背面側に跨いで配装される前記結合リングと、から構成されることを特徴とする請求項1,または2,3,4,5,6の何れか1の請求項に記載の防護衣服。
  8. 防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
    前記前部防護衣および前記後部防護衣の少なくとも下縁に、スライドファスナーを開閉可能に設けることにより前記前部防護衣および前記後部防護衣の内部に前記防護部材としてのセラミック等により形成されるアマープレートとを収脱可能に収納したことを特徴とする請求項1,または2,3,4,5,6,7の何れか1の請求項に記載の防護衣服。
  9. 防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
    少なくとも前記前部防護衣および前記腰帯体に所望間隔にて縫着された所望複数段のウエピングテープと、拳銃、連射銃、ショットガン等の弾納用、フラッシュ弾収納用、医薬品収納用、無線機収納用、ガスマスク収納用等の各種ポーチの背面に所望数段設けられ各段毎の前記ウエピングテープ間の間隙に配置される吊りテープと、布帛、合成樹脂シート、皮革等の柔軟性を有する素材により可撓可能に鞘状に構成されて前記ウエピングテープおよび前記吊りテープ内に各段毎に変位して上下方向に抜差可能に挿入される案内テープと、該案内テープ内に挿通経路に沿って導入されて前記ポーチの背面に設けた被係合孔内に係脱可能に係入されて合成樹脂等の可撓性材料にて先端側に設けられた芯部材と、を備え、前記ポーチを前記前部防護衣、前記腰帯体に着脱可能に取付けることを特徴とする請求項1,または2,3,4,5,6,7,8の何れか1の請求項に記載の防護衣服。
  10. 防護手段を有する前部防護衣と、防護手段を有する後部防護衣と、前記前部防護衣および前記後部防護衣の肩部を連結可能に前記前部防護衣および/または前記後部防護衣の左右の肩部に備えた肩部繋止帯と、前記前部防護衣および前記後部防護衣との下縁を締付可能な腰帯体とを備え、前記前部防護衣と前記後部防護衣とを前記肩部繋止帯を介して分離可能に設けたベスト状の防護衣服において、
    任務状況等に対応して必要時に、首の周囲を保護する保護立衿部材、喉を覆う喉保護部材、左右の両肩を覆う肩保護部材、左右の両脇を覆う脇保護部材、股間を覆う股保護部材等の保護拡張部材を適宜係止手段により着脱自在に取付けることを特徴とする請求項1,または2,3,4,5,6,7,8,9の何れか1の請求項に記載の防護衣服。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101348895B1 (ko) * 2012-10-26 2014-01-16 코오롱인더스트리 주식회사 전투용 조끼
KR102380551B1 (ko) * 2022-01-06 2022-04-04 주식회사 엔에이치 신체사이즈 조절이 용이한 방탄복
KR102407957B1 (ko) * 2022-01-06 2022-06-14 주식회사 엔에이치 기능성 및 통기성이 향상된 허리연결부를 구비한 방탄복

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