JP3121484B2 - 光学ヘッド - Google Patents

光学ヘッド

Info

Publication number
JP3121484B2
JP3121484B2 JP05293125A JP29312593A JP3121484B2 JP 3121484 B2 JP3121484 B2 JP 3121484B2 JP 05293125 A JP05293125 A JP 05293125A JP 29312593 A JP29312593 A JP 29312593A JP 3121484 B2 JP3121484 B2 JP 3121484B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
diffraction
reflected
light source
light receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05293125A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07147019A (ja
Inventor
伸夫 緒方
泰男 中田
芳宏 関本
秀朗 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP05293125A priority Critical patent/JP3121484B2/ja
Publication of JPH07147019A publication Critical patent/JPH07147019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3121484B2 publication Critical patent/JP3121484B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学系に回折素子を用
いた光学ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクプレーヤ等の光ディ
スク装置に用いられる光学ヘッドとして、回折素子(ホ
ログラム素子)を用いたものが従来より開発されてい
る。回折素子を用いることにより、光学ヘッドの部品点
数が削減され、装置構成の小型化、軽量化および低価格
化が図れる。また、最近ではこのような回折素子を用い
た光磁気ディスク等の書き換え可能な光ディスク装置用
の光学ヘッドの開発が進められている。
【0003】図8に光学系に回折素子を用いた光学ヘッ
ドの一従来例を示す。レーザ光源となる半導体レーザ素
子100とディスクDとの間には、回折素子120、回
折素子130、コリメータレンズ140及び対物レンズ
150がこの順に配列され、半導体レーザ素子100の
側方には受光素子160が配置されている。ここで、回
折素子120は平行平面板1120の表面1121に形
成されており、回折素子130は平行平面板1130の
表面1131に形成されている。回折素子130には、
ディスクDのトラック方向(X−X’方向)に格子が形
成された2つの回折格子131、132が形成されてい
る。回折格子131、132の格子間隔は異なり、両回
折格子131、132はディスクDのトラック方向と直
交する方向(Y−Y’方向)の分割線133により分割
されている。また、受光素子160は、受光部161、
162、163、164、165に5分割されており、
受光部161と162の分割線166がY−Y′方向と
一致するように配置されている。
【0004】次に、上記構成の光学ヘッドの動作を説明
する。半導体レーザ素子100から上方に向けて出射さ
れた光は、まず回折素子120によって回折され、0次
回折光(以下メインビームと称する)と、±1次回折光
(以下サブビームと称する)とに3分割される。続い
て、メインビームとサブビームは回折素子130の回折
格子131、132によって再度回折され、それぞれの
0次回折光がコリメータレンズ140を通過して対物レ
ンズ150に導かれる。0次回折光は対物レンズ150
によって集光され、ディスクD上のピットに光ビームが
集光照射される。一方、ディスクDからの反射光は、対
物レンズ150、コリメータレンズ140を通過して回
折素子130に導かれ、この回折素子によって回折さ
れ、その1次回折光が受光素子160に導かれる。
【0005】このとき、回折格子131により回折され
た1次回折光のメインビームは、分割線166上に集光
されて光スポットR1 を形成する。一方、回折格子13
2により回折されたメインビームは、受光部163上に
集光されて光スポットR2 を形成する。また、回折格子
131、132により回折されたサブビームは、受光部
164、165上の各2箇所ずつ合計4箇所に集光され
て光スポットR3 〜R6 を形成する。ここで、半導体レ
ーザ素子100からの光がディスクDに対して合焦点状
態にある場合は、図9(b)に示すように、受光素子1
60の各受光部161〜165上には、光スポットR1
〜R6 が小さな集光点として形成される。
【0006】これに対して、対物レンズ150がディス
クDに対して焦点距離よりも近づいている場合は、受光
素子160上の各部分には、図9(a)に示すような半
円状に広がった光スポットR1〜R6が形成される。ま
た、逆に、対物レンズ150がディスクDに対して焦点
距離よりも遠ざかっている場合は、受光素子160上の
各部分には、図9(c)に示すように、図9(a)と逆
向きの半円状に広がった光スポットR1〜R6が形成され
る。このことは、光スポットR1〜R6が形成される受光
素子160の各部161〜165における受光量、より
具体的には該受光量を光電変換して出力される電気信号
1〜S5に基づきフォーカス誤差信号FESを得ること
ができることを意味している。このフォーカス誤差信号
FESは、具体的には、受光素子160に接続される加
算器、減算器等を備えた演算器によって、FES=S1
−S2なる演算によって得られる。
【0007】また、ディスクDにおける集光点のトラッ
キング誤差については、以下に示す理由により受光素子
160の検出出力に基づきトラッキング誤差信号TES
を得ることができる。それは、2つのサブビームがメイ
ンビームに対して点対称でありY−Y’方向へ僅かに偏
位し、かつトラック方向、すなわちX−X’方向へやや
大きく偏位した位置に集光されるので、メインビームが
ディスクDのトラックに対して適正な位置に集光されて
いる場合には、2つのサブビームによるディスクDから
の反射光の反射強度が等しくなるのに対して、メインビ
ームの集光点がトラックに対して外側あるいは内側に偏
位している場合、すなわち、トラッキング方向に偏位し
ている場合には、2つのサブビームのトラックからの反
射光の反射強度に差が生じるからである。トラッキング
誤差信号TESは、具体的には、前記演算器のTES=
4−S5なる演算により得られる。
【0008】さらには、回折格子131により回折され
た1次回折光のメインビームおよび回折格子132によ
り回折されたメインビームがディスクDのトラックに書
き込まれた情報に対応しているので、両メインビームの
和、すなわち前記演算器によりRF=S1+S2+S3
る演算を行えば情報信号RFを得ることができる。
【0009】上記したフォーカス誤差信号FESおよび
トラッキング誤差信号TESに基づいて、駆動用コイル
および磁気回路等を有する対物レンズアクチュエータ
(図示せず)をサーボ制御すれば、対物レンズ150が
フォーカス方向およびトラッキング方向の両方向に位置
制御され、ディスクDにフォーカス合わせされるととも
に、集光された光ビームがディスクDのトラックに対し
て正確に位置決めされるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の光学
ヘッドでは、ガラス、プラスチック等を材質とした光透
過性を有する平行平面板1120の表面1121に回折
素子120、平行平面板1130の表面1131に回折
素子130が形成されている。これらの平行平面板11
20、1130の表面1121、1131、裏面112
2、1132にはARコートが施され反射が防止されて
いるが、完全に無反射とすることは不可能である。特
に、回折素子が形成された部分では回折格子の溝部でA
Rコートが不十分になるので反射が残る。この反射の影
響で回折素子は本来設計されている透過型回折素子とし
てだけではなく反射型回折素子としても機能することに
なり、反射回折光が発生する。この反射回折光はちょう
ど受光素子の方向に戻る。これらの反射光と反射回折光
により生じる迷光は光源自身の強度分布や平行平面板の
取り付け角度等の公差の影響で非等方的な強度分布をも
っている。このため迷光は受光素子160の各受光部1
61〜165での入射光量が異なり、フォーカス誤差信
号FESおよびトラッキング誤差信号TESのオフセッ
ト発生の原因となる。
【0011】特に、書き換え可能な光磁気ディスクでは
再生専用のコンパクトディスクと比べてディスクの反射
率が低いので、再生時の信号光量の絶対値が小さくなり
迷光の影響を受けやすい。また、光磁気ディスクでは記
録時には出射パワーを再生時より大きくするが、迷光は
半導体レーザの出射パワーに比例して変わるので、出射
パワーによって信号のオフセット量が変化して正常なサ
ーボ信号が得られなくなる。また、書き換え可能な光磁
気ディスクのような低反射率のディスクと再生専用のコ
ンパクトディスクのような高反射率のディスクの両方を
再生するシステムで使用する光学ヘッドでは、再生信号
レベルを一定にするために低反射率のディスクでは出射
パワーを上げる必要がある。このためディスクによって
再生パワーを変えることになり、半導体レーザの出射パ
ワーを変えるので、この時にもオフセットの変化が生じ
る。
【0012】これを図10乃至図14に基づいてさらに
詳しく説明する。まず、図10(a)、(b)により回
折素子120、130からの反射光について説明する。
レーザ光源100から出射された光は、回折素子120
が形成された平行平面板1120と回折素子130が形
成された平行平面板1130に入射する。回折素子12
0、130の溝形成部ではARコートの効果が不十分と
なり反射が発生する。つまり、回折素子120が形成さ
れた表面1121で、二点鎖線A1で示すように反射光
が発生し受光素子160に戻り、さらに回折素子130
が形成された表面1131で、二点鎖線B1で示すよう
に反射光が発生し受光素子160に戻る。
【0013】次に、図11、図12より回折素子130
からの反射回折光について説明する。回折素子130の
片側に形成された回折格子131が反射回折素子として
機能すると回折素子130に対して線対称な位置(図1
1では簡単のために平行平面板1120、1130の板
厚を0としている)にある仮想の光源100´から発せ
られた光が破線C1を中心とする破線D1の光束として
進んだ後に回折素子130の回折格子131で回折され
たかのように進む。したがって、0次回折光はこのまま
破線D1の方向に進みちょうど平行平面板1130の表
面1131からの反射光(図10(a)、(b)の二点
鎖線B1)と同じになる。 一方、1次回折光は二点鎖
線F1のように進む。これは破線C1の光線が二点鎖線
E1方向に回折されるので、破線C1を中心とする破線
D1の光束は二点鎖線E1を中心とする半円形状の発散
光として二点鎖線F1のように進むことになる。
【0014】回折素子130に形成されたもう一方の回
折格子132についても同様に反射光と反射回折光が発
生し、破線C1を中心とする破線D1の光束は二点鎖線
E2を中心とする半円形状の発散光として二点鎖線F2
のように進むことになる。受光素子160上に形成され
る回折素子130からの反射回折光によって生じるこれ
らの迷光のパターンを図12に示す。
【0015】図13を用いて具体的な数値を入れて回折
素子120、130からの反射光について説明する。コ
リメータレンズ140の開口数(NA)をNA=sin
(u)、レーザ光源100から回折素子120までの距
離をh1、レーザ光源100から回折素子130までの
距離をh2、光源100から受光素子160の受光面ま
での高さをg、光源100から受光素子160の光源1
00に最も近い受光部端167までの距離をeとする。
光軸をL1とし一点鎖線で示す。コリメータレンズ14
0の有効径のY−Y’方向の受光素子160側の最外周
を通過する光線O1が平行平面板1120の表面112
1に形成された回折素子120で反射すると二点鎖線A
1で示す方向に迷光として戻ってくる。受光面160と
同一平面上での二点鎖線A1で示す光線と光軸L1との
距離をd1とすると、 d1=h1×tan(u)+(h1−g)×tan(u) また、光線O1が平行平面板1130の表面1131に
形成された回折素子130で反射すると二点鎖線B1で
示す方向に迷光として戻ってくる。受光面160と同一
平面上での二点鎖線B1で示す光線と光軸L1との距離
をd2とすると、 d2=h2×tan(u)+(h2−g)×tan(u) これらの光線が受光素子160の受光部に入射しない条
件は d1<e d2<e 一例としてNA=0.2,h1=1.5mm,h2=3.5mm,
g=0.3mmとして計算すると u=sin-1(0.2)=11.5deg d1=1.5×tan(11.5)+(1.5−0.3)×tan(11.5) =0.55mm d2=3.5×tan(11.5)+(3.5−0.3)×tan(11.5) =1.36mm したがって受光素子160の光源100に最も近い受光
部端167までの距離eが1.36mm以上離れた位置に受
光素子160を設置しなければならない。したがって回
折素子130の回折角αを非常に大きく設定しなければ
ならない。具体的な計算をすると、 tan(α)≧d2/(h2−g)=1.36/(3.5−0.3) したがって α≧23.0deg この回折角を大きくするには回折格子131、132の
溝ピッチを小さくすればよいのであるが加工精度の限界
から溝ピッチは1.5μm程度が限界である。レーザ光源
100の波長を0.78μm、回折素子130の溝ピッチを
1.5μmとした時の回折角βは次式で求められる。 sin(β)=0.78/1.5 したがって β=31.3deg 以上の計算から、回折角は23.0degから31.3degの
範囲に設計しなければならない。実際には受光素子16
0の位置精度や回折素子130の加工精度を考慮する必
要があり設計範囲はさらに狭まる。したがってこのよう
な範囲に回折角を設計することは不可能であり、受光素
子160に回折素子130からの反射光が入射してしま
う。
【0016】次に図14を用いて具体的な数値を入れて
回折素子130からの反射回折光について説明する。コ
リメータレンズ140の開口数(NA)をNA=sin
(u)、レーザ光源100から回折素子130までの距
離をh2、光源100から受光素子160の受光面まで
の高さをg、光源100から受光素子160の光源10
0に最も近い受光部端167までの距離をeとする。回
折素子130の回折格子131での回折角をαとする。
光軸をL1とし一点鎖線で示す。コリメータレンズ14
0の有効径のY−Y’方向の受光素子160側の最外周
を通過する光線O1が平行平面板1130の表面113
1に形成された回折素子130の回折格子131で反射
すると二点鎖線F1で示す方向に迷光として戻ってく
る。受光面160と同一平面上での二点鎖線F1で示す
光線と光軸L1との距離をd3とすると、 d3=h2×tan(u)+(h2−g)×tan(u+α) これが受光素子160の受光部に入射しない条件は d3<e 一例としてNA=0.2,h2=3.5mm,g=0.3mm,α
=30degとして計算すると u=sin-1(0.2)=11.5deg d3=3.5×tan(11.5)+(3.5−0.3)×tan(11.5+30) =3.54mm したがって受光素子160の光源100に最も近い受光
部端167までの距離eが3.54mm以上離れるように受
光素子160を設置しなければならない。しかし、回折
角α=30degまで大きくしても光軸L1から集光点ま
での距離は (h2−g)×tan(α)=(3.5−0.3)×tan(30)=1.85mm である。図11、図12を用いて説明したように反射回
折光は受光素子160上の集光点を中心とする発散光と
して戻って来るので、反射回折光の入射は免れることは
できない。
【0017】これらの迷光が受光素子160で受光され
ると、フォーカス誤差信号及びトラッキング誤差信号に
ついてオフセットを発生する。つまり、各受光部161
〜165に均一に光が入射すれば演算によりキャンセル
されるので、その影響は無いが、不均一だとオフセット
の発生要因となる。また、温度変化によりレーザの発振
波長が変化すると回折素子130の反射回折光の回折角
度が変化するのでこれによってもオフセットの変化が生
じる。このため、フォーカス誤差信号に対してオフセッ
トが発生すると正常な焦点制御が行えなくなるし、トラ
ッキング誤差信号に対してオフセットが発生すると正常
なトラック制御が行えなくなる。
【0018】回折素子120により分割されたサブビー
ムについても同様に回折素子130で反射光および反射
回折光が発生する。しかし、サブビームの強度はメイン
ビームの強度に対して約10%から約25%に設定され
るのでサブビームの影響は小さい。したがって、ここで
はサブビームの影響は無視する。
【0019】このように、迷光は各検出信号のオフセッ
トの原因となり、光学ヘッドの正常な動作を妨げてい
た。この問題を解決するには幾つかの方法が考えられ
る。まず、回折素子120、130からの反射光の入射
を防ぐには、光源100と回折素子120、130の間
隔を狭くすることが考えられる。しかし、回折素子13
0から発生する反射回折光は常に受光素子160の集光
点の方向に回折されるので、この反射回折光の入射を防
ぐことはできない。また反射回折光は発散光として戻っ
て来るので光源100と回折素子130の距離が近いほ
ど発散していない状態で受光素子160に入射するので
迷光の絶対光量が増えることになる。逆に光源100と
回折素子120、130の間隔を広くとれば、反射光の
入射は避けられるが、反射光と反射回折光はどちらも発
散光であるため十分に発散して広がった状態で受光素子
160の各受光部161〜165に入射するので迷光の
絶対光量を小さくすることができる。しかし、このよう
な構成にすると光学ヘッドの小型化のためにコリメータ
レンズ140の焦点距離を短くしてレーザ光源100と
回折素子130の距離を短くすることができなくなる。
さらに、光源100と回折素子120、130との間隔
は変えずに光源100と受光素子160との距離を長く
とることにより反射光の入射は防ぎ反射回折光は発散さ
せるということも考えられる。しかし、この場合は光源
100と受光素子160との間隔を所定値より小さくし
て光源100と受光素子160を一体のパッケージに収
納することができなくなる。したがって、光学ヘッドの
小型化と迷光の低減を両立する有効な手段が見つかって
いなかった。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の光学ヘッドは、
記録媒体に光を照射する光源と、上記記録媒体と上記光
源との間に設けられ、上記光源からの出射光を上記記録
媒体に導くと共に上記記録媒体からの反射光を回折する
回折素子と、回折された反射光を受光する長方形形状の
受光素子と、を備えた光学ヘッドにおいて、上記光源か
らの出射光が上記回折素子に直接照射された時の上記回
折素子の溝形成部からの反射光および反射回折光が上記
受光素子に入射しないようにすると共に上記受光素子の
短辺方向に出射するように、上記回折素子の光軸に対す
る傾きと前記受光素子の設置位置とが規定されたことを
特徴とする。
【0021】また、本発明の光学ヘッドは、記録媒体に
光を照射する光源と、上記記録媒体と上記光源との間に
設けられ、上記光源からの出射光を上記記録媒体に導く
と共に上記記録媒体からの反射光を回折する回折素子
と、回折された反射光を受光する長方形形状の受光素子
と、を備えた光学ヘッドにおいて、上記回折素子は格子
間隔の異なる少なくとも2つの回折格子から構成され、
上記光源からの出射光が上記回折素子に直接照射された
時の上記回折素子の溝形成部からの反射光および反射回
折光が上記受光素子に入射しないようにすると共に上記
受光素子の短辺方向に出射するように、上記回折素子
光軸に対する傾きと前記受光素子の設置位置とが規定
れたことを特徴とするまた、本発明の光学ヘッドは、記
録媒体に光を照射する光源と、上記記録媒体と上記光源
との間に設けられ、上記光源からの出射光を上記記録媒
体に導くと共に上記記録媒体からの反射光を回折する回
折素子と、回折された反射光を受光する長方形形状の受
光素子と、を備えた光学ヘッドにおいて、上記光源から
の出射光が上記回折素子に直接照射された時の上記回折
素子の溝形成部からの反射光および反射回折光が上記受
光素子に入射しないように、上記回折素子が光軸に対し
て回折方向と直交する方向に所定角度だけ傾いて配置さ
れたことを特徴とする。
【0022】
【作用】上記のように、回折素子が形成される平行平面
板が光軸に対して所定角度だけ傾けて配置されており、
この角度を選ぶことにより平行平面板に形成された回折
素子からの反射光や反射回折光が受光素子に入射しない
ようにすることができるので、迷光の発生が防止され
る。
【0023】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。 (実施例1)図1は本発明の光学ヘッドの実施例1の構
成を示す。レーザ光源となる半導体レーザ素子200と
ディスクDの間には、回折素子220、回折素子23
0、コリメータレンズ240および対物レンズ250が
この順に配列され、半導体レーザ素子200の側方に受
光素子260が配置されている。以下に各部の詳細を順
を追って説明する。
【0024】回折素子220は平行平面板1220の表
面1221に形成されており、回折素子230は平行平
面板1230の表面1231に形成されている。回折素
子220には、格子方向がディスクDのトラック方向と
直交する方向(Y−Y’方向)の回折格子が形成されて
おり、半導体レーザ素子200から上方に向けて出射さ
れる光を、0次回折光と±1次回折光の3本の回折光に
分割する。分割された回折光の内、0次回折光、すなわ
ち回折素子220を透過するメインビームはフォーカス
誤差信号FESを検出するために利用される。また、サ
ブビームはトラッキング誤差信号TESを検出するため
に利用される。
【0025】回折素子230には、ディスクDのトラッ
ク方向(X−X’方向)に格子が形成された2つの回折
格子231、232が形成されている。回折格子23
1、232の格子間隔は異なり、両回折格子231、2
32はディスクDのトラック方向と直交する方向(Y−
Y’方向)の分割線233により分割されている。ま
た、回折素子220、230が形成される平行平面板1
220、1230は光軸L1に対してトラック方向と直
交する方向(Y−Y’方向)に所定角度だけ傾いて配置
されている。
【0026】図2(a)、(b)によりこの所定角度の
設定について説明する。レーザ光源200から出射され
た光は、回折素子220が形成された平行平面板122
0と回折素子230が形成された平行平面板1230に
入射する。回折素子220、230の溝形成部ではAR
コートの効果が不十分となり反射が発生する。つまり、
回折素子220が形成された表面1221で、二点鎖線
A1で示すように反射光が発生し受光素子260側に戻
り、さらに回折素子230が形成された表面1231
で、二点鎖線B1で示すように反射光が発生し受光素子
260側に戻る。しかし、平行平面板1220、123
0は光軸L1に対して所定角度傾いて配置されているの
で、回折素子220、230からの反射光は図2(b)
に示す二点鎖線A1、B1の円内の領域に戻り、これら
の反射光が受光素子260の受光部261〜265に入
射することはない。
【0027】図3を用いて具体的な数値を入れてこの所
定角度の設定について説明する。コリメータレンズ24
0の開口数(NA)をNA=sin(u)、レーザ光源
200から回折素子220までの距離をh1、レーザ光
源200から回折素子230までの距離をh2、光源2
00から受光素子260の受光面までの高さをg、光源
200から受光素子260の光源200に最も近い受光
部端267までの距離をeとする。光軸を一点鎖線L1
で示す。平行平面板1220、1230の法線が光軸L
1となす角度をθとする。コリメータレンズ240の有
効径のY−Y’方向の受光素子260側の最外周を通過
する光線をO1とする。レーザ光源200の発光点を
P、光線O1と回折素子220の交点をQ、点Qから光
軸L1におろした垂線と光軸L1の交点をR、光軸L1
と回折素子220の交点をSとする。三角形PQRは一
つの角度をuとする直角三角形であり、三角形QRSは
一つの角度をθとする直角三角形になるので、辺QRの
長さをa1、辺PRの長さをb1、辺SRの長さをc1
すると、 a1/b1=tan(u) c1/a1=tan(θ) と表せる。これより、 c1/b1=tan(u)×tan(θ) h1=b1+c1=b1×(1+tan(u)×tan(θ)) b1=h1/(1+tan(u)×tan(θ)) 受光面260と同一平面上での二点鎖線A1で示す光線
と光軸L1との距離をd1とすると、 d1=b1×tan(u)+(b1−g)×tan(u−2θ) また、光線O1と回折素子230の交点をT、点Tから
光軸L1におろした垂線と光軸L1の交点をU、光軸L
1と回折素子220の交点をVとする。三角形PTUは
一つの角度をuとする直角三角形であり、三角形TUV
は一つの角度をθとする直角三角形になるので、辺TU
の長さをa2、辺PUの長さをb2、辺VUの長さをc2
とすると、 a2/b2=tan(u) c2/a2=tan(θ) と表せる。これより、 c2/b2=tan(u)×tan(θ) h2=b2+c2=b2(1+tan(u)×tan(θ)) b2=h2/(1+tan(u)×tan(θ)) 受光面260と同一平面上での二点鎖線B1で示す光線
と光軸L1との距離をd2とすると、 d2=b2×tan(u)+(b2−g)×tan(u−2θ) これらの光線が受光素子260の受光部261〜265
に入射しない条件は d1<e d2<e 一例としてNA=0.2,h1=1.5mm,h2=3.5mm,
g=0.3mm,θ=10degとして計算すると u=sin-1(0.2)=11.5deg d1=1.5×tan(11.5)+(1.5−0.3)×tan(11.5−20) =0.13mm d2=3.5×tan(11.5)+(3.5−0.3)×tan(11.5−20) =0.23mm したがって受光素子260の光源200に最も近い受光
部端267までの距離eが0.23mm以上離した位置に受
光素子260を設置すればよい。したがって光軸L1と
回折素子230の回折光のなす角γを具体的に計算をす
ると、 tan(γ)≧d2/(h2−g)=0.23/(3.5−0.3) したがって γ≧4.1deg 回折角の上限値βは前述したように回折格子231、2
32の溝ピッチの加工の限界である溝ピッチ1.5μm
と、レーザ光源200の波長0.78μmより計算すると sin(β)−sin(θ)=0.78/1.5 したがって β=43.9deg 光軸L1と回折光のなす角度は β−θ=33.9deg したがって、光軸L1と回折光のなす角を4.1degか
ら33.9degの範囲に設計すればよい。発明が解決しよ
うとする課題の項で求めた回折角の設計範囲は23.0de
gから31.3degであったのと比較すると格段に範囲が
拡大されていることがわかる。平行平面板1220、1
230の法線が光軸L1となす角度θを大きくすれば回
折角の上限値は大きく、下限値は小さくなるので、回折
角の設計の自由度はさらに大きくなる。平行平面板12
20、1230の法線が光軸L1となす角度θと回折素
子230の回折角を選ぶことにより受光素子260に反
射光が入射しないように設定することができる。
【0028】(実施例2)次に、本発明の光学ヘッドの
実施例2を説明する。光学ヘッドの構成は図1に示す実
施例1と同じなので説明は省略する。実施例1との相違
点は回折素子230が形成される平行平面板1230が
光軸L1となす所定角度の設定である。図4、図5によ
りこの所定角度の設定について説明する。回折素子23
0の片側に形成された回折格子231が反射回折素子と
して機能すると回折素子230に対して線対称な位置
(図4では簡単のために平行平面板1220、1230
の板厚を0としている)にある仮想の光源200´から
発せられた光が破線C1を中心とする破線D1の光束と
して進んだ後に回折素子230の回折格子231で回折
されたかのように進む。したがって、0次回折光はこの
まま破線D1の方向に進みちょうど平行平面板1230
の表面1131からの反射光と同じになる。一方、1次
回折光は二点鎖線F1のように進む。これは破線C1の
光線が二点鎖線E1方向に回折されるので、破線C1を
中心とする破線D1の光束は二点鎖線E1を中心とする
半円形状の発散光として二点鎖線F1のように進むこと
になる。
【0029】また、回折素子230に形成されたもう一
方の回折格子232についても同様に反射光と反射回折
光が発生し、破線C1を中心とする破線D1の光束は二
点鎖線E2を中心とする半円形状の発散光として二点鎖
線F2のように進むことになる。しかし、平行平面板1
230は光軸L1に対して所定角度傾いて配置されてい
るので、回折素子230からの反射回折光は図5に示す
二点鎖線F1、F2の半円形状の領域に戻り、これらの
反射光が受光素子260の受光部261〜265に入射
することはない。
【0030】図6を用いて具体的な数値を入れてこの所
定角度の設定について説明する。コリメータレンズ24
0の開口数(NA)をNA=sin(u)、レーザ光源
200から回折素子230までの距離をh2、光源20
0から受光素子260の受光面までの高さをg、光源2
00から受光素子260の光源200に最も近い受光部
端167までの距離をeとする。回折素子230の回折
格子131での回折角をαとする。光軸を一点鎖線L1
で示す。平行平面板1230の法線が光軸L1となす角
度をφとする。コリメータレンズ240の有効径のY−
Y’方向の受光素子260側の最外周を通過する光線を
O1とする。
【0031】レーザ光源200の発光点をP、光線O1
と回折素子230の交点をT、点Qから光軸L1におろ
した垂線と光軸L1の交点をU、光軸L1と回折素子2
20の交点をVとする。三角形PTUは一つの角度をu
とする直角三角形であり、三角形TUVは一つの角度を
φとする直角三角形になるので、辺TUの長さをa2
辺PUの長さをb2、辺VUの長さをc2とすると、 a2/b2=tan(u) c2/a2=tan(φ) と表せる。したがって、 c2/b2=tan(u)×tan(φ) h2=b2+c2=b2(1+tan(u)×tan(φ)) b2=h2/(1+tan(u)×tan(φ)) 受光面260と同一平面上での二点鎖線F1で示す光線
と光軸L1との距離をd3とすると、 d3=b2×tan(u)+(b2−g)×tan(u+α−2φ) これが受光素子260の受光部261〜265に入射し
ない条件は d3<e 一例としてNA=0.2,h2=3.5mm,g=0.3mm,α
=30deg,φ=25degとして計算すると、 u=sin-1(0.2)=11.5deg d3=3.5×tan(11.5)+(3.5−0.3)×tan(11.5+30−50) =0.23mm したがって受光素子260の光源200に最も近い受光
部端267までの距離eが0.23mm以上離した位置に受
光素子260を設置すればよい。したがって光軸L1と
回折素子230の回折光のなす角γを具体的に計算をす
ると、 tan(γ)≧0.23/(3.5−0.3) したがって γ≧4.1deg 回折角の上限値としては前述したように回折格子23
1、232の溝ピッチの加工の限界である溝ピッチ1.5
μmと、レーザ光源200の波長0.78μmより計算する
と sin(β)−sin(φ)=0.78/1.5 したがって β=70.5deg 光軸L1と回折光のなす角度は β−φ=45.5deg したがって、光軸L1と回折光のなす角を4.1degか
ら45.5degの範囲に設計すればよい。平行平面板12
30の法線が光軸L1となす角度φを大きくすれば回折
角の上限値は大きく、回折角の下限値は小さくなるの
で、回折角の設計の自由度はさらに大きくなる。平行平
面板1230の法線が光軸L1となす角度φと回折素子
230の回折角を選ぶことにより受光素子260に反射
回折光が入射しないように設定することができる。
【0032】なお回折素子220の機能としてはディス
クD上でメインビームとサブビームの間隔を20μm程度
に分離すればよいので、その回折角は2〜3degと小さ
い。したがって、反射回折光は反射光とほとんど同じ方
向に戻るので、平行平面板1220の法線が光軸L1と
なす角度θは実施例1に示す計算式を満足するように設
定すればよい。
【0033】(実施例3)実施例1、2では平行平面板
1220、1230をトラック方向と直交する方向(Y
−Y’方向)に傾けているが、トラック方向(X−X’
方向)に傾けてもよい。このときの傾きは受光素子26
0のX−X’方向の端部268に反射光および反射回折
光が戻らないようにすればよい。すなわち反射回折光で
説明すると受光素子260上での迷光のパターンが図7
(a)に示すようにすればよいのである。受光素子26
0は波長変動による受光素子260上でのスポットR1
〜R6の移動を考慮して回折格子230の回折方向であ
るY−Y’方向に細長い形状になる。したがって実施例
3に示すように回折方向と直交した方向に傾けたほうが
実施例1、2と比較すると傾きの角度を小さくすること
ができる。
【0034】(実施例4)実施例4では平行平面板12
20、1230をトラック方向(X−X’方向)とトラ
ック方向と直交する方向(Y−Y’方向)の両方に傾け
る。反射回折光で説明するとこのときの受光素子260
上での迷光のパターンを図77b)に示すようになる。
回折素子230の回折格子231、232の格子間隔が
異なり、回折格子232の格子間隔が広く回折角が小さ
くなっているので、回折格子232からの反射回折光が
入射しないようにY−Y’方向の傾きを定め、回折格子
231からの反射回折光が入射しないようにX−X’方
向の傾きを定めている。このようにして傾きを設定する
ことで最も傾きの角度を小さくすることができる 上記の実施例1〜4では回折素子220、230がそれ
ぞれ別の平行平面板1220、1230上に形成されて
いる例で説明してきたが、一枚の平行平面板の表面に回
折素子230、裏面に回折素子220が形成された場合
についても同様である。
【0035】またレーザ光源200から発射された発散
光が傾いた平行平面板1220、1230を通過するこ
とで非点収差が発生するが、これは非点収差を有するレ
ーザ光源200を用いて、この非点収差を補正する方向
と傾きの方向を一致させればに打ち消すことができる。
さらに受光素子260に戻ってくる収束光が平行平面板
1220、1230を通過することで非点収差が発生す
るがこれは回折格子231、232に非点収差を補正す
る機能を持たせればよいし、逆にこの非点収差を利用し
て非点収差法を採用したフォーカス誤差信号の検出が可
能となる。
【0036】
【発明の効果】本発明の光学ヘッドによれば、受光素子
に回折素子の溝形成部からの反射光や反射回折光が入射
しないため、光学ヘッドの小型化と迷光の低減を実現す
ることができる上に、回折素子の傾きの角度を小さくで
きるため、収差が少なくなり記録媒体への集光性能が向
上する。また、回折素子の傾き方向が回折方向に直交し
ているので、光源の波長変動により反射回折角が変化し
ても迷光の発生を防止できる。さらに、回折素子の傾き
により回折素子で回折された記録媒体からの反射光に発
生する収差を補正する機能を回折素子に設ければ、受光
素子での集光性能が向上する。
【0037】
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の光学ヘッドの全体構成図で
ある。
【図2】本発明の実施例1の光学ヘッドにおける平行平
面板の傾きの設定の説明図である。
【図3】本発明の実施例1の光学ヘッドにおける平行平
面板の傾きの設定の説明図である。
【図4】本発明の実施例2の光学ヘッドにおける平行平
面板の傾きの設定の説明図である。
【図5】本発明の実施例2の光学ヘッドにおける平行平
面板の傾きの設定の説明図である。
【図6】本発明の実施例2の光学ヘッドにおける平行平
面板の傾きの設定の説明図である。
【図7】本発明の実施例3、実施例4の光学ヘッドにお
ける反射回折光と受光素子の位置関係を説明するための
図である。
【図8】従来例の光学ヘッドの全体構成図である。
【図9】誤差信号の検出方法を説明するための図であ
る。
【図10】回折素子からの反射光を説明するための図で
ある。
【図11】回折素子からの反射回折光を説明するための
図である。
【図12】回折格子からの反射回折光を説明するための
図である。
【図13】回折素子からの反射光を計算するための説明
図である。
【図14】回折素子からの反射回折光を計算するための
説明図である。
【符号の説明】
200 レーザ光源、 220、230 回折素子、 240 コリメータレンズ、 250 対物レンズ、 260 受光素子、 D ディスク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関本 芳宏 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 佐藤 秀朗 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−5235(JP,A) 特開 平1−113933(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に光を照射する光源と、上記記
    録媒体と上記光源との間に設けられ、上記光源からの出
    射光を上記記録媒体に導くと共に上記記録媒体からの反
    射光を回折する回折素子と、回折された反射光を受光す
    る長方形形状の受光素子と、を備えた光学ヘッドにおい
    て、 上記光源からの出射光が上記回折素子に直接照射された
    時の上記回折素子の溝形成部からの反射光および反射回
    折光が上記受光素子に入射しないようにすると共に上記
    受光素子の短辺方向に出射するように、上記回折素子
    光軸に対する傾きと前記受光素子の設置位置とが規定
    れたことを特徴とする光学ヘッド。
  2. 【請求項2】 記録媒体に光を照射する光源と、上記記
    録媒体と上記光源との間に設けられ、上記光源からの出
    射光を上記記録媒体に導くと共に上記記録媒体からの反
    射光を回折する回折素子と、回折された反射光を受光す
    る長方形形状の受光素子と、を備えた光学ヘッドにおい
    て、上記回折素子は格子間隔の異なる少なくとも2つの回折
    格子から構成され、 上記光源からの出射光が上記回折素子に直接照射された
    時の上記回折素子の溝形成部からの反射光および反射回
    折光が上記受光素子に入射しないようにすると共に上記
    受光素子の短辺方向に出射するように、上記回折素子
    光軸に対する傾きと前記受光素子の設置位置とが規定
    れたことを特徴とする光学ヘッド。
  3. 【請求項3】 記録媒体に光を照射する光源と、上記記
    録媒体と上記光源との間に設けられ、上記光源からの出
    射光を上記記録媒体に導くと共に上記記録媒体からの反
    射光を回折する回折素子と、回折された反射光を受光す
    る長方形形状の受光素子と、を備えた光学ヘッドにおい
    て、 上記光源からの出射光が上記回折素子に直接照射された
    時の上記回折素子の溝形成部からの反射光および反射回
    折光が上記受光素子に入射しないように、上記回折素子
    が光軸に対して回折方向と直交する方向に所定角度だけ
    傾いて配置されたことを特徴とする光学ヘッド。
JP05293125A 1993-11-24 1993-11-24 光学ヘッド Expired - Fee Related JP3121484B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05293125A JP3121484B2 (ja) 1993-11-24 1993-11-24 光学ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05293125A JP3121484B2 (ja) 1993-11-24 1993-11-24 光学ヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07147019A JPH07147019A (ja) 1995-06-06
JP3121484B2 true JP3121484B2 (ja) 2000-12-25

Family

ID=17790747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05293125A Expired - Fee Related JP3121484B2 (ja) 1993-11-24 1993-11-24 光学ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3121484B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997039448A1 (fr) * 1996-04-18 1997-10-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Capteur optique

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07147019A (ja) 1995-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7672202B2 (en) Optical pickup apparatus
US5391865A (en) Optical pickup apparatus and optical grating assembly therefor
US5684762A (en) Opto-magnetic head apparatus
US5400311A (en) Hologram and optical apparatus with hologram
US8089850B2 (en) Optical pickup, optical disc apparatus, integrated coupling lens, integrated prism, and optical information equipment
US6192021B1 (en) Optical pickup apparatus
KR100452904B1 (ko) 광픽업장치,광픽업용대물렌즈,광픽업용집광광학계및광디스크장치
US20060164951A1 (en) Optical head and optical disk unit
KR100714381B1 (ko) 광 레코딩 매체를 판독 또는 기록하기 위한 장치 및 그러한 장치에서 사용되는 회절 격자를 제작하는 방법
US5436876A (en) Optical head and optical memory device
US5870369A (en) Objective lens device including an objective lens and a transparent member having two light control portions and optical pickup using the objective lens device
JP2800156B2 (ja) 光学式ヘッド装置
US5648946A (en) Optical pick-up apparatus with holographic optical element to diffract both forward and return light beams
JP2002109778A (ja) 光ピックアップ装置
US6181666B1 (en) Optical pickup
JP3121484B2 (ja) 光学ヘッド
US6392965B1 (en) Optical pickup device
JPH04372728A (ja) 光学式ピックアップ
JP2000163796A (ja) マルチビーム光ピックアップ装置及びフォーカス制御方法
US5691970A (en) Optical pickup for high-density recording/reproducing
JP2004039109A (ja) 光学素子及びその調整方法並びにそれを用いた光ピックアップ装置及び光再生装置
JPH02193333A (ja) 光ピックアップ
KR100661196B1 (ko) 광픽업 및 홀로그램소자
JP4332693B2 (ja) 光ヘッド、受発光素子、及び光記録媒体記録再生装置
JP3320826B2 (ja) 光情報記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071020

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081020

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081020

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111020

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees