JP3119838B2 - 雄雌挿入型ケーブルコネクター - Google Patents
雄雌挿入型ケーブルコネクターInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の電極端子を有す
る雄雌挿入型ケーブルコネクターに関し、より詳細には
心電図用電極とか圧センサー付き心臓ガイドワイヤー等
のような一本形の複数の電極端子を有する雄型電極を可
撓性のシールドケーブルで中継又は延長接続させるに有
用な軽量で、着脱作業性に優れた雄雌挿入型ケーブルコ
ネクターに関する。
る雄雌挿入型ケーブルコネクターに関し、より詳細には
心電図用電極とか圧センサー付き心臓ガイドワイヤー等
のような一本形の複数の電極端子を有する雄型電極を可
撓性のシールドケーブルで中継又は延長接続させるに有
用な軽量で、着脱作業性に優れた雄雌挿入型ケーブルコ
ネクターに関する。
【0002】
【従来技術】導線ケーブルを用いて各種の情報を電気的
に伝達するに際しては、従来から複数の導線を一本に束
ねてなる多心ケーブルが多用されている。ところが、こ
のようなケーブルを使う実際の用途においては、ケーブ
ル同士を接続させて延長させるとか、又は分岐させて電
気的に接続させるに際しては、各種のコネクター要素を
必要とする。しかも用途によって、これらのコネクタの
種類もその構造も千差万別であり、またコネクター部で
電気的に接続欠損を発生させないようにするためからコ
ネクターは重要な接続要素であり、その需要は多岐に及
んでいるのが実情である。しかしながら、従来から重電
気分野、弱電気分野を問わず広く利用されているコネク
ター(又は接続器)には、その多くが複数の導線を横方
向に並列に設けてなる端子を介して接続させる方式が一
般的に採用されている。
に伝達するに際しては、従来から複数の導線を一本に束
ねてなる多心ケーブルが多用されている。ところが、こ
のようなケーブルを使う実際の用途においては、ケーブ
ル同士を接続させて延長させるとか、又は分岐させて電
気的に接続させるに際しては、各種のコネクター要素を
必要とする。しかも用途によって、これらのコネクタの
種類もその構造も千差万別であり、またコネクター部で
電気的に接続欠損を発生させないようにするためからコ
ネクターは重要な接続要素であり、その需要は多岐に及
んでいるのが実情である。しかしながら、従来から重電
気分野、弱電気分野を問わず広く利用されているコネク
ター(又は接続器)には、その多くが複数の導線を横方
向に並列に設けてなる端子を介して接続させる方式が一
般的に採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで複数の導線を束
ねてなるケイブルからコネクタを介して導線を接続させ
るには、特に導線の本数にもよるが、その導線の数が例
えば2乃至12、更に好ましくは3乃至6の範囲内にあ
るような用途においては、上記するようにコネクタの接
続端子(以下、電極端子と称す)を並列式から、直列式
に接続させることによって、コネクタ機構を挿入−引き
抜きという単純な操作で行え、しかもコネクターは構造
的にも単純化、小型化、軽量化、またコストの低廉化も
期待されるものである。
ねてなるケイブルからコネクタを介して導線を接続させ
るには、特に導線の本数にもよるが、その導線の数が例
えば2乃至12、更に好ましくは3乃至6の範囲内にあ
るような用途においては、上記するようにコネクタの接
続端子(以下、電極端子と称す)を並列式から、直列式
に接続させることによって、コネクタ機構を挿入−引き
抜きという単純な操作で行え、しかもコネクターは構造
的にも単純化、小型化、軽量化、またコストの低廉化も
期待されるものである。
【0004】よって本発明の目的は、上記する課題に鑑
み、特にマイクロケーブルに関連して、例えば心臓に挿
入させて心内血圧や心内心電図をモニターする際に使用
されるセンサー付き管状ガイドワイヤーのような、その
内腔に内在するマイクロケーブルに接続されている複数
の電極端子が一本の管状ワイヤーの端部に設けられてい
るような雄型電極等に適した雄雌挿入型のケーブルコネ
クターを提供しようとするものである。更には雄型電極
を、挿入が容易な管状形(円筒形)の一本型とすること
により、接続時の着脱操作が極めて容易な挿入−引き抜
きという単純方式が採用され、接続−脱着の作業性に優
れた雄雌挿入型のケーブル用コネクターを提供するもの
である。
み、特にマイクロケーブルに関連して、例えば心臓に挿
入させて心内血圧や心内心電図をモニターする際に使用
されるセンサー付き管状ガイドワイヤーのような、その
内腔に内在するマイクロケーブルに接続されている複数
の電極端子が一本の管状ワイヤーの端部に設けられてい
るような雄型電極等に適した雄雌挿入型のケーブルコネ
クターを提供しようとするものである。更には雄型電極
を、挿入が容易な管状形(円筒形)の一本型とすること
により、接続時の着脱操作が極めて容易な挿入−引き抜
きという単純方式が採用され、接続−脱着の作業性に優
れた雄雌挿入型のケーブル用コネクターを提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一本型
の雄型電極を挿入するための挿入孔を一方の端部に有
し、該雄型電極との接触部位を内部に有するほぼ円筒形
状の雌型コネクターであって、 該雌型コネクターは、該
円筒形状の軸方向に対称形に2分される2つの半円筒部
材からなり;該2つの半円筒部材の少なくとも何れか一
方の内面には、該円筒の軸に沿って並べられた、複数の
はめ込み式受容部位が設けられており;該複数のはめ込
み式受容部位には、軸方向断面がT字型である中空円筒
形の対応電極端子が雄型電極との接触部位としてそれぞ
れ嵌合されており、 該雄型電極を収容するための空間
が、該挿入孔及び複数の該対応電極端子の中空によって
形成されていることを特徴とする雌型コネクターが提供
される。上記雌型コネクターの雄型電極を挿入する側の
端部には、ボルト型中空コネクターエレメントを装着し
ており、 該ボルト型中空コネクターエレメントの端部に
は、雄型電極が貫通する十字形の開口を有するバネナッ
ト部と、該バネナット部を包囲するナット部とが設けら
れており、 該ナット部を該ボルト型中空コネクターエレ
メントに沿って締めると、該ナット部の内面が該バネナ
ット部の外面を内方向に圧迫し、該バネナットの十字形
の開口が、四方から均等に狭められる、ことが好まし
い。 本発明によればまた、 一本型の雄型電極と、該雄型
電極を挿入するための挿入孔を一方の端部に有し、該雄
型電極との接触部位を内部に有するほぼ円筒形状の雌型
コネクターとから成る雄雌挿入型ケーブルコネクターに
おいて、 該雌型コネクターは、該円筒形状の軸方向に対
称形に2分される2つの半円筒部材からなり;該2つの
半円筒部材の少なくとも何れか一方の内面には、該円筒
の軸に沿って並べられた、複数のはめ込み式受容部位が
設けられており;該複数のはめ込み式受容部位には、軸
方向断面がT字型である中空円筒形の対応電極端子が雄
型電極との接触部位としてそれぞれ嵌合されており、 該
雄型電極を収容するための空間が、該挿入孔及び複数の
該対応電極端子の中空によって形成されており、 前記雌
型コネクターの雄型電極を挿入する側の端部には、ボル
ト型中空コネクターエレメントを装着しており、 該ボル
ト型中空コネクターエレメントの端部には、雄型電極が
貫通する十字形の開口を有するバネナット部と、該バネ
ナット部を包囲するナット部とが設けられており、 該ナ
ット部を該ボルト型中空コネクターエレメントに沿って
締めると、該ナット部の内面が該バネナット部の外面を
内方向に圧迫し、該バネナットの十字形の開口を貫通す
る一本型の雄型電極が、該開口により四方から均等に挟
まれロックされる、ことを特徴とする雄雌挿入型ケーブ
ルコネクターが提供される。
の雄型電極を挿入するための挿入孔を一方の端部に有
し、該雄型電極との接触部位を内部に有するほぼ円筒形
状の雌型コネクターであって、 該雌型コネクターは、該
円筒形状の軸方向に対称形に2分される2つの半円筒部
材からなり;該2つの半円筒部材の少なくとも何れか一
方の内面には、該円筒の軸に沿って並べられた、複数の
はめ込み式受容部位が設けられており;該複数のはめ込
み式受容部位には、軸方向断面がT字型である中空円筒
形の対応電極端子が雄型電極との接触部位としてそれぞ
れ嵌合されており、 該雄型電極を収容するための空間
が、該挿入孔及び複数の該対応電極端子の中空によって
形成されていることを特徴とする雌型コネクターが提供
される。上記雌型コネクターの雄型電極を挿入する側の
端部には、ボルト型中空コネクターエレメントを装着し
ており、 該ボルト型中空コネクターエレメントの端部に
は、雄型電極が貫通する十字形の開口を有するバネナッ
ト部と、該バネナット部を包囲するナット部とが設けら
れており、 該ナット部を該ボルト型中空コネクターエレ
メントに沿って締めると、該ナット部の内面が該バネナ
ット部の外面を内方向に圧迫し、該バネナットの十字形
の開口が、四方から均等に狭められる、ことが好まし
い。 本発明によればまた、 一本型の雄型電極と、該雄型
電極を挿入するための挿入孔を一方の端部に有し、該雄
型電極との接触部位を内部に有するほぼ円筒形状の雌型
コネクターとから成る雄雌挿入型ケーブルコネクターに
おいて、 該雌型コネクターは、該円筒形状の軸方向に対
称形に2分される2つの半円筒部材からなり;該2つの
半円筒部材の少なくとも何れか一方の内面には、該円筒
の軸に沿って並べられた、複数のはめ込み式受容部位が
設けられており;該複数のはめ込み式受容部位には、軸
方向断面がT字型である中空円筒形の対応電極端子が雄
型電極との接触部位としてそれぞれ嵌合されており、 該
雄型電極を収容するための空間が、該挿入孔及び複数の
該対応電極端子の中空によって形成されており、 前記雌
型コネクターの雄型電極を挿入する側の端部には、ボル
ト型中空コネクターエレメントを装着しており、 該ボル
ト型中空コネクターエレメントの端部には、雄型電極が
貫通する十字形の開口を有するバネナット部と、該バネ
ナット部を包囲するナット部とが設けられており、 該ナ
ット部を該ボルト型中空コネクターエレメントに沿って
締めると、該ナット部の内面が該バネナット部の外面を
内方向に圧迫し、該バネナットの十字形の開口を貫通す
る一本型の雄型電極が、該開口により四方から均等に挟
まれロックされる、ことを特徴とする雄雌挿入型ケーブ
ルコネクターが提供される。
【0006】本発明によるコネクター本体の後筒部端の
挿入口からは、雄型電極から受けた電気的情報を延長又
は中継させる可撓性のシールドケーブルが挿入接続され
ており、該ケーブルには絶縁樹脂被覆された複数の導線
を内在し、各導線はコネクター本体の後筒部に装着され
ている対応電極端子にそれぞれハンダ付けされているも
のである。
挿入口からは、雄型電極から受けた電気的情報を延長又
は中継させる可撓性のシールドケーブルが挿入接続され
ており、該ケーブルには絶縁樹脂被覆された複数の導線
を内在し、各導線はコネクター本体の後筒部に装着され
ている対応電極端子にそれぞれハンダ付けされているも
のである。
【0007】そこで本発明による雌型コネクタを使用す
るに、 1)複数の電極端子を直列に配して成る電極を雄型とし
て挿入接続させること、2)雄型電極は、対応する雌型コネクターに挿入させる
ことから、一本型で、高弾性体の管状形のワイヤー状で
あること、 3)雌型コネクターの構造は、挿入形の雄型電極の着脱
作業を容易にさせることから、接断時の着脱操作が容易
な挿入‐引き抜きという単純方式を採用すること、 4)この着脱作業を容易にさせるため、雌型コネクター
の構造体にプラスチック素材を使用して軽量化させるこ
と、 が好ましい。
るに、 1)複数の電極端子を直列に配して成る電極を雄型とし
て挿入接続させること、2)雄型電極は、対応する雌型コネクターに挿入させる
ことから、一本型で、高弾性体の管状形のワイヤー状で
あること、 3)雌型コネクターの構造は、挿入形の雄型電極の着脱
作業を容易にさせることから、接断時の着脱操作が容易
な挿入‐引き抜きという単純方式を採用すること、 4)この着脱作業を容易にさせるため、雌型コネクター
の構造体にプラスチック素材を使用して軽量化させるこ
と、 が好ましい。
【0008】
[作用]本発明によるコネクターの本体である雌型コネ
クター(以下、単に雌型とも称す)の作用機構につい
て、添付図1〜図5を参照し、且つ後述する実施例を参
照して具体的に説明する。本発明のケーブルコネクター
とは、既に詳述したような雄型の電極端子を雌型のコネ
クターに挿入させることによりコネクターを介した電気
的接続が成されるものである。そこで雄型の電極端子
(以下、単に雄型とも称す)とは、例えば圧、位置、歪
み、流量、湿度、温度、速度等を感知するセンサーから
得られる各種の感知情報を外部の測定機器に電気的に接
続させる電極端子であって、この雄型電極を本発明によ
る雌型コネクターに挿入させることによって感知情報を
電気的に接続させるものである。本発明において、雄型
を雌型に挿入させて使用されることから、雄型は高弾性
体で一本型の管状部材であることが好適である。この雄
型の先端部には、少なくとも2極以上の複数の電極端子
を設けており、これを本発明の本体である雌型に挿入さ
せて使用するものである。そこで以下実施例の具体例に
基づいて詳述すると、雌型コネクターには、図2のA、
B及びCに図示するようにプラスチックス製のコネクタ
ー本体片面の後筒部6aに対応電極端子を受容する本体
と一体に成形されている同質のプラスチックス製の係止
部位9a〜9dを設け、この係止部位にはT字型円筒中
空の対応電極端子8a〜8dがはめ込まれる。これらの
対応電極端子には、挿入口10からシールド形の可撓性
の延長ケーブル13を通し、該ケーブル内にはビニール
被覆の4本の単心導線が内在しそれぞれ対応電極端子
(図5のC図の8を参照)の頭にハンダ付けされている
(図2のBを参照)。次いで図2のAに示すコネクター
本体の片面を上記の片面上に被せて前筒部6aと後筒部
6bの数カ所を接着樹脂で点接着させたものが図2のC
に示すような細長の円筒体形の雌型コネクター本体であ
る。尚、コネクター本体が上記するように恰も蓋を重ね
合わせたような単純形式からなっていることによって、
図2のBに示すように対応電極端子8a〜8dの装着を
容易にしているし、また全く対称形の部材を蓋を重ねる
ように合わせ、この合わせ面の数カ所を接着樹脂で点接
着させて固定させていることから、万一使用中に起きる
不手際で極端子の半田等を断線させてとしても、再度両
部材を簡単に切り離して補修をすることも容易に出来る
ものである。
クター(以下、単に雌型とも称す)の作用機構につい
て、添付図1〜図5を参照し、且つ後述する実施例を参
照して具体的に説明する。本発明のケーブルコネクター
とは、既に詳述したような雄型の電極端子を雌型のコネ
クターに挿入させることによりコネクターを介した電気
的接続が成されるものである。そこで雄型の電極端子
(以下、単に雄型とも称す)とは、例えば圧、位置、歪
み、流量、湿度、温度、速度等を感知するセンサーから
得られる各種の感知情報を外部の測定機器に電気的に接
続させる電極端子であって、この雄型電極を本発明によ
る雌型コネクターに挿入させることによって感知情報を
電気的に接続させるものである。本発明において、雄型
を雌型に挿入させて使用されることから、雄型は高弾性
体で一本型の管状部材であることが好適である。この雄
型の先端部には、少なくとも2極以上の複数の電極端子
を設けており、これを本発明の本体である雌型に挿入さ
せて使用するものである。そこで以下実施例の具体例に
基づいて詳述すると、雌型コネクターには、図2のA、
B及びCに図示するようにプラスチックス製のコネクタ
ー本体片面の後筒部6aに対応電極端子を受容する本体
と一体に成形されている同質のプラスチックス製の係止
部位9a〜9dを設け、この係止部位にはT字型円筒中
空の対応電極端子8a〜8dがはめ込まれる。これらの
対応電極端子には、挿入口10からシールド形の可撓性
の延長ケーブル13を通し、該ケーブル内にはビニール
被覆の4本の単心導線が内在しそれぞれ対応電極端子
(図5のC図の8を参照)の頭にハンダ付けされている
(図2のBを参照)。次いで図2のAに示すコネクター
本体の片面を上記の片面上に被せて前筒部6aと後筒部
6bの数カ所を接着樹脂で点接着させたものが図2のC
に示すような細長の円筒体形の雌型コネクター本体であ
る。尚、コネクター本体が上記するように恰も蓋を重ね
合わせたような単純形式からなっていることによって、
図2のBに示すように対応電極端子8a〜8dの装着を
容易にしているし、また全く対称形の部材を蓋を重ねる
ように合わせ、この合わせ面の数カ所を接着樹脂で点接
着させて固定させていることから、万一使用中に起きる
不手際で極端子の半田等を断線させてとしても、再度両
部材を簡単に切り離して補修をすることも容易に出来る
ものである。
【0009】また上記コネクター本体の前筒部6aに
は、プラスチィクス製で頭部にネジ山を設けたボルト型
の中空のコネクターエレメント5が前筒部6aに密着す
るようにはめ込まれている(図1を参照)。次いで、コ
ネクター本体を図1に示すように、例えば肉厚が0.5
乃至1mm程度の軟質塩化ビニール製のチューブ12で
外装される。上記該エレメントの頭部の内腔に、先にコ
ネクター本体と同質で高絶縁性のプラスチィク製の逆T
字型の円筒中空係止具4を入れ、次いで高弾性体の金属
製の押込み式バネナット1を挿入する。またこのバネナ
ット1は上記係止具4で支えられており、本発明におい
ては、これらのバネナット及び係止具4の両者は、コネ
クターエレメント5から容易に脱着させられる状態に装
着されているものである(図1、図3のA、図4のAを
参照)。
は、プラスチィクス製で頭部にネジ山を設けたボルト型
の中空のコネクターエレメント5が前筒部6aに密着す
るようにはめ込まれている(図1を参照)。次いで、コ
ネクター本体を図1に示すように、例えば肉厚が0.5
乃至1mm程度の軟質塩化ビニール製のチューブ12で
外装される。上記該エレメントの頭部の内腔に、先にコ
ネクター本体と同質で高絶縁性のプラスチィク製の逆T
字型の円筒中空係止具4を入れ、次いで高弾性体の金属
製の押込み式バネナット1を挿入する。またこのバネナ
ット1は上記係止具4で支えられており、本発明におい
ては、これらのバネナット及び係止具4の両者は、コネ
クターエレメント5から容易に脱着させられる状態に装
着されているものである(図1、図3のA、図4のAを
参照)。
【0010】次いで、図1におけるナット3を多少緩め
た状態において、上記した雄型電極17を挿入口11か
ら挿入すると雄型の電極端子18がコネクター本体の後
筒部の対応電極端子8a〜8cに密着接触するように挿
入されるので(図5のB参照)、この時点で上記ナット
3を締めることにより挿入されたステンレス製管状ワイ
ヤーの雄型電極は程良くロックされる。またロック後は
ナット3を緩めない限り挿入された雄型電極のワイヤー
を引き抜くことはできない。
た状態において、上記した雄型電極17を挿入口11か
ら挿入すると雄型の電極端子18がコネクター本体の後
筒部の対応電極端子8a〜8cに密着接触するように挿
入されるので(図5のB参照)、この時点で上記ナット
3を締めることにより挿入されたステンレス製管状ワイ
ヤーの雄型電極は程良くロックされる。またロック後は
ナット3を緩めない限り挿入された雄型電極のワイヤー
を引き抜くことはできない。
【0011】本発明における上記するロック機構とは、
ナット3を締めることにより、図3のC図に示されてい
るナット3の内側のテーパ面16aと図4のA図に示さ
れている押し込み式バネナット1のテーパ面16bとが
密着して前者のテーパ面が後者のテーパ面を圧迫させ
る。これによってテーパー面16bの周縁には均等に内
方向に力がかかり、しかもバネナットの頭部には十字型
の切り込み開口部15を設けていることから、この頭部
は恰もバネ板のように内方向に撓んで狭められて、雄型
電極の管状ワイヤーを四方から挟んでロックさせるもの
である。従ってこのナット3を逆に緩めれば、上記した
テーパ面16a、16bの密着面が離れ、この開口部1
5は外方向に元のように口が開きロックが解かれるの
で、雄型電極17を本体雌コネクターから容易に引き抜
くことが出来るものである。
ナット3を締めることにより、図3のC図に示されてい
るナット3の内側のテーパ面16aと図4のA図に示さ
れている押し込み式バネナット1のテーパ面16bとが
密着して前者のテーパ面が後者のテーパ面を圧迫させ
る。これによってテーパー面16bの周縁には均等に内
方向に力がかかり、しかもバネナットの頭部には十字型
の切り込み開口部15を設けていることから、この頭部
は恰もバネ板のように内方向に撓んで狭められて、雄型
電極の管状ワイヤーを四方から挟んでロックさせるもの
である。従ってこのナット3を逆に緩めれば、上記した
テーパ面16a、16bの密着面が離れ、この開口部1
5は外方向に元のように口が開きロックが解かれるの
で、雄型電極17を本体雌コネクターから容易に引き抜
くことが出来るものである。
【0012】従って、上記する開口部はナット3の締め
‐緩めの作動によって、恰も4枚の弾性体金属のバネ板
が四方から内外方向に狭まったり、開いたり動作するこ
とから、本発明においては、このナットの開口部位をバ
ネ部2と称し、またこれによってこのナットをバネナッ
トと称する所以でもある。よってこれらのナット3とバ
ネナット1とを組合わせて成る極めて単純な動作機構
が、本発明による雄雌挿入型コネクターの着脱作業を容
易にさせているものであり、これは本発明の顕著な特徴
といえる。
‐緩めの作動によって、恰も4枚の弾性体金属のバネ板
が四方から内外方向に狭まったり、開いたり動作するこ
とから、本発明においては、このナットの開口部位をバ
ネ部2と称し、またこれによってこのナットをバネナッ
トと称する所以でもある。よってこれらのナット3とバ
ネナット1とを組合わせて成る極めて単純な動作機構
が、本発明による雄雌挿入型コネクターの着脱作業を容
易にさせているものであり、これは本発明の顕著な特徴
といえる。
【0013】また上記ナット3には取っ手14が設けら
れ、該ナットの開閉を著しく容易にさせている。
れ、該ナットの開閉を著しく容易にさせている。
【0014】このように本発明による雄雌挿入型コネク
ターが極めて着脱作業性に優れていることから、例え
ば、後述する実施例の使用例のような場合においては、
実際の使用時においては、心臓血管へのガイドワイヤー
型血圧電極の出し入れが頻繁になされるものであり又頻
繁に着脱操作を余儀なくされることから、上記するよう
な着脱作業性に優れたコネクターの有効性、作用効果は
著しく高いものといえる。
ターが極めて着脱作業性に優れていることから、例え
ば、後述する実施例の使用例のような場合においては、
実際の使用時においては、心臓血管へのガイドワイヤー
型血圧電極の出し入れが頻繁になされるものであり又頻
繁に着脱操作を余儀なくされることから、上記するよう
な着脱作業性に優れたコネクターの有効性、作用効果は
著しく高いものといえる。
【0015】以上から本発明による雌型コネクターに挿
入される、雄型電極の管径は特に限定されるものではな
いが、軽量、単純構造、取り扱い性からしてその径は1
mm以上であって、10mm以下、更には6mm以下で
あることが好ましいと奏される。
入される、雄型電極の管径は特に限定されるものではな
いが、軽量、単純構造、取り扱い性からしてその径は1
mm以上であって、10mm以下、更には6mm以下で
あることが好ましいと奏される。
【0016】[材質]本発明のコネクターを構成する部
材として、電極端子(金、銀、白金、銅及びこれらのメ
ッキ材)や、バネナット(弾性金属材)の金属素材以外
のコネクター本体、コネクターエレメント、ナット等の
構成部材には、プラスチック素材を適材適所に使用され
ることから、コネクター本体は著しく軽量化される。特
にマイクロワイヤーに係わる用途においては、コネクタ
ー本体は、比較的に小さな成形部材を組合わせて成り
(図1参照)、軽量であって、また内部に微細な電極、
微細な配線を内在させることから、素材の樹脂を選択す
るに際しては、特に電気的には高絶縁性、高誘電性で、
また加工性(成形性)に優れ、更にはネジ山を有するコ
ネクターエレメント5やナット3においては高い硬度を
有する樹脂を選択することが重要である。従って、本発
明において適宜に使用される樹脂としては、ポリアミ
ド、ポリアセタール、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリメタアクリレー
ト、熱可塑性ポリエステル、硬質ポリ塩化ビニール、軟
質ポリ塩化ビニール、またこれらの共重合体樹脂等の熱
可塑性プラスチック、不飽和ポリエステル、エポキシ樹
脂、アルキッド樹脂、またこれらの共重合体樹脂等の熱
硬化性プラスチックを挙げることができる。
材として、電極端子(金、銀、白金、銅及びこれらのメ
ッキ材)や、バネナット(弾性金属材)の金属素材以外
のコネクター本体、コネクターエレメント、ナット等の
構成部材には、プラスチック素材を適材適所に使用され
ることから、コネクター本体は著しく軽量化される。特
にマイクロワイヤーに係わる用途においては、コネクタ
ー本体は、比較的に小さな成形部材を組合わせて成り
(図1参照)、軽量であって、また内部に微細な電極、
微細な配線を内在させることから、素材の樹脂を選択す
るに際しては、特に電気的には高絶縁性、高誘電性で、
また加工性(成形性)に優れ、更にはネジ山を有するコ
ネクターエレメント5やナット3においては高い硬度を
有する樹脂を選択することが重要である。従って、本発
明において適宜に使用される樹脂としては、ポリアミ
ド、ポリアセタール、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリメタアクリレー
ト、熱可塑性ポリエステル、硬質ポリ塩化ビニール、軟
質ポリ塩化ビニール、またこれらの共重合体樹脂等の熱
可塑性プラスチック、不飽和ポリエステル、エポキシ樹
脂、アルキッド樹脂、またこれらの共重合体樹脂等の熱
硬化性プラスチックを挙げることができる。
【0017】[用途]以上から、本発明による雄雌挿入
型コネクターは、例えば各種の用途に利用されている一
本型の電極端子を可撓性ケーブルで中継又は延長接続さ
せるに好適に使用され、特に挿入される雄型電極の端子
数が、複数である用途において有効に使用されることか
ら、下記のような用途を挙げることができる。圧、位
置、歪み、流量、湿度、温度、速度等の測定は、各種の
センサーを用いて行われており、測定した感知情報を電
気信号として外部機器でモニター、或いは電送するに際
しては、通常はセンサーに接続された電極端子から得ら
れた電気信号をコネクターを介して分岐又は延長させて
利用される。
型コネクターは、例えば各種の用途に利用されている一
本型の電極端子を可撓性ケーブルで中継又は延長接続さ
せるに好適に使用され、特に挿入される雄型電極の端子
数が、複数である用途において有効に使用されることか
ら、下記のような用途を挙げることができる。圧、位
置、歪み、流量、湿度、温度、速度等の測定は、各種の
センサーを用いて行われており、測定した感知情報を電
気信号として外部機器でモニター、或いは電送するに際
しては、通常はセンサーに接続された電極端子から得ら
れた電気信号をコネクターを介して分岐又は延長させて
利用される。
【0018】このような測定においては、対標準回路や
各種の補償回路が組み込まれ、またブリッジ形継電器、
ブリッジ形水晶発振器、ブリッジ形整流器、ブリッジ形
抵抗器等を組んだり、更には入出力回路を必要とするこ
とから、これらを電気的に接続させるに際しては、必然
的にその電極端子は多極となるものである。そこで本発
明によるコネクターは、極数が2極以下であってもコネ
クターとして有効に使用されるが、本発明の目的でもあ
る多極端子をコネクトさせるにおいては、6極以上では
その配列を直列にすることにより、コネクター本体は直
線的に長くなり一本型の雄雌挿入型コネクターの利点が
損なわれる傾向から、本発明で好適に使用される電極の
端子数は2乃至6、更に好ましくは3乃至4である。
各種の補償回路が組み込まれ、またブリッジ形継電器、
ブリッジ形水晶発振器、ブリッジ形整流器、ブリッジ形
抵抗器等を組んだり、更には入出力回路を必要とするこ
とから、これらを電気的に接続させるに際しては、必然
的にその電極端子は多極となるものである。そこで本発
明によるコネクターは、極数が2極以下であってもコネ
クターとして有効に使用されるが、本発明の目的でもあ
る多極端子をコネクトさせるにおいては、6極以上では
その配列を直列にすることにより、コネクター本体は直
線的に長くなり一本型の雄雌挿入型コネクターの利点が
損なわれる傾向から、本発明で好適に使用される電極の
端子数は2乃至6、更に好ましくは3乃至4である。
【0019】本発明は以下の実施例で更に説明する。
【0020】[実施例]本実施例で雄型電極として、心
臓にカテーテルを挿入案内する外径が1.05mmで、
長さが200cmのステンレス製の管状のガイドワイヤ
ーを選んだ。その先端部の内腔には血圧測定用の半導体
型圧力センサが設けられ、ワイヤー内には該センサーに
接続されている電導性の微細配線を内在しているステン
レス製の管状形の雄型電極(図5の17)である。上記
する圧力センサーの端子に結線された樹脂で被覆された
電導性の微細配線(マイクロケーブル)は、使用時体外
部に露出している端部の図5の18に示すように3極の
外部電極端子に接続されている(上記半導体型センサー
には温度補償回路を有している)。
臓にカテーテルを挿入案内する外径が1.05mmで、
長さが200cmのステンレス製の管状のガイドワイヤ
ーを選んだ。その先端部の内腔には血圧測定用の半導体
型圧力センサが設けられ、ワイヤー内には該センサーに
接続されている電導性の微細配線を内在しているステン
レス製の管状形の雄型電極(図5の17)である。上記
する圧力センサーの端子に結線された樹脂で被覆された
電導性の微細配線(マイクロケーブル)は、使用時体外
部に露出している端部の図5の18に示すように3極の
外部電極端子に接続されている(上記半導体型センサー
には温度補償回路を有している)。
【0021】そこで本発明による雌型コネクターの挿入
口11からこの雄型電極を挿入させるとその先端が対応
電極端子の9dに達するので、雄型電極17の3個の電
極端子18は、雌型コネクターの対応電極端子8a〜8
dにそれぞれ密着接触される。次いでナット3の取っ手
14部を指で摘んでナットを締めることにより、上記雄
型電極は本発明による雌型コネクターを介して可撓性の
シールド型の延長ケーブルで圧測定モニターに接続され
る。上記する管状ガイドワイヤー(雄型電極)の心臓に
挿入される先端部に装着されている半導体型圧力センサ
ーは、シリコンダイヤフラム型圧力センサで、シリコン
の歪み抵抗と、シリコンダイヤフラムによって構成さ
れ、その測定原理を概略説明すれば、シリコンダイヤフ
ラムの上面(血流の受圧面)に圧縮応力が加わると、抵
抗素子の抵抗値が小さくなり、引っ張り応力は抵抗値を
増大させるので、圧力検出回路はこれらの素子とブリッ
ジ回路を組み、これによって抵抗変化を検出する。
口11からこの雄型電極を挿入させるとその先端が対応
電極端子の9dに達するので、雄型電極17の3個の電
極端子18は、雌型コネクターの対応電極端子8a〜8
dにそれぞれ密着接触される。次いでナット3の取っ手
14部を指で摘んでナットを締めることにより、上記雄
型電極は本発明による雌型コネクターを介して可撓性の
シールド型の延長ケーブルで圧測定モニターに接続され
る。上記する管状ガイドワイヤー(雄型電極)の心臓に
挿入される先端部に装着されている半導体型圧力センサ
ーは、シリコンダイヤフラム型圧力センサで、シリコン
の歪み抵抗と、シリコンダイヤフラムによって構成さ
れ、その測定原理を概略説明すれば、シリコンダイヤフ
ラムの上面(血流の受圧面)に圧縮応力が加わると、抵
抗素子の抵抗値が小さくなり、引っ張り応力は抵抗値を
増大させるので、圧力検出回路はこれらの素子とブリッ
ジ回路を組み、これによって抵抗変化を検出する。
【0022】より詳細には、センサーを固定する基盤上
のホイートストンブリッジを備えたピエゾ抵抗圧センサ
ーにより圧変化を電気抵抗に変換させる半導体センサー
により、計測した電気抵抗を増幅し、大気圧センサーに
よる大気下の電圧抵抗によって補正して電圧に変換する
ことにより、血圧の測定を行うものである。またこのセ
ンサーには温度補償回路を有し、即ちホイートストンブ
リッジに励磁電圧を供給すると、シリコンメンブレンが
受圧し、抵抗が変化し、温度のみにより変化を受ける抵
抗素子との抵抗差を電圧に変化し、圧換算するものであ
る。
のホイートストンブリッジを備えたピエゾ抵抗圧センサ
ーにより圧変化を電気抵抗に変換させる半導体センサー
により、計測した電気抵抗を増幅し、大気圧センサーに
よる大気下の電圧抵抗によって補正して電圧に変換する
ことにより、血圧の測定を行うものである。またこのセ
ンサーには温度補償回路を有し、即ちホイートストンブ
リッジに励磁電圧を供給すると、シリコンメンブレンが
受圧し、抵抗が変化し、温度のみにより変化を受ける抵
抗素子との抵抗差を電圧に変化し、圧換算するものであ
る。
【0023】(使用例1)上記したステンレス製の圧力
センサー付きガイドワイヤーは、実際には心臓内の血管
に挿入して生体内血管内の血圧を測定するものである
が、本実施例では、本発明のコネクターを介して雄型電
極から受けた信号が適正に接続伝達されるかどうか、ま
た本発明によるコネクターの着脱作業性を評価する目的
から、下記する(1)〜(4)のチェック項目を実施し
た。
センサー付きガイドワイヤーは、実際には心臓内の血管
に挿入して生体内血管内の血圧を測定するものである
が、本実施例では、本発明のコネクターを介して雄型電
極から受けた信号が適正に接続伝達されるかどうか、ま
た本発明によるコネクターの着脱作業性を評価する目的
から、下記する(1)〜(4)のチェック項目を実施し
た。
【0024】尚、半導体圧センサー付きガイドワイヤー
の性能チェックを下記の条件で実施した。 作動圧測定範囲 :ー25〜300mmHg 直線性(0〜200mmHg):±1%以下 周波数特性 :200Hz 時間ゼロ点変化 :5mmHg/h以下 温度ゼロ点変化 :0.2mmHg/℃ 時間感度変化 :3%/h以下 感度 :25μV/mmHg (1)JIST 1116の臨床用観血式血圧計の定格
出力電圧及び出力感度の項に準拠して、圧センサー付き
ガイドワヤー(本発明で使用される雄型電極)を上記す
る本発明による雌型コネクターを介して本体測定モニタ
ーに接続し、端子の出力電圧が定格内であることを確認
する。次いで、校正信号の適合性を確認し、圧センサー
付きガイドワイヤーにー25〜300mmHgの範囲の
負荷圧力にたいして、測定圧がそれぞれ負荷圧値の±1
%以内の表示精度であることを確認する。 (2)時間ゼロ点変化 次いで、出力端子の出力電圧の0ボルトを調整した後、
1時間経過後の出力電圧変化が、5mmHg/h未満で
あることを確認する。 (3)次いで同様にして、100mmHgに相当する出
力電圧変化が1時間後に3%/h未満であることを確認
する。以上から、本発明によるコネクターを介して上記
(1)〜(3)をチェックした結果、感知情報信号は電
気的に何ら欠損を生じさせることなく本発明によるコネ
クターを介して接続されることを確認された。 (4)また着脱作業性を評価するために、ナット3を緩
め、ガイドワイヤーの挿入‐引き抜きを繰り返し100
回行ったが、何れもスムーズにガイドワイヤーの出し入
れを行うことが出来た。またガイドワイヤー挿入後、ナ
ット3を軽く締めてワイヤーを引き抜こうとしたが極め
て安定にロックされることも確認された。またこの時点
でナット3を緩めると簡単にロックが解けてワイヤーを
コネクター本体から引き抜くかれる。以上から、本発明
のコネクターは、接続時の着脱作業が容易であり、しか
も安定した接続が成され、且つ多極端子を有する接続に
有用である一本型の雄雌挿入型コネクターであることも
良く理解された。また、構造、機構が単純で、しかも素
材がプラスチィク製であることから軽量で、コスト的に
も低廉である。
の性能チェックを下記の条件で実施した。 作動圧測定範囲 :ー25〜300mmHg 直線性(0〜200mmHg):±1%以下 周波数特性 :200Hz 時間ゼロ点変化 :5mmHg/h以下 温度ゼロ点変化 :0.2mmHg/℃ 時間感度変化 :3%/h以下 感度 :25μV/mmHg (1)JIST 1116の臨床用観血式血圧計の定格
出力電圧及び出力感度の項に準拠して、圧センサー付き
ガイドワヤー(本発明で使用される雄型電極)を上記す
る本発明による雌型コネクターを介して本体測定モニタ
ーに接続し、端子の出力電圧が定格内であることを確認
する。次いで、校正信号の適合性を確認し、圧センサー
付きガイドワイヤーにー25〜300mmHgの範囲の
負荷圧力にたいして、測定圧がそれぞれ負荷圧値の±1
%以内の表示精度であることを確認する。 (2)時間ゼロ点変化 次いで、出力端子の出力電圧の0ボルトを調整した後、
1時間経過後の出力電圧変化が、5mmHg/h未満で
あることを確認する。 (3)次いで同様にして、100mmHgに相当する出
力電圧変化が1時間後に3%/h未満であることを確認
する。以上から、本発明によるコネクターを介して上記
(1)〜(3)をチェックした結果、感知情報信号は電
気的に何ら欠損を生じさせることなく本発明によるコネ
クターを介して接続されることを確認された。 (4)また着脱作業性を評価するために、ナット3を緩
め、ガイドワイヤーの挿入‐引き抜きを繰り返し100
回行ったが、何れもスムーズにガイドワイヤーの出し入
れを行うことが出来た。またガイドワイヤー挿入後、ナ
ット3を軽く締めてワイヤーを引き抜こうとしたが極め
て安定にロックされることも確認された。またこの時点
でナット3を緩めると簡単にロックが解けてワイヤーを
コネクター本体から引き抜くかれる。以上から、本発明
のコネクターは、接続時の着脱作業が容易であり、しか
も安定した接続が成され、且つ多極端子を有する接続に
有用である一本型の雄雌挿入型コネクターであることも
良く理解された。また、構造、機構が単純で、しかも素
材がプラスチィク製であることから軽量で、コスト的に
も低廉である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、円筒体形のコネクター
本体は、その大部分の構成素材がポラスチィックである
ことから、極めて軽量であり、対応する一本型の雄型電
極の着脱作業が容易で、且つ挿入後手づかみでナットを
締め‐緩めする単純操作によって簡単に雄型電極の固
定、脱着ができる雄雌挿入型のケーブルコネクターを提
供することができた。また特に多極端子を有する接続を
一本型の雄雌挿入型コネクターとして効果的に使用さ
れ、しかも低廉なコストで提供されるものである。
本体は、その大部分の構成素材がポラスチィックである
ことから、極めて軽量であり、対応する一本型の雄型電
極の着脱作業が容易で、且つ挿入後手づかみでナットを
締め‐緩めする単純操作によって簡単に雄型電極の固
定、脱着ができる雄雌挿入型のケーブルコネクターを提
供することができた。また特に多極端子を有する接続を
一本型の雄雌挿入型コネクターとして効果的に使用さ
れ、しかも低廉なコストで提供されるものである。
【図1】本発明による雌型コネクターの構造全体を表す
断面図である。
断面図である。
【図2】A図、B図は2分されて成る本発明のコネクタ
本体の平面図を表し、C図は両者を重ね合わせた状態を
示す。
本体の平面図を表し、C図は両者を重ね合わせた状態を
示す。
【図3】A図は本発明のコネクタ本体前筒部にはめ込ま
れているボルト型中空コネクータエレメントとそれに対
応するナットを表し、B図、C図はこのナットのそれぞ
れ表面図、断面図である。
れているボルト型中空コネクータエレメントとそれに対
応するナットを表し、B図、C図はこのナットのそれぞ
れ表面図、断面図である。
【図4】A図はボルト型中空コネクターエレメントに挿
入され、頭部にバネ部として十字型に深く切り込まれた
開口部を有する押し込み式のバネナットの断面図を表
し、B図はそのバネナットの表面図である。
入され、頭部にバネ部として十字型に深く切り込まれた
開口部を有する押し込み式のバネナットの断面図を表
し、B図はそのバネナットの表面図である。
【図5】A図は本発明の実施例に使用された3個の電極
端子を有する心内血圧測定用の圧センサー付きステンレ
ス製管状ガイドワイヤの電極部を表し、B図は挿入密着
した対応電極端子との概念図であり、C図はその対応電
極端子の拡大斜視図である。
端子を有する心内血圧測定用の圧センサー付きステンレ
ス製管状ガイドワイヤの電極部を表し、B図は挿入密着
した対応電極端子との概念図であり、C図はその対応電
極端子の拡大斜視図である。
1 押込み式バネナット 2 バネ部 3 ナット 4 逆T字型の円筒中空係止具 5 ボルト型中空コネクターエレメント 6a、6b コネクター本体の前筒部及び後筒部 7 挿入孔 8a〜8d T字型の円筒中空の対応電極端子 9a〜9d 対応電極端子の受容部位 10 延長ケーブル挿入口 11 雄型電極の挿入口 12 コネクター本体を納める軟質樹脂外装 13 延長シールドケーブル 14 取っ手 15 切り込み開口部 16a、16b バネナット及びナットのテーパ部 17 雄型電極 18 電極端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 24/02 A61B 1/00 310
Claims (7)
- 【請求項1】 一本型の雄型電極を挿入するための挿入
孔を一方の端部に有し、該雄型電極との接触部位を内部
に有するほぼ円筒形状の雌型コネクターであって、 該雌型コネクターは、該円筒形状の軸方向に対称形に2
分される2つの半円筒部材からなり;該2つの半円筒部
材の少なくとも何れか一方の内面には、該円筒の軸に沿
って並べられた、複数のはめ込み式受容部位が設けられ
ており;該複数のはめ込み式受容部位には、軸方向断面
がT字型である中空円筒形の対応電極端子が雄型電極と
の接触部位としてそれぞれ嵌合されており、 該雄型電極を収容するための空間が、該挿入孔及び複数
の該対応電極端子の中空によって形成されていることを
特徴とする雌型コネクター。 - 【請求項2】 前記雌型コネクターの雄型電極を挿入す
る側の端部には、ボルト型中空コネクターエレメントを
装着しており、 該ボルト型中空コネクターエレメントの端部には、雄型
電極が貫通する十字形の開口を有するバネナット部と、
該バネナット部を包囲するナット部とが設けられてお
り、 該ナット部を該ボルト型中空コネクターエレメントに沿
って締めると、該ナット部の内面が該バネナット部の外
面を内方向に圧迫し、該バネナットの十字形の開口が、
四方から均等に狭められる、 ことを特徴とする請求項1に記載の雌型コネクター。 - 【請求項3】 一本型の雄型電極と、該雄型電極を挿入
するための挿入孔を一方の端部に有し、該雄型電極との
接触部位を内部に有するほぼ円筒形状の雌型コネクター
とから成る雄雌挿入型ケーブルコネクターにおいて、 該雌型コネクターは、該円筒形状の軸方向に対称形に2
分される2つの半円筒部材からなり;該2つの半円筒部
材の少なくとも何れか一方の内面には、該円筒の軸に沿
って並べられた、複数のはめ込み式受容部位が設けられ
ており;該複数のはめ込み式受容部位には、軸方向断面
がT字型である中空円筒形の対応電極端子が雄型電極と
の接触部位としてそれぞれ嵌合されており、 該雄型電極を収容するための空間が、該挿入孔及び複数
の該対応電極端子の中 空によって形成されており、 前記雌型コネクターの雄型電極を挿入する側の端部に
は、ボルト型中空コネクターエレメントを装着してお
り、 該ボルト型中空コネクターエレメントの端部には、雄型
電極が貫通する十字形の開口を有するバネナット部と、
該バネナット部を包囲するナット部とが設けられてお
り、 該ナット部を該ボルト型中空コネクターエレメントに沿
って締めると、該ナット部の内面が該バネナット部の外
面を内方向に圧迫し、該バネナットの十字形の開口を貫
通する一本型の雄型電極が、該開口により四方から均等
に挟まれロックされる、 ことを特徴とする雄雌挿入型ケーブルコネクター。 - 【請求項4】 上記雄型電極は一本型の高弾性体の管状
ワイヤーであって、その内腔に内在する複数の導線が、
該ワイヤー先端部の外周に等間隔に露見する複数の帯状
電極端子に接続され、該帯状電極端子が雄型電極におけ
る接触部位となることを特徴とする請求項3に記載する
雄雌挿入型ケーブルコネクター。 - 【請求項5】 上記雄型電極のワイヤー径が1乃至6m
mである請求項4に記載する雄雌挿入型ケーブルコネク
ター。 - 【請求項6】 上記雌型コネクターの対応電極端子数が
雄型電極の極数と少なくとも同数であることを特徴とす
る請求項3乃至5の何れかに記載する雄雌挿入型ケーブ
ルコネクター。 - 【請求項7】 前記ナット部の内面及び前記バネナット
部の外面には、コネクターの軸方向に対して傾斜したテ
ーパー面がそれぞれ形成されており、 該ナット部を締めることにより、該ナット部の内面のテ
ーパ面と該バネナット部の外面のテーパ面とが密着し
て、該ナット部の内面のテーパ面が該バネナット部の外
面のテーパ面を圧迫し、これによって、バネナット部の
テーパー面には均等に内方向に力がかかり、十字型の開
口部が内方向に狭められる、 ことを特徴とする請求項3に記載する雄雌挿入型ケーブ
ルコネクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09287411A JP3119838B2 (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | 雄雌挿入型ケーブルコネクター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09287411A JP3119838B2 (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | 雄雌挿入型ケーブルコネクター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11121107A JPH11121107A (ja) | 1999-04-30 |
JP3119838B2 true JP3119838B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=17716989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09287411A Expired - Fee Related JP3119838B2 (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | 雄雌挿入型ケーブルコネクター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3119838B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111384635A (zh) * | 2018-12-28 | 2020-07-07 | 江苏英曼电子工业有限公司 | 预理线紧固装置及采用该结构的电插塞连接器及其母座 |
-
1997
- 1997-10-20 JP JP09287411A patent/JP3119838B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11121107A (ja) | 1999-04-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |