JP3118829U - ダーツボードの装飾構造 - Google Patents

Abstract

【課題】ダーツボードの装飾構造を提供する。
【解決手段】ダーツボード１０の外周囲には少なくとも一つの装飾部材２０を有し、装飾部材２０は好みに応じて異なる形状に成型できる。多くのダーツボードの金型を製作する必要がなく、同一のダーツボード１０を使用して多くの種類のダーツボード１０を製作できる。装飾部材２０をダーツボード１０に固定した後、装飾部材２０の他端辺縁に接続機構を設置し、装飾扉３０を固定でき、ダーツボード１０を保護できるだけでなく、ダーツボード１０の価値および製品の競争力を高めることができる。
【選択図】 図２７

Description

本考案はダーツボードの装飾構造に関し、特に、ダーツボード本体の外周囲に固定でき、ダーツボードの外形に様々な変化を与えることができるダーツボードの装飾部材の構造に関する。

本考案の考案者は特許文献１、特許文献２、特許文献３および特許文献４などを案出しており、全て高い機能性、実用性を有し、構造が簡単且つ独特で、製造が容易にでき、創作性のある設計となっており、消費者に好評価を受けている。しかし、現在のダーツボードの構造には不足する部分がある。従来技術によるダーツボードの外形は全てサイズが大きく、金型に掛かるコストも非常に高かった。購買者の需要を満たすためには各種の異なる外形のダーツボードを常に開発する必要があるが、ダーツボードの金型に掛かるコストは業者にとって大きな負担となっており、一般に業者はダーツボードの金型に掛かるコストを節約するために、多くのデザインの金型を所有することはできなかった。しかしこのことはダーツボードの販売業績に悪い影響を与え、販売の機会を失っただけでなく、注文数も減少した。従来技術におけるこの欠点は現在のすべてのダーツボード業者にとって長きに渡って解決できなかった問題であった。そこで本考案の考案者は更なる研究、探究および弛まぬ改良を重ね、ついに本考案を案出した。
台湾専利第９０２００３６３号 台湾専利第９０２２４７１４号 台湾専利第９１２１１８７７号 台湾専利第９１２１２４１２号

本考案の目的は、同一のダーツボードに装飾部材を加えることによってダーツボードの外形を様々な異なる外形に変化させることができ、また、装飾部材の他端の辺縁に接続機構を設置して装飾扉を接続固定でき、装飾扉によってダーツボードは保護され、ダーツボードの価値および競争力を高めることができ、大きな市場を開拓できるだけでなく、生産コストを下げることができ、高い価値と高い競争力とを有する製品を製造できるダーツボードの装飾構造を提供することにある。

上記課題を解決するために、請求項１の考案は、ダーツボードの外周囲には少なくとも一つの装飾部材が設けられ、装飾部材には得点表示窓、ボタンおよびスピーカが設けられ、ダーツボードに各種の自動得点計算、様々なゲーム、音声および光の効果を与え、装飾部材の辺縁には突出部が設けられ、突出部がダーツボードの凹溝に挿入固定されてダーツボードの外形を様々な異なる外形に変化させ、取替えに便利で、コストを下げることを特徴とするダーツボードの装飾構造である。

請求項２の考案は、ダーツボードの外周囲には少なくとも一つの装飾部材が設けられ、装飾部材がダーツボードに掛合固定されてダーツボードの外形を様々な異なる外形に変化させ、取替えに便利で、コストを下げることを特徴とするダーツボードの装飾構造である。

請求項３の考案は、ダーツボードの外周囲には少なくとも一つの装飾部材が設けられ、装飾部材には少なくとも一つの蝶番が設けられ、蝶番の他端には装飾扉が螺合固定または固定されることを特徴とするダーツボードの装飾構造である。

請求項４の考案は、ダーツボードの外周囲には、少なくとも一つの装飾部材が設けられ、装飾部材の辺縁には突出部が設けられ、突出部がダーツボードの凹溝に挿入固定されてダーツボードの外形を様々な異なる外形に変化させ、取替えに便利で、コストを下げることを特徴とする請求項１、２または３記載のダーツボードの装飾構造である。

請求項５の考案は、ダーツボードの外周囲には、少なくとも一つの装飾部材が設けられ、装飾部材の辺縁には凹溝が設けられ、凹溝がダーツボードの突出部に挿入固定されてダーツボードの外形を様々な異なる外形に変化させ、取替えに便利で、コストを下げることを特徴とする請求項１、２または３記載のダーツボードの装飾構造である。

請求項６の考案は、ダーツボードの凹溝内には、少なくとも一つの固定柱が設けられ、固定柱は装飾部材の貫通孔に嵌入され、螺合、粘着または溶接の方式によってダーツボードと装飾部材とがお互いに固定されることを特徴とする請求項１、２または３記載のダーツボードの装飾構造である。

請求項７の考案は、装飾部材の凹溝内には、少なくとも一つの固定柱が設けられ、固定柱はダーツボードの突出部の貫通孔に嵌入され、螺合、粘着または溶接の方式によってダーツボードと装飾部材とがお互いに固定されることを特徴とする請求項１、２または３記載のダーツボードの装飾構造である。

請求項８の考案は、ダーツボードと装飾部材との接続において、螺合固定に使用されるねじはダーツボードの正面または背面から螺入して装飾部材と固定されることを特徴とする請求項１、２または３記載のダーツボードの装飾構造である。

請求項９の考案は、ダーツボードと装飾部材には、それぞれ凹溝が設けられ、固定板が直接両凹溝内に挿入され、螺合、粘着または溶接の方式によってダーツボードと装飾部材とがお互いに固定されることを特徴とする請求項１、２または３記載のダーツボードの装飾構造である。

請求項１０の考案は、ダーツボードおよび装飾部材の突出部は、直接一体成形する方式か、または組合せる方式によって設置されることを特徴とする請求項１、２または３記載のダーツボードの装飾構造である。

ダーツボードの外周囲には少なくとも一つの装飾部材が設けられ、装飾部材は好みに応じて異なる形状に成型できる。多くのダーツボードの金型を製作する必要がなく、同一のダーツボードを使用して多くの種類のダーツボードを製作できる。装飾部材をダーツボードに固定した後、装飾部材の他端辺縁に接続機構を設置し、装飾扉を固定でき、ダーツボードを保護できるだけでなく、ダーツボードの価値および製品の競争力を高めることができる。

本考案による五種類の特殊な構造を下記に示す。

図１はダーツボード１０を示す基本図である。

図２に示すように、ダーツボード１０の外周囲には少なくとも一つの装飾部材２０が設けられる。

図３に示すように、装飾部材２０の側辺には突出部２１が形成され、突出部２１には少なくとも一つの貫通孔２２１が設けられる。

図４に示すように、ダーツボード１０の側辺には凹溝１２が設けられ、凹溝１２の溝内には少なくとも一つの固定柱１３が設けられ、固定柱１３の中心にはねじ穴１１１が設けられる。

図５、６、７に示すように、ダーツボード１０の凹溝１２内には少なくとも一つの固定柱１３が設けられ、固定柱１３は装飾部材２０の突出部２１の貫通孔２２１に嵌入され、ねじ５０がダーツボード１０の固定柱１３のねじ穴１１１に螺入され、このとき、ねじ５０の頭部は装飾部材２０の突出部２１をダーツボード１０の固定柱１３の上端まで押し、ダーツボード１０と装飾部材２０とをしっかりと固定する。同様の原理で、本考案の装飾部材２０に凹溝を設け、凹溝内に少なくとも一つの固定柱を設けてダーツボード１０の突出部の貫通孔に嵌入し、お互いをさらに固定することもできる。

図８に示すように、ダーツボード１０の側縁には少なくとも一つの凹溝１２が設けられ、凹溝１２の適当な位置に少なくとも一つのねじ穴１１１が設けられる。

図９、１０に示すように、ダーツボード１０には少なくとも一つの凹溝１２が設けられ、凹溝１２には装飾部材２０の少なくとも一つの突出部２１が嵌入され、ねじ５０によってお互いが固定される。本実施形態の螺合固定構造は、ねじ５０をダーツボード１０の正面から螺入して装飾部材２０と螺合固定する構造となっている。同様の原理で、ねじ５０をダーツボード１０の背面から螺入して装飾部材２０と固定することもできる。

図１１に示すように、ダーツボード１０の側縁には少なくとも一つの突出部１１が設けられ、突出部１１の適当な位置には少なくとも一つのねじ穴１１１が設けられる。

図１２、１３に示すように、装飾部材２０には凹溝２２が設けられ、ダーツボード１０の突出部１１が挿入され、ねじ５０が先ず装飾部材２０のねじ穴２２２に螺入された後、次にダーツボード１０のねじ穴１１１に螺入され、ダーツボード１０と装飾部材２０とがお互いに固定される。

図１４、１５に示すように、固定板６０の一辺をダーツボード１０の凹溝１２に挿入し、固定板６０の他辺を装飾部材２０の凹溝２２に挿入し、ねじ５０をねじ穴１１１、２２２に螺入させることによってダーツボード１０と固定板と装飾部材２０とを固定し、ダーツボード１０と装飾部材２０とがさらにしっかりと固定される。また、ねじ５０はダーツボード１０の正面から螺入して装飾部材２０と螺合固定され、同様の原理で、ねじ５０をダーツボード１０の背面から螺入して装飾部材２０と固定することもできる。本考案の固定板６０の形状は必要に合わせて変化させることができる。

図１６、１７、１８に示すように、ダーツボード１０には少なくとも一つの突出部１１が設けられ、装飾部材２０の対応する凹溝２２内に挿入され、ねじ５０によって固定される。突出部１１は本考案の特殊な構造以外、必要に合わせて対応する凹溝２２と共に各種の変更を行なうことができる。

図１９、２０に示すように、ダーツボード１０には凹溝１２が設けられ、溝内にはねじ穴１１１が設けられ、ねじ穴１１１と装飾部材２０の突出部２１のねじ穴とを対応させた後、ねじ５０よって固定される。

図２１、２２に示すように、ダーツボード１０および装飾部材２０にはそれぞれ突出部１１、２１が設けられ、ダーツボード１０の突出部１１を装飾部材２０に挿入し、装飾部材２０の突出部２１をダーツボード１０に挿入する。上述の構造をお互いに対応させた後、それぞれ別々にねじ５０によって固定される。ねじ５０はダーツボード１０の背面から固定できる以外に、ダーツボード１０の正面から装飾部材２０の突出部２１を貫通させてお互いを固定することもできる。

図２３に示すように、ダーツボード１０および装飾部材２０にはそれぞれ凹溝が設けられ、固定板６０を直接両者の凹溝内に設置し、ねじ５０によって固定される。固定板６０の形状は必要に合わせて変化させることができる。

図２４に示すように、ダーツボード１０の側端には突出部１１が設けられ、装飾部材２０に嵌入させ、装飾部材２０のねじ穴２２２によって固定される。ダーツボード１０の底端内部には凹溝１２が設けられ、装飾部材２０の突出部２１を挿入して対応させ、ねじ５０によって固定される。ダーツボード１０と装飾部材２０との固定構造は本実施形態の特殊な構造以外に、必要に応じて変更させることができる。

図２５に示すように、装飾部材２０には得点表示窓２７、ボタン２６およびスピーカ２５を設けることができる。

図２６、２７に示すように、ダーツボード１０の側端の左右両側にはそれぞれ装飾部材２０が設けられ、装飾部材２０の他端には少なくとも一つの蝶番３１が設けられ、蝶番３１の他端には左右に各一つずつ装飾扉３０が設けられ、使用後に両装飾扉３０を閉め、ダーツボード１０を保護することができる。

以上のことから分かるように、本考案の構造は新規性および進歩性を有する。本考案はダーツボード１０と装飾部材２０とをお互いに固定することによって、大幅にコストを節約できるだけでなく、外形に関してもさらに多くの選択性や多様性を得ることができる。また、ダーツボード１０と装飾部材２０とをお互いに固定する突出部１１、２１や凹溝１２、２２の形状に制限はなく、必要に応じて形状や大きさを変更でき、生産工程をさらにスムーズに、簡単にでき、固定構造をさらに安定的に、簡単にできる。ダーツボード１０と装飾部材２０との接続方式は螺合固定以外に、掛合固定、粘着固定または溶接固定などの方式を採用できる。ダーツボード１０と装飾部材２０を螺合するときに使用されるねじ５０はダーツボード１０の正面から螺入して装飾部材２０と螺合固定され、同様の原理で、ねじ５０をダーツボード１０の背面から螺入して装飾部材２０と固定することもできる。ダーツボード１０と装飾部材２０の接続原理はダーツボード１０に応用できるだけでなく、各種のダーツボード１０に関連する製品に応用できる。

ダーツボードを示す正面図である。 ダーツボードに装飾部材を接続した状態を示す正面図である。 装飾部材を示す拡大図である。 ダーツボードの装飾部材との接続部分を示す拡大図である。 ダーツボードと装飾部材を接続する状態を示す側面図である。 ダーツボードと装飾部材を接続する状態を示す側面図である。 ダーツボードと装飾部材を接続する状態を示す側面図である。 ダーツボードの装飾部材との接続部分を示す拡大図である。 ダーツボードと装飾部材を接続する状態を示す側面図である。 ダーツボードと装飾部材を接続する状態を示す側面図である。 ダーツボードの装飾部材との接続部分を示す拡大図である。 ダーツボードと装飾部材を接続する状態を示す側面図である。 ダーツボードと装飾部材を接続する状態を示す側面図である。 ダーツボードと装飾部材を接続する状態を示す側面図である。 ダーツボードと装飾部材を接続する状態を示す側面図である。 ダーツボードの装飾部材との接続部分を示す拡大図である。 ダーツボードと装飾部材を接続する状態を示す側面図である。 ダーツボードと装飾部材を接続する状態を示す側面図である。 ダーツボードの装飾部材との接続部分を示す拡大図である。 ダーツボードと装飾部材を接続する状態を示す側面図である。 ダーツボードと装飾部材を接続する状態を示す側面図である。 ダーツボードと装飾部材を接続する状態を示す側面図である。 ダーツボードと装飾部材を接続する状態を示す側面図である。 ダーツボードに装飾部材を接続する状態を示す分解図である。 ダーツボードに装飾部材を接続した状態を示す正面図である。 ダーツボードに装飾部材を接続する状態を示す分解図である。 ダーツボードに装飾部材と装飾扉とを接続した状態を示す正面図である。

符号の説明

１０ ダーツボード
１１、２１ 突出部
１２、２２ 凹溝
１３ 固定柱
１１１、２２２ ねじ穴
２０ 装飾部材
２２１ 貫通孔
２５ スピーカ
２６ ボタン
２７ 得点表示窓
３０ 装飾扉
３１ 蝶番
５０ ねじ
６０ 固定板

Claims (10)

1. ダーツボードの外周囲には少なくとも一つの装飾部材が設けられ、前記装飾部材には得点表示窓、ボタンおよびスピーカが設けられ、ダーツボードに各種の自動得点計算、様々なゲーム、音声および光の効果を与え、
   前記装飾部材の辺縁には突出部が設けられ、前記突出部がダーツボードの凹溝に挿入固定されてダーツボードの外形を様々な異なる外形に変化させ、取替えに便利で、コストを下げることを特徴とするダーツボードの装飾構造。
2. ダーツボードの外周囲には少なくとも一つの装飾部材が設けられ、前記装飾部材がダーツボードに掛合固定されてダーツボードの外形を様々な異なる外形に変化させ、取替えに便利で、コストを下げることを特徴とするダーツボードの装飾構造。
3. ダーツボードの外周囲には少なくとも一つの装飾部材が設けられ、前記装飾部材には少なくとも一つの蝶番が設けられ、前記蝶番の他端には装飾扉が螺合固定または固定されることを特徴とするダーツボードの装飾構造。
4. 前記ダーツボードの外周囲には、少なくとも一つの装飾部材が設けられ、前記装飾部材の辺縁には突出部が設けられ、前記突出部がダーツボードの凹溝に挿入固定されてダーツボードの外形を様々な異なる外形に変化させ、取替えに便利で、コストを下げることを特徴とする請求項１、２または３記載のダーツボードの装飾構造。
5. 前記ダーツボードの外周囲には、少なくとも一つの装飾部材が設けられ、前記装飾部材の辺縁には凹溝が設けられ、前記凹溝がダーツボードの突出部に挿入固定されてダーツボードの外形を様々な異なる外形に変化させ、取替えに便利で、コストを下げることを特徴とする請求項１、２または３記載のダーツボードの装飾構造。
6. 前記ダーツボードの凹溝内には、少なくとも一つの固定柱が設けられ、前記固定柱は装飾部材の貫通孔に嵌入され、螺合、粘着または溶接の方式によってダーツボードと装飾部材とがお互いに固定されることを特徴とする請求項１、２または３記載のダーツボードの装飾構造。
7. 前記装飾部材の凹溝内には、少なくとも一つの固定柱が設けられ、前記固定柱はダーツボードの突出部の貫通孔に嵌入され、螺合、粘着または溶接の方式によってダーツボードと装飾部材とがお互いに固定されることを特徴とする請求項１、２または３記載のダーツボードの装飾構造。
8. 前記ダーツボードと装飾部材との接続において、螺合固定に使用されるねじはダーツボードの正面または背面から螺入して装飾部材と固定されることを特徴とする請求項１、２または３記載のダーツボードの装飾構造。
9. 前記ダーツボードと装飾部材には、それぞれ凹溝が設けられ、固定板が直接両凹溝内に挿入され、螺合、粘着または溶接の方式によってダーツボードと装飾部材とがお互いに固定されることを特徴とする請求項１、２または３記載のダーツボードの装飾構造。
10. 前記ダーツボードおよび装飾部材の突出部は、直接一体成形する方式か、または組合せる方式によって設置されることを特徴とする請求項１、２または３記載のダーツボードの装飾構造。
    

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