JP3116416U - ゴルフ自己管理用スコアカード - Google Patents

Abstract

【課題】ゴルフプレーヤー毎に抱える多種多様な課題を記録し、プレー終了後はプレーヤー個々の課題や結果を分析し自己のプレー内容を管理できる機能及び、プレーヤー毎の課題を随時読み返し、再確認することで、平静な精神状態を保持できる機能を持たせる。
【解決手段】ゴルフプレーヤー毎に抱える多種多様な課題を自由に記録できるスコアカードであると共に、ゴルフのプレー中に記入されたプレーヤー毎の課題やテーマを随時読み返し、再確認することで平静な精神状態を保持したままプレーに取り組める機能を持たせることにより、ゴルフの技量やスコアの向上を促す機能を持つ自己管理機能を備えていることを特徴とする。
【選択図】図１

Description

考案の技術分野

本考案は、競技者ごとに抱える課題に応じてゴルフのプレーに関する様々な情報を自由に記録することで自己のプレー内容を管理し、且つ、プレーをする上において重要な要件である一定のリズムを保持すること及び常に平静かつ冷静な精神状態でプレーに取り組むことを促すことで、ゴルフの技術及び向上に寄与するための自己管理用スコアカードに関する。

考案の技術背景

ゴルフは、古くから広く親しまれているスポーツであり、社交や娯楽としてゴルフを楽しむ者が多いが、その中にあっても、個人の技量を高め、より高いレベルを目指す者が少なくない。また老若男女を問わず多くのゴルフプレーヤー（以下プレーヤー）にとって、技術やスコアの向上は永遠のテーマのひとつである。

ゴルフの技術やスコアの向上においては、プレー中やプレー後に自らのプレー内容や状況等を冷静に省み、分析し、自己管理することが重要であることは広く認識されてきている。

しかしながら、大半のプレーヤーは、ゴルフ場に用意されたスコアカードを使用しており、それらのスコアカードは、自らのプレーの内容や状況等、自己のプレーを詳細に管理するための情報を記入するスペースを有していない。

このような中、自らのプレーの内容や状況、精神状態等を詳細に記録することでプレー中の平静な精神状態を保持すると共に、プレー終了後に分析するに十分な情報を記入できるスペースを持つスコアカードの出現が切望されている。

従来のスコアカードは、各ホール毎の打数やパット数だけを記入するものや、限られたスペースに使用したクラブやショットの正否等の限られた情報を記入できるだけのものであり、自己のプレー内容や状況、精神状態等を詳細に記録し、プレー終了後に分析するに十分な機能を有していない。

また、ゴルフにおいて改善すべき課題やテーマは、プレーヤーによって千差万別であり、既存のスコアカードでは、限られたスペースにスコアや使用クラブ、距離等の限られた情報を記す等の機能を有するに留まっており、個々の課題を解決するには不十分なものとなっている。

本考案が解決しようとする課題

スコアの向上を目指すプレーヤーが改善すべき悩みや課題は多種多様であり、技量向上に活用するために記録すべき内容もまた千差万別である。例えば、ショット時の地形（前下がり、左足上がり等）、ボールのライ（ボールがおかれた状況。フェウエイ上、ラフ、ヘビーラフ等）、風向き、残り距離、さらにショット毎のプレーヤーの精神状態等である。

しかしながら、現状では、従来のスコアカードにおいては、スコアや使用クラブ、ショットの正否等、ごく限られた情報しか記録できない。

さらにゴルフのスコア向上においては、プレー中できる限り平静な精神状態や一定のリズムを保持することが重要な要件のひとつであり、スコア向上を目指す多くのゴルファーの基本的課題となっている。

多くのプレーヤーは、プレー中の自らのミスショットによって平静な精神状態を失い、その日のプレーに先立ち自ら決めたプレーに関する注意点や課題等を忘れてしまいがちであり、その結果、過去の同じ過ちを繰り返し、スコアを崩してしまうことが多くのプレーヤーの共通の課題のひとつとなっている。

課題を解決する手段

本考案の自己管理用スコアカードは、一ホール毎にショット時の地形（前下がり、左足上がり等）、ボールのライ（ボールがおかれた状況。フェウエイ、ラフ、ディボッド、等）、風向き、残り距離、さらにショット毎のプレーヤーの精神状態、使用クラブ、ショットの正否・距離等を、プレーヤーが個々の課題や悩みに応じて自由に記入し、記録することによって、プレー終了後、プレーヤー個々の課題を記録し自己のプレーを管理することができる。

本考案に係る自己管理用スコアカードについて図１を参照しながら説明する。本考案の自己管理用スコアカード中面（図１）は縦の１行に１〜１８番のホール番号１を記し、横の１列に各ホールの距離２、パー３、スコア４、パット数５及びプレーヤー毎の課題記入欄６として、ショット時の地形（前下がり、左足上がり等）、ボールのライ（ボールがおかれた状況。フェウエイ、ラフ、ディボット、等）、風向き、残り距離、さらにショット毎のプレーヤーの精神状態、使用クラブ、ショットの正否・距離等、ショット毎にプレーヤー毎の課題に応じて必要な情報を自由に記入するための３つ以上に仕切られた記入欄を５つ及び、備考欄７を１つ有している。

また、本考案のスコアカード外面（図２）には、その日のプレー時の注意点や目標等、プレーヤー毎の課題やテーマを記す欄９を３つとプレー終了後、それらを評価する欄１０を３つ有している。

本考察の効果

本考案に係る自己管理用スコアカードに記された記録を分析し、個々の問題点をより極め細かに認識し自己管理することで、プレーヤー毎に抱える各々の課題に関するより的確な問題解決法を導き出すことができ、技量やスコアの向上が図られる。

また、プレーが終了したホールの記録を再確認しながらプレーをすることにより、記録された状況や結果を省みることによって次のショットに活かすことができる。

さらに、プレーヤーはプレー中に、本カード外面にプレーヤー自身が記したその日のプレー時の注意点や目標等、プレーヤー毎の課題を随時読み返し、再確認することで、平静な精神状態を保持し、より良きショットやスコアに結び付けることができる。

ゴルフをプレーする者の楽しみ方や取り組み方は千差万別であり、スコア結果を重視する競技指向型ゴルファーから仲間との娯楽として楽しむゴルファーまで、個々のゴルファーが抱える悩みも多種多様である一方で、ゴルフの技量レベルに関わらず、プレー中に平静な精神状態を保持することがより良いショットやスコアに結びついていくことは周知の事実でありまた、多くのプレーヤーが抱える共通の課題でもある。

上記の課題を解決するために、本考案のカードを使用し、ショット毎に、個々の課題に応じた記録を記す行為を行なうことで、プレーヤーは一定のリズムを持ってショットに挑むことができる。

本考案のカードは、多様なプレーヤーのさまざまな課題に応じた多様な問題解決の方策を導き出すものであると同時に多くのプレーヤーが抱える共通の課題の解決を促すものである。

本考案のカードは、横列のショット欄６毎に大きさが異なる４つのスペースに色分けされているので、一層見やすい。（図１）

本考案は、上記のような条件を満たしていればこの様に限定されるものでなく、たとえば各項目が色分けされず線だけで分割されていてもよい。また複数のスペースの大きさが均等であってもよく、縦１列のホール番号１は、アウト、イン各々のスタートホールによってプレーヤーが任意で記入できるよう空欄であってもよい。

本考案のカードは、長手方向の真ん中の折れ線８で二つ折りにして、ゴルフ場で供される既存の一般的なスコアカードと同程度のサイズ（１３ｃｍ×１７ｃｍ程度に）で、このサイズであれば、通常のスコアカードホルダー（ロッカー鍵付き）に丁度納まるサイズである。

本考案の要部を示すスコアカード中面の図である。 本考案の要部を示すスコアカード外面の図である。

符号の説明

１ １〜１８番のホール番号
２ 各ホールの距離記入欄
３ パー記入欄
４ スコア記入欄
５ パット数記入欄
６ プレーヤー毎の課題記入欄
７ 備考欄
８ 折れ線
９ プレーヤー毎の課題やテーマを記す欄
１０ プレーヤー毎の課題やテーマの正否を評価する欄

Claims (1)

1. ゴルフのプレーにおいて使用されるスコアカードにおいて、下記のように競技者毎の課題を管理し解消するために有効な情報記入欄によって構成されてなることを特徴とするゴルフプレーにおける自己管理用スコアカード；
   （１）スコアカード中面は縦の１行に１〜１８番のホール番号を記し、（２）横の１列に各ホールの距離、スコア、パット数を記入する欄が設けられるとともに、（３）プレーヤー毎の課題記入欄として、ショット時の地形（前下がり、左足上がり等）、ボールのライ（ボールがおかれた状況。フェウエイ上、ラフ、ヘビーラフ等）、風向き、残り距離、さらにはショット毎のプレーヤーの精神状態や使用クラブ、ショットの正否・距離等、ショット毎にプレーヤー毎の課題に応じて必要な情報を自由に記入できる複数に仕切られた記入欄５つ及び備考欄１を有し（４）さらにスコアカード外面には、その日のプレー時の注意点や目標等、プレーヤー毎の課題やテーマを記す欄３つと課題、テーマの正否を記す欄３つを有している。

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