JP3114930U - Explosion-proof dangerous goods storage - Google Patents
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Abstract
【課題】 庫内の収容物が燃焼又は爆発した場合に、燃焼圧や爆圧を上方向に容易に逃がすことができ、横方向への被害の拡大を未然に防止することができる防爆型危険物収納庫を提供する。
【解決手段】 相対する位置に立設された4面の壁部3、4、5、6と、壁部の何れか1つに回動自在に取り付けられた第1の屋根板7と、第1の屋根板が取り付けられた壁部に対面する壁部に回動自在に取り付けられた第2の屋根板8と、からなり、前記第1の屋根板の折り曲げ部25に、第2の屋根板の開放端縁部26を係止させた。そして、屋根板の開閉に連動して、近傍に設けられた消火器の操作部を操作する吊下部材11を設けた。吊下部材が上昇することによって、消火器の操作部を上方向に変位させ、消火器を作動させる。
【選択図】 図1
PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an explosion-proof danger capable of easily releasing the combustion pressure or explosion pressure upward when the contents in the warehouse are burned or exploding and preventing the spread of damage in the lateral direction. Provide goods storage.
SOLUTION: Four wall portions 3, 4, 5, 6 standing at opposing positions, a first roof plate 7 rotatably attached to any one of the wall portions, And a second roof plate 8 rotatably attached to a wall portion facing the wall portion to which the first roof plate is attached, and the second roof is provided at the bent portion 25 of the first roof plate. The open edge 26 of the plate was locked. And the suspension member 11 which operates the operation part of the fire extinguisher provided in the vicinity in conjunction with opening and closing of the roof board was provided. By raising the suspension member, the operation part of the fire extinguisher is displaced upward, and the fire extinguisher is operated.
[Selection] Figure 1
Description
本考案は、有機溶剤容器やガスボンベ等、爆発の危険性を有する容器等を収納する屋外設置型の収納庫に関し、特に、爆発による横方向へ被害の拡大を最小限に防止することができる防爆型危険物収容庫に関する。 The present invention relates to an outdoor-type storage for storing containers with an explosion risk, such as organic solvent containers and gas cylinders, and in particular, explosion-proof capable of minimizing the spread of damage in the lateral direction due to an explosion. Concerning type dangerous goods storage.
爆発の危険性を有する危険物を収納する収納庫における防爆仕様については、庫内の温度上昇を防止することで気化を防止し、もって爆発を未然に防止するものと、万一爆発した場合に備え、横方向への被害の拡大を防止するものとがある。 Regarding explosion-proof specifications for storages that store dangerous materials with the risk of explosion, it prevents vaporization by preventing temperature rise in the storage, and prevents explosions in the event of an explosion. To prevent the spread of damage in the lateral direction.
後者の例としては、例えば、特許文献1に示すように、万一爆発したときに屋根板が爆風で容易に吹っ飛ぶように設計されたガスボンベ収納庫がある。このガスボンベ収納庫は、相対する位置に立設された4枚の壁板(前板、後板、一対の側板)と、屋根板とからなり、屋根板よりも外側に突出する突出片を有する天板を、屋根板と壁板を覆うように固定したものであり、前後方向に凸部と凹部が延びる波状の屋根板を使用することにより屋根板の強度を確保している。また、天板を収納庫に隣接する建物の外壁に固定したガスボンベ収納庫、切妻型の屋根にし、第1の屋根板と第2の屋根板の頂部に間隙を設け、その間隙を覆うように天板を固定したガスボンベ収納庫も開示されている。
しかしながら、特許文献1のガスボンベ収納庫では、庫内の収容物が爆発した際は、屋根板等が破砕して破片が吹き飛び、その破片によって怪我をする危険性がある。また、屋根板と壁板、又は屋根板同士が天板によって固定されているので、爆発の際に爆圧を上方向に逃がすことができず、横方向に被害が及ぶ危険性がある。そのため、側壁の構造を堅牢にする必要が生ずる。また、屋根板や壁板が吹っ飛んで破損するので、一回の爆発によって使用が不可能になる。
However, in the gas cylinder storage of
そこで、本考案は、庫内の収容物が燃焼又は爆発した場合に、燃焼圧や爆圧を上方向に容易に逃がすことができ、横方向への被害の拡大を未然に防止することができる防爆型危険物収納庫の提供を目的とする。 Therefore, the present invention can easily release the combustion pressure and explosion pressure upward when the contents in the warehouse are burned or exploded, and can prevent the spread of damage in the lateral direction. The purpose is to provide an explosion-proof dangerous goods storage.
上記課題を解決するために、相対する位置に立設された4面の壁部と、該壁部の何れか1つに回動自在に取り付けられた第1の屋根板と、該第1の屋根板が取り付けられた壁部に対面する壁部に回動自在に取り付けられた第2の屋根板と、からなり、前記第1の屋根板の開放端縁部に、前記第2の屋根板の開放端縁部を係止させて防爆型危険物収納庫を構成した。 In order to solve the above-described problem, four wall portions erected at opposite positions, a first roof plate rotatably attached to any one of the wall portions, and the first A second roof plate rotatably attached to a wall portion facing the wall portion to which the roof plate is attached, and the second roof plate at an open end edge of the first roof plate. The open end edge of the explosion-proof type hazardous material storage was constructed.
また、前記第1又は第2の屋根板のいずれか一方又は双方に、屋根板の開閉に連動して、屋根板の近傍に設けられた消火器の操作部を操作する消火器操作手段を設けてもよい。
また、前記消火器が、操作部を上方向に変位させることによって消火剤を噴出させる構成である場合において、前記消火器操作手段を、前記第1の屋根板の開放端縁部から吊り下げられ、前記消火器の操作部を下から受ける受け部を有する吊下部材として構成してもよい。
In addition, one or both of the first and second roof boards are provided with a fire extinguisher operation means for operating an operation part of a fire extinguisher provided in the vicinity of the roof board in conjunction with opening and closing of the roof board. May be.
Further, in the case where the fire extinguisher is configured to eject a fire extinguishing agent by displacing the operation portion upward, the fire extinguisher operation means can be suspended from the open edge of the first roof plate. The suspension member may have a receiving portion that receives the operation portion of the fire extinguisher from below.
またさらに、前記消火器が、操作部を下方向に変位させることによって消火剤を噴出させる構成である場合において、前記消化器操作手段を、前記第1の屋根板の開放端縁部から吊り下げられた吊下部材と、該吊下部材が係止される係止部と回転したときに前記消化器の操作部を押圧することとなる凸部とを有するカム部材と、を含んで構成してもよい。 Still further, in the case where the fire extinguisher is configured to eject a fire extinguishing agent by displacing the operating portion downward, the digester operating means is suspended from the open end edge of the first roof plate. And a cam member having a locking part that locks the hanging member and a convex part that presses the operation part of the digestive organ when rotated. May be.
請求項1に係る考案によれば、壁部に回動自在に取り付けられた第1の屋根板と、第1の屋根板が取り付けられた壁部に対面する壁部に回動自在に取り付けられた第2の屋根板とによって、開閉自在な屋根を構成したので、庫内の収容物が万一燃焼又は爆発した場合に、燃焼圧又は爆圧で容易に屋根が開き、容易に燃焼圧又は爆圧を上方向に逃がすことができ、横方向への被害の発生を未然に防止できる。また、屋根が開閉するので、爆発によって屋根板等が破砕することがなく、吹き飛んだ破片による怪我を防止できる。また、破砕を防止するために屋根板や壁部の構造を堅牢にする必要がないので、製造コストを低減できる。さらに、庫内の爆発によって屋根板等が破損することがないので、長期間使用することができる。 According to the device of the first aspect, the first roof plate rotatably attached to the wall portion and the wall portion facing the wall portion to which the first roof plate is attached are rotatably attached. Since the openable and closable roof is constituted by the second roof plate, in the unlikely event that the contents in the warehouse burn or explode, the roof easily opens by the combustion pressure or explosion pressure, and the combustion pressure or Explosive pressure can be released upward, and lateral damage can be prevented. Further, since the roof opens and closes, the roof plate or the like is not crushed by the explosion, and it is possible to prevent injuries caused by blown fragments. Moreover, since it is not necessary to make the structure of a roof board and a wall part robust in order to prevent crushing, manufacturing cost can be reduced. Furthermore, since the roof board and the like are not damaged by the explosion in the warehouse, it can be used for a long time.
請求項2に係る防爆型危険物収納庫によれば、第1又は第2の屋根板の何れか一方又は双方に、屋根板の開閉に連動して屋根板の近傍に設けられた消火器の操作部を操作する消火器操作手段を設けたので、開く屋根板と連動して、消火器を作動させることができる。これによって、発火と同時に消火剤を噴出させることができる。
According to the explosion-proof hazardous material storage according to
請求項3に係る防爆型危険物収納庫によれば、第1の屋根板の開放端縁部に吊り下げられ、消火器の操作部を下から受ける受け部を有する吊下部材によって消火器操作手段を構成したので、庫内の燃焼圧又は爆圧によって屋根板が上方向に開くことによって吊下部材が上昇し、吊下部材の受け部によって、消化器の操作部を上方向に変位させることができる。これによって、簡易な装置によって、操作部を上方向に変位させることによって消火剤が噴出される構成の消火器を作動させることができる。
According to the explosion-proof hazardous material storage according to
請求項4に係る防爆型危険物収納庫によれば、第1の屋根板の開放端縁部から吊り下げられた吊下部材と、吊下部材が係止される係止部と前記消化器の操作部を押圧する凸部とを有するカム部材とによって消化器操作手段を構成したので、庫内の燃焼圧又は爆圧によって屋根板が上方向に開くことによって、吊下部材が上昇し、カム部材が回転して、その凸部によって消火器の操作部を押圧する。これによって、簡易な装置によって、操作部を下方向に変位させることによって消火剤が噴出される構成の消火器を作動させることができる。
According to the explosion-proof hazardous material storage according to
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本考案の第1実施形態に係る防爆型危険物収納庫1を示す斜視図である。この防爆型危険物収納庫1は、ガソリンやシンナーなどの有機溶剤の容器やガスボンベ等、爆発の危険性を有するものを収納する屋外設置型の収納庫であり、底部2に4つの壁部3、4、5、6を設けた本体部と、2枚の屋根板7、8と、からなり、1つの壁部5に消火器9を設置する消火器設置棚10を設け、1つの屋根板7に消火器操作手段としての吊下部材11を取り付けたものである。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view showing an explosion-proof
防爆型危険物収納庫1の本体部は、平面視で四角形状の底部2の四隅に、図2(a)に示すように支柱12を設け、その支柱12の回りに壁板を設けたものである。
底板2の下方の四隅には、防爆型危険物収納庫1を設置面16に据え付けるための土台13が設けられている。土台13のフランジ14には、ボルト孔が開設されており、そのボルト孔にアンカーボルト15を挿通することで、設置面16に防爆型危険物収納庫1を固定できるようになっている。なお、軟らかい地盤に固定する場合は、図2(b)に示すように、ボルト孔を設けた幅広の敷板17を介して、設置面16に据え付ければよい。この幅広の敷板17は、長大な釘18によって設置面16に固定するようになっている。
As shown in FIG. 2A, the main body of the explosion-proof
At the lower four corners of the
支柱12の回りに設けられた壁部3、4、5、6は、薄い鋼板からなる板部材であり、物品を搬出入するための扉19を設けた前壁部3と、その相対する位置に配設された後壁部4と、一対の側壁部5、6とからなる。これらの壁部は、ネジ等の周知の締結手段によって、支柱12に固定されている。
側壁部5、6の下部には、外気を還流させて庫内の温度上昇を防ぐために、換気孔20が設けられている。また、何れか一方の側壁部5の内壁には、消火器9を設置するための消火器設置棚10が設けられている。この消火器設置棚10に設置される消火器9は、下側の操作レバー21を上方向に引き上げることによって消火剤が噴出される構造のものであり、消火器設置棚10の位置や大きさは、市販の消火器9に合わせて設計されている。消火器設置棚10の上方には、消火器9を固定するための固定ベルト22が取り付けられている。
The
防爆型危険物収納庫1の本体部の上方には、妻面を前側及び後側に向けた状態の切妻型の屋根板7、8が設けられている。詳しくは、図3に示すように、後壁部4の上端に、第1の屋根板7が回動支軸23を介して軸着され、前壁部3の上端に、第2の屋根板8が回動支軸24を介して軸着されている。それぞれの屋根板7、8の開放端縁部は、内側に向けて折り曲げられており、図1に示すように、第1の屋根板の折り曲げ部25の上面に、第2の屋根板の折り曲げ部26が係止されるように、それぞれの開放端縁部を重ね合わせている。
Above the main body of the explosion-proof
このような構成によって、防爆型危険物収納庫1の内部に収容された有機溶剤の容器やガスボンベが燃焼又は爆発した際に、その燃焼圧又は爆圧によって、屋根板7、8が容易に開閉される。このため、屋根板7、8の材質としては、軽量で剛性を有し、尚且つ耐火性を有する金属製の薄い板材が適し、特に波形板が好ましい。
With such a configuration, when the organic solvent container or gas cylinder accommodated in the explosion-proof
第1の屋根板7の折り曲げ部25の下面側には、図3に示すように、透孔27を有する取付部28が設けられており、その透孔27に、消火器操作手段としての吊下部材11が吊り下げられている。
この吊下部材11は、紐や鎖29の上端に、前記取付部28の透孔27に係止させるための係止部30を設け、下端にリング31を設けたものである。このリング31は、消火器10の上側及び下側の操作レバーを挿通させるのに十分な大きさであり、リング31の下側の上面部31aにおいて、下側の操作レバー21を下から受けている。
As shown in FIG. 3, an
This
上記構成の防爆型危険物収納庫1の作用を説明する。
図1に示すように、市販の消火器9を側壁部5に設けたられた消火器設置棚10に配置し、固定ベルト22で固定する。そして、消火器9の操作レバー21を吊下部材11のリング31の中に挿通させる。この際、図3に示すように、吊下部材11のリング31の下側の上面部31aが、消火器10の下側の操作レバー21に接近し、この操作レバー21を下から受けることができるように、鎖や紐29の長さが予め調節されている。
The operation of the explosion-proof
As shown in FIG. 1, a commercially
防爆型危険物収納庫1の内部で軽度の爆発が起こった場合、図4に示すように、その燃焼圧又は爆圧によって、第2の屋根板8が開放される。これによって、圧力を上方向に逃がすことができ、横方向に被害が及ぶのを未然に防止できる。
また、防爆型危険物収納庫1の内部で大規模な爆発が起こった場合は、図5に示すように、その爆圧によって、第2の屋根板8と第1の屋根板7が開放される。第1の屋根板7が開放されることによって、図6に示すように、その開放端部の折り曲げ部25に設けられた吊下部材11が図中A方向に上昇し、吊下部材11の下端部のリング31に挿通されている操作レバー21が上方向に引き上げられ、消火器9のノズル9aから消火剤が噴出する。これによって、火災の発生を未然に防止することができる。
When a slight explosion occurs inside the explosion-proof
Further, when a large-scale explosion occurs inside the explosion-proof
このように、屋根板7、8を回動自在に壁部3、4に取り付けたことによって、屋根板7、8の開閉により庫内の圧力を容易に上方に逃がすことができるようになるので、屋根板7、8や壁板3、4、5、6が吹き飛んだり、破砕したりする虞がなくなる。これによって、吹き飛んだ破片による怪我を防止できる。また、破砕を防止するために屋根板7、8や壁部3、4、5、6の構造を堅牢にする必要がないので、製造コストを低減できる。また、庫内の爆発によって防爆型危険物収納庫1が破損することがないので、爆発の度に防爆型危険物収納庫1を買い換える必要がない。さらに、吊下部材11によって、防爆型危険物収納庫の庫内に設置された消火器を操作するので、火災の発生を未然に防止することができる。
In this way, by attaching the
なお、吊下部材11は、消火器10の操作レバー21を上側に変位できるような受け部30aを有する構成であればよく、必ずしも下端部にリングを設けた構造である必要はない。
また、防爆型危険物収納庫1を小型化したい場合は、壁部3、4、5、6に扉を設けず、第2の屋根板8(吊下部材11が設けられない側の屋根板)を開閉して、物の出し入れや庫内整理をするようにすればよい。
また、爆発の初期状態において消火器を作動させたい場合は、第2の屋根板8に消火器操作手段としての吊下部材11を取り付けてもよい。
Note that the
Further, when it is desired to downsize the explosion-proof
Further, when it is desired to operate the fire extinguisher in the initial state of the explosion, a
図7は、本考案の第2実施形態に係る防爆型危険物収納庫1’を示す部分斜視図である。この防爆型危険物収納庫1’は、操作部21’を下方向に変位させることによって消火剤を噴出させる構成の消火器9’を使用している点、消火器9’を防爆型危険物収納庫1’の外部に設置し、側壁部5’に設けられた孔50に貫入されたダクト51を介して消火剤を庫内に噴出させている点、消火器操作手段52の構成において、第1実施形態の防爆型危険物収納庫と相違する。
FIG. 7 is a partial perspective view showing an explosion-proof
すなわち、消火器9’は、上側の操作レバー21’を下方に変位させることによって、ダクト51を介して消火剤を噴出させる構成である。この消火器9’は、防爆型危険物収納庫1’の側壁部5’の外壁に取り付けられた消火器設置棚10’に載置されており、固定ベルト22’によって胴部が固定されている。
That is, the
第1の屋根板7’は、側壁部5’より若干外側に張り出した状態で、後壁部の上端部4’において蝶番結合されている。この第1の屋根板7’の折り曲げ部の張り出し部分53に設けられた取付部材54を介して、消化器操作手段52が配設される。
消火器操作手段52は、第1の屋根板7の張り出し部分53から吊り下げられた吊下部材11’と、側壁部5’から横方向に突設されたカム軸55に回転自在に軸止されたカム部材56とからなる。
The
The fire extinguisher operating means 52 is rotatably supported by a
吊下部材11’は、下端部に縦長のリング31’を設けた鎖29’である。このリング31’は、下側の受け部31a’において、後述するカム部材56の溝部57に係止している。
カム部材56は、正三角形状の厚板の中心に設けられた軸穴に、防爆型危険物収納庫1’の側壁部5’に設けられたカム軸55を挿通させたものであり、1つの角部には、図8に示すように、中心部に向かって掘り下げられた溝部57が設けられている。この溝部57を有する角部が下側に位置するように、正三角形の底辺59を水平方向に位置させた状態にカム部材56を位置させることによって、この溝部57によって吊下部材11’が係止される係止部が構成される。カム部材56の下側に位置する他の角部58は、カム部材56が回転したときに消化器9’の操作レバー21’を押圧することとなる凸部となるものである。
The suspension member 11 'is a chain 29' provided with a vertically long ring 31 'at the lower end. The
The
カム部材56は、常時、カム部材56の溝部57を消火器9’の操作レバー21’の支点側に位置させて、底辺部59が操作レバー21’と平行になるようにして、操作レバー21’に近接させた位置に配置されている。
爆発の際、第1の屋根板7’が開放され、屋根板の開放端縁部の張り出し部53に設けられた吊下部材11’が上昇することによって、溝部57において吊下部材11’のリング31’を係止させていたカム部材56が、図中B方向に回転する。これによって、図9に示すように、消火器9’の操作レバー21’の作用点側に位置していた角部58が、操作レバー21’の上を摺動しながら押圧する。これによって、消火器9’が作動し、ダクト51を介して消火剤が噴出される。
The
During the explosion, the
上記形状のカム部材56は、操作レバー21’を一度押すことによって消火剤が連続噴出する構造の消火器9’に適するものであるが、操作レバー21’の押圧を解除することによって、消火剤の噴出が停止する構造の消火器の場合は、図10に示すように、細長い、例えば直角三角形状のカム部材56’を用いればよい。
最も尖った角部に溝部57’を形成し、その溝部57’に吊下部材11’の下端部を係止させることによって、その溝部57’の反対側の角部58’が、カム部材56’が回転した際に、消火器9’の操作レバーを押圧する。
The
A
この構造のカム部材56’を用いることによって、防爆型危険物収納庫1’の内部で爆発が起こった場合は、図11(a)に示すように、その爆圧によって第1の屋根板7’が開放し、張り出し部25’に設けられた吊下部材11’が上昇し、吊下部材11’が係止されている溝部57’が上向きになるようにカム部材56’が回転し、角部58’で操作レバー21’を押圧する。これによって、消火器9’が作動し、消火剤が噴出する。
さらに、第1の屋根板7’が開放されると、図11(b)に示すように、吊下部材11’が上昇してカム部材56’の溝部57’から離れ、溝部57’が上を向いた状態で停止する。これによって、カム部材56’の底辺部59’において、操作レバーを押し続けるので、消火剤が連続的に噴出される。
When an explosion occurs inside the explosion-proof
Further, when the
本実施形態における防爆型危険物収納庫1’においても、屋根板を蝶番によって壁部に結合したことによって、屋根板の開閉により庫内の圧力を容易に上方に逃がすことができるようになるので、屋根板や壁板が吹き飛んだり、破砕したりする虞がなくなる。これによって、吹き飛んだ破砕片による怪我を防止できる。また、破砕を防止するために屋根板や壁部の構造を堅牢にする必要がないので、製造コストを低減できる。また、庫内の爆発によって破損することがないので、長く使用することができる。さらに、吊下部材11’とカム部材56とによって、防爆型危険物収納庫の近傍に設置された消火器を操作するので、火災の発生を未然に防止することができる。
Also in the explosion-proof
1、1’…防爆型危険物収納庫
2…底部
3、4、5、5’、6…壁部
7、7’…第1の屋根板
8…第2の屋根板
9、9’…消火器
10、10’…消火器設置棚
11、11’…吊下部材(消火器操作手段)
21、21’…操作レバー(操作部)
25、25’…折り曲げ部(第1の屋根板の開放端縁部)
26…折り曲げ部(第2の屋根板の開放端縁部)
31a、31a’…リングの下側の上面部(受け部)
56、56’…カム部材
57、57’…溝部(係止部)
58、58’…角部(凸部)
DESCRIPTION OF
21, 21 ′ ... operation lever
25, 25 '... bent portion (open end edge of the first roof plate)
26 ... bent portion (open edge of the second roof plate)
31a, 31a ′: upper surface portion (receiving portion) on the lower side of the ring
56, 56 '...
58, 58 '... corner (convex)
Claims (4)
前記消火器操作手段は、前記第1の屋根板の開放端縁部から吊り下げられ、前記消火器の操作部を下から受ける受け部を有する吊下部材であることを特徴とする請求項2に記載の防爆型危険物収納庫。 The fire extinguisher is configured to eject a fire extinguishing agent by displacing the operation unit upward,
The said fire extinguisher operating means is a suspension member having a receiving part that is suspended from an open end edge of the first roof panel and receives the operation part of the fire extinguisher from below. Explosion-proof dangerous goods storage as described in 1.
前記消化器操作手段は、
前記第1の屋根板の開放端縁部から吊り下げられた吊下部材と、
該吊下部材が係止される係止部と、回転したときに前記消化器の操作部を押圧することとなる凸部と、を有するカム部材と、
を含んで構成されたことを特徴とする請求項2に記載の防爆型危険物収納庫。
The fire extinguisher is configured to eject a fire extinguishing agent by displacing the operation unit downward,
The digestive organ operation means includes:
A suspension member suspended from an open edge of the first roof plate;
A cam member having a locking part to which the suspension member is locked, and a convex part that presses the operation part of the digestive organ when rotated;
The explosion-proof dangerous goods storage according to claim 2, comprising:
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