JP3114505U - サポート付き背もたれシート - Google Patents

Abstract

【課題】チャイルドシートを卒業した年少者が自動車等に乗車中に寝てしまった際に左右に転倒したり、首が変に曲がり首筋を痛めるなど安眠とは程遠い状態であった。
【解決手段】本考案はシート１の左右に頭部及び肩部サポート用のクッション２を設け、そのクッションが頭、肩をしっかりと支えることで睡眠中の態勢を適正に保ち左右への転倒や、首筋を痛める等の問題を解決することが出来る。
座席への固定は、シート１の上部にベルト３を設け、そのベルトをヘッドレスト等に引っ掛けるだけで設置できるので、座席への着脱も容易である。
【選択図】 図１

Description

本考案は、シート両端部分に頭部及び肩部サポート用クッションを設けた、背もたれに関するものである。

技術背景

車などに乗車中の子供が寝た時に、そのまま横に倒れてしまったり、体勢を保てずに寝苦しそうであった。

チャイルドシートを卒業した子供はジュニアシートもしくは、直接座席に座るが、通常の座席では上半身のサポート性が乏しく、睡眠時に横に倒れたり、首が変に曲がったり、果ては室内に頭を打ちつけたりと安眠とは程遠い状態であった。
そこで上半身、主に頭部を保護しサポートするシートクッションを背もたれに敷く事により前述の欠点を解決しようとする物である。

本考案は、シート部分の左右に頭部サポート用クッションを設け、そのシートを背もたれとして予め座席背面に設置しておく事により、頭及び肩部をある程度固定し、着座中の子供が寝てしまった時に、体が左右に倒れるのを防ぎ、態勢を維持させる事で問題点を解決している。

上述の様に、本考案は頭及び肩を左右からサポートし体が横に倒れるのを防ぐので、従来品にあった首だけをサポートするクッションとは効果が大きく違う。
そして車用チャイルドシートから通常の座席へ移行の際への体のサポート不足の不安感を減らし、さらに飛行機や新幹線等に乗車の際にも簡易サポーターとして使用できる。

薄いクッション素材のシートの左右に適度な硬さのサポート用クッションしっかりと縫い付ける。そしてシートの上部に座席への固定用のベルトを設置し、そのベルトをヘッドレスト等に引っ掛けて装着する。
この方法は脱着が容易な上、子供の成長に合わせて上下位置も変える事が出来る為、車に限らず引っ掛ける所があれば色々な場面で、子供の睡眠を守る事が出来る。

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。１は薄いクッション素材の背もたれ用シート、２は適度な硬さを持つ頭部、肩部のサポート用クッション、クッションのサイズは視界の邪魔にならない程度の大きさで尚且つ、しっかりしたホールド感を出す為に柔らかすぎない素材を用いる。座席への装着はシート上部のベルト３にて行い、シートのヘッドレスト等に引っ掛けて固定する。

本考案のサポート付き背もたれシートの一実施例を示す正面図である。 本考案のシートを立てた状態で上方から見た図である。

符号の説明

１ シート本体
２ 頭部、肩部サポートクッション
３ 座席装着用ベルト

Claims (1)

1. 年少者が車内で寝てしまった際に、左右へ倒れるのを防ぐ事を主たる目的とした、上半身のサポート付き背もたれシートであり、薄いクッションシートに頭部及び肩部を支える為のサポートクッションを両脇に設け、座席への着脱は上部に設けたベルトにて簡単に行う事が出来るよう工夫したものである。

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