JP3113408U - 工具箱 - Google Patents

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浩 宮下
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Abstract

【課題】 立てた状態で使用することができ、設置スペースを狭くすることができる工具箱を提供する。
【解決手段】 使用状態では、ほぼ垂直に保持される基板7と、基板7に積層された弾性を有するカバー部材8とによって工具箱を構成する。カバー部材8には、メガネレンチなどの工具の外形に沿って形成された複数の凹部10が形成され、凹部10のそれぞれに、工具の一端側に設けられた環状部または切欠部が係合され端部に鍔部が形成されたピン状部材15が形成されている。工具の一端側に設けられた環状部または切欠部をピン状部材15に係合し、係合した工具を凹部10に押し込むことによって、工具の揺動を抑えると共に工具が凹部から外れないように保持する。
【選択図】 図3

Description

この考案は、レンチ、スパナなどの工具を収納可能な工具箱に関する。
レンチ、スパナなどの工具を整理するために工具箱が使用されている。工具を使う使用者は、工具箱から所望の工具を取り出して作業を行い、作業後に使用した工具を工具箱に収納することによって、工具の整理整頓を行うことができる。
収納部内に仕切りが設けられた工具箱では、工具を仕切りによって幾つかに分割して工具箱内に収納することができる。例えば、以下の特許文献1には、中皿によって収納部が仕切られた工具箱が記載されている。特許文献1に記載されているような収納部が仕切られた工具箱に工具を収納することによって、仕切られた収納部ごとに工具を整理することができ、使い易さを向上することができる。
特開2002−186512号公報
さらに近年では、引き出し内の収納部に工具の外形を型取った凹部が形成された樹脂成型板が配置された工具箱が使用されている。この工具箱では、工具を成型板の凹部に嵌め込み収納するため、工具を安定して保持することができる。また、形状が適合しない工具は凹部に嵌まらないため、工具の管理が非常に容易となる。例えば、成型板を見るだけで、凹部に収納可能な工具が全て揃っているか否かが分かる。また、常に同じ場所に工具が収納されるため、工具の使用性を向上できる。
しかしながら、上述した成型板を用いる工具箱は、引き出し内の収納部に工具を寝かせた状態で配置するため、工具箱の設置スペースが大きくなってしまうという問題点があった。工具箱を立てた状態で配置することによって、工具箱を置くスペースを狭くすることができる。
したがって、この考案の目的は、工具箱を立てた状態で使用することができ、設置スペースを狭くすることができる工具箱を提供することにある。
上述した課題を解決するために、この考案は、使用状態では、ほぼ垂直に保持される基板と、
基板に積層された弾性を有するカバー部材とを備え、
カバー部材には、収納される工具の外形に沿って形成された複数の凹部が形成され、
凹部のそれぞれに、端部に鍔部が形成されたピンが形成されたことを特徴とする工具箱である。
凹部は、部分的に拡大されていることことが好ましい。
上述のように構成されたこの考案では、工具の一端側に設けられた環状部または切欠部をピンに係合し、係合した工具を凹部に押し込むことによって、工具の一端側がピンによって支持され、他端側が凹部によって支持される。凹部は、工具の外形に沿って形成されているため、凹部に押し込まれた工具は、揺動が抑えられる。ピンの端部に鍔部が形成されていることによって、工具を凹部から外れないように保持することができる。
この考案の工具箱によれば、凹部によって工具の揺動が抑えられると共に、ピンの鍔部によって工具が凹部から外れないように保持できるため、工具箱を立てた状態で使用することができる。
以下、この考案の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、一実施形態による工具箱1の全体的な構成の一例を示す図である。工具箱1は、立てた状態で使用されるもので、本体収納部2と左蓋部3と右蓋部4とから構成されている。
左蓋部3と右蓋部4は、本体収納部2の前面側において左右方向にそれぞれ開閉可能なように取り付けられている。本体収納部2の前面と、左蓋部3および右蓋部4の内面には、工具が嵌め込まれる凹部が設けられている。工具箱1は、この凹部に嵌め込まれた工具を保持することによって、落下しないように工具を収納可能な構成とされている。
これによって、工具箱1は、図示したように、左蓋部3および右蓋部4を開いている状態では、本体収納部2、左蓋部3および右蓋部4に何の工具が収納されているかが前面側から容易に確認できる構造とされている。使用者は、左蓋部3および右蓋部4を開くことによって、工具箱1の凹部に収納可能な工具が入っているか否かを一目で確認することができる。
なお、本体収納部2の蓋体は、図示した左蓋部3と右蓋部4とによるものに限ったものではない。例えば、本体収納部2の蓋体は、上下方向に開閉するように本体収納部2に取り付けられていてもよいし、蓋体の数は、3以上または1以下(蓋体を設けない構成を含む)であってもよい。また、工具箱1は、蓋体に工具を収納しない構造であってもよい。
工具箱1は、底部にキャスター5を有しており、容易に移動できる構造とされている。工具箱1に収納される工具は、凹部に嵌め込まれるため、工具箱1を移動しても工具を安定して保持することができる。また、形状の異なる工具は、凹部に嵌め込めないため、常に決まった場所に工具を収納することができる。これによって、使用者は、工具の出し入れを迅速に行うことができる。
工具箱1は、本体収納部2の前面を構成する立設面に、凹部に嵌め込まれた工具が落下しないように保持する構造を有している。
以下、本体収納部2の前面の工具収納部について説明する。図2は、工具収納部6の凹部の構成の一例である。図2Aは、工具収納部6の正面図であり、図2Bは、図2Aに示すX−X´間の断面図である。
図2Bに示すように、工具収納部6は、基板7にカバー部材8が積層された構造を有している。なお、基板7、カバー部材8および後述するピン状部材は、それぞれの構成材料および形状に適した周知の加工技術によって製造されたものである。
基板7は、ステンレス鋼などを材料とする金属板によって構成されている。基板7は、比較的硬く薄い構造であることが好ましく、工具箱1に取り付けた状態において、容易に変形しない構成とされている。カバー部材8は、ウレタン、ゴムなどの高弾性の材料によって構成されている。このように、カバー部材8は、工具を嵌め込み易いように弾性を有していることが好ましい。具体的には、カバー部材8として、独立気泡ポリエチレンフォーム(三和化工株式会社製)を使用することができる。なお、基板7およびカバー部材8の材料は、特にこれらに限定されるものではなく、合成樹脂材料などであってもよい。また、基板7とカバー部材8の材料を同じとし、基板7とカバー部材8とを一体的に形成してもよい。
カバー部材8は、接着剤などによって基板7の外面に貼り付け固定されており、このカバー部材8によって、収納可能とする工具の外形にほぼ沿った形状の凹部が工具収納部6の外面に形成されている。
工具収納部6のサイズは、例えば横方向が450mmとされ、縦方向が800mmとされる。カバー部材8の厚みは、嵌め込まれた工具が安定する凹部を形成可能な厚みとされる。凹部の深さは、例えば、嵌め込む工具を押し込むことが可能なように、工具の厚みとほぼ同じまたは工具の厚みよりも若干小さい構成とされる。
凹部10、凹部11、凹部12および凹部13には、それぞれメガネレンチ、コンビネーションレンチ、スパナおよびハンマーが嵌め込まれる。凹部10、凹部11および凹部13は、サイズが異なる複数本のメガネレンチ、コンビネーションレンチ、スパナおよびハンマーがそれぞれ嵌め込まれるように、サイズ毎に形成されている。
これら凹部10、凹部11、凹部12および凹部13のそれぞれの配置位置は、特に限定されるものではないが、使用者がどの位置に何の工具が収納されるかを容易に認識できるように、同じ種類の工具毎に左右どちらか一方側からサイズが大きい順に並ぶように形成することが好ましい。
また、凹部10、凹部11、凹部12および凹部13は、図示したような、嵌め込まれる工具の周囲を全体的に支持する構成に限らず、部分的に支持する構成であってもよい。図示した例では、縦向きに工具が嵌め込まれるように凹部10、凹部11、凹部12および凹部13を形成しているが、工具が嵌め込まれる向きは、これに限ったものではなく、左右どちらかに傾斜していてもよい。また、凹部10、凹部11、凹部12および凹部13の壁面は、工具が安定するのであれば、特に、底面に対して垂直な面でなくてもよい。
まず、この考案の要部である凹部10、凹部11および凹部12への工具の収納について説明する。凹部10、凹部11および凹部12に嵌め込まれた工具は、ピンによって落下しないように保持される。凹部10、凹部11および凹部12の上端側の底面、すなわち基板7には、取付穴14が形成されており、この取付穴14にピン状部材を嵌着することによって、基板7にピンが設けられる。
図3は、ピンが設けられた状態における工具収納部6を示す。図3Aは、工具収納部6の右上部を部分的に示した図であり、図3Bは、図3Aに示したY−Y´間の断面図である。また、図4は、ピン状部材の構成の一例を示す。
ピン状部材15は、ステンレス鋼などの金属材料からなり、段差状に径を異ならせた構成とされている。ピン状部材15の材質は、比較的硬いことが好ましい。なお、ピン状部材15の材料は、特に金属材料に限定されるものではなく、合成樹脂材料などによって構成してもよい。また、ピン状部材15と基板7の材料を同じとし、ピン状部材15と基板7とを一体的に形成してもよい。
図4に示すように、ピン状部材15は、取付部16と、取付部16の先端側に位置する係合部17と、係合部17の先端側に位置する鍔部18とから構成されている。
取付部16は、基板7に設けられた取付穴14に嵌着される部分である。なお、基板7へのピン状部材15の取り付け方法は、取付穴14への取付部16の嵌着に限ったものではなく、例えば、接着剤や螺合などによって、基板7にピン状部材15を接合してもよい。
係合部17は、工具の一端側に設けられている環状部または切欠部が係合される部分である。係合部17の直径Aは、環状部または切欠部の形状、大きさなどに基づき適切に選定される。環状部が係合される場合には、環状部が遊挿可能な大きさに選定され、切欠部が係合される場合には、切欠部が嵌入可能な大きさに選定される。
凹部10に嵌め込まれるメガネレンチは、ボルト、ナットなどが嵌合される環状部が係合部17に係合され、凹部12に嵌め込まれるスパナは、ボルト、ナットなどが嵌合される切欠部が係合部17に係合される。このメガネレンチの環状部とスパナの切欠部とが一端側と他端側とにそれぞれ形成された、凹部11に嵌め込まれるコンビネーションレンチは、ボルト、ナットなどが嵌合される環状部が係合部17に係合される。なお、メガネレンチおよびスパナの場合には、両端側のどちらの環状部または切欠部を係合部17に係合させても構わないが、少なくともサイズが大きい方を係合させるかサイズが小さい方を係合させるかを、工具の種類毎に統一することが好ましい。また、コンビネーションレンチの場合、切欠部側を係合させるとしてもよい。
鍔部18は、係合部17よりも大径に構成されている。すなわち、鍔部18の直径Bは、係合部17の直径Aよりも大径とされている。鍔部18の直径Bは、環状部が係合される場合には、環状部を挿通可能な大きさとされるが、切欠部が係合される場合には、挿通させる必要がないため、それ以上の大きさとすることができる。
鍔部18が設けられていることによって、ピン状部材15から工具の環状部または切欠部が前方側に外れることを防止することができる。これによって、工具の落下を防止することができる。なお、ピン状部材15は、係合部17の先端側の周面を段差状に大径とすることによって鍔部18を形成しているが、鍔部18の構成は、これに限ったものではなく、係合部17の先端側の周面を部分的に大径としたり、先端部に向かって徐々に大径となるように構成したりしてもよい。
ピン状部材15の長さCは、取付部16の長さ、カバー部材8の厚み、嵌め込まれる工具の形状などによって工具が安定して保持されるように適切に選定される。
図5は、ピン状部材の構成の他の例を示す。ピン状部材15´は、ピン状部材15における取付部16と係合部17との間に、係合部17よりも大径の調整部19を有した構成とされている。調整部19は、ピン状部材15´に係合される環状部または切欠部よりも大径に構成されている。係合部17の範囲を決定する長さEは、工具の形状などによって適切に選定される。このようにして、係合部17を適切な範囲に設けることによって、環状部または切欠部が係合された状態をより安定させることができる。
図示した例では、調整部19と鍔部18とが同じ径とされているが、これらの径は異なっていてもよい。また、調整部19は、取付部16側の係合部17の周面を段差状に大径とすることによって形成されているが、調整部19の構成は、これに限らず、係合部17の周面を部分的に大径としたり、取付部16側に向かって徐々に大径となるように構成したりしてもよい。
ピン状部材15とピン状部材15´とは、工具の形状によって使い分けることが好ましい。凹部10に嵌め込まれるメガネレンチは、両端部がそれぞれ反対側に折れ曲がった構造を有するため、係合部17を長くする必要がある。凹部11および凹部12にそれぞれ嵌め込まれるコンビネーションレンチおよびスパナは、この折れ曲がり構造を有していない。そこで、工具箱1は、一例として、凹部10内の取付穴14にピン状部材15を嵌着させ、凹部11および凹部12内の取付穴14にピン状部材15´を嵌着させている。
なお、基板7に突設させるピンの形状は、工具の環状部または切欠部が係合可能であり、係合された環状部または切欠部が前方に抜けにくい構成であれば、ピン状部材15やピン状部材15´に限ったものではない。例えば、ピンの形状は、断面が円形状のものに限らず、多角形状のものであってもよい。また、先端部が屈曲した形状のピンを、先端側が上方に向くように基板7に突設させてもよい。
ここで、凹部10、凹部11および凹部12に工具が嵌め込まれ保持される仕組みについて説明する。図6は、メガネレンチを収納する手順の一例を示す。この収納手順は、ピン状部材15に環状部が係合される場合に適用される。すなわち、凹部11にコンビネーションレンチを収納する際も、この手順が適用される。
図6Aに示すメガネレンチ20を凹部10に嵌め込み収納する場合、図6Bに示すように、メガネレンチ20の上端側に形成されている環状部21を、やや斜め上側からピン状部材15に近づけ、図6Cに示すように、環状部21をピン状部材15に掛けるように挿通させる。ピン状部材15に環状部21を挿通させたら、メガネレンチ20の下端側を凹部10に向かって押し込み、図6Dに示すように、メガネレンチ20を凹部10に嵌め込む。このようにして凹部10に嵌め込まれたメガネレンチ20は、カバー部材8によって揺動が抑えられる。
凹部10の下端からピン状部材15の係合部17の下端までの長さと、メガネレンチ20の下端から環状部21の下端までの長さとは、ほぼ同じとされており、メガネレンチ20は、下端側がカバー部材8によって支持され、上端側がピン状部材15によって支持される。カバー部材8が弾性材料から構成されている場合には、この弾性によってメガネレンチ20が押さえられ、安定して保持される。
図7は、メガネレンチ20の上端側の支持部を拡大した図である。図7Aは、メガネレンチ20の上端側の支持部におけるメガネレンチ20とピン状部材15とを拡大した図であり、図7Bは、図7Aのピン状部材15を透視した図である。図示しないメガネレンチ20の下端側は、カバー部材8によって支持されるため、ピン状部材15の係合部17に係合されたメガネレンチ20の環状部21は、図7Bに示すように、ピン状部材15の鍔部18によって、ピン状部材15から抜けないように支持される。これにより、メガネレンチ20は、凹部10から外れて落下しないように保持される。
図8は、スパナを収納する手順の一例を示す。この収納手順は、ピン状部材15´に切欠部が係合される場合に適用できる。
図8Aに示すスパナ22を凹部12に嵌め込み収納する場合、図8Bに示すように、スパナ22の上端側に形成されている切欠部23を、斜め下方からピン状部材15´の係合部17に係合させる。図8Cに示すように、ピン状部材15´の係合部17に切欠部23を係合させたら、スパナ22の下側を凹部12に向かって押し込み、図8Dに示すように、スパナ22を凹部12に嵌め込む。このようにして凹部12に嵌め込まれたスパナ22は、カバー部材8によって揺動が抑えられる。
凹部12の下端からピン状部材15´の係合部17の下端までの長さと、スパナ22の下端から切欠部23の下端までの長さとは、ほぼ同じとされており、スパナ22は、下端側がカバー部材8によって支持され、上端側がピン状部材15´によって支持される。カバー部材8が弾性材料から構成されている場合には、この弾性によってスパナ22が押さえられ、安定して保持される。
図9は、スパナ22の上端側の支持部を拡大した図である。図9Aは、スパナ22の上端側の支持部におけるスパナ22とピン状部材15´とを拡大した図であり、図9Bは、図9Aのピン状部材15´を透視した図である。図示しないスパナ22の下端側は、カバー部材8によって支持されるため、ピン状部材15´の係合部17に係合されたスパナ22の切欠部23は、図9Bに示すように、ピン状部材15´の鍔部18によって、ピン状部材15´から抜けないように支持される。これにより、スパナ22は、凹部12から外れて落下しないように保持される。
なお、図10に示すように、スパナ22のボルトやナットなどが嵌合される切欠部を構成する2本の角部24の先端部が段差状に形成されている場合には、それに合わせて凹部12の形状も段差状に設けることが好ましい。これによって、より安定してスパナ22を保持することができる。このことは、コンビネーションレンチのボルトやナットなどが嵌合される切欠部についても同様である。
次に、図2Aに示す凹部13への工具の収納について説明する。凹部13は、保持部材によって、嵌め込まれた工具が落下しないように保持する構成とされている。
上述したように、凹部13には、ハンマーが嵌め込まれる。図2Aに示す凹部25は、凹部13に嵌め込まれたハンマーが落下しないように保持するための、図示しない扉状の金具などの保持部材が取り付けられる部分である。すなわち、ハンマーは、凹部13に部分的に蓋をするような構造によって保持される。なお、凹部25は、嵌め込まれるハンマーの重心を考慮して凹部13の上方に設けられている。このように、ハンマーは、凹部13と保持部材とによって落下しないように安定して保持される。なお、この凹形状と保持部材とにより保持される工具は、ハンマーに限ったものではなく、モンキーレンチ、ドライバー、プライヤーなどの他の工具についても適用することができる。
ところで、凹部10、凹部11、凹部12および凹部13は、部分的に拡大された構造を有している。この拡大された部分の凹部26は、嵌め込まれた工具を取り出し易くするために設けられている。図示した例では、凹部26は、複数個の工具が縦方向に嵌め込まれる各凹部と交差するように横方向に直線状に設けられているが、凹部26は、使用者が手指を差し入れ、嵌め込まれている工具を取り出し易くできるならば、この形状に限ったものではなく、例えば、個々の凹部に対して設けてもよい。
この考案は、上述したこの考案の実施形態に限定されるものでは無く、この考案の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、上述した一実施形態では、工具箱1は、本体収納部2の前面を構成する立設面に、凹部に嵌め込まれた工具がピンによって落下しないように保持する構造を有していたが、これに限ったものではなく、例えば、本体収納部2の左側面、右側面または後面などを構成する立設面がこの構造を有していてもよいし、左蓋部3および右蓋部4の内面または外面を構成する立設面などがこの構造を有していてもよい。また、これら立設面を組み合わせた複数面がこの構造を有していてもよい。さらに、これら立設面は、工具箱1の設置面に対して垂直な面であることに限らず、傾斜していてもよい。
また、上述したメガネレンチ20およびスパナ22は、両端側に環状部または切欠部を有するものであったが、一端側にのみ環状部または切欠部を有するものであってもよい。また、環状部または切欠部は、ボルト、ナットなどが嵌合される部分に限らず、工具が有する他の用途に用いる環状部、切欠部についても適用することができる。
また、凹部とピンとによって保持される工具は、上述したメガネレンチ、コンビネーションレンチおよびスパナに限ったものではなく、少なくとも一端側に環状部または切欠部が設けられているのであれば、モンキーレンチ、ハンマー、ドライバー、プライヤーなどの他の工具についても適用することができる。
この考案の一実施形態による工具箱の全体的な構成の一例を示す図である。 工具収納部の凹部の構成の一例を示す図である。 ピンが設けられた状態の工具収納部の部分的な図である。 ピン状部材の構成の一例を示す図である。 ピン状部材の構成の他の例を示す図である。 メガネレンチを収納する手順の一例を示す図である。 メガネレンチの上端側の支持部の拡大図である。 スパナを収納する手順の一例を示す図である。 スパナの上端側の支持部の拡大図である。 段差状の切欠部に対応した凹部の形状の一例を示す図である。
符号の説明
1・・・工具箱
2・・・本体収納部
6・・・工具収納部
7・・・基板
8・・・カバー部材
10,11,12,13,26・・・凹部
14・・・取付穴
15,15´・・・ピン状部材
17・・・係合部
18・・・鍔部
20・・・メガネレンチ
21・・・環状部
22・・・スパナ
23・・・切欠部

Claims (2)

  1. 使用状態では、ほぼ垂直に保持される基板と、
    上記基板に積層された弾性を有するカバー部材とを備え、
    上記カバー部材には、収納される工具の外形に沿って形成された複数の凹部が形成され、
    上記凹部のそれぞれに、端部に鍔部が形成されたピンが形成されたことを特徴とする工具箱。
  2. 上記凹部が部分的に拡大されていることを特徴とする請求項1に記載の工具箱。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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