JP3103984U - 携帯型ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 コンピュータカーソルを正確に制御し得る、コンパクトな携帯型ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置を提供する。
【解決手段】 携帯型ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置は、ハウジング、コントローラ１、振動センサ４、およびトランスミッタ２を含んでいる。コントローラは、入力信号を受け取るとともに出力信号を出力するために、ハウジング内に取り付けられている。振動センサは、ハウジング内に取り付けられ、コントローラに入力される位置信号を生成するため、利用者の手の二次元動きを検出するために、コントローラに電気的に接続されている。トランスミッタは、コントローラからの出力信号を変調して、コンピュータカーソルの動きを制御するためにコンピュータに変調された信号を送信するために、コントローラに電気的に接続されている。
【選択図】 図１

Description

本考案は、携帯型ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置に関し、当該装置は、コンピュータ周辺機器の入力装置として、振動センサを含んでいる。

会議での説明のために、コンピュータがますます一般的に使われるようになっている。コンピュータは、投影シートを用いることなくアクティブなパフォーパンスを提供できる。しかしながら、説明を円滑に進められるか否かは、コンピュータを簡単に使えるか否かにかかっている。説明者がコンピュータのソフトウェアを彼自身あるは彼女自身で操作するとき、彼のあるいは彼女のパフォーパンスを制限することになり得る。あるいは、説明者を助けるために、他の者を必要ともし得る。これらはともに好ましくないものである。

従来のワイヤレスコンピュータカーソル制御装置は、説明者に手に持つように与えられ、コンピュータは、赤外線（ＩＲ）あるいは無線周波数（ＲＦ）伝送を介して制御される。

図２は、従来のワイヤレスコンピュータカーソル制御装置を示す斜視図である。図２を参照して、従来の装置は複数のボタンを含んでいる。ボールＡは、３６０度ころがり、押すことができるように備えられている。ボールＡの下に円形のオープニング回路がある。ボールが回路を接続するために押下されると、二次元位置信号が生成される。しかしながら、１ｃｍ〜１．５ｃｍの間の直径を有するボールでは、明確な位置決めをすることは容易ではない。したがって、コンピュータカーソルの動きを、必ずしも制御できるものではない。そうかといって、よりさらに優れた移動制御を提供するために、ジャイロスタットのボールを使用すると、そのようなボールは非常に大きく、重く、装置をコンパクトにすることができなくなる。したがって、さらなる改良が未だ必要とされている。

本考案の目的は、コンピュータカーソルを正確に制御し得る、コンパクトな携帯型ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置を提供することにある。

上記目的を達成するための本考案は、ハウジングと、
前記ハウジング内に設けられ、入力を受け取るとともにそれぞれの信号を出力するためのコントローラと、
前記ハウジング内に設けられて前記コントローラに電気的に接続され、前記コントローラに入力される位置信号を生成するために、利用者の手の二次元の動きを検出するための振動センサと、
前記ハウジング内に設けられて前記コントローラに電気的に接続され、前記コントローラからの出力信号を変調し、コンピュータカーソルの動きを制御するためにコンピュータに変調された信号を送信するためのトランスミッタと、有してなる携帯型ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置である。

ボールやジャイロスタットを用いることなく、利用者の手の動きを利用してコンピュータカーソルの動きを制御するため、コンピュータカーソルを正確に制御し得る、コンパクトな携帯型ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置を得ることができる。

まず、考案の概要を説明する。本考案は、振動センサを含んでいる携帯型ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置を提供するものである。振動センサは、位置信号を生成するために二次元の動きを検出するための加速度計である。さらに、加速度計は、小さいサイズの半導体要素である。本考案は、ボールやジャイロスタットを用いることなく、コンピュータカーソルを正確に制御するために、利用者の手の動きを利用している。したがって、正確な制御を有するコンパクトな装置を得ることができる。

以下、本考案の実施形態を図面を参照しつつ説明する。

図１は、本考案に係る携帯型ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置を示す回路図である。

本考案に係る携帯型ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置は、遠隔コントローラおよびワイヤレスマウスと同様の操作を伴う携帯型装置である。ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置は、ハウジングと、回路基板とを含んでいる。さらに、ハウジングには、多数のファンクションボタンが取り付けられている。本考案の回路図が示される図１を参照して、ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置は、コントローラ１、トランスミッタ２、一セットのボタン３、および振動センサ４を含んでいる。

マイクロプロセッサＵ１を含んでいるコントローラ１は、トランスミッタ２、ボタン３、および振動センサ４と接続されている。複数個のボタン３は、ページのアップ／ダウンや、マウスの左／右ボタンのような特定の機能制御を提供するために、一つ以上のスイッチＳ１−Ｓ５を含んでいる。ボタン３のうちの１つは、許可ボタンである。許可ボタンを押下すると、コンピュータカーソルの動作制御が可能となる。

コントローラ１は、ボタン３が押下されと入力を受け取り、それぞれの信号をトランスミッタ２に出力することができる。トランスミッタ２はそれから、赤外線（ＩＲ）信号や無線周波数（ＲＦ）信号のような変調信号をコンピュータに送信する。振動センサ４は、加速度計Ｕ２あるいは同様のものを含んでいる。加速度計Ｕ２は、ＭＥＭＳＩＣ社製のＭＸＤ２１２５ＧＬのような半導体要素である。加速度計Ｕ２は、二次元の動きを検出するために使用される。動きがあると、動きの加速度および方向を演算することによって、位置信号が生成され得る。位置信号は、それから、トランスミッタ２に出力するためのシリアル信号として転送されるようにコントローラ１に送られる。同様に、信号は変調され、コンピュータ（図示せず）のレシーバによって受信されるＩＲ信号やＲＦ信号として送信される。コンピュータによる復調の後、コンピュータカーソルは、この装置の制御の下で動かされる。したがって、コンピュータカーソルを正確に制御するために、利用者の手の動きを利用する。すなわち、許可ボタンが押下されている間、利用者の手の移動方向が、決定され、コンピュータカーソルの正確な移動方向となる。

この開示は、本考案の代表的な一実施形態を提供するものである。本考案の範囲は、この代表的な実施形態によって限定されるものではない。明細書による説明あるいは示唆によりはっきりと示されているかどうかに拘らず、構造、寸法、材料のタイプおよび製造工程におけるバリエーションのような多数のバリエーションは、この開示からみて当業者により実行され得る。

コンピュータカーソルの移動などをワイヤレスで制御するために用いる装置に適用できる。

本考案に係る携帯型ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置を示す回路図である。 従来のワイヤレスコンピュータカーソル制御装置を示す斜視図である。

符号の説明

１ コントローラ、
２ トランスミッタ、
３ ボタン、
４ 振動センサ。

Claims (5)

1. ハウジングと、
   前記ハウジング内に設けられ、入力を受け取るとともにそれぞれの信号を出力するためのコントローラと、
   前記ハウジング内に設けられて前記コントローラに電気的に接続され、前記コントローラに入力される位置信号を生成するために、利用者の手の二次元の動きを検出するための振動センサと、
   前記ハウジング内に設けられて前記コントローラに電気的に接続され、前記コントローラからの出力信号を変調し、コンピュータカーソルの動きを制御するためにコンピュータに変調された信号を送信するためのトランスミッタと、有してなる携帯型ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置。
2. 前記振動センサが二次元加速度計である請求項１に記載の携帯型ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置。
3. 前記コントローラに接続された許可ボタンをさらに有し、当該許可ボタンが押下されている間、位置信号が生成されてなる請求項１に記載の携帯型ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置。
4. 変調された信号は、赤外線（ＩＲ）信号である請求項１に記載の携帯型ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置。
5. 変調された信号は、無線周波数（ＲＦ）信号である請求項１に記載の携帯型ワイヤレスコンピュータカーソル制御装置。

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