JP3103590U

JP3103590U - 消しゴム

Info

Publication number: JP3103590U
Application number: JP2004000825U
Authority: JP
Inventors: 聡坂本
Original assignee: Takara Co Ltd
Current assignee: Takara Co Ltd
Priority date: 2004-02-25
Filing date: 2004-02-25
Publication date: 2004-08-19
Anticipated expiration: 2010-02-25

Abstract

【課題】単にカードの収集やゲームに供されるだけでなく、実用的な効果も併せ持つことができる消しゴムを提供することをその課題とする。
【解決手段】熱可塑性エラストマーを主成分とする消しゴム１において、薄型方形の形状を有し、その片面若しくは両面にゲームに適する模様が表されていることを特徴とする。なお、少なくとも前記片面に表示された模様は、キャラクターの図柄２が及びそのステータス３がテキストで印刷されているのが好ましい。
【選択図】図１

Description

本考案は、表面にゲームに適した適宜模様の印刷を施した消しゴムに関するものである。

近年、友達と交換したり、またゲーム遊戯をするためのカードゲームが流行している。通常のカードゲームは、紙製又は合成樹脂製のカード表面に適宜のキャラクターの模様が印刷されているとともに、キャラクターが保有するいろいろな属性が印刷され、互いに同時に自分のカードを見せ合って、キャラクターの属性を比較して優劣を競い合うものである。カードには色々な種類があり、特別のカードは印刷も凝っており、数も少なく、希少価値がある。

このため、上記カードゲームでは、カードを収集するか、またはゲームするかに供されるだけであり、それ以外の用途は全くなかった。また、同じカードを重複して所有した場合、無駄なので破棄してしまっているのが現状である。
実開平４−３５４７８号公報

しかしながら、単にカードを収集するか、またはゲームするかというだけでは、面白みがなく、飽き易いという問題があった。

本考案は上記問題点を解消し、単にカードの収集やゲームに供されるだけでなく、実用的な効果も併せ持つことができる消しゴムを提供することをその課題とする。

本考案に係る消しゴムは、熱可塑性エラストマーを主成分とする消しゴムにおいて、薄型方形の形状を有し、その片面若しくは両面にゲームに適する模様が表されていることを特徴とする。

なお、少なくとも前記片面に表示された模様は、キャラクターの図柄が及びそのステータスの説明が印刷されているのが好ましい。

また、少なくとも前記片面に表示された模様は、彫刻されているものであってもよい。

請求項１に係る考案によれば、薄型方形の形状を有しているので、カード形状であり、その片面若しくは両面にゲームに適する模様が表されているので、ゲームをすることができるほか、薄いので、コレクションしても嵩張らない。また、消しゴムであるから、例えば同じ消しゴムを重複して保有する場合は文字消しとして使用することができる。さらに、やむを得ず、使う用途がない場合でも、熱可塑性エラストマーを主成分としているので、リサイクルが可能であり、廃棄によって環境を汚す可能性が小さい。

請求項２に係る考案によれば、少なくとも前記片面に表示された模様は、キャラクターの図柄及びそのステータスがテキスト（文字）で印刷されているので、カードゲームと全く同じ感覚でゲームを楽しむことができる。

請求項３に係る考案によれば、少なくとも前記片面に表示された模様は彫刻されているので、単なるカードとは異なる立体感、リアル感を表現することができる。

図１において符号１は消しゴムを示す。この消しゴム１は、熱可塑性エラストマーを主たる成分とし、薄型で方形の形状を有している。

鉛筆の芯は黒鉛でできている。鉛筆で字を書くということは、黒鉛の粉を紙にくっつけるということであり、消しゴムで字を消すということは、黒鉛の粉を消しゴムにくっつけ、紙から取るということである。このように、消しゴム１は黒鉛はくっつくが、紙にはくっつかないという性質をもつもので、合成ゴムやＳＢＲ樹脂や炭酸カルシウムを主原料とするものが多い。しかし、リサイクルという面からみれば、スチレン系やエステル系などの熱可塑性エラストマーが好ましい。

次に、消しゴム１の両面にはゲームに適する模様が表されている。すなわち、図１に示されるように、一方の片面１ａにはキャラクターの図柄２及びそのステータス３が文字で印刷されている。

キャラクターはゲームの内容と関係のあるもので、大きく表示して印刷される。キャラクターの形態は、想像上の動物であることが多いが、これに限定されるものではない。

ステータス３は、キャラクターが持つ、性能、全長、重量、パワー、特殊技能などの属性のことで、文字で表示されている。

これにより、キャラクターの形態とその性能、特徴が片面から読み取ることができる。

また、他方の面１ｂには模様４が彫刻されている。この模様４はゲームの内容に関係しなくてもよいが、ゲームのイメージと関連するものであるのが好ましい。

上述のように、上記消しゴム１は、薄型方形の形状を有しているので、カード形状であり、その片面１ａ若しくは両面１ａ、１ｂにゲームに適する模様、すなわちキャラクターの図柄２及びそのステータス３の説明がテキスト（文字）で印刷されているので、カードゲームと全く同じ感覚でゲームを楽しむことができる。ゲームとしては、例えばお互いに同時に消しゴム１を出し合って、その表面のキャラクターとステータス情報を見比べてどちらが強いかによって勝敗を決めるという遊びができる。

カードゲームは、コレクション性が高いものであり、種々のキャラクターのカードを収集する楽しみがあるが、上記消しゴム１も、薄いのでコレクションしても嵩張らない。

また、消しゴムであるから、例えば同じ消しゴム１を重複して保有する場合は文字消しとして使用することができる。文房具としても嵩張らないから、鉛筆などと一緒にペンケースなどにコンパクトに収納できる。さらに、やむを得ず、使う用途がない場合でも、熱可塑性エラストマーを主成分としているので、リサイクルが可能であり、廃棄によって環境を汚す可能性が小さい。

さらに、上記消しゴム１は、カードに比べればかなり肉厚で、裏面に表示された模様を彫刻することができるので、単なるカードとは異なる立体感、リアル感を表現することができる。

本考案に係る消しゴムの斜視図である。上記消しゴムの裏面の斜視図である。

符号の説明

１消しゴム
２キャラクターの図柄
３ステータスを表す文字

Claims

熱可塑性エラストマーを主成分とする消しゴムにおいて、薄型方形の形状を有し、その片面若しくは両面にゲームに適する模様が表されていることを特徴とする消しゴム。
少なくとも前記片面に表示された模様は、キャラクターの図柄及びそのステータスの説明が印刷されていることを特徴とする、請求項１記載の消しゴム。
少なくとも前記片面に表示された模様は、彫刻されていることを特徴とする、請求項１又は２に記載の消しゴム。