JP3103406U - 病院用空気浄化設備 - Google Patents

Abstract

【課題】負圧システム、室内環境システムに応用されて、確実な汚染防止、強力殺菌の効果を達成し、特に病室、急患室で空調不良により引き起こされる交互感染を防止することができる病院用空気浄化設備の提供。
【解決手段】本体を具え、該本体の上方と下方に出風口と入風口が設けられ、並びに本体内部に下から上に、プレフィルタネット、活性炭顆粒ケース、複数層の紫外線殺菌ランプ及び高密度ガラス繊維フィルタネット（ＨＥＰＡ）及び吸い込みファンが設けられ、空気が入風口より進入後に、これらフィルタの阻止、衝撃、付着等の方式により汚染源が除去され、さらに多層の紫外線殺菌ランプにより直接病原菌を殺し、並びに活性炭顆粒により除臭し、こうして病原菌退治と空気清浄を達成すると共に、修理やろ材交換時の感染を防止する。
【選択図】図１

Description

本考案は一種の病院用空気浄化設備であり、負圧病室、及び室内循環システムに応用されて、殺菌、空気清浄効果を達成する設備に関する。

経済の急速な発展により、環境空気の厳重な汚染が形成され、空気清浄機は現在相当に重視されている。しかし一般の空気清浄機は空気中の粉塵や微粒子を除去できるだけであり、殺菌や小径の微塵に対しては適用できない。特に、近年、新型肺炎ＳＡＲＳが流行し、病院内の感染が相当に厳重となっている。このため、密閉空間中の空気調節、殺菌はことのほか重要である。一般にＳＡＲＳ病棟では交叉感染を受けやすい空調エリアに属し、ゆえに感染した空気を直接大気に排出すると病原菌をばらまくことになる。このため、負圧システムで空調エリアの清潔を維持する必要がある。しかし既存の空気清浄機は十分には病院内の空気感染防止の要求に対応できず、特に看護人がろ材を交換する時、ろ材内に内臓された細菌、ウイルスにより感染する恐れがある。ゆえに極めて精密な方式で交換を行なう必要がある。

本考案の主要な目的は、一種の病院用空気浄化設備を提供することにあり、それは負圧システム、室内循環システムに応用されて、確実な汚染防止、強力殺菌の効果を達成し、特に病室、急患室で空調不良により引き起こされる交互感染を防止することができるものとする。

本考案は、本体を具え、該本体の上方と下方に出風口と入風口が設けられ、並びに本体内部に下から上に、プレフィルタネット、活性炭顆粒ケース、複数層の紫外線殺菌ランプ及び高密度ガラス繊維フィルタネット（ＨＥＰＡ）及び吸い込みファンが設けられ、空気が入風口より進入後に、これらフィルタの阻止、衝撃、付着等の方式により汚染源が除去され、さらに多層の紫外線殺菌ランプにより直接病原菌を殺し、細菌やウイルスの細胞核、ＤＮＡ或いはＲＮＡを破壊し、病原菌感染防止、ろ材と院内空気清浄の目的を達成する。

前述の空気浄化設備は、その本体上方の出風口を室外に接続でき、すでに完全に殺菌した空気を屋外に排出でき、病室、急患室の全負圧空気浄化の作用を構成する。

前述の空気浄化設備は、その本体上方の出風口に局部の格子柵式出風口が設けられ、室外の排風管に接続されて、半負圧状態を構成するものとされうる。

前述の空気浄化設備は、その本体上方の出風口が全て格子柵式出風口とされて、完全に殺菌された清浄空気を全部室内に排出して正圧状態を構成するものとされうる。

請求項１の考案は、本体を具え、該本体の上方に管状の出風口が設けられ、両側にフックが設けられ、底部に入風口が設けられ、本体の内部に下から上に、第１層の紫外線殺菌ランプ、プレフィルタネット、活性炭顆粒ケース、第２層の紫外線殺菌ランプ、第３層の紫外線殺菌ランプ、及び高密度ガラス繊維フィルタネットが設けられ、並びに第２層と第３層の紫外線殺菌ランプの間に並列に吸い込みファンが配列され、空気が入風口より進入後に、フィルタネットにより汚染源が除去され、さらに各層の紫外線殺菌ランプで直接殺菌され、並びに活性炭顆粒ケースにより除臭され、上方の出風口より室外に排出され、全負圧の空気清浄を達成することを特徴とする、病院用空気浄化設備としている。
請求項２の考案は、請求項１記載の病院用空気浄化設備において、本体内部の各部品が、引出し隔層方式で放置され、且つ本体表面に開閉自在の戸板が設けられ修理及び部品の交換に便利とされたことを特徴とする、病院用空気浄化設備としている。
請求項３の考案は、請求項１記載の病院用空気浄化設備において、本体の上方にあって、一側に屋外との接続に供される出風口が設けられ、別側に格子柵式出風口が設けられ、半負圧の空気清浄システムを形成することを特徴とする、病院用空気浄化設備としている。
請求項４の考案は、請求項１記載の病院用空気浄化設備において、本体の上方にあって、出風口が全て格子柵式出風口とされて正圧状態を形成することを特徴とする、病院用空気浄化設備としている。

本考案は異なる作用のフィルタネット及び多層の紫外線殺菌ランプにより負圧、半負圧、正圧システムを構成する空気浄化設備であり、ウイルス感染防止と空気清浄の効果を達成し、ＳＡＲＳ或いは伝染病の病室、急患室に適用され、実用的で、新規性を有する考案である。

本考案は、本体１００を具え、該本体１００の上方と下方に出風口１と入風口２が設けられ、並びに本体１００内部に下から上に、第１層の紫外線殺菌ランプ３、プレフィルタネット４、活性炭顆粒ケース５、第２層の紫外線殺菌ランプ６、第３層の紫外線殺菌ランプ７、及び高密度ガラス繊維フィルタネット（ＨＥＰＡ）８が設けられ、並びに第２層と第３層の紫外線殺菌ランプ６、７の間に並列に配列された吸い込みファン９が設けられ、前述の各部品は引き出し式の隔層を以て本体１００内に設置され、組立及び修理や交換に便利とされている。

該本体１００の表面にヒンジ１０１で本体側辺に接続された戸板１０２が設けられ、戸板１０２は開閉自在とされる。本体１００の上端後方両側にフック１０３が設けられて壁への取付に供され、本体１００が底部の地面から適当な高度の位置に取付けられ、空気が流動するものとされる。

前述の部品の組合せにより、病院用空気浄化設備が構成され、それは病室、急患室などの汚染されやすいエリアに設置される。空気は入風口２より進入後に、プレフィルタネット４及び高密度ガラス繊維フィルタネット（ＨＥＰＡ）８により汚染源が濾過され、さらに各層の紫外線殺菌ランプ３、６、７の多重の直接殺菌と、活性炭顆粒ケース５による除臭が行なわれ、ウイルス感染防止と空気清浄の効果が達成され、さらに上方の出風口１より管路を介して室外に送られ、濾過後の空気が全て室外に排出されて、全負圧の空気浄化システムを構成する。

図４に示される実施例では、本考案の本体１００の上方の一側には管状の出風口１が設けられ、別側には格子柵式出風口１Ａが設けられ、一部の空気が室外に排出され、一部の空気は室内を循環するものとされ、こうして半負圧の空気浄化システムを構成している。

図５に示される実施例では、本考案の本体１００の上方の出風口が全て格子柵式出風口とされ、完全に殺菌した空気が全て室内に排出されて正圧の空気浄化システムを構成している。

本考案の立体図である。 本考案の立体分解図である。 本考案の組立完成後の正面図である。 本考案の別の実施例図である。 本考案のさらに別の実施例図である。

符号の説明

１ 出風口 １Ａ 格子柵式出風口 ２ 入風口
３ 第１層の紫外線殺菌ランプ ４ プレフィルタネット
５ 活性炭顆粒ケース ６ 第２層の紫外線殺菌ランプ
７ 第３層の紫外線殺菌ランプ ８ 高密度ガラス繊維フィルタネット
９ 吸い込みファン １００ 本体
１０１ ヒンジ １０２ 戸板
１０３ フック

Claims (4)

1. 本体を具え、該本体の上方に管状の出風口が設けられ、両側にフックが設けられ、底部に入風口が設けられ、本体の内部に下から上に、第１層の紫外線殺菌ランプ、プレフィルタネット、活性炭顆粒ケース、第２層の紫外線殺菌ランプ、第３層の紫外線殺菌ランプ、及び高密度ガラス繊維フィルタネットが設けられ、並びに第２層と第３層の紫外線殺菌ランプの間に並列に吸い込みファンが配列され、空気が入風口より進入後に、フィルタネットにより汚染源が除去され、さらに各層の紫外線殺菌ランプで直接殺菌され、並びに活性炭顆粒ケースにより除臭され、上方の出風口より室外に排出され、全負圧の空気清浄を達成することを特徴とする、病院用空気浄化設備。
2. 請求項１記載の病院用空気浄化設備において、本体内部の各部品が、引出し隔層方式で放置され、且つ本体表面に開閉自在の戸板が設けられ修理及び部品の交換に便利とされたことを特徴とする、病院用空気浄化設備。
3. 請求項１記載の病院用空気浄化設備において、本体の上方にあって、一側に屋外との接続に供される出風口が設けられ、別側に格子柵式出風口が設けられ、半負圧の空気清浄システムを形成することを特徴とする、病院用空気浄化設備。
4. 請求項１記載の病院用空気浄化設備において、本体の上方にあって、出風口が全て格子柵式出風口とされて正圧状態を形成することを特徴とする、病院用空気浄化設備。
   

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