JP3101500U - 尺八 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易に製作可能で低価格に提供可能な尺八を開発する。
【解決手段】 本案尺八は、煮沸後乾燥させてまっすぐに伸ばした竹の内面に、二つに分割可能な円柱形の成型柱体を挿入して間隙に合成樹脂を注入して笛口の第1穴付近が最も幅狭となる内壁を形成し、壁面に第1穴,第2穴,・・の笛穴を配設したことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 本案尺八は、煮沸後乾燥させてまっすぐに伸ばした竹の内面に、二つに分割可能な円柱形の成型柱体を挿入して間隙に合成樹脂を注入して笛口の第1穴付近が最も幅狭となる内壁を形成し、壁面に第1穴,第2穴,・・の笛穴を配設したことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本考案は、簡易に製作可能な尺八に関する。
従来、尺八の製法に関しては特許文献1が提案されている。その概要は、
『(a):尺八の評価の基準である音量や調律が、理想的に完成された尺八を基とし、その尺八の内径を歌口(10)から管尻(11)まで細かく微分して計測し、その微分した各部の歌口(10)からの長さと、各部の内径の関係をグラフにまとめ、尺八内径の理想曲線(7)を作成する工程、(b):その理想曲線(7)を基に、内径の一番小さい抱き節(13)付近で、上管部と下管部に分け、それぞれの理想曲線(7)の長さと内径に対応した、計測パーツ(16)をシャフト(17)にはめて、その両端を大型固定具(18)と小型固定具(19)で固定して、上管部と下管部の、金属製の原型を作る工程、・・・』
という内容である。
『(a):尺八の評価の基準である音量や調律が、理想的に完成された尺八を基とし、その尺八の内径を歌口(10)から管尻(11)まで細かく微分して計測し、その微分した各部の歌口(10)からの長さと、各部の内径の関係をグラフにまとめ、尺八内径の理想曲線(7)を作成する工程、(b):その理想曲線(7)を基に、内径の一番小さい抱き節(13)付近で、上管部と下管部に分け、それぞれの理想曲線(7)の長さと内径に対応した、計測パーツ(16)をシャフト(17)にはめて、その両端を大型固定具(18)と小型固定具(19)で固定して、上管部と下管部の、金属製の原型を作る工程、・・・』
という内容である。
しかしこれは、工程が複雑であると共に、経済的に高価なものとなる。
特開2002−244650号公報
本考案は、簡易な構成で低価格に提供可能な尺八を開発しようとするものである。
上記課題を解決するために、本案尺八は、煮沸後乾燥させてまっすぐに伸ばした竹の内面に、二つに分割可能な円柱形の成型柱体を挿入して間隙に合成樹脂を注入して笛口の第1穴付近が最も幅狭となる内壁を形成し、壁面に第1穴,第2穴,・・の笛穴を配設したことを特徴とする。
先ず、竹藪から、真竹の3年経過したもので直径3〜4cm程度のものを採取し、寝付きのやや曲がった部分を切り取る。この採取の時期は、霜の降りる冬期が望ましい。
上記採取した真竹1を、7節を備えて1尺3寸〜2尺3寸程度の長さに切断し、これを殺菌の目的で、カセイソーダ溶液に浸して2〜3時間煮沸する。煮沸後、容器から取り出して常温に放置、冷却し、日影で乾燥させる。
次いで、曲がった根付け部分を、ガス等の火であぶりながら、曲折部分を金具で押し付けてまっすぐに伸ばした状態とし、ドリルを用いて中の節を抜く。
上記採取した真竹1を、7節を備えて1尺3寸〜2尺3寸程度の長さに切断し、これを殺菌の目的で、カセイソーダ溶液に浸して2〜3時間煮沸する。煮沸後、容器から取り出して常温に放置、冷却し、日影で乾燥させる。
次いで、曲がった根付け部分を、ガス等の火であぶりながら、曲折部分を金具で押し付けてまっすぐに伸ばした状態とし、ドリルを用いて中の節を抜く。
次に、図2に示す如く、上記1尺3寸〜2尺3寸に対応した長さとし、その中間で、笛の第1穴に合わせた付近の位置で、口径が漸次幅狭となる最狭点を設けた成形柱体4を形成する。
即ち、該成形柱体4は、中間で4aと4bとに2分割でき、雌ネジ4a1と雌ネジ部4b1とで結合及び分離が自在な円柱形とする。
即ち、該成形柱体4は、中間で4aと4bとに2分割でき、雌ネジ4a1と雌ネジ部4b1とで結合及び分離が自在な円柱形とする。
次いで、真竹1の下辺をゴム製の台3で塞ぎ、筒中に漆に匹敵する合成樹脂2、例えばポキシ樹脂、を適量だけ注入する。そして、上記成形柱体4を上記真竹1の筒中に挿入し、成形柱体4との間隙が合成樹脂2で満たされるようにする(図2(A)、(B)参照)。
該合成樹脂2の硬化を待って、上記成形柱体4の結合部の雌ネジ4a1と雄ネジ4b1との螺合を解き、それぞれを上下方向に引き離す(図2(C)(D)参照)。
すると、真竹1の内部に、合成樹脂2が硬化した壁が形成され、その形態は、第1穴付近部分が幅狭の口径となり、上下に進むに連れて漸次口径が拡大する。
該内壁に合成樹脂を形成した筒体に、第1穴1aから、順次第2穴1b、第3穴1c・・第5穴1eを配設して尺八を得る。
該合成樹脂2の硬化を待って、上記成形柱体4の結合部の雌ネジ4a1と雄ネジ4b1との螺合を解き、それぞれを上下方向に引き離す(図2(C)(D)参照)。
すると、真竹1の内部に、合成樹脂2が硬化した壁が形成され、その形態は、第1穴付近部分が幅狭の口径となり、上下に進むに連れて漸次口径が拡大する。
該内壁に合成樹脂を形成した筒体に、第1穴1aから、順次第2穴1b、第3穴1c・・第5穴1eを配設して尺八を得る。
本考案は、尺八としての利用が可能である。
何度も漆を塗って乾燥させる従来の工法に比べて、本案尺八は、製作が簡潔である。
又、漆を用いず合成樹脂によるので、経済的にも安価であり、一般需要者にも普及が可能となる。
又、漆を用いず合成樹脂によるので、経済的にも安価であり、一般需要者にも普及が可能となる。
1 真竹
2 合成樹脂
3 台
4 円柱体
2 合成樹脂
3 台
4 円柱体
Claims (1)
- 煮沸後乾燥させてまっすぐに伸ばした竹の内面に、二つに分割可能な円柱形の成型柱体を挿入して間隙に合成樹脂を注入して笛口の第1穴付近が最も幅狭となる内壁を形成し、壁面に第1穴,第2穴,・・の笛穴を配設したことを特徴とする尺八。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003273072U JP3101500U (ja) | 2003-11-07 | 2003-11-07 | 尺八 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003273072U JP3101500U (ja) | 2003-11-07 | 2003-11-07 | 尺八 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3101500U true JP3101500U (ja) | 2004-06-10 |
Family
ID=43255069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003273072U Expired - Lifetime JP3101500U (ja) | 2003-11-07 | 2003-11-07 | 尺八 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3101500U (ja) |
-
2003
- 2003-11-07 JP JP2003273072U patent/JP3101500U/ja not_active Expired - Lifetime
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