JP3099225B2 - 手袋離脱装置およびその方法 - Google Patents

手袋離脱装置およびその方法

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JP3099225B2 JP15378596A JP15378596A JP3099225B2 JP 3099225 B2 JP3099225 B2 JP 3099225B2 JP 15378596 A JP15378596 A JP 15378596A JP 15378596 A JP15378596 A JP 15378596A JP 3099225 B2 JP3099225 B2 JP 3099225B2
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  • Gloves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、天然および合成
ゴムなどの伸縮自在な部材で形成された手袋を簡単に、
かつ、衛生的に手指から離脱できる手袋離脱装置および
その方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、伸縮自在な手袋を装着する作業
には、病院の手術の際に使用する場合などがある。病院
での使用される手袋は、メスなどの器具で細かい操作が
できるように、手先に違和感が無いように薄くフィット
するように形成されている。また、切開した患者の体内
での作業をすることから厳しい衛生管理がされ、手袋を
装着する手指も薬用石鹸を使用し、ブラシで擦り洗浄し
た後、ドライヤーで乾燥させ、すでに消毒を済ませた状
態の看護婦が、医師の手指に、手袋の挿入口から手指を
差し込んで、強制的に手袋の弾性力に抗して指先が手袋
の指先側に到達するようにして装着している。
【0003】また、手術後に手に装着している手袋を離
脱する場合は、一方の手袋を装着している手で、他方の
手袋を取り外し、手袋を取り外した手で一方の手袋を取
り外している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の手袋の
離脱方法では、以下に述べるような問題点があった。す
なわち、手術用の手袋は、患者の病巣や血液に接触する
ため、特に、直接接触で伝染する恐れが強いB型肝炎や
エイズなどでは、手袋に付いた血液に直接手肌が触れる
と感染の心配があった。
【0005】この発明は、上記の問題点に鑑み創案され
たものであり、伸縮自在な手袋の離脱が簡単で、手指に
傷つけることなく容易に離脱でき、汚れた手袋の表面に
手指が触れることなく衛生的にその手袋の離脱ができる
手袋離脱装置およおびその方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め,この発明は、伸縮自在な部材で形成された手袋を手
指から離脱する装置であって、手袋を装着した手指を覆
う開口部を有する囲み部と、この囲み部の開口部の近傍
に設けた前記手袋の挿入口と手の間に挿入して係合する
係合部と、前記囲み部の下端側になる位置に設置した手
指から離脱した前記手袋を収納する収納部とから構成さ
れる手袋離脱装置とした。
【0007】また、前記係合部は、突起状に形成しその
先端側に噴射口を設け、前記噴射口に接続して設けた流
体噴射装置を備える構成としても良い。
【0008】さらに、伸縮自在な部材で形成された手袋
を手指から離脱する装置であって、手に装着した手袋の
挿入口に係合させる係合部を固定して設け、前記係合部
の先端側に噴射口を形成し、前記噴射口に流体噴射装置
を接続して設けた手袋離脱装置として構成した。
【0009】そして、前記係合部は、突起状に形成する
と共に、移動機構およびスイッチ部を介して手に装着し
た手袋の挿入口に近接離間するように往復移動する構成
とすることや、前記係合部と対向する側に、手袋切断用
の切断刃を有する他方の突起を設けた構成としたり、前
記切断刃は、その近傍に手指の近接防止ガイドを備える
と共に、吸引機構の吸引口を設ける構成としても構わな
い。
【0010】また、手指に装着した伸縮自在な部材で形
成された手袋の挿入口を係合部に係合し、手袋と手の間
から流体を噴射して手袋内に流入させ、前記係合部から
手前方向に手を移動させることで,手指から手袋を離脱
して収納部に収納する手袋の離脱方法として構成した。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は手袋離脱装置の全体を示
す断面図、図2(a)(b)は係合部の構成を示す斜視
図、図3は、他の形態の手袋装着装置を示す断面図、図
4は、他の形態の手袋離脱装置の構成を示す断面図、図
5は、他の形態の手袋離脱装置の構成を示す断面図、図
6は、他の形態の手袋離脱装置の構成を示す断面図、図
7は、係合部および他方の突起の応用例を示す斜視図お
よび側面図である。
【0012】図1で示すように、手袋離脱装置1は、開
口部3を備える囲み部2と、この囲み部2の開口部3近
傍に設けた係合部としての突起4と、この突起4の先端
側に形成した噴射口4aと、この噴射口4aに供給パイ
プ5を連通して設けた流体噴射装置6と、前記囲み部2
の下端側になる位置に設置した収納部7と、囲み部2の
所定位置に設けた殺菌灯8から構成されている。
【0013】前記突起4は、図2(a)で示すように、
その先端側が曲面により形成されることが望ましく、か
つ、手と手袋Wの挿入口Waの間に挿入し易いように、
先端側の厚みが薄く形成されていることが望ましい。な
お、突起4を、図2(b)のように、複数に分岐(図面
では3本)させた構成の突起4Aとしても良く、突起4
Aの構成とした場合は、各突起部分の先端に噴射口4a
を設ける構成とすることや、少なくとも中央に位置する
突起部分の先端に設ける構成としても良い。
【0014】前記突起4の噴射口4aから噴射される流
体は、空気などの気体や、水などの液体でも良い。な
お、液体を噴射する場合は、前記収納部7に貫通穴を複
数設けておき、その貫通穴から液体が収納タンクに回収
されるか、下水などに流されるように、図1の仮想線で
示すように、排水パイプを設ける構成とする。そして、
前記流体が噴射する場合は、囲み部2外に設けたスイッ
チや、囲み部2内部に設けたスイッチを操作すること
で、噴射される構成とすると都合が良い。そして、流体
が噴射されると、一定時間、例えば10秒噴射されて、
停止するように制御されるか、開口部3の位置に光セン
サなどのセンサスイッチを設けておき、そのセンサスイ
ッチにより手が開口部3から抜き出されたことを確認す
ると、その流体の噴射を停止する構成とすると都合が良
い。
【0015】つぎに、手袋離脱装置1の作用を説明す
る。はじめに、図1で示すように、囲み部2の内部に手
袋Wを装着した手を奥側まで挿入して手袋Wの挿入口W
aを突起4に係合する。そして、流体噴射装置6をスイ
ッチなどの操作により作動させ、空気や水などの流体を
噴射させながら、手をその突起4から手前の方向(囲み
部2から抜き出す方向)に移動する。そうすると、手袋
Wは、仮想線で示すように、徐々に掌あるいは手の甲側
から脱がされる共に、流体の噴射により手指から離脱
する方向に付勢され、手をさらに抜き出す方向に移動す
ることで完全に手袋Wを手指から離脱させることができ
る。
【0016】突起4は、手袋Wを離脱する際に、流体を
噴射することによって、手指が手袋との摩擦で脱げ難く
なる状態を最小限に抑え、常に手袋Wと手指が摩擦しな
いように流体が間に介在してスムーズに手から抜け取れ
るように働く。また、勢いをもって流体を噴射すること
で、さらに、手袋Wが手から脱げる方向に手袋Wを移動
させることが可能となる。
【0017】手袋Wが手指から離脱すると、収納部7に
落下して収容され、所定数の手袋Wが収容されると、収
納部7は、囲み部2から引出しのようにスライドして手
袋Wが収容された回収袋が回収され、新たな回収袋がセ
ットされて囲み部2に設置される構成としている。
【0018】なお、前記殺菌灯8は、囲み部の側面に設
置し、上面側を内部が視認でき、かつ殺菌灯からの目に
悪影響を与える紫外線などの光を遮断できる透光性のあ
る部材で形成すると、手袋の離脱作業が安全に目視でき
都合が良い。また、突起4から流体を噴射しないように
構成しても、手袋の離脱は可能である。さらに、突起4
の設置数は、図面では開口部3の下側位置に一か所とし
ているが、2箇所あるいは3箇所あるいはそれ以上とし
ても良い。
【0019】つぎに、図3に基づいてこの発明の他の手
袋離脱装置の構成を説明する。手袋離脱装置11は、囲
み部12と、この囲み部12の開口部13の近傍に設け
た係合部としての突起14、14と、この突起14、1
4を作動させるスイッチ19と、前記突起14、14に
噴射口を設け、その噴射口にパイプ15を接続した流体
噴射装置16と、前記囲み部12の下端側になる位置に
開口して設けた収納部17と、前記囲み部12の所定位
置に設けた殺菌灯19などから構成されている。なお、
前記突起14、14の形状は、図2(a)(b)で示す
ように、一本の突起であても複数に分岐された構成であ
っても構わない。
【0020】つぎに、手袋離脱装置11の作用を説明す
る。図3で示すように、はじめに、手袋Wを装着した手
指を囲み部12の奥側に挿入し、スイッチ19を作動さ
せると、突起14、14が手首側に移動し、手袋Wの挿
入口Waの手前側で手に接触した状態で停止する。その
ため、手を囲み部12から抜き出す方向に移動すると、
突起14、14は、手袋Wの挿入口Wa側から手袋W内
に挿入され、さらに、囲み部12から抜き脱す方向に手
を移動すると、突起14、14に手袋Wは係合された状
態で、手のみが移動でき、手袋Wは、突起14、14に
係合した状態で手指から離脱する。
【0021】なお、前記突起14,14がスイッチ19
の操作で手側に接触する際に、流体噴射装置16を作動
させる構成とすると、手袋Wの挿入口Waに係合した状
態で空気や水などの流体の噴射により、手袋Wが囲み部
12の内側方向に押されるため、さらに手袋Wの離脱が
容易となる。流体が水や消毒液などの液体であれば、収
納部17に下水などに流出するパイプ(図1の仮想線参
照)を設ける構成とすると都合が良い。
【0022】また、前記開口部13の位置に光センサな
どを設けておき、前記突起14、14は、スイッチ19
の作動により一度手側に移動したのち、手の存在を確認
しなくなったら図3の仮想線の位置に移動する構成とす
ると都合が良い。このとき、流体が噴射している場合
も、光センサの作動により流体の噴射を中止する構成と
すると都合が良い。
【0023】つぎに、図4に基づいて手袋離脱装置の他
の形態を説明する。図4で示すように、手袋離脱装置2
1は、囲み部22と、この囲み部22の開口部23近傍
に設けた係合部としての突起24と、この突起24と一
体に形成したスイッチ機構29と、前記囲み部22の下
端側になる位置に開口して設けた収納部27と、前記囲
み部22の所定位置に設けた殺菌灯28などにより構成
されている。
【0024】そして、前記スイッチ機構29は、突起2
4と連続して構成されたスイッチ板29aと、ほぼ中心
位置に設けたでスプリングコイル29bにより構成さ
れ、前記スプリングコイル29bにより常に突起24の
位置が実線の位置になるように付勢されている。なお、
前記突起24側に流体噴射装置26からの空気や水など
の流体が、パイプ25を介して、前記突起24の先端側
から噴射できる構成にしても構わない。
【0025】そのため、手袋離脱装置21を使用する場
合は、つぎのような作用を有する。はじめに、開口部2
3から囲み部22内に手袋Wを装着した手指を挿入し、
内部に位置するスイッチ板29aを下方に移動させ、突
起24をを手袋Wの挿入口Waに係合させる。そして、
突起が係合した状態で、手指を囲み部22から抜き取る
方向に移動すると、突起24に手袋Wが係合され、手指
のみを手袋から抜き取ることができる。
【0026】そして、離脱された手袋Wは、収納部17
側に落下して所定数の手袋Wが溜まった状態で収納部か
ら取り出され廃棄される。なお、前記突起24から空気
や水などの流体を噴射する構成とすると、さらに、手袋
Wの離脱が容易になる。
【0027】つぎに、図5で示すように、この発明の手
袋離脱装置の他の形態について説明する。図5で示すよ
うに、手袋離脱装置31は、囲み部32と、この囲み部
32の開口部33の近傍で下側に設けた係合部としての
突起34と、前記開口部33の近傍で上側に設けた他方
の突起35と、前記囲み部の下端側の位置に開口を設け
て形成した収納部37とから構成されている。そして、
前記突起35は、基端側に切断刃35aを設けた構成と
している。なお、前記突起34側には、その突起34の
先端側に設けた噴射口から水や空気などの流体が噴射で
きるように、パイプ36aを介して流体噴射装置34が
接続されると都合が良い。
【0028】そのため、手袋離脱装置31を使用して手
袋Wの離脱を、つぎのような手順で行うことができる。
すなわち、図5で示すように、手袋離脱装置31の開口
部33から手袋を装着した手指を挿入し、はじめに上側
の突起35に手袋Wの挿入口Waを係合させ、さらに、
手袋を伸長させて、その挿入口Waを下側の突起34に
係合させる。
【0029】そして、手指を開口部33から抜き出す方
向に移動すると、手袋Wは、上側の突起35の先端側に
係合した状態でその基端側の切断刃35aにより手袋3
5が切断されながら、かつ、下側の突起34に係合した
状態を保ちながら、手指から徐々に脱ぎ取られ、最後に
指側まで切断刃35aで切断され手指から離脱される。
手袋Wは、手指に伸長された状態で装着されていること
から、手袋Wが、切断刃35aで切断される場合は、そ
の切断された手袋Wの外面が手指から離脱する方向に捲
れる状態となって離脱されて行くことになる。したがっ
て、汚れた手袋Wの表面側が手指に触れることなく、手
袋Wは離脱できる。
【0030】なお、前記突起34から噴射流体としての
空気や水を噴射する構成とすると、さらに容易に手指か
ら手袋Wが離脱することが可能となる。また、切断刃を
有する突起35の設置位置は、突起34に対して180
度の位置関係になる必要はなく、手の甲側の手袋Wが切
断できる位置であれば構わない。
【0031】つぎに、図6で示すように、この発明の他
の形態の手袋離脱装置の構成について説明する。図6で
示すように、手袋離脱装置41は、開口部43を備える
囲み部42と、前記開口部43の近傍で上側に設けた吸
着切断部45と、前記開口部43の近傍で下側に設けた
係合部としての突起44と、前記囲み部の下端側の位置
に開口して設けた収納部47と、前記囲み部42の側面
に設けた殺菌灯48などを備えている。
【0032】前記吸着切断部45は、ほぼ逆Y字形に形
成され、その分岐部分に切断刃45aが設けられ、その
切断刃45aの左右に手指の近接防止ガイド45bが設
けられると共に、前記切断刃45aおよび近接防止ガイ
ド45b近傍に吸引口45cが設けられている。そし
て、前記吸引口45cは、接続パイプ46を介して吸引
装置46に接続されている。
【0033】なお、前記突起44から流体とくに空気を
噴射する構成とする場合は、前記吸引装置46の吸引し
た空気をパイプ46bを介してその突起44の噴射口か
ら噴射する構成とすると都合が良い。また、前記近接防
止ガイド45bは手指の太さより幅が狭くなるように構
成されている。
【0034】そのため、前記構成の手袋離脱装置41を
使用する場合は、つぎのようになる。すなわち、囲み部
42の開口部43から手袋Wを装着した手指を挿入し、
掌側に位置する突起44に手袋Wの挿入口Wa側を係合
する。そして、前記吸引切断部45側に持ち上げて手袋
Wを伸長させた状態で近づけると、吸引装置46がセン
サースイッチなどにより作動して吸引口45cから空気
の吸引を行い、手袋Wが仮想線のように吸引される。こ
のとき、近接防止ガイド45b,45bがあるため、切
断刃45aにより手袋Wが切断さるように手指を移動し
ても手指に切断刃45aが触れて手が切れることはな
い。
【0035】したがって、切断刃45aにより手袋Wを
切断しながら手指を、前記突起44より手前の方向に移
動することで、手袋Wは、切断され手指に密着する手袋
の面積が減少して手指と摩擦の抵抗が減少し、手指から
離脱され易くなる。なお、前記突起から空気を噴射する
構成とすると、さらに離脱が容易になる。
【0036】なお、前記した構成の各手袋離脱装置に使
用される突起を図7(a)で示すように構成しても構わ
ない。なお、ここでは突起(4)を代表して説明する。
すなわち、前記突起(4)が設置されている傾斜面に軌
道溝を形成し、その軌道溝に沿って突起(4)が移動機
構により移動できる構成としている。そのため、手袋の
挿入口と手の間に、突起を係合させ、所定位置に設けた
スイッチの作動により突起を囲み部の開口部から離れる
方向に移動させることで、手袋は容易に手指から離脱で
きるものである。もちろん、突起の先端側から流体を噴
射するようにして突起を移動させる構成としても良く、
手袋の離脱をさらに容易にする。また、図7(b)で示
すように、切断刃を備える突起(35)も移動機構によ
り移動自在に設けることで、図7(a)で示す突起の移
動と合わせて構成すれば容易に手袋を手指から離脱する
ことが可能となる。
【0037】また、図4で示す突起では、そのスイッチ
機構の中心の支軸を移動可能に設ける構成とし、前記ス
イッチ板が作動して突起が手と手袋の挿入口の間に係合
すると、囲み部の奥側に移動する構成としても良い。さ
らに、係合部は、吸引開口部を囲み部の開口部近傍に配
置し、手袋を装着した手が、囲み部の開口部に挿入され
ると、その吸引開口部から吸引動作が行われ、手袋を吸
着して係合する構成としても構わない。そして、前記実
施例で示した各構成の手袋離脱装置は、片方の手の手袋
を離脱する構成にいて説明しているが、囲み部に開口
部を2箇所設けて両手の手袋をほぼ同時に離脱できるよ
うにしても良い。さらに、手袋離脱装置は、手に装着し
た手袋の挿入口に係合させる係合部を固定して設け、前
記係合部の先端側に噴射口を形成し、前記噴射口に流体
噴射装置を接続した手袋離脱装置としても良い。
【0038】
【発明の効果】以上に述べたようにこの発明は次の優れ
た効果を発揮する。 (1)手袋離脱装置は、囲み部内の開口部近傍に設けた
係合部としての突起に手袋の挿入口を係合した状態で手
指を引き抜く方向に移動すると、手袋の外面に触れるこ
と無く容易に手袋から手指を離脱し、離脱した手袋を収
納部に収納することが可能となる。そのため、手術を
う者の安全を図ることができる。
【0039】(2) 手袋離脱装置は、係合部としての突起
を、スイッチ部の操作により移動可能とし、囲み部内に
挿入した手の手袋挿入口の近傍にその突起が近接した状
態で、手を囲み部から抜き出す方向に移動すると、突起
が挿入口に係合し、さらに手を移動することで手指から
手袋を離脱することができる。
【0040】(3) 手袋離脱装置は、その突起から噴射流
体である水や空気を噴射することで、手袋を離脱する方
向に移動させることと、その流体が手袋内に噴射される
ことによって手指と手袋の摩擦を緩和させ、さらに手袋
を手指から容易に離脱することが可能となる。
【0041】(4) 手袋離脱装置は、突起と、切断刃を備
える切断突起を備えることで、手袋が一方の側から切断
され、手指との摩擦が減少し、手指からの手袋の離脱を
極めて容易にする。また、突起から流体を噴射すること
で手袋の離脱が素早くできる。
【0042】(5) 手袋離脱装置は、切断刃の近傍に手指
の近接防止ガイドを設けると共に、吸引機構の吸引口を
設ける構成としているため、手指が切断刃に触れること
なく手袋だけが吸引されて切断でき容易に手袋から離脱
することが可能となる。また、突起側から流体を噴射す
ることでさらに離脱を容易とし、使用者の安全を確保で
きる。 (6) 手袋離脱装置は、その突起を移動できるように設け
ることで、手が移動することなく手袋の離脱が可能とな
る。また、切断刃を設ける突起も合わせて移動自在に設
けることで更に手袋の離脱が容易となる。そして、突起
から流体を噴射することで、一層、手袋の離脱が容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の手袋離脱装置の要部を示す断面図で
ある。
【図2】この発明の手袋離脱装置の係合部の構成を示す
斜視図である。
【図3】この発明の他の形態の手袋離脱装置の要部を示
す断面図である。
【図4】この発明の他の形態の手袋離脱装置の要部を示
す断面図である。
【図5】この発明の他の形態の手袋離脱装置の要部を示
す断面図である。
【図6】この発明の他の形態の手袋離脱装置の要部を示
す断面図である。
【図7】(a)(b)は、この発明の突起の構成を示す
要部の斜視図および側面図である。
【符号の説明】
1 手袋離脱装置 2 囲み部 3 開口部 4 突起(係合部) 4a 噴射口 5 供給パイプ 6 流体噴射装置 7 収納部 8 殺菌灯 19 スイッチ部 35 突起(他方の突起) W 手袋 Wa 挿入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 19/04 A41D 19/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮自在な部材で形成された手袋を手指
    から離脱する装置であって、手袋を装着した手指を覆う
    開口部を有する囲み部と、この囲み部の開口部の近傍に
    設けた前記手袋の挿入口と手の間に挿入して係合する係
    合部と、前記囲み部の下端側になる位置に設置した手指
    から離脱した前記手袋を収納する収納部とから構成され
    ることを特徴とする手袋離脱装置。
  2. 【請求項2】 前記係合部は、突起状に形成しその先端
    側に噴射口を設け、前記噴射口に接続して設けた流体噴
    射装置を備える請求項1に記載の手袋離脱装置。
  3. 【請求項3】 前記係合部は、突起状に形成すると共
    に、移動機構およびスイッチ部を介して手に装着した手
    袋の挿入口に近接離間するように往復移動させる請求項
    1または2に記載の手袋離脱装置。
  4. 【請求項4】 前記係合部と対向する側に、手袋切断用
    の切断刃を有する他方の突起を設けた請求項1、2また
    は3に記載の手袋離脱装置。
  5. 【請求項5】 前記切断刃は、その近傍に手指の近接防
    止ガイドを備えると共に、吸引機構の吸引口を設けた請
    求項4に記載の手袋離脱装置。
  6. 【請求項6】 手袋に装着した伸縮自在な部材で形成さ
    れた手袋の挿入口を係合部に係合し、手袋と手の間から
    流体を噴射して手袋内に流入させ、前記係合部から手前
    方向に手を移動させることで,手指から手袋を離脱して
    収納部に収納する手袋の離脱方法。
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