JP3098918U - カップインソールを装填したヒールを有する婦人靴 - Google Patents

カップインソールを装填したヒールを有する婦人靴 Download PDF

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Abstract

【課題】ヒールを有する靴を履いた時の歩行時の衝撃を吸収緩和し、足の疲労を軽減する。また、靴内の足趾の移動を抑制し足趾のポジションを保つとともに足趾部の各アーチのサポートをして歩行時の足趾の安定とアーチの低下の防止及び良好な着用感を提供する。
【解決手段】
ヒールを有する靴に、衝撃吸収性の機能を有する発泡性合成樹脂等を本体3に使用し足型状に立体形成したカップインソール1を装填することにより歩行時の踵部から足裏全体にかかる衝撃を吸収緩和し、内甲踏まず部8から踵後部9、外甲側部10に係るカップ型の形状により靴内の空間を充填し踵の安定と靴内における前後の移動を抑制して足趾を安定させる。また、内甲踏まず部8、外甲側部10が有する立体曲面により縦アーチをサポートしてアーチの低下を防止するとともに、表面材2に適宜な部材を用いてより良好な着用感を得ることが出来る。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はヒールを有する婦人靴にカップインソールを装填することにより歩行時の衝撃を吸収緩和し、内甲踏まず部から踵後部、外甲側部の立体曲面(カップ形状)により靴内の空間を充填し足の縦アーチ(内側、外側)及び横アーチのサポート、靴内の足の前後運動を抑制し安定性の向上を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から一般的に用いられているカップインソールを装填した靴としてはランニング、テニス、サッカー等の運動時に於ける衝撃等の吸収緩和及び足趾部のサポートを目的とした運動靴が代表例である。登山等に用いるトレッキングシューズもこの範疇に入る。他に女性用が主であるが足、腰への負担の軽減等を目的としたコンフォートシューズも一般に周知である。以上のように足趾部への衝撃吸収緩和及び靴内の空間部を充填して安定性を高める目的で用いられているものが一般的である。
【0003】
スポーツを目的とする運動靴及びカジュアルシューズ以外の一般的な婦人靴のデザイン特性上として靴本体にヒール(本体と独立したもの)を装着する事が求められる。なぜならば公的な場面はもとより通勤等の一般社会生活の場においてもその要素が求められるからである。
また、履用者もヒールを装着した靴を履くことにより身体的特徴(身長が高く見える、足が長く見える等)の向上が図れるためにこれらの要素を求めるものである。
ヒールを装着するという事は靴本体に傾斜を有する形となる、その為に足が靴の前部に移動しやすい形状になるということである。予防策としてベルトでの足の固定、靴内装部への滑りづらい部材の使用等があるが全て解消し得る物ではない。また、紳士靴や運動靴と違い女性らしい華奢さが求められるというデザイン特性上から表底部材はミリ単位の厚さのものが一般的で中底部材も同様である。そして通常中底の踵下部分に楕円形の厚さ2ミリ程度のクッションを貼りその上に中敷を貼り付ける形となるがその中敷の厚さは1ミリ以下のものが一般的である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
歩行時における足裏に付加される体重負荷は踵部後方のやや外側の着地から踵、足の外側を後部から前方へ、第5指(小指)のボール部(付け根)に達し足裏を横切り第1指(親指)のボール部に到り、次第に爪先部に移動して最後にその力により各指で地面を強く蹴るものである。これらの体重負荷に対し足のアーチ(縦アーチ、横アーチ)がクッションの役目を果たして足にかかる体重の負荷をやわらげスムーズな歩行のためのバネとして機能している。これらの婦人靴の場合はこの歩行時に地面から受ける強い衝撃をヒール部他各底部材を通し足裏に受ける形となる。また、傾斜がある為に歩行時に靴内での足の前後運動が起こりやすく踵が安定せずに足首部を含め足部全体に過度の負担を強いる場合や爪先部等の足趾前部に荷重をかけ続け、外反母趾の原因となる場合もある。また長時間の歩行や衝撃を受けることによって足のアーチを構成する靭帯に影響を及ぼし足の疲れの原因となるアーチの低下を招きむくみやだるさを感じることがある。その他に靴の衝撃吸収性、弾力性の欠落、アーチサポート性の欠落等が原因として足底腱膜炎、筋腱炎、陥入爪、中足骨頭痛、足趾痛、捻挫、開張足、偏平足などが足の疾病として挙げられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案を以下の実施図面によって説明すれば、カップインソール1を靴本体7に装填し使用する事により歩行時の踵部から足裏全体にかかる衝撃を吸収緩和し、内踏まず部8と踵後部9から外甲側部10の立体曲面(カップ形状)により靴内の空間を充填し足のアーチ(縦アーチ13、14、横アーチ15)のサポートと踵の固定をし靴内における足の前後へのピストン運動を抑制して歩行時の足の安定と良好な着用感を提供する。
【0006】
【実施例】
本考案に係る婦人靴の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本考案に係るヒールを有する靴本体7にカップインソール使用し、その一部を破断して示した参考図である。カップインソール1は中底の形状に合わせ隙間無く装填する。靴本体7の甲革12の素材としては通気性、足への馴染み等を考慮すると天然皮革が望ましいが機能が同等の素材であれば目的により他の素材を使い分けることは可能である。歩行時の衝撃はヒール6を通し踵に伝わりアウトソール5、中底4を通して順次、足裏全面へと伝えられるがカップインソール1がこの衝撃を吸収緩和する。この際、体重移動とともに足趾に前方へ移動しようとする力が加わるがカップインソール1が空間を充填して足趾の運動を抑制するとともに内甲踏まず部8が縦アーチ13を外甲側部10が外甲縦アーチ14をサポートして踵後部9のカップ内に踵を安定させる。歩行時の足趾の動きを的確に地面に伝える為アウトソール5、中底4共に適度な屈曲性が必要である。またアウトソール5は接地面が滑りづらい素材もしくは加工を施した部材であればより良好な着用感を得られる。
【0007】
図2は本考案に係る婦人靴に装填するカップインソール1の斜視図である。発泡性合成樹脂やエラストマーからなる本体3の表面材2に布帛、不織布、合成皮革等を使用、貼着しこれをプレスして足型状に裁断、立体形成したものであり、その機能として本体で衝撃を吸収緩和し内甲踏まず部8と外甲側部10の立体曲面で縦アーチのサポートをし、踵後部9への立体曲面(カップ形状)で靴内の空間を充填し踵を安定させる。またカップインソールの前部横アーチ部分を隆起させ横アーチのサポートとする事もデザインにより可能である。使用する靴本体のデザイン形状により(ヒールの高さ等)カップインソール本体3により弾性の強い部材を混入し特定部位(前足部、踵部等)の衝撃吸収力の強化を図ることも有効である。また本体3の裏面にシリコン樹脂等を滑り止めとして塗布することも有効である。
【0008】
この考案に使用するカップインソールはその使用する木型形状及び靴本体のデザインによってヒールの高さ(靴本体の傾斜)や靴のホールド感が異なる為、本体の厚さ及びカップの形状を木型に合わせ設定しなければならない。
ヒールの高さ(靴本体の傾斜角度)によって体重の負荷のかかりかたが前足部と踵部とは違ってくる、ヒールが高くなるほど前足部の負荷が大きくなる為ヒールの高さを考慮したカップインソール1の部材、厚さの設定が必要である。使用する表面材2はその使用目的、使用時季に応じて吸湿吸汗性や発熱性等の機能を有する部材を使用することによってより良好な着用感を得ることが出来る。靴本体裏部材11においても同様の素材を使用すれば相乗効果を得ることが可能である。また各機能を組み合わせ使用することも可能である。
【0009】
【考案の効果】
本考案は上記のように構成されているので、以下の様な効果を奏する。
ヒールを有する婦人靴を履用して歩行した際の地面からの衝撃はヒール6、アウトソール5を通して中底4に伝えられ、この中底4を介して衝撃吸収性の発泡体を有するカップインソール1に分散吸収される。この際の足趾の前方への移動の動きを抑制して足のポジションを安定させると共に各アーチのサポートをする。従って従来のように靴内で足が過度に内回転や外回転、前方へずれることなく安定した歩行をすることが出来る。歩行時の衝撃吸収、足の安定、アーチサポートの機能を有することによって従来の婦人靴の形状が原因とされる様々な足のトラブルへの対応が出来、また使用目的、使用時季によって適宜の部材を用いることが出来る為、着用感が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る婦人靴にカップインソールを装填した状態の一部を破断
して示した参考図である。
【図2】本考案に係る婦人靴に装填するカップインソールの斜視図である。
【図3】図2におけるA−A線の断面図である。
【図4】本考案に係る婦人靴のブーツの参考図である。
【図5】足趾のアーチの位置を示した参考図である。
【符号の説明】
1カップインソール
2表面材
3本体
4中底
5アウトソール
6ヒール
7靴本体
8内甲踏まず部
9踵後部
10外甲側部
11靴本体裏部材
12甲革
13内甲縦アーチ
14外甲縦アーチ
15横アーチ

Claims (1)

  1. 本体に衝撃吸収性を有する部材を使用し、内甲踏まず部から踵後部、外甲側部にかけて立体曲面の形状をしたカップインソールを靴内に装填することにより形成されていることを特徴とするヒールを有する婦人靴。
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