JP3097681B2 - パケット交換機及びその制御方法 - Google Patents

パケット交換機及びその制御方法

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JP3097681B2 JP36881498A JP36881498A JP3097681B2 JP 3097681 B2 JP3097681 B2 JP 3097681B2 JP 36881498 A JP36881498 A JP 36881498A JP 36881498 A JP36881498 A JP 36881498A JP 3097681 B2 JP3097681 B2 JP 3097681B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchro
nous Transfer Mode;非同期転送モード)のようなパ
ケット通信技術を用いて特定の入力ポートと出力ポート
の間でパケットをスイッチングするパケット交換装置及
びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図19に、この種の従来のパケット交換
機の構成をブロック図にて示す。図19を参照すると、
この従来のパケット交換機は、パケットの交換を行う空
間分割スイッチ部20と、入力ポートに到着したパケッ
トを蓄積する複数の入力バッファ部10−1〜10−n
と、アービタ部21と、複数の出力モジュール部30−
1〜30−mとを備えて構成されている。
【0003】空間分割スイッチ部20は、特定の入力リ
ンク22−1〜22−nと出力リンク23−1〜23−
nの間でパケットをスイッチングする。
【0004】また、出力モジュール部30−1〜30−
mは、収容するG本の出力ポート別に論理キューを構築
し、空間分割スイッチ部20のG本の出力リンクから流
入するパケットを出力ポート宛てにスイッチングする。
【0005】かかる構成において、パケットが最終的な
宛先である出力ポートに到達するためには、最終的な宛
先出力ポートが収容された出力モジュール部と空間分割
スイッチ部20を結合するいずれか任意のリンクを経由
して、出力モジュール部へ到着すればよい。
【0006】出力モジュール部30−1〜30−mは、
目的とする出力ポートに到達するようにパケットをスイ
ッチングする。
【0007】ここで、空間分割スイッチ部20と出力モ
ジュール部30−1〜30−mを結合するリンク数より
も多い入力バッファ部10−1〜10−nが、特定の出
力モジュール部30−1〜30−mに対して同時にパケ
ットを送信すると、空間分割スイッチ部20の内部でパ
ケット衝突が発生し、パケットが運ぶデータが破壊され
てしまうので、同一タイミングにおいては、特定の出力
モジュール部へパケットを送信する入力バッファ部を、
高々G個に制限する必要がある。
【0008】アービタ部21は、パケット衝突が発生し
ないように、各出力モジュール部への出力許可をどの入
力バッファ部に与えるかを決定する(これを「競合調停
処理」という)。
【0009】入力ポート毎に用意される入力バッファ部
10−1〜10−nは、単一FIFO(先入れ先出し型
メモリ)19から構成される。
【0010】入力ポート100−1〜100−nに到着
するパケットは、それぞれ、各入力ポートのFIFO1
9に蓄積されているパケット群の末尾に蓄積される。
【0011】次に、図19に示した従来のパケット交換
機の動作について説明する。
【0012】入力ポート100−1〜100−nに到着
するパケットはFIFO19に蓄積済みのパケット群の
末尾に蓄積される。
【0013】各入力バッファ部10−1〜10−nは、
FIFO19にパケットが蓄積されている場合、アービ
タ部21に対してFIFO19の先頭パケットの宛先出
力ポートあるいは宛先出力モジュール部に対する出力要
求を出す。
【0014】ここで、パケット交換機全体の入出力ポー
ト数をN、出力モジュール部30−1〜30−mのサイ
ズをG×Gとすると、必要な出力モジュール部30−1
〜30−mの個数は、N/Gである。
【0015】出力モジュール部30−1〜30−mの入
出力リンクの番号を上から、0、1、2、....、G
−1とし、パケット交換機全体の入出力ポートの番号を
上から0、1、2、....、N−1とする。
【0016】パケットの宛先出力ポート番号をdとする
と、宛先の出力モジュール部の番号iは、 i=INT(d/G) で与えられる。なお、INT(X)はXを超えない最大
の整数を示す。
【0017】アービタ部21は、各入力バッファ部10
−1〜10−nからの出力可能信号40を統合して、出
力モジュール部単位に出力要求数を調べる。
【0018】同一の出力モジュール部30−1〜30−
mに対してG個よりも多くの入力バッファ部10−1〜
10−nから出力要求がある場合(すなわち競合発生
時)には、高々G個の入力バッファ部10−1〜10−
nに対してのみ出力許可を与える。
【0019】この時、出力モジュール部への出力許可を
与えた入力バッファ部に対して、空間分割スイッチ部2
0と出力モジュール部を結合するいずれかの空いている
リンクを割り当てる。
【0020】アービタ部21は、全ての出力モジュール
部30−1〜30−mに対して以上の競合調停を行った
後に、出力許可信号41を用いて出力許可が与えられた
かどうかを各入力バッファ部に通知する。
【0021】出力許可を獲得した入力バッファ部10−
1〜10−nは、FIFO19の先頭に蓄積されている
パケットを、入力リンクへ22−1〜22−n送出する
とともに、空間分割スイッチ部20は、アービタ部21
から通知される調停結果に基づいて入力リンク上のパケ
ットを所定の出力リンク23−1〜23−nへ転送す
る。
【0022】ある入力バッファ部に、ある出力モジュー
ル部(番号d)のある入力リンク(番号)(0≦j≦G
−1)への出力許可を与えた場合、空間分割スイッチ部
20は、その入力バッファ部が接続された入力リンクと
出力リンク(番号s=G×d+j)の間でパケットがス
イッチングされるように制御する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のパケット交換機においては、入力ポート毎に設置され
る入力バッファ部を、単一FIFOで構成しているた
め、アービタ部での競合調停制御によって、FIFOの
先頭パケットの出力要求が却下された場合、FIFOの
二番目のパケットは、その宛先が空いているにもかかわ
らず、先頭パケットが送出されないため、入力バッファ
部で待ち合わせを受けてしまい、パケット交換機のスル
ープットが劣化するというHOL(Head Of L
ine)ブロッキングという問題が生じる。
【0024】また、各入力バッファ部は、アービタ部か
ら出力許可を獲得した場合に、パケットを送出するが、
アービタ部は、出力モジュール部の輻輳状態を考慮する
ことなしに出力許可を与えているため、出力モジュール
部が輻輳により、バッファが不足しているにもかかわら
ず、アービタ部は、その出力モジュール部への出力を許
可してしまうことになり、結果として、出力モジュール
部でパケット廃棄が頻発して、パケット交換機のスルー
プットが劣化する、という問題があった。
【0025】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされてものであって、その目的は、空間分割スイッ
チ部の複数の出力リンクをグループ化し、各グループ毎
にそれぞれ収容した出力ポート単位でパケットの蓄積お
よび読み出しを行うための論理キューを内部に構築する
出力モジュール部を備えたパケット交換機において、ス
ループットを向上させるとともに、遅延を低減させる、
パケット交換機及びその制御方法を提供することにあ
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明は、入力ポート毎に用意される入力バッファ部と、入
力リンクと出力リンクの間でパケットをスイッチングす
る空間分割スイッチ部と、前記入力バッファ部に出力許
可を与えるかどうかを決定する競合調停処理を行なうア
ービタ部と、前記空間分割スイッチ部の複数の出力リン
クをグループ化し、各グループ毎にそれぞれ収容した出
力ポート単位でパケットの蓄積および読み出しを行うた
めの論理キューを内部に構築する出力モジュール部と、
を備え、伝送媒体であるパケットを入力ポートと出力ポ
ートとの間でスイッチングするパケット交換機におい
て、前記入力バッファ部は宛先出力ポートに対応して論
理キューを構築し、前記アービタ部は、同一の出力モジ
ュール部宛てにパケットを送出する前記入力バッファ部
の個数が、前記出力モジュール部と前記空間分割スイッ
チ部を結合するリンク数よりも多くならないように、前
記出力モジュール部への出力許可を前記入力バッファ部
に対して、計画的に割り当てる競合調停処理を実行して
出力許可の対象である前記出力モジュール部の番号を、
前記入力バッファ部に通知し、前記入力バッファ部は、
出力許可の対象である前記出力モジュール部が収容する
複数の前記出力ポートに対応する前記論理キューのう
ち、前回にその出力モジュール部宛てに送信した前記論
理キューの次を開始点とするラウンドロビンにより、最
も早く発見されたパケット蓄積のある前記論理キューか
らパケットを送出する送出キュー選択処理を実行する、
ことを特徴とする。
【0027】本発明において、前記出力モジュール部
は、前記出力モジュール部が備える出力ポート単位の論
理キューが輻輳しているかどうかを、前記アービタ部ま
たは前記入力バッファ部に通知する。前記アービタ部
が、競合調停処理で、前記出力モジュール部が収容する
出力ポートのうち輻輳している出力ポート宛てのパケッ
トしか蓄積していない前記入力バッファ部には、前記出
力モジュール部への出力許可を与えないようにする。す
なわち、上記目的は、特許請求の範囲の請求項1〜14
に記載された本発明によって達成される。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明は、空間分割スイッチ部の複数の出力リン
クをグループ化し、各グループ毎にそれぞれ収容した出
力ポート単位でパケットの蓄積および読み出しを行うた
めの論理キューを内部に構築する出力モジュール部を備
えたパケット交換機において、入力バッファ部は宛先出
力ポートに対応して論理キューを構築するとともに、出
力許可の対象である出力モジュール部が収容する複数の
出力ポートに対応する論理キューのうち、前回にその出
力モジュール部宛てに送信した論理キューの次を開始点
とするラウンドロビンにより最も早く発見されたパケッ
ト蓄積のある論理キューからパケットを送出する送出キ
ュー選択処理を実行する。
【0029】入力バッファ部は、宛先出力ポート毎に論
理キューを構築しているので、いついかなる時でも、全
ての出力モジュール部へパケットの送出が可能であり、
HOLブロッキングが解消され、パケット交換機のスル
ープットを向上する。
【0030】また、出力モジュール部が備える出力ポー
ト単位の論理キューが輻輳しているならば、出力モジュ
ール部は、出力ポート単位の輻輳情報をアービタ部また
は入力バッファ部に送信する構成とされており、アービ
タ部は、出力モジュール部が収容する出力ポートのうち
輻輳している出力ポート宛てのパケットしか蓄積してい
ない入力バッファ部には、その出力モジュール部への出
力許可を与えないようにする。
【0031】さらに、競合調停処理を実行したアービタ
部は、出力許可を与えた入力バッファ部に対して、出力
許可の対象である出力モジュール部の番号とともに、そ
の出力モジュール部に収容されている出力ポート別の輻
輳情報を通知する。
【0032】そして、入力バッファ部では、送出キュー
選択処理において、輻輳している出力ポートに対応した
論理キューからのパケット送出を禁止する。
【0033】これにより、輻輳していてバッファが不足
している出力モジュール部内の出力ポート別論理キュー
にはパケットが送出されなくなり、出力モジュール部で
のパケット廃棄を防止することができる。
【0034】競合調停処理の実行周期が複数個のパケッ
トを転送するに足る時間である場合には、各入力バッフ
ァ部は前回の競合調停処理で獲得した出力許可を次回の
競合調停処理まで保持しつづけておき、単一パケットを
送出する毎タイミングにおいて前記送出キュー選択処理
を実行してパケットを送出する論理キューを逐次決定す
る。これにより、競合調停処理を実行するアービタ部を
処理能力の低いプロセッサで構築することが可能であ
る。以下実施例に即して本発明を詳細に説明する。
【0035】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照して説
明する。図1は、本発明による一実施例のパケット交換
機の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、
本発明の一実施例は、複数の入力バッファ部10−1〜
10−nと、空間分割スイッチ部20と、アービタ部2
1と、複数の出力モジュール部30−1〜30−mを備
えている。
【0036】空間分割スイッチ部20は、特定の入力リ
ンク22−1〜22−nと、出力リンク23−1〜23
−nの間でパケットをスイッチングする。
【0037】図2に示すように、空間分割スイッチ部2
0は、入力リンク22−1〜22−nと出力リンク23
−1〜23−nの間に格子状にはりめぐらされた情報信
号伝走路20−1の交叉点20−2がON/OFFされ
るように構成されており、交叉点20−2がONの時
に、その交叉点で交錯する入力リンク22−1〜22−
nと出力リンク23−1〜23−nの間でパケットが伝
達される。
【0038】図3は、本発明の一実施例における、入力
バッファ部10−1の構成を示すブロック図である。な
お、入力バッファ10−1〜10−nはいずれも同様の
構成とされている。図3を参照すると、各入力バッファ
部10−1〜10−nは、論理キュー11−1〜11−
nと、パケット入力部12と、出力可能信号送信部13
と、出力許可信号受信部14と、輻輳信号受信部15
と、パケット出力部16とを備えている。入力バッファ
部10−1〜10−nは、その内部に、出力ポート10
1−1〜101−nに対応した論理キュー11−1〜1
1−nを構築し、入力ポート100−1〜100−nに
それぞれ到着するパケットに対して、パケット入力部1
2は、宛先出力ポート101−1〜101−nを区別し
て、所定の論理キュー11−1〜11−nに蓄積する。
【0039】本実施例では、説明の簡単化のために、論
理キュー11−1〜11−nは宛先出力ポート101−
1〜101−n別にパケットを蓄積するものとしている
が、コネクション別に蓄積する場合でも、何ら変更を加
えることなく、本発明を適用することができ、同一の効
果が期待できる。
【0040】また、出力ポートに対応した論理キュー1
1−1〜11−nを、サービスクラス毎に用意すること
によって、容易にマルチトラヒッククラス環境を提供す
ることができる。
【0041】そして本発明の一実施例では、説明の簡単
化のために、サービスクラスが一つである場合を想定し
ているが、所望のサービスクラスの分だけいくらでも用
意可能である。
【0042】出力可能信号送信部13は、入力バッファ
部10−1〜10−nのある論理キュー11−1〜11
−nにパケット蓄積がある場合、その論理キューに対応
する出力ポート宛に、送出可能状態であるとして、出力
可能信号(出力要求信号)40を、アービタ部21に発
信する。
【0043】図9は、本発明の一実施例における出力可
能信号送信部13がアービタ部21に伝達する出力可能
信号40のフォーマットの一例を示す図である。
【0044】本実施例では、出力可能信号40として、
宛先出力ポート毎に設けられた欄に、出力可能でないこ
とを示す“0”か、もしくは出力可能であることを示す
“1”のどちらかが記入される。
【0045】出力可能信号送信部13が出力可能信号4
0の該当する欄を“1”にセットするのは、(1)パケ
ットが入力バッファ部の論理キューに蓄積された時に、
その論理キューが空であった場合、もしくは、(2)出
力許可を獲得した論理キューが、出力許可を喪失した時
点で依然としてパケットが残っている場合、とする。
【0046】再び図1及び図3を参照すると、出力許可
信号受信部14は、アービタ部21から通知される出力
許可信号41を受信して翻訳し、出力許可の対象である
出力モジュール部30−1〜30−mの番号をパケット
出力部16に通知する。
【0047】輻輳信号受信部15は、アービタ部21か
ら通知される輻輳状態信号42、または出力モジュール
部30−1〜30−mから通知される輻輳通知信号43
を受信して翻訳し、出力許可の対象である出力モジュー
ル部が収容する出力ポートの輻輳状態をパケット出力部
16に通知する。
【0048】パケット出力部16は、特定の論理キュー
の先頭パケットを取り出して、空間分割スイッチ20の
入力リンク22−1〜22−nに伝送する。
【0049】図4は、本発明の一実施例における入力バ
ッファ部10−1〜10−nのパケット出力部16の構
成の一例を示す。図4を参照すると、パケット出力部1
6では、まず、Aセレクタ部16−1が出力許可の対象
である出力モジュール部30−1〜30−mに対応する
Bセレクタ部16−2を動作実行させる。動作が有効に
なったBセレクタ部16−2は、出力許可の対象である
出力モジュール部が収容する出力ポートに対応した複数
の論理キューの中から一つだけ選択する。
【0050】この時、選択される論理キューは、前回に
その出力モジュール部宛てに送信した論理キューの次を
開始点とするスケジュール法であるラウンドロビンによ
り、最も早く発見されたパケット蓄積のある論理キュー
とする。
【0051】ただし、出力ポートの輻輳状態を参照し
て、輻輳している出力ポートに対応する論理キューは選
択しないように制御する。
【0052】図5は、本発明の一実施例における出力モ
ジュール部30−1の構成を示すブロック図である。な
お、出力モジュール30−1〜30−nはいずれも同様
な構成とされる。図5を参照すると、出力モジュール部
30−1〜30−mは、論理キュー31−1〜31−g
と、アドレスフィルタ32−1〜32−gと、時分割多
重バス33と、輻輳通知信号送信部34とを備えて構成
されている。
【0053】出力モジュール部30−1〜30−mは、
収容するG本の出力ポート101−1〜101−gに対
応した論理キュー31−1〜31−gを構築し、空間分
割スイッチ部20のG本の出力リンク23−1〜23−
nから流入するパケットを時分割多重バス33に多重
し、アドレスフィルタ32−1〜32−gは対応する出
力ポート宛のパケットのみ通過させて論理キュー31−
1〜31−gに蓄積する。論理キュー31−1〜31−
gからは、出力ポートの回線速度に従って先頭のパケッ
トから順に読み出される。
【0054】本実施例では、説明の簡単化のために、出
力モジュール部30−1〜30−mを出力バッファ型ス
イッチの構成となるようにしたが、共通バッファ型スイ
ッチの構成を用いていも何ら変更を加えることなく本発
明を適用することができ、同一の効果が期待できる。
【0055】さらに、本実施例では、説明の簡単化のた
めに、論理キュー31−1〜31−gは出力ポート別に
パケットを蓄積するとしているが、コネクション別に蓄
積する場合でも何ら変更を加えることなく本発明を適用
することができ、同一の効果が期待できる。
【0056】また、出力ポートに対応した論理キュー3
1−1〜31−gをサービスクラス毎に用意することに
よって、容易にマルチトラヒッククラス環境を提供する
ことができる。本発明の一実施例では、説明の簡単化の
ために、サービスクラスが一つである場合を想定してい
るが、所望のサービスクラスの分だけいくらでも用意可
能である。
【0057】輻輳通知信号送信部34は、出力モジュー
ル部30−1〜30−mの論理キュー31−1〜31−
gが輻輳しているかどうかを通知するために、定期的に
輻輳通知信号43をアービタ部21または入力バッファ
部10−1〜10−nに発信する。
【0058】図12は、本発明の一実施例において、輻
輳通知信号送信部34がアービタ部21または入力バッ
ファ部10−1〜10−nに伝達する輻輳通知信号43
のフォーマットの一例を示す図である。
【0059】輻輳通知信号43には、出力モジュール部
30−1〜30−mに収容された出力ポート毎に設けら
れた欄に、輻輳していることを示す“0”か、もしく
は、輻輳していないことを示す“1”のいずれかが記入
される。
【0060】図6は、本発明の一実施例におけるアービ
タ部21の構成を示すブロック図である。図6を参照す
ると、アービタ部21は、出力許可決定部21−1と、
出力可能信号受信部21−2と、出力許可信号送信部2
1−3と、輻輳通知信号受信部21−4と、入力バッフ
ァ状態記憶メモリ21−5と、出力モジュール状態記憶
メモリ21−6とを備えて構成されている。
【0061】入力バッファ状態記憶メモリ21−5は、
各入力バッファ部からどの出力ポート宛てに出力可能で
あるかの情報を格納している。
【0062】図7は、本発明の一実施例におけるアービ
タ部21の入力バッファ状態記憶メモリ21−5に格納
される入力バッファ状態テーブル21−7の一例を示す
図である。入力バッファ状態記憶メモリ21−5は、各
入力バッファ部からどの出力ポート宛てに出力可能であ
るかどうかを示すために用意される。入力ポートの番号
と出力ポートの番号の組み合わせで指定される個所に
は、出力可能でないことを示す“0”、又は出力可能で
あることを示す“1”のいずれかが格納され、初期状態
では“0”が記録されている。
【0063】輻輳状態を記憶する管理するための出力モ
ジュール状態記憶メモリ21−6は、出力モジュール部
が収容する出力ポートが輻輳しているかどうかの情報を
格納している。図8は、本発明の一実施例におけるアー
ビタ部21の出力モジュール状態記憶メモリ21−6に
格納される出力モジュール状態テーブル21−8の一例
を示す図である。
【0064】輻輳状態記憶メモリ21−6は、各出力モ
ジュール部が収容している出力ポートが輻輳しているか
どうかを示すために用意され、出力ポートの番号で指定
される個所には、輻輳状態であることを示す“0”か、
もしくは輻輳状態でないことを示す“1”のいずれかが
記入され、初期状態では“1”が記録されている。
【0065】再び図6を参照すると、出力許可決定部2
1−1は、入力バッファ状態記憶メモリ21−5と、出
力モジュール状態記憶メモリ21−6を参照して、どの
入力バッファ部にどの出力モジュール部への出力許可を
与えるかを決定する。
【0066】空間分割スイッチ部20は、アービタ部2
1が決定した入力バッファ部と出力モジュール部を接続
するように該当する交叉点20−2(図2参照)をON
に設定する。
【0067】出力可能信号受信部21−2は、各入力バ
ッファ部の出力可能信号送信部13から発信された出力
可能信号40の内容を調べて、入力バッファ状態記憶メ
モリ21−5に格納される入力バッファ状態テーブル2
1−7を更新する。
【0068】輻輳通知信号受信部21−4は、各出力モ
ジュール部の輻輳通知信号送信部34から発信された輻
輳通知信号43の内容を調べて、出力モジュール状態記
憶メモリ21−6に格納される出力モジュール状態テー
ブル21−8を更新する。
【0069】出力許可信号送信部21−3は、出力許可
決定部21−1が決定した出力許可の対象の出力モジュ
ール部を、入力バッファ部10−1〜10−nに通知す
るための出力許可信号41を送信する。
【0070】図10は、本発明の一実施例におけるアー
ビタ部21の出力許可信号送信部21−3が入力バッフ
ァ10−1〜10−nに伝達する出力許可信号41のフ
ォーマットの一例を示す図である。本実施例では、出力
モジュール部毎に設けられた欄に、出力を許可していな
いことを示す“0”か、もしくは、出力を許可したこと
を示す“1”のいずれかが記録され、入力バッファ部個
別に送信される。
【0071】また、出力許可信号送信部21−3は、出
力許可の対象である出力モジュール部30−1〜30−
mに収容された出力ポートの輻輳状態を通知するための
輻輳状態信号42を送信する。
【0072】図11は、本発明の一実施例におけるアー
ビタ部21の出力許可信号送信部21−3が入力バッフ
ァ部10−1〜10−nに伝達する輻輳状態信号42の
フォーマットの一例を示す図である。
【0073】本実施例では、出力許可の対象である出力
モジュール部30−1〜30−mに収容された出力ポー
ト毎に設けられた欄に、輻輳していることを示す“0”
か輻輳していないことを示す“1”のどちらかが記入さ
れ、入力バッファ部個別に送信される。
【0074】図13は、本発明の一実施例において、ア
ービタ部21が一定時間毎に実行する競合調停処理の処
理フローを説明する図である。この競合調停処理によっ
て、どの入力バッファ部にはどの出力モジュール部への
出力を許可するかを決定する。
【0075】まず、出力許可決定部21−1は、入力バ
ッファ状態テーブル21−7と出力モジュール状態テー
ブル21−8を参照して、入力バッファ部毎に出力を許
可する出力モジュール部30−1〜30−mを決定する
(ステップS100)。
【0076】決定する際の条件として、出力モジュール
部30−1〜30−mが収容する出力ポートのうち、輻
輳している出力ポート宛てのパケットしか蓄積していな
い入力バッファ部10−1〜10−nには、その出力モ
ジュール部30−1〜30−mへの出力許可を与えない
ようにする。これは以下の要領で処理を実行すれば、入
力バッファ部に出力モジュール部への出力許可を与える
べきかそうでないかが判明する。
【0077】入力バッファ部Aに対して、入力バッファ
状態テーブルを参照して得られる出力モジュール部Bに
収容された出力ポートに対応する出力可能状態(0:出
力不可能,1:出力可能)と、出力モジュール状態テー
ブルを参照して得られる出力モジュール部Bに収容され
た出力ポートの輻輳状態(0:輻輳、1:非輻輳)の論
理積を、出力モジュール部Bに収容された全ての出力ポ
ートにわたって計算する。出力モジュール部Bに収容さ
れた出力ポート毎の論理積を全て加算した結果が0であ
る時には、入力バッファ部Aに出力モジュール部Bの出
力許可を与えてはいけない。
【0078】もちろん、出力許可決定部21−1は、出
力モジュール部の輻輳状態を考慮せずに出力許可を与え
るように動作させることも可能である。この場合は、出
力モジュール状態テーブルを“1”で初期化したまま全
く更新させないようにしておけばよい。
【0079】出力を許可する入力バッファ部と出力モジ
ュール部の組を決定する処理が終了したならば、出力許
可を獲得した入力バッファ部の入力ポートとその出力許
可の対象である出力モジュール部に収容された出力ポー
トの組み合わせに該当する入力バッファ状態テーブル2
1−7の欄を“0”に更新する(ステップS101)。
ただし、輻輳している出力ポートに対応する欄は更新し
ない。これは、入力バッファ部は輻輳している出力ポー
トに対してはパケットを送信できないので、次の競合調
停処理でも出力可能なものとして出力許可の獲得を行な
わせるようにするためである。
【0080】入力バッファ状態テーブル21−7の更新
が終わったら、入力バッファ部10−1〜10−nに出
力許可信号41と輻輳状態信号42を通知する(ステッ
プS102)。出力許可信号41は出力許可の対象であ
る出力モジュール部30−1〜30−mを通知するため
の信号で、輻輳状態信号42はその出力モジュール部3
0−1〜30−mに収容された出力ポートの輻輳状態を
通知するための信号である。入力バッファ部10−1〜
10−nでは、出力許可信号41と輻輳状態信号42に
記述された内容を、次の競合調停処理による出力許可信
号41と輻輳状態信号42が受信されるまで保持するよ
うに制御する。
【0081】図14は、本発明の一実施例において、入
力バッファ部10−1〜10−nがパケット送信タイミ
ング時に実行する送出キュー選択処理の処理フローを説
明する図である。
【0082】本発明では、入力バッファ部10−1〜1
0−nは出力モジュール部30−1〜30−mへの出力
許可を獲得する一方で、その出力モジュール部が収容す
る出力ポート別に論理キュー11−1〜11−nを構築
している。
【0083】このため、送出許可を獲得している入力バ
ッファ部10−1〜10−nは、この送出キュー選択処
理によって、出力許可の対象である出力モジュール部3
0−1〜30−mに対応する論理キュー11−1〜11
−nの中から実際にパケットを送信する論理キューを選
択しなければならない。
【0084】まず、出力モジュール部30−1〜30−
mへの出力許可を獲得しているかどうかを検査し(ステ
ップS200)、獲得していなければ処理を終了する。
【0085】もし、出力許可を獲得していれば、出力許
可の対象である出力モジュール部30−1〜30−mが
収容する出力ポートに対応する論理キュー11−1〜1
1−nのうち、前回にその出力モジュール部宛てにパケ
ットを送信した論理キューの次を開始点とするラウンド
ロビンにより最も早く発見されたパケット蓄積のある論
理キューを選択する(ステップS201)。
【0086】ステップS201では、輻輳している出力
ポートに対応する論理キューは選択の対象外とする。こ
れは、出力モジュール部30−1〜30−mでバッファ
枯渇によりパケットが廃棄されるのを防ぐためである。
【0087】出力ポートが輻輳しているかどうかは、輻
輳状態信号42または輻輳通知信号43により通知され
るので容易に把握できる。
【0088】ステップS201で論理キューを選択でき
たならば、その論理キューの先頭のパケットを取り出し
て、空間分割スイッチ部20の入力リンク22−1〜2
2−nに送信する(ステップS203)。
【0089】入力バッファ部毎に出力を許可する出力モ
ジュール部30−1〜30−mを決定する競合調停処理
の実行周期が、複数個のパケットを転送するに足る時間
である場合には、各入力バッファ部10−1〜10−n
は前回の競合調停処理で獲得した出力許可を次回の競合
調停処理まで保持しつづけておくように制御する。
【0090】また、単一パケットを送出する毎タイミン
グにおいて、図14の処理フロー図で説明される送出キ
ュー選択処理を実行してパケットを送出する論理キュー
を決定する。
【0091】このように構成することで、競合調停処理
の完了時間を長くとることができるので、アービタ部2
1を処理能力の低いプロセッサで構築することが可能で
ある。
【0092】次に具体例を用いて本発明による動作を説
明する。
【0093】図15は、パケット交換機全体の入出力ポ
ート数が4、出力モジュール部の収容ポート数が2であ
るケースで、アービタ部21が管理する入力バッファ状
態テーブル21−7と出力モジュール状態テーブル21
−8の一状態図を示す。
【0094】ここで、出力モジュール部#1は、出力ポ
ート#1と#2を収容し、出力モジュール部#2は出力
ポート#3と#4を収容するものとする。
【0095】入力バッファ状態テーブル21−7を参照
すると、例えば、入力ポート#1の入力バッファ部は、
出力ポート#1と#3と#4にパケットを送出可能であ
ることがわかる。
【0096】また、出力モジュール状態管理テーブル2
1−8を参照すると、例えば、出力ポート#1は輻輳状
態、出力ポート#2は非輻輳状態であることがわかる。
【0097】図13で説明される競合調停処理を実行す
るにあたって、まず、出力許可決定部21−1は、入力
バッファ状態テーブル21−7と出力モジュール状態テ
ーブル21−8(図6参照)を参照して、入力バッファ
部毎に出力を許可する出力モジュール部を決定するが、
出力モジュール部が収容する出力ポートのうち、輻輳し
ている出力ポート宛てのパケットしか蓄積していない入
力バッファ部には、その出力モジュール部への出力許可
を与えないようにしなければならない。
【0098】この論理に基づいて、図15に示す例で
は、入力ポート#1の入力バッファ部には出力モジュー
ル部#1への出力許可を与えてはいけない。なぜなら
ば、入力ポート#1の入力バッファ部は出力モジュール
部#1に対しては出力ポート#1宛てのパケットしか蓄
積しておらず、しかも、出力ポート#1は出力モジュー
ル状態テーブル21−8に示すように、輻輳状態である
からである。
【0099】競合調停処理の結果、アービタ部21の出
力許可決定部21−1は入力ポート#1の入力バッファ
部に出力モジュール部#2への出力許可を与えたとす
る。また、入力ポート#2の入力バッファ部には出力モ
ジュール部#1への出力許可を与えたとする。
【0100】図16は、本発明の一実施例において、出
力許可決定部21−1が上記の結果を下した時に実行す
る入力バッファ状態管理テーブル21−7の更新状況を
示す図である。
【0101】入力ポート#1の入力バッファ部は、出力
モジュール部#2に対してそれが収する出力ポート#3
と#4宛のパケットを蓄積しており、また、出力ポート
#3と#4は輻輳していないので、入力バッファ状態管
理テーブル21−7の入力ポート#1−出力ポート#
3、入力ポート#1−出力ポート#4の組み合わせに相
当する欄を“0”に更新する。また、入力ポート#2の
入力バッファ部は、出力モジュール部#1に対してそれ
が収容する出力ポート#1と#2宛のパケットを蓄積し
ているが、出力ポート#1は輻輳状態なので、入力バッ
ファ状態管理テーブル21−7の入力ポート#2−出力
ポート#2の組み合わせに相当する欄のみを“0”に更
新して、入力ポート#2−出力ポート#1の組み合わせ
に相当する欄は更新しない。
【0102】アービタ部21は、出力許可信号41と輻
輳状態信号42により調停競合処理の結果を入力バッフ
ァ部10−1〜10−nに伝達する。
【0103】図17は、入力ポート#1の入力バッファ
部のパケット出力部16が、出力許可信号41と輻輳状
態信号42により上記の調停競合処理の結果を把握した
時に実行する動作を構成的に示す説明図である。ここ
で、入力ポート#1の入力バッファ部では、前回に出力
モジュール部#2宛にパケットを送出した論理キューは
出力ポート#3宛の論理キューであるとする。その情報
はパケット出力部16の出力モジュール部#2に対応す
るBセレクタ部16−2が保存している。
【0104】入力ポート#1の入力バッファ部のパケッ
ト出力部16は、出力許可信号41により出力モジュー
ル部#2への出力許可を獲得したことを認識する。ま
た、輻輳状態信号42により出力モジュール部#2に収
容された出力ポート#3と#4はどちらも非輻輳状態で
あることを認識する。出力モジュール部#2に収容され
た出力ポート#3と#4の輻輳状態は、出力モジュール
部から輻輳通知信号43を直接受信して把握できるよう
に構成することも可能である。
【0105】パケットの送出タイミングにおいて、入力
ポート#1の入力バッファ部のパケット出力部16は、
図14で説明される送出キュー選択処理に従って出力モ
ジュール部#2宛の論理キュー、すなわち出力ポート#
3と#4宛の論理キューのうちパケットを送出する論理
キューを選択する。
【0106】入力ポート#1の入力バッファ部のパケッ
ト出力部16のAセレクタ部16−1は、出力モジュー
ル部#2に対応するBセレクタ部16−2を動作実行さ
せる。前回に出力モジュール部#2宛にパケットを送出
した論理キューは出力ポート#3宛の論理キューである
ので、出力モジュール部#2に対応するBセレクタ部1
6−2はラウンドロビン選択によって出力ポート#4宛
の論理キューを選択する。パケット出力部16は、出力
ポート#4宛の論理キューの先頭パケットを取り出し
て、空間分割スイッチ部20の入力リンクに送出する。
【0107】ここで、もし、競合調停処理の実行間隔が
1個のパケットを送信するに足る時間である場合には、
次のパケット送出タイミングでは、新規に実行される競
合調停処理の結果に基づいて、パケットを送出する論理
キューを決定する。
【0108】もし、図13で説明される競合調停処理の
実行間隔が2個のパケットを送信するに足る時間である
場合、次のパケット送出タイミングにおいても入力ポー
ト#1の入力バッファ部は、依然として出力モジュール
部#2への出力許可を獲得したままである。
【0109】図18は、競合調停処理の実行間隔が2個
以上のパケットを送信するに足る時間である場合に、次
のパケット送出タイミングの時のパケット出力部16の
動作を構成的に示す説明図である。図14の送出キュー
選択処理に従えば、今度は出力ポート#3宛の論理キュ
ーを送出キューとして選択することになるのは明らかで
ある。
【0110】このように、入力バッファ部10−1〜1
0−nは宛先出力ポートに対応して論理キュー11−1
〜11−nを構築することにより、入力バッファ部10
−1〜10−nは、アービタ部21から指定されたいず
れの出力モジュール部30−1〜30−mへ、いついか
なる時でもパケットの送出が可能であり、HOLブロッ
キングが解消されてパケット交換機のスループットが向
上する。
【0111】また、アービタ部21は出力モジュール部
30−1〜30−mが収容する出力ポートの輻輳状態を
考慮して競合調停処理を実行し、出力モジュール部30
−1〜30−mへの出力許可を獲得した入力バッファ部
10−1〜10−nは、輻輳している出力ポートに対応
した論理キューからのパケット送出を禁止する。これに
より、輻輳していてバッファが枯渇している出力モジュ
ール部内の出力ポート別論理キューにはパケットが送出
されなくなり、出力モジュール部でのパケット廃棄を防
止することが可能である。
【0112】本発明は固定長のATMセルを交換するA
TM交換機だけでなく、可変長のパケットを交換するパ
ケット交換機に対しても適用可能であり、同様の改善効
果が期待できる。
【0113】なお、本発明は、上記した実施例の構成に
限定されるものでなく、本発明の原理に準ずる各種形態
及び変形を含むことは勿論である。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
HOLブロッキングを解消し、パケット交換機のスルー
プットを向上する、という効果を奏する。その理由は、
本発明においては、パケットを入力ポートと出力ポート
との間でスイッチングするパケット交換機の、入力バッ
ファ部において、宛先出力ポートに対応して論理キュー
を構築するとともに、出力許可の対象である出力モジュ
ール部が収容する出力ポート群に対応する論理キューの
うち、前回にその出力モジュール部宛に送信した論理キ
ューの次を開始点とするラウンドロビンにより最も早く
発見されたパケット蓄積のある論理キューからパケット
を送出する送出キュー選択処理を実行し、いついかなる
時でも、入力バッファ部は全ての出力モジュール部へパ
ケットの送出を可能としているためである。
【0115】また、本発明によれば、出力モジュール部
が有する出力ポート単位の論理キューが輻輳しているな
らば、出力モジュール部は出力ポート単位の輻輳通知信
号をアービタ部に送信することとし、アービタ部は出力
モジュール部が収容する出力ポートのうち輻輳通知信号
を発信している出力ポート宛てのパケットしか蓄積して
いない入力バッファ部には、その出力モジュール部への
出力許可を与えないように競合調停を行ない、さらに、
競合調停処理を実行したアービタ部は、出力許可を与え
た入力バッファ部に対して、その出力モジュール部の番
号とともに、その出力モジュール部に収容されている出
力ポートに対応した輻輳通知信号が発信されているかど
うかを示す情報を通知し、そして、ある出力モジュール
部への出力許可を獲得した入力バッファ部がパケットを
送出する論理キューを決定するために実行する前記送出
キュー選択処理において、輻輳通知信号を発信している
出力ポートに対応した論理キューからのパケット送出を
禁止するため、これにより、輻輳していてバッファが不
足している出力モジュール部内の出力ポート別論理キュ
ーにはパケットが送出されなくなり、出力モジュール部
でのパケット廃棄を防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパケット交換機の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の一実施例における空間分割スイッチ部
の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例における力バッファ部の構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例におけるパケット出力部の構
成を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施例における出力モジュール部の
構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施例におけるアービタ部の構成を
示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施例における入力バッファ状態記
憶メモリにおけるデータ格納の一例を示す図である。
【図8】本発明の一実施例における出力モジュール状態
記憶メモリにおけるデータ格納の一例を示す図である。
【図9】本発明の一実施例における出力可能信号のフォ
ーマットを示す図である。
【図10】本発明の一実施例における出力許可信号のフ
ォーマットを示す図である。
【図11】本発明の一実施例における輻輳状態信号のフ
ォーマットを示す図である。
【図12】本発明の一実施例における輻輳通知信号のフ
ォーマットを示す図である。
【図13】本発明の一実施例における競合調停処理の処
理フローを示す流れ図である。
【図14】本発明の一実施例における送出キュー選択処
理の処理フローを示す流れ図である。
【図15】本発明の一実施例における入力バッファ状態
テーブルと輻輳状態テーブルの一状態図である。
【図16】本発明の一実施例における入力バッファ状態
テーブルと輻輳状態テーブルの一状態図である。
【図17】本発明の一実施例におけるパケット出力部の
一状態図である。
【図18】本発明の一実施例におけるパケット出力部の
一状態図である。
【図19】従来のパケット交換機における動作処理タイ
ミングを示す図である。
【符号の説明】
10−1〜10−n 入力バッファ部 11−1〜11−n 宛先出力ポート別論理キュー 12 パケット入力部 13 出力可能信号送信部 14 出力許可信号受信部 15 輻輳信号受信部 16 パケット出力部 16−1 Aセレクタ部 16−2 Bセレクタ部 19 FIFO 20 空間分割スイッチ部 20−1 情報信号伝走路 20−2 交叉点 21 アービタ部 21−1 出力許可決定部 21−2 出力可能信号受信部 21−3 出力許可信号送信部 21−4 輻輳通知信号受信部 21−5 入力バッファ状態記憶メモリ 21−6 出力モジュール状態記憶メモリ 21−7 入力バッファ状態テーブル 21−8 出力モジュール状態テーブル 22−1〜22−n 入力リンク 23−1〜23−n 出力リンク 30−1〜30−m 出力モジュール部 31−1〜31−g 出力ポート別論理キュー 32−1〜32−g アドレスフィルタ 33 時分割多重バス 34 輻輳通知信号送信部 40 出力可能信号 41 出力許可信号 42 輻輳状態信号 43 輻輳通知信号 100−1〜100−n 入力ポート 101−1〜101−n 出力ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力ポート毎に用意される入力バッファ部
    と、空間分割スイッチ部と、前記入力バッファ部に出力
    許可を与えるかどうかを決定する競合調停処理を行なう
    アービタ部と、前記空間分割スイッチ部の複数の出力リ
    ンクをグループ化し、各グループ毎にそれぞれ収容した
    出力ポート単位でパケットの蓄積および読み出しを行う
    ための論理キューを内部に構築する出力モジュール部
    と、を備えたパケット交換装置において、 前記入力バッファ部に、宛先出力ポート毎にパケットを
    キューイングする複数の論理キューを備え、 前記出力モジュール部が収容する出力ポートのうち輻輳
    している出力ポート宛てのパケットしか蓄積していない
    入力バッファ部に対しては、前記アービタ部から、パケ
    ット出力許可を与えないように制御する手段を備えたこ
    とを特徴とするパケット交換装置。
  2. 【請求項2】前記入力バッファ部において、出力許可の
    対象である前記出力モジュール部が収容する複数の前記
    出力ポートに対応する前記論理キューのうち、前回にそ
    の出力モジュール部宛てに送信した前記論理キューの次
    を開始点とするラウンドロビンにより、最も先に発見さ
    れたパケット蓄積のある前記論理キューからパケットを
    送出する送出キュー選択処理を実行する手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項1記載のパケット交換装置。
  3. 【請求項3】入力ポート毎に用意される入力バッファ部
    と、 入力リンクと出力リンクの間でパケットをスイッチング
    する空間分割スイッチ部と、 前記入力バッファ部に出力許可を与えるかどうかを決定
    する競合調停処理を行なうアービタ部と、 前記空間分割スイッチ部の複数の出力リンクをグループ
    化し、各グループ毎にそれぞれ収容した出力ポート単位
    でパケットの蓄積および読み出しを行うための論理キュ
    ーを内部に構築する出力モジュール部と、 を備え、 伝送媒体であるパケットを入力ポートと出力ポートとの
    間でスイッチングするパケット交換機において、 前記入力バッファ部は宛先出力ポートに対応して論理キ
    ューを構築し、 前記アービタ部は、同一の出力モジュール部宛てにパケ
    ットを送出する前記入力バッファ部の個数が、前記出力
    モジュール部と前記空間分割スイッチ部を結合するリン
    ク数よりも多くならないように、前記出力モジュール部
    への出力許可を前記入力バッファ部に対して、計画的に
    割り当てる競合調停処理を実行して出力許可の対象であ
    る前記出力モジュール部の番号を、前記入力バッファ部
    に通知し、 前記入力バッファ部は、出力許可の対象である前記出力
    モジュール部が収容する複数の前記出力ポートに対応す
    る前記論理キューのうち、前回にその出力モジュール部
    宛てに送信した前記論理キューの次を開始点とするラウ
    ンドロビンにより、最も早く発見されたパケット蓄積の
    ある前記論理キューからパケットを送出する送出キュー
    選択処理を実行する、ことを特徴とするパケット交換装
    置。
  4. 【請求項4】前記出力モジュール部が、前記出力モジュ
    ール部が備える出力ポート単位の論理キューが輻輳して
    いるかどうかを、前記アービタ部前記入力バッファ部
    に通知する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か一に記載のパケット交換装置。
  5. 【請求項5】前記アービタ部が、競合調停処理で、前記
    入力バッファ部に蓄積されているパケットの宛先出力ポ
    ートが全て輻輳している出力モジュール部に対する出力
    許可を、当該入力バッファ部に与えないようにする、こ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のパ
    ケット交換装置。
  6. 【請求項6】前記アービタ部が、前記競合調停処理の結
    果、出力許可を与えた前記入力バッファ部に対して、出
    力許可の対象である前記出力モジュール部の番号ととも
    に、前記出力モジュール部が備える出力ポート別論理キ
    ューが輻輳しているかどうかを通知する、ことを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれか一に記載のパケット交換
    装置。
  7. 【請求項7】前記入力バッファ部において、前記送出キ
    ュー選択処理では、輻輳している前記出力ポートに対応
    した前記論理キューからのパケット送出を禁止する、こ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一の記載のパ
    ケット交換装置。
  8. 【請求項8】前記競合調停処理の実行周期が、複数個の
    パケットを転送するに足る時間である場合には、各入力
    バッファ部は前回の競合調停処理で獲得した出力許可を
    次回の競合調停処理まで保持し、単一パケットを送出す
    るタイミングにおいて前記送出キュー選択処理を実行し
    てパケットを送出する論理キューを逐次決定する、こと
    を特徴とする請求項3乃至7のいずれか一に記載のパケ
    ット交換装置。
  9. 【請求項9】前記入力バッファ部が、出力ポートに対応
    した複数の論理キューと、 前記入力ポートにそれぞれ到着するパケットに対して、
    宛先出力ポートを区別して、対応する所定の論理キュー
    に蓄積するパケット入力手段と、 選択された論理キューの先頭パケットを取り出して、前
    記空間分割スイッチの入力リンクに伝送するパケット出
    力手段と、 前記論理キューにパケット蓄積がある場合、該論理キュ
    ーに対応する出力ポート宛に、送出可能状態であるとし
    て、出力可能信号を、前記アービタ部に発信する出力可
    能信号送信手段と、 前記アービタ部から通知される出力許可信号を受信して
    翻訳し、出力許可の対象である出力モジュール部の番号
    を前記パケット出力手段に通知する出力許可信号受信手
    段と、 前記アービタ部から通知される輻輳状態信号、または前
    記出力モジュール部から通知される輻輳通知信号を受信
    して翻訳し、出力許可の対象である出力モジュール部が
    収容する出力ポートの輻輳状態をパケット出力手段に通
    知する輻輳信号受信手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1又は3記載のパケッ
    ト交換装置。
  10. 【請求項10】前記パケット入力手段が、前記入力ポー
    トにそれぞれ到着するパケットに対して、宛先出力ポー
    トに代って、コネクション別又はサービスクラス別に基
    づき区分し、対応する所定の論理キューに蓄積し、前記
    出力モジュール部が、コネクション別又はサービスクラ
    ス別に論理キューを備える、ことを特徴とする請求項9
    記載のパケット交換装置。
  11. 【請求項11】前記パケット出力手段において、前記出
    力許可信号受信手段、及び輻輳信号受信手段からの通知
    を受け、出力許可の対象である出力モジュール部が収容
    する出力ポートに対応した複数の論理キューの中から一
    つだけ選択し、その際、前回に出力モジュール部宛てに
    送信した論理キューの次を開始点とするラウンドロビン
    により、最も先に発見されたパケット蓄積のある論理キ
    ューを選択し、出力ポートの輻輳状態を参照して、輻輳
    している出力ポートに対応する論理キューは選択しない
    ように制御することを特徴とする請求項9記載のパケッ
    ト交換装置。
  12. 【請求項12】前記出力モジュール部が、複数の論理キ
    ューと、アドレスフィルタと、時分割多重バスと、輻輳
    通知信号送信手段と、を備え、収容する複数の出力ポー
    トに対応した論理キューを構築し、前記空間分割スイッ
    チ部の複数の出力リンクから流入するパケットを時分割
    多重にて多重し、 前記アドレスフィルタは対応する出力ポート宛のパケッ
    トのみ通過させて前記論理キューに蓄積し、 前記論理キューからは、出力ポートの回線速度に従って
    先頭のパケットから順に読み出され、 前記輻輳通知信号送信手段は、前記出力モジュール部の
    論理キューが輻輳しているかどうかを通知するために、
    定期的に輻輳通知信号を前記アービタ部前記入力バッ
    ファ部に発信する、ことを特徴とする請求項1又は3記
    載のパケット交換装置。
  13. 【請求項13】前記アービタ部が、前記各入力バッファ
    部からどの出力ポート宛てに出力可能であるかの情報を
    格納する入力バッファ状態記憶手段と、 出力モジュール部が収容する出力ポートが輻輳している
    かどうかの情報を格納する出力モジュール状態記憶手段
    と、を備え、 前記入力バッファ状態記憶手段と、前記出力モジュール
    状態記憶手段とを参照して、どの入力バッファ部にどの
    出力モジュール部への出力許可を与えるかを決定する出
    力許可決定手段と、 前記各入力バッファ部から発信された出力可能信号の内
    容を調べて、前記入力バッファ状態記憶手段の内容を更
    新する出力可能信号受信手段と、 前記各出力モジュール部の輻輳通知信号送信手段から発
    信された輻輳通知信号の内容を調べて、前記出力モジュ
    ール状態記憶手段の内容を更新する輻輳通知信号受信手
    段と、 前記出力許可決定手段が決定した出力許可の対象の出力
    モジュール部を、前記入力バッファ部に通知するための
    出力許可信号を送信する出力許可信号送信手段と、を備
    えていることを特徴とする請求項1又は3記載のパケッ
    ト交換装置。
  14. 【請求項14】入力ポート毎に用意される入力バッファ
    部と、空間分割スイッチ部と、前記入力バッファ部に出
    力許可を与えるかどうかを決定する競合調停処理を行な
    うアービタ部と、前記空間分割スイッチ部の複数の出力
    リンクをグループ化し、各グループ毎にそれぞれ収容し
    た出力ポート単位でパケットの蓄積および読み出しを行
    うための論理キューを内部に構築する出力モジュール部
    と、を備えたパケット交換装置の制御方法であって、 前記入力バッファ部に、宛先出力ポート毎にパケットを
    キューイングする複数の論理キューを設け、 前記出力モジュール部が収容する出力ポートのうち輻輳
    している出力ポート宛てのパケットしか蓄積していない
    入力バッファ部に対しては、前記アービタ部から、パケ
    ット出力許可を与えないように制御する、ことを特徴と
    するパケット交換装置の制御方法。
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