JP3097460U - 振動玩具 - Google Patents

Abstract

【課題】歯列を使わないで振動を起こす。
【解決手段】柄１に沿って歯列を設ける代わりに、針金２を巻きつける。針金は密に巻きつけないで、１ｃｍ程の間隔を設ける。丸い棒４を柄１の針金巻きつけ部分に沿って前後に強く擦りつけると、棒４が針金２を乗り越えるたびに柄１が振動し、その振動でプロペラ３が回転する。
【選択図】　　　　図２

Description

【０００１】
【考案の属する技術分野】
この考案は、棒で擦って振動を与えると、プロペラが回る振動玩具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ガリガリトンボと呼ばれる玩具が従来知られている。これは、図１に示すように、柄に沿って鋸歯状に歯列を設け、この歯列を棒で擦ると柄が振動して、柄の先端にピンで取り付けたプロペラが回るようになっている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、ナイフやのこぎりなど簡単な道具を使って、柄に歯列を形成するには多大の手間と時間がかかる。この考案は、これをもっと簡単に作れるようにすることを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
この考案では、歯列を刻む代わりに、柄に針金を間隔を存して巻きるけるようにしたものである。こうすれば、柄を削る必要がないので、誰でも簡単に作れる。
【０００５】
針金は、アルミニューム製のものを用いれば、曲げやすいので、さらに製作が容易になる。
【０００６】
【考案の実施の形態】
図２および図３に示すように、柄１に沿って針金２を巻きつける。針金は密に巻きつけないで、１ｃｍ程の間隔を設ける。針金の太さは、１．２〜２．０ｍｍ位がよい。針金の端は、柄に穴をあけてその中に通すか、柄に密に巻きつけペンチで潰して、ずれないようにする。なお、柄１は、竹や木製の角断面の棒であり、割り箸を利用してもよい。
【０００７】
プロペラ３は図１のものと同様、紙やプラスチック製の長細い板であり、中心にあけた孔に釘やピンを通して柄の先端に回転自在に支持する。なお、プロペラはガタがあったほうがよく、その中心穴は、釘やピンに比べて大き目にあける。
【０００８】
これで遊ぶには、図２に示すように、一方の手で柄１を支え、他方の手で持った丸い棒４を柄１の針金巻きつけ部分に押し当てて前後に激しく動かす。こうすると、棒４が針金２を乗り越えたり針金の間に落ち込んだりするので柄１が振動し、その振動でプロペラ３が回転する。
【０００９】
図２では丸４棒を柄１の右辺に擦りつけているが、反対側（左辺）に擦りつけると、プロペラは反対方向に回転する。みんなでその理由を考えるのも興味深い。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来のガリガリトンボの説明図である。
【図２】この考案の振動玩具の説明図である。
【図３】柄に針金を巻きつけた状態の拡大図である。
【符号の説明】
１　柄
２　針金
３　プロペラ
４　棒

Claims (2)

1. 先端にプロペラを回転自在に取り付けた柄に、針金を間隔を存して巻き付け、針金を巻きつけた部分の柄を棒で前後に擦るようにした振動玩具。
2. 針金にアルミニューム製のものを用いた請求項１に記載の振動玩具。

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