JP3096452U - 分別作業用被服 - Google Patents

分別作業用被服

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JP3096452U
JP3096452U JP2003001295U JP2003001295U JP3096452U JP 3096452 U JP3096452 U JP 3096452U JP 2003001295 U JP2003001295 U JP 2003001295U JP 2003001295 U JP2003001295 U JP 2003001295U JP 3096452 U JP3096452 U JP 3096452U
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clothing
opening
skirt
head
chamber
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JP2003001295U
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Inventor
敏巳 飯高
登 渡辺
俊之 冨田
統男 瀬倉
Original Assignee
東洋物産株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課 題】 本考案は、原子力発電所等の原子力施設
において使用済みとなった設備や装置の構造物や部品或
は備品などの汚染された固形の廃棄物を一時保管する収
納場所において、それらの廃棄物を分別するときに着用
する分別作業用被服を提供すること。 【解決手段】 倉庫9内の上室9aに廃棄物が収納され、
下室9bから開閉口Qを開けて分別作業を行うときに着用
する被服であって、その被服を、着用者の頭部を含め上
半身の全体を覆うことができる大きさの袋状に形成し、
両袖5a,5bの先端部にゴム製の手袋6a,6bを一体的に設
けると共に、頭部被覆部4に透明な素材で形成された窓
部4aを設け、かつ、先端側の適宜箇所に係止部7aを設け
たスカート状に広がるように形成した裾部7を、その上
端部をこの被服の下部側の周囲に一体的に取付けて二重
裾に形成して成り、分別作業をするとき、前記裾部7の
係止部7aを前記上室9aにおける開閉口周囲の床に係止す
るようにしたこと。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、原子力発電所等の原子力施設において使用済みとなった設備や装置 の構造物や部品或は備品などの汚染された固形の廃棄物を一時保管する収納場所 において、それらの廃棄物を分別するときに着用する分別作業用被服に関する。
【0002】
【従来の技術】
原子力発電所等の原子力施設においては、原子炉の周りに多くの設備や装置が 使用されているが、それらは放射線に晒されるため、一定の期間使用された後、 廃棄される。例えば、原子炉を冷却するための水を供給するパイプや放射線を遮 蔽するための設備の壁や床のパネル、或は、原子力燃料や機材を運搬,保管する ための装置や設備などは、一定の期間使用された後、それらを構成する部材や部 品に分解されて保管用の倉庫にまとめて収容される。
【0003】 上記の廃棄物は、更に保管用の倉庫内で種類や大きさなどを基準に分別され、 放射線遮蔽容器などに収納した後、日本国内における所定の場所に数百年単位で 埋設し、放射線による環境汚染が生じないようにしている。
【0004】 ところで、上記の保管用倉庫は、汚染された廃棄物を収納するための上部の室 と分別作業をする作業者が出入する下部の室を有し、分別作業をする者は、下部 の室の天井に設けられている開閉口の扉を開き、開閉口の真下に置かれた台等の 上に乗り開閉口から上半身を上部の室に入れて、上部の室の床に収納されている 廃棄物を手作業で分別している。
【0005】 しかし乍ら、従来は上記の作業者は、汚染に晒されないように頭部を含んで全 身を覆う上下つなぎ服状の被服を着用し、作業していたが、開閉口の内周縁と作 業者の胸部乃至胴部との間の隙間から作業中に発生する汚染された埃や塵などが 下の室内に入り込み、下の室を汚染してしまうなどの問題があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように従来の分別作業では、その作業中に発生する汚染された埃や塵な どが下の室に入り込まないような工夫がなされていなかったことに鑑み、この問 題を解決するため、本考案では、作業者の着用する被服に着目し、上記のような 問題が発生しないような新たな作業用被服を提供することを、その課題とするも のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案の構成は、倉庫内の上室 に廃棄物が収納され、下室から開閉口を開けて分別作業を行うときに着用する被 服であって、その被服を、着用者の頭部を含め上半身の全体を覆うことができる 大きさの袋状に形成し、両袖の先端部にゴム製の手袋を一体的に設けると共に、 頭部被覆部に透明な素材で形成された窓部を設け、かつ、先端側の適宜箇所に係 止部を設けたスカート状に広がるように形成した裾部を、その上端部をこの被服 の下部側の周囲に一体的に取付けて二重裾に形成して成り、分別作業をするとき 、前記裾部の係止部を前記上室における開閉口周囲の床に係止するようにしたこ とを特徴とするものである。
【0008】 本考案は、上記構成において、被服を非通気性又は防水性の薄い合成繊維布又 は合成樹脂製のフィルム若しくはシート状の素材で形成することができ、また、 被服の前身頃には保護シートが着脱自在に取付けてもよい。
【0009】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施の形態例について図に拠り説明する。図1は本考案の一例 の分別作業用被服を示す正面図、図2は図1の分別作業用被服の使用状態の一例 を示す部分断正面図である。
【0010】 図において、1は本考案の一例の分別作業用被服で、着用者の頭部を含め上半 身の全体を覆うことができる大きさのもので、下部側が開口した袋状に形成され ている。2はこの分別作業用被服1の胸部、3は同じく胴部、4は胸部2の上部 に一体的に連設されている頭部被覆部、5は同じく胸部2に一体的に連設されて いる袖部である。4aは頭部被覆部4の前面側に設けた透明な素材による窓部で、 この窓部4aは頭部被覆部4の略全周に亘り設けてもよい。5aは袖部5の右袖、5b は同じく左袖で、これら右袖5aと左袖5bの先端部には、それぞれゴム製の手袋6a ,6bが一体的に設けられている。なお、手袋6a,6bは、ゴム製のほか柔軟な厚手 の合成樹脂シート材により製作したものを使用してもよい。
【0011】 7は分別作業用被服1の下部側にスカート状に広がるように設けた裾部で、上 端部が胸部2と胴部3の境界部近傍の周囲に一体的に取付けられている。従って 、分別作業用被服1の下部側は二重裾になっている。また、この裾部7の先端側 の適宜箇所には係止部7aが設けられている。この係止部7aは、作業者が分別作業 用被服1を着用して作業をするとき、裾部7を折返して上方に捲し上げた状態に 保持するためのもので、この点については後述する。
【0012】 上記の分別作業用被服1は、窓部4a及びゴム製の手袋6a,6bを除き、全体が非 通気性又は防水性の薄い合成繊維布又は合成樹脂製のフィルム若しくはシート状 の素材で形成されている。なお、使用する素材としては、これら以外に、薄手の 不織布に防水処理を施したものなどでもよい。
【0013】 8は分別作業用被服1の前身頃に面ファスナー8aにより着脱自在に取付けた保 護シートで、ナイロン繊維やケブラー繊維などの丈夫な繊維素材により形成され ている。この保護シート8は、後述する開閉口Qの縁に本考案被服がこすれて破 損しないように被服1の胸腹部を補強すると共に、仮に分別作業中に廃棄物が作 業者の胸腹部に衝当することがあっても作業者の胸腹部を保護するためのもので ある。
【0014】 本考案の一例の分別作業用被服1の構成は上記の通りであるが、図2により、 その使用態様について説明する。9は廃棄物を一時保管するための倉庫で、9aは 、この倉庫9の放射線などで汚染された固形の廃棄物を収納するための上室、9b は、分別作業をするものが出入りする下室である。
【0015】 10は上室9aと下室9bの仕切壁で、上室9aにおける床となり、下室9bにおける天 井となる部分である。この仕切壁10には、上室9aと下室9bをつなぐ開閉口Qが形 成されていて、分別作業を行わないときは、蓋10aにより閉じられている。分別 作業を行うときに、分別作業用被服1を着用した作業者が下室9b側から蓋10aを 開き、適宜高さの台に乗り、図2に示したように、上半身を上室9aに乗り出して 分別作業を行う。なお、11は蓋10aを回動可能に支持する支持部材である。
【0016】 12は、仕切壁10の上面、即ち、上室9aの床面上で、開閉口Qの周囲に設けてあ る掛止部材であり、上半身を上室9aに乗り出して分別作業を行うとき、作業者が 裾部7を折返して上方に捲し上げ、その先端の係止部7aを引掛けるためのもので ある。これにより、分別作業をしているとき発生する汚染された埃t1や塵t2が作 業者と開閉口Qの隙間から下室9bに入込むのを効果的に防止することができる。 なお、13は上室9aに収納されたパネル部材、14は同じくパイプ部材、15は同じく 棒状部材であり、これらは廃棄物の例示である。
【0017】
【考案の効果】
本考案は以上の通りであって、本考案の分別作業用被服は、原子力施設などの 特殊な場所で使用されるものであるが、この施設内で作業する者の身体を保護し 、放射線による被害を最小限に抑えることができると共に、廃棄物の一時保管用 の倉庫から放射線に汚染された埃や塵や流出するのを防止することができるとい う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例の分別作業用被服を示す正面図。
【図2】図1の分別作業用被服の使用状態の一例を示す
部分断正面図。
【符号の説明】
1 分別作業用被服 2 胸部 3 胴部 4 頭部被覆部 5a,5b 左,右の袖部 6a,6b ゴム製の手袋 7 裾部 8 保護シート 9 倉庫 10 仕切壁 10a 蓋部材 12 掛止部材 Q 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 冨田 俊之 東京都杉並区和田3−53−14 東洋物産株 式会社内 (72)考案者 瀬倉 統男 東京都杉並区和田3−53−14 東洋物産株 式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 倉庫内の上室に廃棄物が収納され、下室
    から開閉口を開けて分別作業を行うときに着用する被服
    であって、その被服を、着用者の頭部を含め上半身の全
    体を覆うことができる大きさの袋状に形成し、両袖の先
    端部にゴム製の手袋を一体的に設けると共に、頭部被覆
    部に透明な素材で形成された窓部を設け、かつ、先端側
    の適宜箇所に係止部を設けたスカート状に広がるように
    形成した裾部を、その上端部をこの被服の下部側の周囲
    に一体的に取付けて二重裾に形成して成り、分別作業を
    するとき、前記裾部の係止部を前記上室における開閉口
    周囲の床に係止するようにしたことを特徴とする分別作
    業用被服。
  2. 【請求項2】 被服は非通気性又は防水性の薄い合成繊
    維布又は合成樹脂製のフィルム若しくはシート状の素材
    で形成した請求項1の分別作業用被服。
  3. 【請求項3】 被服の前身頃には保護シートが着脱自在
    に取付けた請求項1又は2の分別作業用被服。
JP2003001295U 2003-03-13 2003-03-13 分別作業用被服 Expired - Lifetime JP3096452U (ja)

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