JP3096008U - 音声感応機能を有する携帯電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本考案に係る音声感応機能を有する携帯
電話機は、主に、ＣＰＵ、該ＣＰＵに接続されたメモ
リ、ストレージ装置、ディスプレイスクリーン、キーボ
ード、アンテナ、スピーカー、およびマイクロホンを備
えている。さらに、この携帯電話機は、一つのＣＰＵと
接続する音声識別モジュールを備えている。そして携帯
電話機のユーザに２回拍手をさせ、または口笛を一声吹
かせることにより、携帯電話機がベル音を発して応答す
るように構成されている。 【効果】 本考案によれば、ユーザが携帯電話機をどこ
に置いたか忘れた場合においても、ユーザは容易に携帯
電話機を探し出すことができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は音声感応機能を有する携帯電話機に関し、特に一つの音声識別モジュ ールが設けられており、外来の音声に応答可能な携帯電話機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年の携帯電話機の発展は、目を見張るものがあり、新しいデザインや新しい 機能の携帯電話機が次々に出現してきている。人々の携帯電話機に対する依存性 もますます高まってきている。人々は携帯電話機を使用した後、しばしば、携帯 電話機をどこに置いたかを忘れてしまい、探し出すのが非常に困難であった。特 に携帯電話機が非常に小さい場合には、その携帯電話機を探すのは、ますます困 難であった。

【０００３】 携帯電話機を必ず携帯して，急いで外出しなければならないとき、なかなか携 帯電話機を探し出せないと、更に人の気をあせらせるものであった。現代人にと って、携帯電話機を探すことがより簡単になれば非常に便利になるものである。

【０００４】

【考案の目的】

本考案者は、携帯電話機が問題点以上に生活に利便性をもたらすことに鑑み、 前記の問題点を解決すべく鋭意研究し、本考案を完成させた。 この考案の主な目的は、音声感応機能を有する携帯電話機を提供することにあ る。つまり、ユーザが、この携帯電話機がどこにあるのか忘れた場合において、 そのユーザの音声（口笛または拍手）によりアンロックを行い、携帯電話機が音 声信号を受信した際に、すぐにベル音を発信してユーザに応答をすることができ る。この方式により、ある場所に置かれた携帯電話機を探し出すことができ、さ らに携帯電話機が人間性を獲得することとなる。

【０００５】 この考案のこれらの目的とその他の目的、特点と利点は、図面を参照しながら 以下に詳細に説明することにより、当業者にとって明らかになるであろう。

【０００６】

【考案の概要】

本考案の音声感応機能を有する携帯電話機は、ＣＰＵ、該ＣＰＵに接続された メモリ、ストレージ装置、ディスプレイスクリーン、キーボード、アンテナ、ス ピーカー、およびマイクロホンを主に備える携帯電話機であって、 前記携帯電話機は、さらに前記ＣＰＵに接続された音声識別モジュールを有し 、外来音声を前記マイクロホンを通して当該音声識別モジュールに送り、インプ ットされた音声と比較し、さらに、その比較に基づいて前記のスピーカにより音 を発するように構成されていることを特徴とする。

【０００７】 前記の音声識別モジュールは、前記の携帯電話が待機状態に置かれた場合に起 動されることが好ましい。 また、前記の外来音声が、前記携帯電話機の１ユーザによる拍手または口笛に よる音声であることが好ましい。 また、前記のユーザに２回拍手させまたは口笛を一度吹かせることが好ましい 。

【０００８】

【考案の実施の形態】

初めに、図１を参照しながら説明する。図１は、本考案に係る音声感応機能を 有する携帯電話機の構造を示す。 図１に示すように、音声感応機能を有する携帯電話機は、主に、一つのＣＰＵ １０、ＣＰＵ１０に接続されたメモリ１１、ストレージ装置１２、ディスプレイ スクリーン１３、キーボード１４、アンテナ１５、らっぱ（スピーカー）１６、 およびマイクロホン１７を備える。

【０００９】 これらの構成ユニットは、一般的な携帯電話機が必ず具備する構成ユニットで あり、その機能は周知である。したがって、これらの機能はここでは説明を省略 する。 本考案においては、これらの構成ユニットに加え、さらに、音声識別モジュー ル１８（この考案においては、一種類のＩＣに特定されず、市販の音声識別ＩＣ をいずれも使用できる。例えば、中国煙台五洲電子商社のＷＤ５１０２等が挙げ られる。）を有する。

【００１０】 携帯電話機が待機状態（idle mode）にある場合、音声識別モジュール１８が 起動されている。ユーザが携帯電話機を探している場合、音声信号（拍手や口笛 など）のみを発出させるだけで、携帯電話機のマイクロホン１７を経て音声識別 モジュール１８が識別し、その識別に基づいてらっぱ（スピーカー）１６により ベル音を発する。このとき、ユーザはこのベル音に従って携帯電話機を探し出す 。

【００１１】 次に図２を参照しながら説明する。図２は、この考案の音声感応機能を有する 携帯電話機における、該携帯電話機を探し出す手順を示すフローチャートである 。 どこかにおき忘れた携帯電話機を探す際には、この時の携帯電話機は待機モー ド（ステップＳ２１）にある。まず、ユーザに、例えば拍手または口笛といった 音声信号を発出させる（ステップＳ２２）。

【００１２】 このとき、携帯電話内部の音声識別モジュールがこの音声信号を誘導した後、 ＣＰＵが音声のフリケンシー（例えば、単位時間あたりの拍手の回数または口笛 の音）が正確か否か判断する（ステップＳ２３）。 もし、フリケンシーが不正確の場合、携帯電話機は応答をせず、ステップＳ２ １に戻り、ユーザの次の動作を待機する。もしフリケンシーが正確である場合、 携帯電話機のらっぱ（スピーカー）がベル音を発し、応答する（ステップＳ２４ ）。

【００１３】 そして、一定時間の間隔をおいて、携帯電話機は、ユーザによって機能キーが 押されたか否かを確認する（ステップＳ２５）。 確認の結果、否の場合、すなわち機能キーが押されていない場合、ユーザによ り携帯電話機が探し出されていないことを示し、ベル音を継続的に発する。もし すでに携帯電話機を探し出されていたときは、ユーザに機能キーが押された後、 携帯電話機は正常な操作モードに入る。

【００１４】 但し、以上に述べるものは、この考案の一つ好ましい実施例に過ぎず、この考 案の実施の範囲を限定するものでない。故にこの考案の実用新案登録請求の範囲 で述べた形状、構造、特徴および精神がなす均等と認識される変化と修飾は、す べてこの考案の実用新案登録請求の範囲内に包括されるべきである。

【００１５】

【考案の効果】

本考案によれば、ユーザが携帯電話機をどこに置いたか忘れた場合においても 、ユーザは容易に携帯電話機を探し出すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、この考案に基づく音声感応機能を有す
る携帯電話機のブロック図を示す。

【図２】図２は、この考案に基づく音声感応機能を有す
る携帯電話機を探すフローチャートを示す。

【符号の説明】

１０ ＣＰＵ １１ メモリ １２ ストレージ装置 １３ ディスプレイスクリーン １４ キーボード １５ アンテナ １６ らっぱ（スピーカー） １７ マイクロホン １８ 音声識別モジュール

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ＣＰＵ、該ＣＰＵに接続されたメモリ、
   ストレージ装置、ディスプレイスクリーン、キーボー
   ド、アンテナ、スピーカー、およびマイクロホンを主に
   備える携帯電話機であって、 前記携帯電話機は、さらに前記ＣＰＵに接続された音声
   識別モジュールを有し、外来音声を前記マイクロホンを
   通して当該音声識別モジュールに送り、インプットされ
   た音声と比較し、さらに、その比較に基づいて前記のス
   ピーカにより音を発するように構成されていることを特
   徴とする音声感応機能を有する携帯電話機。
2. 【請求項２】 前記の音声識別モジュールは、前記の携
   帯電話が待機状態に置かれた場合に起動されることを特
   徴とする請求項１に記載の携帯電話機。
3. 【請求項３】 前記の外来音声が、前記携帯電話機の１
   ユーザによる拍手または口笛による音声であることを特
   徴とする請求項１または２に記載の携帯電話機。
4. 【請求項４】 前記のユーザに２回拍手させまたは口笛
   を一度吹かせることを特徴とする請求項３に記載の携帯
   電話機。