JP3095701U - エアー式ハンド枝払い機 - Google Patents

エアー式ハンド枝払い機

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air
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立木の枝払いや剪定を行う場合に使用する動
力式手持ち式枝払い機においてはエンジンを背負い、そ
の動力をフレキシブルシャフトを介して回転鋸刃等に伝
え枝を切断する方法では、重量物を背負うことによる作
業効率の低下やエンジンの騒音や振動による作業者への
身体的負担が起こる。したがって、動力部と操作部を分
離するための方策が必要であるが、動力部と操作部の分
離のためにフレキシブルシャフトを長くすることには限
界があり、動力部を立木の元に置いて数メートルの高さ
まで操作部を持っていくことはできない。 【解決手段】 動力部と操作部を分離するために、エア
ーコンプレッサを動力源として、エアーホースにより動
力となるエアー(空気圧)を伝達し、操作部に設けられ
た回転鋸刃を駆動することにより枝払いを行う。また、
回転鋸刃を駆動したエアーが排出される際に、回転鋸刃
の駆動力を増すためと鋸断時に発生する鋸屑を吹き飛ば
すことに使われる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、林業において節の無い若しくは節の少ない角材や板材等を得るため に保育の過程で行う枝打ちや枝払い等の枝切断、園芸や果樹管理おいて実施する 剪定等における樹木の枝等を切断するための用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
造林木の成長過程において実施する保育の手法の一つとして行われる枝打ちは 、将来無節あるいは節の少ない角材もしくは板材等を得るために、切断された残 枝が樹木の生長と共に樹体内に巻き込まれるために必要な期間を見越した適当な 時期に行われる。また、園芸用の庭木や街路樹や果樹等の管理として毎年数回あ るいは数年に一回剪定や枝払いが行われる。
【0003】 従来林業においては、人力では蛇、手鋸等を使用する。また、動力を用いたも のでは、エンジンを動力源とした昇降用の車輪(ローラー)及び枝打ち用のソー チェーンもしくは回転鋸刃等を有する昇降式枝打ち機や、動力であるエンジンを 背負い、その動力を1m程度のフレキシブルシャフトを介してその先端に取り付 けられた回転鋸刃もしくはソーチェーンに伝達し、その回転鋸刃等により枝打ち を行う。また、園芸や果樹管理においては人力では鋸、剪定鋏や高枝鋏を使用し ている。更に、エアー(空気圧)を動力源とするものには、エア鋏が使用される 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の方法である人力によるものでは、単位時間一人当たりの処理量が少なく 作業効率が低い。また、昇降式枝打ち機ではその本体重量や機械本体の複雑な形 態から対象とする樹木が存在する現場までの運搬や枝払いをしようとする立木へ の設置または変更しようとするときの移動、移設が困難である。
【0005】 背負い式枝打ち機はエンジン部を背負っているために騒音や振動による作業者 の身体的、精神的に負担となる。また、それらの影響を押さえるために動力部と 操作部を分離するには、動力を伝達するフレキシブルシャフトの長さに限界があ り、動力部と操作部を長距離に渡って分離することはできない。
【0006】 また、切断面の鋭滑さは、切り口の巻き込みに要する年数を短期間とするし、 巻き込む過程中の腐朽菌進入による材の変色の可能性を少なくする。従来の器具 である手鋸や動力式のソーチェーン等では切断面が滑めらかにならず、変色の発 生があったり巻き込みに長期間を要していた。
【0007】 本考案によるエアー式ハンド枝払い機を使用することにより、作業効率の向上 と作業者の労力の軽減、騒音や振動による健康への影響を最小限に止め、かつ適 切な枝打ちと安全で効率的な枝打ち及び剪定等を行うことが可能となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案では動力部と操作部を分離することにより 振動や騒音等からの身体的保護を図り、かつ操作部の機能の向上、形態の簡素化 、軽量化等による作業性及び安全性の向上を図っている。
【0009】 そのため、本考案では動力に移動可能な可般式エアーコンプレッサを使用し、 エアーコンプレッサからエアーホースを介して、その先端に装着された本考案に よるエアー式ハンド枝払い機に送り込まれたエアー(空気圧)を動力源として回 転鋸刃等を回転させ枝払いや剪定等を行うものである。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案によるエアー式ハンド枝払い機の形態は、図1乃至4に示すように本体 (1)に回転鋸刃(2)と、それを保護及び防護することと切断しようとする枝 を速やかに最も切断し易い箇所に移動させるための別考案の刃物カバーガイド( 3)を有している。
【0011】 エアーコンプレッサから送られたエアーはエアーホースを介して、エアーホー ス継ぎ手(4)から本体(1)に送り込まれる。エアー(空気圧)は、図1及び 図4に示すスイッチレバー(5)を握ることによりスイッチ(6)が押し込まれ 、回転鋸刃(2)を一定方向に回転させ、回転鋸刃(2)と刃物カバーガイド( 3)の間で切断しようとする枝等を切断するものである。また、図4に示すよう にスイッチ(6)には手離した際に戻るためのバネ(7)が取り付けられている 。
【0012】 図3乃至4においては、エアーの排気は排気管(8)を通って刃物カバーガイ ド(3)の内側に吐出することにより、このエアーは刃物カバーガイド(3)と 回転鋸刃(2)の間に溜まる鋸屑を追い出し、回転鋸刃がスムーズに回転すると 共に、図3及び図4に示す回転羽根(9)を回転させる力となり、回転力を向上 させる。
【0013】
【実施例1】 実施例においては、図及び前記による形態のエアー式ハンド枝打ち機を製作し 、回転鋸刃には市販の枝打ち用及び木工用の丸鋸使用し、動力源には市販の可搬 式エンジンエアーコンプレッサを使用して枝打ち及び剪定等を行った。
【0014】 本考案によるエアー式ハンド枝払い機を使用し、枝打ち及び剪定を実施したと ころ、昇降式枝打ち機のように設置木の変更をする必要が無いこと、背負い式枝 打ち機と比較して軽量であることなどから作業性が向上した。
【0015】 本考案による枝払い機は、エアーコンプレッサからエアー式ハンド枝払い機ま でエアーホースを介してエアー動力が伝達される構造になっており、動力部と操 作部が分離している。
【0016】 したがって、作業機重量としては、従来の背負い式枝打ち機では本体重量62 〜7.9kg(エンジン部4.4〜6.1kg、操作部1.8〜2.0kg 乾 重)を背負って作業することに比べて、本考案によるエアー式ハンド枝打ち機は 回転鋸刃及び刃物カバーガイドを含めた操作部重量が0.9kgと軽量化を図っ ている。
【0017】 軽量化されることによる労働負荷に関しては、本案による枝払い機と背負い式 枝打ち機と比較すると、心拍数増加率が背負い式が107%に比べて本校案では 95%となり、労働負荷が軽減された。
【0018】 また、切断面については従来の手鋸、背負い式や昇降式枝打ち機等の機械を使 用した場合以上に鋭滑であった。
【0019】 本考案によるエアー式ハンド枝払い機を使用することによって、単位時間当た りや一人当たりの作業量は従来の手鋸、高枝鋏等の器具や背負い式や昇降式枝打 ち機等の機械を使用した場合よりも作業性が向上した。
【0020】 また、動力部と操作部が分離しているため、動力部の振動や騒音等が人体に影 響を及ぼすことが無く、さらに緊急時に回転鋸刃が停止するブレーキ装置を装備 することにより、安全性が向上した。
【0021】 操作部である本考案による枝払い機本体にはスイッチレバーから手が離れた瞬 間にスイッチが戻ることによりエアーの吐出が停止しするとともに回転鋸歯が停 止し、作業者の墜落や滑落等の緊急時に回転鋸刃が停止する。手から離れて鋸刃 が停止するまでの空転時間は、従来の背負い式枝打ち機では2.64秒であった のに対して本考案では1.23秒と極めて短く安全が確保される。
【0022】 また、排気を排気口を通じて回転鋸刃に向けて吐出し、鋸断する際に発生する 鋸屑の飛散を強制的に外方向に向けるため、鋸屑が作業員の人体に向かって飛散 することはない。
【0023】
【実施例2】 また、回転鋸刃にチップソーを使用して実施したところ、上記丸鋸よりさらに 鋭滑な切断面となり、枝打ち実施後の残枝巻き込み速度や腐朽菌からの防護に有 利である。
【0024】
【考案の効果】
請求項もしくは実施例による枝払い機を使用することにより、円滑な作業が可 能となり、従来の器具機械を使用するよりも単位時間当たりあるいは一人当たり の作業性が向上する。
【0025】 また、本考案による枝払い機は、操作部が動力部と分離しているため、騒音や 振動による人体への影響が緩和される。かつ、スイッチから手が離れた時に即座 にスイッチが戻されるため、エアーの吐出停止とともに極めて短時間に回転鋸刃 が停止し、不慮により操作部が作業中の作業者から放れた場合等に、傷害等人体 への影響は最小限に止めることができる。
【0026】 さらに、動力源からエアーホースを継手により接続していくことにより、作業 範囲を際限なく広げることが可能である。また、可搬式エンジンエアコンプレッ サを動力とすることにより、電源のない森林においての作業が可能になる。
【0027】 本考案によるエアー式ハンド枝払い機を使用することにより、作業効率の向上 と運搬等の労力の軽減を図り、騒音や振動による健康への影響を最小限に止め、 かつ適切な枝打ちや剪定等と安全で効率的な枝打ちや剪定等を行うことができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアー式ハンド枝打ち機の上面図である。
【図2】エアー式ハンド枝打ち機の裏面図である。
【図3】エアー式ハンド枝打ち機の側面図である。
【図4】エアー式ハンド枝打ち機の回転鋸刃及び周辺の
分解図である。
【符号の説明】
1 本体 2 回転鋸刃 3 カバーガイド 4 エアーホース継ぎ手 5 スイッチレバー 6 スイッチ 7 バネ 8 排気管 9 回転羽根
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年1月20日(2003.1.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアーコンプレッサからエアーホースを
    介して吐出されるエアー(空気圧)を動力として一定方
    向に回転駆動される回転鋸刃を有し、回転される鋸刃に
    より樹木の枝等を切断する手持ち式の枝払い機。
  2. 【請求項2】 動力となるエアーは回転鋸刃を駆動した
    後、排気の際に排気管を伝って回転鋸刃とカバーガイド
    の間に吐出し、鋸断の際に発生する回転鋸刃とカバーガ
    イドの間に溜まる鋸屑を強制的に外方向へ排出するとと
    もに、回転鋸刃の元に配置された回転羽根を駆動し、再
    度回転鋸刃の駆動力に用いる機能を持つ請求項1による
    樹木の枝払いや剪定等をするための手持ち式枝払い機。
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