JP3095206U - プリンタ、周辺装置、プリンタ情報書込システム、装置情報書込システム - Google Patents

プリンタ、周辺装置、プリンタ情報書込システム、装置情報書込システム

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JP3095206U
JP3095206U JP2003000108U JP2003000108U JP3095206U JP 3095206 U JP3095206 U JP 3095206U JP 2003000108 U JP2003000108 U JP 2003000108U JP 2003000108 U JP2003000108 U JP 2003000108U JP 3095206 U JP3095206 U JP 3095206U
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浩司 大谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置情報の情報サイズを縮小して、メモリの記
憶領域を有効に活用することが可能な周辺装置、および
装置情報書込システムを提供する。 【解決手段】プリンタと、このプリンタへ複数のユニコ
ードで表現されたプリンタに固有のプリンタ情報Paを
書き込む書込用コンピュータとから構成する。書き込み
時に、コンピュータは、複数のユニコードCのそれぞれ
で共通している上位1バイトはプリンタへ送信せず、共
通していない下位1バイトDのみを送信する。プリンタ
は、コンピュータからユニコードの下位1バイトDを受
信して、メモリに記憶させる。その後、ユーザでの使用
時にホストコンピュータにプリンタ情報を送信するとき
は、メモリのユニコードの下位1バイトDを読み込ん
で、この下位1バイトDに上位1バイトを付加して2バ
イトのユニコードCに変換した後、このユニコードCを
ホストコンピュータに送信する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、デバイス名やシリアルナンバー等の固有の装置情報を記憶した周辺 装置と、周辺装置へ装置情報を書き込む装置情報書込システムに関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
PC(Personal Computer)からなるホストコンピュータと、プリンタを始め とする周辺装置との間で情報のやり取りを行うために、ユニコード(Unicode) 等の文字コードが用いられている。ユニコードは、2バイト(Bytes)のコード であり、英数字や記号を始め、漢字、かな、カタカナというように、65,53 6種類の文字を表現できる。プリンタは、工場出荷時に、文字を印刷するための 文字ごとの印刷データと、この印刷データとユニコードとを対応させるテーブル とを、ROMやRAMからなるメモリに記憶していて、ユニコードで表現された 文書情報をホストコンピュータから受信すると、その情報のユニコードとテーブ ルとを参照して印刷データをメモリから読み込み、読み込んだ印刷データによっ て文書情報を用紙に印刷する。なお、ユニコード以外の別の文字コードで表現さ れた文書情報をホストコンピュータから受信した場合は、例えば下記の特許文献 1に記載されているような変換方法により、別の文字コードをユニコードに変換 することができ、文書情報を用紙に印刷することができる。また、例えば下記の 特許文献2に記載されているように、ホストコンピュータが別の文字コードで表 現された文書情報をユニコードで表現し直した後にプリンタへ送信しても、プリ ンタは文書情報を用紙に印刷することができる。
【0003】 また、プリンタは、工場出荷時に、ユニコードで表現されたプリンタに固有の プリンタ情報をEEPROMからなるメモリに記憶していて、接続されたホスト コンピュータからプリンタ情報の送信を要求されると、プリンタ情報をメモリか ら読み込んでホストコンピュータへ送信する。なお、固有のプリンタ情報とは、 ホストコンピュータにプリンタを識別させるための情報のことであって、例えば デバイス名、モデル名、メーカ名、シリアルナンバー等がある。ホストコンピュ ータはこのプリンタ情報を受信すると、そのプリンタを識別し、管理することが できる。また、プリンタを周辺装置と捉えた場合は、固有のプリンタ情報は、ホ ストコンピュータに周辺装置を識別させるための固有の装置情報となる。
【0004】
【特許文献1】 特開平8−16360号公報(第3−4頁、第2図)
【特許文献2】 特開平11―353092号公報(第4−5頁、第1図、第2図)
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、プリンタのEEPROMからなるメモリには、プリンタのユーザに よる使用時に、使用したインク量およびインクカートリッジの交換回数等を示す 保守情報や、プリンタの電源のONまたはOFF状態を示す電源情報等のような 、プリンタの電源がOFFされても保持しておくべき各種の情報を記憶させる必 要がある。しかし、メモリには、工場で既にプリンタ情報が記憶されていて、し かもこのプリンタ情報の情報サイズは大きいので、メモリの空いている記憶領域 が小さく、保守情報や電源情報等のような各種の情報のためにメモリの記憶領域 を有効に活用できないという問題がある。
【0006】 本考案は、上記のような問題点を解決するものであって、その課題とするとこ ろは、装置情報の情報サイズを縮小して、メモリの記憶領域を有効に活用するこ とが可能な周辺装置、および装置情報書込システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案では、複数の所定の文字コードで表現された周辺装置に固有の装置情報 を、接続されたホストコンピュータに送信する周辺装置において、複数の文字コ ードのそれぞれで共通している上位部分は記憶せず、共通していない下位部分の みを記憶したメモリと、メモリに記憶された文字コードの下位部分を読み込む読 込部と、読込部が読み込んだ文字コードの下位部分に上位部分を付加して元の文 字コードに変換する変換部と、変換部が変換した文字コードをホストコンピュー タに送信する送信部とを設ける。
【0008】 このようにすると、装置情報を表現した複数の文字コードの下位部分のみをメ モリに記憶するので、装置情報の情報サイズを縮小して、保守情報や電源情報等 のような各種の情報のためにメモリの記憶領域を有効に活用することが可能にな る。また、装置情報をホストコンピュータに送信するときは、文字コードの下位 部分に上位部分を付加して元の文字コードに変換した後に送信するので、送信し た文字コードによってホストコンピュータに周辺装置を正常に識別させることが できる。
【0009】 また、本考案においては、読込部は、ホストコンピュータから装置情報の送信 を要求されたときに、メモリに記憶された文字コードの下位部分を読み込む。
【0010】 このようにすると、例えばUSB(Universal Serial Bus)通信のような、周 辺装置とホストコンピュータとが接続された後、ホストコンピュータから装置情 報の送信を要求される場合に対応させて、直ちに装置情報を表現した文字コード をホストコンピュータに送信し、ホストコンピュータに周辺装置を正常に識別さ せることができる。
【0011】 また、本考案では、他の実施形態として、読込部は、周辺装置がホストコンピ ュータと接続されたときに、メモリに記憶された文字コードの下位部分を読み込 む。
【0012】 このようにすると、ホストコンピュータから装置情報の送信が要求されない場 合に、周辺装置が自発的に装置情報を表現した文字コードをホストコンピュータ に送信し、ホストコンピュータに周辺装置を正常に識別させることができる。
【0013】 また、本考案では、装置情報書込システムを、周辺装置と、この周辺装置へ複 数の所定の文字コードで表現された周辺装置に固有の装置情報を書き込む書込装 置とから構成する。書込装置は、複数の文字コードのそれぞれで共通している上 位部分は記憶せず、共通していない下位部分のみを記憶した記憶部と、周辺装置 が接続されると、この周辺装置へ記憶部に記憶された文字コードの下位部分を送 信する書込用送信部とを備えている。周辺装置は、書込装置から文字コードの下 位部分を受信する受信部と、受信部が受信した文字コードの下位部分を記憶する メモリとを備えている。
【0014】 このようにすると、書込装置が複数の文字コードのそれぞれで共通していない 下位部分のみを周辺装置に送信し、周辺装置が文字コードの下位部分のみをメモ リに記憶するので、周辺装置に書き込む装置情報の情報サイズを縮小して、メモ リへの書き込み時間を短縮することができる。
【0015】 また、本考案では、典型的には、周辺装置はプリンタであり、複数の所定の文 字コードで表現された装置情報は、複数のユニコードで表現されたプリンタに固 有のプリンタ情報のことである。この場合、文字コードの上位部分とは、ユニコ ードの上位1バイトのことであり、文字コードの下位部分とは、ユニコードの下 位1バイトのことである。
【0016】 このようにすると、プリンタ情報を表現した複数のユニコードの下位1バイト のみをメモリに記憶するので、プリンタ情報の情報サイズを半分に縮小して、保 守情報や電源情報等のような各種の情報のためにメモリの記憶領域を有効に活用 することが可能になる。また、プリンタ情報をホストコンピュータに送信すると きは、ユニコードの下位1バイトに上位1バイトを付加して元の2バイトのユニ コードに変換した後に送信するので、送信したユニコードによってホストコンピ ュータにプリンタを正常に識別させることができる。
【0017】 さらに、本考案の装置情報書込システムは、典型的には、メモリにユニコード の下位1バイトが記憶される前のプリンタと、このプリンタへ複数のユニコード で表現されたプリンタに固有のプリンタ情報を書き込む書込用コンピュータとか ら構成される。この場合、前記書込用コンピュータは、複数のユニコードのそれ ぞれで共通している上位1バイトは記憶せず、共通していない下位1バイトのみ を記憶する記憶部と、プリンタが接続されると、このプリンタへ記憶部に記憶さ れたユニコードの下位1バイトを送信する書込用送信部とを設けている。プリン タは、書込用コンピュータからユニコードの下位1バイトを受信する受信部を備 え、メモリに受信部が受信したユニコードの下位1バイトを記憶する。
【0018】 このようにすると、書込用のコンピュータが複数のユニコードのそれぞれで共 通していない下位1バイトのみをプリンタに送信し、プリンタがユニコードの下 位1バイトのみをメモリに記憶するので、プリンタに書き込むプリンタ情報の情 報サイズを縮小して、メモリへの書き込み時間を短縮することができる。
【0019】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案の実施形態に係るプリンタと、プリンタ情報書込システムを示 したブロック図である。なお、プリンタは、本考案における周辺装置の一例でも あり、プリンタ情報書込システムは、本考案における装置情報書込システムの一 例でもある。図1において、プリンタ情報書込システムは、インクジェットプリ ンタ(以下、単にプリンタと記す)10と、工場の生産ラインに設置されるPC (Personal Computer)からなる書込用コンピュータ20とから構成される。な お、書込用コンピュータ20は、本考案における書込装置の一例である。本実施 形態では、プリンタ10と書込用コンピュータ20とは2バイト(Bytes)の文 字コードであるユニコード(Unicode)によって情報のやり取りを行う。まず、 プリンタ10において、1はプリンタ10の動作を制御する制御部であって、C PUやASIC(Application Specific Integrated Circuit)などから構成さ れる。この制御部1には、本考案における読込部1aと、本考案における変換部 1bとが備わっている。
【0020】 2は記憶部であって、ROMやRAM、および不揮発性メモリであるEEPR OM2aなどから構成される。EEPROM2aには、後述するように、書込用 コンピュータ20から送信されて来た複数のユニコードで表現されたプリンタ1 0に固有のプリンタ情報Pが記憶される。なお、書込用コンピュータ20からは 複数のユニコードのそれぞれで共通している上位1バイト(Bytes)は送信され て来ず、共通していない下位1バイト(Bytes)のみが送信されて来るので、ユ ニコードの上位1バイトは記憶されず、ユニコードの下位1バイトのみが記憶さ れる。記憶されたユニコードの下位1バイトは、後述するように、ユーザが所有 するホストコンピュータ40(図5に図示)にプリンタ情報Pを送信するときに 、前述の読込部1aによって読み込まれ、前述の変換部1bによって上位1バイ トが付加されて2バイトのユニコードに変換される。なお、上記の固有のプリン タ情報とは、プリンタのユーザによる使用時に、ホストコンピュータにプリンタ を識別させるための情報のことであって、例えばデバイス名、モデル名、メーカ 名、シリアルナンバー等がある。ホストコンピュータはこのプリンタ情報をプリ ンタから取得すると、そのプリンタを識別し、管理することができる。また、プ リンタを周辺装置と捉えた場合は、固有のプリンタ情報は、ホストコンピュータ に周辺装置を識別させるための固有の装置情報となる。また、EEPROM2a には、プリンタ10のユーザによる使用時に、使用したインク量およびインクカ ートリッジの交換回数等を示す保守情報や、プリンタ10の電源のONまたはO FF状態を示す電源情報等のような、プリンタ10の電源がOFFされても保持 しておくべき各種の情報が記憶される。EEPROM2aは、本考案におけるメ モリを構成する。
【0021】 3はインクカートリッジからインクを吐出させて用紙に印刷を行う印刷部、4 はインクカートリッジを保持したインクキャリアを搬送するためのキャリアモー タ、5は用紙を搬送するためのフィードモータ、6はLEDランプや電源キーや その他のキーからなる操作部である。7は書込用コンピュータ20またはホスト コンピュータ40と相互にUSB(Universal Serial Bus)通信を行うためのイ ンターフェースであって、USBコントローラ用ICから構成される。このイン ターフェース7は、書込用コンピュータ20からプリンタ情報Pを表現したユニ コードの下位1バイトを受信し、前述の変換部1bによって変換された2バイト のユニコードをホストコンピュータ40に送信する。インターフェース7は、本 考案における受信部と、送信部とを構成する。
【0022】 次に、書込用コンピュータ20において、11は書込用コンピュータ20の各 部を制御する制御部であって、CPUなどから構成される。12は記憶部であっ て、ROMやRAMなどのメモリおよびハードディスクから構成される。この記 憶部12には、プリンタ10へ送信して、前述のEEPROM2aに書き込むた めのプリンタ10に固有のプリンタ情報Pが記憶されている。このプリンタ情報 Pは、複数のユニコードで表現されているが、複数のユニコードのそれぞれで共 通している上位1バイトは記憶されておらず、共通していない下位1バイトのみ が記憶されている。13はCRTディスプレイまたは液晶ディスプレイなどから 構成される表示部、14はマウスやキーボードなどから構成される操作部である 。15はプリンタ10と相互にUSB通信を行うためのインターフェースであっ て、USBコントローラ用ICから構成される。このインターフェース15は、 記憶部12に記憶されたユニコードの下位1バイトをプリンタ10へ送信する。 インターフェース15は、本考案における書込用送信部を構成する。30はプリ ンタ10と書込用コンピュータ20とを接続するUSBケーブルである。
【0023】 なお、ユーザが所有するホストコンピュータ40(図5に図示)は、書込用コ ンピュータ20と同様の構成であるが、ホストコンピュータ40の記憶部42( 図5に図示)には、上述したユニコードの下位1バイトで表現されたプリンタ情 報Pは記憶されていない。但し、プリンタ10と接続された後、プリンタ10か ら2バイトのユニコードで表現されたプリンタ情報が送信されて来ると、このプ リンタ情報を記憶部42の所定の記憶領域に記憶させる。また、ホストコンピュ ータ40とプリンタ10とはユニコードによって情報のやり取りを行う。
【0024】 図2は、プリンタ情報を表現するためのユニコードを示す図である。図2(a )において、ユニコード一覧表Tは、2バイト(bytes)のユニコードを16進 数で表記している。列L1はユニコードの上位12ビット(Bits)を示している 。例えば、1段目の上位12ビットは「000」であり、2段目の上位12ビッ トは「001」である。なお、上位12ビットの左側にある「0x」は16進数 であることを示す単なる符号である。行G1はユニコードの下位4ビット(Bits )を示している。この下位4ビットの各符号(0〜9、およびA〜F)が、列L 1の右端の「x」に当てはまることで、行G1の下部にある記号や英数字といっ た文字がユニコードで表現される。例えば、Zの箇所にある文字「P」のユニコ ードは、上位12ビットが「005」であり、下位4ビットが「0」であるので 、図2(b)に示すように、「0x0050」である。このユニコード「0x0 050」において、「00」は上位1バイトUであり、「50」は下位1バイト Dである。このように2バイトのユニコードを1バイトずつ上位部分と下位部分 に分けると、図12(a)のユニコード一覧表Tでは、上位1バイトは全てのユ ニコードで「00」であって共通している。これに対して、下位バイトは全ての 文字で共通していない。
【0025】 図3は、プリンタ情報を表現するユニコードの下位1バイトを示す図である。 図3において、Paはプリンタ情報の一例であるデバイス名であって、ここでは 「PRINTER」の7文字からなる。Cはデバイス名Paの各文字を表現する ユニコードであって、図2(a)のユニコード一覧表Tから抽出している。それ ぞれのユニコードCは2バイトであるので、合計するとコードサイズは14バイ トとなる。Dは各ユニコードCにおける下位1バイトであって、上位1バイトを 省いている。7つの下位1バイトを合計するとコードサイズは7バイトとなり、 ユニコードCの半分のコードサイズとなる。このユニコードの下位1バイトDの みが、デバイス名として書込用コンピュータ20の記憶部12に記憶されている 。モデル名やシリアルナンバー等の他のプリンタ情報も同様にしてユニコードの 下位1バイトのみが記憶部12に記憶されている。
【0026】 図4は、上述した構成のプリンタ情報書込システムにおけるプリンタ情報の書 込状況を説明する図である。なお、このプリンタ情報の書込は、プリンタ10の 工場出荷時に行われる。また、図4では、説明をし易くするためにプリンタ情報 を表現したユニコードの下位バイトを、Dで示す「0x50」だけ図示している が、実際には、ユニコードの下位1バイトは全てのプリンタ情報を表現するため に複数ある。図4(a)において、プリンタ10と書込用コンピュータ20とが 接続される前は、プリンタ10のEEPROM2aには、プリンタ情報を表現し たユニコードの下位1バイトDは記憶されていない。これに対して、書込用コン ピュータ20の記憶部12には、プリンタ情報を表現したユニコードの下位1バ イトDの「0x50」が記憶されている。この状態から、図4(b)に示すよう に、作業者によってプリンタ10と書込用コンピュータ20とがケーブル30で 接続されると、書込用コンピュータ20は、記憶部12に記憶しているユニコー ドの下位1バイトDを読み込んで、インターフェース15によってプリンタ10 に送信する。プリンタ10は、インターフェース7によって書込用コンピュータ 20からユニコードの下位1バイトDを受信すると、図4(c)に示すように受 信したユニコードの下位1バイトDをEEPROM2aに送り、図4(d)に示 すようにEEPROM2aに記憶させる。この後は、作業者によってプリンタ1 0と書込用コンピュータ20とが切断される。
【0027】 図5は、プリンタ10がホストコンピュータ40にプリンタ情報を送信すると きの送信状況を説明する図である。なお、このプリンタ情報の送信は、プリンタ 10のユーザによる使用時に行われる。また、図5では、説明をし易くするため にプリンタ情報を表現したユニコードの下位バイトを、Dで示す「0x50」だ け図示しているが、実際には、ユニコードの下位1バイトは全てのプリンタ情報 を表現するために複数ある。図5(a)において、プリンタ10とホストコンピ ュータ40とが接続される前は、プリンタ10のEEPROM2aには、プリン タ情報を表現したユニコードの下位1バイトDの「0x50」が記憶されている 。これに対して、ホストコンピュータ40の記憶部42には、プリンタ情報を表 現したユニコードCは記憶されていない。この状態から、図5(b)に示すよう に、ユーザによってプリンタ10とホストコンピュータ40とがケーブル30で 接続されると、ホストコンピュータ40はプリンタ10に対してプリンタ情報の 送信を要求する。詳しくは、USBをサポートするオペレーティングシステムに よりプリンタ情報の送信を要求するコマンドをプリンタ10へ送信する。
【0028】 プリンタ10は、プリンタ情報の送信が要求されると、図5(c)に示すよう にEEPROM2aに記憶されているユニコードの下位1バイトDを読込部1a (図1)によって読み込み、変換部1bによってユニコードの下位1バイトDに 上位1バイトUを付加して、図5(d)に示すように2バイトのユニコードCに 変換する。そして、図5(e)に示すように、インターフェース7によって変換 後のユニコードCをホストコンピュータ40に送信する。ホストコンピュータ4 0は、プリンタ10からユニコードCを受信すると、図5(f)に示すように受 信したユニコードCを記憶部42の所定の記憶領域に記憶する。この後は、ホス トコンピュータ40はユニコードで表現されるプリンタ情報からプリンタ10を 識別し、これを管理できるようになる。
【0029】 図6は、上述した構成のプリンタ情報書込システムにおける工場でのプリンタ 情報の書込手順を示すフローチャートである。図6において、左側は書込用コン ピュータ20が制御部11により実行する手順であり、右側はプリンタ10が制 御部1により実行する手順である。最初に、書込用コンピュータ20はプリンタ 10が接続されたか否かを判定する(ステップS11)。ここで、作業者がプリ ンタ10と書込用コンピュータ20とをケーブル30で接続すると、書込用コン ピュータ20はプリンタ10が接続されたと判定し(ステップS11:YES) 、記憶部12に記憶しているプリンタ情報を表現したユニコードの下位1バイト を読み込んで(ステップS12)、インターフェース15によってプリンタ10 に送信する(ステップS13)。プリンタ10は、インターフェース7によって 書込用コンピュータ20からユニコードの下位1バイトを受信すると(ステップ S14)、受信したユニコードの下位1バイトをEEPROM2aに記憶させる (ステップS15)。この後は、作業者によってプリンタ10と書込用コンピュ ータ20とが切断され、再び別のプリンタと書込用コンピュータ20とが接続さ れると、同様の手順でプリンタにプリンタ情報が書き込まれて行く。
【0030】 上記の手順によると、書込用のコンピュータ20が複数のユニコードのそれぞ れで共通していない下位1バイトのみをプリンタ10に送信し、プリンタ10が ユニコードの下位1バイトのみをEEPROM2aに記憶するので、プリンタ1 0へ書き込むプリンタ情報の情報サイズを縮小して、EEPROM2aへの書き 込み時間を短縮することができる。
【0031】 図7は、ユーザでの使用時にプリンタ10がホストコンピュータ40にプリン タ情報を送信するときの送信手順を示すフローチャートである。図7において、 左側はホストコンピュータ40が内部に備えた制御部により実行する手順であり 、右側はプリンタ10が制御部1により実行する手順である。最初に、ホストコ ンピュータ40はプリンタ10が接続されたか否かを判定する(ステップS21 )。ここで、ユーザがプリンタ10とホストコンピュータ40とをケーブル30 で接続すると、ホストコンピュータ40はプリンタ10が接続されたと判定し( ステップS21:YES)、プリンタ情報の送信を要求するコマンドをプリンタ 10へ送信する(ステップS22)。プリンタ10は、プリンタ情報の送信を要 求するコマンドをホストコンピュータ40から受信すると(ステップS23)、 読込部1aによってEEPROM2aに記憶されているユニコードの下位1バイ トを読み込む(ステップS24)。そして、変換部1bによってユニコードの下 位1バイトに上位1バイトを付加して、2バイトのユニコードに変換し(ステッ プS25)、インターフェース7によって変換後のユニコードをホストコンピュ ータ40へ送信する(ステップS26)。ホストコンピュータ40は、プリンタ 10からユニコードを受信すると(ステップS27)、受信したユニコードを記 憶部42の所定の記憶領域に記憶させる(ステップS28)。この後、ホストコ ンピュータ40は、ユニコードで表現されるプリンタ情報からプリンタ10を識 別し、これを管理できるようになる。
【0032】 上記の手順によると、プリンタ情報を表現した複数のユニコードの下位1バイ トのみをEEPROM2aに記憶するので、プリンタ情報の情報サイズを半分に 縮小して、保守情報や電源情報等のような各種の情報のためにEEPROM2a の記憶領域を有効に活用することが可能になる。また、プリンタ情報をホストコ ンピュータ40に送信するときは、ユニコードの下位1バイトに上位1バイトを 付加して元の2バイトのユニコードに変換した後に送信するので、送信したユニ コードによってホストコンピュータ40にプリンタ10を正常に認識させること ができる。
【0033】 また、ホストコンピュータ40からプリンタ情報の送信を要求するコマンドを 受信したときに、読込部1aによってEEPROM2aのユニコードの下位1バ イトを読み込むことで、USB通信に対応させて、直ちに装置情報を表現した文 字コードをホストコンピュータに送信し、ホストコンピュータに周辺装置を正確 に認識させることができる。
【0034】 本考案は、上述した実施形態の他にも種々の形態を採用することができる。た とえば、図7の実施形態においては、プリンタ10とホストコンピュータ40と が接続されると、ホストコンピュータ40がプリンタ情報の送信を要求するコマ ンドをプリンタ10へ送信し、プリンタ10がこのコマンドを受信して、読込部 1aによってEEPROM2aのユニコードの下位1バイトを読み込む場合を例 に挙げているが、これに代えて、プリンタ10がホストコンピュータと接続され たことを検知したときに、読込部1aによってEEPROM2aのユニコードの 下位1バイトを読み込んでもよい。なお、この場合におけるホストコンピュータ は、プリンタ10と接続されてもプリンタ10に対してプリンタ情報の送信を要 求しないホストコンピュータである。
【0035】 図8は、この実施形態におけるプリンタ情報を送信するときの送信手順を示す フローチャートである。図中、図7と同一ステップには同一符号を付してある。 図8において、最初に、プリンタ10はホストコンピュータが接続されたか否か を判定する(ステップS21a)。ここで、ユーザがプリンタ10とホストコン ピュータとをケーブル30で接続すると、プリンタ10はホストコンピュータか らケーブル30を介して通電されるので、この通電によってホストコンピュータ が接続されたことを検知する(ステップS21a:YES)。そして、プリンタ 10は読込部1aによってEEPROM2aに記憶されているユニコードの下位 1バイトを読み込み(ステップS24)、変換部1bによってユニコードの下位 1バイトに上位1バイトを付加して、2バイトのユニコードに変換する(ステッ プS25)。この後、インターフェース7によって変換後のユニコードをホスト コンピュータへ送信する(ステップS26)。ホストコンピュータは、プリンタ 10からユニコードを受信すると(ステップS27)、受信したユニコードを記 憶部の所定の記憶領域に記憶する(ステップS28)。この後、ホストコンピュ ータは、ユニコードで表現されるプリンタ情報からプリンタ10を識別し、これ を管理できるようになる。
【0036】 このようにすると、ホストコンピュータからプリンタ情報の送信が要求されな い場合に、プリンタ10が自発的にプリンタ情報を表現したユニコードをホスト コンピュータに送信し、ホストコンピュータにプリンタを正常に認識させること ができる。
【0037】 上記実施形態においては、プリンタ情報を表現する所定の文字コードとしてユ ニコードを用いた場合を例に挙げているが、本考案はこれのみに限定するもので はなく、ASCII(American Standard Code for Information Interchange) コードや、シフトJISコード等の文字コードを用いてもよい。
【0038】 また、上記実施形態においては、プリンタ10と書込用コンピュータ20また はホストコンピュータ40とを接続するインターフェースをUSBとした場合を 例に挙げているが、本考案はこれのみに限定するものではない。これ以外にも、 プリンタ10と書込用コンピュータ20またはホストコンピュータ40とを、I EEE1394で規定されたインターフェースやパラレルインターフェース等で 接続してもよい。
【0039】 さらに、上記実施形態においては、周辺装置としてインクジェットプリンタを 例に挙げたが、本考案はこれ以外に、レーザプリンタ、スキャナー、光ディスク ドライブ、ハードディスクドライブ、モデムなどにも適用することが可能である 。つまり、周辺装置に固有の装置情報を、内部に備えたメモリに記憶する周辺装 置であればよい。
【0040】
【考案の効果】
本考案によれば、装置情報を表現した複数の文字コードの下位部分のみをメモ リに記憶するので、装置情報の情報サイズを縮小して、保守情報や電源情報等の ような各種の情報のためにメモリの記憶領域を有効に活用することが可能になる 。また、装置情報をホストコンピュータに送信するときは、文字コードの下位部 分に上位部分を付加して元の文字コードに変換した後に送信するので、送信した 文字コードによってホストコンピュータに周辺装置を正常に識別させることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプリンタ情報書込システムを示し
たブロック図である。
【図2】プリンタ情報を表現するためのユニコードを示
す図である。
【図3】プリンタ情報を表現するユニコードの下位1バ
イトを示す図である。
【図4】プリンタ情報書込システムの書込状況を説明す
る図である。
【図5】プリンタ情報の送信状況を説明する図である。
【図6】プリンタ情報書込システムの書込手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】プリンタ情報の送信手順を示すフローチャート
である。
【図8】他の実施形態によるフローチャートである。
【符号の説明】
1a 読込部 1b 変換部 2 記憶部 2a EEPROM 7 インターフェース 10 プリンタ 12 記憶部 15 インターフェース 20 書込用コンピュータ 40 ホストコンピュータ C ユニコード D 下位1バイト P プリンタ情報 U 上位1バイト

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のユニコードで表現されたプリンタに
    固有のプリンタ情報を、接続されたホストコンピュータ
    に送信するプリンタにおいて、 前記複数のユニコードのそれぞれで共通している上位1
    バイトは記憶せず、共通していない下位1バイトのみを
    記憶したメモリと、 前記ホストコンピュータから前記プリンタ情報の送信を
    要求されたときに、前記メモリに記憶された前記ユニコ
    ードの下位1バイトを読み込む読込部と、 前記読込部が読み込んだ前記ユニコードの下位1バイト
    に前記上位1バイトを付加して2バイトのユニコードに
    変換する変換部と、 前記変換部が変換した前記ユニコードを前記ホストコン
    ピュータに送信する送信部と、を備えたことを特徴とす
    るプリンタ。
  2. 【請求項2】プリンタと、このプリンタへ複数のユニコ
    ードで表現されたプリンタに固有のプリンタ情報を書き
    込む書込用コンピュータとから構成されるプリンタ情報
    書込システムであって、 前記書込用コンピュータは、前記複数のユニコードのそ
    れぞれで共通している上位1バイトは記憶せず、共通し
    ていない下位1バイトのみを記憶した記憶部と、 前記プリンタが接続されると、このプリンタへ前記記憶
    部に記憶された前記ユニコードの下位1バイトを送信す
    る書込用送信部と、を備え、 前記プリンタは、前記書込用コンピュータから前記ユニ
    コードの下位1バイトを受信する受信部と、 前記受信部が受信した前記ユニコードの下位1バイトを
    記憶するメモリと、 前記書込用コンピュータと切断された後に接続されたホ
    ストコンピュータから前記プリンタ情報の送信を要求さ
    れたときに、前記メモリに記憶された前記ユニコードの
    下位1バイトを読み込む読込部と、 前記読込部が読み込んだ前記ユニコードの下位1バイト
    に前記上位1バイトを付加して2バイトのユニコードに
    変換する変換部と、 前記変換部が変換した前記ユニコードを前記ホストコン
    ピュータに送信する送信部と、を備えたことを特徴とす
    るプリンタ情報書込システム。
  3. 【請求項3】複数の所定の文字コードで表現された周辺
    装置に固有の装置情報を、接続されたホストコンピュー
    タに送信する周辺装置において、 前記複数の文字コードのそれぞれで共通している上位部
    分は記憶せず、共通していない下位部分のみを記憶した
    メモリと、 前記メモリに記憶された前記文字コードの下位部分を読
    み込む読込部と、 前記読込部が読み込んだ前記文字コードの下位部分に前
    記上位部分を付加して元の文字コードに変換する変換部
    と、 前記変換部が変換した文字コードを前記ホストコンピュ
    ータに送信する送信部と、を備えたことを特徴とする周
    辺装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の周辺装置において、 前記読込部は、前記ホストコンピュータから前記装置情
    報の送信を要求されたときに、前記メモリに記憶された
    前記文字コードの下位部分を読み込むことを特徴とする
    周辺装置。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の周辺装置において、 前記読込部は、前記周辺装置が前記ホストコンピュータ
    と接続されたときに、前記メモリに記憶された前記文字
    コードの下位部分を読み込むことを特徴とする周辺装
    置。
  6. 【請求項6】周辺装置と、この周辺装置へ複数の所定の
    文字コードで表現された周辺装置に固有の装置情報を書
    き込む書込装置とから構成される装置情報書込システム
    であって、 前記書込装置は、前記複数の文字コードのそれぞれで共
    通している上位部分は記憶せず、共通していない下位部
    分のみを記憶した記憶部と、 前記周辺装置が接続されると、この周辺装置へ前記記憶
    部に記憶された前記文字コードの下位部分を送信する書
    込用送信部と、を備え、 前記周辺装置は、前記書込装置から前記文字コードの下
    位部分を受信する受信部と、 前記受信部が受信した前記文字コードの下位部分を記憶
    するメモリと、を備えたことを特徴とする装置情報書込
    システム。
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