JP3095119U - 紙製把持部を有するボールペン - Google Patents

紙製把持部を有するボールペン

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JP3095119U
JP3095119U JP2003000035U JP2003000035U JP3095119U JP 3095119 U JP3095119 U JP 3095119U JP 2003000035 U JP2003000035 U JP 2003000035U JP 2003000035 U JP2003000035 U JP 2003000035U JP 3095119 U JP3095119 U JP 3095119U
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JP2003000035U
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義正 笠倉
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義正 笠倉
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ボールペンにおいて、その材料使用量の大き
なウエートを占める把持部に、紙を使用することによ
り、プラスチック或いは他の材料としては筆記部とそれ
に連続するインク収納部のみとすることができ、プラス
チック等の廃棄量を大幅に減少させると同時に、容易に
再利用できる紙により材料のリサイクル化を可能とした
ものである。 【解決手段】 先端側の筆記部2にインクを供給するイ
ンク収納部3及び把持部4とより形成され、把持部4は
紙製とし、筆記部側の把持部内側に位置する箇所に形成
された膨出連結部5を把持部4先端側の空間部8に嵌合
することにより筆記部2及びインク収納部3を固定して
成ることを特徴とする紙製把持部を有するボールペン
1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、再生紙等の紙により把持部を形成し、且つ廃棄処分を容易とした紙 製把持部を有するボールペンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のボールペンは、先端側の筆記部、該筆記部にインクを供給するインク収 納部及び該インク収納部を囲繞する把持部とより形成され、該把持部はプラスチ ックより形成されている。上記ボールペンの使用後は、そのままの状態で廃棄さ れることになるが、廃棄したものの処理としては、下記に一例を示すように様々 な手段が取られている。
【0003】 例えば、プラスチック材料として再利用する手段があるが、プラスチックには その種類によって様々に物性が異なること、熱を加えると劣化してしまうこと及 び着色を除去することが困難であること等によって限られた製品のみにリサイク ルが進み、プラスチック全体としては費用のこともありリサイクルが進んでいな いのが実状である。
【0004】 また、焼却処分する手段があるが、排煙中に塩化水素やダイオキシン等の有害 物質を発生すること、不完全燃焼で黒煙が排出しやすいこと等により大きな問題 が生じているし、近年、焼却処分には様々な条件が課せられており、そのための 焼却設備には莫大な費用がかかっている。
【0005】 更に、埋設処分の手段は、部材をそのままの状態或いはプラスチックをある程 度砕いて処分することになるが、いずれにしても埋立地に運ぶまでの処理及び運 搬に経費がかかり、且つ埋立後においても当該プラスチック材料が腐らずにいつ までも存続し、不安定な土地が形成され、地球環境上好ましくなかった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、ボールペンとして、その材料の使用量の大きなウエートを占める把 持部に、紙を使用することにより、プラスチック等よりなる材料としては筆記部 とそれに連続するインク収納部のみとし、プラスチックの使用量を大幅に減少さ せ、容易に再利用できる紙の使用量をその大半とすることにより、廃棄後におけ るリサイクル化を容易とし、且つ地球環境上好ましい状態とすることを可能とし たものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、貴重な資源を再利用することを容易とするように、ボールペンの把 持部を紙製としたもので、その具体的構成として、 先端側の筆記部、該筆記部にインクを供給するインク収納部及び把持部とより 形成され、該把持部は紙製とし、該筆記部側の把持部内側に位置する箇所に形成 された膨出連結部を該把持部先端側の空間部に嵌合することにより筆記部及びイ ンク収納部を固定して成る紙製把持部を有するボールペンを特徴とする。
【0008】 また、上記把持部表面に各種装飾手段を形成した紙製把持部を有するボールペ ンを特徴とする。
【0009】
【考案の実施の形態】 【実施例】
図1は、本考案のボールペンを示した側面図、図2は本考案のボールペンを示 した断面図で、該ボールペン1は、先端側の筆記部2、該筆記部2にインクを供 給するインク収納部3、把持部4及び該筆記部2側の把持部内側に位置する箇所 に形成された膨出連結部5とより形成されている。
【0010】 該筆記部2としては、最先端部のボール6、該ボール6を回転自在に抱持する 支持部7及び該支持部7の内側先端部にインクを供給するためのインク収納部3 が把時部4側へ延出している。該把持部4に該筆記部2及びインク収納部3等を 固定するために膨出連結部5が形成されることになる。
【0011】 該膨出連結部5は、把持部4の先端部内側に形成された空間部8に強固に嵌合 され、固定されることになる。従って、筆記部2側と把持部4との固定は、該膨 出連結部5を該空間部8に押し込むことによって行われる。 上記支持部7及び膨出連結部5に連続してインク収納部3が形成され、該支持 部7及び膨出連結部5の内側には最先端部のボール6から他端側へと延出形成さ れた筒状の棒状体を形成し、該棒状体の中にインクを収納し、該インクを筆記部 2へ供給している。
【0012】 把持部4は、紙製よりなり、古紙等を再生した紙等が使用される。把持部4は 長尺の形状とされ、その内側の形状は膨出連結部5との固定及びインク収納部3 を配設するために空間部8を有する筒状とされている。上記内側の空間部8を形 成しながら紙を何重かに巻き付けて把持部4としての所定の形状を得ることが可 能である。
【0013】 上記紙を重ねる手段としては、様々な手段が考えられる。 紙を所定厚に重ねた後に円筒形に形成する方法、長尺の円柱体等の棒状部材に 把持部の長さに合わせて予め形成した紙片を数回巻き付け所定厚に形成し、完成 した後に該棒状部材を引き抜いて筒状等の形状を形成する方法、所定幅の紙片を 螺旋状に重ねて巻き付け形成して所定厚の筒状等の形状に形成する方法等が考え られる。
【0014】 外形或いは内形の形状は円柱体形状のものの外、六角形状等適宜な形状のもの が選定される。また、ボールペンの把持部として、その役割を十分に達成するた めに、紙製で且つ内側に空間が形成されていても、側面からの圧縮力に十分に耐 える強度を有し、且つ使用持に於ける把持力及び筆記時に於ける曲げ力に十分耐 えることのできる曲げ強度等を有するように巻き付け厚さを選定する。
【0015】 また、該把持部の表面には、装飾紙或いは各種色彩を施した紙等の装飾手段を 巻き付けたもの、滑り止め手段を兼ねた凹凸形状としたもの、把持部に各種色彩 や模様を直接塗着或いは印刷したもの、他の適宜部材を表面に貼着や嵌合したも の等の適宜装飾手段9を形成することも可能である。 装飾手段9そのものに微細な凹凸を形成することにより滑り止め効果を達成す ることも可能である。
【0016】 上記装飾手段9の具体的なものとして、例えば、赤、青、黄、緑等の各種色彩 を個々の把持部4に施し、それらによってセット商品として取り扱うことが可能 となるようにすることもできる。 また、上記各種色彩はインクの色とは直接関係することなしに施すことも可能 である。
【0017】
【考案の効果】
上記のように、本考案は、ボールペンの把持部に所定の圧縮強度及び曲げ強度 を有する紙製の把持部を使用することにより、軽量とし、その使用後の廃棄に於 いて、筆記部2及びインクを供給するインク収納部3と把持部4とを、膨出連結 部5の嵌合状態を強制的に取り除くことにより固定状態を解除することができ、 両者の分離を容易に行うことが可能である。
【0018】 また、分離した後は、筆記部2及びインク収納部3はプラスチック関係或いは 金属類として再利用或いは廃棄されることになり、紙製の把持部は、極めて高い 確率で再生紙として再利用されることになる。
【0019】 従って、使用済みのボールペンの内、プラスチック関係の材料が、再利用され ずに廃棄されたとしても、その廃棄量は、従来のボールペンに使用されているプ ラスチックの廃棄量と比較して1/10程度の量となり、その廃棄量を大幅に減 少させることが可能となった。
【0020】 また、把持部の表面に各種装飾手段を形成することにより商品としての価値を 高める他、それらの表面に形成された凹凸により摩擦力を高めることができ、把 持しやすくすることも可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のボールペンの側面図。
【図2】本考案のボールペンの断面図。
【符号の説明】
1、ボールペン 2、筆記部 3、インク収納部 4、把持部 5、膨出連結部 6、ボール 7、支持部 8、空間部 9、装飾手段

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端側の筆記部、該筆記部にインクを供給
    するインク収納部及び把持部とより形成され、該把持部
    は紙製とし、該筆記部側の把持部内側に位置する箇所に
    形成された膨出連結部を該把持部先端側の空間部に嵌合
    することにより筆記部及びインク収納部を固定して成る
    ことを特徴とする紙製把持部を有するボールペン。
  2. 【請求項2】把持部表面に各種装飾手段を形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の紙製把持部を有するボー
    ルペン。
JP2003000035U 2003-01-08 2003-01-08 紙製把持部を有するボールペン Expired - Lifetime JP3095119U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021014698A1 (ja) * 2019-07-19 2021-01-28 三菱鉛筆株式会社 塗布具用液体収容部材

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WO2021014698A1 (ja) * 2019-07-19 2021-01-28 三菱鉛筆株式会社 塗布具用液体収容部材
JP2021016976A (ja) * 2019-07-19 2021-02-15 三菱鉛筆株式会社 塗布具用液体収容部材
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US11780258B2 (en) 2019-07-19 2023-10-10 Mitsubishi Pencil Company, Limited Liquid storage member for coating tools

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