JP3091895U - 貴重品携帯具 - Google Patents
貴重品携帯具Info
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- JP3091895U JP3091895U JP2002004736U JP2002004736U JP3091895U JP 3091895 U JP3091895 U JP 3091895U JP 2002004736 U JP2002004736 U JP 2002004736U JP 2002004736 U JP2002004736 U JP 2002004736U JP 3091895 U JP3091895 U JP 3091895U
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- ascorbic acid
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- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】装着することによって旅行中に不足しがちなビ
タミンCを補給することのできる貴重品携帯具の提供を
目的とする。 【解決手段】水に難溶なアスコルビン酸誘導体を含有す
る乳化液が担持された繊維材料によって少なくとも身体
への装着面1aの一部が形成される収容体1を有し、貴
重品携帯時に収容体1から肌の皮脂等の油脂によって皮
膚上にアスコルビン酸誘導体が徐放されてビタミンCを
摂取できるように構成する。本考案によれば、海外旅行
などにおいて不足しがちなビタミンCを貴重品を安全に
携帯することと合わせて補給することができるため、健
康で、かつ、防犯性の優れた旅行を過ごすことができ
る。また、汗などで汚れた場合に洗濯しても、ビタミン
Cの摂取効果を維持することができる。
タミンCを補給することのできる貴重品携帯具の提供を
目的とする。 【解決手段】水に難溶なアスコルビン酸誘導体を含有す
る乳化液が担持された繊維材料によって少なくとも身体
への装着面1aの一部が形成される収容体1を有し、貴
重品携帯時に収容体1から肌の皮脂等の油脂によって皮
膚上にアスコルビン酸誘導体が徐放されてビタミンCを
摂取できるように構成する。本考案によれば、海外旅行
などにおいて不足しがちなビタミンCを貴重品を安全に
携帯することと合わせて補給することができるため、健
康で、かつ、防犯性の優れた旅行を過ごすことができ
る。また、汗などで汚れた場合に洗濯しても、ビタミン
Cの摂取効果を維持することができる。
Description
【0001】
本考案は、パスポートや現金等の貴重品を安全に持ち運ぶために身体に装着さ
れる貴重品携帯具に関するものである。
【0002】
従来、海外旅行などにおいては、偏食になりやすいために、特開平11−26
9067号公報に記載されるようなビタミンC等を含有する錠剤などを服用する
ことにより、栄養不足が補われている。
【0003】
一方、海外旅行などにおいてパスポート等の貴重品を安全に携帯するため、従
来、実登3041228号公報に記載されるように、貴重品収納袋部を一体的に
設けたベルト状に形成され、ズボンやスカート等の衣類の内側で腰に巻回されて
身体に装着される貴重品携帯具が提案されている。このように衣類の下に装着さ
れる貴重品携帯具は、直接身体に装着する、あるいは下着等の上から装着するこ
とにより、いわゆる肌身離さずに貴重品を携帯して盗難を防ぐものである。
【0004】
しかし、栄養不足を補うために錠剤を服用する場合には、錠剤を携行しなけれ
ばならず、旅行の荷物が増えてしまうという欠点を有する。また、服用を忘れた
場合には、栄養不足を補うことができないという欠点を有する。
【0005】
本考案は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、装着することによ
って旅行中に不足しがちなビタミンCを補給することのできる貴重品携帯具の提
供を目的とする。
【0006】
本考案によれば上記目的は、
水に難溶なアスコルビン酸誘導体を含有する乳化液が担持された繊維材料によ
って少なくとも身体への装着面1aの一部が形成される収容体1を有し、
貴重品携帯時に収容体1から肌の皮脂等の油脂によって皮膚上にアスコルビン
酸誘導体が徐放されてビタミンCが摂取可能な貴重品携帯具を提供することによ
り達成される。
【0007】
化学名でアスコルビン酸と呼ばれるビタミンCは、ストレス反応の防止やコラ
ーゲン生成の促進等の様々な効果を有し、一般に成人1日当たり50mgが所要
量と言われる。ビタミンCの摂取は、ビタミンCを含む果物や野菜等を食べるこ
とにより、あるいはこれを含有する錠剤等を取ることによってなされるほか、誘
導体、すなわち体内の酵素によってビタミンに転換されるプロビタミンを摂取す
ることによってもできる。
【0008】
近年、特開2002−61073号公報に記載されるように、水に難溶なL−
アスコルビン酸ポリアルキルエステルをアニオン系界面活性剤等によって乳化さ
せてアスコルビン酸誘導体を含有する乳化液を得、これに繊維材料を浸漬等して
乾燥させることにより、アスコルビン酸誘導体を人体の皮膚の表面に存在する皮
脂等の油成分により徐放出させることのできる繊維材料が開発された。かかる繊
維材料は、天然繊維、再生繊維、合成繊維およびこれらを混繊したものなど原繊
を特に限定せず、さらに、30回以上の洗濯によっても効果を持続させることの
できる高い耐洗濯性を備えるものである。
【0009】
本考案は、かかる機能化繊維材料の特性に着目してなされたものであって、着
衣の下に装着され、肌に直接接触する収容体1の装着面1aに機能化繊維材料が
配置されることにより、皮膚表面からプロビタミンが吸収されて、ビタミンCを
摂取することができる。
【0010】
本考案に係る貴重品携帯具は、貴重品を収容可能な収容体1をバンドによって
首に下げる、または腰に巻回させることにより身体に装着されるもののほか、収
容体1を一体に形成したバンド、あるいは下着等でもよく、装着面1aである肌
への接触面の少なくとも一部が機能化繊維材料で形成されていればよい。したが
って、収容体1やバンド自体、またはこれらの一部を機能化繊維材料で形成する
ほか、これらに機能化繊維材料を着脱自在に形成しても足りる。
【0011】
また、表地として綿からなる機能化繊維材料を使用し、裏地に例えばナイロン
タフタなどの化学繊維材料を使用した場合には、そのまま洗濯ができ、かつ、表
地によって良好な肌触りを実現できるとともに、裏地によって汗等の水分から収
容物を守ることや、強度を補強させることなどができる。
【0012】
図1に本考案の第一の実施の形態を示す。図1において、貴重品携帯具は、腰
に巻装されるウエストポーチタイプに形成され、パスポート、クレジットカード
、あるいは紙幣等を収容部に収納可能な180ミリ×140ミリ程度の横長の外
形形状を有するシート状の収容体1と、縫製により収容体1の身体への装着面1
a側の上部において収容体1に連結される全長1100ミリの帯状のバンド2と
からなる。
【0013】
収容体1は、外面側に形成されるファスナー3により閉塞可能な第一の収容部
と、装着面1a側において上下に重合する二枚の布片4、4’により閉塞可能な
第二の収容部との二つの収容部を表裏面に有し、表地に対して各収容部毎に裏地
を張り合わせて形成される。表地には、先ず、水に難溶なL−アスコルビン酸ポ
リアルキルエステルとアニオン系界面活性剤を水に混合して撹拌し、乳化させて
得られるアスコルビン酸誘導体を含有する乳化液に綿100%の織物を浸漬し、
次いで、織物を絞り率90%で絞ってから120℃で5分間乾燥させることによ
り得られる機能化繊維材料が使用される。なお、粘度、耐洗濯性、スキンケア効
果を考慮すると、乳化液中のアスコルビン酸誘導体の濃度は0.05〜10重量
%の範囲であることが好ましい。これに対し、裏地には、防水性に優れたナイロ
ンタフタが使用される。
【0014】
機能化繊維材料は、アスコルビン酸誘導体を人体の皮膚の表面に存在する皮脂
等の油成分によって徐放出させることができ、かつ、30回程度の洗濯によって
もその機能を維持できる。また、前述したように綿を原繊として使用することに
より、装着時に汗をよく吸収することができるとともに、洗濯時における伸び縮
みの心配がない。この場合において、白色の綿が使用されることにより、一般的
に白色のものが多用される下着類との色調上の違和感がなく、かつ、清潔感ある
ものとなる。なお、5は、表地と裏地とが縫製される周縁に取り付けられるバイ
アステープであり、生地の端部が覆われて外観処理がなされる。
【0015】
バンド2は、アジャスタ6によってループ径が調整自在に連結されるアクリル
テープであり、図1(b)に点線で示すように、収容体1の長手方向に沿って収
容体1に縫製される。なお、収容体1の外面側に横方向に形成されるファスナー
3と収容体1の装着面1a側に縫製されるバンド2とが平面視で重合しないよう
に配置することにより、厚み方向の変化を少なくして装着時の違和感が軽減され
る。バンド2によって身体に収容体1を密着させることにより、装着面1aから
肌へのアスコルビン酸誘導体の取り込み効率が向上される。
【0016】
図2に第一の実施の形態の変形例を示す。なお、この変形例において、上述し
た実施の形態と同一の構成要素は図中に同一の符号を付して説明を省略する。こ
の変形例において、外面側のファスナー3により閉塞可能な収容部には、収容ス
ペースを二つに分割する仕切り7が形成される。8は、帯状のバンド2をループ
状に連結するバックルである。この実施の形態において、バンド2は、ゴムによ
り形成されるため、伸縮により装着時のフィット感が向上される。
【0017】
図3に本考案の第二の実施の形態を示す。この実施の形態において、貴重品携
帯具は、首に架けられるウォレットタイプであり、収容体1は外面側のファスナ
ー3により閉塞可能な第一の収容部と、該第一の収容部の外面側に設けられるポ
ケット状の第二の収容部とを有して形成される。首に架けやすいように丸紐を図
外のコードストッパーによりループ径を調整可能にして形成されるバンド2は、
図3(b)に示すように矩形のシート状の収容体1に対して装着面1a側の上部
に縫製されて連結される。なお、この実施の形態においては、第一の収容部のみ
にナイロンタフタの裏地が形成される。
【0018】
図4(a)および(b)は第二の実施の形態の第一の変形例である。なお、こ
の変形例において、上述した実施の形態と同一の構成要素は図中に同一の符号を
付して説明を省略する。この変形例において、収容体1は上下に二つ折りされて
面ファスナー9、9’で連結されることにより、収容面積に比して装着時の外形
を小さくして形成される。また、図4(b)に示す装着時である折曲姿勢におい
てファスナー3が外面側に露出しないことにより、収容物の密閉性および安全性
がより向上される。図4(a)の開放姿勢に示すように、バンド2は外面側の折
曲部において収容体1に縫製され、折曲姿勢において収容体1に挟持されるため
、装着時に強固に収容体1を保持することができる。
【0019】
図4(c)ないし(e)は第二の実施の形態の第二の変形例である。収容体1
は、この変形例においては、図4(c)ないし(e)に示すように、上下方向か
ら中央部に向かってに三つ折りされて面ファスナー9、9’で連結されることに
より、前述の変形例よりもさらに収容面積に比して装着時の外形が小さくなる。
また、図4(c)に示すように、収容物の出し入れがしやすいように、縫製され
るバンド2より下側の上下方向ほぼ全長に渡って縦方向にファスナー3が形成さ
れる。なお、収容体1は下方からも折曲されるため、図4(e)に示す折曲姿勢
においてファスナー3が外面側に露出することはない。
【0020】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、海外旅行などにおいて不足
しがちなビタミンCを貴重品を安全に携帯することと合わせて補給することがで
きるため、健康で、かつ、防犯性の優れた旅行を過ごすことができる。
【0021】
また、汗などで汚れた場合に洗濯しても、ビタミンCの摂取効果を維持するこ
とができる。
【提出日】平成14年10月21日(2002.10.21)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【0006】
本発明によれば上記目的は、
貴重品を収容する閉塞可能な収容部を備えて身体に装着され、水に難溶なアス
コルビン酸誘導体を含有する乳化液が担持された繊維材料により形成される生地 を少なくとも身体への接触面の一部に配置した
収容体1を有し、
貴重品携帯時に収容体1から肌の皮脂等の油脂によって皮膚上にアスコルビン
酸誘導体が徐放されてビタミンCが摂取可能な貴重品携帯具を提供することによ
り達成される。
【図1】本考案の第一の実施の形態を示す図で、(a)
は正面方向の斜視図、(b)は背面方向の斜視図であ
る。
は正面方向の斜視図、(b)は背面方向の斜視図であ
る。
【図2】本考案の第一の実施の形態の変形例を示す図
で、正面方向の斜視図である。
で、正面方向の斜視図である。
【図3】本考案の第二の実施の形態を示す図で、(a)
は正面図、(b)は背面図である。
は正面図、(b)は背面図である。
【図4】本考案の第二の実施の形態の変形例を示す図
で、(a)は第一の変形例における開放姿勢の正面図、
(b)は第一の変形例における折曲姿勢の正面図、
(c)は第二の変形例における開放姿勢の正面図、
(d)は(c)の開放姿勢から(e)の折曲姿勢までの
移行途上を示す正面図、(e)は第二の変形例における
折曲姿勢の正面図を示す図である。
で、(a)は第一の変形例における開放姿勢の正面図、
(b)は第一の変形例における折曲姿勢の正面図、
(c)は第二の変形例における開放姿勢の正面図、
(d)は(c)の開放姿勢から(e)の折曲姿勢までの
移行途上を示す正面図、(e)は第二の変形例における
折曲姿勢の正面図を示す図である。
1a 装着面
1 収容体
2 バンド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年10月21日(2002.10.
21)
21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
Claims (2)
- 【請求項1】水に難溶なアスコルビン酸誘導体を含有す
る乳化液が担持された繊維材料によって少なくとも身体
への装着面の一部が形成される収容体を有し、 貴重品携帯時に収容体から肌の皮脂等の油脂によって皮
膚上にアスコルビン酸誘導体が徐放されてビタミンCが
摂取可能な貴重品携帯具。 - 【請求項2】閉塞可能な収容部を有し、水に難溶なアス
コルビン酸誘導体を含有する乳化液が担持された綿から
なる表地に化学繊維材料からなる裏地を張り合わせて形
成される収容体と、 ループ径を調整可能にループ状に巻回されて身体に装着
されるバンドとを有し、 貴重品携帯時に収容体から肌の皮脂等の油脂によって皮
膚上にアスコルビン酸誘導体が徐放されてビタミンCが
摂取可能な貴重品携帯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002004736U JP3091895U (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | 貴重品携帯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002004736U JP3091895U (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | 貴重品携帯具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3091895U true JP3091895U (ja) | 2003-02-21 |
Family
ID=43245983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002004736U Expired - Lifetime JP3091895U (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | 貴重品携帯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3091895U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010517724A (ja) | 2007-02-13 | 2010-05-27 | オーヴァートン,キンバーレイ | 拡張可能なポーチを有するベルト |
-
2002
- 2002-07-30 JP JP2002004736U patent/JP3091895U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010517724A (ja) | 2007-02-13 | 2010-05-27 | オーヴァートン,キンバーレイ | 拡張可能なポーチを有するベルト |
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