JP3091231U

JP3091231U - ケース付携帯固定ベルト

Info

Publication number: JP3091231U
Application number: JP2002004127U
Authority: JP
Inventors: 敏志唐澤
Original assignee: 株式会社オフィスイウォーク
Priority date: 2002-07-05
Filing date: 2002-07-05
Publication date: 2003-01-24
Anticipated expiration: 2008-07-05

Abstract

(57)【要約】【課題】特に、携帯・収納に便利なように、さらに、ベ
ルトのずれ防止のために、ベルトを収納ケースと半固定
状態で使用するよう工夫された、カバン等を特定の物に
固定するためのベルトの提供。【解決手段】１つ以上の物品を固定する携帯固定ベルト
であって、連結部分を有した二面を互いにその連結部分
で折り重ねることでケースとし、ケースと１本以上のベ
ルトが互いに半固定状態に連結されている。また、該ケ
ースは折り重ね三面をチャックにより連結可能とし、該
チャックはどちら側の折り畳みにも対応可能である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、カバン等を特定の物に固定するためのベルトに関するもので、特に、携帯・収納に便利なように、さらに、ベルトのずれ防止のために、ベルトを収納ケースと半固定状態で使用するよう工夫されたものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の固定用のベルトは、例えば、それがカバンの固定用である場合には、一方向のベルトに止め具がついている物が一般であった。このようなベルトであれば、十字にベルトをかける場合には、２本用意する必要があった。またベルト自身の収納も問題で、ベルトが絡まったり、ゆるんだりして問題であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ベルトでの物の固定は、ベルト自身がせいぜい２センチから５センチ程度の幅であり、一旦一方向を押さえても、細いものが多く、ずれたり固定に不安があるものが多かった。また、ベルトタイプは収納する場合に、絡み合ったり、上手く収納できない場合が多かった。また、旅行中に、ベルト使用中にはこれらのケースが不要なため、無くしたりすることも多かった。これらの問題点を解決したのが本願であり、ベルトの固定と収納のためのケースを兼用させているため、かさばらず使い勝手が良い。また、ケースそのものに注意書きのような性能表示を記載することも可能で、便利である。さらに、収納時と、使用時にケースを裏返してチャックを閉じることで、ケースそのものが邪魔にならず、無くすことも無く、ベルト使用時にもちょっとした小物の収納にも便利である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、本考案の携帯固定ベルトは、１つ以上の物品を固定する携帯固定ベルトであって、連結部分を有した二面を互いにその連結部分で折り重ねることでケースとし、ケースと１本以上のベルトが互いに半固定状態に連結されていることを要旨とする。

【０００５】本考案の請求項２記載の携帯固定ベルトは、ケースは折り重ね三面をチャックにより連結可能とし、該チャックはどちら側の折り畳みにも対応可能としたことを要旨とする。

【０００６】本考案の請求項３記載の携帯固定ベルトは、ケースとベルトはケースの一側面に貫通孔を設け、同一側からベルトを通し、もう一方の貫通孔よりベルト挿入側へベルトを挿嵌させ、両ベルトを十字形に配していることを要旨とする。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案は、ケース本体にベルトを十字形状に挿嵌しているが、これに限らず、ケースの一方側に固定しても良い。また、固定の形状は、十字形状が最も好ましいであろうが、平行でも、斜めクロス方向でもかまわない。また、挿嵌の本数は、２本でも、１本でも、３本でも問わない。ケース内にベルトが収納可能で、ケースとベルトが何らかの方法で固定あるいは半固定されていれば良い。固定の方法は、接着、縫い付け、一体成形、半固定の方法は挿嵌などが考えられ、両方を組合わせても良い。

【０００８】なお、ケース及びベルトの素材は、合成樹脂等の強く汚れを弾く素材が好ましい。さらに、ベルtトの長さ強度は、使用する対象や場所により種々に変更可能であり、大型スーツケース用にはベルトを長くする必要があり、自転車の前かご用にはやや細い伸縮性のあるゴムタイプでも良いであろう。また、ベルト両先端は、実施例ではワンタッチ式の結合具を用いたが、自転車の前かご用には引っ掛けフックのような物でも好ましい。

【０００９】

【実施例】

本考案の実施例を図１〜図４に基づいて説明する。

【００１０】図１は、本考案のケースを開いた状態を示す斜視図である。（ａ）はケース内側を表示した斜視図、（ｂ）はケース外側からの斜視図である。図２は、本考案の使用状態図の正面図（ａ）と背面図（ｂ）である。図３、図４は、ベルト結束過程を示す説明図である。図において、（１）は縦方向ベルト、（２）は横方向ベルト、（３）はケース、（４）は挿嵌孔、（５）はチャック金具、（６）は注意書き、（７）はキャリー付スーツケース、（８）は手下げカバン、（９）はチャック金具、ワンタッチ式の結合金具（１０）、（１１）はケース連結部分、（１２）は伸長式取手金具である。

【００１１】本実施例では、ケースは図１に示すように、収納時には横幅１５センチ前後および縦１０センチ前後のこじんまりとした手帳程度のコンパクトなケースとしている。また、ケ−ス周囲（５）はチャックとし、金具（９）はどちらの面からも使えるように取っ手が両面に設けてある。そして、ベルトは２．５センチはＢのものを十字に２本挿嵌孔（４）に挿嵌している。ベルト先端は図３（ａ）のように、ワンタッチ式の結合金具（１０）が取り付けてあり、ベルト長さが調整できるようになっているほか、容易に希望する位置でベルトを締め付けることができるようになっている。今、キャリー付スーツケース（７）に、手下げカバン（８）を本願ベルトを使用して固定する場合を説明する。

【００１２】まず、収納された状態のケースの外周に設けられたチャックを開けて、図１（ａ）に示すようにベルトをケースより取り出し、図３（ａ）に示すように、キャリー付スーツケース（７）の上部取っ手（７‘）に通し、図３（ｂ）に示すように手下げカバン（８）の上部を縦方向に固定する。なお、このとき、ケースの内面（Ａ）をカバン側に接着させておく。次に横方向ベルト（２）を用いてキャリー付スーツケース（７）の伸長式取手金具（１２）と手下げカバン（８）の両方を横方向ベルト（２）で挟むようにしてワンタッチ式止め具を固定する。注意書きの入ったカバーケース（３’）をケースの連結部分で反対側に折り曲げて図１（ｂ）の矢印方向、すなわちケース本体を当初の収納状態から、裏返した状態で、カバーケースを折り曲げ、周囲のチャックを閉じる。このようにすると、カバーケースの裏側には裏返したときに読み取れるような方向に注意が書きが記載してあるので、図１（ａ）のような使用状態となる。

【００１３】このような携帯型ベルトであると、不使用時には、すっぽりとベルト全体がケース内に収納されており取り扱いがし易い。さらに、使用時にはケースとベルトが分離していないので、使用時にケースを紛失する恐れがない。さらに、使用時にケースが固定できるように、収納時とは逆に裏返してケースのチャックを閉めるため、使用時にもしっかりとベルトとケースが固定され、動かずに好ましい。そして、このケースはちょっとした物を収納することもでき、ポシェット代わりに使用することも可能である。ベルト使用時にケース自体がカバンや固定対象物に固定されて表面のわかりやすい部分に収納できるので、カギやちょっとした小物を収納するのにも便利である。また、ベルトはケースに十文字に挿嵌されているため、使用時にベルトがずれることが無く、移動や、航空機の手荷物運搬時の衝動に対しても、固定が緩むことがない。さらに、ケース表面に注意書き等を表示することで、治安が悪い諸外国への旅行時にも、注意を喚起することが可能で、窃盗などの犯罪の抑止にも役立っている。

【００１４】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案は、ベルトとケースが分離しにくい構成となっているため、ベルト使用時にもケースを紛失したり、別のところに一時収納しておく必要が無い。また、中に収納されるベルトは、一定の位置関係においてケースに固定あるいは半固定されているため、収納時あるいは使用時において、ベルトが例えば、十字形に固定され、収納情報に絡まる恐れが無く、さらに、使用時にもセットし易く使用中にも両ベルトの位置関係がずれる恐れが無い。対象物は、どのような物でも可能であり、対象物によりベル幅や素材、ケースの大きさ等を変更すればよい。

【００１５】

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）ケースを開いた内側状態を示す斜視図で
ある。（ｂ）ケース開いた外側からの斜視図である。

【図２】（ａ）本考案の使用状態図の正面図である。
（ｂ）背面図である。

【図３】ベルト結束過程を示す説明図である。

【図４】ベルト結束過程を示す説明図である。

【符号の説明】

１縦方向ベルト２横方向ベルト３ケース４挿嵌孔５チャック６注意書き７キャリー付スーツケース８手下げカバン９チャック金具１０ワンタッチ式結合金具１１ケース連結部分１２伸長式取手金具

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】１つ以上の物品を固定する携帯固定ベルト
であって、連結部分を有した二面を互いにその連結部分
で折り重ねることでケースとし、ケースと１本以上のベ
ルトが互いに半固定状態に連結されている携帯固定ベル
ト。
【請求項２】該ケースは折り重ね三面をチャックにより
連結可能とし、該チャックはどちら側の折り畳みにも対
応可能としたことを特徴とする請求項１記載の携帯固定
ベルト。
【請求項３】請求項１記載のケースとベルトはケースの
一側面に貫通孔を設け、同一側からベルトを通し、もう
一方の貫通孔よりベルト挿入側へベルトを挿嵌させてい
ることを特徴とする携帯固定ベルト。