JP3090269U - 海鞘殻の装飾体 - Google Patents

海鞘殻の装飾体

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JP3090269U JP2002003098U JP2002003098U JP3090269U JP 3090269 U JP3090269 U JP 3090269U JP 2002003098 U JP2002003098 U JP 2002003098U JP 2002003098 U JP2002003098 U JP 2002003098U JP 3090269 U JP3090269 U JP 3090269U
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sea
shell
cut
seashell
decorative body
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JP2002003098U
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Inventor
寛治 小林
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中村工業株式會社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に入手し得る海鞘殻を利用して構成した
三陸地方の郷土色豊かな装飾体であって、主として根付
け等として利用し得る装飾体を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 生海鞘の単体を煮沸処理し、その付け根
部分に形成した切り目から中肉と糞を取り出した後の海
鞘殻を乾燥し、次いで前記乾燥させた海鞘殻2の切り目
から硬化型樹脂を充填すると共に、該海鞘殻2の切り目
近辺に充填された前記硬化型樹脂内に別製の取付け具3
の下端部を埋没させた状態にして、前記硬化型樹脂を硬
化させてなる構成にした海鞘殻の装飾体1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、安価に入手し得る海鞘殻を利用して構成した郷土色豊かな海鞘殻の 装飾体に関する。
【0002】
【従来の技術】
主に三陸沖で捕獲される生海鞘は、海鞘殻の内側の中肉のみが刺身として生の ままで食されたり、或いは加熱調理に付されて食されたりしているが、中肉を取 り出した後の海鞘殻自体はかなりな強度を具備しているものの、その用途が無く 、廃棄処理に付されているのが実情である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これに対して本考案は、従来はそのまま廃棄処理に付されていた海鞘殻の有効 利用を図った装飾体に関するものであり、特に海鞘の入手が容易な三陸地方の地 方色を備えたものになることから、この装飾体を例えば根付けとしての単品で、 或いはこの装飾体を根付けとして取り付けたキーホルダー、携帯電話のストラッ プ、財布等にすることによって、当該三陸地方での好適な土産用商品等にするこ とのできる海鞘殻の装飾体を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、以下に記載する構成を備えてなる本考案の海鞘殻の装飾体によっ て達成される。
【0005】 すなわち本考案は、生海鞘の単体を煮沸処理し、その付け根部分に形成した切 り目から中肉と糞を取り出した後の海鞘殻を乾燥し、次いで前記乾燥させた海鞘 殻の切り目から硬化型樹脂を充填すると共に、該海鞘殻の切り目近辺に充填され た前記硬化型樹脂内に別製の取付け具の下端部を埋没させた状態にして、前記硬 化型樹脂を硬化させて構成した海鞘殻の装飾体からなる。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の海鞘殻の装飾体の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0007】 [図1]は、本考案の海鞘殻の装飾体の1実施例品を示す斜視図であり、符号 1で示される海鞘殻の装飾体は、生海鞘の単体を煮沸処理した後、その付け根部 分に形成した切り目から中肉と糞を取り出して乾燥することによって海鞘殻2に してから、前記乾燥させた海鞘殻2の切り目から硬化型樹脂を充填すると共に、 該海鞘殻2の切り目近辺に充填された前記硬化型樹脂内に別製の取付け具3の下 端部を埋没させた状態にして、前記硬化型樹脂を硬化させて構成したものであり 、前記海鞘殻2の切り目において、前記硬化型樹脂の硬化物によって、別製の取 付け具3を固定したものである。
【0008】 前記構成を備えてなる本考案の海鞘殻の装飾体1において、該装飾体1におけ る海鞘殻2にするための生海鞘の単体としては、特別な制限はないが、この装飾 体1を根付けとして使用する場合には、海鞘殻2の長さが10〜30mm程度で あることが好ましく、従って2年度産程度の大きさの生海鞘の単体を利用するの が好適である。
【0009】 又、中肉と糞を取り出してから乾燥させた海鞘殻2の切り目から該海鞘殻2内 に充填する硬化型樹脂は、これを硬化させた硬化物にすることによって、装飾体 1自体に重量を付与すると共に、海鞘殻2の開口部となっている前記切り目に別 製の取付け具の下端部を固定させる機能を果たすものである。
【0010】 乾燥させた海鞘殻2内に充填する前記硬化型樹脂としては、エポキシ樹脂、ア クリル樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂等の広範囲な樹脂を使用することが できるが、ポットライフが比較的長く、かつ常温で硬化する2液型のエポキシ樹 脂を利用することが、その作業性及び生産性の点において好ましい。
【0011】 海鞘殻の開口部となっている切り目に固定する別製の取付け具3は、この海鞘 殻の装飾体1を例えばキーホルダー、携帯電話のストラップ、財布、小物入れ等 に、装飾体として取付けるためのものであり、前記[図1]に示すリング形状の 取付け具3、或いは鉤状の取付け具等も利用することができる。
【0012】 以上の構成による本考案の海鞘殻の装飾体1は、以下の製造工程によって得ら れる。
【0013】 [図2]を参照して、先ず初めに、生海鞘の単体4を煮沸処理した後、その付 け根部分5に形成した切り目6から中肉7を糞と一緒に取り出して海鞘殻のみに し、更にこれを乾燥することによって、[図1]にて符号2で表示される海鞘殻 を得る。
【0014】 なお、前記生海鞘の単体4を煮沸する工程は、この煮沸処理によって赤味を帯 びた綺麗な色の海鞘殻にするためのものであるから、約1分程度の煮沸処理で十 分である。
【0015】 又、切り目6から中肉7を糞と共に取り出した後の海鞘殻を乾燥する工程では 、該海鞘殻を生海鞘の形状に近似するようにその形態を整えた状態にして、自然 乾燥すれば十分である。
【0016】 次いで前記乾燥させた海鞘殻2を、その切り目6を上に向けて載置し、該切り 目6から硬化型樹脂を、注射器等を利用して充填すると共に、該海鞘殻2の切り 目6近辺に充填された前記硬化型樹脂内に別製の取付け具3の下端部を埋没させ た状態にして前記硬化型樹脂を硬化させることによって、海鞘殻2の開口部とな っている前記切り目に別製の取付け具3の下端部を固定させ、これによって目的 の海鞘殻の装飾体1を得ることできる。
【0017】 [図3]は、前記[図1]に示される本考案の実施例品の海鞘殻の装飾体1を キーホルダーの根付けとして使用した状態を示す斜視図であり、前記海鞘殻の装 飾体1を、キーホルダー8の根付け取付け部9に、該海鞘殻の装飾体1の取付け 具3を利用して取付けた海鞘殻の装飾体1の使用例である。
【0018】 又、[図4]は、本考案の別の実施例品の海鞘殻の装飾体10、11の2個を 携帯電話のストラップの根付けとして使用した状態を示す斜視図であり、前記海 鞘殻の装飾体10、11を、携帯電話のストラップ12の根付け取付け部13に 、海鞘殻の装飾体10の取付け具14と、海鞘殻の装飾体11の取付け具15と を利用して取付けた海鞘殻の装飾体10、11の使用例である。
【0019】
【考案の効果】
以上に説明したように本考案の海鞘殻の装飾体は、生海鞘の単体を煮沸処理し 、その付け根部分に形成した切り目から中肉と糞を取り出した後の海鞘殻を乾燥 し、次いで前記乾燥させた海鞘殻の切り目から硬化型樹脂を充填すると共に、該 海鞘殻の切り目近辺に充填された前記硬化型樹脂内に別製の取付け具の下端部を 埋没させた状態にして、前記硬化型樹脂を硬化させてなるものである。
【0020】 従って本考案の海鞘殻の装飾体は、海鞘殻を煮沸処理して得られる赤味を帯び た美麗な色彩を有していて、しかも生海鞘の本来の形状に近似するものであるか ら、特に生海鞘の入手が容易な三陸地方の地方色を備えたものになり、郷土色豊 かな土産用商品として極めて好適である。
【0021】 又、本考案の海鞘殻の装飾体は、海鞘殻の内部に硬化型樹脂を充填すると共に 、該海鞘殻の開口部近辺に充填された前記硬化型樹脂内に別製の取付け具の下端 部を埋没させた状態にして、前記硬化型樹脂を硬化させてなるものであるから、 この装飾体自体にある程度の重量が備わっており、かつ取付け具を具備している ので、例えばキーホルダー、携帯電話のストラップ、財布、小物入れ等の根付け として使用することができる。
【0022】 更に、本考案の海鞘殻の装飾体は、刺身或いは蒸し海鞘として食されている海 鞘の中肉を取り除いた後に、従来では廃棄処理に付されていた海鞘殻を利用する ものであるから、安価に提供し得るだけでなく、ゴミの減量の面でのメリットも 大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の海鞘殻の装飾体の1実施例品を示す斜
視図である。
【図2】本考案の海鞘殻の装飾体を製造する途中工程を
説明する斜視図である。
【図3】[図1]に示される海鞘殻の装飾体をキーホル
ダーの根付けとして使用した状態を示す斜視図である。
【図4】本考案の別の実施例品の海鞘殻の装飾体の2個
を、携帯電話のストラップの根付けとして使用した状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、10、11…海鞘殻の装飾体 2…海鞘殻 3、14、15…海鞘殻の付け根部分の近辺に固定させ
た取付け具 4…生海鞘の単体 5…海鞘の付け根部分 6…海鞘の付け根部分に形成した切り目 7…海鞘の中肉

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生海鞘の単体を煮沸処理し、その付け根
    部分に形成した切り目から中肉と糞を取り出した後の海
    鞘殻を乾燥し、次いで前記乾燥させた海鞘殻の切り目か
    ら硬化型樹脂を充填すると共に、該海鞘殻の切り目近辺
    に充填された前記硬化型樹脂内に別製の取付け具の下端
    部を埋没させた状態にして、前記硬化型樹脂を硬化させ
    てなる構成にしたことを特徴とする海鞘殻の装飾体。
JP2002003098U 2002-05-27 2002-05-27 海鞘殻の装飾体 Expired - Lifetime JP3090269U (ja)

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