JP3090048B2 - 標準プログラムの機能拡張方法及び方式 - Google Patents

標準プログラムの機能拡張方法及び方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、標準プログラムの
機能拡張方法及び方式に関し、より詳細には、汎用のプ
ログラムにユーザ個別の機能拡張を付加する場合の、ソ
ースプログラムの作成方法とプログラムの実行の制御方
及び方式に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、例えば特開平
2−37423号公報には、最新世代以外の世代に対す
る編集も同一のソースプログラムを使用して行うことが
できると共に、そのように編集されて得られた新たな世
代のソースプログラムも元のソースプログラムとレコー
ドを共有して管理することができる、ソースプログラム
の世代管理を伴う編集方式を提供することを目的とし
て、ソースプログラムファイルが、テキスト部以外に、
世代管理部長フィールド、テキストレコードが属する主
系列世代を示す主系列世代情報フィールド、およびその
テキストレコードが属する副系列世代を示す可変個の副
系列世代情報フィールドから構成される世代管理部を持
つテキストレコードを含む構造のソースプログラムを保
存し、編集処理手段が、テキストレコードの世代管理部
の内容に基づいてそのテキストレコードの属する世代を
判定する世代判定手段と、テキストレコードの世代管理
部の内容を変更することにより、そのテキストレコード
の属する世代を変更し、あるいは新規に世代管理部を生
成する世代設定変更手段とを使用しながら、ソースプロ
グラムファイルに格納されたソースプログラムに対する
主系列、副系列を含めて世代管理を伴う編集処理を端末
と会話的処理により進めるようにした編集方式が提案さ
れている。
【0003】すなわち、上記公報に提案される方式にお
いては、主系列世代の任意の世代を編集することにより
順次に発生する世代を副系列世代として管理するため
に、世代管理部長フィールド、主系列世代情報フィール
ド、副系列世代情報フィールドから構成される世代管理
部を含む構造をもつソースプログラムを保存するソース
プログラムファイルを持つことにより、ソースプログラ
ムの世代管理を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術は、下記記載の問題点を有している。
【0005】その第1の問題点は、上記従来の方式にお
いては、主系列世代の任意の世代を編集することにより
順次に発生する世代を副系列世代として管理するため
に、世代管理部長フィールド、主系列世代情報フィール
ド、副系列世代情報フィールドから構成される、世代管
理部を含む構造をもつソースプログラムを保存するソー
スプログラムファイルを備えなければならず、これらの
フィールドを持つために、ソースプログラムにおいて、
本来の機能ではない部分が徒らに増加し、プログラムサ
イズが増加するという点にある。
【0006】また、上記従来方式の第2の問題点として
は、副系列世代情報フィールドをもつことにより、ソー
スプログラムとしては1本の管理をしても、実際には、
複数本の実行プログラムが生成されるため、実際のコン
ピュータ上で動く実行プログラムがそれぞれ異なってし
まうことから、共通の障害修正を行おうとする場合に、
当該箇所が共通のアドレスになく、そのアドレスの内容
を直接書き替えて修正する(パッチをあてる)という、
一般的な修正方法が使用できない点にある。
【0007】また、従来の編集方式においては、標準プ
ログラムについて、ユーザから機能の拡張要求(「RP
Q」という)があった場合に、ユーザごとに、その機能
拡張を対応したプログラムのソース修正を行い、その管
理を行うなわねばならなかった。
【0008】このため、内容が少しずつ異なるソースプ
ログラムが存在し、これをアセンブルまたはコンパイル
してオブジェクトコードを得、これをリンクして得られ
る実行可能プログラムは大きさが異なってしまうため、
実行時のプログラムのアドレスがそれぞれに異なってし
まう。
【0009】さらに、プログラムの不具合が発生した場
合に、一般的に用いられる実行プログラムのアドレス
を、直接指定してプログラムの内容を書き替える方法
(「パッチをあてる」という)が使用できなくなる。
【0010】従って、本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、上記従来方式の問題点
を解消し、複数のソースプログラムを修正・管理するこ
となく、またそれに対応した複数のパッチを作成するこ
となくすべてを1本のソースプログラムの管理ですむよ
うにした標準プログラムの機能拡張方法及び方式を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、ユーザのシステム毎に、ユーザの要求す
る機能に対して修正が必要とされるソースプログラムを
識別するための情報である要求機能を示す機能拡張要求
(「RPQ」という)番号と、該RPQ機能を実現する
モジュール名と、このRPQ機能の実行の有効/無効を
識別するための有効フラグと、を備えたRPQ管理テー
ブルと、ソースプログラムにおけるRPQ機能を実現す
るプログラム部分の入り口で、前記RPQ管理テーブル
の中の有効フラグを検査確認し、該検査結果に応じてプ
ログラムの流れを制御する手段と、プログラム実行時及
び提供されているRPQ機能の検査確認時において前記
RPQ管理テーブルを参照する手段と、前記RPQ管理
テーブルに、RPQの番号、モジュール名を設定すると
ともに、RPQ機能の必要の有無に応じて前記有効フラ
グに有効/無効の情報を設定するための登録手段と、を
備えたことを特徴とする標準プログラムの機能拡張方式
を提供する。また前記目的を達成するために、本発明
は、機能の拡張要求(RPQ)を実現するRPQ機能を
識別するコードと、該RPQ機能を実現するために標準
プログラムにRPQ機能部分を追加するソースプログラ
ムのモジュール名と、プログラム実行時における該RP
Q機能の実行の有効/無効を識別するための有効フラグ
と、を各RPQ機能毎に有するRPQ管理テーブルを備
え、ソースプログラムが、標準型のプログラム部と、該
標準型プログラム部の機能に対して前記RPQ機能を実
現するRPQ機能実行部と、を前記RPQ管理テーブル
の有効フラグの無効/有効の確認結果に応じて選択的に
実行するように制御する条件分岐を少なくとも含み、前
記プログラムの実行時に、前記RPQ機能の実行の可否
を前記RPQ管理テーブルの有効フラグの参照して前記
条件分岐が行われ、一つのソースプログラムにて標準プ
ログラム及びRPQ機能の選択を可能としたことを特徴
とする標準プログラムの機能拡張方法を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を以
下に説明する。本発明は、その好ましい実施の形態にお
いて、ユーザの要求する機能に対して、修正が必要とな
るソースプログラムを識別するためのRPQ管理テーブ
ル(図1の10)を備え、該テーブルの各エントリは、
要求機能を示すRPQ番号(図1の11)と、機能を実
現するモジュール名(図1の12)、このRPQ機能の
実行を有効にするかしないかを識別する有効フラグ(図
1の13)と、からなっている。なお、RPQ管理テー
ブルは、プログラムが実行されるコンピュータシステム
上のメインメモリ、または磁気ディスク装置等外部記憶
装置に存在する。
【0013】また、本発明の実施の形態は、ソースプロ
グラムの中でRPQ機能を実現するプログラム部分の入
り口で、RPQ管理テーブルの中の有効フラグを検査
し、プログラムの流れを制御するためのRPQ実行判断
手段(図1の15)を備える。
【0014】さらに、本発明の実施の形態は、プログラ
ム実行時、及び提供されるRPQ機能の確認時に、RP
Q管理テーブル(図1の10)を参照するRPQ管理テ
ーブル参照手段(図1の14)を備える。
【0015】そして、本発明の実施の形態において、R
PQ有効情報登録手段(図1の16)は、RPQ管理テ
ーブルにRPQの番号、有効・無効の情報を与える。
【0016】上記構成のもと、本発明の実施の形態にお
いては、標準プログラム中に、ユーザ固有の機能を拡張
していく場合には、そのソースプログラム修正時に、R
PQ機能を実現するプログラム部分の入り口で、RPQ
管理テーブル(図1の10)の有効フラグを検査してか
ら実行の有無を決める、RPQ実行判断手段を記述す
る。
【0017】あるユーザにおいて、あるRPQ機能をリ
リースする場合には、RPQ管理テーブルにそのRPQ
の番号と、RPQが有効である旨の情報を、RPQ管理
テーブル情報登録手段(図1の16)を用いて書き込
む。これにより、該ユーザにて、必要とされるRPQ機
能が、プログラムの実行時に提供されることになる。
【0018】RPQ部分は、実行の有無に拘らず、実行
プログラム内に存在するため、どのユーザにおいても、
プログラムのサイズ、実行アドレスは変化しない。
【0019】このため、パッチによる修正を行う場合、
どのユーザに対しても、同じアドレスへのパッチで対応
が可能となる。
【0020】従来、ソフトウェアパッケージについてユ
ーザから機能変更・拡張の要求があった場合にユーザ毎
に機能変更・拡張に対応したプログラムの変更をソース
プログラムレベルで行って、各変更・拡張毎に異なるソ
ースプログラムのリビジョン管理を行うことが必要とさ
れており、ソフトウェアパッケージ不具合(バグ)等が
検出された場合、各ソースプログラムに対して修正(パ
ッチをあてる)することが必要とされていたが、本発明
によれば、ソフトウェアパッケージに対するユーザ毎の
各種RPQ機能を、一つのソースプログラムにて提供及
び管理することができる。
【0021】
【実施例】上記した本発明の実施の形態を更に詳細に説
明すべく、本発明の実施例について図面を参照して以下
に詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の実施例の構成をブロック
図にて示したものである。図1を参照すると、本発明の
実施例は、RPQ管理テーブル10と、RPQ管理テー
ブルに書かれた情報の内容を参照するRPQ管理テーブ
ル参照手段14と、管理情報を変更するRPQ管理テー
ブル有効情報登録手段16と、RPQ管理テーブルの有
効フラグを参照してプログラムの実行の流れを制御する
RPQ実行判断手段15と、を備えて構成されている。
【0023】このうちRPQ管理テーブル10は、例え
ば磁気ディスク装置等の外部記憶装置に、通常は、ファ
イルとして記録保持されており、システムの電源オン時
に、外部記憶装置からロードされてメインメモリ上に展
開される。これは、外部記憶装置のファイルのアクセス
時間がメインメモリへのアクセスと比べて遅いため、プ
ログラム実行性能を更に向上を図るべく、本実施例で
は、RPQ管理テーブル10をメインメモリに展開する
方式としたものである。このRPQ管理テーブル10
は、ユーザ(利用者)のコンピュータシステム毎に1つ
ずつ存在する。
【0024】図1に示すように、RPQ管理テーブル1
0の各エントリは、RPQの番号を示すRPQ番号(R
PQ No.)11と、そのRPQ機能を実現するため
に、標準プログラムにRPQ機能部分を追加するソース
プログラムのモジュール名を登録するためのモジュール
登録部(モジュール名)12と、さらに、このRPQ管
理テーブル10を持つユーザのコンピュータシステム
で、RPQ番号11の機能を提供するか/否かの情報を
示す有効フラグ13と、を備えて構成されている。
【0025】このRPQ管理テーブル10には、全ての
ユーザからのRPQ要求の情報が、RPQ番号11を識
別として登録されている。各ユーザに対応したRPQ管
理テーブル10も、ここまでは同じ内容であるが、個々
のユーザ毎にRPQ管理テーブルにおいてその有効フラ
グ13の状態が異なることになる。
【0026】例えば、あるユーザから、RPQ番号が
「0002」(11a)に該当するRPQ機能の提供要
求があった場合、有効フラグ13aを、有効であること
を示す値「1」に設定し直すことで、このRPQ機能を
使用することができるようになる。
【0027】RPQ管理テーブル参照手段14、及びR
PQ実行判断手段15は、RPQ機能を提供するプログ
ラムの中で使用されるものであり、プログラム実行時に
は、メインメモリに展開されるものである。
【0028】RPQ管理テーブル情報登録手段16は、
新たにRPQ機能をユーザのコンピュータシステムに提
供する場合に、RPQ管理テーブル10の情報を更新す
るために使用される。この手段も、実行時には、プログ
ラムとしてメインメモリに展開される。
【0029】RPQ管理テーブル参照手段14、RPQ
実行判断手段15について、図2及び図3の流れ図とし
て示すプログラムを参照して以下にそれぞれ説明する。
【0030】図2を参照して、モジュールaは、ある機
能を実現するプログラムの流れを示すフローチャートで
ある。
【0031】ステップ21は、標準プログラムの実行部
であり、全てのユーザに等しく提供する機能の部分であ
る。
【0032】ステップ23は、RPQ番号「0002」
実行部であり、図1のRPQ管理テーブル10のRPQ
番号「0002」(11a)のエントリに対応するRP
Q機能の実行部である。
【0033】プログラムの流れとしては、ステップ22
の判定処理にて、RPQ管理テーブル参照手段14を用
いて、RPQ管理テーブル10を検索し、RPQ番号
「0002」が有効であるか否かを、RPQ実行判定手
段16を用いて判断する。
【0034】この結果、有効フラグ13が「1」を示し
ていれば、ステップ23のRPQ番号「0002」実行
部を実行し、有効フラグ13が「1」でなければ、ステ
ップ23の処理2を実行せずに、ステップ24の標準部
分プログラムの処理に進む。
【0035】同様にして、ステップ25の判定処理で、
RPQ番号「0003」について、RPQ管理テーブル
10を検索して、実行の可否を判断し、対応するエント
リの有効フラグの値に応じて、ステップ26のRPQ部
分またはステップ27の標準部分プログラムを実行す
る。
【0036】ステップ28は、RPQ機能を使用してい
るユーザでも、使用していないユーザでも共通に不具合
を修正するためにパッチをあてたバグ修正箇所であり、
これは無条件に実行される。
【0037】従来のソースプログラム管理の方法では、
RPQ機能を実装したユーザと、未実装のユーザとで
は、プログラムの長さが互いに変わってしまうため、パ
ッチをあてるアドレスがずれてしまう。このため、それ
ぞれの実行プログラムに対し、それぞれのパッチを準備
する必要があった。
【0038】これに対して、本発明の実施例の方法で
は、全てのRPQ機能を1つのソースプログラムに盛り
込み(実装し)、プログラム実行時に、その機能の実行
の可否を判断しながら進むため、不具合の修正時の手間
を省き、1つのソースプログラム、同一パッチ箇所によ
り管理できるという利点を有する。
【0039】次に、RPQ部分の実行を有効とする方法
を、図1を参照して説明する。
【0040】図1において、RPQはユーザからの要求
によって機能提供を開始するため、RPQ管理テーブル
10の有効フラグ13の初期値は「0」とされている。
ユーザからある機能、本実施例ではRPQ番号「000
3」とする、の提供要求があった場合、RPQ管理テー
ブル情報登録手段15を用いて、RPQ番号0003の
エントリの有効フラグ13bを「1」に更新設定するこ
とにより、このユーザのシステムでRPQ番号「000
3」のRPQ機能が実行できるようになる。
【0041】また、図3に示すモジュールmが新たにR
PQ番号「000N」の処理を追加する場合を以下に説
明する。
【0042】図3に示すモジュールmにおいて、ステッ
プ31のモジュールnのバグ修正箇所と、ステップ34
の標準部分プログラムは、もともと全てのユーザに共通
に実行される処理部とされている。
【0043】これに、RPQ番号「000N」を実行す
るかどうか否か判断するステップ32を追加し、RPQ
が有効の場合のみ、ステップ33のRPQ機能部分、す
なわちRPQ番号「000N」の処理が実行されるよう
に、プログラムを修正しておく。
【0044】そして、図1に示したRPQ管理テーブル
10に、テーブル情報登録手段15により、RPQ番号
「000N」のエントリである11nに、モジュール名
を設定し、有効フラグ13nに有効を示す「1」を設定
する。
【0045】このRPQが他のモジュールについても、
修正が必要な場合には、修正が必要となるモジュール
m、モジュールoについても、ステップ32とステップ
33と同様にして、プログラムの修正を行うことによ
り、このRPQ番号「000N」で示されるRPQ機能
が、ユーザ提供されることになる。
【0046】本発明の一実施例の動作を、図4を参照し
て以下に説明する。
【0047】図4に示す、検索プログラムaは、キーボ
ードから入力した条件に基づき、磁気ディスク装置に格
納されているデータから条件にあうものを抽出して、結
果を画面に表示するというプログラムであるとする。
【0048】この検索プログラムaにおいては、標準プ
ログラムは、ステップ43〜45のように、ディスクか
らデータを1件ずつ読み出し(ステップ43)、検索条
件にあうかどうかを照合し(ステップ44)、全て検索
したか否かを判定し(ステップ45)、全て検索してい
ない場合にはステップ43の処理に戻るという具合に、
データの最後になるまでこれらのステップにおける処理
を繰り返すというものである。
【0049】一方、RPQ機能として、RPQ番号「0
001」で表される機能として、ディスク装置からデー
タを1件ずつではなく、メインメモリ上にまとめて10
00件読み出し、メインメモリ上でデータを検索すると
いう機能が提供されているものとする。
【0050】この機能は、データ検索を高速で実施でき
るという利点があるが、メインメモリを多く使用すると
いう制約があるため、十分なメモリ容量を持ったコンピ
ュータシステムでなければ実行できない。このため、こ
の機能は、ユーザの個別の機能要求により提供されるR
PQ機能である。
【0051】図4を参照して、ステップ46〜ステップ
49は、このRPQ機能を実行する処理であり、データ
一件毎の読み出し、及びデータを1000件まとめて読
み出す処理のいずれの場合も、処理終了後にステップ5
0に合流し、検索結果を表示して終了する。
【0052】このユーザのコンピュータシステムにおけ
る、RPQ管理テーブルとしては、図5に60として示
すようなものとされている。
【0053】すなわち、図5を参照して、RPQ管理テ
ーブル60のエントリ60aのRPQ番号「0001」
は、モジュール名(60b)としてRPQ機能を実現す
る「検索プログラムa」の名前が登録されており、有効
フラグ(60c)が「1」に設定され、このユーザでの
機能提供が許可されている。
【0054】また、このRPQ管理テーブル60にこれ
らの情報を登録する場合は、図1に示したRPQ管理テ
ーブル情報登録手段16を用いて、ユーザからの提供依
頼があった時に実行される。
【0055】図4に流れ図として示した検索プログラム
aにおいては、このRPQ管理テーブル60を、ステッ
プ42の判定処理においてRPQ管理テーブル参照手段
14とRPQ実行判断手段15により参照してRPQ機
能の提供を確認し、ステップ46〜ステップ49の処理
が実行されることになる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
個々のソースプログラムは、新しいRPQ部分を追加し
ていくことにより、常に最新レビジョンの管理のみで済
み、上記従来の編集方式で問題とされた不具合を漏れな
く解消することができるという効果を奏する。
【0057】また、本発明によれば、RPQ管理テーブ
ルを参照することにより、そのユーザシステムで提供さ
れている最新の機能の一覧を把握することができるとい
う効果を奏する。
【0058】さらに、本発明によれば、あるユーザで提
供したRPQ機能を、他のユーザから要求された場合
に、RPQ管理テーブルの有効フラグを「有効」を示す
状態に設定するという作業だけで、当該RPQ機能が実
行されるようになるため、あらたにプログラムをユーザ
に配布し直し、コンピュータシステムにインストールし
直すという手間が省け、作業工数の低減、及びコストの
低減を達成するという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例を説明するための図であり、
プログラムの流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例を説明するための図であり、
プログラムの流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例を説明するための図であり、
プログラムの流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例におけるRPQ管理テーブル
の内容を示す図である。
【符号の説明】
10 RPQ管理テーブル 11 RPQ 番号を示すフィールド 12 RPQ対応を持つモジュール名を登録するフィー
ルド 13 RPQの実行の許可/非許可を指示する有効フラ
グを格納するフィールド 14 RPQ管理テーブル参照手段 15 RPQ実行判断手段 16 RPQ管理テーブル情報登録手段 60 RPQ管理テーブル 60a RPQ番号 60b RPQ対応をもつモジュール名 60c RPQ有効フラグ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−189819(JP,A) 特開 平6−4477(JP,A) 特開 平6−314194(JP,A) 特開 平5−307477(JP,A) 特開 平6−110667(JP,A) 特開 平4−178830(JP,A) 特開 平8−95771(JP,A) 特開 平7−152551(JP,A) 特開 平7−129395(JP,A) 特開 平7−121364(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06G 9/06 - 9/45 G06G 11/00 - 11/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザのシステム毎に、ユーザの要求す
    る機能に対して修正が必要とされるソースプログラムを
    識別するための情報である要求機能を示す機能拡張要求
    (「RPQ」という)番号と、該RPQ機能を実現する
    モジュール名と、このRPQ機能の実行の有効/無効を
    識別するための有効フラグと、を備えたRPQ管理テー
    ブルと、 ソースプログラムにおけるRPQ機能を実現するプログ
    ラム部分の入り口で、前記RPQ管理テーブルの中の有
    効フラグを検査確認し、該検査結果に応じてプログラム
    の流れを制御する手段と、 プログラム実行時及び提供されているRPQ機能の検査
    確認時において前記RPQ管理テーブルを参照する手段
    と、 前記RPQ管理テーブルに、RPQの番号、モジュール
    名を設定するとともに、RPQ機能の必要の有無に応じ
    て前記有効フラグに有効/無効の情報を設定するための
    登録手段と、 を備えたことを特徴とする標準プログラムの機能拡張方
    式。
  2. 【請求項2】 機能の拡張要求(RPQ)を実現するR
    PQ機能を識別するコードと、該RPQ機能を実現する
    ために標準プログラムにRPQ機能部分を追加するソー
    スプログラムのモジュール名と、プログラム実行時にお
    ける該RPQ機能の実行の有効/無効を識別するための
    有効フラグと、を各RPQ機能毎に有するRPQ管理テ
    ーブルを備え、 ソースプログラムが、標準型のプログラム部と、該標準
    型プログラム部の機能に対して前記RPQ機能を実現す
    るRPQ機能実行部と、を前記RPQ管理テーブルの有
    効フラグの無効/有効の確認結果に応じて選択的に実行
    するように制御する条件分岐を少なくとも含み、 前記プログラムの実行時に、前記RPQ機能の実行の可
    否を前記RPQ管理テーブルの有効フラグの参照して前
    記条件分岐が行われ、 一つのソースプログラムにて標準プログラム及びRPQ
    機能の選択を可能としたことを特徴とする標準プログラ
    ムの機能拡張方法。
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