JP3089240U - 眼 鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タグの製造にかかる費用を低減でき、タグを
眼鏡やサングラスにつける際のつけ間違いを防止でき
る。 【解決手段】 サングラス１の構造部材２自体は、レン
ズ３とこのレンズを保持するレンズフレーム２１とこの
レンズフレームの端部に揺動自在に連結してあるテンプ
ル２２とからなる。レンズの可視光線透過率Ａは、サン
グラス１の構造部材２自体に表示するが、特に、ユーザ
ーや販売員が見やすい箇所であるテンプル２２の裏面側
に表示する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は眼鏡、特にサングラス又はファッショングラスに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から眼鏡、特にサングラス又はファッショングラス（以下単に「眼鏡など 」という）には、使用に適した可視光線透過率のレンズを使用することが望まれ る。この可視光線透過率、つまり、肉眼で見ることのできる光線は、普通４００ 〜７６０ナノメータで、光をどれだけ透過させるかということで、市販されてい る眼鏡などには１０〜３５％程度のものが多く、この数字が高い程明るく見える 。そして、従来からこの可視光線透過率の表示は、眼鏡に紐などを介して取り付 けてあるタグに記載してある「家庭用品質表示法に基づく表示」の中の項目に、 例えば「可視光線透過率 ２５％」と表示してある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、眼鏡などのレンズの可視光線透過率をタグに表示することには、次の ような問題があった。まず、タグの製造の際に異なる可視光線透過率毎に別々に タグを作らなければならないので、多大の費用がかかる。さらに、タグを眼鏡な どにつける際に付け間違いをおこすおそれがあり、またタグを外してしまうとそ の眼鏡などの可視光線透過率が分からなくなってしまう。

【０００４】 そこで、本考案の目的は、眼鏡などの販売に際しこの眼鏡などに取付けるタグ の製造及び管理にかかる費用を低減でき、タグを眼鏡などにつける際のつけ間違 いを防止し、消費者が自分の使っている眼鏡の可視光線透過率をいつでも確認で きる眼鏡などを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案による眼鏡などの第１の特徴は、レンズの可 視光線透過率を構造部材自体に表示してあることにある。

【０００６】 また、他の特徴は、前記構造部材自体とはテンプルであることにある。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、図面を参照しながら、本考案の実施の形態を説明すると、図１において 示す眼鏡、例えばサングラス１の構造部材２自体は、レンズ３とこのレンズを保 持するレンズフレーム２１とこのレンズフレームの端部に揺動自在に連結してあ るテンプル２２とからなる。レンズフレーム２１とテンプル２２の材質は、チタ ン、アルミニウム等のメタル、プラスチック等の合成樹脂などから適宜選択して 使用される。また、レンズ３の材質も、ガラス、プラスチック等一般的に使用さ れているものを用いる。

【０００８】 レンズの可視光線透過率Ａは、サングラス１の構造部材２自体に表示してある 。ユーザーや販売員が見やすい箇所であれば構造部材２自体のどこに表示しても よいが、望ましくは、図１に示すようにテンプル２２の裏面側に表示する。なお 、テンプル２２の裏面には、従来からレンズフレーム２１のスタイルナンバー等 が表示されていたので、可視光線透過率Ａをテンプル２２の裏面に表示するため の特別な表示設備は不要で、従来の設備や作業工程に最小限の変更を加えるだけ でよい。なお、表示方法は、シルク・プリントなどの印刷や刻設等、レンズフレ ーム２１のスタイルナンバー等を表示するのに用いられてきた従来技術を用いる 。

【０００９】 本考案を実施した場合の眼鏡などに付けるタグは、図２に示すように、このタ グの可視光線透過率Ａの表示を「可視光線透過率 テンプルに表示」と記載す ることができ、そのため、このタグは、可視光線透過率以外の品名、レンズの材 質、わくの材質、レンズ枠の材質、つるの材質、紫外線透過率等の項目が共通す る眼鏡などすべて使用することができる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案によれば、眼鏡などの販売に際し、タグの製造及び管理にかかる費用を 低減することができる。また、タグを眼鏡などにつける際につけ間違いを防止で きる。さらに、消費者は自分の使っている眼鏡などの可視光線透過率をいつでも 確認することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に係る眼鏡などの斜視図である。

【図２】 本考案を実施した場合のタグを開いた状態
を示す平面図である。

【符号の説明】

１ 眼鏡（サングラスなど） ２ 構造部材 ２１ レンズフレーム ２２ テンプル ３ レンズ Ａ レンズの可視光線透過率の表示

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 レンズの可視光線透過率を構造部材自体
   に表示してあることを特徴とする眼鏡。
2. 【請求項２】 請求項１において、構造部材自体とはテ
   ンプルであることを特徴とする眼鏡。
3. 【請求項３】 請求項１または２において眼鏡とはサン
   グラス又はファッショングラスであること。