JP3088526U - トイレット水槽用浮き付きフラッパ弁 - Google Patents

トイレット水槽用浮き付きフラッパ弁

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JP3088526U
JP3088526U JP2002001282U JP2002001282U JP3088526U JP 3088526 U JP3088526 U JP 3088526U JP 2002001282 U JP2002001282 U JP 2002001282U JP 2002001282 U JP2002001282 U JP 2002001282U JP 3088526 U JP3088526 U JP 3088526U
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water
flapper valve
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JP2002001282U
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Inventor
明比己 岡
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株式会社 ローラン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トイレット水槽装置に於いて1回のハンドルレ
バー操作によって必要以上に吐水されてしまう不経済を
回避するために水槽内に異物を沈めて貯蓄水量を小さく
する節水方法が一般的であるが、汚物を押し流すための
水圧を損なったり、水槽内の汚濁がひどくなる問題があ
った。水槽の容量を減らすのではなく任意の水量を水槽
内に残留させることで節水効果を生む装置の開発が課題
であった。 【解決手段】本考案はフラッパ弁に付随する浮きの位置
を上下させることにより、1回のハンドルレバー操作で
吐水される水量および水槽内に残留する水量を自在かつ
容易に調節できる装置とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は節水を目的としてトイレット水槽の一回のハンドルレバー操作で吐水 される水量および水槽内の残留水量を安定的かつ自在に調節することを可能にし たフラッパ弁または浮揚弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12・13・14に示される従来のフラッパ弁15は内部が空洞になってお り、ハンドルレバー3の操作によって浮揚したのち(図12)、下降する水位が さしかかると水位とともに下降し(図13)、水槽内の水のほとんどが吐水され てから閉止する(図14)。従来のフラッパ弁15は内部が空洞で浮力が大きい ため、吐水の中途でこれを閉止させたり水槽内の水を任意に残留させることは不 可能であった。そのため、従来の節水方法は浮玉支持棒1を無理に下方へねじ曲 げて貯蓄水量を減少させたり、水を詰めたビールビンやペットボトルまたは煉瓦 等を水槽2内に投入して水槽の容量そのものを縮小させるなどの方法が多くとら れた。また、フラッパ弁に直接かぶせる金属製の錘の考案がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のフラッパ弁は、図12・13・14に示されるように、水槽内のほとん どの水が排出されるまで閉止しないため不経済であった。 水槽内にビールビンやペットボトルや煉瓦等を入れて貯蓄水量を減じる方法は 長期間にわたってこのような異物を水槽に沈めておくことによって汚濁や悪臭発 生のおそれがあるだけでなく、水槽内の容積を減じて水圧を損なうため、フラッ シュ効果が低下し便器内に汚物が残留する問題がある。 また、図12・13・14に示される従来のフラッパ弁15の付いたサイフォ ントイレット水槽において金属製の錘を直接フラッパ弁15にかぶせる考案は、 トイレットの使用者がハンドルレバー3から指を離すとフラッパ弁15がただち に閉止してしまうためしばしば使用者がハンドルレバー操作を複数回行わなけれ ばならない不便さが見られる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案のフラッパ弁4はハンドルレバー3の操作によって紐体7を通じて上方 へ引かれた際、フラッパ弁4自体の浮力ではなく浮き8によって浮揚する。水槽 2内に任意量の水を残留させるためにはハンドルレバー3の操作によって浮揚し ているフラッパ弁4が水槽2内の水がまだ残留している最中にサイフォン6を閉 止する必要があるが、図2・3・4・5に示すように、吐水によって降下する水 位が浮き8にさしかかると浮揚していたフラッパ弁4は下方へ傾いて自動的に閉 止に向かう。従って、紐体7に設置されている浮き8の上下位置を調整すること で水槽内の残留水量を自在に設定することができる。その様子を示したのが図7 ・8であり、フラッパ弁4と浮き8との距離が離れていればいるほど節水となり 、近ければ近いほど吐水量が大きくなる。また、水槽2の容量を保持しつつ節水 できるので汚物を押し流すための水圧を損なうこともない。フラッパ弁4を固定 するための回転支持棒5とサイフォン4の中心との距離に複数種類のものがある が、フラッパ弁の拡大図9に示すように、それらに合わせて複数種類の回転穴4 a・4b・4cを設けるとともに不要な部分を容易に切除できるようガイド溝4 d・4eを設けた。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1のハンドルレバー3を引くとアーム9に接続された紐体7がフラッパ弁4 を持ち上げた途端にサイフォン6より吐水が始まり、図2に示すようにフラッパ 弁4が浮き8の浮力に助けられて一気に浮揚する。浮き8の浮力によってフラッ パ弁2の浮揚の状態が暫時保たれて吐水が続く。吐水とともに水槽2内の水位が 下がって、図3に示すように水位が浮き8にさしかかると下降する水位とともに 浮き8も下降し、図4に示すようにそれまで浮揚していたフラッパ弁4が閉止に 向かい、ほどなく図5のように完全に閉止する。このとき水槽2内の残留水の水 位は浮き8の位置に等しい。
【0006】 浮き8の浮力はフラッパ弁4が閉止した時点の残留水位が浮き8の位置に等し くなるよう設計される。従って本考案のフラッパ弁を用いて節水を図る者は浮き 8の上下位置の設定によって水槽2内に残留させる水位を自在かつ容易に設定す ることができる。その様子を示したのが図7・8であり、フラッパ弁4と浮き8 との距離が離れていればいるほど節水となり、近ければ近いほど吐水量が大きく なる。
【0007】 なお、吐水後の水槽2への給水については図1に示される10・1・11の既 存のボールタップ給水装置がそのまま適用されるので、本考案の内容には直接関 係しない。
【0008】
【実施例】
フラッパ弁4には閉止時の機密性を目的としてゴムパッキング4fが複合され ているが、その接合に際しては接着剤を用いず図10に示されるように嵌め込み 式を適用する。
【0009】 図6に示されるように、浮き8は中心部を筒状の貫通部8aをもち、この貫通 部8aに球体の連結形状を有する金属チェーンの紐体7を通す。
【00010】 浮き8の固定の固定についてはクリップ12で上下を固定し、浮き8の下部に 一定の長さをもつ筒13を任意の個数置くことで節水率の目安とする。図7・8 に示されるように、筒13を多く設ければ節水量は大きくなり、少なく設ければ それだけゆるやかな節水となる。
【0011】 フラッパ弁4はオーバーフロー管14の下部に突出している回転支持棒5に嵌 め込まれるが、本考案はフラッパ弁4を上方から下方に押し込むことでクリック 感をともなって回転支持棒5へ容易に嵌め込まれるだけでなく、紐体7によるい かなる強引な引っ張りによっても回転支持棒5からフラッパ弁2が外れないよう 設計される。
【0012】 オーバーフロー管14の下部に突出している回転支持棒5とサイフォン6の中 心との距離に複数種類のものがあるが、図9に示すように、それらに合わせて複 数種類の回転穴4a・4b・4cを設けるとともに不要な部分を容易に切除でき るようガイド溝4d・4eを設けた。
【0013】 紐体7とフラッパ弁4との接続は、図11に示すようなフラッパ弁4の先端に 設けられた釣り受け体4gに紐体7の最先端の球体を引っかける構造である。
【0014】
【考案の効果】
(1)本考案の最大の効果は、水槽2の容量をそのまま生かしつつ、フラッパ弁 4に付随する浮き8の位置を上下させることにより、1回のハンドルレバー3の 操作で吐水される水量を自在かつ容易に調節しうることにある。フラッパ弁4と 浮き8との距離が離れていればいるほど節水となり、近ければ近いほど吐水量が 大きくなる。 (2)設置者が残留水位を設定しようとする際、本考案の場合は浮き8の位置が 直接その目安となるため、たいへん分かりやすい。 (3)既成のフラッパ弁の本体はゴム製であるが、本考案のフラッパ弁4の本体 はプラスチックとゴムの複合体であり形状が安定しているため漏水することなく 長い年月にわたって耐用するという大きな長所を有する。 (4)本考案のフラッパ弁4をオーバーフロー管14の下部に突出している回転 支持棒5に嵌め込むに際しても、上方から下方に押し込むことでクリック感をと もなって容易に嵌め込まれるだけでなく、紐体7によるいかなる強引な引っ張り によっても回転支持棒5からフラッパ弁4が外れないよう設計されているので、 専門の知識を持たない者にとっても非常に設置しやすい設計となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】トイレット水槽の全体図である。
【符号の説明】
1 給水装置に属する浮玉支持棒 2 トイレット水槽 3 ハンドルレバー 4 フラッパ弁 5 回転支持棒 6 サイフォン 7 紐体 8 浮き 9 アーム 10 給水装置本体 11 給水装置に属する浮玉 12 クリップ 13 筒 14 オーバーフロー管
【図2】紐体7が引かれた直後、フラッパ弁4が浮揚を
していく様子を示す。
【図3】下降する水位が浮き8にさしかかっている状態
を示す。
【図4】下降する水位とともに浮き8も下降し、フラッ
パ弁4が閉止に向かっている状態を示す。
【図5】フラッパ弁が閉止して浮き8の水位に水が残留
している状態を示す。
【図6】紐体7を浮き8の貫通部8aに通し、クリップ
12によって上下を固定され、その下部に節水の目安の
ため筒13が複数個置かれている様子を示す。
【符号の説明】
7 紐体 8 浮き 8a 貫通部 12 クリップ 13 筒
【図7】筒13を4個置き節水率を高めた様子を示す。
【符号の説明】
13 筒
【図8】筒13を6個置き節水率をさらに大きく高めた
様子を示す。
【符号の説明】
13 筒
【図9】フラッパ弁4の斜角三次元図である。
【符号の説明】
4a 回転穴 4b 回転穴 4c 回転穴 4d ガイド溝 4e ガイド溝 4f ゴムパッキング 4g 釣り受け体
【図10】フラッパ弁4とゴムパッキング4fとの複合
状態を示した図である。
【符号の説明】
4 フラッパ弁 4f ゴムパッキング
【図11】紐体7を接続するフラッパ弁4の釣り受け体
4gを示す。
【図12】既存のフラッパ弁15の付いたトイレット水
槽2におけるハンドルレバー3操作直後の様子を示す。
【符号の説明】
1 浮玉支持棒 2 トイレット水槽 3 ハンドルレバー 6 サイフォン 15 既存のフラッパ弁
【図13】図12のフラッパ弁15に水位がさしかかり
閉止に向かう様子を示す。
【図14】図12のフラッパ弁15が閉止したときの残
留水位を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月25日(2002.4.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トイレット水槽において、ハンドルレバー
    を引き上げる一回の水洗動作の吐水量および水槽内の残
    留水量を選択的に調節する浮き付きフラッパ弁または浮
    揚弁。
  2. 【請求項2】水中に於いてそれ自体が浮力を持たないよ
    う比重1.0以上のプラスチックを本体とし、閉止時の機
    密性を確保するためにゴムを複合させた浮き付きフラッ
    パ弁。
  3. 【請求項3】浮力のないフラッパ弁を浮揚させたり閉止
    にむかわせたりする目的で設けられ、紐体の任意の場所
    で固定することができるよう中心部が貫通している浮き
    を備えたフラッパ弁。
  4. 【請求項4】サイズの異なるサイフォンに適合するよう
    回転穴を複数設け、不要な長さを容易に切除できるよう
    ガイド溝を設けたことを特徴とする浮き付きフラッパ
    弁。
JP2002001282U 2002-03-12 2002-03-12 トイレット水槽用浮き付きフラッパ弁 Expired - Lifetime JP3088526U (ja)

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