JP3088319B2 - デコード装置およびデコード方法 - Google Patents

デコード装置およびデコード方法

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JP3088319B2
JP3088319B2 JP09023039A JP2303997A JP3088319B2 JP 3088319 B2 JP3088319 B2 JP 3088319B2 JP 09023039 A JP09023039 A JP 09023039A JP 2303997 A JP2303997 A JP 2303997A JP 3088319 B2 JP3088319 B2 JP 3088319B2
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data
decoding
timing
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signal
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英司 宮越
彰啓 渡部
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビットストリーム
に含まれる主映像データや副映像データや音声データを
デコードするデコード装置およびデコード方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のデコード装置としては、パックヘ
ッダやPESヘッダをいったんバッファメモリに格納
し、その後、CPUを用いてシステムクロックリファレ
ンスやプレゼンテーションタイムスタンプを解析するこ
とにより、同期合わせを行うものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のデコード装置で
は、CPUがデコードされた信号を出力するタイミング
を管理するために、CPUは、システムクロックリファ
レンスとプレゼンテーションタイムスタンプとの対応関
係を絶えず更新する必要があった。このため、CPUと
デコード装置との間の制御が複雑となり、CPUの負荷
が大きいという問題点があった。
【0004】また、従来のデコード装置は、大容量のバ
ッファメモリを必要とするという問題点を有していた。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、CPUの負荷が小さく、かつ、
バッファメモリの容量が少なくてすむデコード装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のデコード装置
は、ビットストリームをデコードすることにより、デコ
ードされた信号を出力するデコード装置であって、該ビ
ットストリームをヘッダとデータとに分解する分解器
と、該ヘッダから、該デコードされた信号を出力するタ
イミングを規定する第1タイミング情報を抽出する抽出
器と、該第1タイミング情報を該データの所定の位置に
挿入するフォーマッタと、該データをデコードすること
により、該デコードされた信号を生成するデコーダと、
該デコードされた信号を出力するタイミングの基準を規
定する第2タイミング情報と該データの所定の位置に挿
入された該第1タイミング情報とに基づいて、該デコー
ドされた信号を出力するタイミングを制御する出力制御
器とを備え、該データは、複数のデータ部分を含んでお
り、該フォーマッタは、該複数のデータ部分のうちの所
定のデータ部分を特定する検出信号に応答して、該複数
のデータ部分のそれぞれと該第1タイミング情報とのう
ちの一方を選択する選択回路を備えており、これによ
り、上記目的が達成される。本発明の他のデコード装置
は、ビットストリームをデコードすることにより、デコ
ードされた信号を出力するデコード装置であって、該ビ
ットストリームをヘッダとデータとに分解する分解器
と、該ヘッダから、該デコードされた信号を出力するタ
イミングを規定する第1タイミング情報を抽出する抽出
器と、該第1タイミング情報を該データの所定の位置に
挿入するフォーマッタと、該データをデコードすること
により、該デコードされた信号を生成するデコーダと、
該デコードされた信号を出力するタイミングの基準を規
定する第2タイミング情報と該データの所定の位置に挿
入された該第1タイミング情報とに基づいて、該デコー
ドされた信号を出力するタイミングを制御する出力制御
器とを備え、該データは、複数のデータ部分を含んでお
り、該フォーマッタは、該複数のデータ部分のうちの1
つと該複数のデータ部分のうちの他の1つとをアドレス
的にリンクするアドレスポインタを該データの所定の位
置に挿入し、これにより、上記目的が達成される。 前記
フォーマッタは、前記複数のデータ部分のうちの所定の
データ部分を特定 する検出信号に応答して、前記複数の
データ部分のそれぞれと前記第1タイミング情報とのう
ちの一方を選択する第1選択回路と、該検出信号を受け
取ってから該検出信号に続く次の検出信号を受け取るま
でに該フォーマッタを通過した前記データの量をカウン
トするカウンタと、該次の検出信号に応答して、該第1
選択回路の出力と該カウンタの出力とのうちの一方を選
択する第2選択回路とを備えていてもよい。 制御信号に
応答して、前記アドレスポインタを参照することによ
り、前記複数のデータ部分の少なくとも一部をスキップ
するように、前記データの読み出しを制御する読み出し
制御部をさらに備えていてもよい。 前記第1タイミング
情報と前記第2タイミング情報との比較結果に応じて、
前記アドレスポインタを参照することにより、前記複数
のデータ部分の少なくとも一部をスキップするように、
前記データの読み出しを制御する読み出し制御部をさら
に備えていてもよい。 本発明の他のデコード装置は、ビ
ットストリームをデコードすることにより、デコードさ
れた信号を出力するデコード装置であって、該ビットス
トリームをヘッダとデータとに分解する分解器と、該ヘ
ッダから、該デコードされた信号を出力するタイミング
を規定する第1タイミング情報を抽出する抽出器と、該
第1タイミング情報を該データの所定の位置に挿入する
フォーマッタと、該データをデコードすることにより、
該デコードされた信号を生成するデコーダと、該デコー
ドされた信号を出力するタイミングの基準を規定する第
2タイミング情報と該データの所定の位置に挿入された
該第1タイミング情報とに基づいて、該デコードされた
信号を出力するタイミングを制御する出力制御器とを備
え、該データは、複数のデータ部分を含んでおり、制御
信号に応答して、該複数のデータ部分の少なくとも一部
を繰り返し読み出すように、該データの読み出しを制御
する読み出し制御部をさらに備えており、これにより、
上記目的が達成される。 本発明の他のデコード装置は、
ビットストリームをデコードすることにより、デコード
された信号を出力するデコード装置であって、該ビット
ストリームをヘッダとデータとに分解する分解器と、該
ヘッダから、該デコードされた信号を出力するタイミン
グを規定する第1タイミング情報を抽出する抽出器と、
該第1タ イミング情報を該データの所定の位置に挿入す
るフォーマッタと、該データをデコードすることによ
り、該デコードされた信号を生成するデコーダと、該デ
コードされた信号を出力するタイミングの基準を規定す
る第2タイミング情報と該データの所定の位置に挿入さ
れた該第1タイミング情報とに基づいて、該デコードさ
れた信号を出力するタイミングを制御する出力制御器と
を備え、該データは、複数のデータ部分を含んでおり、
該第1タイミング情報と該第2タイミング情報との比較
結果に応じて、該複数のデータ部分の少なくとも一部を
繰り返し読み出すように、該データの読み出しを制御す
る読み出し制御部をさらに備えており、これにより、上
記目的が達成される。 本発明のデコード方法は、ビット
ストリームをデコードすることにより、デコードされた
信号を出力するデコード方法であって、該ビットストリ
ームをヘッダとデータとに分解するステップと、該ヘッ
ダから、該デコードされた信号を出力するタイミングを
規定する第1タイミング情報を抽出するステップと、該
第1タイミング情報を該データの所定の位置に挿入する
ステップと、該データをデコードすることにより、該デ
コードされた信号を生成するステップと、該デコードさ
れた信号を出力するタイミングの基準を規定する第2タ
イミング情報と該データの所定の位置に挿入された該第
1タイミング情報とに基づいて、該デコードされた信号
を出力するタイミングを制御するステップとを包含し、
該データは、複数のデータ部分を含んでおり、該複数の
データ部分のうちの1つと該複数のデータ部分のうちの
他の1つとをアドレス的にリンクするアドレスポインタ
を該データの所定の位置に挿入するステップをさらに包
含し、これにより、上記目的が達成される。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0016】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1のデコード装置1をDVD再生装置300に適用
した例を示す。DVD再生装置300は、DVDディス
ク310に記録されたデータを読み出すピックアップユ
ニット320と、読み出されたデータに対して再生処理
を行うことによりデータストリーム100を生成する物
理ブロック330と、データストリーム100をデコー
ドすることにより主映像信号200aと副映像信号20
0bと音声信号200cとを出力装置350に出力する
論理ブロック340としてのデコード装置1と、物理ブ
ロック330および論理ブロック340を制御する中央
処理装置(CPU)360とを含んでいる。
【0017】ピックアップユニット320は、所定の波
長を有するレーザをDVDディスク310に照射するレ
ーザユニット321を含んでいる。
【0018】物理ユニット330は、誤り符号訂正ユニ
ット331とサーボコントロールユニット332とを含
んでいる。
【0019】入力装置370から再生動作開始命令また
は再生動作終了命令がCPU360に入力されると、C
PU360は、再生動作の開始/終了を示す制御信号3
61をデコード装置1に出力する。入力装置370から
再生動作モードを示す命令(例えば、通常再生モード/
2倍速再生モード/フリーズ再生モード)が入力される
と、CPU360は、再生動作モードを示す制御信号3
62をデコード装置1に出力する。デコード装置1は、
制御信号361および362に従ってデコード処理を実
行する。
【0020】図2は、本発明の実施の形態1のデコード
装置1の構成を示す。デコード装置1は、ビットストリ
ーム100を受け取り、ビットストリーム100を主映
像データ部分と副映像データ部分と音声データ部分とに
分解して、それぞれのデータ部分をデコードする。その
結果、デコード装置1は、主映像信号200aと副映像
信号200bと音声信号200cとを出力する。
【0021】ビットストリーム100は、蓄積メディア
または放送メディアからデコード装置1に入力される。
蓄積メディアとしては、例えば、CD−ROM、LD、
ビデオテープがある。放送メディアとしては、例えば、
テレビジョン放送、衛星放送、データ通信がある。
【0022】図3は、デコード装置1に入力されるビッ
トストリーム100の構造を模式的に示したものであ
る。図3では、ビットストリーム100は、MPEG2
規格に準拠している。しかし、デコード装置1に入力さ
れるビットストリーム100は、MPEG2規格に準拠
しているものには限定されない。後述するようなヘッダ
およびデータと同様の構成を有するビットストリームで
ある限り、任意のビットストリームがデコード装置1に
入力され得る。
【0023】ビットストリーム100は、時系列的に配
置された1以上のパック(PACK)110から構成さ
れ、それぞれのパック110は、パックヘッダ120と
1以上のパケット(PACKET)130から構成され
る。それぞれのパケット130は、PESヘッダ140
とデータ150とから構成される。データ150は、主
映像データ150a、副映像データ150b、音声デー
タ150cのうちのいずれかである。
【0024】主映像データ150aとは、映画やテレビ
放送などの映像に含まれる主な情報を示すデータであ
る。副映像データ150bとは、主映像データの付加的
な情報であって、例えば、字幕やタイトルなどがこれに
相当する。
【0025】パックヘッダ120は、システムクロック
リファレンス(SCR;System Clock R
eference)121を含んでいる。SCR121
は、デコードされた信号を出力するタイミングの基準を
規定する。パックヘッダ120は、SCR121の他、
最大の入力レートの定義や主映像データ、副映像データ
および音声データの最大のバッファ量の定義などを含
む。
【0026】PESヘッダ140は、プレゼンテーショ
ンタイムスタンプ(PTS;Presentation
Time Stamp)141を含んでいる。PTS
141は、デコードされた信号を出力するタイミングを
規定する。PTS141によって規定されるタイミング
は、SCR121を基準とする相対的なタイミングであ
る。PESヘッダ140は、PTS141の他、デコー
ディングタイムスタンプ(DTS;Decoding
Time Stamp)やエレメンタリーストリームク
ロックリファレンス(ESCR;Elementary
_Stream_Clock_Reference)や
トリックプレーコントロールのフラグなどを含む。
【0027】図4(a)は、パックヘッダ120の一般
的なシンタックスと、そのシンタックスに従ったビット
配列の例とを示す。例えば、system_clock_reference_b
ase[32:30]、system_clock_reference_base[29:15]、sy
stem_clock_reference_base[14:0]という3つの配列の
結合に対応するビット配列がSCR121に相当する。
この例では、SCR121は、33ビットのデータであ
る。
【0028】図4(b)は、PESヘッダ140の一般
的なシンタックスと、そのシンタックスに従ったビット
配列の例とを示す。例えば、PTS[32:30]、PTS[29:15]、
PTS[14:0]という3つの配列の結合に対応するビット配
列がPTS141に相当する。この例では、PTS14
1は、33ビットのデータである。
【0029】図2を再び参照して、デコード装置1は、
ビットストリーム分解器10とバッファメモリ20と読
み出し制御部33を含むコントローラ30とエレメンタ
リデコーダ部40とを含んでいる。
【0030】再生動作の開始/終了を示す制御信号36
1は、入力部50を介してビットストリーム分解器10
と読み出し制御部33とに入力される。
【0031】ビットストリーム分解器10は、ビットス
トリーム100を主映像データ150aと副映像データ
150bと音声データ150cとに分解する。ビットス
トリーム分解器10は、PESヘッダ140からPTS
141を抽出し、そのPESヘッダ140に続く1以上
のデータ150(主映像データ150aまたは副映像デ
ータ150bまたは音声データ150c)の所定の位置
にPTS141を挿入する。
【0032】バッファメモリ20は、主映像データを格
納するための主映像データ格納部20aと、副映像デー
タを格納するための副映像データ格納部20bと、音声
データを格納するための音声データ格納部20cとを有
している。
【0033】ビットストリーム分解器10は、PTS1
41を挿入した主映像データを主映像データ160aと
してバッファメモリ20の主映像データ格納部20aに
格納し、PTS141を挿入した副映像データを副映像
データ160bとしてバッファメモリ20の副映像デー
タ格納部20bに格納し、PTS141を挿入した音声
データを音声データ160cとしてバッファメモリ20
の音声データ格納部20cに格納する。主映像データ1
60aが格納されるべき主映像データ格納部20a内の
アドレスは、アドレス信号180aによって指定され
る。副映像データ160bが格納されるべき副映像デー
タ格納部20b内のアドレスは、アドレス信号180b
によって指定される。音声データ160cが格納される
べき音声データ格納部20c内のアドレスは、アドレス
信号180cによって指定される。アドレス信号180
a、180bおよび180cは、ビットストリーム分解
器10によって生成される。
【0034】図5は、バッファメモリ20の主映像デー
タ格納部20aに格納された主映像データ160aの構
造を示す。主映像データ160aは、1以上のアクセス
ユニット161aを含んでいる。アクセスユニット16
1aは、1フィールドであってもよいし、1フレームで
あってもよい。
【0035】アクセスユニット161aは、ピクチャス
タートコード(PSC;Picture Start
Code)162aを含む。PSC162aは、アクセ
スユニット161aの先頭から1ワード目に格納され
る。また、この例では、PTS141は、アクセスユニ
ット161aの先頭から2ワード目に挿入されている。
もちろん、PTS141の挿入位置がアクセスユニット
161aの先頭から2ワード目に限定されるわけではな
い。各アクセスユニット161aに共通のルールに従っ
て挿入される限り、PTS141は、アクセスユニット
161aの任意の位置に挿入され得る。
【0036】なお、副映像データ160bおよび音声デ
ータ160cの構造も、主映像データ160aの構造と
同様である。副映像データ160bは、1以上のアクセ
スユニット161bを含む。アクセスユニット161b
は、1フィールドであってもよいし、1フレームであっ
てもよい。音声データ160cは、1以上のアクセスユ
ニット161cを含む。アクセスユニット161cは、
1つ1つ単独でオーディオ信号に復号できる最小単位で
ある。例えば、MPEG1のレーヤ1の場合は、アクセ
スユニット161cは、384サンプルを含む。
【0037】ビットストリーム100に含まれるパック
ヘッダ120およびPESヘッダ140は、いずれも、
バッファメモリ20には格納されない。その代わりに、
ビットストリーム分解器10は、パックヘッダ120か
らSCR121を抽出し、抽出されたSCR121をコ
ントローラ30に送る。また、上述したように、ビット
ストリーム分解器10は、PESヘッダ140からPT
S141を抽出し、そのPESヘッダ140に続く1以
上のデータ150の所定の位置にPTS141を挿入す
る。
【0038】このように、デコードされた信号を出力す
るタイミングを規定するPTS141は、データ150
の所定の位置に直接的に挿入される。これにより、デコ
ード装置1は、CPU360の助けを借りることなく、
デコードされた信号を出力するタイミングの同期合わせ
を実行することができる。CPU360がパックヘッダ
120とPESヘッダ140とを解析し、その解析結果
の対応関係を維持する必要がない。これにより、CPU
360とデコード装置1との間の制御が簡単となり、C
PU360の負荷も小さくなる。
【0039】また、ビットストリーム分解器10は、デ
コードされた信号を出力するタイミングの基準を規定す
るSCR121をパックヘッダ120から抽出し、デコ
ードされた信号を出力するタイミングを規定するPTS
141をPESヘッダ140から抽出する。これによ
り、それらのヘッダをバッファメモリ20に格納するこ
とを省く。これにより、バッファメモリ20に格納され
るデータ量を削減することができる。その結果、バッフ
ァメモリ20のサイズを小さくすることができる。
【0040】図2を再び参照して、デコード装置1の構
成を説明する。
【0041】コントローラ30は、SCR−PTS比較
部31と、読み出し制御部33と、出力制御部34とを
有している。
【0042】SCR−PTS比較部31は、ビットスト
リーム分解器10からSCR121を受け取り、後述す
るように読み出し制御部33からPTS141を受け取
る。SCR−PTS比較部31は、SCR121の値と
PTS141の値とに基づいて、デコードされた信号を
出力するタイミングを規定する出力制御信号を出力制御
部34に供給する。
【0043】SCR−PTS比較部31は、SCRカウ
ンタ32と、比較器31a〜31cとを有している。ビ
ットストリーム分解器10によって抽出されたSCR1
21は、SCRカウンタ32に入力される。SCRカウ
ンタ32は、入力されたSCR121を初期値としてセ
ットし、その初期値を90kHzの周波数でカウントア
ップする。カウントアップされた値が、比較器31a〜
31cにそれぞれ入力される。また、PTS141が、
比較器31a〜31cにそれぞれ入力される。PTS1
41は、後述するように、読み出し制御部33によって
読み出されたアクセスユニットから抽出されることによ
って得られる。
【0044】比較器31aは、SCRカウンタ32の出
力とPTS141とを比較し、その比較結果を示す信号
を出力制御信号として出力制御器34aに供給する。例
えば、SCRカウンタ32によってカウントアップされ
た値がPTS141の値より小さい場合には、比較器3
1aは、ローレベルの出力制御信号を出力制御器34a
に供給する。それ以外の場合には、比較器31aは、ハ
イレベルの出力制御信号を出力制御器34aに供給す
る。
【0045】出力制御器34aは、出力制御信号がハイ
レベルの場合に、主映像データデコーダ40aの出力を
許可し、出力制御信号がローレベルの場合に、主映像デ
ータデコーダ40aの出力を禁止する。
【0046】比較器31bおよび比較器31cの機能
は、比較器31aの機能と同様であり、出力制御器34
aと共に出力制御部34に含まれる出力制御器34bお
よび出力制御器34cの機能は、出力制御器34aの機
能と同様である。従って、ここではそれらの説明を省略
する。
【0047】このようにして、SCRカウンタ32によ
ってカウントアップされた値とPTS141の値との大
小関係に応じて、エレメンタリデコーダ部40の出力タ
イミングが制御される。これにより、エレメンタリデコ
ーダ部40によってデコードされた信号の同期合わせを
行うことが可能となる。
【0048】読み出し制御部33は、読み出し制御器3
3a〜33cを含んでいる。
【0049】読み出し制御器33aは、主映像データ格
納部20aに格納された主映像データ160aをアクセ
スユニット161aを1単位として読み出し、読み出さ
れたアクセスユニット161aからPSC162aとP
TS141とを除いたデータを主映像データデコーダ4
0aに供給する。また、読み出し制御器33aは、アク
セスユニット161aからPTS141を抽出し、抽出
されたPTS141を比較器31aに供給する。
【0050】読み出し制御器33bおよび読み出し制御
器33cの機能は、読み出し制御器33aの機能と同様
である。従って、ここではその説明を省略する。
【0051】出力制御部34は、出力制御器34a〜3
4cを含んでいる。出力制御器34a〜34cの機能
は、上述したとおりである。
【0052】エレメンタリデコーダ部40は、主映像デ
ータデコーダ40aと、副映像データデコーダ40b
と、音声データデコーダ40cとを含んでいる。
【0053】主映像データデコーダ40a、副映像デー
タデコーダ40bおよび音声データデコーダ40cのそ
れぞれは、読み出し制御部33によって読み出されたデ
ータを所定のルールに従ってデコードする。どのような
ルールを採用するかは規格で定められる。バッファメモ
リ20に格納されるデータが圧縮されている場合には、
エレメンタリデコーダ部40は、その圧縮されたデータ
を伸張する。デコードされた信号は、出力制御部34を
介して出力される。
【0054】図6は、ビットストリーム分解器10の構
成を示す。ビットストリーム分解器10は、スタートコ
ード検出器51と、分解器52と、SCR抽出器53
と、PTS抽出器54と、フォーマッタ55とを含んで
いる。
【0055】スタートコード検出器51は、スタートコ
ードを検出する。スタートコードは、パックヘッダ12
0の先頭、PESヘッダ140の先頭およびアクセスユ
ニット151aの先頭に挿入されているコードである。
例えば、スタートコードは、24ビットのビット列"000
0 0000 0000 0000 0000 0001"である。入力されたビッ
トストリーム100の中にスタートコードが現れた場
合、スタートコード検出器51は、スタートコード検出
信号を分解器52に出力する。
【0056】分解器52は、スタートコードに続く所定
の数のビット(例えば、8ビット)のデータを読み取
り、そのデータが所定のビット列に一致するか否かを判
定する。
【0057】スタートコードに続く8ビットが"1011 10
10"である場合には、分解器52は、そのデータがパッ
クヘッダ120であると判定し、ビットストリーム10
0からパックヘッダ120を抽出する。このようにして
抽出されたパックヘッダ120は、SCR抽出器53に
供給される。SCR抽出器53は、パックヘッダ120
からSCR121を抽出する。このような抽出は、例え
ば、図4(a)に示すシンタックスに従って行われる。
【0058】スタートコードに続く8ビットが"1100 XX
XX"である場合には、分解器52は、そのデータが主映
像データ150aに対応するPESヘッダ140である
と判定し、ビットストリーム100からPESヘッダ1
40を抽出する。このようにして抽出されたPESヘッ
ダ140は、PTS抽出器54に供給される。PTS抽
出器54は、PESヘッダ140からPTS141を抽
出する。このような抽出は、例えば、図4(b)に示す
シンタックスに従って行われる。
【0059】また、抽出されたPESヘッダ140に続
く主映像データ150aは、フォーマッタ55に供給さ
れる。
【0060】スタートコードに続く8ビットが"1011 11
01"である場合には、分解器52は、そのデータが副映
像データ150bに対応するPESヘッダ140である
と判定し、ビットストリーム100からPESヘッダ1
40を抽出する。このようにして抽出されたPESヘッ
ダ140は、PTS抽出器54に供給される。PTS抽
出器54は、PESヘッダ140からPTS141を抽
出する。このような抽出は、例えば、図4(b)に示す
シンタックスに従って行われる。
【0061】また、抽出されたPESヘッダ140に続
く副映像データ150bは、フォーマッタ55に供給さ
れる。
【0062】スタートコードに続く8ビットが"110X XX
XX"である場合には、分解器52は、そのデータが音声
データ150cに対応するPESヘッダ140であると
判定し、ビットストリーム100からPESヘッダ14
0を抽出する。このようにして抽出されたPESヘッダ
140は、PTS抽出器54に供給される。PTS抽出
器54は、PESヘッダ140からPTS141を抽出
する。このような抽出は、例えば、図4(b)に示すシ
ンタックスに従って行われる。
【0063】また、抽出されたPESヘッダ140に続
く音声データ150cは、フォーマッタ55に供給され
る。
【0064】スタートコードに続く8ビットが"0000 00
00"である場合には、分解器52は、そのデータがピク
チャスタートコード(PSC)162aであると判定
し、ピクチャスタートコード検出信号をフォーマッタ5
5に供給する。
【0065】フォーマッタ55は、ピクチャスタートコ
ード検出信号に応答して、PTS抽出器54から出力さ
れるPTS141を主映像データ150a、副映像デー
タ150bおよび音声データ150cの所定の位置に挿
入する。その結果、フォーマッタ55からは、PTS1
41が挿入された主映像データ160a、副映像データ
160bおよび音声データ160cが、出力される。ま
た、フォーマッタ55から、アドレス信号180a〜1
80cが、出力される。
【0066】図7は、フォーマッタ55の構成を示す。
フォーマッタ55は、PTSレジスタ550と、主映像
データフォーマッタ部560aと、副映像データフォー
マッタ部560bと、音声データフォーマッタ部560
cとを含む。
【0067】PTSレジスタ550には、PTS抽出器
54によって抽出されたPTS141が格納される。
【0068】主映像フォーマッタ部560aは、選択回
路561aと、アドレス生成回路562aとを含む。
【0069】選択回路561aには、主映像データ15
0aがワード単位で入力される。選択回路561aは、
ピクチャスタートコード検出信号がローレベルである場
合には、主映像データ150aの各ワードを選択的に出
力する。選択回路561aは、ピクチャスタートコード
検出信号がローレベルからハイレベルに変化したことに
応答して、PTSレジスタ550に格納されたPTS1
41を選択的に出力する。このようにして、ピクチャス
タートコード162aに続くワード位置に、PTS14
1を挿入することができる。また、ピクチャスタートコ
ード162aから所定数のワードだけ離れた位置に、P
TS141を挿入するようにすることもできる。この場
合、その所定数のワードは、選択回路561aにおい
て、例えば、クロック信号(図示せず)に基づいてカウ
ントされ得る。
【0070】アドレス生成回路562aは、PTS14
1が挿入された主映像データ160aを格納する主映像
データ格納部20a内の位置を示すアドレス信号180
aを生成する。
【0071】副映像データフォーマッタ部560bおよ
び音声データフォーマッタ部560cの構成および動作
は、主映像フォーマッタ部560aの構成および動作と
同様である。
【0072】(実施の形態2)図8は、本発明の実施の
形態2のデコード装置2の構成を示す。デコード装置2
の構成は、ビットストリーム分解器11と読み出し制御
部35とを除いて、図2に示すデコード装置1の構成と
同一である。従って、同一の構成要素には同一の参照番
号を付してその説明を省略する。
【0073】ビットストリーム分解器11は、ビットス
トリーム100を主映像データ150aと副映像データ
150bと音声データ150cとに分解する。ビットス
トリーム分解器11は、PESヘッダ140からPTS
141を抽出し、そのPESヘッダ140に続く1以上
のデータ150(主映像データ150aまたは副映像デ
ータ150bまたは音声データ150c)の所定の位置
にPTS141を挿入する。さらに、ビットストリーム
分解器11は、データ150の所定の位置にアドレスポ
インタ171を挿入する。
【0074】図9は、ビットストリーム分解器11によ
ってバッファメモリ20の主映像データ格納部20aに
格納された主映像データ160aの構造を示す。図9に
示される例では、アドレスポインタ171は、各アクセ
スユニット161aの先頭から3ワード目に挿入されて
いる。もちろん、アドレスポインタ171の挿入位置が
アクセスユニット161aの先頭から3ワード目に限定
されるわけではない。各アクセスユニット161aに共
通のルールに従って挿入される限り、アドレスポインタ
171は、アクセスユニット161aの任意の位置に挿
入され得る。
【0075】アドレスポインタ171の値は、時刻的に
後方にバッファメモリ20に格納されたアクセスユニッ
トのアドレスポインタのアドレスである。例えば、図9
に示される例において、アクセスユニット161a−1
の次にアクセスユニット161a−2がバッファメモリ
20に格納されると仮定する。さらに、アクセスユニッ
ト161a−2のアドレスポインタ171のアドレス
は、アクセスユニット161a−1のアドレスポインタ
171のアドレスより255ワード後方であると仮定す
る。この場合、アクセスユニット161a−1のアドレ
スポインタ171の値は、255に設定される。
【0076】このようにして、アクセスユニット161
a−1からアクセスユニット161a−2に向かう方向
にポインタチェーンが形成される。このポインタチェー
ンの方向は、図9において矢印で示される。
【0077】このようなポインタチェーンの形成は、例
えば、アクセスユニット161a−1のアドレスポイン
タ171のアドレス(A1)を退避しておき、アクセス
ユニット161a−2のアドレスポインタ171のアド
レス(A2)を求め、アドレス(A2)をアドレス(A
1)によって指示される位置に格納することによって達
成される。アドレス(A2)は、アドレス(A1)を基
準とする相対的なアドレスであってもよい。このような
相対的なアドレスは、例えば、ピクチャスタートコード
検出信号を受け取ってからその次のピクチャスタートコ
ード検出信号を受け取るまでに、フォーマッタ55(図
6)を通過したデータ量をカウントすることによって得
られる。
【0078】図10は、フォーマッタ55Aの構成を示
す。フォーマッタ55(図6)をフォーマッタ55Aに
置換することによってデータ150の所定の位置にアド
レスポインタ170を挿入することができる。
【0079】フォーマッタ55Aは、PTSレジスタ5
50と、主映像データフォーマッタ部660aと、副映
像データフォーマッタ部660bと、音声データフォー
マッタ部660cとを含む。
【0080】PTSレジスタ550には、PTS抽出器
54によって抽出されたPTS141が格納される。
【0081】主映像フォーマッタ部660aは、図7に
示す主映像フォーマッタ部560aの構成に加えて、デ
ータカウンタ661aと、アドレスポインタレジスタ6
62aと、選択回路663aと、選択回路664aとを
さらに含む。
【0082】これらの追加の回路661a〜664a
は、連続する2つのピクチャスタートコード検出信号に
対して所定の動作を行うように構成されている。以下、
連続する2つのピクチャスタートコード検出信号のうち
先のピクチャスタートコード検出信号を「検出信号S
1」といい、連続する2つのピクチャスタートコード検
出信号のうち後のピクチャスタートコード検出信号を
「検出信号S2」という。その所定の動作は、表1に示
すとおりである。
【0083】
【表1】
【0084】アドレスポインタレジスタ662aは、検
出信号S1がローレベルからハイレベルに変化したこと
に応答して、アドレス生成回路562aによって生成さ
れるアドレスを格納する。これは、アクセスユニット1
61a−1のアドレスポインタ171のアドレス(A
1)を退避するためである(図9参照)。
【0085】データカウンタ661aは、検出信号S1
がローレベルからハイレベルに変化したことに応答し
て、カウント値をリセットした後、カウント動作を開始
する。これは、ピクチャスタートコード検出信号を受け
取ってからその次のピクチャスタートコード検出信号を
受け取るまでに、フォーマッタ55Aを通過した主映像
データ150aのワード数をカウントするためである。
【0086】選択回路663aは、検出信号S2がロー
レベルからハイレベルに変化したことに応答して、デー
タカウンタ661aによってカウントされたカウント値
を選択的に出力する。これにより、アクセスユニット1
61a−1のアドレスポインタ171の位置に対するア
クセスユニット161a−2のアドレスポインタ171
の相対的な位置を示すオフセット値が選択回路663a
の出力として出力される(図9参照)。
【0087】選択回路664aは、検出信号S2がロー
レベルからハイレベルに変化したことに応答して、アド
レスポインタレジスタ662aに格納されたアドレスを
選択的に出力する。これにより、アドレス(A1)によ
って指示される位置に、アクセスユニット161a−2
のアドレスポインタ171の相対的なアドレス(A2)
が格納される(図9参照)。
【0088】副映像データフォーマッタ部660bおよ
び音声データフォーマッタ部660cの構成および動作
は、主映像フォーマッタ部660aの構成および動作と
同様である。
【0089】なお、副映像データ160bおよび音声デ
ータ160cの構造も、主映像データ160aの構造と
同様である。
【0090】実施の形態1と同様にして、ビットストリ
ーム100に含まれるパックヘッダ120およびPES
ヘッダ140は、いずれも、バッファメモリ20には格
納されない。その代わりに、ビットストリーム分解器1
1は、パックヘッダ120からSCR121を抽出し、
抽出されたSCR121をコントローラ30に送る。ま
た、ビットストリーム分解器11は、PESヘッダ14
0からPTS141を抽出し、そのPESヘッダ140
に続く1以上のデータ150の所定の位置にPTS14
1を挿入する。さらに、ビットストリーム分解器11
は、1以上のデータ150の所定の位置にアドレスポイ
ンタ171を挿入する。
【0091】このように、デコードされた信号を出力す
るタイミングを規定するPTS141とアドレスポイン
タ171は、データ150の所定の位置に直接的に挿入
される。これにより、デコード装置2は、CPU360
の助けを借りることなく、デコードされた信号を出力す
るタイミングの同期合わせを実行することができる。C
PU360がパックヘッダ120とPESヘッダ140
とを解析し、その解析結果の対応関係を維持する必要が
ない。これにより、CPU360とデコード装置2との
間の制御が簡単となり、CPU360の負荷も小さくな
る。
【0092】また、ビットストリーム分解器11は、デ
コードされた信号を出力するタイミングの基準を規定す
るSCR121をパックヘッダ120から抽出し、デコ
ードされた信号を出力するタイミングを規定するPTS
141をPESヘッダ140から抽出する。これによ
り、それらのヘッダをバッファメモリ20に格納するこ
とを省く。これにより、バッファメモリ20に格納され
るデータ量を削減することができる。その結果、バッフ
ァメモリ20のサイズを小さくすることができる。
【0093】図8を再び参照して、読み出し制御部35
の動作を説明する。読み出し制御部35は、実施の形態
1で説明した動作に加えて、アドレスポインタ171を
利用して特殊再生動作や同期合わせ動作を実行する。
【0094】読み出し制御部35は、読み出し制御器3
5a〜35cを含んでいる。以下、読み出し制御器35
aの動作を例にとり説明する。読み出し制御器35bお
よび読み出し制御器35cの動作は、読み出し制御器3
5aの動作と同様である。
【0095】はじめに、読み出し制御器35aの再生動
作を説明する。
【0096】読み出し制御器35aは、入力部50を介
して入力される制御信号362に従って動作する。制御
信号362が「通常再生モード」を示す場合には、読み
出し制御器35aの動作は、実施の形態1で述べた動作
と同様である。すわわち、読み出し制御器35aは、主
映像データ格納部20aに格納された主映像データ16
0aをアクセスユニット161aを1単位として読み出
し、読み出されたアクセスユニット161aからPSC
162aとPTS141とを除いたデータを主映像デー
タデコーダ40aに供給する。また、読み出し制御器3
5aは、アクセスユニット161aからPTS141を
抽出し、抽出されたPTS141を比較器31aに供給
する。
【0097】制御信号362が「2倍速再生モード」を
示す場合には、読み出し制御器35aは、映像データ格
納部20aに格納された主映像データ160aのアクセ
スユニット161aを読み出すのに先だって、そのアク
セスユニット161aのアドレスポインタ171を読み
出す。上述したように、アドレスポインタ171には、
時刻的に後方に位置するアクセスユニット161aのア
ドレスポインタ171のアドレスA1が格納されてい
る。読み出し制御器35aは、読み出されたアドレスポ
インタ171に続くデータを読み出す代わりに、その読
み出されたアドレスポインタ171によって指示される
アドレスA2に位置するアドレスポインタ171に続く
データを読み出す。これは、2つのアクセスユニット1
61aにつき1つの割合でアクセスユニット161aの
読み出しをスキップすることを意味する。このようにし
て、読み出し制御器35aは、2倍速再生を達成する。
【0098】図11は、読み出し制御器35aによる2
倍速再生動作を説明するための図である。「通常再生モ
ード」では、読み出し制御器35aは、アクセスユニッ
ト911〜917を順次読み出す。「2倍速再生モー
ド」では、読み出し制御器35aは、アクセスユニット
911、913、915および917のみを順次読み出
す。このように、「2倍速再生モード」では、アクセス
ユニット912、914および916の読み出しがスキ
ップされる。
【0099】制御信号362が「フリーズ再生モード」
を示す場合には、読み出し制御器35aは、アドレスポ
インタ171に続くデータを繰り返し読み出す。これに
より、同一のアクセスユニットが連続して再生されるこ
とになる。
【0100】図12は、読み出し制御器35aの構成を
示す。読み出し制御器35aは、主映像データ格納部2
0aにおいてアクセスすべき位置を示すアドレスを主映
像データ格納部20aに出力し、そのアドレスに対応す
る主映像データ160aを主映像データ格納部20aか
ら受け取る。
【0101】読み出し制御器35aは、ピクチャスター
トコード検出器3500と、PTS抽出器3520と、
PTSレジスタ3530とを含む。
【0102】ピクチャスタートコード検出器3500
は、アクセスユニット161aに含まれるPSC162
aを検出して、ピクチャスタートコード検出信号を出力
する。
【0103】PTS抽出器3520は、アクセスユニッ
トに含まれるPTS141を抽出し、抽出されたPTS
141をPTSレジスタ3530に格納する。PTSレ
ジスタ3530の出力は、比較器31aに接続される。
また、PTS抽出器3520は、アクセスユニット16
1aからPSC162aとPTS141とを除いたデー
タを主映像データデコーダ40aに供給する。
【0104】読み出し制御器35aは、制御部3510
をさらに含む。制御部3510には、入力部50を介し
て入力される制御信号361および362と、比較器3
1aの出力と、ピクチャスタートコード検出信号とが入
力される。制御部3510は、これらの入力に従って、
イネーブル信号EN1〜EN4を生成する。
【0105】(1)「通常再生モード」における読み出
し制御器35aの動作 制御部3510は、イネーブル信号EN1およびEN2
をインアクティブに保つ。
【0106】読み出しレジスタ3580に格納されてい
る値は、ピクチャスタートコード検出信号に応答して0
に初期化される。
【0107】制御部3510は、アクセスユニット16
1aの1ワードを読み出す毎に、イネーブル信号EN3
をアクティブにする。その結果、加算器3570の出力
は、1つずつインクリメントされて、読み出しレジスタ
3580に格納される。
【0108】ベースレジスタ3560に格納されている
値は、ピクチャスタートコード検出信号に応答して出力
レジスタ3600に格納されている値に初期化される。
【0109】加算器3590は、ベースレジスタ356
0の出力と読み出しレジスタ3580の出力とを加算す
る。
【0110】制御部3510は、アクセスユニット16
1aの1ワードを読み出す毎に、イネーブル信号EN4
をアクティブにする。その結果、加算器3590の出力
は、出力レジスタ3600に格納される。出力レジスタ
3600の出力は、アドレスとして主映像データ格納部
20aに供給される。
【0111】(2)「2倍速再生モード」における読み
出し制御器35aの動作 制御部3510は、ピクチャスタートコード検出信号に
応答して、イネーブル信号EN1をアクティブにする。
その結果、アクセスユニット161a−1のアドレスポ
インタ171の値がアドレスレジスタ3540に格納さ
れる。
【0112】加算器3550は、ベースレジスタ356
0の出力とアドレスレジスタ3540の出力とを加算す
る。
【0113】制御部3510は、ピクチャスタートコー
ド検出信号に応答して、イネーブル信号EN2をアクテ
ィブにする。その結果、加算器3550の出力は、ベー
スレジスタ3560に格納される。このことは、ベース
レジスタ3560に格納される値が、「通常再生モー
ド」の場合に比較して、アドレスレジスタ3540に格
納されたアドレスポインタ171の値だけ増加している
ことを意味する。
【0114】「通常再生モード」の場合と同様にして、
ベースレジスタ3560の出力と読み出しレジスタ35
80の出力とが加算器3590によって加算され、出力
レジスタ3600に格納される。出力レジスタ3600
は、アクセスユニット161a−1のアドレスポインタ
171のアドレスを出力する代わりに、アクセスユニッ
ト161a−2のアドレスポインタ171のアドレスを
出力する。
【0115】(3)「フリーズ再生モード」における読
み出し制御器35aの動作 ベースレジスタ3560に格納されている値は、ピクチ
ャスタートコード検出信号に応答して出力レジスタ36
00に格納されている値に初期化されず、そのまま維持
される。その他の動作は、「通常再生モード」の場合と
同様である。これにより、同一のアクセスユニット16
1aのデータが主映像データデコーダ40aに供給され
ることになる。
【0116】次に、アドレスポインタ171を利用した
読み出し制御器35aの同期合わせ動作を説明する。
【0117】実施の形態2では、SCR−PTS比較部
31における比較器31aの出力が読み出し制御器35
aに入力される。上述したように、比較器31aの出力
は、SCR121をカウントアップした値とPTS14
1の値とを比較した結果を示す。
【0118】SCR121をカウントアップした値とP
TS141の値とを比較するタイミングは、例えば、次
のように決められる。このようなタイミングを規定する
信号は、比較器31a〜31cの内部で生成されてもよ
いし、比較器31a〜31cの外部から与えられてもよ
い。
【0119】映像の場合、NTSC方式のときフレーム
タイミング33ms、PAL方式のときフレームタイミ
ング25ms。
【0120】音声の場合、MPEG1のレーヤ1のとき
384サンプルごと、MPEG1レーヤ2のとき115
2サンプルごと。
【0121】SCR121をカウントアップした値がP
TS141の値より大きいということは、そのPTS1
41が挿入されたアクセスユニット161aに対応する
信号200aが出力されるべき時刻を過ぎていることを
意味する。比較器31aの出力が「SCR121をカウ
ントアップした値がPTS141の値より大きい」こと
を示す場合には、読み出し制御器35aは、「2倍速再
生モード」における動作と同一の動作を実行する。この
ような動作は、読み出し制御器35aがアクセスユニッ
ト161aの読み出しを所定の割合でスキップすること
によって達成される。これにより、出力制御器34aか
ら出力される信号200aの出力タイミングの遅れを回
復することが可能となる。
【0122】SCR121をカウントアップした値がP
TS141の値より小さいということは、そのPTS1
41が挿入されたアクセスユニット161aに対応する
信号200aが出力されるべき時刻が未だに到来してい
ないことを意味する。比較器31aの出力が「SCR1
21をカウントアップした値がPTS141の値より小
さい」ことを示す場合には、読み出し制御器35aは、
「フリーズ再生モード」における動作と同一の動作を実
行する。このような動作は、読み出し制御器35aが読
み出されたアドレスポインタ171に続くデータを繰り
返し読み出すことによって達成される。これにより、同
一のアクセスユニット161aを任意の回数だけ出力し
つつ、出力制御器34aから出力される信号200aの
出力タイミングのすすみを調整することができる。
【0123】このように、実施の形態2によれば、アド
レスポインタをアクセスユニットの所定の位置に挿入す
ることにより、特殊再生や同期合わせを容易に実現する
ことが可能となる。
【0124】なお、本発明のデコード装置をソフトフェ
ア的に実現することも可能である。当業者であれば、図
2に示されるデコード装置1および図8に示されるデコ
ード装置2の機能および動作が、ビットストリームを入
力するためのI/Oポートと外部記憶器コントローラと
タイマーとを内蔵するマイクロコンピュータを用いてソ
フトフェアによって実現可能であることを容易に理解す
ることができるであろう。
【0125】
【発明の効果】本発明によれば、デコードされた信号を
出力するタイミングを規定する第1タイミング情報は、
データの所定の位置に挿入される。これにより、デコー
ド装置は、CPUの助けを借りることなく、デコードさ
れた信号を出力するタイミングの同期合わせを実行する
ことができる。その結果、CPUの負荷は小さくなる。
【0126】また、デコード装置は、ヘッダから第1タ
イミング情報を抽出する。これにより、そのヘッダをバ
ッファメモリに格納することを省く。これにより、バッ
ファメモリに格納されるデータ量を削減することができ
る。その結果、バッファメモリのサイズを小さくするこ
とができる。
【0127】また、アドレスポインタをデータの所定の
位置に挿入することにより、特殊再生や同期合わせを容
易に実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVD再生装置300の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1のデコード装置1の構成
を示す図である。
【図3】デコード装置1に入力されるビットストリーム
100の模式的な構造を示す図である。
【図4】(a)は、パックヘッダ120の一般的なシン
タックスと、そのシンタックスに従ったビット配列の例
とを示す図、(b)は、PESヘッダ140の一般的な
シンタックスと、そのシンタックスに従ったビット配列
の例とを示す図である。
【図5】バッファメモリ20の主映像データ格納部20
aに格納された主映像データ160aの構造を示す図で
ある。
【図6】ビットストリーム分解器10の構成を示す図で
ある。
【図7】フォーマッタ55の構成を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態2のデコード装置2の構成
を示す図である。
【図9】バッファメモリ20の主映像データ格納部20
aに格納された主映像データ160aの構造を示す図で
ある。
【図10】フォーマッタ55Aの構成を示す図である。
【図11】読み出し制御器35aによる2倍速再生動作
を説明するための図である。
【図12】読み出し制御器35aの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
10、11 ビットストリーム分解器 20 バッファメモリ 30 コントローラ 31 SCR−PTS比較部 33、35 読み出し制御部 34 出力制御部 40 エリメンタリデコーダ部 50 入力部 51 スタートコード検出器 52 分解器 53 SCR抽出器 54 PTS抽出器 55 フォーマッタ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 7/24 - 7/68 G11B 20/10 - 20/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビットストリームをデコードすることに
    より、デコードされた信号を出力するデコード装置であ
    って、 該ビットストリームをヘッダとデータとに分解する分解
    器と、 該ヘッダから、該デコードされた信号を出力するタイミ
    ングを規定する第1タイミング情報を抽出する抽出器
    と、 該第1タイミング情報を該データの所定の位置に挿入す
    るフォーマッタと、 該データをデコードすることにより、該デコードされた
    信号を生成するデコーダと、 該デコードされた信号を出力するタイミングの基準を規
    定する第2タイミング情報と該データの所定の位置に挿
    入された該第1タイミング情報とに基づいて、該デコー
    ドされた信号を出力するタイミングを制御する出力制御
    器とを備え 該データは、複数のデータ部分を含んでおり、 該フォーマッタは、 該複数のデータ部分のうちの所定のデータ部分を特定す
    る検出信号に応答して、該複数のデータ部分のそれぞれ
    と該第1タイミング情報とのうちの一方を選択する選択
    回路を備えている、 デコード装置。
  2. 【請求項2】 ビットストリームをデコードすることに
    より、デコードされた信号を出力するデコード装置であ
    って、 該ビットストリームをヘッダとデータとに分解する分解
    器と、 該ヘッダから、該デコードされた信号を出力するタイミ
    ングを規定する第1タイミング情報を抽出する抽出器
    と、 該第1タイミング情報を該データの所定の位置に挿入す
    るフォーマッタと、 該データをデコードすることにより、該デコードされた
    信号を生成するデコーダと、 該デコードされた信号を出力するタイミングの基準を規
    定する第2タイミング情報と該データの所定の位置に挿
    入された該第1タイミング情報とに基づいて、該デコー
    ドされた信号を出力するタイミングを制御する出力制御
    器と を備え、 データは、複数のデータ部分を含んでおり、 フォーマッタは、 該複数のデータ部分のうちの1つと該複数のデータ部分
    のうちの他の1つとをアドレス的にリンクするアドレス
    ポインタをデータの所定の位置に挿入する、デコード
    装置。
  3. 【請求項3】 前記フォーマッタは、 前記複数のデータ部分のうちの所定のデータ部分を特定
    する検出信号に応答して、前記複数のデータ部分のそれ
    ぞれと前記第1タイミング情報とのうちの一方を選択す
    る第1選択回路と、 該検出信号を受け取ってから該検出信号に続く次の検出
    信号を受け取るまでに該フォーマッタを通過した前記デ
    ータの量をカウントするカウンタと、 該次の検出信号に応答して、該第1選択回路の出力と該
    カウンタの出力とのうちの一方を選択する第2選択回路
    とを備えている、請求項に記載のデコード装置。
  4. 【請求項4】 制御信号に応答して、前記アドレスポイ
    ンタを参照することにより、前記複数のデータ部分の少
    なくとも一部をスキップするように、前記データの読み
    出しを制御する読み出し制御部をさらに備えている、請
    求項に記載のデコード装置。
  5. 【請求項5】 前記第1タイミング情報と前記第2タイ
    ミング情報との比較結果に応じて、前記アドレスポイン
    タを参照することにより、前記複数のデータ部分の少な
    くとも一部をスキップするように、前記データの読み出
    しを制御する読み出し制御部をさらに備えている、請求
    に記載のデコード装置。
  6. 【請求項6】 ビットストリームをデコードすることに
    より、デコードされた信号を出力するデコード装置であ
    って、 該ビットストリームをヘッダとデータとに分解する分解
    器と、 該ヘッダから、該デコードされた信号を出力するタイミ
    ングを規定する第1タイミング情報を抽出する抽出器
    と、 該第1タイミング情報を該データの所定の位置に挿入す
    るフォーマッタと、 該データをデコードすることにより、該デコードされた
    信号を生成するデコーダと、 該デコードされた信号を出力するタイミングの基準を規
    定する第2タイミング情報と該データの所定の位置に挿
    入された該第1タイミング情報とに基づいて、該デコー
    ドされた信号を出力するタイミングを制御する出力制御
    器と を備え、 該データは、複数のデータ部分を含んでおり、 制御信号に応答して、複数のデータ部分の少なくとも
    一部を繰り返し読み出すように、データの読み出しを
    制御する読み出し制御部をさらに備えている、デコード
    装置。
  7. 【請求項7】 ビットストリームをデコードすることに
    より、デコードされた信号を出力するデコード装置であ
    って、 該ビットストリームをヘッダとデータとに分解する分解
    器と、 該ヘッダから、該デコードされた信号を出力するタイミ
    ングを規定する第1タイミング情報を抽出する抽出器
    と、 該第1タイミング情報を該データの所定の位置に挿入す
    るフォーマッタと、 該データをデコードすることにより、該デコードされた
    信号を生成するデコーダと、 該デコードされた信号を出力するタイミングの基準を規
    定する第2タイミング情報と該データの所定の位置に挿
    入された該第1タイミング情報とに基づいて、該デコー
    ドされた信号を出力するタイミングを制御する出力制御
    器と を備え、 該データは、複数のデータ部分を含んでおり、 第1タイミング情報と第2タイミング情報との比較
    結果に応じて、複数のデータ部分の少なくとも一部を
    繰り返し読み出すように、データの読み出しを制御す
    る読み出し制御部をさらに備えている、デコード装置。
  8. 【請求項8】 ビットストリームをデコードすることに
    より、デコードされた信号を出力するデコード方法であ
    って、 該ビットストリームをヘッダとデータとに分解するステ
    ップと、 該ヘッダから、該デコードされた信号を出力するタイミ
    ングを規定する第1タイミング情報を抽出するステップ
    と、 該第1タイミング情報を該データの所定の位置に挿入す
    るステップと、 該データをデコードすることにより、該デコードされた
    信号を生成するステップと、 該デコードされた信号を出力するタイミングの基準を規
    定する第2タイミング情報と該データの所定の位置に挿
    入された該第1タイミング情報とに基づいて、該デコー
    ドされた信号を出力するタイミングを制御するステップ
    とを包含し、 該データは、複数のデータ部分を含んでおり、 該複数のデータ部分のうちの1つと該複数のデータ部分
    のうちの他の1つとをアドレス的にリンクするアドレス
    ポインタを該データの所定の位置に挿入するステップを
    さらに包含する、 デコード方法。
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