JP3087987U - 幼児用腹巻付き長袖服 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 幼児用腹巻付き長袖服の提供。 【解決手段】 本考案の幼児用腹巻付き長袖服は、保温
用の腹巻付き長袖服であり、幼児が布団をはねのけて風
邪を引くのを防止する。本考案は、前身頃セット、袖セ
ット、後ろ身頃セット、及び腹巻で組成される。以上の
部品が組み合わされて、幼児が着用するとき、保温効果
を有するほか、不適感を発生しない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の幼児用腹巻付き長袖服に係り、特に、幼児が睡眠時に着用して 快適で、保温機能を有する腹巻付き長袖服であり、幼児が布団を撥ねのけたり寝 返りを打って寒さから風邪をひくのを防止し、着用時に不適感を発生しない、幼 児用腹巻付き長袖服に関する。

【０００２】

【従来の技術】

幼児は温度に対する適応力は不足し、且つ自主的に天気の寒さを了解すること ができないため、幼児用寝巻は、重要な役割を果たす。周知の幼児用寝巻は、即 ち、 １．周知のノースリーブの寝巻には、腕の部分に保温の効果がなく、その両腕 部分が開放式とされ、腕に対する保温効果がなく且つ袖口から腹部間に開口が発 生し、冷たい空気が進入し、寝巻の効果が下がった。 ２．周知の平板長条状の布は、人体工学に符合せず、このため幼児の腹部や臀 部の突出する身体形状に対して、フィットして被覆する効果は極めて低かった。 ３．腹巻を幼児に巻く時、周知のものは設計が不良でこのため幼児が活動する 時、腹巻が滑って移動し腹巻の効果がなくなった。 以上から周知の幼児用寝巻の構造は実際の要求に符合しなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このため、本考案は、人体工学により設計された幼児用の寝巻と腹巻を提供し 、周知の幼児用寝巻の発生する数々の問題を解決することを、課題としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、前身頃セット、袖セット、後ろ身頃セット、及び腹巻で組 成され、 そのうち、前身頃セットは、左前身頃と右前身頃を具え、左前身頃と右前身頃 の一側縁が後ろ身頃セットの両側縁に縫い付けられ、 袖セットは、左袖と右袖を有し、袖体の一つの斜辺縁が後ろ身頃セットの袖縁 に縫い付けられ、袖体のもう一つの斜辺が前身頃セットの袖縁に接合され、さら に各袖体の対応する二つの長辺が縫い合わされ、 後ろ身頃セットは、若干の片体を縫い合わせて完成し、その中間に粘着布が縫 い付けられ、後ろ身頃セットの左右辺縁が前身頃セットの左前身頃と右前身頃の 側縁に縫い付けられ、袖縁に袖セットが縫い付けられた、幼児用腹巻付き長袖服 において、 後ろ身頃セットに、粘着布が縫い付けられ、後ろ身頃セットの左右両辺縁が一 つの布条の上下縁を以て後ろ身頃セットの側縁に縫い付けられて止め部が形成さ れ、 腹巻が締めつけ幅布を具え、該締めつけ幅布は、左締めつけ幅布と右締めつけ 幅布で組成され、この左右の締めつけ幅布と間接の縫い付け部のそれぞれに、間 接部の粘着布と対照な反転可能粘着布が設けられ、間接部の粘着布を保護し、 該腹巻が間接部を具え、該間接部の左右側縁それぞれに粘着布と反転可能粘着 布が設けられ、間接部の粘着布を保護し、間接部の粘着布が後ろ身頃セットの粘 着布と分離可能に粘着されることを特徴とする、幼児用腹巻付き長袖服としてい る。 請求項２の考案は、請求項１に記載の幼児用腹巻付き長袖服において、腹巻が 、若干の綿布部に締めつけ布と粘着布が組み合わされて組成され、該綿布部は、 左外部、左中部、右外部、右中部、間接部及び締めつけ幅布で組成され、そのう ち、左外部は太長体とされ、その一端に円弧縁が設けられ、左中部の対応する円 弧縁に縫い付けられ、縫い付け部は円弧カバー体とされ、もう一端の端縁の適当 な部分に止め布が設けられ、左中部は一つの片体とされ、その一端に円弧縁が設 けられて、左外部の対応する円弧縁に縫い付けられ、縫い付け部は円弧カバー体 とされ、且つ左中部のもう一端は平坦縁とされ、並びに締めつけ幅布の一端に縫 い付けられ、右外部は左外部と同じ形態とされ、その一端の円弧縁が、右中部の 対応する円弧縁に縫い付けられ、縫い付け部が円弧カバー体とされ、且つ右外部 にフエルト粘着布が設けられ、右中部は左中部と同じ形態とされ、その一端が円 弧縁とされ、右外部の対応する円弧縁に縫い付けられ、縫い付け部が円弧カバー 体とされ並びに一層のフエルト粘着布が設けられ、別に、右中部のもう一端は平 坦縁とされ、並びに締めつけ幅布の一端に縫い付けられ、間接部は締めつけ幅布 と同幅の片体とされ、後ろ身頃セットの粘着布との粘着に供され且つ間接部の左 側縁が左締めつけ幅布の右側縁に縫い付けられ、間接部の右側縁が右締めつけ幅 布の左側縁に縫い付けられ、締めつけ幅布は、左締めつけ幅布と右締めつけ幅布 で組成され、適度な伸縮弾性を有し、左締めつけ幅布の左右両端はそれぞれ左中 部及び間接部の一端縁に縫い付けられ、右締めつけ幅布の左右両端はそれぞれ右 中部及び間接部の一端縁に縫い付けられていることを特徴とする、幼児用腹巻付 き長袖服としている。 請求項３の考案は、請求項１に記載の幼児用腹巻付き長袖服において、前身頃 セットの左前身頃と右前身頃の隣接縁にスライドファスナが設けられたことを特 徴とする、幼児用腹巻付き長袖服としている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１、２、３に示されるように、本考案は、前身頃セット１、袖セット２、後 ろ身頃セット３、及び腹巻４で組成される。

【０００６】 そのうち、前身頃セット１は、左前身頃１１と右前身頃１２を具え、左前身頃 １１と右前身頃１２の隣接縁にスライドファスナ５が設けられ、別に左前身頃１ １と右前身頃１２の一側縁１１１、１２１が後ろ身頃セット３の両側縁３１、３ ２に縫い付けられている。

【０００７】 袖セット２は、左袖２１と右袖２２を有し、袖体の斜辺２１１、２２１縁が後 ろ身頃セット３の袖縁３１１、３２１に縫い付けられ、袖体のもう一つの斜辺２ １２、２２２が前身頃セット１の袖縁１１２、１２２と接合され、さらに袖体の 二つの長辺２１３、２１４、２２３、２２４が縫い合わされる。

【０００８】 後ろ身頃セット３は、若干の片体を縫い合わせて完成し、その中間に粘着布３ ３が縫い付けられ、後ろ身頃セット３の左右両側縁３１、３２が、一つの布条の 上下縁３４１を以て後ろ身頃セット３の左辺縁３１、右辺縁３２に縫い付けられ 、即ち前身頃セット１の左前身頃１１と右前身頃１２の側縁１１１、１２１が縫 い合わされて連接され、袖縁３１１、３２１に袖セット２が縫い付けられる。

【０００９】 腹巻４は、若干の綿布部に締めつけ布と粘着布が組み合わされて組成され、該 綿布部は、左外部４１、左中部４２、右外部４５、右中部４４、間接部４８及び 締めつけ幅布４３、４７で組成される。そのうち、左外部４１は太長体とされ、 その一端に円弧縁４１１が設けられ、左中部４２の対応する円弧縁４２２に縫い 付けられ、縫い付け部Ｂは円弧カバー体とされ、もう一端の端縁４１２の適当な 部分に止め布４６が設けられている。左中部４２は一つの片体とされ、その一端 に円弧縁４２２が設けられて、左外部４１の対応する円弧縁４１１に縫い付けら れ、縫い付け部Ｂは円弧カバー体とされ、且つ左中部４２のもう一端は平らに切 りそろえられた平坦縁とされ、並びに締めつけ幅布４３の一端４３１に縫い付け られて連接され、右外部４５は左外部４１と同じ形態とされ、その一端の円弧縁 ４５１が、右中部４４の対応する円弧縁４４２に縫い付けられ、縫い付け部Ｂが 円弧カバー体とされ、且つ右外部４５にフエルト粘着布４５２が設けられている 。右中部４４は左中部４２と同じ形態とされ、その一端が円弧縁４４２とされ、 右外部４５の対応する円弧縁４５１に縫い付けられ、縫い付け部Ｂが円弧カバー 体とされ並びに一層のフエルト粘着布４４１が設けられている。別に、右中部４ ４のもう一端４４３は平坦縁とされ、並びに締めつけ幅布４７の一端４７１に縫 い付けられている。間接部４８は締めつけ幅布４３、４７と同幅の片体とされ、 該間接部４８の左側縁４８１、右側縁４８２それぞれに一片の粘着布４８３と、 反転可能粘着布４８４が設けられて、間接部４８の粘着布４８３を保護し、粘着 布４８３は後ろ身頃セット３の粘着布３３と粘着可能で且つ間接部４８の左側縁 ４８１が左締めつけ幅布４３の右側縁４３２に縫い付けられ、間接部４８の右側 縁４８２が右締めつけ幅布４７の左側縁４７２に縫い付けられている。締めつけ 幅布は、左締めつけ幅布４３と右締めつけ幅布４７で組成され、適度な伸縮弾性 を有し、左締めつけ幅布４３の左右両端４３１、４３２はそれぞれ左中部４２及 び間接部４８の一端縁４２１、４８１に縫い付けられ、右締めつけ幅布４７の左 右両端４７２、４７１はそれぞれ右中部４４及び間接部４８の一端縁４４３、４ ８２に縫い付けられている。

【００１０】 以上の部品の組合せにより、腹巻４で幼児の腹部を包囲して締めつけ、腹巻４ の粘着布４６を別端のフエルト粘着布４４１、４５２に粘着させて腹巻４を固定 する。粘着布の粘着（即ちフエルト粘着布４４１、４５２）の幅は広く、異なる 時期の子供に使用でき、且つ腹巻の中央は締めつけ幅布４３、４７とされ、着用 時に締めつけ幅布４３、４７の伸縮作用により、腹巻４を着用とき体形に合わせ て緊密に腹部を包囲でき、且つ腹巻４の中段をミシン縫いする時に発生する対照 円弧設計（即ち全体から見る時、その腹巻の両側は比較的太く、中間が比較的細 い）により、臀部の腰骨上方を緊密に包囲して臀部を包囲せず便利であり、特に 下腹部が一般に幼児は突出しており、腹部の前段が円弧状を呈し（このためミシ ン縫い時に円弧カバー体を形成する）、下腹部の起伏に沿って包囲被覆し、不適 感や圧迫感を与えず、幼児が活動時は、腹巻の綿本体及び締めつけ幅布の作用に より身体の活動に応じて調整でき、滑動や脱落を発生せず安全を確保できる。

【００１１】 腹巻付き長袖服は一般にガウンの着用方式で幼児に装着し、もし天候が比較的 寒い時は、適時に腹巻４を後ろ身頃セット３の止め部３４を通し、並びに腹巻４ 後方の粘着布４８３と後ろ身頃セット３の粘着布３３を止め合わせることにより 、腹巻４の高さを限位調整して各年齢の幼児に適合させられる（図３）。腹巻４ を後ろ身頃セット３に装着し腰回りを締めつける時、別に寝巻の前縁のスライド ファスナ５を止め合わせて着用が完成する（図４）。

【００１２】 また、天気が暑すぎるときは、腹巻４を幼児の腹部に巻けば、全体の長袖服全 体を装着する必要がなく、或いはただ長袖服のみを着用して腹巻４を着用しない ことができ、適当に調整着用ができる。

【００１３】

【考案の効果】 総合すると、本考案の幼児用腹巻付き長袖服は、寝巻或いは腹巻を独立使用で きるほか、腹巻が人体工学に符合する設計とされ、周知の腹巻の各種の欠点を解 決し、並びに位置調整可能な腹巻により各年齢の幼児の着用に供され、幼児が大 きく、身長が高くなった後も着用でき、幼児の腹部を被覆して幼児の風邪を防止 することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の寝巻の分解斜視図である。

【図２】本考案の腹巻の分解斜視図である。

【図３】本考案の具体的実施例図である。

【図４】本考案の具体的実施例図である。

【符号の説明】

１ 前身頃セット １１１、１２１ 側縁 １１ 左前身頃 １１２、１２２ 袖縁 １２ 右前身頃 ２ 袖セット ２１１、２２１、２１２、２２２ 斜辺 ２１ 左袖 ２１３、２１４、２２３、２２４ 長辺 ２２ 右袖 ３ 後ろ身頃セット ３１、３２ 側縁 ３３ 粘着布 ３１１、３２１ 袖縁 ３４ 止め部 ４ 腹巻 ４１１、４２２ 円弧縁 ４１ 左外部 ４１２ 端縁 ４２ 右中部 ４２１、４４３ 別端 ４３ 左締めつけ幅布 ４３１ 左側縁 ４４ 右中部 ４３２ 右側縁 ４５ 右外部 ４４１、４５２ フエル
ト粘着布 ４６ 粘着布 ４４２、４５１ 円弧縁 ４７ 右締めつけ幅布 ４７２ 左側縁 ４７１ 右側縁 ４８ 間接部 ４８１ 左側縁 ４８２ 右側縁 ４８３ 粘着布 ４８４ 反転可能粘着布

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前身頃セット、袖セット、後ろ身頃セッ
   ト、及び腹巻で組成され、 そのうち、前身頃セットは、左前身頃と右前身頃を具
   え、左前身頃と右前身頃の一側縁が後ろ身頃セットの両
   側縁に縫い付けられ、 袖セットは、左袖と右袖を有し、袖体の一つの斜辺縁が
   後ろ身頃セットの袖縁に縫い付けられ、袖体のもう一つ
   の斜辺が前身頃セットの袖縁に接合され、さらに各袖体
   の対応する二つの長辺が縫い合わされ、 後ろ身頃セットは、若干の片体を縫い合わせて完成し、
   その中間に粘着布が縫い付けられ、後ろ身頃セットの左
   右辺縁が前身頃セットの左前身頃と右前身頃の側縁に縫
   い付けられ、袖縁に袖セットが縫い付けられた、幼児用
   腹巻付き長袖服において、 後ろ身頃セットに、粘着布が縫い付けられ、後ろ身頃セ
   ットの左右両辺縁が一つの布条の上下縁を以て後ろ身頃
   セットの側縁に縫い付けられて止め部が形成され、 腹巻が締めつけ幅布を具え、該締めつけ幅布は、左締め
   つけ幅布と右締めつけ幅布で組成され、この左右の締め
   つけ幅布と間接の縫い付け部のそれぞれに、間接部の粘
   着布と対照な反転可能粘着布が設けられ、間接部の粘着
   布を保護し、 該腹巻が間接部を具え、該間接部の左右側縁それぞれに
   粘着布と反転可能粘着布が設けられ、間接部の粘着布を
   保護し、間接部の粘着布が後ろ身頃セットの粘着布と分
   離可能に粘着されることを特徴とする、幼児用腹巻付き
   長袖服。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の幼児用腹巻付き長袖服
   において、腹巻が、若干の綿布部に締めつけ布と粘着布
   が組み合わされて組成され、該綿布部は、左外部、左中
   部、右外部、右中部、間接部及び締めつけ幅布で組成さ
   れ、そのうち、左外部は太長体とされ、その一端に円弧
   縁が設けられ、左中部の対応する円弧縁に縫い付けら
   れ、縫い付け部は円弧カバー体とされ、もう一端の端縁
   の適当な部分に止め布が設けられ、左中部は一つの片体
   とされ、その一端に円弧縁が設けられて、左外部の対応
   する円弧縁に縫い付けられ、縫い付け部は円弧カバー体
   とされ、且つ左中部のもう一端は平坦縁とされ、並びに
   締めつけ幅布の一端に縫い付けられ、右外部は左外部と
   同じ形態とされ、その一端の円弧縁が、右中部の対応す
   る円弧縁に縫い付けられ、縫い付け部が円弧カバー体と
   され、且つ右外部にフエルト粘着布が設けられ、右中部
   は左中部と同じ形態とされ、その一端が円弧縁とされ、
   右外部の対応する円弧縁に縫い付けられ、縫い付け部が
   円弧カバー体とされ並びに一層のフエルト粘着布が設け
   られ、別に、右中部のもう一端は平坦縁とされ、並びに
   締めつけ幅布の一端に縫い付けられ、間接部は締めつけ
   幅布と同幅の片体とされ、後ろ身頃セットの粘着布との
   粘着に供され且つ間接部の左側縁が左締めつけ幅布の右
   側縁に縫い付けられ、間接部の右側縁が右締めつけ幅布
   の左側縁に縫い付けられ、締めつけ幅布は、左締めつけ
   幅布と右締めつけ幅布で組成され、適度な伸縮弾性を有
   し、左締めつけ幅布の左右両端はそれぞれ左中部及び間
   接部の一端縁に縫い付けられ、右締めつけ幅布の左右両
   端はそれぞれ右中部及び間接部の一端縁に縫い付けられ
   ていることを特徴とする、幼児用腹巻付き長袖服。
3. 【請求項３】 請求項１に記載の幼児用腹巻付き長袖服
   において、前身頃セットの左前身頃と右前身頃の隣接縁
   にスライドファスナが設けられたことを特徴とする、幼
   児用腹巻付き長袖服。