JP3087590U - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

Info

Publication number
JP3087590U
JP3087590U JP2002000339U JP2002000339U JP3087590U JP 3087590 U JP3087590 U JP 3087590U JP 2002000339 U JP2002000339 U JP 2002000339U JP 2002000339 U JP2002000339 U JP 2002000339U JP 3087590 U JP3087590 U JP 3087590U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
detection switch
level
claw
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002000339U
Other languages
English (en)
Inventor
直人 玉置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2002000339U priority Critical patent/JP3087590U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3087590U publication Critical patent/JP3087590U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセットの装着時に爪検出スイッチの動作不
良等により、爪無しカセットに誤記録がなされる問題を
防止し得る磁気記録再生装置を提供する。 【解決手段】 爪検出スイッチ10の出力信号であるH
レベルもしくはLレベルのデータを記憶するメモリ13
aと、文字やサインを表示する表示画面を備えた表示手
段4と、カセットの装着時点における前記爪検出スイッ
チ10の出力レベルを前記メモリ13aに記憶した後、
前記カセットの磁気テープへの磁気記録開始時に前記爪
検出スイッチ10の出力レベルと前記メモリ13aの記
憶データとを比較して、両者が不一致のときは、前記搬
送手段を動作させて前記カセットをエジェクトさせると
ともに、前記表示手段4を動作させてその表示画面に異
常の発生を文字やサインで表示させる制御手段13と、
を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、カセットに設けられた誤記録防止爪を検出する機能を有したビデオ カセットレコーダー(VCR)等の磁気記録再生装置に係り、特に、カセット装 着時の動作不良による記録ミスの発生を防止可能な磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオカセットレコーダーやビデオカセットレコーダーは、カセットの装着 時にその誤記録防止爪(誤消去防止爪とも称する)を検出して情報の記録が可能 か否かを判別するようになっている。 この一例として、爪無し凹部に貼っていたセロハンテープの劣化で記録ができな くなる問題を防止することを目的とした誤消去防止爪の読み込み装置が提案され ている(特開平4−360050号公報参照)。 この装置は、カセットテープの装着状態を検出するカセット装着検出部と、誤消 去防止爪の有無を検出する誤消去防止爪検出部と、これら検出部に接続され、カ セットテープの装着を検出した直後に一回だけ誤消去防止爪の有無を読み込むよ うになされた判断部と、を備えて構成されている。 そして、タイマー予約により記録を行う場合は、カセットテープの装着直後の判 断にて記録を開始するため、爪無し凹部にセロハンテープ等を貼って記録可能状 態にしておいたとき、このセロハンテープの劣化で記録ができなくなる問題を防 止できるというものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記誤消去防止爪の読み込み装置は、タイマー予約の記録時にカセッ トテープの装着直後の判断で記録を開始するため、誤消去防止爪の有無を検出す る爪検出スイッチからの出力信号がノイズの影響を受けて変化することがあると 、メモリに誤ったデータが記憶されて記録開始時刻が到来しても記録動作が開始 されないという不具合があった。 すなわち、爪検出スイッチは、カセット装着部に配設されており、通常、カセッ トテープの誤消去防止爪または爪無し凹部に向けて作動部を対向配置している。 この爪検出スイッチを有した磁気記録再生装置は、挿入部側から搬送されてきた カセットテープがカセット装着部に装着されるとき、カセットテープの下動に伴 ってその一側面に作動部が摺接する。 この後、カセットテープに誤消去防止爪が有るときは、これに作動部が当接する 状態となり、誤消去防止爪が折り取られているときは爪無し凹部内に作動部が入 り込む。
【0004】 そして、作動部が当接状態となったときは、カセットテープに誤消去防止爪が有 ることを示す検出信号が判別部(マイコン)側に送出される一方、爪無し凹部内 に入った状態では、誤消去防止爪が無いことを示す検出信号が送出される。 この検出信号は、低電圧であるためにノイズの影響を受け易く、僅かでも電圧が 変動すると、現状とは異なる信号が送出されてメモリに記憶されることがある。 このように誤った記憶がなされると、記録開始指令が発されているにも拘わらず 、爪の無いことを示すデータに起因して記録動作が開始されず、記録ミスが生じ るおそれがあった。 また、前記爪検出スイッチは、近時、コストダウンを図るために構造が簡略化さ れており、カセットの装着後に爪検出スイッチの接触不具合が生じたり、何らか の外因によって爪検出スイッチの出力レベルが変化する問題が生じ易くなってい る。 この出力信号は、LまたはHレベルであり、A/D変換器でディジタルに変換さ れてから制御部に送出されるようになっている。 よって、何れかのレベルに変化した後のデータに基づいて、タイマ予約による情 報記録が開始されると、誤って上書き記録がなされるという問題が発生していた 。
【0005】 本考案は、上記課題に鑑みて創案されたもので、カセットの装着時に爪検出スイ ッチの動作不良等により、爪無しカセットに誤記録がなされる問題を防止し得る 磁気記録再生装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案のうち請求項1に記載の考案は、搬送手段に よりカセットが装置本体の所定位置に装着されたとき、このカセットの誤記録防 止爪または爪無し凹部側に作動部を対向配置させた爪検出スイッチの出力信号が HレベルかLレベルの何れであるかにより、前記誤記録防止爪の有無を判別する 磁気記録再生装置において、前記HレベルもしくはLレベルのデータを記憶する メモリと、文字やサインを表示する表示画面を備えた表示手段と、前記カセット の装着時点における前記爪検出スイッチの出力レベルを前記メモリに記憶した後 、前記カセットの磁気テープへの磁気記録開始時に前記爪検出スイッチの出力レ ベルと前記メモリの記憶データとを比較して、両者が不一致のときは、前記搬送 手段を動作させて前記カセットをエジェクトさせるとともに、前記表示手段を動 作させてその表示画面に異常の発生を文字やサインで表示させる制御手段と、を 備えたことを特徴としている。
【0007】 また、請求項2に記載の考案は、搬送手段によりカセットが装置本体の所定位 置に装着されたとき、このカセットの誤記録防止爪または爪無し凹部側に作動部 を対向配置させた爪検出スイッチの出力信号がHレベルかLレベルの何れである かにより、前記誤記録防止爪の有無を判別する磁気記録再生装置において、前記 HレベルもしくはLレベルのデータを記憶するメモリと、前記カセットの装着時 点における前記爪検出スイッチの出力レベルを前記メモリに記憶した後、前記カ セットの磁気テープへの磁気記録開始時に前記爪検出スイッチの出力レベルと前 記メモリの記憶データとを比較して、両者が不一致のときは、この磁気記録モー ドをキャンセルさせる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】 また、請求項3に記載の考案は、文字やサインを表示する表示画面を備えた表 示手段を備え、前記爪検出スイッチの出力レベルと前記メモリの記憶データとが 不一致のとき、前記制御手段が、前記搬送手段を動作させて前記カセットをエジ ェクトさせるとともに、前記表示手段を動作させてその表示画面に異常の発生を 文字やサインで表示させることを特徴としている。 また、請求項4に記載の考案は、前記制御手段が、前記カセットのエジェクト 後、所定時間が経過してから、前記搬送手段を動作させて前記カセットを前記装 着位置に装着させることを特徴としている。 また、請求項5に記載の考案は、前記制御手段が、前記情報記録の開始指令を 受けて所定時間が経過した後に前記爪検出スイッチの出力信号を判別することを 特徴としている。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について、図示例を参照しながら説明する。 図1は、本考案の実施の形態に係る磁気記録再生装置の電気的構成を示すブロッ ク線図である。 この磁気記録再生装置は、テレビジョン受像機とビデオテープレコーダとを一体 化した普及型のテレビ一体型VTRに適用されたもので、リモコンにより遠隔操 作される構成となっている。 図1において、1はアンテナに接続されたチューナ部であり、放送電波の受信信 号が導入される。このチューナ部1には、Y/C/A分離回路2と制御部13と が接続されており、この制御部13からの選局信号に基づいて特定の放送局を選 局し、そのチャンネルの信号をY/C/A分離回路2に送出する。
【0010】 このY/C/A分離回路2は、入力信号を分離して映像信号をクロマICに、音 声信号をステレオICにそれぞれ出力するようになっている。 クロマICは、映像信号中の映像情報を取り出して制御部13を介し画像処理回 路3側に送出する。また、ステレオICは、音声信号を抽出して制御部13を介 し図示省略したスピーカ駆動回路に送出する。 画像処理回路3は、出力がCRT4に接続されており、制御部13の制御に従っ てCRT4に画像情報を出力する。 5はOSD回路(ON SCREEN DISPLAY)であり、画像処理回路3の出力側にある 合成部(図示省略)に接続されていて、制御部13の指令に基づき、予めメモリ 13aに記憶された表示用データ等を信号化して合成部に出力するようになって いる。
【0011】 6は録画再生処理部であり、出力がメカ制御回路7に接続され、制御部13とも 接続されている。 この録画再生処理部6は、制御部13の制御に従って映像・音声信号をビデオテ ープに記録させる。また、このビデオテープから再生された映像・音声信号をC RT4側に送出させるようになっている。 メカ制御回路7は、図示省略したサーボ回路およびテープ走行機構等に接続され ており、制御部13とも接続されている。 このメカ制御回路7は、制御部13からの制御信号に基づいて、サーボ回路やテ ープ走行機構等を含む記録系および再生系の動作を制御し、録画や再生処理を行 う構成になっている。 8はローディング機構であり、メカ制御回路7の制御信号が導かれていて、こ の制御信号に基づきビデオテープをローディングあるいはアンローディングさせ る。
【0012】 9は位置センサであり、他は図示省略しているが、ビデオカセット20の挿入 位置、搬送路、装着位置等の各所に設けられていて、検出信号を制御部に送出す る。 10は爪検出スイッチであり、ビデオカセット20の装着位置に取り付けられ ていて、爪有りビデオカセットの装着時に動作して信号を出力する。 12は受信部であり、リモコン送信機11からの赤外線信号を受けて伝送信号 を制御部13側に送出する。 このリモコン送信機11は、パワーキー、メニューキー、テンキーの他、PL AY、FF、REW、STOPおよびRECキー等を設けている。 なお、本例では、メニューキーの操作でCRT4の画面にメニュー項目が表示 され、予約設定を選択操作すると開始時刻の表示予約に入り、次いで、操作を行 うと日時の予約設定に入るようになっている。
【0013】 13はマイコンからなる制御部であり、タイマやメモリ13aを備えていて、 前記回路各部とその機能に応じて一方向または双方向性に接続されている。 なお、メモリ13aには、予告時間の到来を文字やサインで表示するための表示 データが予め記憶されている。 この表示データは、例えば、「カセット装着異常です」という文字データであり 、CRT4側に送出されると画面に大きな文字で表示されるようにしている。 また、メモリ13aのワークエリヤには、ビデオカセット20の装着時点のデー タが記憶される。
【0014】 この制御部13は、リモコン11からの指令信号に基づいてVTRの動作を制御 し、ビデオテープに映像・音声信号を記録させ、あるいは記録された信号を再生 する動作制御を行う。 また、ビデオカセット20の装着時点における爪検出スイッチ10の出力レベ ルをメモリ13aに記憶した後、ビデオカセット20のビデオテープへの磁気記 録開始時に爪検出スイッチ10の出力レベルとメモリ13aの記憶データとを比 較して、両者が一致するか否かにより、テープ走行機構やローディング機構を動 作させてビデオカセット20をエジェクトしたり、OSD回路5を動作させてC RT4の画面に異常の発生を文字で表示させる、といった制御を行う構成になっ ている。
【0015】 図2は、カセット装着部に設けた爪検出スイッチを示す電気回路図である。 この爪検出スイッチ10は、取付台14に固定部材15と可動部材16とを取り 付けて構成されている。 取付台14は、内部中空で絶縁性を有した硬質合成樹脂材等からなり、カセット 装着部において、ビデオカセット20の近傍に配設されている。この取付台14 は、上面に2つの貫通孔を形成し、下面にも貫通孔を設けている。なお、この取 付台14内には、1対の保持用端子15b,16bを収納してあり、各保持用端 子15b,16bにリード線を接続して下面の貫通孔から引き出している。 固定部材および可動部材15,16は、細幅で可撓性を有する金属板により形成 されている。 また、この固定部材および可動部材15,16は、各一端部寄りの一側面に接点 15a,16aを固着しており、可動部材16側の他側面に略三角形状の作動部 16cを取り付けている。
【0016】 これら固定部材および可動部材15,16は、接点15a,16a相互を対向さ せ、可動部材16の作動部16cがビデオカセット20側に向くように前記取付 台14に固着される。この際は、各他端部を上面側の貫通孔から挿入し、1対の 保持用端子15b,16bに対し強固に固着する。 これにより、定位置に装着されたビデオカセット20の一側面20aに沿うよう に、固定部材15と可動部材16とが並設される。この両部材15,16は、常 態では、一定の間隔をあけて対面し、接点15a,16a相互も非接触に保たれ ている。 そして、ビデオカセット20が下動して定位置に装着されるとき、その一側面2 0aが作動部16cに接すると、可動部材16が押圧されて湾曲し固定部材15 側に接近する。すると、可動部材16の接点16aが固定部材15の接点15a に接触してスイッチオンの状態になる。 この後、ビデオカセット20が、誤記録防止爪の無いものであると、爪無し凹部 20b内に作動部16cが入り込んでフリーになり、押圧付勢が解除されること で可動部材16が原形に復し、接点15a,16a相互の離間によってスイッチ オフの状態になる。
【0017】 ところで、前記保持用端子15b,16bのうち、可動部材16を保持した保持 用端子16b側のリード線はアースEに接続されている。 一方、固定部材15を保持した保持用端子15b側のリード線は、アナログ信号 をディジタル信号に変換するA/D変換器18に接続されている。 そして、この接続点は、抵抗Rを介して電源回路の出力端子17に接続されてお り、A/D変換器18および爪検出スイッチ10に定電圧が導かれるようになっ ている。 また、A/D変換器18の出力側は、制御部13の入力ポートに接続されており 、爪検出スイッチ10の動作状態に応じたディジタル信号を制御部13に送出す るようになっている。
【0018】 すなわち、A/D変換器18には、常時、一定電圧が供給されているので、爪検 出スイッチ10がオフ状態であると、A/D変換器18からはHレベルを示す信 号が制御部13の入力ポートに送出される。 そして、爪検出スイッチ10がスイッチオンの状態になると、供給電圧がアース E側に導かれることから、A/D変換器18への印加電圧が低下するためにLレ ベルを示す信号が制御部13の入力ポートに送出される。 よって、この制御部13は、Hレベルの信号を受けたとき、装着されたビデオカ セット20には誤記録防止爪が無いと判別し、Lレベルの信号を受けると誤記録 防止爪が有ることを判別可能となる。
【0019】 次に、上記VTRの動作について、図3のフローチャートを参照しつつ説明する 。 ユーザーが、例えば、TVの放送番組をタイマー予約により録画したい場合、リ モコン11を操作して所用の入力を行うと、録画予約のプログラムが設定される 。 この後、制御部13は、位置センサ9の出力をチェックしてビデオカセット20 が挿入されたか否かを判別する(ステップS11)。 ここで、ユーザーがカセット挿入口にビデオカセット20を挿入すると、搬送機 構が動作を開始し、カセットホルダーに保持されたビデオカセット20を搬送す る。 そして、ビデオカセット20が下動してカセット装着部に装着されると、その検 出信号が制御部13に入力する(ステップS12)。このときは、図2に示すビ デオカセット20の一側面20aが作動部16cに接するので、爪検出スイッチ 10の接点15a,16aが接してオン動作する。 すると、A/D変換器18から制御部13の入力ポートにLレベルを示す信号が 入力する。この制御部13は、電源オン時から入力ポートをチェックしており、 当初のHレベルがLレベルに変化した時点でビデオカセット20が装着されたこ とを判断する。
【0020】 そして、このビデオカセット20が爪有りか否かを判別するため、予め設定され た短時間の経過後に、入力ポートの状態をチェックして、その入力レベルのデー タをメモリ13aに記憶させる(ステップS13)。 この後、タイマ予約に基づく時刻になると、制御部13は録画予約プログラムの 実行に入る(ステップS14)。 ここでは、まず爪検出スイッチ10の出力レベルを示す入力ポートの状態をチェ ックし、そのレベルとメモリ13aの記憶データとを比較する(ステップS15 )。 そして、両者が一致するか否かを判別し(ステップS16)、一致すればビデオ カセット20の装着に異常は無いとして、録画再生処理部6等を制御することに より、ビデオテープへの録画を開始させる(ステップS17)。 この後、タイマ予約に基づき一定時間の経過後に録画処理が終ると、一連の記録 動作を終了する。
【0021】 一方、入力ポートのレベルとメモリ13aの記憶データとを比較したとき、両者 が一致しなかった場合、制御部13は装着異常と判断する。 この装着異常としては、ビデオカセット20と爪検出スイッチ10との接触不具 合が多く、ビデオカセット20の一側面20aに作動部16cが接するので、ビ デオカセット20の装着状態によっては爪検出スイッチ10の接点15a,16 aがオン動作したり、あるいはオフ動作することがある。 この制御部13は、装着異常のときにメカ制御回路7へエジェクト指令信号を出 力し、ビデオカセット20を挿入口側まで戻させる(ステップS18)。 そして、内蔵タイマにより時間のカウントを開始し、かつメモリ13aの記憶デ ータをクリアして初期化する(ステップS19)。 また、制御部13は、前記OSD回路5を動作させてCRT4の画面に「カセッ ト装着異常です」という文字を表示させる(ステップS20)。 このため、ユーザーがCRT4の画面を見ていると、直ぐに装着異常を知ること ができる。
【0022】 この表示後、制御部13は予め設定された所定時間が経過したか否かを判別し( ステップS21)、所定時間が経過した時点でメカ制御回路7にカセット再装着 の指令信号を出力する。 これに伴い、ビデオカセット20が再び搬送されて、カセット装着部に再装着さ れる(ステップS22)。そして、再び予約プログラムの実行を開始させる(ス テップS23)。 なお、カセット装着後に発生する問題としては、出力レベルの変化が主要なもの であるが、装着時の異常はビデオカセット20の僅かな位置ずれが多い。よって 、この不具合は再装着を行えば殆どが解消されるものである。 このようにして、装着異常が解消されると、制御部13は録画を開始させる(ス テップS24)。 この結果、一定時間の経過後にビデオテープへテレビ番組が録画されて、一連の 記録動作が終了する。 なお、上記実施の形態においては、磁気記録再生装置をTV一体型VTRに適用 する場合について説明したが、オーディオテープレコーダー等にも採用し得るこ とは勿論である。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のうち請求項1に記載の考案は、カセットの装着 時点における爪検出スイッチの出力レベルをメモリに記憶した後、カセットの磁 気テープへの磁気記録開始時に爪検出スイッチの出力レベルとメモリの記憶デー タとを比較して、両者が不一致のときは、搬送手段を動作させてカセットをエジ ェクトさせるため、カセットの装着後に爪検出スイッチの接触不具合が生じたり 、何らかの外因で爪検出スイッチの出力レベルが変化することがあっても、この 出力データで記録が開始されることはないから、従来のような磁気テープへの上 書き記録ミスが防止される。また、表示手段を動作させてその表示画面に異常の 発生を文字やサインで表示させるので、ユーザーにカセットの装着異常を容易に 気づかせることができる効果がある。
【0024】 また、請求項2に記載の考案は、カセットの装着時点における爪検出スイッチ の出力レベルをメモリに記憶した後、カセットの磁気テープへの情報記録開始時 に爪検出スイッチの出力レベルとメモリの記憶データとを比較して、両者が不一 致のときは、この磁気記録モードをキャンセルさせるので、カセットの装着後に 爪検出スイッチの接触不具合が生じたり、何らかの外因で爪検出スイッチの出力 レベルが変化することがあっても、この出力データで記録が開始されることはな いから、従来のような磁気テープへの上書き記録ミスが防止される効果がある。 また、請求項3に記載の考案は、爪検出スイッチの出力レベルとメモリの記憶 データとが不一致のとき、搬送手段を動作させてカセットをエジェクトさせると ともに、表示手段を動作させてその表示画面に異常の発生を文字やサインで表示 させることから、従来のような磁気テープへの上書き記録ミスが防止されるうえ 、ユーザーにカセットの装着異常を容易に気づかせることができる利点がある。
【0025】 また、請求項4に記載の考案は、制御手段がカセットのエジェクト後、所定時 間が経過してから、搬送手段を動作させてカセットを装着位置に装着させるので 、磁気テープへの上書き記録ミスの防止後に再び正しい動作を行わせることがで きる利点がある。 また、請求項5に記載の考案は、情報記録の開始指令を受けて所定時間が経過 した後に爪検出スイッチの出力信号を判別するため、何らかの原因で爪検出スイ ッチの出力レベルが変化することがあっても、この出力データで記録が開始され ることはないから、磁気テープへの上書き記録ミスが防止される利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本考案の実施の形態に係る磁気記録再生装置
の電気的構成を示すブロック線図である。
【図 2】カセット装着部に設けた爪検出スイッチを示
す電気回路図である。
【図 3】磁気記録再生装置の記録動作を説明するため
のフローチャートである。
【符号の説明】
4 表示手段 10 爪検出スイッチ 13 制御手段 13a メモリ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送手段によりカセットが装置本体の所
    定位置に装着されたとき、このカセットの誤記録防止爪
    または爪無し凹部側に作動部を対向配置させた爪検出ス
    イッチの出力信号がHレベルかLレベルの何れであるか
    により、前記誤記録防止爪の有無を判別する磁気記録再
    生装置において、 前記HレベルもしくはLレベルのデータを記憶するメモ
    リと、 文字やサインを表示する表示画面を備えた表示手段と、 前記カセットの装着時点における前記爪検出スイッチの
    出力レベルを前記メモリに記憶した後、前記カセットの
    磁気テープへの磁気記録開始時に前記爪検出スイッチの
    出力レベルと前記メモリの記憶データとを比較して、両
    者が不一致のときは、前記搬送手段を動作させて前記カ
    セットをエジェクトさせるとともに、前記表示手段を動
    作させてその表示画面に異常の発生を文字やサインで表
    示させる制御手段と、を備えた磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 搬送手段によりカセットが装置本体の所
    定位置に装着されたとき、このカセットの誤記録防止爪
    または爪無し凹部側に作動部を対向配置させた爪検出ス
    イッチの出力信号がHレベルかLレベルの何れであるか
    により、前記誤記録防止爪の有無を判別する磁気記録再
    生装置において、 前記HレベルもしくはLレベルのデータを記憶するメモ
    リと、 前記カセットの装着時点における前記爪検出スイッチの
    出力レベルを前記メモリに記憶した後、前記カセットの
    磁気テープへの磁気記録開始時に前記爪検出スイッチの
    出力レベルと前記メモリの記憶データとを比較して、両
    者が不一致のときは、この磁気記録モードをキャンセル
    させる制御手段と、を備えた磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 文字やサインを表示する表示画面を備え
    た表示手段を備え、前記爪検出スイッチの出力レベルと
    前記メモリの記憶データとが不一致のとき、前記制御手
    段が、前記搬送手段を動作させて前記カセットをエジェ
    クトさせるとともに、前記表示手段を動作させてその表
    示画面に異常の発生を文字やサインで表示させることを
    特徴とする請求項2に記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、前記カセットのエジェ
    クト後、所定時間が経過してから、前記搬送手段を動作
    させて前記カセットを前記装着位置に装着させることを
    特徴とする請求項2または3に記載の磁気記録再生装
    置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、前記情報記録の開始指
    令を受けて所定時間が経過した後に前記爪検出スイッチ
    の出力信号を判別することを特徴とする請求項2ないし
    4の何れかに記載の磁気記録再生装置。
JP2002000339U 2002-01-29 2002-01-29 磁気記録再生装置 Expired - Fee Related JP3087590U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002000339U JP3087590U (ja) 2002-01-29 2002-01-29 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002000339U JP3087590U (ja) 2002-01-29 2002-01-29 磁気記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3087590U true JP3087590U (ja) 2002-08-09

Family

ID=43238932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002000339U Expired - Fee Related JP3087590U (ja) 2002-01-29 2002-01-29 磁気記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3087590U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100281355B1 (ko) 자기기록재생장치
US4841367A (en) Video source selecting system
EP0227107A2 (en) Cassette type recording apparatus
US5550644A (en) Video cassette recorder capable of automatically setting a television receiver
JP3087590U (ja) 磁気記録再生装置
US4504875A (en) Information scanning circuit for use with a detachable portable _cassette tape recorder
KR0134242B1 (ko) 비데오 카세트 레코더의 kbps 데이타 수신 방법
JPH01177782A (ja) ビデオ・テープ・レコーダの早送り/巻戻し/ストップ検出回路
KR0150876B1 (ko) 텔레비디오에서의 예약녹화/재생제어장치
US5661847A (en) Video recorder comprising an index-signal generator
JP3205465B2 (ja) 磁気記録再生装置
KR19990025620A (ko) 텔레비디오에서의 매크로동작 수행방법
KR100199869B1 (ko) 비디오카세트레코더의 즉시녹화시 전원제어장치 및 방법
KR200182187Y1 (ko) 비디오카세트레코더의 카운터데이터 오동작방지장치
KR100271439B1 (ko) 조도적응형영상데이타일시녹화/재생제어장치및그방법
KR930008489Y1 (ko) 카운터 자동리세트 및 메모리제어회로
KR100608255B1 (ko) Vcr의 오기록 방지방법
KR100187020B1 (ko) 텔레비디오의 전원키조작에 의한 vcr전원제어방법
KR20000034750A (ko) 티브이씨알의 프로그램 재생 제어 방법
JP3089164U (ja) 磁気記録再生装置
KR19980039427A (ko) 비디오 카세트 레코더의 재생 횟수 표시 방법
KR19980085817A (ko) 녹화방지테이프에 대한 강제녹화기능을 갖춘 비디오테이프레코더
KR19990051237A (ko) 비디오 카세트 레코더의 제어 방법
KR19990041365A (ko) 폐쇄 회로 시스템의 기록 내용 확인시 비디오 테이프 주행 방법
KR20000034733A (ko) 티브이씨알의 프로그램 재생 제어장치

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees