JP3087498U - 光学変色膜 - Google Patents

光学変色膜

Info

Publication number
JP3087498U
JP3087498U JP2002000285U JP2002000285U JP3087498U JP 3087498 U JP3087498 U JP 3087498U JP 2002000285 U JP2002000285 U JP 2002000285U JP 2002000285 U JP2002000285 U JP 2002000285U JP 3087498 U JP3087498 U JP 3087498U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light guide
liquid crystal
layer
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002000285U
Other languages
English (en)
Inventor
志源 王
Original Assignee
勝華科技股▲分▼有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 勝華科技股▲分▼有限公司 filed Critical 勝華科技股▲分▼有限公司
Priority to JP2002000285U priority Critical patent/JP3087498U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3087498U publication Critical patent/JP3087498U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶ディスプレイで表示した背光の明るさお
よび平均度を向上させる光学変色膜を提供する。 【解決手段】 液晶ディスプレイ1に応用される光学変
色膜30は、薄膜状の透光の基材31を有し、底部には
変色層32が設けられている。変色層32は顔料を混入
した透光の薄膜であり、基材31の上には増亮層33が
設けられている。増亮層33は所定数の光学粒子で組成
されている。光学粒子は金属酸化物又は無機水酸化物又
は無機塩類又は有機高分子材料により製作されたもので
あり、光学粒子の外表面にはそれぞれ複数の凸部を有す
る。増亮層33における光学粒子で外部光線を散乱反射
し、光学粒子で内部光源を集光することにより液晶ディ
スプレイ1での全体の表示明るさを増加可能であり、且
つ増亮された明るさは一般の変色膜の明るさより高い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は光学変色膜に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7に示すように、従来の液晶ディスプレイに応用されている導光モジュール 90は、LED(発光ダイオード)又はCCFL(冷陰極射線管)を光源91と して、背光タイプの導光技術に応用され、スポット光源又は線光源で発生した光 線を、導光素子92の導光面921で転換して出光面922から液晶モジュール 93に出光し、且つ液晶モジュール93を透過させて光線を放射し、液晶ディス プレイで画面を表示可能である。液晶ディスプレイの背光の顔色は光源91によ り決定されるため、液晶ディスプレイで青色の背光を表示しようとする場合は、 青色の光源91を使用する。液晶ディスプレイでオレンジ色の背光を表示しよう とする場合は、オレンジ色の光源91を使用する。この技術を応用した電子製品 は複数の異なる顔色の背光を得るために、一般に異なる顔色の光源91を使用す ることが必要になる。しかしながら、一般の光源の顔色は有限であり、特定な且 つ光源の非原色な顔色を達成するために、光学的に顔色を転換することが必要に なる。
【0003】 なお、多彩化された液晶ディスプレイの背光について、より優れた明るさを得 るためには、白色の背光が望ましいが、白色の光源の価格はより高いので、青色 や緑色やオレンジ色や赤色などの光源を選択してコストを低減し、光学転換によ り白色に変えることが必要となる。
【0004】 一般に光学変換を行う変色膜94はただ所定の顔料が混入され、混光効果によ って背光の顔色を変換可能であるが、顔料自身は阻光性および吸光性を有するの で、光源91から放射した光線を遮り、逆に背光の明るさを降下させ、液晶ディ スプレイの明るさも降下させてしまう。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、液晶ディスプレイで表示した背光の明るさおよび平均度を向 上させる光学変色膜を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために本考案の請求項に記載の光学変色膜は、液晶ディ スプレイに応用され、液晶ディスプレイは液晶モジュールを有する。液晶モジュ ールの底部には導光モジュールが設けられている。導光モジュールは透光素材に より作製された板状の導光素子を有し、導光素子の頂部には出光面を有し、底部 には導光面を有する。導光素子の一側には少なくとも一つの光源を有し、また、 導光素子の出光面と液晶モジュールとの間には光学変色膜が設けられている。 光学変色膜はフィルム状の透光基材を有し、基材上には変色層および増亮層が 設けられている。変色層は特定顔色を有する有色材料からなり、増亮層は複数の 光学粒子により組成されている。光学粒子の表面には複数の凸部を有する。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1に示すように、本考案の第一実施例による光学変色膜は、主に静電気塗装 技術又は薄膜技術と光学導光技術とで製造されたものである。 光学変色膜30は液晶ディスプレイ1に応用される。液晶ディスプレイ1は液 晶モジュール10を有し、液晶モジュール10の底部には導光モジュール20が 設けられている。導光モジュール20は透光素材により製作されている板状の導 光素子21を有する。導光素子21の頂部には出光面215を有し、導光素子2 1の底部には傾斜している導光面211を有する。導光素子21は傾斜状態によ り厚端212と薄端213とを有するように形成されている。導光素子21は厚 端212の側端に入光面214を有し、導光素子21が前記入光面214の薄端 213と離れた一側に光源22が設けられている。光源22は導光素子21の反 対側に円弧形の反射鏡23が設けられ、導光素子21の出光面215上で且つ液 晶モジュール10との間に光学変色膜30が設けられている。光学変色膜30は 薄膜状の透光の基材31を有し、基材31の底部には変色層32が設けられてい る。変色層32は顔料を混入した透光の薄膜(CIE色度図で分析すると、赤色 の光源22で液晶ディスプレイで紫色を表示しようとするなら、青色の変色層3 2を使用することが必要)であり、また、基材31の上には増亮層33が設けら れている。増亮層33は複数の光学粒子331で組成されている。光学粒子33 1は金属酸化物(例えば二酸化珪素やガラス粒子や二酸化チタンなど)又は無機 水酸化物(例えば三酸化二アルミニウムなど)又は無機塩類(例えば塩化ナトリ ウムや塩化カリウムなど)又は有機高分子材料により製作されたものであり、光 学粒子331の外表面にはそれぞれ複数の凸部332を有する。
【0008】 図2および図3に示すように、本実施例による光学変色膜30は携帯電話のデ ィスプレイ又はPDA(Personal Digital Assistan t)のディスプレイなどの電子製品(図示省略)の導光素子21に応用可能であ る。使用の過程中に、光源22(この具体例では青色のLEDを例に)から放射 された光線Xは、直射し又は反射板23で反射して導光素子21の入光面214 まで到達する。光線Xは屈折し又は直射して出光面215まで到達し、且つ光学 変色膜30(この具体例では赤色のものを例に)を透過し、光線が変色層32の 混色で変色光Y(紫色の変色光になり、図3を参照)になり、変色光Yは前記光 学変色膜30の基材31を透過して光学変色膜30の増亮層33まで到達するこ とが可能である。変色光Yは増亮層33における複数の光学粒子331によって 凸面レンズの集光効果と類似した集光を行って、図4に示すように液晶モジュー ル10の増亮光Wを形成する。増亮光Wは液晶モジュール10を透過して、液晶 ディスプレイ1が変色され且つ集光して増亮された背光を表示することが可能と なる。変色光Yが増亮層33を通過するときに、光学粒子331の下にある凸部 332も変色光Yを散乱して散乱光線とし、全反射光線を破壊して、背光の可視 明るさを増加し且つ光の平均度を向上可能である。
【0009】 また、液晶ディスプレイ1の外部光源(例えば太陽光や電灯の照明)で形成さ れた光線Zは、液晶モジュール10を透過し、且つ先に光学変色膜30の増亮層 33に到達する。光線Zは増亮層33における光学粒子331の表面の凸部33 2の散乱作用を経て、図4に示すように、液晶モジュール10への反射を可能に した散乱光Vを形成し、液晶モジュール10で表示される光の平均度を向上可能 である。
【0010】 本実施例の光学変色膜30も光源22の顔色と合わせて変色および明るさを増 加する効果を達成可能である。例えば青色の光線を放射する光源22にオレンジ 色の変色層32を合わせれば、白色の背光を表示することができ、且つ明るさを 向上することができる。
【0011】 前述したことをまとめると、本実施例の光学変色膜30は変色層32で光源2 2から発生した光線を変色させるとともに、光源22と変色層32との顔色の変 化によって、もっと多くの背光顔色が得られ、且つ増亮層33の光学粒子331 によって、光線を散乱し反射し集光させて、液晶ディスプレイ1での表示される 明るさおよび平均度を増加可能である。液晶ディスプレイ1が背光変色機能を有 するとともに、背光の明るさをも増加し、これによって液晶ディスプレイ1の可 視明るさを増加可能である。
【0012】 もちろん、前述した機能を達成できる構造の変化は、本実施例の他にまた沢山 ある。図5に示すように本考案の第二実施例による光学変色膜40は、増亮層4 1が基材42と変色層43の間に位置して、変色層43は光線を混光して所定の 顔色に転換可能である。且つ基材42における増亮層41は液晶モジュール44 の背光の明るさを向上可能であり、全体の明るさを大幅に増加可能である。
【0013】 図6に示すように、本考案の第三実施例による光学変色膜40は、変色層51 が基材52と増亮層53の間に位置して、変色層51は光線を混光して所定の顔 色に転換可能である。且つ増亮層53は液晶モジュール44の背光の明るさを向 上可能であり、全体の明るさを大幅に増加可能である。
【0014】 この考案は優れた光学色の転換機能を有し、且つ光源で発生した光線の顔色と 合わせて、液晶ディスプレイの必要な顔色に転換可能である。なお、一般の変色 層は背光の明るさを低減するが、この考案は増亮層で光学の増亮効果を有するの で、背光装置に搭載し、携帯電話やPDAやその他の電子製品に応用されれば、 確実に商売価値を有する製品に発展可能である。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば次のような効果がある。 (1)基材に増亮層が設けられ、増亮層のなかに複数の光学粒子を有するので、 液晶ディスプレイでの全体の表示明るさを増加可能であり、且つ増亮された明る さは一般の変色膜の明るさより高い。 (2)光学変色膜にある変色層は所定の顔料又は蛍光染料を混入され又は結合さ れるので、変色層は光線を混光して所定の顔色の光線に転換することができ、且 つ表示顔色の変化性を向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例による光学変色膜を示す斜
視図である。
【図2】本考案の第一実施例による光学変色膜の構造を
示す断面図である。
【図3】本考案の第一実施例による光学変色膜により光
源の光線と外部光源とが液晶ディスプレイの内部で進行
するときに混光される状態を示す模式図である。
【図4】本考案の第一実施例による光学変色膜により光
源の光線と外部光源とが液晶ディスプレイの内部で進行
するときに集光し散乱する状態を示す模式図である。
【図5】本考案の第二実施例による光学変色膜の構造を
示す断面図である。
【図6】本考案の第三実施例による光学変色膜の構造を
示す断面図である。
【図7】従来の液晶ディスプレイの導光モジュールが変
色膜と結合している状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 液晶ディスプレイ 10、44 液晶モジュール 20 導光モジュール 21 導光素子 22 光源 23 反射板 30、40、50 光学変色膜 31、42、52 基材 32、43、51 変色層 33、41、53 増亮層 211 導光面 212 厚端 213 薄端 214 入光面 215 出光面 331 光学粒子 332 凸部 V 散乱光 W 増亮光 X 光線 Y 変色光 Z 光線

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶ディスプレイに応用され、前記液晶
    ディスプレイは液晶モジュールを有し、前記液晶モジュ
    ールの底部には導光モジュールが設けられ、前記導光モ
    ジュールは透光素材により作製されている板状の導光素
    子を有し、前記導光素子の頂部には出光面を有し、前記
    導光素子の底部には導光面を有し、前記導光素子の一側
    には少なくとも一つの光源を有し、前記導光素子の前記
    出光面と前記液晶モジュールとの間に設けられている光
    学変色膜であって、 フィルム状の透光基材を備え、前記透光基材の上には変
    色層および増亮層が設けられ、前記変色層は特定顔色を
    有する有色材料からなり、前記増亮層は複数の光学粒子
    により組成され、前記光学粒子の表面には複数の凸部を
    有することを特徴とする光学変色膜。
  2. 【請求項2】 前記増亮層は、前記透光基材と前記変色
    層との間に配置されていることを特徴とする請求項1に
    記載の光学変色膜。
  3. 【請求項3】 前記変色層は、前記透光基材と前記増亮
    層との間に配置されていることを特徴とする請求項1に
    記載の光学変色膜。
  4. 【請求項4】 前記変色層は前記透光基材の底部に設け
    られ、前記増亮層は前記透光基材の頂部に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の光学変色膜。
  5. 【請求項5】 前記導光素子の導光面は傾斜面であり、
    前記導光素子は反射面の傾斜状態により厚端および薄端
    を有するように形成され、前記導光素子は前記厚端の側
    端部に入光面を有し、前記導光素子が前記入光面の前記
    薄端と離れた一側には前記光源が設けられ、前記光源の
    前記導光素子と反対側に円弧形の反射鏡が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の光学変色膜。
JP2002000285U 2002-01-25 2002-01-25 光学変色膜 Expired - Lifetime JP3087498U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002000285U JP3087498U (ja) 2002-01-25 2002-01-25 光学変色膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002000285U JP3087498U (ja) 2002-01-25 2002-01-25 光学変色膜

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3087498U true JP3087498U (ja) 2002-08-02

Family

ID=43238850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002000285U Expired - Lifetime JP3087498U (ja) 2002-01-25 2002-01-25 光学変色膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3087498U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0513300U (ja) * 1991-08-08 1993-02-23 東京シート株式会社 シート表皮の吊込み構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0513300U (ja) * 1991-08-08 1993-02-23 東京シート株式会社 シート表皮の吊込み構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6752507B2 (en) Backlight module structure
US8523389B2 (en) Illumination system with inclined light source
US20030137821A1 (en) Light guide plate, light source device equipped therewith and display device
JP4807609B2 (ja) 直下型バックライトモジュールと液晶表示装置
KR101789067B1 (ko) 백라이트 유닛 및 그를 이용한 액정표시장치
JP4816437B2 (ja) 光源装置およびそれを用いた液晶表示装置
KR20080063986A (ko) 파장변환용 확산시트 및 이를 이용한 백라이트 유닛
JP2004157472A (ja) 導光材および照明装置
US6871972B2 (en) Light module for LCD panel
JP2020520048A (ja) バックライトモジュール用の光変換フィルム、バックライトモジュール及び表示装置
KR100896852B1 (ko) 중공식 면 조명 장치
CN109725459A (zh) 照明装置以及图像显示装置
US6871973B2 (en) Light module for LCD panel
EP1478954B1 (en) Compact lighting system and display device
JPH0442675B2 (ja)
JP2010086661A (ja) 光学部材、面状光源、表示装置及び光学部材の製造方法
JP2000171796A (ja) 面状光源
JP3087498U (ja) 光学変色膜
CN106907620A (zh) 前置光源和包括该前置光源的显示装置
US6704071B2 (en) Light guide capable of optically changing color of light
CN110967869B (zh) 一种前置光源、使用方法以及显示装置
JP3087499U (ja) 光学変色導光素子
JP2004117452A (ja) 液晶表示パネルのバックライト装置
KR200281553Y1 (ko) 빛의 광학적 변색이 가능한 광전도체 셀
CN113433788B (zh) 正投透明全息投影屏幕

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080515

Year of fee payment: 6