JP3086801U - 深孔鉄製パーツ拾い器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 強力磁石の外径方向の磁力を遮断して、深
孔の奥まで金属機械部品を順調に拾い上げできる深孔鉄
製パーツ拾い器を提供する。 【解決手段】 使用者が手で把持できる一ロッド１０
を含み、ロッドの末端に一強力磁石１１を固設して、深
孔に挿し込んで鉄製パーツを探して拾い上げる深孔鉄製
パーツ拾い器において、強力磁石の外周側には一非鉄の
受け座１２で覆われて、磁力を強力磁石の軸方向に集中
させ、受け座の外径で軸方向には一鉄製軸鞘１３が摺動
可能に設けられ、軸鞘の軸方向の長さを受け座より長く
にして、受け座の末端を適当に軸鞘内部に隠れさせ、軸
鞘の後端の内径は軸方向に収縮して直径の小さい一吸引
勾配肩１３２に形成して、受け座内に設けた強力磁石は
軸方向に吸引できることによって軸鞘で強力磁石の円周
部にある磁力を遮断して深孔に挿し込んで深孔の内部空
間に鉄製パーツを順調に拾い上げ、強力磁石の軸方向の
強力磁力によって軸鞘を軸方向に往復移動させて、深孔
で鉄製パーツを便利に拾い上げる深孔鉄製パーツ拾い
器。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、深孔に鉄製パーツを便利に拾い上げる効果を達成できる深孔鉄製 パーツ拾い器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

みんな知られたように、一般の自動車のエンジン室には各種の極めて複雑で且 つ密集な機械パーツが分布しており、なお、自動車を修復する際に、部品を組み 付けようか又は緩めようとするときに、油断でこれらの小さな部品がエンジン室 の内部に落ち込んだことはよくあり、一方、エンジン室は高温なので身体を近づ けすぎると危険であり、もう一方、エンジン室の内部には極めて複雑な機械部品 が密集して空間は非常に狭いくなり、手で落ちた部品を拾うことが難しいので、 一種の長いロッドを有する拾い器を利用して、前記ロッドの末端にある磁石で落 ち込んだ部品を拾い上げる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 エンジン室の内部に大半の機械部品は鉄製であり、従来の拾い器の磁石はまだ 拾おうとする深孔の底部までに挿し込まない際に、金属部品を近づけると拾い器 の先端にある強力磁石が吸引されて順調に深孔の底部までに挿し込むことができ なく、なお、拾い器の末端にある磁石は目標物を吸着して回収しようとする場合 に、前記拾い器にある磁石はまた周囲にある金属部品に吸引されて、目標物が当 てられて再び落下し、特に前記部品がもっと深くて極めて狭い空間に落ち込むと 、更に面倒になる。

【０００４】 この考案は、金属物に対する強力磁石の外径側にある磁力を遮断して、深孔の 奥まで機械部品を順調に拾い上げることができる深孔鉄製パーツ拾い器を提供す ることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記欠点を解決するために成された本願請求項１の考案は、使用者が手で握る ことのできる一ロッドを含み、前記ロッドの末端に一強力磁石を固設して、これ で深孔に挿し込んで鉄製パーツを探して拾い上げる操作を行う深孔鉄製パーツ拾 い器において、前記強力磁石の外周側には一非鉄の受け座で覆われて、磁力を前 記強力磁石の軸方向に集中させ、そして、前記受け座の外径で軸方向には一鉄製 軸鞘が摺動可能に設けられ、前記軸鞘の軸方向の長さを前記受け座より長くにし て、前記受け座の末端を適当に前記軸鞘の内部に隠れさせ、前記軸鞘の後端の内 径は軸方向に収縮して直径のより小さい一吸引勾配肩に形成して、前記受け座内 に設けた強力磁石は軸方向に吸引できるようになり、これによって、前記軸鞘で 強力磁石の円周部にある磁力を遮断することにより、深孔に挿し込んで深孔の内 部空間に鉄製パーツを拾い上げる作業が順調に行うことができ、且つ強力磁石の 軸方向にある強力磁力によって前記軸鞘を軸方向に往復移動させて、深孔に鉄製 パーツを便利に拾い上げる効果を達成したことを特徴とする深孔鉄製パーツ拾い 器であることを要旨としている。

【０００６】 本願請求項２の考案では、前記受け座はアルミ素材を採用することが望ましい であることを特徴とする請求項１に記載の深孔鉄製パーツ拾い器であることを要 旨としている。

【０００７】 本願請求項３の考案では、前記受け座の軸方向にある後端は収縮して一円錐形 の突き当て端を形成して、前記軸鞘の後端が吸引勾配肩と突き当てて吸引勾配肩 の軸方向での移動を制限したことを特徴とする請求項１に記載の深孔鉄製パーツ 拾い器であることを要旨としている。

【０００８】

【考案の実施の形態】

図１と図２を参照して、この考案の深孔鉄製パーツ拾い器は、使用者が手で握 られ且つ長さが伸縮できる一ロッド１０を含み、前記ロッド１０の末端に円形の 一強力磁石１１を固設し、なお、前記強力磁石１１の外周側には、アルミ製であ り且つ前記強力磁石１１と接合して一体化した一環状受け座１２に覆われて、前 記強力磁石１１の磁力を軸の前方に集中させ、また、前記受け座１２の軸方向の 後端が収縮して一円錐状の突き当て端１２１に形成し、なお、前記環状受け座１ ２の外径側には、またロッド１０の軸方向に前後に摺動可能な一鉄製軸鞘１３を 嵌め設け、前記軸鞘１３の内孔１３１直径はちょうど前記受け座１２の外周壁と 配合することができ、また、前記軸鞘１３の軸方向の長さが前記受け座１２より 長いので、前記受け座１２の末端はちょうど前記軸鞘１３の内部空間に隠すこと ができ、そして、前記軸鞘１３の後端の内径は軸方向に収縮して直径のより小さ な吸引勾配肩１３２に形成して、前記受け座１２内に設けられた強力磁石１１が 吸引勾配肩１３２を軸方向に吸引することができる。

【０００９】 前述した構造により、また図３から図５までを参照して、使用の際に、この考 案のアルミ製受け座１２は内部にある強力磁石１１の磁力が受け座１２を透過す ることができ、受け座１２の外周壁１２２に位置する軸鞘１３は平常時に強力磁 石１１に吸着されるので、軸鞘１３の内孔１３１の後方にある吸引勾配肩１３２ は受け座１２の突き当て端１２１に当てられて定位し、且つ軸鞘１３の長さが受 け座１２の長さより長いので、受け座１２は適当の深さで内孔１３１内に隠すこ とができる。

【００１０】 この考案の拾い器はエンジン室に挿し込んで目標物を探そうとする場合に、ロ ッド１０の先端の軸鞘１３がエンジン室内に分布された鉄製機械部品で構成され た隙間や孔を通過し、この際、強力磁石１１の磁力は軸鞘１３に遮断され且つ強 力磁石１１の先端も内孔１３１内に隠すので、前記強力磁石１１の磁力は軸方向 の前端に集中されるから、ロッド１０をエンジン室の底部まで挿し込んでいる際 に、軸鞘１３が周囲の鉄製機械部品を当たっても吸引されない。

【００１１】 強力磁石１１の軸方向の前方にある磁力が目標物を接触すると、すぐに目標物 を吸引し、もっと重要なのは目標物が強力磁石１１の底面に吸着されると同時に 、軸鞘１３も上へ上げられ、軸鞘１３の底面と強力磁石の底面を図５に示したよ うに同じ平面にし、且つ前記軸鞘１３は受け座１２の外周壁１２２を覆い強力磁 石１１の磁力を遮断するので、ロッド１０をエンジン室外に引き出している際に 、ロッド１０先端にある強力磁石１１はエンジン室内の鉄製機械部品に吸引され ることがない。

【００１２】

【考案の効果】

この考案は次のような効果がある。 （イ）この考案の拾い器は、他の鉄製機械部品に吸引されなくエンジン室の隙間 を進出して目標物を拾うことができ、且つ拾ってから目標物が当てられて落下す ることを回避することができる。

【００１３】 （ロ）前記強力磁石１１が軸鞘１３に覆われる際には、前記強力磁石１１の外周 側の磁力が遮断され、且つその外周は受け座１２の覆いにより磁力が前記強力磁 石１１の先端に集中されるので、先端の吸引力が強化されて吸着した目標物が当 てられても落下しない。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一好適な具体例の斜視分解図であ
る。

【図２】この考案の一好適な具体例の正面の局部断面図
である。

【図３】この考案の一好適な具体例の動作を示す概略図
の一である。

【図４】この考案の一好適な具体例の動作を示す概略図
の二である。

【図５】この考案の一好適な具体例の動作を示す概略図
の三である。

【符号の説明】

１０ ロッド １１ 強力磁石 １２ 環状受け座 １２１ 突き当て端 １３ 軸鞘 １３１ 内孔 １３２ 勾配肩 １２２ 外周壁

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】使用者が手で握ることのできる一ロッドを
   含み、前記ロッドの末端に一強力磁石を固設して、これ
   で深孔に挿し込んで鉄製パーツを探して拾い上げる操作
   を行う深孔鉄製パーツ拾い器において、前記強力磁石の
   外周側には一非鉄の受け座で覆われて、磁力を前記強力
   磁石の軸方向に集中させ、そして、前記受け座の外径で
   軸方向には一鉄製軸鞘が摺動可能に設けられ、前記軸鞘
   の軸方向の長さを前記受け座より長くにして、前記受け
   座の末端を適当に前記軸鞘の内部に隠れさせ、前記軸鞘
   の後端の内径は軸方向に収縮して直径のより小さい一吸
   引勾配肩に形成して、前記受け座内に設けた強力磁石は
   軸方向に吸引できるようになり、これによって、前記軸
   鞘で強力磁石の円周部にある磁力を遮断することによ
   り、深孔に挿し込んで深孔の内部空間に鉄製パーツを拾
   い上げる作業が順調に行うことができ、且つ強力磁石の
   軸方向にある強力磁力によって前記軸鞘を軸方向に往復
   移動させて、深孔に鉄製パーツを便利に拾い上げる効果
   を達成したことを特徴とする深孔鉄製パーツ拾い器。
2. 【請求項２】前記受け座はアルミ素材を採用することが
   望ましいであることを特徴とする請求項１に記載の深孔
   鉄製パーツ拾い器。
3. 【請求項３】前記受け座の軸方向にある後端は収縮して
   一円錐形の突き当て端を形成して、前記軸鞘の後端が吸
   引勾配肩と突き当てて吸引勾配肩の軸方向での移動を制
   限したことを特徴とする請求項１に記載の深孔鉄製パー
   ツ拾い器。