JP3086224U - ステップ及び心拍検出器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩数及び心拍検出器の提供。 【解決手段】 胸バンド型心拍センサとデータ受信器で
組成されたステップ及び心拍検出器において、胸バンド
型心拍センサがピエゾセンサ、心拍感応回路、プロセッ
サ及び無線発射回路を具え、個人の運動時の歩数及び心
拍を検出し、並びに測定した信号をプロセッサに送り同
一識別コードのプロトコルにより、無線発射回路で伝送
し、データ受信器が無線受信回路、ディスプレイ及び同
じ識別コードプロトコルを有するプロセッサを具え、上
述の信号を受信後に、歩数データ及び心拍値を表示し、
使用者が運動歩行の調整を行う根拠とするのに供する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のステップ及び心拍検出器に係り、特に、人体の胸前に装着する 装置とされ、人体のステップ及び心拍を同時に測定できる装置に関する。人体が 運動或いは歩行する時、速度が速過ぎると心拍数が過高となり、この装置により 測定したデータによりステップを調整するか或いは緩めることにより心拍数を正 常に回復し、反対に、ステップが遅過ぎて、人体の心拍数が設定した心拍速度目 標範囲（Ｈｅａｒｔ Ｒａｔｅ Ｔａｒｇｅｔ Ｚｏｎｅ）に到達不能のとき、 同様に、該装置で測定したデータにより自己のステップを調整して、自己の心拍 数に心拍速度目標範囲を達成させて有効な運動効果を獲得し、人と機械の更なる 一体の境界を達成する。

【０００２】

【従来の技術】

現在市販されている周知の心拍速度モニタ（Ｈｅａｒｔ Ｒａｔｅ Ｍｏｎｉ ｔｏｒｓ）構造は、自動検出発射器（Ｔｅｌｒｅｍｅｔｒｙ Ｔｒａｎｓｍｉｔ ｔｅｒ）と無線受信ウォッチ（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｒｅｃｅｉｖｅｒ Ｗａｔｃ ｈ）で組成され、反射回路を有する胸バンド型心拍センサが胸前に着用され、そ の内部に接地された心拍感応（ＥＫＧ）原理により直接人体の心拍を読み取り、 さらに無線発射回路で心拍データを無線受信ウォッチに伝送し、使用者に、受信 ウォッチのディスプレイより自己の心拍数を読み取らせる（米国特許第５，４８ ６，８１８号）。しかし、この装置は単純に心拍読み取り用に供され、使用者の ステップを同時に獲得することはできず、ステップにより心拍数を制御する機能 を有していなかった。このため使用者が運動時に有効な運動目標範囲を獲得でき なかったり、過度の運動により危険な状況が発生しやすかった。

【０００３】 伝統的な万歩計（登録商標）（Ｐｅｄｏｍｅｔｅｒ Ｍｅｔｅｒ）は、測定し た人体ステップデータを無線の方式を用いて受信ウォッチに伝送し、使用者はウ ォッチのディスプレイより自己のステップデータを読み取る（米国特許第６，１ ６０，４８０号）。この装置を上述の周知の心拍速度モニタと組み合わせて使用 する時、それぞれは独立した装置であり、情報を相互に伝達或いはそれぞれの情 報を交換不能である。これは各装置がいずれもただ自己の単一信号のみ伝送する ためであり、このため使用者は同時に二種類以上の装置を着用しなければ、運動 者の心拍値とステップを監視できず、ゆえに実際に更なる改良の必要があった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は、一種のステップ及び心拍検出器を提供することにあり 、それは、使用者の心拍と歩行時のステップ数を同時に読み取ることができ、無 線伝送の方式で一つの受信器に出力し、並びに測定した二種類の数値を表示し、 使用者がそのステップを調整して、最良の運動効果を達成できるようにする装置 であるものとする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、胸バンド型心拍センサとデータ受信器で組成され、胸バン ド型心拍センサがピエゾセンサ、心拍感応回路、プロセッサ及び無線発射回路を 具え、データ受信器内に無線受信回路、ディスプレイが設けられ、胸バンド型心 拍センサを人体胸部に着用して運動する時、ピエゾセンサにより人体運動時のス テップ数信号を検出し、心拍感応回路により運動時の心拍値信号を検出する、ス テップ及び心拍検出器において、 胸バンド型心拍センサが測定した心拍及びステップ数信号を同時にプロセッサ に伝送し、さらに無線発射回路で上述の信号を伝送し、該データ受信器が上述の ステップ数信号と心拍値信号を受信した後に心拍値及び歩数データをディスプレ イに表示し、使用者がその運動ステップを調整する根拠となすことを特徴とする 、ステップ及び心拍検出器としている。 請求項２の考案は、前記胸バンド型心拍センサ内のピエゾセンサが二次元空間 座標軸或いは三次元空間座標軸設計によりなることを特徴とする、請求項１に記 載のステップ及び心拍検出器としている。 請求項３の考案は、前記胸バンド型心拍センサ及びデータ受信器内のプロセッ サの識別コードが同じであることを特徴とする、請求項１に記載のステップ及び 心拍検出器としている。 請求項４の考案は、前記データ受信器がウォッチ或いは万歩計（登録商標）、 ページャの型式とされたことを特徴とする、請求項１に記載のステップ及び心拍 検出器としている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案は、胸バンド型心拍センサとデータ受信器で組成されたステップ及び心 拍検出器において、胸バンド型心拍センサがピエゾセンサ、心拍感応回路、プロ セッサ及び無線発射回路を具え、個人の運動時のステップ及び心拍を検出し、並 びに測定した信号をプロセッサに送り同一識別コードのプロトコルにより、無線 発射回路で伝送する。データ受信器は、無線受信回路、ディスプレイ及び同じ識 別コードプロトコルを有するプロセッサを具え、上述の信号を受信後に、ステッ プデータ及び心拍値を表示し、使用者が運動歩行の調整を行う根拠とするのに供 する。

【０００７】 こうして、本考案はピエゾセンサによりステップを読み取り、心拍感応回路に より直接人体の心拍数値を読み取り、さらに、測定した人体ステップ及び心拍デ ータを無線の方式でデータ受信器に送り、使用者がデータ受信器のディスプレイ より自己のステップと心拍データが適当な運動範囲に符合するか否かを読み取り 、並びに適時に自己のステップを最良の状況に調整する。

【０００８】

【実施例】

図１から図３に示されるように、本考案のステップ及び心拍センサは、胸バン ド型心拍センサ１０とデータ受信器２０で組成されている。本考案の特徴は以下 のとおりである。

【０００９】 胸バンド型心拍センサ１０は胸バンド１１、及び胸バンド１１の中間位置のセ ンサケース１２を具え（図２参照）、該センサケース１２内部にピエゾセンサ１ ３、心拍感応回路（ＥＫＧ）１４、プロセッサ１５及び無線発射回路１６が設け られている。胸バンド型心拍センサ１０を人体胸部に装着して運動する時、ピエ ゾセンサ１３が人体運動時のステップ信号を検出し、心拍感応回路１４が運動時 の心拍値信号を検出し、これら二つの検出信号をプロセッサ１５に送り、その識 別コードプロトコル（ＩＤ Ｃｏｄｅｄ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ，図５参照）により 、さらに無線発射回路１６で上述の信号を送出する。データ受信器２０の内部に 無線受信回路２１、ディスプレイ２２及び心拍感応回路と同じ識別コードプロト コルのプロセッサ２３が設けられ、データ受信器２０が上述の二種類の信号を受 け取った後に心拍値及びステップデータをディスプレイ２２に表示し、使用者が そのステップを調整する根拠とする。

【００１０】 上述のピエゾセンサ１３は二次元空間座標軸（Ｘ−ａｘｉｓ ａｎｄ Ｙ−ａ ｘｉｓ）或いは三次元空間座標軸（Ｘ−ａｘｉｓ、Ｙ−ａｘｉｓ ａｎｄ Ｚ− ａｘｉｓ）設計を運用してなり（図２参照）、胸バンド型心拍センサ１０のセン サケース１２内に取り付けられて、人体運動歩行時の正確な歩行信号を検出し、 さらに測定した人体の歩行データを無線の方式でデータ受信器２０（図３参照） に送り、使用者がデータ受信器２０のディスプレイ２２で表示されたデータによ り自己のステップを了解する。心拍感応回路１４は心拍感応ＥＫＧの技術を結合 することを利用して人体心拍信号を検出し、図４の回路ブロック図に示されるよ うに、そのうち検出器１４１の取得した検出信号１４２は信号増幅器１４３、１ ４４、ろ波器１４５と整形回路１４６で処理後に、さらに単独発電路１４７とプ ロセッサ１４８を経由して直接信号を送出する。

【００１１】 上述の構造において、胸バンド型心拍センサ１０は二種類の異なる信号を同様 の識別コードプロトコルで（図５参照）、無線の方式で伝送する。データ受信器 ２０はウォッチ型式或いは伝統的な万歩計（登録商標）（Ｐｅｄｏｍｅｔｅｒ） 或いはページャ（Ｐａｇｅｒ）の型式とされ、同じ識別コードプロトコル受信の 装置とされる。この装置の特徴は、同時にピエゾセンサ１３と心拍感応回路（Ｅ ＫＧ）１４により読み取った使用者のステップ速度及び心拍信号を平行処理し、 さらにプロセッサ１５内に設けられた識別コードにより同時にこの二種類の信号 をデータ受信器２０に伝送してその測定したデータ値を表示し、使用者がデータ 受信器２０のディスプレイ２２より自己の運動ステップと心拍データが適当な運 動範囲に符合するか否かを読み取り、適時に自己のステップを最良の状況に調整 できる。

【００１２】

【考案の効果】

総合すると、本考案は確実に同時に運動者の心拍値とステップ速度数のデータ をモニタリングし、使用者がその運動時のステップの速度を調整するのに供し、 最良の運動効果を達成させ、これにより考案の実用性と経済価値を達成する。本 考案は実用新案法に規定の実用性と進歩性の要件を満たし、また、本考案の構造 とその組織形態は、その出願前、国内外にあって同じ構造が公開使用或いは刊行 物に記載されておらず、ゆえに新規性を有している。なお、以上の実施例は本考 案の実施範囲を限定するものではなく、本考案に基づきなしうる細部の修飾或い は改変は、いずれも本考案の請求範囲に属するものとする。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例図である。

【図２】本考案の中のピエゾセンサの構造表示図であ
る。

【図３】本考案の全体回路表示図である。

【図４】本考案中の心拍感応回路の回路ブロック図であ
る。

【図５】本考案中の識別コードプロトコル表示図であ
る。

【符号の説明】

１０ 胸バンド型心拍センサ ２０ データ受
信器 １１ 胸バンド １２ センサケ
ース １３ ピエゾセンサ １４ 心拍感応
回路 １５ プロセッサ １６ 無線発射
回路 ２１ 無線受信回路 ２２ ディスプ
レイ ２３ プロセッサ １４１ 検出器 １４２ 検出信号 １４３、１４４ 信号増幅器 １４５ ろ波器 １４６ 整形回路 １４７ 単独発電
路 １４８ プロセッサ

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 胸バンド型心拍センサとデータ受信器で
   組成され、胸バンド型心拍センサがピエゾセンサ、心拍
   感応回路、プロセッサ及び無線発射回路を具え、データ
   受信器内に無線受信回路、ディスプレイが設けられ、胸
   バンド型心拍センサを人体胸部に着用して運動する時、
   ピエゾセンサにより人体運動時のステップ数信号を検出
   し、心拍感応回路により運動時の心拍値信号を検出す
   る、ステップ及び心拍検出器において、 胸バンド型心拍センサが測定した心拍及びステップ数信
   号を同時にプロセッサに伝送し、さらに無線発射回路で
   上述の信号を伝送し、該データ受信器が上述のステップ
   数信号と心拍値信号を受信した後に心拍値及び歩数デー
   タをディスプレイに表示し、使用者がその運動ステップ
   を調整する根拠となすことを特徴とする、ステップ及び
   心拍検出器。
2. 【請求項２】 前記胸バンド型心拍センサ内のピエゾセ
   ンサが二次元空間座標軸或いは三次元空間座標軸設計に
   よりなることを特徴とする、請求項１に記載のステップ
   及び心拍検出器。
3. 【請求項３】 前記胸バンド型心拍センサ及びデータ受
   信器内のプロセッサの識別コードが同じであることを特
   徴とする、請求項１に記載のステップ及び心拍検出器。
4. 【請求項４】 前記データ受信器がウォッチ或いは万歩
   計（登録商標）、ページャの型式とされたことを特徴と
   する、請求項１に記載のステップ及び心拍検出器。