JP3085542U - 揮発性物質発散装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】殺虫器と芳香器具との両方の機能を備え、自動
車の電源に接続して利用できる。 【解決手段】容器１に揮発性物質９を収容する。揮発性
物質９は芳香剤または殺虫剤から成る。取付部２が容器
１を着脱可能である。揮発性物質９の浸透部材３が容器
１の内部から外部に突出する。ヒーター４およびライト
５が浸透部材３を加熱可能に取付部２に取り付けられ
る。電源接続部材７がヒーター４およびライト５を自動
車の電源に接続可能である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、自動車の電源に接続して利用できる揮発性物質発散装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ヒーターで蚊取り用マットを加熱して殺虫成分を揮発させ、蚊を殺す蚊 取り装置が知られている。また、火を燃やして香油を加熱し、芳香を楽しむため の芳香器具が知られている。しかしながら、殺虫器と芳香器具との両方の機能を 有し、自動車の電源に接続して利用できる装置はなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、殺虫器と芳香器具との両方の機能を備え、自動車の電源に接続して 利用できる揮発性物質発散装置を提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案に係る揮発性物質発散装置は、揮発性物質 を収容するための容器と、前記容器を着脱可能な取付部と、前記容器の内部から 外部に突出する揮発性物質の浸透部材と、前記浸透部材を加熱可能に前記取付部 に取り付けられたヒーターおよびライトと、前記ヒーターおよびライトを自動車 の電源に接続可能な電源接続部材とを、有することを特徴とする。

【０００５】 本考案に係る揮発性物質発散装置において、前記揮発性物質は芳香剤または殺 虫剤から成ることが好ましい。

【０００６】 本考案に係る揮発性物質発散装置は、容器に芳香剤または殺虫剤などの揮発性 物質を収容して使用する。容器は、取付部に対して着脱可能であり、補充または 交換が容易である。使用時には、電源接続部材を自動車の電源に接続してライト を点灯させるとともにヒーターをオンにする。ヒーターは浸透部材を加熱して揮 発性物質を揮発させ、ライトは周囲を照らす照明器具として機能するとともに、 浸透部材を加熱して揮発性物質の揮発を助ける。これにより、揮発性物質が芳香 剤から成る場合には芳香を周囲に漂わせ、殺虫剤から成る場合には周囲の虫を殺 すことができる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、図面の図１乃至図５に基づき、本考案の実施の形態について説明する。 図１乃至図５に示すように、揮発性物質発散装置が、容器１と、取付部２と、 浸透部材３と、ヒーター４と、ライト５と、包囲部材６と、電源接続部材７と、 スタンド８とから成っている。

【０００８】 容器１は、芳香剤または殺虫剤などの揮発性物質９を収容するためのものであ る。取付部２は、容器１を螺合により着脱可能に取り付けてある。浸透部材３は 、容器１の内部から外部に突出して設けられ、揮発性物質９を浸透させるように なっている。ヒーター４およびライト５は、浸透部材３を加熱可能に取付部２に 取り付けられている。包囲部材６は、ヒーター４およびライト５を内側に収容し て取付部２に取り付けられている。

【０００９】 包囲部材６は、透光性の材質から成り、揮発性物質９を発散させる複数の孔６ ａを有している。電源接続部材７は、接続プラグ７ａと接続器７ｂとから成って いる。接続プラグ７ａは、ヒーター４およびライト５に電気的に接続されている 。接続器７ｂは、接続プラグ７ａの差込み口を有し、接続プラグ７ａを自動車の 電源に接続可能である。自動車の電源には、普通乗用車に標準装備されたタバコ 着火部を利用することができる。

【００１０】 揮発性物質発散装置は、容器１に芳香剤または殺虫剤などの揮発性物質９を収 容して使用する。容器１は、取付部２に対して着脱可能であり、補充または交換 が容易である。使用時には、電源接続部材７を自動車の電源に接続してライト５ を点灯させるとともにヒーター４をオンにする。ヒーター４は、浸透部材３を加 熱して揮発性物質９を揮発させる。ライト５は、周囲を照らす照明器具として機 能するとともに、浸透部材３を加熱して揮発性物質９の揮発を助ける。これによ り、揮発性物質９が芳香剤から成る場合には芳香を周囲に漂わせてアロマテラピ ーを行うことができ、殺虫剤から成る場合には周囲の虫を殺すことができる。芳 香剤と殺虫剤との切り替えは、容器１の交換により容易に行うことができる。ラ イト５は、誘蛾灯としても機能し、光に集まる虫を殺虫剤で殺すことができる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案によれば、殺虫器と芳香具との両方の機能を備え、自動車の電源に接続 して利用できる揮発性物質発散装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態の揮発性物質発散装置の正
面図である。

【図２】図１に示す揮発性物質発散装置の平面図であ
る。

【図３】図１に示す揮発性物質発散装置の要部の正面図
である。

【図４】図１に示す揮発性物質発散装置の側面図であ
る。

【図５】図１に示す揮発性物質発散装置の縦断面図であ
る。

【符号の説明】

１ 容器 ２ 取付部 ３ 浸透部材 ４ ヒーター ５ ライト ６ 包囲部材 ７ 電源接続部材 ８ スタンド ９ 揮発性物質

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】揮発性物質を収容するための容器と、前記
   容器を着脱可能な取付部と、前記容器の内部から外部に
   突出する揮発性物質の浸透部材と、前記浸透部材を加熱
   可能に前記取付部に取り付けられたヒーターおよびライ
   トと、前記ヒーターおよびライトを自動車の電源に接続
   可能な電源接続部材とを、有することを特徴とする揮発
   性物質発散装置。
2. 【請求項２】前記揮発性物質は芳香剤または殺虫剤から
   成ることを特徴とする請求項１記載の揮発性物質発散装
   置。