JP3085361U - ペン式携帯型記憶装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペン式携帯型記憶装置の提供。 【解決手段】 カートリッジ装置を具え、それは剛性壁
で画定されて記憶装置を収容する腔室と、カートリッジ
外側に通じ該記憶装置のＵＳＢプラグ或いはインタフェ
ースを伸出させる開口と、内部空間を画定して分離可能
に該腔室と組み合わされ並びに該ＵＳＢプラグ或いはイ
ンタフェースを被覆して封閉状態を形成する活動キャッ
プと、少なくとも一端がキャップの上端部に限定される
と共に、腔室の方向に向けてカートリッジの外側に延伸
された一つの挟持片を具えたアクセサリと、を具え、カ
ートリッジが記憶装置とそのプラグ部分を保護する条件
下で、より簡便な携帯、使用に適したものとされる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の記憶装置のケース構造に係り、特に一種の、携帯に便利なペン 式携帯型記憶装置の構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

周知のノートパソコンはすでに多くの型式が提供され、並びに広く使用されて いる。その原因は非常に多いが、重量が軽く、体積が小さく、使用者の携帯に便 利であるほか、操作上の利便性を有し、制限された空間内での適応性などの特徴 がある。例えば台湾出願第８８２０２５５４号には、典型的な実施例が示され、 それはコンピュータの一辺にＣＤドライブスロットが設けられ、引き出し式のハ ードディスクモジュールを挿入でき、コンピュータによる操作と読み取りに供す る。

【０００３】 業界のコンパクトで軽量化の発展の傾向に伴い、引き出し式のハードディスク モジュールはすでに体積が依然として膨大すぎるものとなり、このため日本のあ る業者は体積、重量があきらかに軽薄短小である記憶装置を提供し、それは突出 するＵＳＢプラグを介して簡単に直接コンピュータに差し込んで連接でき、並び に記憶容量が大きいという長所を有している。このような記憶装置の有する問題 は、ノートパソコンと記憶装置の組合せ上の実行性及び携帯の特定目的のために 、通常、輸送或いは携帯の期間に、実務上、このような記憶装置は服装のポケッ ト或いは手提げ鞄内に置かれるか、或いは直接衣類或いはズボンのポケット内面 に放置され、輸送或いは携帯の期間に、携帯者がうっかりして、押したり座った りすることにより、突出したＵＳＢプラグが変形したり亀裂し摩損し、使用者が コンピュータに差し込む時に、操作上のトラブルを生じることがあることである 。

【０００４】 すでにある業者は上述の状況を改善するため、硬質プラスチックケースで記憶 装置を被覆し、有効に記憶装置及びＵＳＢプラグの携帯過程中での損壊を防止し ている。しかし、これは却って保護ケースにより記憶装置とＵＳＢプラグのポケ ット或いは手提げ鞄内で占用する空間が大きくなり、さし込み操作上も、使用者 はまず保護ケースを開けて記憶装置を取り出すプロセスが必要であり、比較的面 倒であった。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は、携帯に便利な記憶装置を提供することにある。即ち、 この記憶装置のケースはその装置とプラグ部分を保護する条件を有するほか、さ らに使用者が簡単にコンピュータに差し込むことができ、それは記憶装置にほぼ 相当する構造体積を有し、このため周知の技術と較べて任意の携帯、使用に特に 適している。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、カートリッジ装置を具え、該カートリッジ装置が、剛性壁 で画定されて記憶装置を収容する腔室と、カートリッジの外側に連通して該記憶 装置のＵＳＢプラグ或いはインタフェースを伸出させる開口を具え、一つのキャ ップが、内部空間を画定し、分離可能に該開口外の位置に配置され開口を被覆し て腔室と組み合わされ、並びに該ＵＳＢプラグ或いはインタフェースを収容して 封閉状態を形成し、及び一つのアクセサリが、少なくとも一端が該キャップに限 定或いは固定され、別端に延伸されて腔室の方向にカートリッジ外側へと延伸さ れた挟持片が形成されたことを特徴とする、ペン式携帯型記憶装置としている。 請求項２の考案は、前記キャップが上部平面と該上部平面に連接されたキャッ プ本体で組成されたことを特徴とする、請求項１に記載のペン式携帯型記憶装置 としている。 請求項３の考案は、前記アクセサリの一端が円盤とされ、前記上部平面とキャ ップ本体の間に固定され、このアクセサリの挟持片が円盤の一端縁に沿って垂直 に突出することを特徴とする、請求項１又は請求項２に記載のペン式携帯型記憶 装置としている。 請求項４の考案は、前記腔室が剛性壁の一端より延伸されて内縮形態を呈する 肩部を具え、該肩部の外壁面に少なくとも一つの溝或いは凹溝が設けられたこと を特徴とする、請求項１に記載のペン式携帯型記憶装置としている。 請求項５の考案は、前記キャップの、肩部の外壁面に形成された溝或いは凹溝 に対応する位置に、その内表面に沿う計画された位置に凸縁或いはリブが設けら れて、キャップと腔室が組み合わされる時、少なくとも一つの周辺のストッパを 提供することを特徴とする、請求項１又は請求項４に記載のペン式携帯型記憶装 置としている。 請求項６の考案は、前記キャップの、アクセサリの挟持片に対応する背面に、 その剛性壁の外壁面に沿って突出する指状物が形成されたことを特徴とする、請 求項１に記載のペン式携帯型記憶装置としている。 請求項７の考案は、前記記憶装置の外壁面に直接カートリッジ装置の腔室形態 が加圧形成されたことを特徴とする、請求項１に記載のペン式携帯型記憶装置と している。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案のペン式携帯型記憶装置は、カートリッジ装置を具え、それは記憶装置 を収容する腔室とカートリッジ外側に連通する開口とを具え、さらに、該開口位 置に配置された活動キャップが、分離可能に腔室に組み合わされて、封閉状態を 形成し、該活動キャップの画定する内部空間が、上述の封閉状態の時に、該開口 より伸出するＵＳＢプラグ或いはインタフェースを被覆する。

【０００８】 本考案のペン式携帯型記憶装置によると、該キャップはさらに上部平面と該上 部平面に連接されたキャップ本体を具え、実質上、一つのアクセサリが少なくと も一つの円盤を有して、上述の上部平面とキャップ本体との間に限定され、アク セサリの一つの挟持片が腔室方向に向けてカートリッジ外側へと延伸され、こう して携帯者が簡単に衣類のポケットに挟んで携帯できる作用を提供する。

【０００９】 本考案のペン式携帯型記憶装置によると、該キャップの内表面の少なくとも一 辺に、一つの凸縁或いはリブが形成されて、キャップと腔室を封閉状態とするの に用いられる時、該凸縁或いはリブが腔室外辺の一つの溝或いは凹溝に進入し、 少なくとも一つの周辺の阻止を提供し、上述の封閉状態を保持する。しかし、使 用者が十分に簡単にキャップ或いは腔室に施力することにより該封閉状態を解除 できて、使用者が敏捷に記憶装置をコンピュータに差し込め、これにより周知の 技術における包装ケースを開放する操作プロセスを改善している。

【００１０】

【実施例】

図２、３に示されるように、本考案のペン式携帯型記憶装置は、カートリッジ 装置を具え、それは符号１０で表示される。カートリッジ装置１０は、腔室１１ （図４参照）と腔室１１に取り外し可能に組み合わされるキャップ１２で組成さ れている。本考案で採用する実施例中にあって、腔室１１は、剛性壁１３の画定 する収容空間により、図１に示される記憶装置２０を収容し、腔室１１は開口１ ４を具え、該開口１４はカートリッジ１０の外側に連通し、記憶装置２０のＵＳ Ｂプラグ或いはインタフェース２１が腔室１１より外に伸出するのを許容し、こ れによりコンピュータとの連接に供する。

【００１１】 好ましい実施例において、腔室１１の容積は記憶装置２０の体積に相当するだ けであり、それは、肩部１５を具えている。実質上、それは剛性壁１３の一端が 延伸されて内縮した構造で形成され、上述のキャップ１２を組み合わせるのに供 される（この部分は後で述べる）。肩部１５の対応する外壁面には少なくとも一 つの溝或いは凹溝１５１が設けられて、キャップ１２と腔室１１を組み合わせる 時に、その封閉状態を保持する。

【００１２】 即ち、キャップ１２の剛性壁１３の画定する内部空間１６が、該記憶装置２０ のＵＳＢプラグ或いはインタフェース２１と腔室の肩部１５を収容し、これは図 ４に示されるようである。上述の溝或いは凹溝１５１に対応する位置にそれに沿 った内表面１２１には凸縁或いはリブ１２２が設けられて、キャップ１２と腔室 １１を組み合わせる時に、少なくとも、一つの周辺の阻止を提供する。実施可能 な実施例では、キャップ１２は上部平面１７と、該上部平面１７に連接するキャ ップ本体１８を具えている。実施例では、キャップ本体１８は螺接方式で該上部 平面１７に連接され、並びに一つのアクセサリ１９の一つの円盤１９１が上部平 面１７とキャップ本体１８の間に固定される。アクセサリ１９はまた円盤１９１ の一端縁に沿って垂直に突出する挟持片１９２を具え、該挟持片１９２が腔室１ １の方向に向けて平行にカートリッジ１０の外側に延伸され、ただし少なくとも 一部分がほぼ剛性壁１３と接触し、図４に示されるように、こうして携帯挟持の 作用を建立する。

【００１３】 図４、５に示されるように、カートリッジ装置１０はキャップ１２と腔室の肩 部１５の組合せにより、アクセサリ１９を介して携帯者が敏捷に挟持しポケット の内側に収容できるようにし、あきらかに周知の技術における、衣服のポケット 、手提鞄、ズボンのポケット中に放置する場合の押圧やその上に座ることによる 変形、損壊の状況の発生を減らす。

【００１４】 図６を参照されたい。ある好ましい実施例において、該キャップ１２の、挟持 片１９２に対応する背面に、その剛性壁１３の外壁面に沿って突出する指状物１ ２３が形成されて、挟持片１９２と衣類の挟持制限効果を補助強化している。ま た別の実施例では、記憶装置２０の外壁面に直接カートリッジ１０の腔室１１の 形態が加圧形成される。

【００１５】

【考案の効果】

本考案の記憶装置のカートリッジは、腔室１１に記憶装置２０を収容でき、並 びにＵＳＢプラグ或いはインタフェース２１を腔室の肩部１５の開口１４より突 出させられるが、しかし、キャップ１２により収容被覆できる構造を有し、この 構造は以下のような長所を有している。 １．記憶装置２０のＵＳＢプラグ或いはインタフェース２１が適当で完全な保 護を得られ、その変形或いは損壊の状況が最低にまで減らされる。 ２．ケースに自然に簡便に一つの挟持片が形成され、この装置を簡単に着用形 態でき、伝統的な技術の携帯と使用における不便さを解消している。 ３．腔室１１とキャップ１２が組み合わされた封閉状態にあって、キャップの 内表面１２１の凸縁或いはリブ１２２と腔室の肩部１５の溝或いは凹溝１５１が 少なくとも一つの周辺のストッパを提供し、上述の封閉状態を保持する。しかし 、使用者が簡単な施力によりキャップ１２と腔室１１の封閉状態を解除でき、直 接コンピュータに差し込むことができ、同時に周知の技術における包装ケース開 放の面倒なプロセスを改善している。 ４．キャップ１２に、少なくとも一つの内部空間１６（その容積はただＵＳＢ プラグ或いはインタフェース２１を収容できれば十分である）とアクセサリ１９ を具えることが要求されるだけであり、使用者の携帯に便利で、並びにＵＳＢプ ラグ或いはインタフェースの損壊を防止する。 ５．腔室１１の容積もまたただ記憶装置２０を収容できれば十分であり、或い は記憶装置２０の周辺の外壁面に直接腔室１１の構造を形成でき、これも実施可 能な形態とされる。

【００１６】 ゆえに、本考案は携帯に便利な記憶装置のケースを提供し、それは腔室１１と キャップ１２が分離可能に組み合わされて、それぞれ記憶装置２０とそのＵＳＢ プラグ或いはインタフェース２１を収容できる空間形態を有し、これは周知の技 術とは異なる構造形態とされる。この条件を具備し、周知の包装ケースの保護或 いは携帯時に変形或いは損壊しやすい不便な状況を改善し、特に非常に携帯或い は開放に便利であり、相当大きな進歩を現出している。

【図面の簡単な説明】

【図１】周知の記憶装置の斜視図である。

【図２】本考案の斜視図である。

【図３】図２の分解斜視図である。

【図４】図２の断面図であり、点線部分は記憶装置とカ
ートリッジ装置の組合せ状況を示す。

【図５】本考案が使用者に携帯される実施例図である。

【図６】本考案のキャップのもう一つの実施例図であ
る。

【符号の説明】

１０ カートリッジ装置 １１ 腔室 １２ キャップ １２１ 内表面 １２２ 凸縁或いはリブ １２３ 指状物 １３ 剛性壁 １４ 開口 １５ 肩部 １５１ 溝或いは凹溝 １６ 内部空間 １７ 上部平面 １８ キャップ本体 １９ アクセサリ １９１ 円盤 １９２ 挟持片 ２０ 記憶装置 ２１ ＵＳＢプラグ或いはインタフェース

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 カートリッジ装置を具え、該カートリッ
   ジ装置が、剛性壁で画定されて記憶装置を収容する腔室
   と、カートリッジの外側に連通して該記憶装置のＵＳＢ
   プラグ或いはインタフェースを伸出させる開口を具え、
   一つのキャップが、内部空間を画定し、分離可能に該開
   口外の位置に配置され開口を被覆して腔室と組み合わさ
   れ、並びに該ＵＳＢプラグ或いはインタフェースを収容
   して封閉状態を形成し、及び一つのアクセサリが、少な
   くとも一端が該キャップに限定或いは固定され、別端に
   延伸されて腔室の方向にカートリッジ外側へと延伸され
   た挟持片が形成されたことを特徴とする、ペン式携帯型
   記憶装置。
2. 【請求項２】 前記キャップが上部平面と該上部平面に
   連接されたキャップ本体で組成されたことを特徴とす
   る、請求項１に記載のペン式携帯型記憶装置。
3. 【請求項３】 前記アクセサリの一端が円盤とされ、前
   記上部平面とキャップ本体の間に固定され、このアクセ
   サリの挟持片が円盤の一端縁に沿って垂直に突出するこ
   とを特徴とする、請求項１又は請求項２に記載のペン式
   携帯型記憶装置。
4. 【請求項４】 前記腔室が剛性壁の一端より延伸されて
   内縮形態を呈する肩部を具え、該肩部の外壁面に少なく
   とも一つの溝或いは凹溝が設けられたことを特徴とす
   る、請求項１に記載のペン式携帯型記憶装置。
5. 【請求項５】 前記キャップの、肩部の外壁面に形成さ
   れた溝或いは凹溝に対応する位置に、その内表面に沿う
   計画された位置に凸縁或いはリブが設けられて、キャッ
   プと腔室が組み合わされる時、少なくとも一つの周辺の
   ストッパを提供することを特徴とする、請求項１又は請
   求項４に記載のペン式携帯型記憶装置。
6. 【請求項６】 前記キャップの、アクセサリの挟持片に
   対応する背面に、その剛性壁の外壁面に沿って突出する
   指状物が形成されたことを特徴とする、請求項１に記載
   のペン式携帯型記憶装置。
7. 【請求項７】 前記記憶装置の外壁面に直接カートリッ
   ジ装置の腔室形態が加圧形成されたことを特徴とする、
   請求項１に記載のペン式携帯型記憶装置。