JP3085205U - 熱交換装置 - Google Patents

熱交換装置

Info

Publication number
JP3085205U
JP3085205U JP2001006540U JP2001006540U JP3085205U JP 3085205 U JP3085205 U JP 3085205U JP 2001006540 U JP2001006540 U JP 2001006540U JP 2001006540 U JP2001006540 U JP 2001006540U JP 3085205 U JP3085205 U JP 3085205U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
conductor
heat conductor
hollow portion
exchange device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001006540U
Other languages
English (en)
Inventor
耀 惠 ▲らい▼
Original Assignee
泰碩電子股▲ふん▼有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 泰碩電子股▲ふん▼有限公司 filed Critical 泰碩電子股▲ふん▼有限公司
Priority to JP2001006540U priority Critical patent/JP3085205U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3085205U publication Critical patent/JP3085205U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大きい伝熱面積と高い伝熱媒体の流動性とを兼
有することができる熱交換装置を提供しようとする。 【解決手段】本考案の熱交換装置は、中空部を有する熱
導体と、前記熱導体の中空部内に収容されており、前記
熱導体の一端で吸熱蒸発して気体になり、そして、前記
熱導体の他端に流れてそこで散熱凝結し、再度液体にな
ってから前記中空熱導体の一端に回流し、繰り返して前
記吸熱蒸発を行う伝熱媒体とを備えてなる熱交換装置に
おいて、前記熱導体の中空部内を区切ることにより、前
記熱導体の一端と他端の間を互いに連通させる複数の毛
管通路を形成してなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は熱交換装置に関し、特に、液−気変化による熱交換によって電子素材 の発熱を散熱させる熱交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子製品、例えば、ノートパソコンなどに用いられる従来の熱交換装置は、図 1及び図2に示す如く、主として、中空部を有する金属熱導体5と、前記熱導体 の中空部内に収容されている伝熱媒体とを含んでなる。前記熱導体5は、その一 端51に連結された吸熱プレート6とその他端52に連結された放熱プレート7 とを有する。この従来の熱交換装置を使用しようとする場合、前記吸熱プレート 6の下端面を発熱源(図示せず)と接触させ、また、前記放熱プレート7を散熱 手段や散熱媒体と接触させ、そうすると、前記発熱源から発生した熱量は、前記 吸熱プレート6を介して前記熱導体5の前記一端へ伝導し、該一端内にある前記 伝熱媒体に吸熱されるので、該伝熱媒体を蒸発させることができ、そして、該蒸 気になった伝熱媒体は自身の圧力により、前記熱導体5の前記他端52へ流れて そこで散熱凝結した後、再度液体になってから前記中空熱導体5の前記一端51 に回流し、繰り返して前記吸熱蒸発を行う。このようにして、前記発熱源から発 生した熱量は前記放熱プレート7と前記散熱手段や散熱媒体とを介して前記熱導 体5の前記他端52より外部へ発散することができる。
【0003】 しかし、前記熱導体5は、断面が円形であるものを使用する場合、前記吸熱プ レート6及び前記放熱プレート7それぞれと接触する部分は線状であって伝熱面 積が非常に小さいので、伝熱効果が良くない。そして、断面が扁平状である熱導 体を使用する場合、前記吸熱プレート6及び前記放熱プレート7と接触する伝熱 面積はより大であるが、伝熱媒体の流れる断面の面積は前記円形断面がある熱導 体より小さいので、前記伝熱媒体の流動性が悪くなる。従って、従来構成によっ てなる熱交換装置は、大きい伝熱面積と高い伝熱媒体の流動性とを兼有すること ができないという問題点がある。
【0004】 なお、従来構成の熱交換装置は、回路基板上のレイアウトに合わせて前記熱導 体5を曲げた場合、伝熱媒体の流動性が一層悪くなり、伝熱効果が頗る劣るとい う問題点もある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記問題点に鑑み、本考案は、大きい伝熱面積と高い伝熱媒体の流動性とを兼 有することができる熱交換装置を提供しようとすることを目的とする。更に、本 考案は、熱導体が曲がっていても、伝熱媒体の流動性がよく、伝熱効果がちっと も悪影響を受けないという熱交換装置を提供しようとすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本考案は、中空部を有する熱導体と、前記熱導体 の中空部内に収容されており、前記熱導体の一端で吸熱蒸発して気体になり、そ して、前記熱導体の他端に流れてそこで散熱凝結し、再度液体になってから前記 中空熱導体の一端に回流し、繰り返して前記吸熱蒸発を行う伝熱媒体とを備えて なる熱交換装置において、前記熱導体の中空部内を区切ることにより、前記熱導 体の一端と他端の間を互いに連通させる複数の毛管通路を形成してなることを特 徴とする熱交換装置を提供する。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施の形態に基づいて具体的に説明するが、本考案はこの例だ けに限定されるものではない。
【0008】 まず、図4に示すように、本考案の好ましい実施の形態に係る熱交換装置は、 中空部10を有する熱導体1と前記熱導体の中空部10内に収容された伝熱媒体 2とからなり、且つ、前記伝熱媒体2の液−気変化による熱交換によって発熱源 3の発熱を散熱させるものである。
【0009】 以下、図3とも合わせてみると、前記熱導体1は、全体が扁平状であり、その 中空部10内には、前記熱導体1の一端14と他端15との間を互いに連通させ る複数の毛管通路があるように区切られた。詳しく言うと、前記熱導体1は、2 つの、それらの周縁が互いに密封されるように貼り合わせられた平板体11,1 2からなる。前記中空部10は実質的に平坦な且つ互いに対向する第1及び第2 の内面110及び120を有する。また、前記複数の毛管通路は、複数の、前記 第1の内面110と第2の内面120との間に分布されると共に、前記第1及び 第2の内面110,120を連接した突起によって区切られてなる。この実施の 形態では、前記複数の突起は、金属粒子を前記2平板体11,12の前記第1及 び第2の内面110,120に均一に分配させてから前記2平板体11,12を 高温炉に入れて、前記金属粒子を前記第1及び第2の内面110,120に焼結 粘着させてなるものである。なお、前記伝熱媒体2は、熱安定性が優れており、 潜熱による吸放熱の効率も良い冷却媒質である。
【0010】 このような熱交換装置は、前記平板体12の下端面を発熱源3と接触させ、ま た、散熱手段や散熱媒体(大気も例の一つ)と接触した放熱プレート4を前記平 板体12の上端面に連結して使用すると、前記発熱源3から発生した熱量は、前 記熱導体1の一端14へ伝導し、該一端14内にある前記伝熱媒体2に吸熱され るので、該伝熱媒体2を蒸発させることができ、そして、該蒸気になった伝熱媒 体2は自身の圧力により、前記熱導体1の他端15へ流れ(図3の実線の矢印の 方向に示す如く)、そこで前記放熱プレート4を介して散熱し、凝結して液体に なった後、前記複数の毛管通路を経由して前記熱導体1の前記一端14に回流し (図3の点線の矢印の方向に示す如く)、繰り返して前記吸熱蒸発を行うことが できる。即ち、前記発熱源3から発生した熱量は前記放熱プレート4乃至他の散 熱手段や散熱媒体を経由して前記熱導体1より外部へ発散することができる。ま た、前記伝熱媒体2の前記複数の毛管通路を経由する流動は毛管作用にもよるの で、熱導体1が曲がっていても、伝熱媒体2の流動性はよく、伝熱効果がちっと も悪影響を受けない。そして、扁平状の熱導体1は前記発熱源3と前記放熱プレ ート4と大きい接触面積を有するので、大きい伝熱面積と高い伝熱媒体の流動性 とを兼有することができる。
【0011】 図5及び6に示す如く、熱導体1内の伝熱媒体2の流動性を増やすために、前 記第1及び第2の内面110及び120の何れか一つには、少なくとも、前記熱 導体1の一端14と他端15とを連通させると共に、前記複数の毛管通路とも連 通し、且つ、その断面積が前記複数の毛管通路のいずれよりも大きい通路13が 形成された。この実施の形態では、通路13は二本あり、且つこの二本の通路1 3とも前記第2の内面120に平行に設けられた。このように、前記伝熱媒体2 の蒸気は前記通路13を経由して前記熱導体1の他端15へ流れ(図5の実線の 矢印の方向に示す如く)、凝結して液体になった後、前記複数の毛管通路を経由 して前記熱導体1の前記一端14に回流し(図5の点線の矢印の方向に示す如く )、繰り返して前記吸熱蒸発を行うことができる。
【0012】 本考案は、上記のように、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連 して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や 修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本考案 の範囲から外れない限りにおいて、その中に含めれると理解されるべきである。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案に係る熱交換装置は、扁平状の熱導体 1に前記複数の毛管通路を形成していることにより、大きい伝熱面積と高い伝熱 媒体の流動性とを兼有することができ、熱導体1が曲がっていても、伝熱効果が ちっとも悪影響を受けないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の熱交換装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示す従来の熱交換装置の底面を示す斜視
図である。
【図3】本考案の熱交換装置の好ましい実施の形態の分
解斜視図である。
【図4】前記好ましい実施の形態の組立状態時の縦断面
図である。
【図5】本考案の熱交換装置の他の好ましい実施の形態
の分解斜視図である。
【図6】前記他の好ましい実施の形態の組立状態時の縦
断面図である。
【符号の説明】
1 熱導体 2 伝熱媒体 3 発熱源 4 放熱プレート 10 中空部 11 平板体 12 平板体 13 通路 14 熱導体の一端 15 熱導体の他端 110 第1の内面 120 第2の内面

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部を有する熱導体と、前記熱導体の
    中空部内に収容されており、前記熱導体の一端で吸熱蒸
    発して気体になり、そして、前記熱導体の他端に流れて
    そこで散熱凝結し、再度液体になってから前記中空熱導
    体の一端に回流し、繰り返して前記吸熱蒸発を行う伝熱
    媒体とを備えてなる熱交換装置において、前記熱導体の
    中空部内を区切ることにより、前記熱導体の一端と他端
    の間を互いに連通させる複数の毛管通路を形成してなる
    ことを特徴とする熱交換装置。
  2. 【請求項2】 前記熱導体は、扁平状であり、その前記
    中空部は実質的に平坦な且つ互いに対向する第1及び第
    2の内面を有し、且つ、前記複数の毛管通路は、複数
    の、前記第1の内面と第2の内面との間に分布されると
    共に、前記第1及び第2の内面を連接した突起によって
    区切られてなることを特徴とする請求項1に記載の熱交
    換装置。
  3. 【請求項3】 前記熱導体は、2つの、それらの周縁が
    互いに密封されるように貼り合わせられ、且つ、それら
    の両対向面に前記複数の突起が形成された平板体からな
    ることを特徴とする請求項2に記載の熱交換装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の突起は、前記第1及び/また
    は第2の内面に粘着された金属粒子からなることを特徴
    とする請求項2に記載の熱交換装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の内面の何れか一つに
    は、少なくとも、前記熱導体の一端と他端とを連通させ
    ると共に、前記複数の毛管通路とも連通し、且つ、その
    断面積が前記複数の毛管通路のいずれよりも大きい通路
    が一つ形成されたことを特徴とする請求項2に記載の熱
    交換装置。
JP2001006540U 2001-10-05 2001-10-05 熱交換装置 Expired - Fee Related JP3085205U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001006540U JP3085205U (ja) 2001-10-05 2001-10-05 熱交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001006540U JP3085205U (ja) 2001-10-05 2001-10-05 熱交換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3085205U true JP3085205U (ja) 2002-04-26

Family

ID=43236654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001006540U Expired - Fee Related JP3085205U (ja) 2001-10-05 2001-10-05 熱交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3085205U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011038700A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Molex Inc 熱輸送ユニット、電子機器
JP6429297B1 (ja) * 2017-08-04 2018-11-28 泰碩電子股▲分▼有限公司 ベイパーチャンバー複合体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011038700A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Molex Inc 熱輸送ユニット、電子機器
JP6429297B1 (ja) * 2017-08-04 2018-11-28 泰碩電子股▲分▼有限公司 ベイパーチャンバー複合体
JP2019032146A (ja) * 2017-08-04 2019-02-28 泰碩電子股▲分▼有限公司 ベイパーチャンバー複合体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7621316B2 (en) Heat sink with heat pipes and method for manufacturing the same
JP3651790B2 (ja) 高密度チップ実装用装置
US20100018678A1 (en) Vapor Chamber with Boiling-Enhanced Multi-Wick Structure
US20060181848A1 (en) Heat sink and heat sink assembly
US20100126700A1 (en) Heat-radiating base plate and heat sink using the same
US20070012428A1 (en) Heat dissipation device with heat pipe
KR100659582B1 (ko) 루프형 마이크로 열이송 장치
CN111863746B (zh) 一种散热装置、电路板及电子设备
US10451355B2 (en) Heat dissipation element
US20070051498A1 (en) Heat dissipation device with a heat pipe
US11371784B2 (en) Heat dissipation unit and heat dissipation device using same
US7597133B2 (en) Heat dissipation device with heat pipes
US10578368B2 (en) Two-phase fluid heat transfer structure
CN213152666U (zh) 一种散热装置
CN214676229U (zh) 热虹吸散热器
US20060207747A1 (en) Isothermal plate heat-dissipating device
JP3085205U (ja) 熱交換装置
EP3518072B1 (en) Heat transferring module
JP3093442B2 (ja) ヒートパイプ式ヒートシンク
CN211792578U (zh) 一种散热装置及散热系统
JP2002016201A (ja) ヒートパイプ
TWM582575U (zh) Composite uniform temperature plate structure
CN215500130U (zh) 热虹吸散热器
CN214155153U (zh) 立体散热器
CN214676231U (zh) 热虹吸散热器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees