JP3085203U - 軟質合成樹脂による短小パイプ材及びこれを充填した枕やクッション - Google Patents

軟質合成樹脂による短小パイプ材及びこれを充填した枕やクッション

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JP3085203U
JP3085203U JP2001006538U JP2001006538U JP3085203U JP 3085203 U JP3085203 U JP 3085203U JP 2001006538 U JP2001006538 U JP 2001006538U JP 2001006538 U JP2001006538 U JP 2001006538U JP 3085203 U JP3085203 U JP 3085203U
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soft synthetic
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▲かん▼二 池尻
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有限会社 日本総業
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟質合成樹脂による成形品で一定期間効果的
な芳香を放ち、且つ抗菌防臭作用を奏せしめる短小パイ
プ材を市販に供せしめる。 【解決手段】 茶葉を粉砕機により凡そ5ミクロン程度
の微粒子粉末に粉砕し、該微粒子粉末を軟質合成樹脂1
00重量部に対し0.2〜2重量部の一定比率に混ぜ合
わせたものを溶融押出し装置から押出し、内径約3mm
〜5mm程度、肉厚約0.5mm程度で長さ約5mm〜
8mm程度の円形の短小パイプ材に成形したことを特徴
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は軟質合成樹脂による短小パイプ材及びこれを充填した枕やクッション に関する。
【0002】
【従来の技術】
枕やクッション製品の充填材として綿やソバガラ等の天然物を入れることは知 られている。又、これに代わるものとして合成樹脂綿や合成樹脂による成形品を 使用することも知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は軟質合成樹脂による成形品で一定期間効果的な芳香を放ち、且つ抗菌 防臭作用を奏せしめる短小パイプ材を市販に供せしめんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は茶葉を粉砕機により凡そ5ミクロン程度の微粒子粉末までに粉砕し、 該粉末を軟質合成樹脂100重量部に対し0.2〜2重量部の一定比率に混ぜ合 わせたものを溶融押出し装置から押出し、内径約3mm〜5mm程度、肉厚約0 .5mm程度で長さ約5mm〜8mm程度の円形の短小パイプ材に成形する。こ のさい、茶葉粉末の混入比率を0.3%重量比率としたり、軟質合成樹脂は低密 度ポリエチレンを使用することが好ましい。 また、上記成形品は抗菌防臭材として適宜な一定量をガーゼやネット製袋体に 充填して居住空間へ載置したり、吊下したりするほか、枕やクッションなどへ充 填した製品とするのである。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案に於いて茶粉末は、茶葉を粉砕機にかけて凡そ5ミクロン程度の微粒子 となすのであり、図1はその微粒子となした茶粉末1を示す。図2は攪拌混合機 2であって、上記の茶粉末1と合成樹脂チップ3とを一定比率に適量の分散剤と 共に攪拌混合するようになさしめるのであり、重量比で合成樹脂の100部に対 し、茶粉末は0.2〜2の重量部となすのである。
【0006】 図3は公知の一軸或いは二軸の溶融押出し装置4を示すものであって、5はス クリュー、6はその長さ方向に沿って設けられているヒータ、7はホッパー、8 は前記スクリュー5の駆動手段である。なお、9はスクリュー先端部のルータダ イスであり、また10はパイプダイスであってその周辺は水槽11内で冷却され るようになっており、且つその先端口には回転刃12及び収納容器13が設けて ある。
【0007】 ここに上記した茶粉末1と合成樹脂チップ3とを一定比率に攪拌混合した原料 pをホッパー7に投入し、駆動手動8の運転でスクリュー5の回転と共に加熱溶 融しながら先端のルータダイス9からパイプダイス10へ向けて押し出し、該ダ イス10の通過中に水槽11内で冷却固化させ、あとその先端口で回転刃12に より一定長のパイプ材に切断するのである。 図4は上記製品に係る短小パイプ材14の斜視図である。
【0008】 本考案者の数多実験から茶粉末1は凡そ5ミクロン程度の微粒子となしたもの が、軟質合成樹脂材と非常に良く混ざり易いものとなるのであり、且つその混合 比率は重量比で0.2〜2%とする。茶葉は専ら緑茶であり、蒸熱されたもので あっても非蒸熱のものであっても良く、これらを充分に乾燥したものを粉砕して 微粉末にするのであり、とりわけ本考案者は、弱すぎなく且つ強すぎない芳香性 が一定期間得られるように試行錯誤した結果、上記の数値範囲を決定したもので あり、好ましい数値としては半年〜1年程度を目安にして0.3%の重量割合で 混合させるのが良い。
【0009】 緑茶の主成分は、カフェイン、タンニン、芳香性油脂分などであり、これらが 軟質合成樹脂素材と一体化して成品となる。軟質合成樹脂としては低密度ポリエ チレンやポリプロピレンを使用するが、低密度ポリエチレンの融点温度がポリプ ロピレンに比べて低く且つ安価に得られる点で優れる。一方、柔軟性に富み、防 湿性や耐候性にも優れるのであり、他方その乳白色や半透明色と緑茶の緑色で清 涼感に溢れる若草色を呈するものとなる。
【0010】 ところで、本考案に於ける上記短小樹脂管は内径約3mm〜5mm程度、肉厚 約0.5mm程度で長さ約5mm〜8mm程度の小円形パイプに成形するのであ り、これは枕やクッションなどの充填材として適度の嵩密性と屈弾性に富み、且 つ非常に取扱い易いものである。
【0011】 本考案に係る短小パイプは抗菌防臭効果の実験例は、次の通りである。 バイアル瓶に試料0.4gを入れて1/20濃度のニュートリエントブロスで生 菌数を10に調整した菌液0.2mlを滴下し37℃で18時間培養後、菌を 洗い出し10倍希釈系列を作成し生菌数をカウントし、静菌活性値を求めたとこ ろ、静菌活性値は3.7であった。これは繊維製品新機能評価協議会に於ける基 準値2.2以上の好数値である。
【0012】
【考案の効果】
本考案品は、以上の通り抗菌防臭効果に優れるのであり、且つ緑茶の清涼感に 富んだ芳香が一定の長期間、即ち本考案者の実験によれば少なくとも半年〜1年 間は保持できるものとなるのであり、従ってこれらの適当量をガーゼや模様入り ネット袋などへ填入し、居間や玄関など居住空間に置いて簡便な抗菌防臭作用品 となすのであり、また枕やクッションなどの充填物とした使用を可能になし、と りわけこの充填物は適度な嵩密性と屈弾性から安眠枕やクッションなどの充填材 として使用し、清涼感の芳香と抗菌作用を呈するくつろぎ製品として安価に市販 に供せしめることができるものである。なお、一定期間経過後の本考案品は適宜 回収しながら、再処理して繰り返し使用供給を可能にするのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案品で使用する茶粉末を示すものである。
【図2】攪拌混合機の破断説明図ある。
【図3】溶融押出し装置の一部断面説明図ある。
【図4】製品斜視図である。
【符号の説明】
1 茶粉末 2 攪拌混合機 3 合成樹脂チップ 4 溶融押出し装置 5 スクリュー 6 ヒーター 7 ホッパー 8 駆動手段 9 ルータダイス 10 パイプダイス 11 水槽 12 回転刃 14 短小パイプ材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 23:00 B29L 23:00

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶葉を粉砕機により凡そ5ミクロン程度
    の微粒子粉末に粉砕し、該微粒子粉末を軟質合成樹脂1
    00重量部に対し0.2〜2重量部の一定比率に混ぜ合
    わせたものを溶融押出し装置から押出し、内径約3mm
    〜5mm程度、肉厚約0.5mm程度で長さ約5mm〜
    8mm程度の円形の短小パイプ材に成形したことを特徴
    とする軟質合成樹脂による短小パイプ材。
  2. 【請求項2】 茶葉粉末の混入比率を合成樹脂100重
    量部に対し0.3重量部となしたことを特徴とする請求
    項1記載の軟質合成樹脂による短小パイプ材。
  3. 【請求項3】 軟質合成樹脂を低密度ポリエチレンとな
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の軟質合成樹
    脂による短小パイプ材。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載の何れか1つの軟質合
    成樹脂による短小パイプ材を充填したことを特徴とする
    枕。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3記載の何れかの1つの軟質
    合成樹脂による短小パイプ材を充填したことを特徴とす
    るクッション。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20060035407A (ko) * 2004-10-22 2006-04-26 배병대 녹차성분을 함유한 합성수지 용기
JP2016067837A (ja) * 2014-10-01 2016-05-09 国立大学法人広島大学 バランストレーニングパッド
JP2021106702A (ja) * 2019-12-27 2021-07-29 エステー株式会社 薄片および薄片由来繊維状物を含む集合物、中綿、ならびにこれを用いた枕および敷物

Cited By (4)

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KR20060035407A (ko) * 2004-10-22 2006-04-26 배병대 녹차성분을 함유한 합성수지 용기
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JP7393942B2 (ja) 2019-12-27 2023-12-07 エステー株式会社 薄片および薄片由来繊維状物を含む集合物、中綿、ならびにこれを用いた枕および敷物

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