JP3083941U - 巻き尺、巻き尺セット、及び、測距用鋲 - Google Patents

巻き尺、巻き尺セット、及び、測距用鋲

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Abstract

(57)【要約】 【課題】1点は平面上の点である2点の間の距離を一人
で厳密に測定することができること。 【解決手段】メジャー本体1に形成されている目盛の位
置に対応して孔4が貫通的に開けられている。孔4は、
測距時にノメジャー本体1の基準点の固定用に用いら
れ、一人による測定を可能にする。巻き尺セットは、ピ
ン16を更に有している。ピン16は孔4に通される。
測定対象点に打ち込まれる鋲9が更に追加される。鋲9
には、ピン16が通されるピン通し孔14が開けられ、
鋲9は孔4に通される。鋲9の頭頂面は平面に形成さ
れ、ピン通し孔14は平面より鋲9の先端側に位置づけ
られている。鋲9を杭に打ち込み、ピン16を孔4を通
して更に鋲9のピン通し孔14に通すことにより、一人
で測距が可能になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、巻き尺、巻き尺セット、及び、測距用鋲に関し、特に、建築・建設 ・工事現場で2点間距離を非光学的に測定する巻き尺、巻き尺セット、及び、測 距用鋲に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築・建設・工事現場のような測量現場で2点間距離を測定するために、トラ ンシットが広く用いられている。トランシットは、測距儀として拡張的に展開さ れている。測距は、更に、GSP利用の位置計測器により行うことが可能である 。光波測距儀は、測定距離が短い場合に誤差率が大きい。光波測距儀とGSP利 用の位置計測器は、その高精度化に従って等比級数的にその価格が高くなる。0 .1mmの精度で任意の距離を測定することができるこのような自動測距儀は、 余りにもその価格が高く、0.1mm程度の誤差の測距のためには、現在、相変 わらず巻き尺が広く用いられている。巻き尺による測定のために普通2人の作業 員が必要である事情は、自動測距儀のその実状と変わりはない。一人で距離を測 定することができる鋼巻き尺として、テープの先頭側に引っかけ金が取り付けら れている巻き尺が知られている。このような鋼巻き尺は、平面上の点を基準とし て厳密に測定することが困難である。
【0003】 1点は平面上の点である2点の間の距離を一人で厳密に測定することができる ことが望まれる。更に、測定精度を劣化させないことが求められる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、1点は平面上の点である2点の間の距離を一人で厳密に測定 することができる巻き尺、巻き尺セット、及び、測距用鋲を提供することにある 。 本考案の他の課題は、更に、測定精度が劣化しない巻き尺、巻き尺セット、及 び、測距用鋲を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
その課題を解決するための手段が、下記のように表現される。その表現中に現 れる技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添記されている。その番 号、記号等は、本考案の実施の複数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも 1つの実施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特に、その実施の形 態又は実施例に対応する図面に表現されている技術的事項に付せられている参照 番号、参照記号等に一致している。このような参照番号、参照記号は、請求項記 載の技術的事項と実施の形態又は実施例の技術的事項との対応・橋渡しを明確に している。このような対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の形態又 は実施例の技術的事項に限定されて解釈されることを意味しない。
【0006】 本考案による巻き尺は、メジャー本体(1)を有している。メジャー本体(1 )に形成されている目盛の位置に対応して孔(4)が貫通的に開けられている。 孔(4)は、後述されるように測距時にメジャー本体(1)の固定用に用いられ 、一人による測定を可能にする。
【0007】 孔(4)は、0m0cm0mmの目盛の位置に対応して開けられている。孔( 4)は、複数の目盛の位置に対応して複数が貫通的に開けられている。複数の孔 は、基準点の変更と一人による複数回測定の平均化を可能にする。
【0008】 メジャー本体(1)は、柔軟性を持つテープであり、テープを巻き取る巻き取 り器(2)が追加される。
【0009】 本考案による巻き尺セットは、メジャー本体(1)と、ピン(16)とから構 成されている。メジャー本体(1)には、目盛の位置に対応して孔(4)が貫通 的に開けられ、ピン(16)は孔(4)に通される。測定対象点に打ち込まれる 鋲(9)が更に追加される。鋲(9)には、ピン(16)が通されるピン通し孔 (14)が開けられ、鋲(9)は孔(4)に通される。鋲(9)の頭頂面は平面 に形成され、ピン通し孔(14)は平面より鋲(9)の先端側に位置づけられて いる。鋲は、従来から杭に打ち込まれて基準の目印になるように使用されている 。そのような鋲が改良されて本考案に用いられ、使用後には従来通りに、基準の 目印として使用され続ける。
【0010】 孔(4)の縁は鋼鉄で形成されている。頭頂面には十字線(19)が形成され ている。ピン(16)の頭頂面にも十字線が形成されることが好ましい。
【0011】 本考案による測距用鋲は、頭部(13)と、頭部(13)に一体に結合しテー パ周面を持つ軸部分(12)とから形成されている。頭部(13)と軸部分(1 2)には、1中心軸心線を持つ孔(14)が貫通し、基準点位置に打ち込まれて 用いられる。このような測距用鋲の頭部(13)の頭頂面には、十字線(19) が形成される。
【0012】
【考案の実施の形態】
図に対応して、本考案による巻き尺の実施の形態は、図1に示されるように、 メジヤー本体1が巻き取り器2とともに設けられている。メジャー本体1が金属 剛体である場合には、巻き取り器2は不要であり省略される。メジャー本体1が 柔軟なテープで形成されている場合には、巻き取り器2は省略されない。今、以 下、実施の本形態は、30cm範囲の長さを測定する金尺又は、長尺測定用の巻 き尺の両方に用いられるように記述される。。メジャー本体1は、鋼鉄、物指し 用に規格化されているSUS、又は、張力と温度に関して伸び率が小さい布製テ ープで製作されている。
【0013】 図1に示されるメジャー本体1の一面には、0.0cmから30〜50m程度 までの目盛3がmm単位で表され、焼き付け、印刷又は刻印により物理的に表示 されている。0.00cmの目盛の位置に位置対応して、孔4が表面側から裏面 側に貫通して開いている。孔4の中心点又は中心軸心線L(図2参照)は、0. 00cmに対応する目盛線5の延長線上にある。目盛線は、鏡面対称に2列に配 置されている。同じ長さ位置に対応する目盛線は、それぞれに、1直線上にある 。そのような1直線に、後述されるように孔4の中心軸線が直交して交わってい る。
【0014】 孔4の縁は、縁取り6により縁取りされている。縁取り6は、その膨張係数が 小さく、メジャー本体1の材料の膨張係数に近似した膨張係数を有している。他 の目盛位置に位置対応して、他の孔7がメジャー本体1に開けられている。他の 孔7の縁は、他の縁取り8により縁取りされている。他の縁取り8は、その膨張 係数が小さく、メジャー本体1の材料の膨張係数に近似した膨張係数を有してい る。
【0015】 孔4の中心軸心線Lと孔7の中心軸心線との間の距離は、寸法的に意義が定義 されている長さであり、そのように定義される長さとしては、2.547cm( 1インチ)又は適当な長さが好適に例示される。
【0016】 図2は、本考案による巻き尺セットの実施の形態を示している。その巻き尺セ ットに、鋲が追加される。その鋲9は、図2に示されるように、先頭部位11が 先鋭なテーパ形状中空体(円錐形状中空体)に形状化されている。鋲9の中間部 位12は、円錐形状の傾斜角度がより小さく円筒表面に近似する表面を持つ近似 円筒体に形成されている。鋲9の頭頂部位13は、鍔形状に形成されている。頭 頂部位13と中間部位12と先頭部位11にには、同心的にピン通し孔14が貫 通的に開けられている。
【0017】 ピン通し孔14は、僅かなテーパ角度を持ってより先端側がより狭くなるよう に形成されている。ピン通し孔14の頭頂部位13に位置対応する部位は、より 大きいテーパ角度を持ってより先端側がより狭くなるように形成されている。頭 頂部位13の頭頂面15は、平面に形成されていて、ピン通し孔14は頭頂面1 5より鋲9の先端側に位置づけられている。ピン通し孔14の中心軸心線は、孔 4の中心軸心線Lに一致している。
【0018】 実施の本形態は、更に、ピン16が追加されている。ピン16は、ピン通し孔 14に合致するテーパー面を外側表面として有し、ピン16は、ピン通し孔14 に合致的に嵌まり込んで鋲9に挿入され得る。
【0019】 建設用地又は土地区画の基準点を形成するために、杭17が用いられている。 杭17は、とその十字線は図中に仮想的に示されている。杭17の上面には、通 常、十字線が引かれている。その十字線の交点は、図2中に点Pで示されている 。鋲9の先端点を点Pに当てて、ハンマーで鋲9を水平面に鉛直方向に直角に打 ち込む。メジャー本体1の孔4にピン16を差し込み、そのピン16を鋲9のピ ン通し孔14に差し込む。
【0020】 孔4を点Pに位置づけた後に、巻き取り器2を手で持って引いてメジャー本体 1を繰り出し、引張されて真っ直ぐに伸ばされているメジャー本体1の目盛を目 標点である杭18にマークされている十字線の交点に合わせてその目盛を読み取 ることにより、2点間距離を測定することができる。縁取り6は鋼鉄製であるか ら、メジャー本体1を適正程度に引っ張っても、孔4の周囲が痛むことはない。 このように、一人で2点間を測距することができる。
【0021】 図3は、鋲9の頭頂面15を示している。頭頂面15には、ピン通し孔14の 中心軸心線Lに直交する2直交線(十字線)19が刻印されている。鋲9のピン 通し孔14に差し込まれたピンは、新たに基準点を形成することができる。ピン 16の頭頂面にも、十字線21が刻印されることが好ましい。
【0022】 孔7は、他の基準位置を設定する。基準位置が2つ設けられ、2つの基準位置 と同じ測定対象点との間の距離を測定することにより、計測精度を上げることが できる。このような基準位置を定める穴は、2つに限られず3つ以上が設けられ 得る。図4に示されるように、孔4の中心と鋲9の十字線19の交点又はピン1 6の十字線の交点とは一致する。他の杭に打たれている他の鋲の十字線19の交 点と目盛線の先端との間の距離は、目盛23と目盛24の間の距離とは微妙に異 なる。厳密には、ピタゴラスの定理にに基づく計算により補正される。
【0023】
【考案の効果】
本考案による巻き尺、巻き尺セット、及び、測距用鋲は、1点は平面上にある 2点の間の距離を一人で簡易に厳密に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案による巻き尺の実施の形態を示
す平面図である。
【図2】図2は、本考案による巻き尺セットの実施の使
用形態を示す断面図である。
【図3】図3は、本考案による測距用鋲の実施の形態を
示す平面図である。
【図4】図4は、本考案による巻き尺セットの実施の他
の使用形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…メジャー本体 2…巻き取り器 4…孔 9…鋲 12…軸部分 13…頭部 14…孔(ピン通し孔) 16…ピン 19…十字線

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メジャー本体を含み、 前記メジャー本体に形成されている目盛の位置に対応し
    て孔が貫通的に開けられている巻き尺。
  2. 【請求項2】前記孔は、0m0cm0mmの目盛の位置
    に対応して開けられている請求項1の巻き尺。
  3. 【請求項3】前記孔は複数の目盛の位置に対応して複数
    が貫通的に開けられている請求項2の巻き尺。
  4. 【請求項4】前記メジャー本体は、剛性的に弾性を持つ
    テープであり、 前記テープを巻き取る巻き取り器を更に含む請求項1〜
    3から選択される1請求項の巻き尺。
  5. 【請求項5】メジャー本体と、 ピンとを含み、 前記メジャー本体には、目盛の位置に対応して孔が貫通
    的に開けられ、 前記ピンは前記孔に通される巻き尺セット。
  6. 【請求項6】測定対象点に打ち込まれる鋲を更に含み、 前記鋲には、前記ピンが通されるピン通し孔が開けら
    れ、 前記鋲は前記孔に通される請求項5の巻き尺セット。
  7. 【請求項7】前記鋲の頭頂面は平面に形成され、前記ピ
    ン通し孔は前記平面より前記鋲の先端側に位置づけられ
    ている請求項6の巻き尺セット。
  8. 【請求項8】前記孔の縁は鋼鉄で形成されている請求項
    5〜7から選択される1請求項の巻き尺セット。
  9. 【請求項9】前記頭頂面には十字線が形成されている請
    求項7の巻き尺セット。
  10. 【請求項10】前記ピンの頭頂面には十字線が形成され
    ている請求項5〜9から選択される1請求項の巻き尺セ
    ット。
  11. 【請求項11】頭部と、前記頭部に一体に結合しテーパ
    周面を持つ軸部分とから形成され、 前記頭部と前記軸部分には、1中心軸心線を持つ孔が貫
    通し、 基準点位置に打ち込まれて用いられる測距用鋲。
  12. 【請求項12】前記頭部の頭頂面には十字線が形成され
    ている請求項11の測距用鋲。
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