JP3083399U - 建築用コンクリートブロック - Google Patents
建築用コンクリートブロックInfo
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- JP3083399U JP3083399U JP2001004635U JP2001004635U JP3083399U JP 3083399 U JP3083399 U JP 3083399U JP 2001004635 U JP2001004635 U JP 2001004635U JP 2001004635 U JP2001004635 U JP 2001004635U JP 3083399 U JP3083399 U JP 3083399U
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 面を露呈して施工しても壁面外観をよくする
ことができ、モルタルや漆喰び塗料との接着性がよく、
更に、雨水等の流れをしやすくして汚れが堆積しない建
築用のコンクリートブロックを提供する。 【構成】 軽石、砂、砂利等の骨材をセメント及びその
他の混和剤等で混練りしたゼロスランプのコンクリート
を即時脱型方式で成型した建築用コンクリートブロック
1,2において、ブロックの正面3、背面4及び側面5
の少なくともその一つに該面の全域に任意の一辺と平行
な多数本の直線状三角溝6を並列して形成する。
ことができ、モルタルや漆喰び塗料との接着性がよく、
更に、雨水等の流れをしやすくして汚れが堆積しない建
築用のコンクリートブロックを提供する。 【構成】 軽石、砂、砂利等の骨材をセメント及びその
他の混和剤等で混練りしたゼロスランプのコンクリート
を即時脱型方式で成型した建築用コンクリートブロック
1,2において、ブロックの正面3、背面4及び側面5
の少なくともその一つに該面の全域に任意の一辺と平行
な多数本の直線状三角溝6を並列して形成する。
Description
【0001】
この考案は、家屋等の構造物の境界として施工されるブロック塀や、建築物の 間仕切り、及び土留め等に使用する建築用のコンクリートブロックに関する。
【0002】
家屋の境界や、その他の構造物の境界又は間仕切り等としてコンクリートブロ ックが使用されている。従来の建築用コンクリートブロックは、面全体が平坦に 形成されているので、塀として使用した場合には雨水等が止まりやすく、これに 埃り等が付着して乾燥して汚れとして堆積してしまい表面の美観を損なうことが ある。また、表面が平坦であるため面を露呈させて施工したブロック塀や間仕切 り等では、外観が変化に乏しく見栄えがしないものであった。更に、全面が平坦 に形成されているので、表面に壁等の仕上げの施工を施す場合に、モルタルや漆 喰又は塗料等との接着性が良くなく、施工後に剥がれ等が発生する等表面施工の 耐久性が悪いという問題があった。
【0003】
本考案は、従来の建築用コンクリートブロックと同様にブロック塀や間仕切り として使用することができて、面を露呈して施工した場合でも壁面外観をよくす ることができ、更に、塗り壁等の表面仕上げを行う際のモルタルや漆喰び塗料と の接着性がよく、更に、雨水等が流れやすく汚れを堆積させない建築用のコンク リートブロックを提供することを課題とする。
【0004】
上記課題を解決するため本考案は、軽石、砂、砂利等の骨材をセメント及びそ の他の混和剤等で混練りしたゼロスランプのコンクリートを即時脱型方式で成型 した建築用コンクリートブロックにおいて、少なくともその正面、背面及び側面 の一つに該面の全域に任意の一辺と平行な多数本の直線状三角溝が並列して形成 されているものである。
【0005】
上記の通り、本考案の建築用コンクリートブロックは、三角溝を平行な直線状 の溝で形成しているので、金型による成型時や平坦な面に成形した後の切削加工 等により容易に溝を形成することができる。また、従来の建築用のコンクリート ブロックと同様に塀や間仕切りとして使用でき、屋外のブロック塀に使用した場 合には雨水等が直線状三角溝に沿って流れやすいので汚れを落とし、ブロック塀 を常に美麗な状態に維持できる。更に、表面に凹凸が形成されているので、コン クリートブロックの表面に塗り壁等の表面仕上げを施工する際に、モルタルや漆 喰又は塗料等との接着性がよく表面仕上げ材の剥がれが防止でき耐久性が向上す る。また、表面仕上げを施工しない塀の場合であっても、塀の表面にストライプ 模様が形成されるので壁面の外観を向上させる。更に、建築物の間仕切りに使用 した場合には、壁面に形成された三角溝の凹凸が、音を乱反射させる干渉現象に より吸音効果が奏される。
【0006】
以下、図面の示す実施例に基づいて本考案の実施の態様を説明する。図1及び 図2は本考案による建築用コンクリートブロックの実施例を示す斜視図である。 図1に示す基本タイプのコンクリートブロック1では、正面3と背面4に縦方向 に延びた直線状の三角溝6が各面の全域に上辺から下辺にかけて貫通状に形成さ れている。図2に示すコーナータイプのコンクリートブロック2では、正面3と 背面4及び一方の側面5に縦方向に延びた直線状の三角溝6が各面の全域におい て上辺から下辺にかけて貫通状に形成されている。
【0007】 図3はコーナータイプのコンクリートブロック2における正面3と側面4に形 成されている三角溝6の一部を拡大して示したものであり、直線状三角溝6はほ ぼ60度乃至120度の角度範囲で任意に設定された底角を有した谷部7と、ほ ぼ同じ角度の頂角を有した山部8が交互に連なった形状に形成されており、各山 部7と谷部8が互いに平行で上辺から下辺まで連続して貫通状に形成されている 。各面における三角溝6の溝幅及び溝間隔は1mm乃至10mmの範囲で任意に 設定されており、各溝毎に不均一に形成されている。
【0008】 図4は上記直線状三角溝6の複数の実施例を断面で詳細に示している。(a) は各三角溝6の谷部7が同一の面Pに配置されるように形成したもので、各谷部 7と谷部7の間に形成される山部8の高さは不均一に形成され、コンクリートブ ロックの表面の外観が自然石調を呈するようにしたもので、塀や土留め等で表面 を露出させた状態で使用して好適なものである。(b)は直線状三角溝6の各山 部8の頂部が同一の面Pに配置されるように形成し谷部7の深さを不均一に形成 したもので、表面に塗り壁等の仕上げを施工する際に仕上げ材の面を平坦に形成 できるようにしている。更に、(c)は三角溝6の谷部7と谷部7の間に形成さ れる山部8の頂部を切除して平坦面9を形成し各山部8の平坦面9を同一の面P に配置したもので、上記実施例と同様に表面に仕上げ施工を施す場合に好適であ る。
【0009】 上記本考案のコンクリートブロックは、従来のコンクリートブロックと同様に 、軽石、砂、砂利等の骨材とし、これにセメント及びその他の混和剤等を混入し て混練りしてゼロスランプのコンクリートとし、これを即時脱型方式で金型成型 して形成する。直線状三角溝6を、金型による成型時に形成する場合には、成型 用の金型の所定の面に直線状三角溝6を形成するための凹凸形状を形成し、金型 内で成形されたコンクリートブロックを金型から抜いた状態でコンクリートブロ ックの各面には抜き方向に沿って直線状の凹凸溝が形成される。また、直線状三 角溝6の形成方法としては、平坦な面に成形したコンクリートブロックの所定の 面に切削加工等により直線状の三角溝を形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による基本タイプのコンクリートブロッ
クの斜視図
クの斜視図
【図2】本考案によるコーナータイプのコンクリートブ
ロックの斜視図
ロックの斜視図
【図3】直線状三角溝の形状を示す図2の部分拡大斜視
図
図
【図4】直線状三角溝の形状の他の実施例を示す断面図
1 基本タイプのコンクリートブロック 2 コーナータイプのコンクリートブロック 3 正面 4 背面 5 側面 6 直線状三角溝 7 谷部 8 山部 9 平坦面
Claims (3)
- 【請求項1】 軽石、砂、砂利等の骨材をセメント及び
その他の混和剤等で混練りしたゼロスランプのコンクリ
ートを即時脱型方式で成型した建築用コンクリートブロ
ックにおいて、少なくともその正面、背面及び側面の一
つに該面の全域に任意の一辺と平行な多数本の直線状三
角溝が並列して形成されていることを特徴とする建築用
コンクリートブロック。 - 【請求項2】 並列する多数本の直線状三角溝の各溝幅
及び隣接した溝の間隔がそれぞれ不均一に形成されてお
り、かつ直線状三角溝の方向が、上下方向に形成されて
いることを特徴とする請求項1に記載の建築用コンクリ
ートブロック。 - 【請求項3】 直線状三角溝の溝幅が1乃至10mmの
範囲で、また、直線状三角溝の間隔が1乃至10mmの
範囲でそれぞれ任意に設定されていることを特徴とする
請求項1又は2記載の建築用コンクリートブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004635U JP3083399U (ja) | 2001-07-13 | 2001-07-13 | 建築用コンクリートブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004635U JP3083399U (ja) | 2001-07-13 | 2001-07-13 | 建築用コンクリートブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3083399U true JP3083399U (ja) | 2002-01-25 |
Family
ID=43234912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001004635U Expired - Lifetime JP3083399U (ja) | 2001-07-13 | 2001-07-13 | 建築用コンクリートブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3083399U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0575500U (ja) * | 1992-03-19 | 1993-10-15 | 株式会社鶴見製作所 | 渦巻ポンプのストレーナー |
JP2010120810A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Esubitsuku Kk | コンクリートブロックの象嵌加工方法 |
JP2011190659A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Toyo Kogyo Kk | 組ブロック |
KR20220060254A (ko) * | 2020-11-04 | 2022-05-11 | 최성일 | 공극률 임의 조절이 가능한 흡음 서페이스 블록 시스템 |
-
2001
- 2001-07-13 JP JP2001004635U patent/JP3083399U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0575500U (ja) * | 1992-03-19 | 1993-10-15 | 株式会社鶴見製作所 | 渦巻ポンプのストレーナー |
JP2010120810A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Esubitsuku Kk | コンクリートブロックの象嵌加工方法 |
JP2011190659A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Toyo Kogyo Kk | 組ブロック |
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