JP3082297U

JP3082297U - 一体２重構造式携帯電話用ケース

Info

Publication number: JP3082297U
Application number: JP2001002374U
Authority: JP
Inventors: 秀幸遠田
Original assignee: 秀幸遠田
Priority date: 2001-03-19
Filing date: 2001-03-19
Publication date: 2001-12-07
Anticipated expiration: 2007-03-19

Abstract

(57)【要約】【課題】内部携帯電話ケースと外部携帯電話ケースの一
体２重構造により、１）機能的に携帯電話への緩衝、耐
湿、耐水効果等を得、２）外観として様々な具材を使っ
た装飾性の高い携帯電話及びＰＨＳの保護ケースを提供
する。【解決手段】本考案における携帯電話ケースは、外部携
帯電話ケースと内部携帯電話ケースから構成され、それ
らを繋ぎ合わせる事により一体２重構造となるものであ
る。尚、内部携帯電話ケースと外部携帯電話ケースは取
外し可能とし、外部携帯電話ケースと内部携帯電話ケー
スは其々ストラップ他と接続する機能を有し、個別に使
用可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携帯電話およびＰＨＳ用ケースに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の携帯電話ケースは、皮革やビニール等の単一素材で造られており、概して、単一の機能と、プリントされた具材を使う程度の装飾に留まっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

年々、携帯電話の所有者は増加し、また、所有者の年齢層も広がっており、機能重視、装飾性重視他携帯電話用ケースの需要は多様化している。特に、装飾性の高い外観を有すると同時に、機能面では緩衝、防湿、防水効果の得られる携帯ケースが求められている。

【０００４】従来の携帯電話ケースは、単一素材が使用されており、ビニール素材を使用した携帯電話ケースは耐湿、耐水性には優れているが、衝撃吸収力が低く、また、皮革素材を使用したものは緩衝性は高いが、構造によっては耐湿、耐水性に問題を有している。

【０００５】また、構造上から装飾、特に立体的なもの、を施す事が難しいという問題を有している。

【０００６】また、通常、携帯電話ケースは、携帯電話の形状に合わせ造られている物が多く、異なった形状の携帯電話を収納する事はできないという問題を有している。

【０００７】本考案は、従来の技術の有するこの様な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする所は、携帯電話ケースを一体２重構造とする事により、機能面において１）緩衝効果を得ることを可能とし、２）外部、内部携帯電話ケースのどちらか、または、両方に耐湿、耐水効果のある具材を使用することにより耐湿、耐水仕様を可能とした。また、様々な具材や加工法によって造られた装飾性の高い携帯電話ケースを提供しようとするものである。

【０００８】

【課題を解決する為の手段】

上記を達成する為、本考案における携帯電話ケースは、外部携帯電話ケースと内部携帯電話ケースから構成され、それらを繋ぎ合わせる事により一体２重構造となるものである。尚、内部携帯電話ケースと外部携帯電話ケースは取外し可能とし、外部携帯電話ケースと内部携帯電話ケースは其々ストラップ他と接続する機能を有し、個別に使用可能とする。

【０００９】これにより、上述機能面で優れたものとなる。例えば、外部携帯電話ケースが耐水性の弱い布素材で造られた場合は、内部携帯電話ケースは耐水性の強いビニール他の合成樹脂素材を使用することにより、携帯電話への耐湿、耐水効果を得ることが可能となる。

【００１０】なおかつ、装飾性を重視し、合成樹脂、合成ゴム、人工皮革、布他の様々な具材を使い、様々な加工法により製造される製品を使用する事が可能となる。

【００１１】因みに、外部携帯電話ケースの材質は装飾性を、内部携帯電話ケースの材質は機能性を優先し選択されることが望ましい。

【００１２】また、異なった形状の携帯電話を収納する場合においても、内部携帯電話ケースのみを交換することにより、外部携帯電話ケースはそのままの使用が可能となる。

【００１３】更に、内部携帯ケース、および外部携帯ケースのストラップ等への接続機能をを有効に活用する為、以下の構造を施す。

【００１４】携帯電話本体、および携帯ケースは、その上部にストラップ等を接続する為の孔もしくは接続具を装備している。これを活用する為、外部携帯電話ケースのポケットの出入り口の部分を覆う具材の一部、もしくは全部を切断、もしくは孔を開ける事とする。これにより内部携帯電話ケース、および携帯電話本体のストラップの使用が可能となる。

【００１５】内部携帯電話ケースに接続されたショートストラップ等を活用するために、外部携帯電話ケースのポケットの出入り口の部分を覆う具材の両端を切断、もしくは孔を開ける事とする。これによりショートストラップ等の使用が可能となる。

【００１６】外部携帯電話ケースの背面に、ベルトホルダーを通すための切り込みもしくは孔を開ける事とする。これにより内部携帯電話ケースのベルトホルダーの使用が可能となる。

【００１７】

【考案実施の形態】

以下、図を用いて、一体２重構造携帯電話ケースの説明をする。図１は外部携帯電話ケースＢの側面図と内部携帯電話ケースＡの側面図である。図１に示したように、内部携帯電話ケースＡは、外部携帯電話ケースＢの上部に設けられた出入り口より、外部携帯電話ケースＢのポケット１内に挿入し収納可能とする。

【００１８】また、外部携帯電話ケースＢと内部携帯電話ケースＡは、内部携帯電話ケースボタン２と外部携帯電話ケースボタン３、または、ホック、ファスナー、ジッパー、マジックテープ等の固定具にて固定される構造となっており、外部携帯電話ケースＢのポケット１内での移動を防ぎ、一体２重構造となる。

【００１９】図２と図３に示す通り、内部携帯ケースＡは首掛けストラップ用接続具６、ショートストラップ用接続具７を装備する事が可能である。

【００２０】図４と図５に示す通り、外部携帯電話ケースＢは主に首掛けストラップ用の接続具４、ショートストラップ用の接続具５を装着する事が可能とする。

【００２１】また、図５において、外部携帯電話ケースＢには内部携帯電話ケースＡの接続具６を有効に使用する為、ケース開口部９の一部、もしくは全部を切断、もしくは孔を開け、ストラップ等が使用できるようにした。

【００２２】また、図５において、ケース開口部９の両端一部切断、もしくは孔を開け、内部携帯電話ケースＡに接続されているショートストラップ等が使用できるようにした。

【００２３】また、図５において、外部携帯電話ケースＢの背面に切れ込み、もしくは孔を開け、内部携帯電話ケースＡに装備されているベルトフック８を使用する事を可能とする。

【００２４】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００２５】一体２重構造により緩衝性が向上した。

【００２６】一体２重構造により、装飾性と機能性を両立させる事が可能となった。

【００２７】装飾性を重視し、様々な具材を使い、様々な加工法で製造される製品を使用する事が可能となった。

【００２８】異なった形状の携帯電話を収納する場合、内部携帯電話ケースのみの交換で、外部携帯電話ケースはそのまま使用する事が可能となった。

【００２９】外部携帯電話ケースと内部携帯電話ケースの双方が携帯電話ケースの機能を持つことにより、状況による使い分けが可能となった。

【図面の簡単な説明】

【図１】外部携帯電話ケース、および内部携帯電話ケー
スの側面図である。

【図２】内部携帯電話ケース正面図である。

【図３】内部携帯電話ケース斜面図である。

【図４】外部携帯電話ケース背面図である。

【図５】外部携帯電話ケース斜面図である。

【符号の説明】

Ａ内部携帯電話ケースＢ外部携帯電話ケース１ポケット２内部携帯電話ケースボタン３外部携帯電話ケースボタン４接続具５接続具６接続具７接続具８ベルトフック９ケース開口部

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１３年７月９日（２００１．７．９）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】内部携帯電話ケース（Ａ）外部携帯電話ケ
ース（Ｂ）との一体２重構造を有する携帯電話用ケー
ス。
【請求項２】内部携帯電話ケース（Ａ）は外部携帯電話
ケース（Ｂ）より取り外し可能という特徴を有する携帯
ケース。
【請求項３】取り外した内部携帯電話ケース（Ａ）は単
体で携帯電話ケースとして使用が可能という特徴を有す
る携帯電話ケース。
【請求項４】内部携帯電話ケース（Ａ）を取り外した外
部携帯電話ケース（Ｂ）は、携帯電話本体、また、別の
携帯電話ケースを収納する事が可能という特徴を有する
携帯電話ケース。
【請求項５】携帯電話ケースを構成する内部携帯電話ケ
ース（Ａ）のみを、異なった形状の携帯電話に適合する
ものに交換することが可能という特徴を有する携帯ケー
ス。
【請求項６】外部携帯電話ケース（Ｂ）に、装飾が施さ
れた合成樹脂材を使用した携帯電話ケース。
【請求項７】外部携帯電話ケース（Ｂ）に、装飾が施さ
れた合成ゴム材を使用した携帯電話ケース。
【請求項８】内部携帯電話ケース（Ａ）、および携帯電
話本体に接続されたストラップやその接続具を通す為、
外部携帯電話ケース（Ｂ）のポケット（１）部分を覆う
具材が一部、もしくは全部を切断した、もしくは孔が開
いている携帯電話ケース。
【請求項９】内部携帯電話ケース（Ａ）に接続されたス
トラップやその接続具を通す為、外部携帯電話ケース
（Ｂ）のポケット（１）部分を覆う具材が一部切断し
た、もしくは孔が開いている携帯電話ケース。
【請求項１０】内部携帯電話ケース（Ａ）のベルトホル
ダーを使用する目的で、外部携帯電話ケース（Ｂ）の背
面にベルトホルダーを通す為の切り込みが入っている、
もしくは孔があるという特徴を有する携帯電話ケース。